JPH06114950A - 光硬化造形装置 - Google Patents

光硬化造形装置

Info

Publication number
JPH06114950A
JPH06114950A JP4289655A JP28965592A JPH06114950A JP H06114950 A JPH06114950 A JP H06114950A JP 4289655 A JP4289655 A JP 4289655A JP 28965592 A JP28965592 A JP 28965592A JP H06114950 A JPH06114950 A JP H06114950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photo
mirror
light
curing
parabolic mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4289655A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Ouchi
和美 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIIMETSUTO KK
Original Assignee
SHIIMETSUTO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIIMETSUTO KK filed Critical SHIIMETSUTO KK
Priority to JP4289655A priority Critical patent/JPH06114950A/ja
Publication of JPH06114950A publication Critical patent/JPH06114950A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を必要以上に大きくすることなく精度の
高い造形を行うことができる光硬化造形装置を提供す
る。 【構成】 光硬化造形装置2の光源10から光学系12
〜18を経て入射した光線R1は、回転放物面鏡22の
焦点25に置かれたガルバノミラー24で垂直面内に偏
向される。回転放物面の性質より、焦点25を通過して
回転放物面鏡22の各点で反射した光線R3は全て回転
放物面の軸V2に平行となるため、光線R2がガルバノ
ミラー24で垂直面内に90度の範囲を偏向されると、
反射光線R3は光線照射範囲W1内で、光硬化性樹脂3
0の表面32に対して垂直に照射される。Y軸方向の走
査は、Y軸移動ユニット28により回転放物面鏡22を
Y軸方向に移動させて行う。焦点25から放物線の頂点
22aまでの距離は、焦点25から垂線V1までの距離
の半分となり、装置の高さが必要最小限となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液状の光硬化性樹脂
に選択的に光線を照射して三次元の形状を造形する光硬
化造形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液状の光硬化性樹脂にレーザ光等の強力
な光線を照射してその一部を硬化させ、任意の三次元形
状を造形する光硬化造形装置が開発・実用化されてい
る。この光硬化造形装置は、CADシステムで設計した
機械部品等をCADデータを用いて容易に実体化するこ
とができ、設計の確認と直接的な評価を行える。また、
近年の多品種少量生産の要請にも適合した極めて有用な
装置である。かかる光硬化造形装置を用いた三次元形状
の造形工程を、図4を参照しつつ説明する。図4は、従
来例の光硬化造形装置102による三次元形状の造形工
程を示す説明図である。CADによる設計を実体化する
際には、まず、CADシステム内の三次元データを多数
の断面層に分割して、各断面層の断面形状に対応したス
ライスデータを作成する。
【0003】続いて、図4(A)に示されるように、液
状の光硬化性樹脂130中にZ方向位置(高さ)を調節
可能としたステージ108を、前記スライスデータの一
層分の深さに沈める。そして、このステージ108上の
一層分の液状樹脂130に対して、前記のスライスデー
タに相当する液状樹脂の表面132の領域に光線R10
2の照射を行っていく。まず、図4(B)に示されるよ
うに、スライスデータの最下層に相当する領域に光線1
40aを照射して、最下層の硬化樹脂層136aを形成
する。次に、ステージ108をスライスデータの一層分
だけ下降させて硬化樹脂層136aの上部に未硬化の液
状樹脂130を導入し、今度は下から二層目のスライス
データに基づいて光線140bを照射して、二層目の硬
化樹脂層136bを形成する。以下同様に、光硬化樹脂
層136bの上部に液状樹脂130を導入して、スライ
スデータに基づいて光線140c,140d,140e
…の照射を繰り返して、硬化樹脂層136c,136
d,136e…を積層していく。このようにして、CA
Dによる設計データを実体化した三次元形状が、光硬化
した樹脂136a〜136e…によって造形される。な
お、図4(B)では、簡単のため光硬化樹脂面132の
一箇所のみについて各層を図示している。なお、光硬化
性樹脂の硬化部分136a〜136eの形状が、図4
(B)に示されるように、樹脂表面132に相当する部
分150a〜150eを上面とする下向きの円錐状にな
るのは、光線のエネルギーが液状樹脂の内部では急速に
減衰するためである。この硬化部分の形状は、図4
(A)に示されるようなビーム径が一定の平行光線の場
合でも、また集光レンズ等によって一点に集光される収
束光線の場合でも同様な形状となる。
【0004】このように各層を光硬化していく際には、
スライスデータに相当する光硬化性樹脂の領域に光線を
隈なく照射するために、光偏向器を始めとする光線走査
機構を用いて、光線を二次元的に走査しなければならな
い。上記の光硬化造形装置102においては、図4
(A)に示されるように、光偏向器としてガルバノミラ
ー124を用いて、光源から出射されビーム形状が整形
された光線R101の角度を変化させることによって、
光硬化性樹脂130の表面132の照射領域内(この場
合、境界線V101からV102まで)を、光線R10
2を二次元的に走査している。特に、光偏向器としてガ
ルバノミラー124を用いることによって、高速で光線
R102の角度を大きく変化させることができ、短時間
で広い範囲にわたって光線を照射できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなガルバノミ
ラーによる光線の走査を行う光硬化造形装置において
は、図4(A)に示されるように、光線の走査範囲が広
くなるほど、樹脂の表面132に対する光線R102の
入射角(入射面132の法線V101,V102と光線
R102との成す角度)θが大きくなる。入射角θがほ
ぼ0度の場合には、図4(B)に示されるように、光線
140a〜140eの端を樹脂表面150a〜150e
において境界線V103に一致させることにより、所定
の照射領域を硬化させることができる。しかしながら、
図4(A)における照射領域境界線V101,V102
への光線R102のように入射角θが大きい場合には、
図4(C)に示されるように、光線142a〜142f
…の端を樹脂表面において境界線V104に一致させて
も、余分な領域138a〜138f…まで光硬化してし
まう。この結果、CADによる設計データに対して、実
際に光硬化した樹脂により造形される三次元形状はΔW
だけ大きくなる。なお、図4においてはビーム径が一定
である平行光線の場合について示したが、集光レンズ等
で集光された収束光線の場合でも同様になる。
【0006】このため、現在実用化されている光硬化造
形装置においては、上述の造形品寸法のずれΔWが実用
上問題とならない範囲になるように、入射角θを一定の
大きさ以下(例えば±20度程度)として、光学系の設
計を行っている。すなわち、図4(A)に示される光線
照射領域の大きさW0に応じて、樹脂面132からガル
バノミラー124までの距離L0を増加させている。従
って、光硬化造形装置102で造形しようとする形状が
大きくなり、光線照射領域W0が大きくなるほど、液状
の光硬化性樹脂の容器134から光学系までを含む装置
全体も著しく大きなものとなる。特に、重要な用途とし
て応用が期待されている自動車ボデーのモデル作成のよ
うな大型品の造形においては、光線照射領域の大きさは
4mから6mにも及ぶ。この結果、上記入射角θを±2
0度程度とするためには、樹脂面からガルバノミラーま
での距離は8m以上にもなり、極めて大掛かりな装置と
なってしまう。そこで本発明においては、装置を必要以
上に大きくすることなく精度の高い造形を行うことがで
きる光硬化造形装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係る光硬化造形装置は、次のよう
に構成されている。すなわち、この光硬化造形装置は、
光硬化性樹脂に選択的に光線を照射して該光硬化性樹脂
を選択的に硬化させることによって三次元の形状を造形
する光硬化造形装置であって、前記光線を出射する光源
と、該光源から出射された光線の角度を変化させるため
の光偏向器と、該光偏向器により角度が変化させられた
光線を反射させて前記光硬化性樹脂の表面に照射させる
放物面鏡とを有し、該放物面鏡の軸は前記光硬化性樹脂
の表面に対して垂直に向けられ、前記光偏向器は前記放
物面鏡の焦点に置かれていることを特徴とする。
【0008】この光硬化造形装置において、光偏向器と
して、光線の角度を約90度の範囲にわたって変化させ
る光偏向器を用いることができる(請求項2に対応)。
また、光線の角度を約180度の範囲にわたって変化さ
せる光偏向器を用いることもできる(請求項3に対
応)。さらに、請求項1から3に記載の光硬化造形装置
において、前記光源から出射された光線のビーム径を変
化させるためのビームエキスパンダを付加した構成とし
てもよい(請求項4に対応)。
【0009】
【作用】上記構成を備えた本発明の光硬化造形装置にお
いては、光硬化性樹脂の表面に光線を照射するための反
射鏡として放物面鏡を用いている。ここで放物面鏡と
は、図3に示されるように、その断面が放物線である鏡
面を有するものをいう。すなわち、図3において放物線
y=ax2 (あるいは一般式y=ax2 +bで表される
放物線)を紙面に垂直な方向に平行移動して得られる形
状の鏡面を有するものも含まれ、放物線y=ax2 をy
軸の周りに回転して得られる回転放物面を鏡面とするも
のも含まれる。この放物面鏡の性質を、その断面である
放物線y=ax2 について、図3を参照して説明する。
図3に示されるように、放物線の性質より放物線の軸
(図3ではy軸)に対して平行な光線が、反射の法則に
従って放物線上で反射された場合、全て一つの点Fを通
過する。この点Fを、放物線の焦点と呼ぶ。逆に言え
ば、図3に示されるように、焦点Fを通過して放物線上
の各点で反射された光線は、全て放物線の軸(y軸)に
対して平行に出射する。
【0010】この性質は、放物面鏡についてもそのまま
当てはまり、放物線y=ax2 を図3の紙面に垂直な方
向に平行移動して得られる鏡面、および回転放物面から
なる鏡面についても、焦点Fから出射した光線を反射さ
せることによって、同様に互いに平行な光線が得られ
る。この性質を応用して、放物面鏡の焦点Fから様々な
角度で光線を出射させて放物面鏡で反射させることによ
って、広い範囲にわたって互いに平行な光線を走査する
ことができる。さて本発明の光硬化造形装置において
は、光源から出射された光線の角度を変化させて放物面
鏡に照射する光偏向器が、放物面鏡の焦点に置かれてい
る。また、この放物面鏡の軸は光硬化性樹脂の表面に対
して垂直に向けられている。これによって、光源から出
射され光偏向器で偏向された光線は、上述した放物面鏡
の性質から、全て放物面鏡の軸(図3におけるy軸)に
対して平行に反射される。従って、これらの反射光線
は、光硬化性樹脂の表面に対して全て垂直に照射され
る。このようにして、光硬化性樹脂の表面に対して常に
垂直に光線を走査することによって、精度の高い造形を
行うことができる。
【0011】次に、放物面鏡の大きさと光線照射範囲と
の関係について考察する。図3に示されるように、放物
面鏡の断面である放物線のx−y平面上における式は、
次式(1)で表される。 y=ax2 …(1) この放物線は、x−y座標の原点Q(0,0)を通る。
放物線の焦点Fの座標をF(0,f)とすると、次式
(2)が成立する。 x2 =4fy …(2) また、式(1)より、 x2 =(1/a)y ∴ a=1/4f …(3) ここで、焦点Fを通りx軸に平行な直線y=fと、放物
線y=ax2 との交点をD1 ,D2 とすると、D1 ,D
2 の座標(xd ,f)について、式(1)および式
(3)より、次式(4)が成立する。 f=(1/4f)xd 2 …(4) xd 2 =4f2 ∴ xd =±2f …(5) ゆえに、式(5)より、D1 の座標は(2f,f)、D
2 の座標は(−2f,f)となる。
【0012】このように、焦点Fから座標原点Q(すな
わち放物線y=ax2 の頂点)までの距離はfとなり、
焦点Fから点D1 または点D2 までの距離は2fとな
る。従って、約90度の偏向角を有する光偏向器を放物
面鏡の焦点Fに置いた場合には、図3に示されるよう
に、光線照射領域の幅L1は焦点Fから放物面鏡の頂点
Qまでの距離fの約二倍となる。従って、焦点Fの近傍
に光硬化性樹脂の表面を位置させれば、光偏向器から放
物面鏡の最上部Q(図3とは上下が逆の場合)までの高
さは、光線照射領域の幅の半分で済むことになる。さら
に、約180度の偏向角を有する光偏向器を焦点Fに位
置させれば、光偏向器から放物面鏡の最上部Qまでの高
さは、光線照射領域の幅L2のわずか四分の一となる。
例えば、上述した自動車ボデーのモデル作成等において
光線照射領域の幅が4mの場合には、光学系の高さは約
1mとなり、従来の装置における8m以上に比べて著し
く縮小される。しかも、従来の装置においては、この大
きさとしてもなお±20度の入射角が生じてしまうのに
対して、本発明に係る光硬化造形装置においては、樹脂
面に対する入射角を0度とすることができる。このよう
にして、装置を必要以上に大きくすることなく精度の高
い造形を行うことができる光硬化造形装置となる。
【0013】また、請求項2に記載の光硬化造形装置に
よる場合には、請求項1に記載の光硬化造形装置におけ
る光偏向器として、光線の角度を約90度の範囲にわた
って変化させる光偏向器を用いている。このように、約
90度の偏向角を有する光偏向器を放物面鏡の焦点Fに
置いた場合には、図3に示されるように、光線照射領域
の幅L1は焦点Fから放物面鏡の頂点Qまでの距離fの
約二倍となる。従って、焦点Fの近傍に光硬化性樹脂の
表面を位置させれば、光偏向器から放物面鏡の最上部Q
(図3とは上下が逆の場合)までの高さは、光線照射領
域の幅の半分で済むことになる。
【0014】さらに、請求項3に記載の光硬化造形装置
においては、請求項1に記載の光硬化造形装置における
光偏向器として、光線の角度を約180度の範囲にわた
って変化させる光偏向器を用いている。このように、約
180度の偏向角を有する光偏向器を放物面鏡の焦点F
に置いた場合には、図3に示されるように、光線照射領
域の幅L2は焦点Fから放物面鏡の頂点Qまでの距離f
の約四倍となる。従って、焦点Fの近傍に光硬化性樹脂
の表面を位置させれば、光偏向器から放物面鏡の最上部
Qまでの高さは、光線照射領域の幅L2のわずか四分の
一となる。例えば、上述した自動車ボデーのモデル作成
等において光線照射領域の幅が4mの場合には、光学系
の高さは約1mとなり、従来の装置における38m以上
に比べて著しく縮小される。
【0015】また、請求項4に記載の光硬化造形装置に
おいては、請求項1から3に記載の光硬化造形装置にお
いて、前記光源から出射された光線のビーム径を変化さ
せるためのビームエキスパンダを付加した構成としてい
る。これによって、造形する形状に応じて最適のビーム
径の光線を使用できるともに、ビーム径が一定である平
行光線を使用することができるため、光硬化造形をより
効率良く行うことができる。
【0016】
【実施例】
実施例1 次に、本発明を具現化した実施例1について、図1を参
照して説明する。図1は、本発明に係る光硬化造形装置
の実施例1の全体構成を示す図である。図1(A)は光
硬化造形装置2の正面図であり、図1(B)は平面図で
ある。図1に示される光硬化造形装置2は、UV(紫外
線)レーザ光源10、放物面鏡本体20、ガルバノミラ
ー24、および光硬化性樹脂30の満たされた樹脂容器
34を中心として構成されている。以下、各部の構成に
ついて、詳細に説明する。
【0017】図1(B)に示されるように、本実施例の
光硬化造形装置2は、UVレーザ光源10から出射され
るUV(紫外線)レーザ光を、光硬化性樹脂30の硬化
用の光源として用いる。UVレーザ光源10から出射さ
れたUVレーザ光R0は、光変調器12において高速変
調がかけられた後に、ビームエキスパンダ14によって
ビーム径が縮小または拡大された平行光線R1となる。
ビームエキスパンダ14を出射した平行光線R1は、固
定平面鏡16で反射された後さらに移動平面鏡18で反
射されて、放物面鏡本体20の左端の下方を通過してガ
ルバノミラー24に入射する。前記放物面鏡本体20の
下面は、放物面鏡22となっている。この放物面鏡22
の鏡面は回転放物面21の一部を構成しており、前記ガ
ルバノミラー24の回転中心25は、回転放物面21の
焦点に位置している。また、放物面鏡22の右端22a
は回転放物面21の頂点(図3における点Q)であり、
前記回転中心25(すなわち回転放物面21の焦点)
は、頂点22aからおろした垂線V2上に位置してい
る。従って、この垂線V2は回転放物面21の軸と一致
している。
【0018】前記ガルバノミラー24は、放物面鏡本体
20の右端の下方に、ミラーホルダー26(図1(A)
では図示省略)によって図1(B)のZ−X平面内に回
転可能に取り付けられている。ガルバノミラー24は、
その鏡面の法線が移動平面鏡18に正対した向きから、
45度の範囲を回転できる。従って、ガルバノミラー2
4は、平行光線R1の反射光線R2を、移動平面鏡18
に折り返し反射させる水平方向から、放物面鏡22の右
端22aへ反射させる垂直方向まで、90度の範囲内で
偏向させることができる。そして、前記移動平面鏡1
8、放物面鏡本体20、ガルバノミラー24、およびミ
ラーホルダー26は、Y軸移動ユニット28(図1
(A)では省略)に取り付けられている。このY軸移動
ユニット28は、図示しない移動用モータによって図1
(B)のY軸方向に移動可能になっている。ここで、前
記固定平面鏡16から移動平面鏡18までの平行光線R
1の経路はY軸と平行になっているため、Y軸移動ユニ
ット28が移動しても、平行光線R1の移動平面鏡18
への入射位置と出射方向は変化しない。
【0019】このY軸移動ユニット28の下方には、光
硬化性樹脂30の満たされた樹脂容器34が設置されて
いる。先に図3で説明した放物面鏡22の機能によっ
て、放物面鏡22の各点から下方に反射された平行光線
R3は、常に光硬化性樹脂30の表面32に対して垂直
に照射されることになる。従って、図1(A)に示され
るように、ガルバノミラー24が回転して反射光線R2
を水平方向から垂直方向まで90度の範囲内で偏向させ
ることによって、放物面鏡22での反射光線R3は、垂
線V1から垂線V2の範囲内に、表面32に対して垂直
に照射されることになる。
【0020】さて前述の如く、放物面鏡22の焦点にあ
たるガルバノミラー24の回転中心25から、放物面鏡
22の頂点にあたる点22aまでの距離は、垂線V1か
ら垂線V2までの距離W1の半分となる。このように、
約90度の偏向角を有するガルバノミラー24を放物面
鏡22の焦点25に置き、ガルバノミラー24の近傍に
光硬化性樹脂30を満たした樹脂容器34を設置したこ
とによって、光硬化造形装置2の高さを最小限にするこ
とができる。すなわち、ガルバノミラー24の回転中心
25から放物面鏡22の最上部22aまでの高さが光線
照射領域の幅W1の半分となり、樹脂容器34までを含
めた光硬化造形装置2全体としての高さも、それより少
し高い程度に抑えることができる。しかも、従来の装置
と異なり、本実施例の光硬化造形装置2においては、光
線R3の入射角を0度とすることができる。すなわち、
光硬化性樹脂30の表面32に対して、UVレーザ光線
R3を垂直に照射することができる。これによって、よ
り精度の高い光硬化造形が可能になる。このようにし
て、本実施例の光硬化造形装置2においては、装置を必
要以上に大きくすることなく高精度の造形を行うことが
できる。
【0021】なお本実施例においては、放物面鏡22を
回転放物面21の一部として構成しているが、ビーム径
が細い場合には、放物線を平行移動させた形状の鏡面と
しても、造形の精度を高く維持することができる。ま
た、偏向角が約90度のガルバノミラー24を用いるこ
とによって、光線照射範囲の幅W1に対して放物面鏡2
2の高さが約半分になる構成としているが、偏向角が約
180度の光偏向器を用い、放物面鏡22を垂線V2に
対して対称な形状に拡張することによって、放物面鏡2
2の高さをW1の約四分の一とすることができる。さら
に、本実施例においてはビーム径が一定である平行光線
の場合について示したが、集光レンズ等で集光された収
束光線の場合でも同様な作用効果が得られることは言う
までもない。ガルバノミラー24へのUVレーザ光線R
1の入射も、放物面鏡22に対して焦点25の反対側か
ら行っているが、焦点25の側から行ってもよく、他の
方向から行っても構わない。
【0022】実施例2 次に、本発明を具現化した実施例2について、図2を参
照して説明する。図2は、本発明に係る光硬化造形装置
の実施例2の全体構成を示す図であり、図2(A)は光
硬化造形装置52の正面図、図2(B)は平面図であ
る。本実施例の光硬化造形装置52は、UVレーザ光源
60、回転放物面鏡本体70、二個のガルバノミラー6
8,74、および光硬化性樹脂80の満たされた樹脂容
器84を中心として構成されている。図2(B)に示さ
れるように、UVレーザ光源60から出射されたUVレ
ーザ光R50は、光変調器62において高速変調がかけ
られた後に、ビームエキスパンダ64においてビーム径
が縮小または拡大された平行光線R51となる。ビーム
エキスパンダ64を出射した平行光線R51は、固定平
面鏡66で反射されて、平行光線R52として第1のガ
ルバノミラー68に入射する。この第1ガルバノミラー
68は、回転放物面鏡本体70の右端の下方に位置して
おり、図示しないミラーホルダーによって垂直面内に回
転可能に取り付けられている。第1ガルバノミラー68
で反射された平行光線R53は、第2のガルバノミラー
74に入射する。この第2ガルバノミラー74は第1ガ
ルバノミラー68の近傍に位置しており、図示しないミ
ラーホルダーによって図2(B)のX−Y平面内(水平
面内)に回転可能に取り付けられている。
【0023】第2ガルバノミラー74で反射された平行
光線R54は、さらに回転放物面鏡72に入射する。こ
の回転放物面鏡72は回転放物面鏡本体70の下面に設
けられていて、回転放物面鏡72の鏡面は回転放物面7
1の一部を構成している。ここで、前記第2ガルバノミ
ラー74の回転中心75は、回転放物面71の焦点に位
置している。また、回転放物面鏡72の右端72aは回
転放物面71の頂点(図3における点Q)であり、前記
回転中心75(すなわち回転放物面71の焦点)は、頂
点72aからおろした垂線V52上に位置している。従
って、この垂線V52は回転放物面71の軸と一致して
いる。なお、第2ガルバノミラー74の鏡面における反
射点は、第1ガルバノミラー68からの平行光線R53
の反射方向によってごくわずかずれる。図2(A)にお
いては、光線の反射の様子を分かり易くするためにこの
ずれを強調して図示しているが、実際には殆ど同じ位置
にあり、これらの反射点は回転中心75にほぼ一致して
いる。
【0024】さて、前記第1ガルバノミラー68は、垂
直面内において、45度の範囲を回転することができ
る。これによって、平行光線R52の反射光線R53
を、第2ガルバノミラー74の鏡面の下方へ反射させる
方向から上方へ反射させる方向まで、90度の範囲内で
偏向させることができる。ここで、第2ガルバノミラー
74の鏡面の上方へ反射させられた反射光線R53は、
第2ガルバノミラー74によって、さらに回転放物面鏡
72の上端72aへ反射させられることになる。そし
て、第2ガルバノミラー74は、X−Y平面内(水平面
内)において90度の範囲を回転することができる。こ
れによって、第1ガルバノミラー68からの平行光線R
53の反射光線R54を、図2(B)におけるC1の方
向からC2の方向まで、水平面内を180度の範囲内で
偏向させることができる。と同時に、第1ガルバノミラ
ー68からの平行光線R53の向きによって、反射光線
R54は上下方向にも偏向されて、回転放物面鏡72の
全面にわたって走査されることになる。
【0025】このように回転放物面鏡72の全面にわた
って走査された平行光線R54は、回転放物面鏡72で
反射されて、平行光線R55として下方に照射される。
このとき、先に図3で説明した回転放物面鏡の機能によ
って、回転放物面鏡72の各点で反射された平行光線R
55は全て互いに平行となり、垂線V52すなわち回転
放物面鏡72の軸に平行となる。これによって、平行光
線R55は、光硬化性樹脂80の表面82に対して常に
垂直に照射されることになる。従って、図2(A)およ
び(B)に示されるように、第1ガルバノミラー68お
よび第2ガルバノミラー74が回転してUVレーザ光線
R54を回転放物面鏡72の全面にわたって走査するこ
とによって、UVレーザ光線R55は垂線V51から垂
線V52の範囲内に照射されることになる。
【0026】さて前述の如く、回転放物面鏡72の焦点
にあたる第2ガルバノミラー74の回転中心75から、
回転放物面鏡72の頂点にあたる点72aまでの距離
は、垂線V51から垂線V52までの距離W51の半分
となる。このように、水平方向に180度の偏向角をも
つ第2ガルバノミラー74を回転放物面鏡72の焦点7
5に、垂直方向に約90度の偏向角をもつ第1ガルバノ
ミラー68をその近傍に置き、その直下に光硬化性樹脂
80を満たした樹脂容器84を設置したことにより、光
硬化造形装置52の高さが最小限になる。すなわち、第
2ガルバノミラー74の回転中心75から回転放物面鏡
72の最上部72aまでの高さが光線照射領域の幅W5
1の半分となり、樹脂容器84までを含めた光硬化造形
装置52全体としての高さも、それより少し高い程度に
抑えることができる。しかも、光硬化性樹脂80の表面
82に対して、UVレーザ光線R55を垂直に照射する
ことができる。これによって、より精度の高い光硬化造
形が可能になる。
【0027】さらに、本実施例の光硬化造形装置52に
おいては、実施例1の光硬化造形装置2におけるような
Y軸移動ユニット28を必要とせずに、広い照射範囲に
わたって光線を互いに平行に照射することができる。こ
れによって、装置の構造がより簡単になるとともに、Y
軸方向への走査をより高速で行うことができる。
【0028】上記の各実施例においては、光線を出射す
る光源として紫外線レーザ光源を用いた場合について示
したが、光硬化性樹脂の硬化条件を満たせば、他の波長
の光源やレーザ以外の光源を使用しても構わない。ま
た、いずれの実施例においてもビーム径が一定である平
行光線の場合について示したが、集光レンズ等で集光さ
れた収束光線の場合でも同様な作用効果が得られること
は言うまでもない。さらに放物面鏡としては、放物線を
平行移動して得られる形状の鏡面のものや、回転放物面
を鏡面とするもののみでなく、その断面が放物線である
鏡面を有するものであれば、焦点から光線を照射して反
射させることにより、同様に互いに平行な光線を得るこ
とができる。
【0029】また、上記の各実施例においては、X軸方
向の光線の走査については、偏向角が約90度のガルバ
ノミラーを用いてX軸方向の光線照射範囲の幅に対して
放物面鏡の高さが約半分になる構成としたが、X軸方向
についても偏向角が約180度の光偏向器を用いれば、
光線照射範囲の幅に対して放物面鏡の高さを約四分の一
とすることができる。さらに、上記の各実施例において
設けられた高速変調用の光変調器やビーム径が縮小され
た平行光線を作るためのビームエキスパンダは、本発明
の光硬化造形装置に必須の要素ではないが、これらの要
素を付加することは本発明の実施にとって好適である。
放物面鏡に光線を導入するための光学系も種々に構成す
ることができる。光硬化造形装置のその他の部分の構
造,形状,大きさ,材質,数,配置等についても、上記
の各実施例に限定されるものではない。
【0030】
【発明の効果】本発明においては、放物面鏡の軸を光硬
化性樹脂の表面に対して垂直に向けて放物面鏡の焦点に
光偏向器を置いた光硬化造形装置を創出したために、装
置を必要以上に大きくすることなく高精度の造形ができ
る光硬化造形装置となる。これによって、高性能で信頼
性が高くかつ小型の光硬化造形装置となる。さらに本発
明の波及的な効果として、造形の精度を上げる目的で光
線を細く絞る必要がなくなるため、広い範囲を照射する
場合には条件に応じて太い光線で照射することによって
造形の時間を著しく短縮することができ、極めて実用的
な光硬化造形装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光硬化造形装置の実施例1の全体
構成を示す正面図および平面図である。
【図2】光硬化造形装置の実施例2の全体構成を示す正
面図および平面図である。
【図3】本発明に係る光硬化造形装置の放物面鏡の性質
を示す説明図である。
【図4】従来例の光硬化造形装置による三次元形状の造
形工程を示す説明図である。
【符号の説明】
2 光硬化造形装置 10 光源 22 放物面鏡 24 光偏向器 25 放物面鏡の焦点 30 光硬化性樹脂 32 光硬化性樹脂の表面 V2 放物面鏡の軸 R0,R1,R2,R3 光線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光硬化性樹脂に選択的に光線を照射して
    該光硬化性樹脂を選択的に硬化させることによって三次
    元の形状を造形する光硬化造形装置であって、 前記光線を出射する光源と、 該光源から出射された光線の角度を変化させるための光
    偏向器と、 該光偏向器により角度が変化させられた光線を反射させ
    て前記光硬化性樹脂の表面に照射させる放物面鏡とを有
    し、 該放物面鏡の軸は前記光硬化性樹脂の表面に対して垂直
    に向けられ、 前記光偏向器は前記放物面鏡の焦点に置かれていること
    を特徴とする光硬化造形装置。
  2. 【請求項2】 前記光偏向器は前記光線の角度を約90
    度の範囲にわたって変化させるものであることを特徴と
    する請求項1に記載の光硬化造形装置。
  3. 【請求項3】 前記光偏向器は前記光線の角度を約18
    0度の範囲にわたって変化させるものであることを特徴
    とする請求項1に記載の光硬化造形装置。
  4. 【請求項4】 前記光源から出射された光線のビーム径
    を変化させるためのビームエキスパンダを付加したこと
    を特徴とする請求項1から3に記載の光硬化造形装置。
JP4289655A 1992-10-01 1992-10-01 光硬化造形装置 Pending JPH06114950A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4289655A JPH06114950A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 光硬化造形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4289655A JPH06114950A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 光硬化造形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06114950A true JPH06114950A (ja) 1994-04-26

Family

ID=17746046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4289655A Pending JPH06114950A (ja) 1992-10-01 1992-10-01 光硬化造形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06114950A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009093984A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Hitachi Displays Ltd 有機el表示装置およびその製造方法
JP2011003558A (ja) * 2010-10-07 2011-01-06 Hitachi Displays Ltd 表示装置の製造方法
JP2014191251A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Fujitsu Ltd 接合装置及び接合方法
JP2015170571A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 日本電子株式会社 3次元積層造形装置及び3次元積層造形方法
KR20160028450A (ko) * 2013-06-19 2016-03-11 휙 라이니쉐 게엠베하 프레싱 툴의 3차원 표면 구조를 생성하기 위한 방법 및 장치
EP3217208A4 (en) * 2014-10-16 2018-06-06 Korea Institute of Industrial Technology Head device of three-dimensional modeling equipment having unidirectionally rotating polygon mirrors, scanning method for modeling plane using same, and three-dimensional modeling device using same
JP2018520379A (ja) * 2015-06-14 2018-07-26 バイバス,チャールズ ビームディレクタ
CN117399643A (zh) * 2023-11-30 2024-01-16 杜智强 离轴抛物面反射式激光增材制造方法与设备

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009093984A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Hitachi Displays Ltd 有機el表示装置およびその製造方法
JP2011003558A (ja) * 2010-10-07 2011-01-06 Hitachi Displays Ltd 表示装置の製造方法
JP2014191251A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Fujitsu Ltd 接合装置及び接合方法
KR20160028450A (ko) * 2013-06-19 2016-03-11 휙 라이니쉐 게엠베하 프레싱 툴의 3차원 표면 구조를 생성하기 위한 방법 및 장치
JP2016530397A (ja) * 2013-06-19 2016-09-29 フェック ライニッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング プレス工具の3次元の表面構造を形成する方法及び装置
JP2015170571A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 日本電子株式会社 3次元積層造形装置及び3次元積層造形方法
EP3217208A4 (en) * 2014-10-16 2018-06-06 Korea Institute of Industrial Technology Head device of three-dimensional modeling equipment having unidirectionally rotating polygon mirrors, scanning method for modeling plane using same, and three-dimensional modeling device using same
JP2018520379A (ja) * 2015-06-14 2018-07-26 バイバス,チャールズ ビームディレクタ
CN117399643A (zh) * 2023-11-30 2024-01-16 杜智强 离轴抛物面反射式激光增材制造方法与设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0388129B2 (en) Method and apparatus for producing three-dimensional objects
JP5018076B2 (ja) 光造形装置及び光造形方法
EP2213443B1 (en) Optical shaping apparatus and shaping base
JP5023975B2 (ja) 光造形装置及び光造形方法
JP2009113294A (ja) 光造形装置及び光造形方法
JPS61114818A (ja) 立体形状形成装置
JP2676838B2 (ja) 立体像形成方法
JPH06114950A (ja) 光硬化造形装置
JPS6237109A (ja) 立体形状形成装置
JPH04113828A (ja) 大型立体樹脂モデルの製造方法及びその装置
JPH02251419A (ja) 立体形状形成方法
JPH0577323A (ja) 立体形状成形装置
JPH091674A (ja) 光硬化造形方法
JPS63145016A (ja) 立体形状形成装置
KR102497174B1 (ko) 이광자 스테레오리소그래피의 이중패터닝 방법 및 장치
JP2008162189A (ja) 光造形装置
JPH01237123A (ja) 光学的造形法における光束の走査法
KR100236565B1 (ko) 액면규제방식의 광조형 장치 및 방법
JP3170832B2 (ja) 光学的造形方法
JPH0452042Y2 (ja)
JPH07232383A (ja) 三次元光造形方法及びその装置
JPH0514839Y2 (ja)
JPH06126843A (ja) レーザビームのスキャン方法
JPS6223719A (ja) 立体形状形成装置
JPH0295829A (ja) 三次元形状の形成方法