JPH06116896A - 紙用サイジング剤及びこれを用いてサイジングした紙 - Google Patents

紙用サイジング剤及びこれを用いてサイジングした紙

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JPH06116896A
JPH06116896A JP26362792A JP26362792A JPH06116896A JP H06116896 A JPH06116896 A JP H06116896A JP 26362792 A JP26362792 A JP 26362792A JP 26362792 A JP26362792 A JP 26362792A JP H06116896 A JPH06116896 A JP H06116896A
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JP
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weight
sizing agent
sizing
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JP26362792A
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Yoshifumi Nosaka
佳史 野坂
Osamu Ishiguro
修 石黒
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Denka Co Ltd
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Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイジングした紙の湿潤状態での粘着性が低
く、かつ、サイジング効果の優れた紙用サイジング剤及
びこれを用いてサイジングした紙を提供する。 【構成】 ポリビニルアルコール(A成分)、およびオ
キシエチレン単位20〜40重量%とオキシプロピレン
単位60〜80重量%のランダム共重合体を主鎖とし、
その両末端の一方が水酸基であり、他方の末端が炭素数
1〜10のアルコキシル基或いは水酸基である平均分子
量600〜1200の化合物(B成分)を含有し、A成
分とB成分の含有割合がA成分100重量部に対してB
成分1〜20重量部である紙用サイジング剤、及びこれ
を用いてサイジングした紙である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙、板紙など(以下、こ
れらを総称して紙とする)のサイジングに用いる紙用サ
イジング剤及びこれを用いてサイジングした紙に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、紙の各種強度、印刷適性、印刷物
の外観などを向上させるため種々のサイジング剤が使用
されていた。これらのサイジング剤の中でもポリビニル
アルコール、澱粉類或いはこれらの両者を併用するもの
が代表的である。
【0003】しかしながら、澱粉を用いてサイジングし
た紙は印刷する場合、紙粉が発生しやすく、この紙粉が
印刷物の外観を低下させたり、印刷機のロール間に紙粉
が集積して断紙などのトラブルを招く欠点がある。ま
た、澱粉を用いてサイジングした紙は強度が不十分で印
刷面に紙むけ、ふくれなどの欠点を発生しやすく、この
傾向は印刷速度が速い程著しい。
【0004】一方、ポリビニルアルコールを用いてサイ
ジングした紙は高速印刷においても紙粉の発生や印刷面
の損傷による外観の低下が少なく優れた性能を有する
が、水で湿潤された状態では粘着性を示すという欠点が
ある。この欠点は例えば、ポリビニルアルコールを用い
てサイジングした紙をオフセット印刷するとき、湿し水
に紙が接触して湿潤状態になった場合に粘着性を生じ、
紙同士の粘着、印刷機のロールへの付着などの印刷トラ
ブルの原因となる。これらのトラブルが印刷時に発生す
れば工程を停止しなければならず、大幅な生産低下、原
材料のロスを伴い、更には機器を損傷することもある。
【0005】特開昭49−41611号公報には、ポリ
ビニルアルコールに非イオン界面活性剤を配合し、更に
第3成分として尿素、尿素誘導体、チオ尿素、チオ尿素
誘導体、グアニジン誘導体などの成分を配合したサイジ
ング剤が開示されている。しかしながら、このサイジン
グ剤は尿素のような第3成分を必須とし、かつサイジン
グした紙の湿潤状態における粘着性を低減する効果が不
十分である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、近年大量高
速印刷されることの多い新聞用原紙などの中低質紙の軽
量化、多色印刷化などに対応して中低質紙に対しサイジ
ングが行われるようになり、かつ、これらのサイジング
した紙に対する印刷方式としてオフセット印刷方式が採
用されるようになった。そこで、サイジングした紙の湿
潤状態での粘着性が低く、かつ、サイジング効果の優れ
た紙用サイジング剤が求められていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
することを目的とし、その要旨は、ポリビニルアルコー
ル(A成分)及び下記 (1) 〜 (4) の要件を備えた化
合物(B成分)を含有し、A成分とB成分の含有割合が
A成分100重量部に対してB成分1〜20重量部であ
る紙用サイジング剤、 (1) エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの
ランダム共重合体を主鎖(但し、ランダム共重合体自身
がB成分である場合を含む)とすること。 (2) 主鎖におけるオキシエチレン単位の割合が20
〜40重量%、オキシプロピレン単位の割合が60〜8
0重量%であること。 (3) 両末端のうち、一方の末端が水酸基であり、他
方の末端が炭素数1〜10のアルコキシル基又は水酸基
であること。 (4) 平均分子量600〜1200であること。 及びこのサイジング剤を用いてサイジングした紙であ
る。
【0008】本発明のサイジング剤に用いられるA成
分、すなわち、ポリビニルアルコール(以下PVAとい
う)に関しては特に制限はなく、脂肪酸ビニルエステル
の1種又は2種以上を重合して得られる重合体または共
重合体:1種又は2種以上の脂肪酸ビニルエステルと、
脂肪酸ビニルエステルと共重合可能な他の1種または2
種以上の単量体との共重合体などを完全に又は部分的に
鹸化して得られるPVA、或いはこれらのPVAを後変
性したPVAなどが挙げられる。
【0009】上記PVAの中でも脂肪酸ビニルエステル
の重合体又は共重合体を鹸化して得られるPVAが好ま
しく、中でも酢酸ビニル重合体を完全に又は部分的に鹸
化して得られるPVAが望ましい。上記脂肪酸ビニルエ
ステルとしては、酢酸ビニルが好ましいが、その他に、
例えばプロピオン酸ビニル、蟻酸ビニルなどが挙げられ
る。
【0010】また、上記脂肪酸ビニルエステルと共重合
可能な他の単量体としては、例えばエチレン、プロピレ
ンなどのオレフィン類:アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸、イソクロトン酸などの重合性モノカルボン酸
類:マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などの重合性ジ
カルボン酸類:無水マレイン酸などの重合性ジカルボン
酸無水物:重合性モノカルボン酸類及び重合性ジカルボ
ン酸類のエステル類や塩類:アクリルアミド、メタクリ
ルアミドなどの重合性酸アミド類:アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチルなどのアクリル酸
エステル類:メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸ブチルなどのメタクリル酸エステル
類:塩化ビニル、弗化ビニルなどのハロゲン化ビニル
類:塩化ビニリデン、弗化ビニリデンなどのハロゲン化
ビニリデン類:アリルグリシジルエーテル、グリシジル
メタクリレートなどのグリシジル基を有する単量体:ア
ルキルビニルエーテル類などが挙げられる。
【0011】PVAの平均重合度は500〜4000が
好ましく、更に好ましくは1000〜3000である。
また、PVAは水溶性であることが好ましく、その鹸化
度は感湿性が低く且つ紙の強度増強の点より、通常90
モル%以上、好ましくは95モル%以上、更に好ましく
は97.5モル%以上である。本発明においては重合
度、鹸化度或いはPVAの構成単位などが異なる2種以
上のPVAを組合わせて用いることができる。
【0012】本発明で用いるB成分は、オキシエチレン
単位20〜40重量%、オキシプロピレン単位60〜8
0重量%の、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイ
ドのランダム共重合体を主鎖とし、両末端のうち、一方
が水酸基であり、かつ他方が炭素数1〜10のアルコキ
シル基または水酸基である平均分子量600〜1200
の化合物である。
【0013】上記主鎖のオキシエチレン単位及びオキシ
プロピレン単位の割合が上記範囲以外の場合、アルコキ
シル基の炭素数が11以上の場合或いは平均分子量が6
00〜1200の範囲以外の場合は、いずれの場合にお
いても、サイジングして得られる紙の湿潤状態における
粘着性を低下させる効果が充分でない。又、上記B成分
がエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのブロッ
ク共重合体を主鎖とする場合も、ランダム共重合体を主
鎖とする場合に比較して、サイジングして得られる紙の
湿潤状態における粘着性を低下させる効果は小さい。
【0014】B成分は、例えば、以下(i)〜(ii)に
記載する前記 (1) 〜 (4) の要件を充足する化合物を
包含する。これらの中でも下記(i )に記載する型
(X)の化合物が好ましい。
【0015】(i) オキシプロピレン単位及びオキシエ
チレン単位から成るランダム共重合体を主鎖とし、両末
端のうち、一方がアルコキシル基で、他方が水酸基であ
る化合物(以下、この化合物の型を(X)という)。
【0016】(ii)オキシエチレン単位及びオキシプ
ロピレン単位よりなるランダム共重合体であって、両末
端が共に水酸基である化合物(以下、この化合物の型を
(Y)という)。
【0017】本発明においては、B成分を1種または2
種以上組合わせて使用することができ、使用するB成分
の量はPVA100重量部に対し1〜20重量部であ
り、好ましくは2〜10重量部である。B成分の使用量
が1重量部未満であるとサイジングした紙の湿潤状態に
おける紙同士、印刷ロールなどへの粘着性を低下させる
効果が少なく、また20重量部を越えるとPVAのサイ
ジング剤としての効果を損なうので好ましくない。
【0018】本発明のサイジング剤は、その形状に特に
制限はなく、例えばB成分と粉粒状のPVAを混合した
もの、B成分とPVA水溶液を混合したもの、あるいは
所望によりこれらに更に他の成分を含有させたものなど
がある。混合に際し、上記B成分は単独で、あるいは予
め有機溶剤や水に溶解又は分散させて用いることができ
る。
【0019】本発明のサイジング剤には、本発明に支障
のない範囲で所望により他の成分を含有させ、或いは併
用することができる。他の成分としては、例えばコーン
スターチ、酸化澱粉などの澱粉類、カルボキシメチルセ
ルロース(CMC)、メチルセルロース、ヒドロキシア
ルキルセルロースなどの水溶性のセルロース化合物、ス
チレン−ブタジエン共重合体ラテックス、スチレン−ブ
タジエン−メタクリル酸エステル共重合体ラテックスな
どの合成ゴム系ラテックス類、PVAの耐水化剤、酸化
チタン、クレー、炭酸カルシウムなどの無機系顔料、微
粉末状熱硬化性樹脂(尿素系樹脂、メラミン系樹脂な
ど)や微粉末状熱可塑性樹脂(塩化ビニリデン系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体系樹
脂など)などの合成樹脂系顔料及び消泡剤などが挙げら
れる。
【0020】本発明のサイジング剤と顔料を併用する場
合においては、サイジングして得られる紙の大幅な重量
増を避けるため、サイジングに用いる液の不揮発分濃度
は通常1〜20重量%程度で、かつ、その液中に含有さ
れるPVA100重量部に対する顔料の量は通常400
重量部未満程度である。
【0021】本発明のサイジング剤は、水性溶液或いは
水性分散液として紙に塗布或いは含浸させる方法により
紙をサイジングすることができる。サイジング剤の水性
溶液或いは水性分散液を得るには、例えばPVA (A成
分) とB成分の混合物を水に溶解或いは分散させても、
またPVAとB成分のうち、一方又は両方を水に溶解或
いは分散させたのち、両成分を混合してもよい。前記の
他の成分やPVA以外のサイジング剤などを含有させる
には、その物質に適した方法により液状ないし固体状の
本発明のサイジング剤と混合することができる。
【0022】本発明のサイジングした紙は、本発明のサ
イジング剤を含有する水性溶液或いは水性分散液をサイ
ジング液とし、この液を公知の装置、例えば、ゲートロ
ールコーター、サイズプレス、バーコーターなどを用い
て紙の片面または両面に塗工し、または含浸させ、次い
でこの紙を乾燥させることにより得られる。
【0023】上記サイジング液に含有される本発明のサ
イジング剤の量は、所望する塗工量(塗工により生じた
紙の乾燥重量の増加)、塗工に使用する装置やその操作
条件などに応じて任意に選択されるが、通常サイジング
液中のサイジング剤と水の合計100重量部に対して
0.5〜8重量部程度である。
【0024】また、サイジングした紙における本発明の
サイジング剤の塗工量は、所望する紙の性状などに応じ
て任意に選択することができるが、通常の紙の片面当り
0.05〜0.5g/m2 程度である。
【0025】
【発明の効果】本発明の紙用サイジング剤を用いてサイ
ジングした紙は、湿潤状態での粘着性が低く、高速でオ
フセット印刷を行っても円滑に印刷が行え、且つ仕上が
り状態も良好な印刷物が得られるという優れた性能を有
するものである。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例、比較例により具体的
に説明する。以下の実施例、比較例で用いたエチレンオ
キサイドとプロピレンオキサイドのランダム共重合体を
主鎖とする化合物の構造、組成などはNMRなどにより
分析した。また、その平均分子量は、ピリジン中で無水
フタル酸を用いて該化合物の水酸基をエステル化したの
ち、水酸化カリウムで滴定してヒドロキシル価を求め、
これを用いて算出した。
【0027】実施例1 PVA K−17(電気化学社製、平均重合度170
0、鹸化度99モル%)の1.4重量%水溶液に、B成
分として、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイド
のランダム共重合体を主鎖とし、一方の末端が炭素数8
のアルコキシル基、他方の末端が水酸基であり、主鎖中
のオキシエチレン単位が30重量%、オキプロピレン単
位が70重量%で、平均分子量が850である型(X)
の化合物を、上記水溶液中のPVA100重量部に対し
5重量部になるように添加混合してサイジング液を得
た。
【0028】このサイジング液を用いて次の(1)の方
法により塗工紙を作製し、この塗紙の評価試験を下記の
(2)の方法で行った。試験結果を表3に記載した。
【0029】(1)塗工紙の作製試験 サイジング液をコーティングロッドにて新聞用原紙(秤
量46g/m2 )にサイジング剤の塗布量が0.4g/m
2 となるように塗工した。これを風乾後アイロンプレス
(70℃)でワンパス処理後、20℃、65%RHで2
4時間調湿し、評価試験用の塗工紙を得た。
【0030】(2)塗工紙の物性評価試験 〔塗工紙/塗工紙の粘着強さ〕巾30mm、長さ100
mmの1枚の塗工紙を温度20℃の水に5秒間浸漬し
た。次いでこれを塗工面同士が接触し、且つ長さが50
mmとなるようにして折り重ね、その外側両面に未塗工
紙を1枚ずつ当て圧力50kg/cm2 で5秒間プレスして
試料とした。この試料をプレス後直ちに引張試験機(U
TM-4-100)を用い、引張速度30mm/min で引張って
180°剥離を行い、塗工面同士を剥離するのに要する
荷重を測定した。この荷重値をもって塗工紙/塗工紙の
粘着強さ(g/30mm)とした。
【0031】〔ゴム板/塗工紙の粘着強さ〕巾100m
mの塗工紙を温度20℃の水に5秒間浸漬した。次いで
これを塗工面がゴム板(150×150mm、NBR
製)と接触するように載せ、更に、その塗工紙の非塗工
面上に未塗工紙2枚をのせた上、圧力10kg/cm2 で5
秒間プレスして試料とした。この試料をプレス後直ちに
引張試験機で引張速度1000mm/min にて引張って1
80°剥離を行い、塗工面をゴム板から剥離するのに要
する荷重を測定した。この荷重値をもってゴム板/塗工
紙の粘着強さ(g/100mm)とした。
【0032】〔RI印刷適性〕RIテスターを用い、イ
ンクIPI#6を使用して印圧8mm、湿潤状態で印刷を
行い、下記の4段階で印刷面を目視判定した。 判定基準 0──変化なし 1──かすかに膨れ発生 2──かすかにピック発生、膨れあり 3──紙破れあり
【0033】実施例2〜17、比較例2〜5及び比較例
11〜13 使用するA成分又はB成分を表1、表2に示すように変
えた以外は実施例1と同様にしてサイジング液を得た。
このサイジング液を用いて実施例1と同様に試験を行
い、その結果を表3、表4に記載した。
【0034】比較例1 PVA K−17の1.4重量%水溶液をサイジング液と
した。このサイジング液を用いて実施例1と同様に試験
を行い、その結果を表4に記載した。
【0035】比較例6 PVA K−17の1.4重量%水溶液に、B成分とし
て、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのブロ
ック共重合体を主鎖とし、一方の末端が炭素数8のアル
コキシル基、他方の末端が水酸基であり、主鎖中のオキ
シエチレン単位30重量%、オキシプロピレン単位が7
0重量%である平均分子量が850の化合物を、水溶液
中のPVA100重量部に対し5重量部になるように添
加混合し、サイジング液を得た。
【0036】このサイジング液を用いて実施例1と同様
にして塗工紙の作製及びこの塗工紙評価試験を行った。
試験結果を表4に記載した。
【0037】比較例7 酸化澱粉(MS−3800:日本食品加工社製)の1.4
重量%水溶液をサイジング液とした。このサイジング液
を用いて実施例1と同様に試験を行い、その結果を表4
に記載した。
【0038】比較例8 PVA K−17の1.4重量%水溶液に、市販のパラフ
ィンエマルジョンをPVA/パラフィンエマルジョン
(不揮発分)=3/1(重量比)になるように配合して
サイジング液とした。このサイジング液を用いて実施例
1と同様に試験を行い、その結果を表4に記載した。
【0039】比較例9 PVA K−17の1.4重量%水溶液に非イオン界面活
性剤としてポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
および尿素を、PVA/ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル/尿素=100/5/10(重量比)とな
るように配合してサイジング液とした。このサイジング
液を用いて実施例1と同様に試験を行い、その結果を表
4に記載した。
【0040】比較例10 未塗工紙(新聞用原紙、秤量46g/m2 )について実
施例1と同様に物性評価試験を行い、その結果を表4に
記載した。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】実施例18、19及び比較例14〜17 それぞれ下記(1) に示すサイジング液を用い、かつ下
記(2) に示す方法により塗工紙を作製した。この塗工
紙の物性評価試験を実施例1と同様にして行い、結果を
表5に記載した。なお、比較例17は未塗工紙(原紙)
であり、またIGT印刷適性は下記(3) により測定し
た。
【0046】(1) 使用したサイジング液 実施例18…………実施例1に同じ 実施例19…………実施例16に同じ 比較例14…………比較例1に同じ 比較例15…………比較例6に同じ 比較例16…………比較例7に同じ
【0047】(2) 塗工紙の作製試験 サイジング液を、テスト用ゲートロールコーターにて幅
450mmの新聞紙用原紙(秤量48g/m2 )に、塗工
速度100m/min で、乾燥塗布量が0.2g/m2 とな
るように片面塗工して塗工紙を得た。この塗工紙を20
℃、65%RHで24時間調湿して評価試験用試料とし
た。
【0048】(3) IGT印刷適性評価試験 IGT印刷適性試験機を用い、インクIPI#8を使用
して、TAPPI T−499に準じてIGT強度(cm
/sec)を測定した。
【0049】
【表5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリビニルアルコール(A成分)及び下
    記 (1) 〜 (4) の要件を備えた化合物(B成分)を含
    有し、A成分とB成分の含有割合がA成分100重量部
    に対してB成分1〜20重量部である紙用サイジング
    剤。 (1) エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの
    ランダム共重合体を主鎖とすること。 (2) 主鎖におけるオキシエチレン単位の割合が20
    〜40重量%、オキシプロピレン単位の割合が60〜8
    0重量%であること。 (3) 両末端のうち、一方の末端が水酸基であり、他
    方の末端が炭素数1〜10のアルコキシル基又は水酸基
    であること。 (4) 平均分子量が600〜1200であること。
  2. 【請求項2】 B成分の両末端のうち、一方の末端が水
    酸基であり、他方の末端が炭素数1〜10のアルコキシ
    ル基である請求項1記載の紙用サイジング剤。
  3. 【請求項3】 A成分の鹸化度が97.5モル%以上であ
    る請求項1記載の紙用サイジング剤。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の紙用サイジング剤を用い
    てサイジングした紙。
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