JPH061074U - モジュレータユニット及びリザーバの組立体 - Google Patents

モジュレータユニット及びリザーバの組立体

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JPH061074U
JPH061074U JP6645492U JP6645492U JPH061074U JP H061074 U JPH061074 U JP H061074U JP 6645492 U JP6645492 U JP 6645492U JP 6645492 U JP6645492 U JP 6645492U JP H061074 U JPH061074 U JP H061074U
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喜典 田中
敦 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の電磁弁を有するモジュレータユニット
の上面にリザーバを結合してなる組立体において、電磁
弁より少数の接続ボスをリザーバに形成するだけで、全
電磁弁の出口をリザーバ内に連通させ得るようにしてリ
ザーバの構造の簡素化を図る。 【構成】 モジュレータユニット1に複数の電磁弁21
〜24 の出口に連なる出口室311 〜314 と、2室2
組の出口室311 ,312 ;313 ,314 にそれぞれ
連通する、電磁弁21 〜24 の半数の接続孔131 ,1
32 を設け、これら接続孔131 ,132 に、リザーバ
3の接続ボス121 ,122 を油密に嵌合してその内部
を連通させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のアンチロックブレーキ装置に用いられるモジュレータユニ ット及びリザーバの組立体に関し、特に、平行に並ぶ複数の電磁弁を有するモジ ュレータユニットの上面に、各電磁弁の出口に連通するリザーバを結合してなる ものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
かゝる組立体は、例えば実開平3−11974号公報に開示されているように 、既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のモジュレータユニット及びリザーバの組立体では、リザーバに各電磁弁 の出口を個別に連通させるための接続ボスが設けられており、したがって電磁弁 と同数の接続ボスが必要であることから、リザーバの構造が複雑で、コスト高と なるを免れない。
【0004】 本考案は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、電磁弁の個数より少ない接続 ボスをリザーバに設けるだけで各電磁弁の出口をリザーバ内に連通させ得る前記 モジュレータユニット及びリザーバの組立体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、モジュレータユニットに、複数の電磁 弁の出口にそれぞれ連通する出口室と、複数の出口室と連通してモジュレータユ ニット上面に開口する電磁弁より少数の接続孔とを設け、この接続孔にリザーバ 下面に突設された接続ボスを油密に嵌合し、この接続ボスには接続孔をリザーバ 内に連通する流入孔を設けたことを第1の特徴とする。
【0006】 また本考案は、上記特徴に加えて、接続ボスには、複数の出口室及び流入孔間 を連通する流入溝と、油圧ポンプの吸入口に連なる送出通路と連通する流出溝と 、これら流入、流出溝間を遮断する仕切壁と、リザーバ内を流出溝に連通する流 出孔とを設けたことを第2の特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
【0008】 先ず、図1において、自動車用アンチロックブレーキ装置のモジュレータユニ ット1は並列4個の電磁弁21 〜24 を内蔵している。これら電磁弁21 〜24 は、制動時、それぞれ対応する左前輪ブレーキ、右前輪ブレーキ、左後輪ブレー キ、右後輪ブレーキへの油圧の供給、保持、排出を行い、各車輪のロック状態を 未然に回避するものである。
【0009】 モジュレータユニット1の上部には作動油を貯留するリザーバ3が取付けられ 、各電磁弁21 〜24 から排出される作動油が該リザーバ3に還流する。またモ ジュレータユニット1の一側には、該リザーバ3内の作動油を油圧ポンプ6の吸 入口へ誘導する送出通路5が設けられる。
【0010】 図1及び図2に示すように、リザーバ3は平面視で方形の溜り部7と、この溜 り部7の底壁一側部を一段下げて形成されて前記電磁弁21 〜24 の配列方向に 延びる流路部8とを有し、この流路部8の一端部は溜り部7の一側面から突出し て突出端部8aを形成している。このリザーバ3は、それぞれ合成樹脂により個 別に形成された上部リザーバ半体3a及び下部リザーバ半体3bを相互に溶着に より接合して構成される。
【0011】 上部リザーバ半体3aの上壁には給油口9が設けられており、この給油口9に は注入される作動油を濾過する円筒状のフィルタ10が装着され、そして通常は キャップ11が施されている。
【0012】 また下部リザーバ半体3bには、流路部8底壁から下方へ突出する一対の接続 ボス121 ,122 が一体に形成されており、一方の接続ボス121 は前記給油 口9の直下に配置され、他方の接続ボス122 は流路部8の突出端部8aに配置 される。これら接続ボス121 ,122 は、モジュレータユニット1上面の一対 の有底接続孔131 ,132 にシール部材14,14を介して油密に嵌合される 。
【0013】 各接続ボス131 ,132 には有底円筒状の補強金具151 ,152 が埋設さ れており、給油口9直下の補強金具151 はビス161 により接続孔131 の底 壁に固着される。その際、該ビス16は給油口9に挿入した工具により操作され る。また流路部8の突出端部8aには取付片17が一体成形されており、これが ビス162 によりモジュレータユニット1に固着される。こうしてリザーバ3は モジュレータユニット1に取付けられる。
【0014】 流路部8は、その底壁から起立する隔壁18により狭幅の1次流路19と広幅 の2次流路20とに区画される。隔壁18は、流路部8の突出端部8a側内端壁 から始まり反対側内端壁近傍で終っており、この隔壁18の終端で両流路19, 20は相互に連通する。
【0015】 1次流路19の上面は覆い板21で閉じられる。この覆い板21は流路部8の 両側壁にそれぞれ形成された段部22,23(図3参照)に両側端を嵌合される 。この嵌合状態を保持するために、図1ないし図3に示すように覆い板21に一 体成形された3本の支柱241 〜243 と、上部リザーバ半体3aに一体成形さ れた3本の支柱251 〜253 とが溶着される。その溶着は両リザーバ半体3a ,3bの溶着と同時に行われる。
【0016】 図1及び図4において、接続ボス121 ,122 の下面には環状溝26,27 がそれぞれ形成され、且つ後者の接続ボス122 にはその環状溝27内を優弧状 の流入溝27aと劣弧状の流出溝27bとに区画する一対の仕切壁28,28が 形成される。そして環状溝26、流入溝27aを前記1次流路19に連通すべく 流入孔291 ,292 が接続ボス121 ,122 にそれぞれ設けられ、また流出 溝27bに前記2次流路20を連通すべく流出孔30が接続ボス122 に設けら れる。
【0017】 再び図1において、モジュレータユニット1には、前記電磁弁21 〜24 の出 口に連なる出口室311 〜314 が設けられ、一側で隣接する一対の出口室31 1 ,312 は、前記環状溝26と連通するように前記接続孔131 の底面にそれ ぞれ一部を開口させてある。また他側で隣接する一対の出口室313 ,314 は 前記流入溝27aと連通するように前記接続孔132 の底面にそれぞれ一部を開 口させてある。
【0018】 更に図1及び図3に示すように、前記送出通路5は前記流出溝27bと連通す るように接続孔132 の底面に開口させてある。而して、接続孔132 において 前記流入溝27a及び流出溝27b相互の連通を阻止するように、接続ボス12 2 の仕切壁28,28は接続孔132 の底面に密着している。
【0019】 次にこの実施例の作用について説明する。
【0020】 片側一対の電磁弁21 ,22 から出口室311 ,312 へそれぞれ排出された 作動油は一方の接続ボス121 の環状溝26及び流入孔291 を経て1次流路1 9へ流入し、また他の片側一対の電磁弁23 ,24 から出口室313 ,314 へ それぞれ排出された作動油は他方の接続ボス122 の流入溝27a及び流入孔2 92 を経て同じく1次流路19へ流入する。そして、図2に矢印で示すように、 作動油は1次流路19をその出口、即ち隔壁18の終端に向って流れ、次いで上 記終端を回って2次流路20に移り、それを下って上記終端から最も遠い接続ボ ス122 の流出孔30から流出溝27bを経て送出通路5へ流出し、油圧ポンプ 6により吸入、加圧されて、各車輪ブレーキの制御用圧油に供される。
【0021】 ところで、電磁弁21 〜24 から排出される作動油は比較的高圧であるため、 出口室311 〜314 で作動油の激しい攪拌が起こり、多量の気泡が発生する。 したがって、1次流路19に流入する作動油は多量の気泡を含んでいるが、その 作動油が上述のように1次及び2次流路19,20からなる長い流路を通過する 間に気泡が作動油から分離し、分離した気泡は溜り部7の油面上へと浮上し、キ ャップ11の図示しないエアベントから外部へ放出していく。
【0022】 その際、1次流路19は覆い板21により上面を閉じられているから、1次流 路19で分離した気泡は、流出孔30から最も離れた1次流路19の出口に到達 したとき覆い板21から解放されることになり、したがって両流路19,20が 隣接しているにも拘らず、1次流路19を流れる気泡が2次流路20側へ侵入す るのを阻止し得る。
【0023】 かくして、1次及び2次流路において、作動油中から気泡を効果的に分離し、 気泡を含まない作動油を送出通路へ送り出すことができる。
【0024】 また、モジュレータユニット1には、電磁弁21 〜24 の出口にそれぞれ連な るそれらと同数の出口室311 〜314 と、2室2組の出口室311 ,312 ; 313 ,314 にそれぞれ連通する、電磁弁21 〜24 の半数の接続孔131 , 132 とが設けられ、これら接続孔131 ,132 にリザーバ3の接続ボス12 1 ,122 がシール部材14,14を介して嵌合され、各接続孔131 ,132 において各組の出口室311 ,312 ;313 ,314 が接続ボス121 ,12 2 の流入孔291 ,292 に連通するので、リザーバ3には電磁弁21 〜24 の 半数の接続ボス121 ,122 を形成するだけで全電磁弁21 〜24 の出口をリ ザーバ3内に連通させることができ、したがってリザーバ3の構造が簡素化され 、また接続ボス121 ,122 周りのシール部材14,14も少なくて済む。
【0025】 しかも、流入孔292 及び流出孔30は同一接続ボス122 に設けられるので 、リザーバ3のコンパクト化に大いに寄与し得る。
【0026】 さらに、接続ボス122 の環状溝27は仕切壁28により流入溝27aと流出 溝27bに区画されるので、同一接続ボス122 において気泡を含む作動油と気 泡を分離した作動油との受渡しを可能にし、両作動油の混合を防ぐことができる 。
【0027】
【考案の効果】
以上のように本考案の第1の特徴によれば、モジュレータユニットに、複数の 電磁弁の出口にそれぞれ連通する出口室と、複数の出口室と連通してモジュレー タユニット上面に開口する電磁弁より少数の接続孔とを設け、この接続孔にリザ ーバ下面に突設された接続ボスを油密に嵌合し、この接続ボスには接続孔をリザ ーバ内に連通する流入孔を設けたので、リザーバには電磁弁より少数の接続ボス を設けるだけで全電磁弁の出口をリザーバ内に連通させることができ、したがっ てリザーバの構造が簡素化され、接続ボス周りのシール部材も少なくて済むこと と相俟って組立性の向上およびコスト低減に大いに寄与し得る。
【0028】 また本考案の第2の特徴によれば、上記特徴に加えて、接続ボスには、複数の 出口室及び流入孔間を連通する流入溝と、油圧ポンプの吸入口に連なる送出通路 と連通する流出溝と、これら流入、流出溝間を遮断する仕切壁と、リザーバ内を 流出溝に連通する流出孔とを設けたので、同一接続ボスにおいて電磁弁からリザ ーバ、リザーバから油圧ポンプへの作動油の受渡しを行うことができ、リザーバ の構造簡素化とコンパクト化に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】図1におけるリザーバの底面図
【符号の説明】
1 モジュレータユニット 21 〜24 電磁弁 3 リザーバ 5 送出通路 6 油圧ポンプ 121 ,122 接続ボス 131 ,132 接続孔 14 シール部材 26,27 環状溝 27a 流入溝 27b 流出溝 28 仕切壁 291 ,292 流入孔 30 流出孔 311 〜314 出口室

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に並ぶ複数の電磁弁(21 〜24 )
    を有するモジュレータユニット(1)の上面に、各電磁
    弁(21 〜24 )の出口に連通するリザーバ(3)を結
    合してなるモジュレータユニット及びリザーバの組立体
    において、 モジュレータユニット(1)に、複数の電磁弁(21 〜
    24 )の出口にそれぞれ連通する出口室(311 〜31
    4 )と、複数の出口室(311 ,312 ;31 3 ,31
    4 )と連通してモジュレータユニット(1)上面に開口
    する電磁弁(2 1 〜24 )より少数の接続孔(131 ,
    132 )とを設け、この接続孔(131,132 )にリ
    ザーバ(3)下面に突設された接続ボス(121 ,12
    2 )を油密に嵌合し、この接続ボス(121 ,122 )
    には接続孔(131 ,132 )をリザーバ(3)内に連
    通する流入孔(291 ,292 )を設けたことを特徴と
    する、モジュレータユニット及びリザーバの組立体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 接続ボス(122 )には、複数の出口室(313 ,31
    4 )及び流入孔(29 2 )間を連通する流入溝(27
    a)と、油圧ポンプ(6)の吸入口に連なる送出通路
    (5)と連通する流出溝(27b)と、これら流入、流
    出溝(27a,27b)間を遮断する仕切壁(28)
    と、リザーバ(3)内を流出溝(27b)に連通する流
    出孔(30)とを設けたことを特徴とする、モジュレー
    タユニット及びリザーバの組立体。
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