JPH06112085A - 積層セラミックコンデンサ及びその製造方法 - Google Patents
積層セラミックコンデンサ及びその製造方法Info
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- JPH06112085A JPH06112085A JP3155917A JP15591791A JPH06112085A JP H06112085 A JPH06112085 A JP H06112085A JP 3155917 A JP3155917 A JP 3155917A JP 15591791 A JP15591791 A JP 15591791A JP H06112085 A JPH06112085 A JP H06112085A
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- ceramic capacitor
- external electrodes
- surface roughness
- monolithic ceramic
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 外部電極を有する積層セラミックコンデンサ
を平均粒径が0.1〜10.0mmのジルコニアボール
を用いてバレル処理する工程を含む積層セラミックコン
デンサの製造方法。 【効果】 はんだ付け性が良好な外部電極を有する積層
セラミックコンデンサが製造できる。
を平均粒径が0.1〜10.0mmのジルコニアボール
を用いてバレル処理する工程を含む積層セラミックコン
デンサの製造方法。 【効果】 はんだ付け性が良好な外部電極を有する積層
セラミックコンデンサが製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層セラミックコンデ
ンサ及びその製造方法に関する。
ンサ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】積層セラミックコンデンサは、回路基板
に実装するための外部電極を有している。この種の積層
セラミックコンデンサでは、外部電極材料として、銀−
パラジウム合金が利用されている。これは、銀を用いた
外部電極は、湿気中において直流電圧が印加されると電
気化学的にマイグレーションを起こし易いため、近接す
る他の外部電極とショートするおそれがあるためであ
る。
に実装するための外部電極を有している。この種の積層
セラミックコンデンサでは、外部電極材料として、銀−
パラジウム合金が利用されている。これは、銀を用いた
外部電極は、湿気中において直流電圧が印加されると電
気化学的にマイグレーションを起こし易いため、近接す
る他の外部電極とショートするおそれがあるためであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の積層セラミ
ックコンデンサの外部電極は、パラジウムを含む合金か
らなるため、銀の外部電極に比べてはんだ付け性が劣
る。このため、前記従来の積層セラミックコンデンサ
は、回路基板上の厚膜導体との接続性が良好でない。
ックコンデンサの外部電極は、パラジウムを含む合金か
らなるため、銀の外部電極に比べてはんだ付け性が劣
る。このため、前記従来の積層セラミックコンデンサ
は、回路基板上の厚膜導体との接続性が良好でない。
【0004】本発明の目的は、はんだ付け性の良好な積
層セラミックコンデンサ、及びその積層セラミックコン
デンサの製造方法を提供することにある。
層セラミックコンデンサ、及びその積層セラミックコン
デンサの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る積層セ
ラミックコンデンサは、誘電体磁器と内部電極とが積層
された本体部の両端に外部電極を設けたものである。こ
の積層セラミックコンデンサでは、外部電極の平均表面
粗さが1.0μm以下である。
ラミックコンデンサは、誘電体磁器と内部電極とが積層
された本体部の両端に外部電極を設けたものである。こ
の積層セラミックコンデンサでは、外部電極の平均表面
粗さが1.0μm以下である。
【0006】第2の発明に係る積層セラミックコンデン
サの製造方法は、外部電極を有する積層セラミックコン
デンサを用意する工程と、積層セラミックコンデンサの
バレル処理工程とを含んでいる。この製造方法では、バ
レル処理工程で平均粒径が0.1〜10.0mmのジル
コニアボールを用いている。
サの製造方法は、外部電極を有する積層セラミックコン
デンサを用意する工程と、積層セラミックコンデンサの
バレル処理工程とを含んでいる。この製造方法では、バ
レル処理工程で平均粒径が0.1〜10.0mmのジル
コニアボールを用いている。
【0007】
【作用】第1の発明に係る積層セラミックコンデンサで
は、外部電極の平均表面粗さが1.0μm以下であるた
め、外部電極のはんだヌレ性が良好である。したがっ
て、本発明の積層セラミックコンデンサは、外部電極の
はんだ付け性が良好であり、たとえば回路基板に接続さ
れても回路基板との接続不良を起こしにくい。
は、外部電極の平均表面粗さが1.0μm以下であるた
め、外部電極のはんだヌレ性が良好である。したがっ
て、本発明の積層セラミックコンデンサは、外部電極の
はんだ付け性が良好であり、たとえば回路基板に接続さ
れても回路基板との接続不良を起こしにくい。
【0008】第2の発明に係る積層セラミックコンデン
サの製造方法では、積層セラミックコンデンサはバレル
処理工程においてジルコニアボールにより処理される。
ここでは、ジルコニアボールが外部電極に衝突し、外部
電極表面全体に細かな凹凸を形成する。これにより、外
部電極のはんだヌレ性が向上するので、外部電極のはん
だ付け性が向上する。
サの製造方法では、積層セラミックコンデンサはバレル
処理工程においてジルコニアボールにより処理される。
ここでは、ジルコニアボールが外部電極に衝突し、外部
電極表面全体に細かな凹凸を形成する。これにより、外
部電極のはんだヌレ性が向上するので、外部電極のはん
だ付け性が向上する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例としての積層セラ
ミックコンデンサの斜視図である。図において、積層セ
ラミックコンデンサ1は、直方体状の本体部2と、本体
部2の両端に対向するように配置された1対の外部電極
3a,3bとを備えている。
ミックコンデンサの斜視図である。図において、積層セ
ラミックコンデンサ1は、直方体状の本体部2と、本体
部2の両端に対向するように配置された1対の外部電極
3a,3bとを備えている。
【0010】本体部2は、たとえばチタン酸バリウムの
ような誘電体磁器材料のグリーンシートを多数枚積層
し、これを焼成して一体化することにより構成されてい
る。本体部2の内部には、図2に示すように、内部電極
4a,4bが交互に多数配置されている。内部電極4a
は、本体部2の図右側端面に配置された外部電極3aに
接続されており、左側端面に配置された外部電極3bと
は絶縁されている。一方、内部電極4bは外部電極3b
に接続されており、外部電極3aとは絶縁されている。
また、内部電極4a,4bは、それぞれ平行に配置され
ている。
ような誘電体磁器材料のグリーンシートを多数枚積層
し、これを焼成して一体化することにより構成されてい
る。本体部2の内部には、図2に示すように、内部電極
4a,4bが交互に多数配置されている。内部電極4a
は、本体部2の図右側端面に配置された外部電極3aに
接続されており、左側端面に配置された外部電極3bと
は絶縁されている。一方、内部電極4bは外部電極3b
に接続されており、外部電極3aとは絶縁されている。
また、内部電極4a,4bは、それぞれ平行に配置され
ている。
【0011】外部電極3a,3bは、導電性ペーストの
焼成体により構成されている。導電性ペーストとして
は、導電性材料と、ガラスフリットと、有機ビヒクルと
を含むものが用いられる。このうち、導電性材料は、パ
ラジウムを0〜25重量%含む銀−パラジウム系の合金
粉末やその他銅等の粉末が用いられる。ガラスフリット
は、外部電極3a,3bと本体部2とを接着するための
成分である。ガラスフリットとしては、たとえばBi2
O3 ,SiO2 ,PbO,B2 O3 等が用いられる。
焼成体により構成されている。導電性ペーストとして
は、導電性材料と、ガラスフリットと、有機ビヒクルと
を含むものが用いられる。このうち、導電性材料は、パ
ラジウムを0〜25重量%含む銀−パラジウム系の合金
粉末やその他銅等の粉末が用いられる。ガラスフリット
は、外部電極3a,3bと本体部2とを接着するための
成分である。ガラスフリットとしては、たとえばBi2
O3 ,SiO2 ,PbO,B2 O3 等が用いられる。
【0012】前記積層セラミックコンデンサ1では、焼
成された磁器材料を介して対向する内部電極4a,4b
間に電荷が蓄積される。そして、外部電極3a,3b
は、本体部2内に構成されたコンデンサの入出力用端子
となる。
成された磁器材料を介して対向する内部電極4a,4b
間に電荷が蓄積される。そして、外部電極3a,3b
は、本体部2内に構成されたコンデンサの入出力用端子
となる。
【0013】前記積層セラミックコンデンサ1では、外
部電極3a,3bの平均表面粗さが1.0μm以下、好
ましくは0.4〜0.7μm以下に設定されている。平
均表面粗さが1.0μmを超えると、表面が粗すぎるた
め却ってはんだヌレ性が低下してしまい、外部電極のは
んだ付け性が低下する。なお、外部電極3a,3bの平
均表面粗さが上述の範囲内に設定されているため、外部
電極3a,3bの表面にはガラス成分が露出していな
い。このため、外部電極3a,3bでは、ガラス成分の
露出によるはんだヌレ性の低下が起こらない。
部電極3a,3bの平均表面粗さが1.0μm以下、好
ましくは0.4〜0.7μm以下に設定されている。平
均表面粗さが1.0μmを超えると、表面が粗すぎるた
め却ってはんだヌレ性が低下してしまい、外部電極のは
んだ付け性が低下する。なお、外部電極3a,3bの平
均表面粗さが上述の範囲内に設定されているため、外部
電極3a,3bの表面にはガラス成分が露出していな
い。このため、外部電極3a,3bでは、ガラス成分の
露出によるはんだヌレ性の低下が起こらない。
【0014】なお、本実施例において、平均表面粗さ
は、表面粗さ測定器SE−30H(小坂研究所製)によ
り測定した値をいう。
は、表面粗さ測定器SE−30H(小坂研究所製)によ
り測定した値をいう。
【0015】次に、前記積層セラミックコンデンサ1の
製造方法について説明する。まず、本体部2を用意す
る。本体部2は、内部電極4a,4bを形成するための
導電性ペーストが印刷されたセラミックグリーンシート
を複数枚積層し、これを焼成することにより得られる。
なお、焼成により得られた本体部2の両端部には、それ
ぞれ内部電極4aまたは4bの端部が露出している。
製造方法について説明する。まず、本体部2を用意す
る。本体部2は、内部電極4a,4bを形成するための
導電性ペーストが印刷されたセラミックグリーンシート
を複数枚積層し、これを焼成することにより得られる。
なお、焼成により得られた本体部2の両端部には、それ
ぞれ内部電極4aまたは4bの端部が露出している。
【0016】次に、得られた本体部2の両端面、すなわ
ち内部電極4a,4bが露出する面に外部電極3a,3
bを形成する。外部電極3a,3bの形成では、まず本
体部2の両端面に上述の導電性ペーストを100〜40
0μm程度の厚みに塗布する。導電性ペーストの塗布
は、たとえば浸漬法、転写法等により行われる。導電性
ペーストの塗布後、溶剤を揮発させてペーストを乾燥し
てから導電性ペーストの焼成を行う。焼成温度は、通常
730〜880℃程度に設定される。焼成工程では、ま
ず400℃付近でペースト中の樹脂成分が揮散する。さ
らに焼成を続けると、導電性粉末の焼結反応と、ガラス
フリットの軟化と塑性流動とが起こる。この反応では、
導電性ペーストの本体部2側にガラスフリットが集中
し、焼成温度の上昇にしたがって本体部2と導電性粉末
との接合面にガラスリッチな接着層が形成される。これ
により、本体部2と外部電極3a,3bとが強固に接合
された積層セラミックコンデンサ1が得られる。
ち内部電極4a,4bが露出する面に外部電極3a,3
bを形成する。外部電極3a,3bの形成では、まず本
体部2の両端面に上述の導電性ペーストを100〜40
0μm程度の厚みに塗布する。導電性ペーストの塗布
は、たとえば浸漬法、転写法等により行われる。導電性
ペーストの塗布後、溶剤を揮発させてペーストを乾燥し
てから導電性ペーストの焼成を行う。焼成温度は、通常
730〜880℃程度に設定される。焼成工程では、ま
ず400℃付近でペースト中の樹脂成分が揮散する。さ
らに焼成を続けると、導電性粉末の焼結反応と、ガラス
フリットの軟化と塑性流動とが起こる。この反応では、
導電性ペーストの本体部2側にガラスフリットが集中
し、焼成温度の上昇にしたがって本体部2と導電性粉末
との接合面にガラスリッチな接着層が形成される。これ
により、本体部2と外部電極3a,3bとが強固に接合
された積層セラミックコンデンサ1が得られる。
【0017】得られた積層セラミックコンデンサ1は、
次にバレル処理される。バレル処理では、たとえば円筒
形のエンプラポット中に積層セラミックコンデンサ1と
ジルコニアボールと水とを入れ、エンプラポットを70
〜90rpm程度で回転する。本実施例では、ジルコニ
アボールとして、平均粒径が0.1〜10.0mmのも
のが用いられる。平均粒径が0.1mm未満の場合は、
外部電極3a,3bが均一に研磨されてしまい、電極表
面の平滑性が充分に得られないので、はんだヌレ性が改
善されない。逆に、平均粒径が10.0mmを超える
と、外部電極3a,3bとジルコニアボールとの接触面
積が減少し、また衝突回数が減少してしまうので、平均
表面粗さを1.0μm以下に設定するのが困難となり、
この結果はんだヌレ性が低下してしまう。なお、ジルコ
ニアボールは、前記範囲の平均粒径を有するものであれ
ば、2種以上の平均粒径のものを混合して用いてもよ
い。本実施例では、ジルコニアボールと水との添加量
は、通常、125ccの積層セラミックコンデンサ1
(体積換算)に対してジルコニアボールが240〜26
0ccであり、水が300〜400ccである。バレル
処理時間は、通常、40〜60分程度に設定される。6
0分を超えるバレル処理を行っても、顕著なバレル処理
効果が現れない。なお、バレル処理工程では、ジルコニ
アボールが積層セラミックコンデンサ1の外部電極3
a,3bに衝突し、外部電極3a,3bが1.0μm以
下の平均表面粗さに加工される。
次にバレル処理される。バレル処理では、たとえば円筒
形のエンプラポット中に積層セラミックコンデンサ1と
ジルコニアボールと水とを入れ、エンプラポットを70
〜90rpm程度で回転する。本実施例では、ジルコニ
アボールとして、平均粒径が0.1〜10.0mmのも
のが用いられる。平均粒径が0.1mm未満の場合は、
外部電極3a,3bが均一に研磨されてしまい、電極表
面の平滑性が充分に得られないので、はんだヌレ性が改
善されない。逆に、平均粒径が10.0mmを超える
と、外部電極3a,3bとジルコニアボールとの接触面
積が減少し、また衝突回数が減少してしまうので、平均
表面粗さを1.0μm以下に設定するのが困難となり、
この結果はんだヌレ性が低下してしまう。なお、ジルコ
ニアボールは、前記範囲の平均粒径を有するものであれ
ば、2種以上の平均粒径のものを混合して用いてもよ
い。本実施例では、ジルコニアボールと水との添加量
は、通常、125ccの積層セラミックコンデンサ1
(体積換算)に対してジルコニアボールが240〜26
0ccであり、水が300〜400ccである。バレル
処理時間は、通常、40〜60分程度に設定される。6
0分を超えるバレル処理を行っても、顕著なバレル処理
効果が現れない。なお、バレル処理工程では、ジルコニ
アボールが積層セラミックコンデンサ1の外部電極3
a,3bに衝突し、外部電極3a,3bが1.0μm以
下の平均表面粗さに加工される。
【0018】〔実験例〕導電性粉末67重量%と、ガラ
スフリット10.5重量%と、有機樹脂1.5重量%
と、有機溶剤22重量%とをミキサーで混練し、導電性
ペーストを作成した。なお、導電性粉末には、パラジウ
ムを10重量%含む銀−パラジウム合金を用いた。ま
た、ガラスフリットには、56重量%のBi2 O3 と、
3.45重量%のSiO2 と、36.18重量%のCd
Oと、4.36重量%のB2 O3 とを含むものを用い
た。
スフリット10.5重量%と、有機樹脂1.5重量%
と、有機溶剤22重量%とをミキサーで混練し、導電性
ペーストを作成した。なお、導電性粉末には、パラジウ
ムを10重量%含む銀−パラジウム合金を用いた。ま
た、ガラスフリットには、56重量%のBi2 O3 と、
3.45重量%のSiO2 と、36.18重量%のCd
Oと、4.36重量%のB2 O3 とを含むものを用い
た。
【0019】次に、厚さ1.0mmの32型磁器コンデ
ンサ素体(京セラ(株)製)に対し、浸漬法により導電
性ペーストを塗布した。そして、この導電性ペーストを
200℃で乾燥し、さらに880℃で焼成することによ
り、外部電極が形成された積層セラミックコンデンサを
製造した。
ンサ素体(京セラ(株)製)に対し、浸漬法により導電
性ペーストを塗布した。そして、この導電性ペーストを
200℃で乾燥し、さらに880℃で焼成することによ
り、外部電極が形成された積層セラミックコンデンサを
製造した。
【0020】次に、容量が700ccの円筒形エンプラ
ポットに、平均粒径が0.7mと5mmのジルコニアボ
ールを各125ccと、水400ccとを入れ、エンプ
ラポットを75rpmで回転し積層セラミックコンデン
サをバレル処理した。なお、バレル処理時間は、20
分、40分、60分、120分及び300分の5種類に
設定した。得られた積層セラミックコンデンサについ
て、平均表面粗さとはんだヌレ性とを調べた。なお、ハ
ンダヌレ性は、メニスコグラフ法により測定した。メニ
スコグラフ法とは、積層セラミックコンデンサをはんだ
槽に浸漬し始めてから外部電極が完全に濡れるまでに外
部電極に作用するはんだの表面張力の変化を、はんだと
外部電極との接触角の変化として捉え、これを時間の関
数として測定するものである。測定は、田村製作所製の
デジタルソルダーグラフを用いて行った。ここでは、メ
ニスコグラフ法により、外部電極のヌレ力とゼロクロス
タイムとを測定し、外部電極のはんだヌレ性を評価し
た。なお、ゼロクロスタイムとは、図3に示すように、
積層セラミックコンデンサの試料Aをはんだ槽Bに浸漬
した直後のはんだと外部電極との接触角θ(90°<θ
<180°)が、図4に示すように90°になるまでに
要する時間である。ゼロクロスタイムが短時間である程
はんだヌレ性は良好である。また、ヌレの力は、はんだ
の表面張力をγとした場合、γcosθで表される。ヌ
レの力が大きい程、はんだヌレ性は良好である。
ポットに、平均粒径が0.7mと5mmのジルコニアボ
ールを各125ccと、水400ccとを入れ、エンプ
ラポットを75rpmで回転し積層セラミックコンデン
サをバレル処理した。なお、バレル処理時間は、20
分、40分、60分、120分及び300分の5種類に
設定した。得られた積層セラミックコンデンサについ
て、平均表面粗さとはんだヌレ性とを調べた。なお、ハ
ンダヌレ性は、メニスコグラフ法により測定した。メニ
スコグラフ法とは、積層セラミックコンデンサをはんだ
槽に浸漬し始めてから外部電極が完全に濡れるまでに外
部電極に作用するはんだの表面張力の変化を、はんだと
外部電極との接触角の変化として捉え、これを時間の関
数として測定するものである。測定は、田村製作所製の
デジタルソルダーグラフを用いて行った。ここでは、メ
ニスコグラフ法により、外部電極のヌレ力とゼロクロス
タイムとを測定し、外部電極のはんだヌレ性を評価し
た。なお、ゼロクロスタイムとは、図3に示すように、
積層セラミックコンデンサの試料Aをはんだ槽Bに浸漬
した直後のはんだと外部電極との接触角θ(90°<θ
<180°)が、図4に示すように90°になるまでに
要する時間である。ゼロクロスタイムが短時間である程
はんだヌレ性は良好である。また、ヌレの力は、はんだ
の表面張力をγとした場合、γcosθで表される。ヌ
レの力が大きい程、はんだヌレ性は良好である。
【0021】結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1の結果から、バレル処理時間と平均表
面粗さとの関係、平均表面粗さとヌレ力との関係及び平
均表面粗さとクロスタイムとの関係をそれぞれグラフ化
し、図5、図6及び図7に示す。
面粗さとの関係、平均表面粗さとヌレ力との関係及び平
均表面粗さとクロスタイムとの関係をそれぞれグラフ化
し、図5、図6及び図7に示す。
【0024】表1と、図5,図6,図7とから次のこと
がわかる。
がわかる。
【0025】バレル処理を行っても、積層セラミック
コンデンサチップ1個の重量は減少していない。このこ
とから、積層セラミックコンデンサの外部電極はバレル
処理により研磨されていないことがわかる。
コンデンサチップ1個の重量は減少していない。このこ
とから、積層セラミックコンデンサの外部電極はバレル
処理により研磨されていないことがわかる。
【0026】バレル処理時間と外部電極の平均表面粗
さとの関係は指数的に変化し、60分以上処理しても表
面粗さの減少はごく僅かである。したがって、バレル処
理時間を長くしても、顕著な効果は得られない。
さとの関係は指数的に変化し、60分以上処理しても表
面粗さの減少はごく僅かである。したがって、バレル処
理時間を長くしても、顕著な効果は得られない。
【0027】ヌレ力のピークは平均表面粗さが0.5
μmのときであり、それ以下になるとヌレ力は減少す
る。これは、平均表面粗さの減少により外部電極の界面
エネルギーが低下することによるものと考えられる。な
お、図6より、本実験例で最も好ましい平均表面粗さ
は、0.4〜0.6μmである。
μmのときであり、それ以下になるとヌレ力は減少す
る。これは、平均表面粗さの減少により外部電極の界面
エネルギーが低下することによるものと考えられる。な
お、図6より、本実験例で最も好ましい平均表面粗さ
は、0.4〜0.6μmである。
【0028】ヌレ力は、積層セラミックコンデンサの実
装時に、はんだの立ち上がりに大きく影響するものであ
り、90dyne以上(好ましくは102dyne以
上)であれば、立ち上がりが急峻となるので、実装する
基板上の表面パターンを小さくできる。またゼロクロス
タイムは、実装時にはんだ付けをするための加熱時間に
大きく影響するものである。ゼロクロスタイムが0.2
秒以下になると、加熱時間を短くできる。特に0.08
秒以下であると、両外部電極3a,3b間にゼロクロス
タイムのばらつきが発生しても、その差は小さいので、
マンハッタン現象に対して極めて有用に作用する。
装時に、はんだの立ち上がりに大きく影響するものであ
り、90dyne以上(好ましくは102dyne以
上)であれば、立ち上がりが急峻となるので、実装する
基板上の表面パターンを小さくできる。またゼロクロス
タイムは、実装時にはんだ付けをするための加熱時間に
大きく影響するものである。ゼロクロスタイムが0.2
秒以下になると、加熱時間を短くできる。特に0.08
秒以下であると、両外部電極3a,3b間にゼロクロス
タイムのばらつきが発生しても、その差は小さいので、
マンハッタン現象に対して極めて有用に作用する。
【0029】
【発明の効果】第1の発明では、外部電極の表面粗さが
1.0μm以下に設定されているため、外部電極のはん
だ付け性が良好な積層セラミックコンデンサが実現でき
る。
1.0μm以下に設定されているため、外部電極のはん
だ付け性が良好な積層セラミックコンデンサが実現でき
る。
【0030】第2の発明では、積層セラミックコンデン
サのバレル処理工程において上述のようなジルコニアボ
ールを用いている。このため、本発明によれば、外部電
極のはんだ付け性が良好な積層セラミックコンデンサが
製造できる。
サのバレル処理工程において上述のようなジルコニアボ
ールを用いている。このため、本発明によれば、外部電
極のはんだ付け性が良好な積層セラミックコンデンサが
製造できる。
【図1】本発明の一実施例に係る積層セラミックコンデ
ンサの斜視図。
ンサの斜視図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】試料をはんだに浸漬した直後の状態を示す図。
【図4】試料をはんだに浸漬してから時間経過した場合
の図3Aに相当する図。
の図3Aに相当する図。
【図5】バレル処理時間と平均表面粗さとの関係を示す
グラフ。
グラフ。
【図6】平均表面粗さとヌレ力との関係を示すグラフ。
【図7】平均表面粗さとゼロクロスタイムとの関係を示
すグラフ。
すグラフ。
1 積層セラミックコンデンサ 2 本体部 3a,3b 外部電極
Claims (2)
- 【請求項1】誘電体磁器と内部電極とが積層された本体
部の両端に外部電極を設けた積層セラミックコンデンサ
において、 前記外部電極の平均表面粗さが1.0μm以下であるこ
とを特徴とする積層セラミックコンデンサ。 - 【請求項2】外部電極を有する積層セラミックコンデン
サを用意する工程と、前記積層セラミックコンデンサを
バレル処理する工程とを含む積層セラミックコンデンサ
の製造方法において、 前記バレル処理工程が、平均粒径が0.1〜10.0m
mのジルコニアボールを用いて行われることを特徴とす
る積層セラミックコンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3155917A JPH06112085A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 積層セラミックコンデンサ及びその製造方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3155917A JPH06112085A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 積層セラミックコンデンサ及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06112085A true JPH06112085A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=15616338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3155917A Pending JPH06112085A (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 積層セラミックコンデンサ及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06112085A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1991
- 1991-05-29 JP JP3155917A patent/JPH06112085A/ja active Pending
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