JPH0611362B2 - 水中油型エマルジヨンの生成と破壊法 - Google Patents
水中油型エマルジヨンの生成と破壊法Info
- Publication number
- JPH0611362B2 JPH0611362B2 JP60124305A JP12430585A JPH0611362B2 JP H0611362 B2 JPH0611362 B2 JP H0611362B2 JP 60124305 A JP60124305 A JP 60124305A JP 12430585 A JP12430585 A JP 12430585A JP H0611362 B2 JPH0611362 B2 JP H0611362B2
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- water
- oil
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はO/W(水中油型)エマルジョン生成法と破壊法
を提供することを目的とする。
を提供することを目的とする。
すなわち、水と相溶しない有機溶媒と水の接触効率を上
げるためにエマルジョン化し、その後必要に応じて有機
溶媒と水の分離を良くするためにエマルジョンを破壊す
る技術である。
げるためにエマルジョン化し、その後必要に応じて有機
溶媒と水の分離を良くするためにエマルジョンを破壊す
る技術である。
従来の技術 従来、水と相溶しない有機溶媒と水の接触効率を上げる
ために懸濁化やエマルジョン化することは、反応や反応
後の不要物の洗浄除去などのプロセスで、工業的に広く
行なわれている。その際、ホモジナイザー、ラインミキ
サー、コンタクター等で撹拌時に大きな剪断応力をかけ
たり、助剤として有機界面活性剤を使うことは、一般的
である。
ために懸濁化やエマルジョン化することは、反応や反応
後の不要物の洗浄除去などのプロセスで、工業的に広く
行なわれている。その際、ホモジナイザー、ラインミキ
サー、コンタクター等で撹拌時に大きな剪断応力をかけ
たり、助剤として有機界面活性剤を使うことは、一般的
である。
しかし、その場合には撹拌に多大のエネルギーを要した
り、使用した界面活性剤の除去が困難、あるいは除去工
程が必要となるなどの不具合があった。
り、使用した界面活性剤の除去が困難、あるいは除去工
程が必要となるなどの不具合があった。
また、有機溶媒と水との接触後、次工程で油水分離操作
を行なうことが非常に多いが、その際に消泡剤やエマル
ジョン破壊剤などを使用する必要があったり、使用して
も分離に長時間を要する場合がしばしばあった。また、
その際、消泡剤等の除去も当然必要となつていた。
を行なうことが非常に多いが、その際に消泡剤やエマル
ジョン破壊剤などを使用する必要があったり、使用して
も分離に長時間を要する場合がしばしばあった。また、
その際、消泡剤等の除去も当然必要となつていた。
このような界面活性剤や消泡剤は、有機溶媒層に残存す
る場合が多いが、特に有機溶媒層に有用なものがある場
合、該層へのこのような不純物の残留は、致命的な欠点
となることもしばしばあった。
る場合が多いが、特に有機溶媒層に有用なものがある場
合、該層へのこのような不純物の残留は、致命的な欠点
となることもしばしばあった。
発明が解決しようとする問題点 本発明は従来技術の上記欠点を解決することを目的とす
るものである。
るものである。
問題点を解決するための手段 上記欠点を解決するための手段として本発明は下記の方
法を採用した。
法を採用した。
すなわち、弱アルカリ性で難溶性のコロイド状沈澱を作
るイオンを微量含む水溶液と、原料、反応物、触媒等を
含む有機溶媒を弱アルカリ性で強撹拌し、比較的短寿命
のO/Wエマルジョンを作る。かようにして油水接触を図
った後、該エマルジョンのpHを強アルカリリ性にしてエ
マルジョンを消失せしめ、油水分離操作を迅速かつ良好
に行なう。
るイオンを微量含む水溶液と、原料、反応物、触媒等を
含む有機溶媒を弱アルカリ性で強撹拌し、比較的短寿命
のO/Wエマルジョンを作る。かようにして油水接触を図
った後、該エマルジョンのpHを強アルカリリ性にしてエ
マルジョンを消失せしめ、油水分離操作を迅速かつ良好
に行なう。
また、特に炭化水素溶媒と水とでO/Wエマルジョンを作
る際、微量の高級アルコールを共存させると、エマルジ
ョンの寿命は増大する。。
る際、微量の高級アルコールを共存させると、エマルジ
ョンの寿命は増大する。。
作用 以下に、本発明の各構成要素について説明する。
本発明で用いられる弱アルカリ領域で難溶性のコロイド
状沈澱を作るイオンとしては、周期律表Ib、II、II
I、IV、Vb、VIb、VIIb、VIII族及びランタニド、ア
クチニドの2〜6価のイオンの1以上で、例えば、Al(I
II)、Ac(III)、Ti(IV)、Zr(IV)、V(IV)、V(V)、Fe(I
I)、Fe(III)、Cu(II)などのイオンの単独又は2以上の
組合せがあげられる。また、これらのイオンの対イオン
としては、OH-、SO4 2-、Cl-、Br-、NO3 -、CO3 2-等を含
んでいてもよい。ただし、いずれの場合にも、難溶性の
水和コロイドを作る条件で用いることが必須である。
状沈澱を作るイオンとしては、周期律表Ib、II、II
I、IV、Vb、VIb、VIIb、VIII族及びランタニド、ア
クチニドの2〜6価のイオンの1以上で、例えば、Al(I
II)、Ac(III)、Ti(IV)、Zr(IV)、V(IV)、V(V)、Fe(I
I)、Fe(III)、Cu(II)などのイオンの単独又は2以上の
組合せがあげられる。また、これらのイオンの対イオン
としては、OH-、SO4 2-、Cl-、Br-、NO3 -、CO3 2-等を含
んでいてもよい。ただし、いずれの場合にも、難溶性の
水和コロイドを作る条件で用いることが必須である。
本発明で用いられる有機溶媒は、脂肪族及び芳香族炭化
水素、ハロゲン化アルキル、高級アルコール、フェノー
ル類、ケトン類、アルデヒド類、エステル類、アミン
類、ニトリル類など、またはそれらの混合物で、水と二
相系を作るものであり、例えば、n−ヘプタン、l−ヘ
キサン、1−ヘキセン、流動パラフィン、ベンゼン、ト
ルエン、スチレン、インデン、クメン、クロロホルム、
1−オクタノール、フェノールなどがあげられる。
水素、ハロゲン化アルキル、高級アルコール、フェノー
ル類、ケトン類、アルデヒド類、エステル類、アミン
類、ニトリル類など、またはそれらの混合物で、水と二
相系を作るものであり、例えば、n−ヘプタン、l−ヘ
キサン、1−ヘキセン、流動パラフィン、ベンゼン、ト
ルエン、スチレン、インデン、クメン、クロロホルム、
1−オクタノール、フェノールなどがあげられる。
また、これらの有機溶媒は、それに可溶なポリマー、有
機化合物、有機金属化合物、無機化合物を含んでいても
よい。
機化合物、有機金属化合物、無機化合物を含んでいても
よい。
本発明でpHを調節するために使用される化合物は、通常
使用されている無機酸、アルカリ、例えばNaOH、KOH、H
Cl、H2SO4等があげられる。
使用されている無機酸、アルカリ、例えばNaOH、KOH、H
Cl、H2SO4等があげられる。
また、本発明中、有機溶媒として炭化水素を用いてO/W
エマルジョンを生成させる際、高級アルコール類、例え
ば、1−ヘキサノール、2−メチル−2−ペンタノー
ル、エチルフェニルカルピノール、ステアリルアルコー
ル、などを油層側に極微量(0.1〜100w/vppm)添加
すると、エマルジョンが著しく安定化される場合があ
る。
エマルジョンを生成させる際、高級アルコール類、例え
ば、1−ヘキサノール、2−メチル−2−ペンタノー
ル、エチルフェニルカルピノール、ステアリルアルコー
ル、などを油層側に極微量(0.1〜100w/vppm)添加
すると、エマルジョンが著しく安定化される場合があ
る。
本発明のO/Wエマルジョン生成操作の条件は次の通りで
ある。
ある。
(1) 温度:通常0〜300℃、好ましくは室温〜200℃ (2) 圧力:通常0〜1000kgf/cm2、好ましくは常圧〜10
0kgf/cm2 (3) 強撹拌時間(回分式):通常10sec〜10hr、好まし
くは10sec〜1hr。
0kgf/cm2 (3) 強撹拌時間(回分式):通常10sec〜10hr、好まし
くは10sec〜1hr。
強撹拌時間(連続式、滞留時間):通常0.1sec〜10h
r、好ましくは1sec〜1hr。
r、好ましくは1sec〜1hr。
(4) 系内の有機溶媒と水の量比:回分式、連続式の場
合を問わず、1:1000〜1000:1、好ましく1:100〜1
00:1(容積比) (5) 系内の水側のpHは7〜11、好ましくは9〜10 (6) 系内の水側のコロイド状沈澱を作るイオン濃度は
水に対し0.001〜1000w/vppm(weight/volume ppm=1
mg/1溶媒)、好ましくは0.1〜100w/vppm (7) 撹拌は、通常の羽状のものあるいはホモジナイザ
ー等特に指定はない。
合を問わず、1:1000〜1000:1、好ましく1:100〜1
00:1(容積比) (5) 系内の水側のpHは7〜11、好ましくは9〜10 (6) 系内の水側のコロイド状沈澱を作るイオン濃度は
水に対し0.001〜1000w/vppm(weight/volume ppm=1
mg/1溶媒)、好ましくは0.1〜100w/vppm (7) 撹拌は、通常の羽状のものあるいはホモジナイザ
ー等特に指定はない。
(8) 有機溶媒がそれに可溶なポリマーを含む場合、そ
の溶液粘度は0.1〜10000cp、好ましくは0.1〜100
0cpである。
の溶液粘度は0.1〜10000cp、好ましくは0.1〜100
0cpである。
(9) 有機溶媒として炭化水素を用いる場合、微量加え
てエマルジョン安定化させる高級アルコールの量は、有
機溶媒に対し0.01〜1000w/vppm、好ましくは0.1〜10
0w/vppmである。
てエマルジョン安定化させる高級アルコールの量は、有
機溶媒に対し0.01〜1000w/vppm、好ましくは0.1〜10
0w/vppmである。
又、エマルジョンの破壊により油水分離を良好にするpH
条件は、pH11以上好ましは、pH11.5以上である。
条件は、pH11以上好ましは、pH11.5以上である。
以下、実施例をもって説明する。
短寿命O/Wエマルジョンの生成例 A.各種イオンの効果 実施例 1〜9 1−ガラスオートクレーブに所定濃度の無機イオンを
含み所定のpHに調整された水300ml、及び流動パラフィ
ン300mlをそれぞれ入れる。pH調整には必要最少量のNaO
H又は、HClを用いた。次に100rpm程度に撹拌しながら所
定温度まで昇温する。温度を一定に保ちつつ、1000rpm
で10分間撹拌し、停止後、油水分離に要した時間と残留
エマルジョン量とを測定する。分離判断の目安は以下の
如くである。
含み所定のpHに調整された水300ml、及び流動パラフィ
ン300mlをそれぞれ入れる。pH調整には必要最少量のNaO
H又は、HClを用いた。次に100rpm程度に撹拌しながら所
定温度まで昇温する。温度を一定に保ちつつ、1000rpm
で10分間撹拌し、停止後、油水分離に要した時間と残留
エマルジョン量とを測定する。分離判断の目安は以下の
如くである。
(1) 油水が比較的短時間(20分以内)に分離し、エマ
ルジョン層も消滅する場合。
ルジョン層も消滅する場合。
時間→約300mlまで水層が回復するのに要した時間 微量エマルジョン量→約300mlまで水層が回復した時の
エマルジョン量 (2) 油水は比較的短時間(5〜20分)に大部分分離す
るが、エマルジョン消滅に時間を要する場合。
エマルジョン量 (2) 油水は比較的短時間(5〜20分)に大部分分離す
るが、エマルジョン消滅に時間を要する場合。
時間→240ml以上(約80%)水層が回復した時間(但
し、その後1分間でエマルジョンが殆ど減少しないこ
と) エマルジョン量→上記時間でのエマルジョン量 (3) 油水分離が遅い(20分以上かかる)場合。
し、その後1分間でエマルジョンが殆ど減少しないこ
と) エマルジョン量→上記時間でのエマルジョン量 (3) 油水分離が遅い(20分以上かかる)場合。
時間→20分以上 エマルジョン量→撹拌停止から20分後の量 本手法を用いて油水分離実験を行なった結果表1に示す
結果を得た。
結果を得た。
比較例1 水層に無機イオンを添加しない外は実施例1〜9を全く
同様な操作をして表1に示す結果を得た。
同様な操作をして表1に示す結果を得た。
B.各種有機溶媒の影響 実施例10〜14 油層にイソヘキサン又はエチレンプロピレンラバー(M
FR(230℃)=1g/10分)のイソヘキサン溶液(50g/
)を使用し、1l−オートクレーブの代りに1−ホ
モジナイザーを使う以外は実施例1〜9と全く同様な操
作をして表2に示す結果を得た。
FR(230℃)=1g/10分)のイソヘキサン溶液(50g/
)を使用し、1l−オートクレーブの代りに1−ホ
モジナイザーを使う以外は実施例1〜9と全く同様な操
作をして表2に示す結果を得た。
比較例2〜3 水層にFe3+イオンを添加しない外は実施例10〜14と全く
同様な操作をして表2に示す結果を得た。
同様な操作をして表2に示す結果を得た。
実施例15 油層にアセトンとフェノール(1:1wt比)、水層に20
wt%Na2SO4水溶液を用いる以外は実施例1〜9と全く同
様な操作をして表3に示す結果を得た。
wt%Na2SO4水溶液を用いる以外は実施例1〜9と全く同
様な操作をして表3に示す結果を得た。
比較例4 水層にFe3+イオン添加しない外は実施例15と全く同様な
操作をして表3に示す結果を得た。
操作をして表3に示す結果を得た。
C.高級アルコールの複合効果 実施例16〜18 油層に高級アルコールを添加する以外は実施例1〜14と
全く同様の操作を行ない表4に示す結果を得た。
全く同様の操作を行ない表4に示す結果を得た。
比較例5〜8 Fe3+イオンあるいは高級アルコールを添加しない外は実
施例16〜18と全く同様の操作を行ない表4に示す結果を
得た。
施例16〜18と全く同様の操作を行ない表4に示す結果を
得た。
D.短寿命O/WエマルジョンのpH調節による破壊例 実施例19〜24 実施例1〜18と全く同じ操作でpH調整を強アルカリ性に
したところ、表5に示すようにエマルジョンが破壊され
た。
したところ、表5に示すようにエマルジョンが破壊され
た。
比較例9〜14 実施例19〜27と同じ方法でpHを9.5付近に調整する
と、表5に示すような結果を得た。
と、表5に示すような結果を得た。
実施例25〜26 比較例9と12の操作の後NaOHを添加して再び撹拌後静置
し表5に示すような結果を得た。
し表5に示すような結果を得た。
発明の効果 本発明によれば、諸工業において屡々生成する水と相溶
しない有機溶媒を一時的にエマルジョンし、次いで破壊
し、油水分離を行うことによって不要物の除去を行うこ
ととが極めて簡単となった。
しない有機溶媒を一時的にエマルジョンし、次いで破壊
し、油水分離を行うことによって不要物の除去を行うこ
ととが極めて簡単となった。
Claims (2)
- 【請求項1】弱アルカリ性で難溶性のコロイド状沈殿を
つくるイオンを微量含む水溶液と、水に相溶しない有機
溶液とを、弱アルカリ性で強撹拌し、水中油型エマルジ
ョンを生成させ、ついで該エマルジョンのpHを強アルカ
リ性にしてエマルジョンを破壊して油水分離を迅速かつ
良好に行う方法。 - 【請求項2】エマルジョン生成時のpHが7〜11で、エマ
ルジョン破壊時のpHが11.5以上である特許請求の範囲第
1項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60124305A JPH0611362B2 (ja) | 1985-06-10 | 1985-06-10 | 水中油型エマルジヨンの生成と破壊法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60124305A JPH0611362B2 (ja) | 1985-06-10 | 1985-06-10 | 水中油型エマルジヨンの生成と破壊法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61283336A JPS61283336A (ja) | 1986-12-13 |
| JPH0611362B2 true JPH0611362B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=14882043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60124305A Expired - Lifetime JPH0611362B2 (ja) | 1985-06-10 | 1985-06-10 | 水中油型エマルジヨンの生成と破壊法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611362B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02164405A (ja) * | 1988-12-19 | 1990-06-25 | Fushimi Kamaboko Kk | 食品加工排液の処理方法 |
| JP6490979B2 (ja) * | 2015-02-18 | 2019-03-27 | 千代田化工建設株式会社 | 水処理方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4396405A (en) * | 1981-09-28 | 1983-08-02 | Nalco Chemical Company | Paint spray booth emissions control process |
-
1985
- 1985-06-10 JP JP60124305A patent/JPH0611362B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61283336A (ja) | 1986-12-13 |
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