JPH0611502B2 - 非金属製タイヤ滑り止め装置の製造方法 - Google Patents

非金属製タイヤ滑り止め装置の製造方法

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JPH0611502B2
JPH0611502B2 JP1294289A JP29428989A JPH0611502B2 JP H0611502 B2 JPH0611502 B2 JP H0611502B2 JP 1294289 A JP1294289 A JP 1294289A JP 29428989 A JP29428989 A JP 29428989A JP H0611502 B2 JPH0611502 B2 JP H0611502B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、網形状の非金属製タイヤ滑り止め装置の製
造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の非金属製タイヤ滑り止め装置の製造方法
については、たとえば、特開昭62−198413号公
報、特開昭62−233210号公報、特開昭63−3
7906号公報等により提案された技術が知られてい
る。これらの各公報においては、いずれも加硫用金型と
は別個の予備成形用型を用い、補強芯体入りの未加硫ゴ
ムからなる紐状の成形素材を、予備成形用型の網目状溝
に張り廻らしてプレス加工し、予備成形用型から取り出
して得られる網目状の成形体を、加硫用金型の網目状溝
に装入して成形加硫する方法が採用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の製造方法に使用される予備成形用型の材質
は、加硫用金型と同種の金属であるため、張り廻らした
成形素材をプレス加工するときに、加圧力を適度に調整
して、成形素材の交差部以外のゴムを溝内に均一量で延
出させるのが困難であり、また、プレス加工された網目
状の成形体は、溝の側面に密着しているため、予備成形
用型から取り出す作業に多大の手間を要し、製造工程の
円滑な進行に支障を与えるという問題がある。
この発明は、上記のような問題を解決することを目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明においては、補強
芯体を未加硫ゴムにより被覆してなる成形素材を、網目
状に編成して圧縮成形する際に、ゴム等の可撓性材料か
らなる予備成形用型を用い、圧縮成形された網目状成形
体の加硫は、金型を用いて行う構成としている、 成形素材は予備成形用型に設ける溝の深さの1/2より
も大きい直径をもつものを使用し、予備成形用型により
成形素材を編成してなる網目状編成体の圧縮成形には、
平坦な加圧成形面を有するプレス用型を使用する。
加硫用金型に設ける網目状の溝の断面形状と、予備成形
用型の溝および予備成形用型により圧縮成形された網目
状成形体の断面形状との関係については、加硫用金型の
溝の上面開口端の幅よりも、予備成形用型の溝の上面開
口端の幅が大きく、加硫用金型の溝の深さが網目状成形
体の交差部の高さよりも小さい寸法に設定するのが望ま
しい。
〔作用〕
成形素材が予備成形用型の溝に張り廻された網目状編成
体をプレス用上型により予備成形用型とともに加圧する
と、溝の断面形状が原形よりも縮小変形するから、網目
状編成体は成形素材の交差部を含めて、変形した溝とほ
ぼ同一の形状に押し潰され、溝の原形よりも小さな断面
形状の網目状成形体に圧縮成形される。
次いで、予備成形用型の加圧を解除すると、溝の断面形
状が原形に復元し、溝内の網目状成形体と溝の側面との
間に空隙部が形成されたこのため、網目状成形体を予備
成形用型の溝から網目形態を損なうことなく、容易に取
り出すことができる。
予備成形用型の溝、加硫用金型の溝および網目状成形体
の断面形状の寸法関係については、加硫用金型の溝の上
面開口端の幅よりも予備成形用型の溝の上面開口端の幅
を大きくし、かつ、加硫用金型の溝の深さが網目状成形
体の交差部の高さよりも小さくなるように設定するのが
好ましい。このように設定すると、予備成形用型の溝の
幅と深さが加硫用金型の溝よりも大きくなるから、成形
素材の編成時にその交差部が予備成形用型の溝内に収ま
り易くなり、脱出することがなくなるので、編成作業が
容易であるとともに、この網目状編成体の圧縮成形時に
おける成形性も良くなる。
このように予備成形用型の溝幅を加硫用金型の溝幅より
も大きく設定した場合においても、予備成形用型の素材
は可撓性材料であるから、該溝内で圧縮成形された網目
状成形体の交差部の幅を加硫用金型の溝幅よりも小さく
成形することができる。したがって、この網目状成形体
の加硫時においては、加硫用金型の溝内に網目状成形体
を損傷させることなく容易に装入することができるだけ
でなく、網目状成形体の交差部の高さは加硫用金型の溝
の深さよりも大きく、金型から突出した状態で装入され
るため、加硫時に用いるプレス用上型についても、加圧
成形面が平坦状のものを使用することができる、 なお、予備成形用型の溝幅については、加硫用金型の溝
面とは関係なく予備成形用型の素材ゴムの加圧による収
縮力を網目状編成体に与え得る範囲内で成形素材の大き
さよりも十分に大きく設定するだけでもよいことは云う
までもない。
〔実施例〕
以下、この発明の製造方法につき、添付図面に示した実
施例に基づいて説明する。
第1図は、この実施例の方法により製造される網目状の
非金属製滑り止め装置の滑り止め本体10を示し、網目
状に編成された補強芯体がゴムの中に埋設された構造に
なっている。この滑り止め本体10は、長さ方向に沿う
中央部分に細長六角形状の網目部11が、その両側部分
に菱形状の網目部12がそれぞれ形成され、長さ方向に
沿う両側縁には、波形状に連なる弧状部13が形成され
ており、接地側の表面には、スパイクピン14が取り付
けてある。
上記の網目状の滑り止め本体10は、第2図に示す予備
成形用型20と第4図に示す加硫用金型30とを用いて
製造される。
予備成形用型20は、ゴムまたは合成樹脂等の可撓性材
料を素材として作られた下型であり、その表面には滑り
止め本体10の網目形状とほぼ同一パターンを有する網
目状の溝21が設けられている。
加硫用金型30は、従来と同一の金属材料を素材として
作られており、その表面には、滑り止め本体10の網目
形状と同一パターンを有する網目状の溝31が設けてあ
り、この溝31の中には、滑り止め本体10のスパイク
ピン14と対応する位置に、スパイクピン座34が設け
られている。
予備成形用型20の溝21と、加硫用金型30の溝31
とは、それぞれ第3図、第5図に示すように相似した倒
立台形状の断面をもっている。これらの溝の寸法関係に
ついては、この実施例では予備成形用型20の溝21の
上面開口端の幅W、深さHは、それぞれこれに対応
する加硫用金型30の溝31の上面開口端の幅W、深
さHよりも大きく、予備成形用型20の溝21の底面
幅Tについても、加硫用金型30の溝31の底面幅T
よりも大きい寸法に設定してある(その理由について
は後に説明する)。
上記の予備成形用型20と加硫用金型30とに使用され
る成形素材1は、後述する第6図ないし第8図に示すよ
うに、補強芯体8の表面に未加硫ゴム3を押出し成形等
により被覆した紐状のものであり、補強芯体2として
は、引張り強度の高いナイロン,ポリエステル等の合成
繊維が使用されている。この成形素材1は、予備成形用
金型20の溝21内に挿入可能な大きさのものである
が、その直径は予備成形用金型20の溝21の深さH
の1/2よりも大きく成形してある。
上記の成形素材1を、予備成形用型20の溝21に所定
の順路にしたがって嵌め込み、溝21の交差点において
は第6図に示す交差部4を形成しながら張り廻らして、
網目状に編成する(全体形状の図示は省略)。
成形素材1を予備成形用型20の溝21に張り廻らした
とき、成形素材1の交差部4は、第7図(a)に示すよう
に、その上部の一部分が予備成形用型20の溝21の上
面開口端よりも上方に突出し、その余の大部分は溝21
の中に収容された状態になっている。
次いで、上記の成形素材1が網目状に編成された網目状
編成体を加圧する。第7図(b),(c)は、成形素材1の交
差部4が圧縮成形されるときの推移状態を示したもので
ある。この加圧時には、予備成形用型20を適宜の温
度、たとえば100℃に加熱するのが好ましい。
予備成形用型20の加圧に際しては、成形素材1の交差
部4が予備成形用型20の溝21の上面開口端よりも上
方に突出しているため、第7図(b)に示すように加圧成
形面が平坦に形成されたプレス用上型22を使用するこ
とができる。
このプレス用上型22を用いて加圧すると、網目状に編
成された成形素材1とともに、ゴム等の可撓性材料を素
材とする予備成形用型20自体が圧縮されて、溝21の
断面形状が原形よりも縮小した形状に変形する。このた
め、成形素材1の交差部4は、溝21の変形した形状と
ほぼ同様の形状に押し潰され、重なり合った各成形素材
1の被覆ゴム3同士が密着した状態で固く結合する。
次に、プレス用上型22による加圧を解除すると、第7
図(c)に示すように、予備成形用型20の復元力により
溝21の断面形状は原形に復帰する。
この実施例では、予備成形用型20の溝21の幅W
および深さHが、それぞれ加硫用金型30の溝3
1の幅W,Tおよび深さHよりも大きい寸法に設
定してあるから、予備成形用型20の溝21内における
成形素材1の編成時に、成形素材1の交差部4が該溝2
1内に収まり易く、脱出することがないので、編成作業
が容易にできるだけでなく、成形素材1が張り廻らされ
た網目状編成体を圧縮成形する時においても、成形素材
1の被覆ゴム3の流動性がより円滑になるため、成形性
が向上する。
このようにして網目状編成体が圧縮成形された網目状成
形体(全体形状の図示は省略)5は、溝21から取り出
して加硫用金型30の溝31に装入する。
予備成形用型20の溝21から網目状成形体5を取り出
すときには、網目状成形体5と溝21の側面との間に空
隙部24が形成された状態となっているから(第7図
(c))、成形された網目形態を損なうことなく、容易
に、短時間で取り出すことができる。
上記のように、予備成形用型20の溝21の幅W,T
を加硫用金型30の溝31の幅W,Tよりも大き
い寸法に設定した場合においても、予備成形用型20の
素材は可撓性材料であるから、予備成形用型20により
圧縮成形して得られる網目状成形体5の交差部における
上端幅と下端幅とを、それぞれ加硫用金型30の溝31
の幅W,Tよりも小さくすることができる。したが
って、この網目状成形体5は、第8図(a)に示すよう
に、加硫用金型30の溝31内に適度のすき間をもたせ
た状態で装入することができるので、装入作業が容易で
あり、網目状成形体5の装入時に網目形態が損傷を受け
ることもない。
また、予備成形用型20の溝21の深さHは、加硫用
金型30の溝31の深さHより大きい寸法に設定して
あるから、予備成形用型20により圧縮成形して得られ
る網目状成形体5の交差部における高さは加硫用金型3
0の溝31の深さHよりも高くすることができる。し
たがって、この網目状成形体5は加硫用金型30の溝3
1の上方に突出した状態で装入されるため、加硫時にお
いては、第8図(b)に示すように加圧成形面が平坦な
プレス用上型32を用いて加硫コストを低減させること
が可能になる。
このようにして、加硫用金型30の溝31に装入した網
目状成形体5を加硫した後、加硫用金型30から離型す
ることにより、第8図(c)に示す断面形状をもつ滑り止
め本体10が製造されることになる。
加硫用金型30によって成形加硫される網目状成形体5
は、溝31の中に適度のすき間をもって装入されている
ため、加硫後の製品に余剰ばりの付着が少なくなるな
ど、加硫時における故障が減少する。
上記実施例では、予備成形用型20の溝21の上面開口
端の幅Wおよび底面幅Tを、加硫用金型30の溝3
1の上面開口端の幅Wおよび底面幅Tよりも大きい
寸法に設定した場合について説明したが、必ずしもこの
ように限定する必要はなく、予備成形用型20の溝21
の幅WおよびTを、それぞれ加硫用金型30の溝3
1の幅WおよびTと同等またはそれよりも小さい寸
法に設定してもよい。
また、予備成形用型20の溝21の幅と成形素材1の大
きさとの関係については、予備成形用型20の素材が可
撓性材料であるところから、予備成形用型20の溝21
の幅を加硫用金型30の溝31の幅とは関係なく、成形
素材1の大きさ(直径)よりも十分に大きい寸法を設定
するだけにしてもよい。このように設定すれば、前記実
施例で説明したのと同様に成形素材1の編成作業および
網目状編成体の圧縮成形性が容易であるだけでなく、網
目状成形体5の交差部における幅を加硫用金型30の溝
31の幅より小さく成形することも容易にできることに
なる。
さらに、予備成形用型20の溝21と加硫用金型30の
溝31との断面形状については、上記実施例で示した倒
立台形のほか、任意の形状のものを選定することができ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、補強芯体を未
加硫ゴムによる被覆してなる成形素材を、可撓性材料か
らなる予備成形用型を用いて網目状に編成した後、圧縮
成形する構成としているから、加圧時に、成形素材とと
もに予備成形用型自体が圧縮変形する度合を見込んで加
圧力を適度に調整し、圧縮成形性を良好に保つことがで
きるだけでなく、加圧力を解除した後に、予備成形用型
の原形に復元した溝から、該溝とほぼ同じ形状に縮小成
形された網目状成形体を取り出すときは、溝の側面と網
目状成形体との間に成形されている空隙部を利用して、
短時間に取り出すことが容易にでき、網目状成形体の形
態が損なわれることがない。
また、この発明の予備成形用型の溝内で編成された網目
状編成体は、平坦な加圧成形面を有するプレス用上型を
用いて予備成形用型とともに加圧されるため、網目状編
成体の交差部とその他の部分とが全体として均一な力で
加圧され、成形素材の被覆ゴムに傷が付かない網目状成
形体が得られる。
また、予備成形用型の素材はゴム等の可撓性材料である
ため、素材ゴムの収縮力を網目状編成体に与え得る範囲
内で予備成形用型の溝の幅寸法を成形素材の大きさより
も十分に大きく設定し、網目状編成体の交差部の該溝の
幅寸法よりも縮小した形状に圧縮成形することができ
る。
このため、成形素材の編成工程において、網目状編成体
の交差部が予備成形用型の溝内に収まり易く、脱出する
ことことがないから編成作業が容易であり、網目状編成
体の圧縮成形工程において、成形素材の被覆ゴムの流動
性が円滑になるため、成形性も良好になり、さらに、圧
縮成形された網目状成形体の加硫工程において、網目状
成形体は加硫用金型の溝内に容易に装入することがで
き、網目形態が損傷を受けることもない。
したがって、この発明によれば、成形素材の編成、網目
状編成体の圧縮成形および網目状成形体の加硫の各工程
における作業性が格段に向上するとともに、品質におい
ても極めて優れた製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の方法を用いて製造する滑り止め本
体の一例の、一部省略して示す平面図、第2図は、この
発明の方法に使用する予備成形用型を、一部省略して示
す平面図、第3図は、第2図の予備成形用型の溝を拡大
して示す断面図、第4図は、この発明の方法に使用する
加硫用金型を、一部省略して示す平面図、第5図は、第
4図の加硫用金型の溝を拡大して示す断面図、第6図
は、網目状に編成された成形素材の交差部を示す斜視
図、第7図は予備成形用型による圧縮成形の工程図、第
8図は加硫用金型による成形加硫の工程図である。 図中、1は成形素材、2は補強芯体、3は未加硫ゴム、
5は網目状成形体、10は滑り止め本体、20は予備成
形用型、21は溝、30は加硫用金型、31は溝であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 28:00 4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤ滑り止め装置の滑り止め本体の網目
    形状とほぼ同一パターンの溝を設けたゴム等の可撓性材
    料からなる予備成形用型の溝内に、補強芯体を未加硫ゴ
    ムにより被覆してなり、前記予備成形用型の溝の深さの
    1/2よりも大きい直径をもつ成形素材を張り廻らせて
    網目状に編成し、この網目状編成体を平坦な加圧成形面
    を有するプレス用上型により予備成形用型とともに加圧
    し、加圧により断面形状が縮小変形した予備成形用型の
    溝とほぼ同一形状に圧縮成形された網目状成形体を、加
    圧解除後に原形に復元した前記溝から取り出し、次い
    で、滑り止め本体の網目形状と同一パターンの溝を設け
    た加硫用金型の溝内に前記網目状成形体を装入して加硫
    成形することを特徴とする非金属製タイヤ滑り止め装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】加硫用金型の溝の上面開口端の幅よりも予
    備成形用型の溝の上面開口端の幅が大きく、かつ、前記
    加硫用金型の溝の深さが網目状成形体の交差部の高さよ
    りも小さい寸法に設定されている請求項(1)記載の非金
    属製タイヤ滑り止め装置の製造方法。
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JPS62198413A (ja) * 1986-02-25 1987-09-02 Okamoto Kk タイヤ用滑り止めネツトの製造方法及び滑り止めネツト本体の予備成形装置
JPS62275720A (ja) * 1986-05-24 1987-11-30 Okamoto Kk タイヤ用滑り止めネツトの製造方法およびタイヤ用滑り止めネツトの加硫成形装置
JPS6337906A (ja) * 1986-08-01 1988-02-18 Toyo Tire & Rubber Co Ltd ゴム製タイヤチエ−ンの製造法

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