JPH06123079A - 薬効成分混入糸およびその製造方法 - Google Patents

薬効成分混入糸およびその製造方法

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JPH06123079A
JPH06123079A JP29793692A JP29793692A JPH06123079A JP H06123079 A JPH06123079 A JP H06123079A JP 29793692 A JP29793692 A JP 29793692A JP 29793692 A JP29793692 A JP 29793692A JP H06123079 A JPH06123079 A JP H06123079A
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JP
Japan
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yarn
microcapsules
medicinal ingredients
producing
fibrils
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Pending
Application number
JP29793692A
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English (en)
Inventor
Masaharu Inoue
正春 井上
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KANKYO KAGAKU KAIHATSU KK
Original Assignee
KANKYO KAGAKU KAIHATSU KK
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  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗濯などによっても効能が極端に低下するこ
とがない、寿命の長い薬効成分混入糸およびその製造方
法を提供する。 【構成】 植物性および動物性の有効天然薬効成分から
なる抽出物を含む溶液あるいはエマルジョンを無機多孔
質のマイクロカプセル容器に封入し、このマイクロカプ
セルを原毛あるいは原綿などの原繊維にほぼ均一に混合
した後に紡績する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸の紡績段階で生薬な
どの薬効成分、あるいは植物の抽出成分を混入した糸お
よびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から生薬に代表される植物の抽出成
分には各種の薬効があることが知られている。そして、
これらの薬効、特に消臭、抗菌、保湿、防虫や害虫の忌
避作用がある成分に関しては下着などの被服に活かすべ
く、布地に付着させる技術が開発されている。たとえ
ば、布地にヒノキチオールの抽出希釈液をそのまま塗布
したり、繊維に含浸させたり、あるいはバインダーに混
練して表面に塗布する構成が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の技術で
は、製造技術は比較的簡単ではあるが、薬効の寿命が短
いという課題がある。即ち、被服の場合には洗濯するこ
とが不可欠であるが、布地表面に塗布したり含浸させた
場合には一度の洗濯で有効な成分がほとんど洗い落とさ
れてしまうことになり、適切な状態を維持できない。ま
た、バインダーに混練した場合であっても上記技術より
は多少良好な結果が得られる程度で、大差はない。特に
バインダーを利用する場合には皮膚に直接接触するので
その成分は限られることになるが、皮膚に悪影響を及ぼ
さない天然成分の糊であれば、数回の洗濯によって流出
してしまうという課題もある。
【0004】さらに、抽出成分が揮発性であれば、利用
者が入手したときには既に有効成分が揮発してしまい、
十分な性能を発揮することができないという致命的な問
題もある。
【0005】本発明ではこれらの従来品の有する課題を
解決するもので、洗濯などによっても効能が極端に低下
することがない寿命の長い薬効成分混入糸およびその製
造方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上述した目的
を達成するために、植物性および動物性の有効天然薬効
成分からなる抽出物を含む溶液あるいはエマルジョンを
無機多孔質のマイクロカプセル容器に封入し、このマイ
クロカプセルを原毛あるいは原綿などの原繊維にほぼ均
一に混合した後に紡績した薬効成分混入糸の構成、およ
びその製造方法を開示したものである。
【0007】
【作用】植物性あるいは動物性の有効天然薬効成分は、
単体であるいは複合して用いることによって各種の人体
の正常状態を維持するという機能を有している。これら
薬効成分はあえて特定する必要はなく、所望の効能を発
揮するような組み合わせを採用する。マイクロカプセル
容器は選択された薬効成分を封入する機能を有してお
り、素材を無機多孔質とすることによって強固な殻体を
構成し、かつ薬効成分の穏やかな浸出という作用を行
う。これらの機能を有するマイクロカプセルが紡績によ
って糸に織り込まれ、所望の効能を発揮する原糸が完成
される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。先ず、本
発明において使用する有効天然薬効成分を次に掲げる。
植物性成分および樹木成分は次の通りである。 ヒノキチオール抽出物 ヒノキチオール入り精油各種 フィトンチッド入り油 ユーカリ油 桧、松、杉などの針葉樹、白樺、菩提樹などの広葉樹の
抽出物 ペパーミント、ハッカ抽出物 柑橘類の抽出物 ガイヨウ、ヨモギの抽出物 朝鮮人参の抽出物 米胚芽油等の植物油 その他、ユリ科、バラ科、ツバキ科の抽出物 へちま、トウガラシ、ワサビ、ニンニク、ギムネマ、マ
タタビ、モロヘイヤ、ハトムギ、にんじん、トマト、ア
ロエ、ビワ、モモ、甘草、紫根、ホップ、月見草、リン
ゴ、レタス、ローズマリー・ドクダミ・タイム・パセリ
などのハーブ類、スギナ、キュウリ、アマ茶、エイジ
ツ、延命草、黄柏、オトギリソウ、各種海草類、クジ
ン、クマザサ、黒砂糖、ゲンチアナ、ゲンノショウコ、
ゴボウ、サンザシ、サンショウ、椎茸、ジオウ、シソ、
ジュウヤク、生薑(ショウキョウ)、菖蒲、センキュ
ウ、センブリ、桑白皮、陳皮、トウキ、橙皮、柏槙(ビ
ャクシン)、ブクリョウ、紅花、松笠、ユキノシタ、
柚、レイシ、カミツレ、サルビア、コンフリー、ヘン
ナ、ラベンダー、芍薬などの抽出物動物性成分は次の通
りである。 ローヤルゼリー、プロポリス、麝香油、馬油 抽出法については、各成分に見合った公知の抽出法を採
用する。
【0009】先ずこれらの成分中から所望の薬効成分を
持つものを選択し、この抽出物あるいは油を単体で、ま
たは複合して用いる。このようにして決定した成分は性
質に応じて原液のままで、あるいは水を溶媒として適度
な希釈率の水溶液とし、またはアルコールを溶媒とする
適度な希釈率のアルコール溶液とし、さらには乳化状の
エマルジョンとする。そして、これらをマイクロカプセ
ル容器に封入して薬剤入りのマイクロカプセルを製造す
る。ここで、マイクロカプセル容器の素材としては、た
とえばシリカに代表される無機材料を界面反応法で多孔
質化したマイクロカプセルを用いる。このマイクロカプ
セルは、原材料がシリカなどであるので殻体として強度
が高く、外力によって容易に破壊されることがない。従
って、その後の製造段階である紡績や使用時の摩擦、さ
らには洗濯にも十分に耐えることができる。なお、マイ
クロカプセルとしては石油製品である有機質のものもあ
るが、強度が低く容易に破壊されるので本発明には適さ
ない。また有機質のマイクロカプセルは内容物を完全に
封入することを目的とするもので、破壊されて始めて内
容物の効能が発揮される性格である。従って、被服の着
用時には効能を発揮せずに、洗濯時に容易に内容物が流
出するというように、本発明の用法とは矛盾することに
なる。また、有機質のマイクロカプセルは熱に弱いので
繊維加工のときに破壊されることもあり、何れにしても
好ましくない。なお、エマルジョンについては、薬効の
性質に応じてマイクロカプセル化せずにそのままの状態
で利用することもある。
【0010】次に、上述のようにして製造された大量の
マイクロカプセルを紡績前の原繊維に均一に混合する。
混合比率は薬効成分によって多少異なるが、どのような
配分にするかは適宜選択できる事項である。ここで、原
繊維とは、毛繊維および綿繊維のみを指すのではなく、
絹繊維、麻繊維、あるいは合成繊維などのように紡績に
適するあらゆる繊維を含むものとする。
【0011】さらに、このようにして製造されたマイク
ロカプセル混合の原繊維を紡績して本発明品である原糸
を製造する。紡績方法は特に変わったところはなく、公
知の方法を採用することで足りる。このようにして紡績
された原糸にはマイクロカプセルが均一、かつ大量に織
り込まれており、糸の内部にも固定されているので容易
に消失することはない。また、殻体としてのマイクロカ
プセル容器の素材が強度の高いシリカなどの無機質であ
るので、紡績時に破壊されることはない。なお、糸の表
面近くに位置するマイクロカプセルが容易に脱落しない
ように、原繊維にマイクロカプセルを混合するときに適
当なバインダーを混練することは自由である。
【0012】本発明品である原糸を用いた布地で縫製し
た下着を着用すれば、発汗や大気中の湿気を吸湿するこ
とによってマイクロカプセルの多孔質面から内容物が穏
やかに浸出し、その薬効成分が徐々に皮膚から吸収され
て所望の効能を発揮することになる。また、マイクロカ
プセルは原糸にしっかりと紡ぎこまれているので、洗濯
時であっても容易に流出することもなく、薬効寿命も非
常に長い。一例として、ハトムギ抽出成分を用いたもの
を通常の用法に従って着用、および通常の頻度で洗濯し
たが、従来の塗布法に従ったものと比較して約5倍から
10倍の寿命を保つことができた。次の例として、トマ
トおよびにんじんの抽出物を用いたものを上述した例と
同様の条件で試験したが、ほぼ同様の寿命を維持するこ
とができた。
【0013】
【発明の効果】本発明では原糸を製造する際に、植物性
および動物性の有効天然薬効成分からなる抽出物を含む
溶液あるいはエマルジョンを無機多孔質のマイクロカプ
セル容器に封入し、このマイクロカプセルを原毛あるい
は原綿などの原繊維にほぼ均一に混合し、この状態で紡
績することとしたので、マイクロカプセルは原糸にほぼ
均一に織り込まれ、平均した薬効を発揮すると共に寿命
の長い薬効を提供することができた。しかも、マイクロ
カプセル容器は無機多孔質を採用しているので、紡績時
や布地の製造時でも容易に破壊されることもなく、さら
に薬効成分も多孔表面から穏やかに浸出するという、非
常に良好な状態を維持することが可能となった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物性および動物性の有効天然薬効成分か
    らなる抽出物を含む溶液あるいはエマルジョンを無機多
    孔質のマイクロカプセル容器に封入し、このマイクロカ
    プセルを原毛あるいは原綿などの原繊維にほぼ均一に混
    合した後に紡績してなる薬効成分混入糸。
  2. 【請求項2】植物性および動物性の有効天然薬効成分か
    らなる抽出物を含む溶液あるいはエマルジョンを無機多
    孔質のマイクロカプセル容器に封入し、このマイクロカ
    プセルを原毛あるいは原綿などの原繊維にほぼ均一に混
    合した後に、この原繊維を紡績する薬効成分混入糸の製
    造方法。
JP29793692A 1992-10-09 1992-10-09 薬効成分混入糸およびその製造方法 Pending JPH06123079A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10203955A (ja) * 1997-01-20 1998-08-04 Noevir Co Ltd 抗菌性低刺激化粧料
JPH10203954A (ja) * 1997-01-20 1998-08-04 Noevir Co Ltd 抗菌性低刺激化粧料
WO2019225792A1 (ko) * 2018-05-21 2019-11-28 (주)라쉬반코리아 기능성 마이크로캡슐을 함유하는 흡한속건 조성물 및 흡한속건성 원단

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US11377786B2 (en) 2018-05-21 2022-07-05 Lashevan Korea Co., Ltd Sweat-absorptive quick-drying composition and sweat-absorptive quick-drying fabric containing functional microcapsules

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