JPH0611802A - 写真フイルムパトローネ用スプールの組立方法 - Google Patents

写真フイルムパトローネ用スプールの組立方法

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JPH0611802A
JPH0611802A JP4166420A JP16642092A JPH0611802A JP H0611802 A JPH0611802 A JP H0611802A JP 4166420 A JP4166420 A JP 4166420A JP 16642092 A JP16642092 A JP 16642092A JP H0611802 A JPH0611802 A JP H0611802A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄肉のディスク板とスプール軸との組込作業
の効率向上を図る。 【構成】 スプールは、真空成形、裁断、反転、スプー
ル軸供給、及び、打ち抜き工程43とを経て組立られ
る。真空成形工程では、搬送される熱可塑性樹脂のシー
トに2列づつディスク板の形状を型成形する。裁断工程
では、シートを搬送方向に沿って裁断し、反転工程では
2本のシート46a,46bのそれぞれの面を向かい合
わせる。スプール軸供給工程では、これらの向かい合っ
た面間にスプール軸7を供給し、打ち抜き工程43で
は、向かい合った面の両外側からスプール軸7に向けて
ディスク板8の形状を打ち抜く。このとき、打ち抜かれ
たディスク板8がそのまま打ち抜き方向に沿って移動さ
れ、スプール軸7の両端に嵌め込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フイルムパトロー
ネ用スプールの組立方法に関し、さらに詳しくは、スプ
ール軸の両端に薄肉のディスク板を組み込む方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スプールを回転させることにより
写真フイルムをその先端から外部に送り出すことができ
る写真フイルムパトローネが提案されている(米国特許
第4423943号)。この手の写真フイルムパトロー
ネでは、スプールに巻回された写真フイルムの巻き緩み
の防止を如何に行うかという点である。これを解決する
ために、スプール軸の両端に嵌め込んだディスク板をそ
の周縁部から写真フイルムの外周に向けて包み込むよう
に変形させ、写真フイルムの巻き緩みを防止したもの
が、特開平3−37645号、及び米国特許第4834
306号、同第4848693号公報等で提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなディスク板
は、容易に変形させるために、弾性を有するプラスチッ
ク等の材料で厚みを薄く成型するのが好ましい。しかし
ながら、近年工場の無人化が産業界の大きなテーマにな
っており、前述した写真フイルムパトローネの自動組立
を考慮した場合には、薄肉のディスク板を成型した後、
如何にスプールに組み込むかが問題とされていた。とい
うのは、ディスク板を薄肉厚に金型成型すると、静電吸
着により金型からディスク板を取り出し難くなり、効率
良く生産できない恐れがある。さらに、取り出した後ロ
ボットハンド等でスプールに組み込むようにした場合に
は、厚みが薄いためハンドリング時の握力を最適に制御
しなければならず、高価な制御が要求される。
【0004】本発明は、薄肉のディスク板とスプール軸
との組込効率の向上を図り、組込作業の信頼性の向上を
図った写真フイルムパトローネ用スプールの組立方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、帯状に搬送される熱可塑
性樹脂のシートにその長さ方向に沿って列状にディスク
板の形状を成形する工程と、スプール軸を供給する工程
と、スプール軸に向けてディスク板の形状を打ち抜き、
ディスク板を形成する打ち抜き工程とから構成されてお
り、前記打ち抜き工程では、打ち抜かれたディスク板の
それぞれをそのまま打ち抜き方向に沿って移動させてス
プール軸の両端に嵌め込むようにしたものである。
【0006】また、請求項2記載の発明では、帯状に搬
送される熱可塑性樹脂のシートにその幅方向に沿って2
列づつディスク板の形状を型成形する工程と、型成形し
た後のシートを搬送方向に沿って裁断し、ディスク板の
形状が1列づつ連続的に成形されたシートを2本にする
工程と、2本のシートのそれぞれの面を向かい合わせ、
これらの向かい合った面間にスプール軸を供給する工程
と、向かい合った面の両外側からスプール軸に向けてデ
ィスク板の形状をそれぞれ打ち抜き、ディスク板を形成
する打ち抜き工程とから構成されており、前記打ち抜き
工程では、打ち抜かれたディスク板のそれぞれをそのま
ま打ち抜き方向に沿って移動させてスプール軸の両端に
嵌め込むようにしたものである。
【0007】
【実施例】写真フイルムパトローネを示す図2におい
て、この写真フイルムパトローネ2は2つの上下パトロ
ーネ3a,3bからなるパトローネ本体3と、これらに
回動自在に収納されるスプール5と、スプール5に巻回
される写真フイルム(以下、「フイルム」と称す)6と
から構成されている。前記スプール5は円柱形のスプー
ル軸7の両端に段差7aを設けたものであり、これらの
段差7aに各々ディスク板8が嵌め込まれた形態となっ
ている。これらのディスク板8との間のスプール軸7に
フイルム6が巻回され、このフイルム6の末端はスプー
ル軸7に係止されている。
【0008】前記パトローネ本体3には、その内部と外
部との間でフイルム5を出し入れする送出口10が形成
される。送出口10にはこれを形成する上下パトローネ
3a,3bとの内面に遮光用のテレンプ11が貼着され
ている。このような写真フイルムパトローネ2には、ス
プール5をフイルム送り出し方向に回転させることによ
りフイルム6を送出口10から外部に送り出すための手
段が設けられている。
【0009】第1の手段としては、送出口10の両端側
に応じた上パトローネ3aの部分に設けた一対のガイド
突起13である。これらのガイド突起13はスプール5
の回転方向に対して送出口10の近傍で一対のディスク
板8をこれらの内側から押し広げて、フイルム送り出し
を容易にする。第2の手段としては、送出口10を形成
する下パトローネ3bに設けられた分離爪14である。
この分離爪14はフイルム5をその先端から送出口10
に分離する。さらに、第3の手段としては、上パトロー
ネ3aの内壁下方両角に設けられた突起15である。こ
れらの突起15はスプール5の回転軸を中心として送出
口10の反対側の範囲で一対のディスク板8の外側から
押圧して変形させ、巻回されたフイルム6の外周を挟み
込んでフイルム巻き緩みを防止する。
【0010】ディスク板8は図3及び図4に示すように
一体形成されており、中央部に前記スプール軸7の段差
7aに嵌入される開口18が、また周縁部にフイルム6
の最外周の縁部に当接して、フイルム6の巻き緩みを防
止する円弧状のリップ19が形成されている。このリッ
プ19は断面J字形状となっており、リップ19の折り
返された先端に鍔20が形成されている。このようなデ
ィスク板8は熱可塑性樹脂で薄肉に形成され、例えば、
直径(L1)が20mm、開口18の径(L2)が8mm 、高さ(H)
が1.8mm 、肉圧(T) が0.3mm となっている。
【0011】このような写真フイルムパトローネは図5
に示すように、写真フイルムパトローネ製造装置22に
て自動的に組立られる。写真フイルムパトローネ製造装
置22は、パトローネ本体組立装置23、写真フイルム
製造装置24、スプール組立装置25、及びこれらを組
み立てる組立装置26とから構成されている。パトロー
ネ本体組立装置23は、上下パトローネ3a,3bを各
々成型するパトローネ成型装置23aと、これから搬送
されてくる上下パトローネ3a,3bにテレンプを貼着
するテレンプ貼着装置23bとから構成されており、テ
レンプ11を貼着した状態のパトローネ本体3を組立装
置26に供給する。
【0012】写真フイルム製造装置24は、ロール状の
フイルム6aから引き出さしたシートフイルム6bに穿
孔装置24aでパーフォレーションを形成し、切断装置
24bで所定の長さに切断した後に、スプール巻取り装
置24cに搬送される。スプール巻取り装置24cは、
予めスプール組立装置25から供給されるスプール5に
フイルム6を巻回し、フイルム6を巻回した状態のスプ
ール5を組立装置26に搬送する。組立装置26では、
パトローネ本体3にフイルム6を巻回したスプール5を
組み込んだ後、上下パトローネ3a,3bとを超音波溶
着機にて固着し、内装工程に搬送する。
【0013】スプール組立装置25は、図6に示すよう
に、ディスク板製造ライン30、スプール軸供給ライン
31、及び、スプール組立ライン32とから構成されて
いる。スプール軸供給ライン31は、別工程で位プラス
チック材料により成型されたスプール軸7をスプール組
立ライン32に供給する。スプール組立ライン32に
は、スプール軸ホルダー35が設けられている。スプー
ル軸ホルダー35には、スプール軸受入部36が外周に
一定ピッチで設けられており、供給されたスプール軸7
が入り込む。スプール軸ホルダー35は同図に示す矢印
方向に回転し、スプール軸受入部36は回転軸に対し平
行にスプール軸7を保持する。
【0014】ディスク板製造ライン30は、真空成形工
程40、裁断工程41、シート反転工程42、打ち抜き
工程43、及びシート回収工程44とで構成されてい
る。これらの工程にシート状に搬送される熱可塑性樹脂
シート46は、例えば、厚み0.3mm 、幅1000mmのポリエ
チレンフイルムとしている。なお、このポリエチレンフ
イルムとしては樹脂の強度を維持するために、例えば流
動指数を示すM1(メルト・インデックス)1.0 のコート
ン8000(高密度ポリエチレン)を用いたのもを使用して
いる。
【0015】シート46は、先ず、真空成形工程40に
搬送される。真空成形工程40では、シート46をヒー
タ47,48により200 °Cで10秒間加熱し、軟化し
た状態のシート46を真空成形する。真空成形機として
は、シート46の幅方向に2列、送り方向に23行のディ
スク板8の形状を型どった一対の金型50,51のうち
金型50にサクションホース52を介して真空ポンプ5
3が接続されているものを用いる。成形時にはシート4
6が、80°Cに加熱された金型50に真空ポンプ53
によって吸引され密着する。この吸引を密着後5秒間継
続した後、金型51をせり上げ、金型50とでシート4
6を挟圧する。
【0016】なお、この製造方法では真空成形後、成形
性を良くするために、シート46を金型50,51で挟
圧した例としたが、金型の製作コストを安く上げる場合
には、金型51を省略した例でもよい。また上記製造方
法ではシート46を真空成形する例としているが、圧空
成形及び熱プレス成形してもよい。
【0017】裁断工程41では、図7に示すように、シ
ート46を搬送方向に沿ってスリッター41aで裁断
し、ディスク板8の形状が送り方向に1列づつ連続的に
成形された2本のシート46a,46bにする。これら
のシート46a,46bは、シート反転工程42に搬送
され、ここでローラ42a,42により90°捩じり反
転される。これによりディスク板8の形状が各々型どら
れたシート46a,46bとは、ディスク板8となった
ときのフイルム6を巻回する面側同志を向かい合わせた
状態で搬送される。
【0018】打ち抜き工程43では、図1に示すよう
に、開口18を形成するパンチ43a及びダイ43bが
設けられている。ダイ43bは所定位置に固定されてお
り、ダイ43bの中心にシート46a,46bのディス
ク板8の形状が型どった中心が合う毎に、パンチ43a
で同図に示す矢印方向に打ち抜き、ディスク板8となっ
たときの開口18を形成する。
【0019】その下流側には、ディスク板8の形状に打
ち抜くパンチ46c及びダイ46dが設けられている。
ダイ46dは所定位置に固定されており、ダイ46dの
中心にシート46a,46bのディスク板8の形状を型
どった中心が合う毎に、パンチ46cでシート46a,
46bとの向かい合った面の両外側から同図に示す矢印
方向に打ち抜き、ディスク板8が各々形成される。
【0020】この打ち抜き工程43にはシート46a,
46bとの間に、スプール軸ホルダー35がその回転軸
がパンチ46cの打ち抜き方向に平行となった状態で配
置されている。そして、パンチ46cの打ち抜き方向上
には、スプール軸ホルダー35の所定のスプール軸受入
部36aに保持されたスプール軸7の中心が合った状態
となっている。これにより、打ち抜き工程43では、打
ち抜かれたディスク板8のそれぞれをパンチ46cでそ
のまま打ち抜き方向に沿って移動させ、これらがスプー
ル軸7の両端に嵌め込まれる。なお、シート回収工程4
4では、ディスク板8が打ち抜かれたシート46a,4
6bとを回収リール44a,44bとに巻回し回収す
る。
【0021】また、上記実施例で説明したディスク板8
の材料をポリエチレンフイルムとしたが、本発明ではこ
れに限定されるものでなく、例えば、ポリエチレンフイ
ルムに添加剤や滑剤を加えたものでもよい。例えば、添
加剤としてはフッ素粉体,シリコンオイル,炭素繊維,
二硫化モリブデン,グラファイト,チタン酸カリウム等
があり、また滑剤としてはシリコンオイル類,オレイン
酸アミド・エルカ酸アミド等の高級脂肪酸アミド,ステ
アリン酸亜鉛等の高級脂肪酸アミドの金属塩,高級アル
コールエステル,多価アルコールのエステルの脂肪酸エ
ステル等が有る。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、帯状に搬送される熱可塑性樹脂のシートにその長さ
方向に沿って列上に連続的にディスク板の形状を成形す
る工程と、スプール軸を供給する工程と、スプール軸に
向けてディスク板の形状を打ち抜き、ディスク板を形成
する打ち抜き工程と備え、打ち抜き工程で、打ち抜かれ
たディスク板のそれぞれをそのまま打ち抜き方向に沿っ
て移動させ、スプール軸に嵌め込むようにしているか
ら、薄肉のディスク板をロボットハンド等の装置でハン
ドリングを行うことなく、スプール軸に組み込むことが
可能となり、組み込む効率の向上が図れ、しかもローコ
ストで信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク板の打ち抜き工程を示す概略説明図で
ある。
【図2】写真フイルムパトローネを示す分解斜視図であ
る。
【図3】ディスク板を示す斜視図である。
【図4】ディスク板を示す断面図である。
【図5】写真フイルムパトローネ製造装置を示す概略説
明図である。
【図6】スプール組立装置を示す概略説明図である。
【図7】裁断及びシート反転工程を示す概略説明図であ
る。
【符号の説明】
2 写真フイルムパトローネ 6 写真フイルム 8 ディスク 22 写真フイルムパトローネ製造装置 25 スプール組立装置 40 真空形成工程 41 裁断工程 42 シート反転工程 43 打ち抜き工程 44 シート回収工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 孝一 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 江崎 俊郎 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状に搬送される熱可塑性樹脂のシート
    にディスク板の形状を成形する工程と、スプール軸を供
    給する工程と、スプール軸に向けて前記ディスク板の形
    状を打ち抜き、ディスク板を形成する打ち抜き工程とか
    ら構成されており、前記打ち抜き工程では、打ち抜かれ
    たディスク板のそれぞれをそのまま打ち抜き方向に向け
    て移動させてスプール軸に嵌め込むようにしたことを特
    徴とする写真フイルムパトローネ用スプールの組立方
    法。
  2. 【請求項2】 帯状に搬送される熱可塑性樹脂のシート
    にその幅方向に沿って2列づつディスク板の形状を型成
    形する工程と、型成形した後のシートを搬送方向に沿っ
    て裁断し、ディスク板の形状が1列づつ連続的に成形さ
    れたシートを2本にする工程と、2本のシートのそれぞ
    れの面を向かい合わせ、これらの向かい合った面間にス
    プール軸を供給する工程と、向かい合った面の両外側か
    らスプール軸に向けてディスク板の形状をそれぞれ打ち
    抜き、ディスク板を形成する打ち抜き工程とから構成さ
    れており、前記打ち抜き工程では、打ち抜かれたディス
    ク板のそれぞれをそのまま打ち抜き方向に沿って移動さ
    せてスプール軸の両端に嵌め込むようにしたことを特徴
    とする写真フイルムパトローネ用スプールの組立方法。
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