JPH06123168A - 二重床制振装置 - Google Patents
二重床制振装置Info
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- JPH06123168A JPH06123168A JP27399292A JP27399292A JPH06123168A JP H06123168 A JPH06123168 A JP H06123168A JP 27399292 A JP27399292 A JP 27399292A JP 27399292 A JP27399292 A JP 27399292A JP H06123168 A JPH06123168 A JP H06123168A
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Abstract
出来る限り損なわず、簡易かつ安価に低減する、二重床
制振装置を提供する。 【構成】建物床スラブ3上に複数の二重床支柱4を立設
し、当該二重床支柱4群の隣接上端間に亙り架け渡すよ
うに床パネル5を載置敷き詰める構造の二重床構造にお
いて、二重床支柱4に上端部を固定した弾性体11a下
端部に一体に上下振動自在に取付けると付加質量11b
の取付け具合により吸収する固有振動数を調整自在な上
下方向動吸振機構11を複数の前記二重床支柱4群に分
散して上下摺動自在に貫挿懸架、地震時等の前記建物床
スラブ3の卓越振動数と前記複数の二重床支柱4群に取
り付けられた上下方向動吸振機構11の合成された吸収
固有振動数が同調するよう構成することを特徴とする。
Description
製造装置等の設置室の構築に供せられる二重床(一般に
フリーアクセス床と称する)において、床スラブに発生
する地震時等の上下方向振動を低減する二重床制振装置
に関する。
明する。図4は建物の模式図である。1は建物、2は床
スラブである。図4において、建物1の床スラブ2に
は、地震時に地震動Mにより上下方向振動Nが発生す
る。特に、長スパン構造の床スラブ2においては、図4
中の破線で示すように、この振動が大きくなりがちであ
る。なお、建物1及び床スラブ2においては、通常時で
も、周辺道路交通や回転機構を有する機械等により、上
下振動Nが随時発生している。
備や、配線・配管に対する利便性確保の観点から、通
常、二重床上に設置されるが、これらの機器等をこうし
た地震時等の振動による機能障害から保護するため、二
重床上の振動を低減させる免震床(あるいは防振床)と
呼ばれる二重床が考えられている。
中、3は建物床スラブ、4は二重床支柱、5は床パネル
である。一般的に二重床は、図5に示すように、建物床
スラブ3の上に複数の二重床支柱4を等間隔立設し、当
該二重床支柱4の隣接上端間に亙り架け渡すように床パ
ネル5を載置敷き詰める構造であり、フリーアクセス床
と呼ばれる。
に示す。図中、6は振動を低減させる弾性体である。免
震床は、図6に示すように、二重床において建物床スラ
ブ3と二重床支柱4群との間に、地震時等に建物床スラ
ブ3から二重床支柱4群に伝達される上下方向震動を低
減させる弾性体6群、例えば、ばねやショックアブソー
バ等の減衰手段を介在させるものである。この場合、二
重床支柱4群より上部を構造的に安定させるため、通
常、弾性体6群の上に、格子梁等の構造体7を敷設す
る。
いては、建物床スラブ3と床パネル5との間に振動の伝
達を低減させる材料を挿入し、建物床スラブ3に発生す
る振動を、床パネル5に伝達させないようにする点に特
徴があるが、弾性体6群の挿入により二重床高さが高く
なり、また、格子梁等の構造体7を設けるなど、一般に
構造が複雑で高価なものとなるという問題点が存在す
る。
る。動吸振機構とは、構造物に発生している振動を低減
させる手段として、図7のように構造物8に弾性体9を
介して付加質量10を取付け、その固有振動数を構造物
8に発生している振動数と大略同じとなるよう設定する
ことにより、付加質量10に構造物8の振動を打ち消す
振動を発生させて構造物8自体の振動を低減させる手段
である。
の方法を用いると、動吸振機構を構造物8の代わりに建
物床スラブ3に設置して当該建物床スラブ3の上下振動
を低減させる一方で、通常のフリーアクセス床を併設す
ることが考えられる。しかし、このように動吸振機構と
フリーアクセス床を別々に併設すると、動吸振機構が邪
魔になって二重床のもつ空調や配線・配管のための利便
性を損なう恐れがある。
物床スラブ3下に吊り下げることも考えられるが、一般
に足場が悪く、保守性が劣るという問題点が存在する。
さらに、周辺道路交通や回転機構を有する機械等により
建物床スラブ3上に発生する上下振動Nでは、励起され
る振動数が限定されており、動吸振機構もその振動数域
のみを対象とすればよいが、地震を対象とする場合には
ランダム性の強い地震波のため幅広い振動数域を対象と
する必要がある。
は複数の卓越した振動数成分を持つ振動が発生し、この
振動を適切な効果を持って低減するには複数の動吸振機
構を設置する必要がある。このため、地震による振動を
低減しようとする場合には、動吸振機構とフリーアクセ
ス床を別々に設置することの問題点はますます大きなも
のとなってくる。
地震時等の上下方向振動を、二重床の利便性を出来る限
り損なわず、簡易かつ安価に低減することを特徴とした
二重床制振装置を提供せんとするものである。
明が次に列挙する新規な特徴的構成手段を採用すること
により達成される。すなわち、本発明の第1の特徴は、
建物床スラブ上に複数の二重床支柱を立設し、当該二重
床支柱群の隣接上端間に亙り架け渡すように床パネルを
載置敷き詰める構造の二重床構造において、前記二重床
支柱に上端部を固定した弾性体下端部に一体上下揺動自
在に取付ける付加質量の取付け具合により吸収する固有
振動数を調整自在な上下方向動吸振機構を複数の前記二
重床支柱に分散して上下摺動自在に貫挿取り付け、地震
時等の前記建物床スラブの卓越振動数と前記上下方向動
吸振機構の合成された吸収固有振動数が同調するよう構
成してなる二重床制振装置である。
おける上下方向動吸振機構が、付加質量と二重床支柱と
の間に減衰機構を組み込んでなる二重床制振装置であ
る。
の特徴における、前記上下方向動吸振機構の弾性体が、
減衰機能を有する弾性体を用いてなる二重床制振装置で
ある。
に発生する上下方向振動は建物スラブごと低減される。
この場合、周辺道路交通や回転機構を有する機械等によ
り床スラブに発生する上下方向振動では、床スラブに励
起される振動数が限定される。このため、動吸振機構
も、その励起されている振動数のみを対象とすれば良
い。
床振動波形のフーリエ・スペクトルの様子を示すグラフ
であり、公知のごとく動吸振機構の吸収固有振動数をそ
のスペクトル・ピークに同調させることにより図3
(a)の実線に示す如く振動は低減できる。しかしなが
ら、地震時にはランダム性の強い波動(=地震波)のた
め二重床及び床スラブには複数の卓越した振動数をもつ
振動が生じ、床振動波形のフーリエ・スペクトルは図3
(b)の破線に示すようにピークが複数あるいは不明確
な複雑な様相を呈する。
対象とする必要があり、一方では動吸振機構は前記の通
り特定の振動数成分しか低減できないため、本発明にお
いては、二重床を構成している複数の二重床支柱に吸収
固有振動数の調節可能な動吸振機構を分散させて設置し
た。
れの吸収する固有振動数を想定される地震時の床振動ス
ペクトルの複数のピークの部分へ適切に分散させて設定
することにより、二重床及び床スラブの地震時卓越振動
数と動吸振機構の合成された固有振動数が同調すること
になるため、図3(b)の実線に示す如く地震時に二重
床に発生する上下方向振動を効率よく低減することが可
能である。
は本実施例の二重床制振装置をとりつけた二重床の斜視
図、図2は動吸振動構を取り付けた1本の二重床支柱の
正面図である。図中、Aは本実施例の二重床制振装置、
11は動吸振機構、11aは弾性体、11bは付加質
量、12は引張りコイルばね、13は鈑13aの重合枚
数を調節自在な重錘、14,15は円筒形上下ばねホル
ダー、16は受支え支柱ヘッド、17は溶植ボルト、1
8は袋止めナット、19は高さ調整自在な支持ベース台
盤、20は重錘吊ボルト、21は格子床梁である。な
お、前記従来例と同一の部材には同一の符号を付した。
ような具体的実施態様を呈するが、以下にさらにその詳
細な態様を説明する。二重床制振装置Aは、建物床スラ
ブ3,二重床支柱4,床パネル5、格子床梁21からな
る二重床に対して、弾性体11a及び付加質量11bと
からなる動吸振機構11を、所望の複数の二重床支柱4
のそれぞれに取り付けて構成する。
挿固定した上ばねホルダー14に上端を巻付け固着して
二重床支柱4に巻挿取り付けた引張りコイルばね12の
弾性体11aと、引張コイルばね12下端を下ばねホル
ダー15に巻付け固着し、下ばねホルダー15下端に二
重床支柱4下部を摺動自在に貫挿して適宜枚数の鈑13
aを重合した重錘13を貫通した重錘吊ボルト20で懸
架する付加質量11bの二つの部材により構成する。
節可能とするため、引張りコイルばね12の剛性が可変
自在と出来るよう、ばねの振動有効長さを上下ばねホル
ダー14及び15への巻付け取付位置の変更により可変
可能としてある。また、付加質量11bも調節できるよ
う、重錘13は複数枚の鈑13aに分割できるように構
成している。更に、下ばねホルダー15と二重床支柱4
との間には、摩擦減衰機構を組み込むことにより動吸振
機構11の減衰特性を調節できるようにして制振能力を
高めることを可能としている。
バネ特性を有する弾性体であれば何でもよいが、固有振
動数を調節できることが必須の条件である。また、弾性
体として減衰機能を有する粘弾性体を用いることにより
減衰特性を付加して、制振能力を高めても良い。
支柱4に分散させて設置し、地震時に想定される建物床
スラブ3の卓越振動数領域に、分散された動吸振機構1
1の合成した固有振動数が同調するよう、それぞれの固
有振動数を適切に調節することにより二重床制振装置A
を構成する。そうすることにより、地震時に建物床スラ
ブ3に生じる上下方向振動に対して動吸振機構11が構
成される結果となるため、建物床スラブ3の上下振動の
低減効果が生じ、これによりその上部に構築される二重
床も同時に振動が低減される。
の支柱自体が動吸振機構を構成するため、二重床上に生
じる地震時等の上下振動を、二重床の利便性を損なわ
ず、簡易且つ安価に、建物床スラブの振動ごと軽減でき
るという優位性を発揮する。このため、二重床上の電子
計算機や半導体製造機器等を、地震等の振動による機能
障害から保護するために有用であり、特に上下方向振動
の大きくなりがちな長スパン構造の床スラブに対しては
極めて有効である等、優れた効用性、有用性を発揮す
る。
二重床の斜視図である。
柱の正面図である。
示すグラフであり、(a)の破線は周辺道路交通や回転
機構を有する機械による波動の様子,実線は低減された
波動の様子、(b)の破線は地震時等の波動の様子,実
線は低減された波動の様子を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】建物床スラブ上に複数の二重床支柱を立設
し、当該二重床支柱群の隣接上端間に亙り架け渡すよう
に床パネルを載置敷き詰める構造の二重床構造におい
て、 前記二重床支柱に上端部を固定した弾性体下端部に一体
上下振動自在に取付ける付加質量の取付け具合により吸
収する固有振動数を調整自在な上下方向動吸振機構を複
数の前記二重床支柱群に分散して上下摺動自在に貫挿懸
架し、 地震時等の前記建物床スラブの卓越振動数と前記複数の
二重床支柱群に取り付けられた上下方向動吸振機構の合
成された吸収固有振動数が同調するよう構成してなる二
重床制振装置。 - 【請求項2】前記上下方向動吸振機構は、付加質量と二
重床支柱との間に減衰機構を組み込む事を特徴とする請
求項1記載の二重床制振装置。 - 【請求項3】前記上下方向動吸振機構の弾性体は、減衰
機能を有する弾性体を用いることを特徴とする請求項1
又は2記載の二重床制振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27399292A JP3203374B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 二重床制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27399292A JP3203374B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 二重床制振装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06123168A true JPH06123168A (ja) | 1994-05-06 |
| JP3203374B2 JP3203374B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=17535442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27399292A Expired - Lifetime JP3203374B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 二重床制振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3203374B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08334148A (ja) * | 1995-06-06 | 1996-12-17 | Tokico Ltd | 制振装置 |
| KR100715869B1 (ko) * | 2006-03-27 | 2007-05-07 | 주식회사 유탑엔지니어링건축사사무소 | 층간소음 저감 및 단열효과를 높이기 위한 복합판상재 및에어스프링을 이용한 시공공법 |
| KR100749562B1 (ko) * | 2006-10-26 | 2007-08-16 | 이상만 | 플로워용 완충시스템 |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP27399292A patent/JP3203374B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08334148A (ja) * | 1995-06-06 | 1996-12-17 | Tokico Ltd | 制振装置 |
| KR100715869B1 (ko) * | 2006-03-27 | 2007-05-07 | 주식회사 유탑엔지니어링건축사사무소 | 층간소음 저감 및 단열효과를 높이기 위한 복합판상재 및에어스프링을 이용한 시공공법 |
| KR100749562B1 (ko) * | 2006-10-26 | 2007-08-16 | 이상만 | 플로워용 완충시스템 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3203374B2 (ja) | 2001-08-27 |
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