JPH06123930A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH06123930A
JPH06123930A JP27300192A JP27300192A JPH06123930A JP H06123930 A JPH06123930 A JP H06123930A JP 27300192 A JP27300192 A JP 27300192A JP 27300192 A JP27300192 A JP 27300192A JP H06123930 A JPH06123930 A JP H06123930A
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Masahito Nishizeki
雅人 西関
Yasuhiko Kawashima
保彦 川島
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真性能に悪影響のない新規な硬膜剤を含有
したハロゲン化銀写真感光材料の提供。 【構成】 下記一般式〔I〕で表される化合物の少なく
とも1種で硬膜されていることを特徴とするハロゲン化
銀写真感光材料。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料に関し、詳しくは特定の化合物で写真構成層を硬膜し
たハロゲン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【発明の背景】一般に、ハロゲン化銀写真感光材料(以
下、感光材料という)は、例えばハロゲン化銀乳剤層、
中間層、保護層、フィルター層、下引層、ハレーション
防止層、紫外線吸収層、帯電防止層、裏引層等種々の写
真構成層をガラス、紙、合成樹脂フィルムの如き支持体
上に設層して成るものである。
【0003】これら写真構成層は、親水性ポリマー及び
/又は水分散性ポリマーから成る水性塗布液を塗設した
ものであるから、そのままでは機械的強度が弱い。例え
ば、ゼラチン膜は融点が低く、過度に水膨潤性である。
また、ラテックス膜は支持体との接着が著しく悪く、剥
がれ易いなどの欠点がある。
【0004】このため「硬膜剤」と呼ばれる化合物を写
真構成層に添加して、その機械的強度を向上させること
が知られている。例えばホルムアルデヒド、グルタルア
ルデヒドの如きアルデヒド系化合物、米国特許2,732,30
3号、同3,288,775号、英国特許974,723号、同1,167,207
号等に記載されている反応性ハロゲンを有する化合物、
ジアセチル、シクロペンタンジオンの如きケトン化合
物、ビス(2-クロロエチル)尿素、2-ヒドロキシ-4,6-ジ
クロロ-1,3,5-トリアジン、ジビニルスルホン、5-アセ
チル-1,3-ジアクリロイルヘキサヒドロ-1,3,5-トリアジ
ン、米国特許3,232,763号、同3,635,718号、英国特許99
4,809号等に記載の反応性オレフィンを有する化合物、
米国特許3,539,644号、同3,642,486号、特公昭49-13563
号、同53-47271号、同56-48860号、特開昭53-57257号、
同61-128240号、同62-4275号、同63-53541号、同63-264
572号等に記載のビニルスルホニル化合物、N-ヒドロキ
シメチルフタルイミド、米国特許2,732,316号、同2,58
6,168号等に記載のN-メチロール化合物、米国特許3,10
3,437号等に記載のイソシアネート類、米国特許2,983,6
11号、同3,107,280号等に記載のアジリジン系化合物、
米国特許2,725,294号、同2,725,295号等に記載の酸誘導
体類、米国特許3,100,704号等に記載のカルボジイミド
系化合物、米国特許3,091,537号等に記載のエポキシ系
化合物、米国特許3,321,313号、同3,543,292号等に記載
のイソオキサゾール系化合物、ムコクロル酸のようなハ
ロゲノカルボキシアルデヒド類、ジヒドロキシジオキサ
ン、ジクロロジオキサン等のジオキサン誘導体等の有機
硬膜剤およびクロム明ばん、硫酸ジルコニウム、三塩化
クロム等の無機硬膜剤などが開示されている。
【0005】しかしながら、これら公知の硬膜剤は感光
材料に用いられた場合、硬化作用が充分でないもの、ゼ
ラチンに対する硬化反応が緩慢なために起こる「後硬
膜」と称する硬化作用の長期経時変化があるもの、感光
材料の性能に悪影響(特にカブリの増大、感度または最
大濃度の低下、階調の軟調化など)を及ぼすもの、共存
する他の写真用添加剤によって硬化作用を失ったり、他
の写真用添加剤(例えば内式カラー乳剤中のカプラー)
の効力を減じたり汚染を生じたりするもの等いずれも何
等かの欠点を持っていた。
【0006】ゼラチンに対する硬化作用が比較的速く、
後硬膜の少ない硬膜剤としては、特開昭50-38540号に記
載のジヒドロキノリン骨格を有する化合物、特開昭51-5
9625号、同62-262854号、同62-264044号、同63-184741
号に記載のN-カルバモイルピリジニウム塩類、特公昭55
-38655号に記載のアシルイミダゾール類、特公昭53-220
89号に記載のN-アシルオキシイミノ基を分子内に2個以
上含有する化合物、特開昭52-93470号に記載のN-スルホ
ニルオキシイミド基を有する化合物、特開昭58-113929
号に記載のリン-ハロゲン結合を有する化合物、特開昭6
0-225148号、同61-240236号、同63-41580号に記載のク
ロロホルムアミジニウム化合物等が知られている。
【0007】これらの硬膜剤は硬化作用が速く、従って
後硬膜が少ないという特徴を有している。しかしながら
これらの硬膜剤は写真特性に影響を与えるものが多かっ
たり、ゼラチンの硬化反応が速いと共に水によって分解
される副反応も速いため、ゼラチンの水溶液を用いる一
般的な写真感光材料の製造方法では硬膜剤の有効使用効
率がきわめて低く、充分な硬膜度を持つゼラチン膜を得
るためには、大量の硬膜剤を使用しなければならないと
いう欠点を有していた。
【0008】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、第1に写真特
性に何らの悪影響を与えることなく充分な硬膜度を達成
する新規な硬膜剤によって硬膜された写真感光材料を提
供することにある。
【0009】第2に迅速な硬化作用で、後硬膜のない硬
膜剤によって硬膜された写真感光材料を提供することに
ある。
【0010】第3にゼラチン中の反応性残基に対し、高
い選択性を持って反応し、効率よくゼラチンを硬化させ
る硬膜剤によって硬膜された写真感光材料を提供するこ
とにある。
【0011】
【発明の構成】本発明の上記の目的は、支持体上に少な
くとも1層の親水性コロイド層を有するハロゲン化銀写
真感光材料において、該親水性コロイド層の少なくとも
1層が下記一般式〔I〕で表される化合物の少なくとも
1種で硬膜されていることを特徴とするハロゲン化銀写
真感光材料により達成される。
【0012】
【化2】
【0013】以下、本発明を詳述する。
【0014】
【化3】
【0015】
【化4】
【0016】
【化5】
【0017】
【化6】
【0018】
【化7】
【0019】ここでR1は、アルキル基(例えばメチ
ル、エチル、n-プロピル、iso-プロピル、n-ブチル基な
ど)、アリール基(例えばフェニル、トリル、ナフチル
基など)、アラルキル基(例えばベンジル基、フェネチ
ル基など)を表す。
【0020】R2は水素原子、又は低級アルキル基(例
えばメチル、エチル、n-プロピル基など)を表す。又、
上に例示した基はさらに置換されていてもよく、好まし
い置換基としてはハロゲン原子(例えば塩素、フッ素原
子など)、アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ基
など)、スルホ基、スルホアミノ基、スルホオキシ基な
どが挙げられる。
【0021】以下、本発明に係る一般式〔I〕で表され
る化合物の例を挙げるが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
【0022】
【化8】
【0023】
【化9】
【0024】
【化10】
【0025】
【化11】
【0026】
【化12】
【0027】本発明の上記の化合物は公知の方法で容易
に合成することができる。例えば下記一般式〔II〕で表
される化合物をホスゲン又はジホスゲンと塩基共存下に
低温で反応させることで容易に得られる。
【0028】
【化13】
【0029】式中、Y及びZは一般式〔I〕で表される
ものと同義である。
【0030】次に上記例示化合物1を例にして合成法を
具体的に説明する。
【0031】(例示化合物1の合成)トリクロロメチル
クロロホルメート9.9gの塩化メチレン溶液中へ2-ヒド
ロキシピリジン19gとトリエチルアミン21gの塩化メチ
レン溶液を内温0℃で滴下し、次いで0℃で2時間撹拌
した。析出した塩化トリエチルアンモニウムを濾過によ
って除去した後、30℃以下で減圧濃縮し、粗結晶を得
た。粗結晶をトルエンから再結晶し化合物1を18g得
た。(mp 86℃)。このものはNMR、IRにより構
造を確認した。本発明の他の化合物も同様の方法により
収率よく合成することができる。
【0032】本発明を実施する際の硬膜剤の使用量は、
適用される感光材料の種類や親水性バインダーの種類等
により異なるが、好ましくはバインダーの乾燥重量0.01
〜100重量%、より好ましくは0.1〜30重量%の範囲であ
る。
【0033】また本発明を実施する際に用いる親水性バ
インダーは、一般に用いられるゼラチン、ゼラチン誘導
体、ゼラチンと他の高分子とのグラフトポリマーなど任
意である。
【0034】また、写真構成層に含有される水分散性ポ
リマーとしては、ビニル化合物から得られる疎水性ポリ
マー、コポリマーの水性分散物、ポリエステル等の縮重
合系ポリマーの水性分散物を用いることができる。
【0035】本発明を実施する際における感光材料のハ
ロゲン化銀乳剤層またはその他の層に用いられるハロゲ
ン化銀、化学増感剤、ハロゲン化銀溶剤、分光増感色
素、カブリ防止剤、ゼラチン等の親水性保護コロイド、
紫外線吸収剤、ポリマーラテックス、増白剤、カラーカ
プラー、褪色防止剤、染料、マット剤、界面活性剤等に
ついては特に制限はなく、例えばリサーチ・ディスクロ
ージャー(Research Disclosure)176巻、22〜31頁(19
78年12月)に記載されたものを用いることができる。
【0036】また、感光材料の支持体、現像処理方法、
感光材料の構成層等に関しても、上記リサーチ・ディス
クロージャー誌の記載を参考にすることができる。
【0037】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されない。
【0038】実施例1 以下の全ての実施例において、ハロゲン化銀写真感光材
料中の添加量は特に記載のない限り1m2当りの重量
(g)を示す。また、ハロゲン化銀とコロイド銀は銀に
換算して示した。
【0039】トリアセチルセルロースフィルム支持体上
に、下記に示すような組成の各層を順次支持体側から形
成して、多層カラー写真感光材料を作製した。
【0040】 第1層:ハレーション防止層(HC) 黒色コロイド銀 0.15 UV吸収剤(UV−1) 0.20 カラードカプラー(CC−1) 0.02 高沸点溶媒(O−1) 0.20 高沸点溶媒(O−2) 0.20 ゼラチン 1.6 第2層:中間層(IL−1) ゼラチン 1.6 第3層:低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.4 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.3 増感色素(S−1) 3.2×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−2) 3.2×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−3) 0.2×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−1) 0.5 シアンカプラー(C−2) 0.13 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.07 DIR化合物(D−1) 0.006 DIR化合物(D−2) 0.01 高沸点溶媒(O−1) 0.55 添加剤(SC−1) 0.003 ゼラチン 1.0 第4層:高感度赤感性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤(Em−3) 0.9 増感色素(S−1) 1.7×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−2) 1.6×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−3) 0.1×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−2) 0.23 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.03 DIR化合物(D−2) 0.02 高沸点溶媒(O−1) 0.25 添加剤(SC−1) 0.003 ゼラチン 1.0 第5層:中間層(IL−2) ゼラチン 0.8 第6層:低感度緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.6 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.2 増感色素(S−4) 6.7×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−5) 0.8×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) 0.17 マゼンタカプラー(M−2) 0.43 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.10 DIR化合物(D−3) 0.02 高沸点溶媒(O−2) 0.70 添加剤(SC−1) 0.003 ゼラチン 1.0 第7層:高感度赤感性乳剤層(GH) 沃臭化銀乳剤(Em−3) 0.9 増感色素(S−6) 1.1×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−7) 2.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−8) 0.3×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) 0.03 マゼンタカプラー(M−2) 0.13 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.04 DIR化合物(D−3) 0.004 高沸点溶媒(O−2) 0.35 添加剤(SC−1) 0.003 ゼラチン 1.0 第8層:イエローフィルター層(YC) 黄色コロイド銀 0.1 添加剤(HS−1) 0.07 添加剤(HS−2) 0.07 添加剤(SC−2) 0.12 高沸点溶媒(O−2) 0.15 ゼラチン 1.0 第9層:低感度青感性乳剤層(BL) 沃臭化銀乳剤(Em−1) 0.25 沃臭化銀乳剤(Em−2) 0.25 増感色素(S−9) 5.8×10-4(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.60 イエローカプラー(Y−2) 0.32 DIR化合物(D−1) 0.003 DIR化合物(D−2) 0.006 高沸点溶媒(O−2) 0.18 添加剤(SC−1) 0.002 ゼラチン 1.3 第10層:高感度青感性乳剤層(BH) 沃化銀乳剤(Em−4) 0.50 増感色素(S−10) 3.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(S−11) 1.2×10-4(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.18 イエローカプラー(Y−2) 0.10 高沸点溶媒(O−2) 0.05 添加剤(SC−1) 0.002 ゼラチン 1.0 第11層:第1保護層(PRO−1) 微粒子沃臭化銀乳剤(Em−5) 0.3 UV吸収剤(UV−1) 0.07 UV吸収剤(UV−2) 0.10 高沸点溶媒(O−1) 0.07 高沸点溶媒(O−3) 0.07 添加剤(HS−1) 0.2 添加剤(HS−2) 0.1 ゼラチン 0.8 第12層:第2保護層(PRO−2) 帯電列調節剤(Su−1) 0.004 帯電列調節剤(Su−2) 0.02 アルカリで可溶性のマット剤(平均粒径2μm) 0.13 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.02 スベリ剤(WAX−1) 0.04 ゼラチン 0.5 各層には、上記の他に表1に示すように本発明の硬膜剤
あるいは比較の硬膜剤を添加して試料1〜8を作成し
た。
【0041】なお、各層には、塗布助剤(SU−4)、
分散助剤(SU−3)、安定剤(ST−1)、防腐剤
(DI−1)、カブリ防止剤(AF−1)、(AF−
2)、染料(AI−1)、(AI−2)を適宜添加し
た。
【0042】また、上記試料中に使用した乳剤は以下の
ものである。いずれも内部高ヨード型の単分散性の乳剤
である。
【0043】 Em−1:平均沃化銀含有率 7.5モル% 平均粒径 0.55μm 粒子形状 8面体 Em−2:平均沃化銀含有率 2.5モル% 平均粒径 0.36μm 粒子形状 8面体 Em−3:平均沃化銀含有率 8.0モル% 平均粒径 0.84μm 粒子形状 8面体 Em−4:平均沃化銀含有率 8.5モル% 平均粒径 1.02μm 粒子形状 8面体 Em−5:平均沃化銀含有率 2.0モル% 平均粒径 0.08μm
【0044】
【化14】
【0045】
【化15】
【0046】
【化16】
【0047】
【化17】
【0048】
【化18】
【0049】
【化19】
【0050】
【化20】
【0051】
【化21】
【0052】
【化22】
【0053】
【化23】
【0054】
【化24】
【0055】作成された各試料をフレッシュ試料とし、
この試料を室温下で7日間放置した試料、及び50℃,
50%RHで2日間放置して強制劣化した試料をそれぞれ作
成した。
【0056】これら試料を、白色光でウェッジ露光した
後、下記の処理を行い、感度とカブリを測定した。
【0057】感度はカブリ+0.5の濃度を与える露光量
の逆数で表し、塗布後室温下で7日間放置した試料1の
感度を100とした相対感度で示した。
【0058】また、上記室温下で7日間放置した試料を
30℃の水中に5分間浸漬し、半径0.3mmのサファイア針
を試料表面に圧接し、1秒間に2mmの速さで膜面上を平
行移動させながら0〜200gの範囲でサファイア針の圧
接荷重を連続的に変化させて試料の膜面に損傷の生ずる
時の荷重を耐傷強度として求めた。
【0059】その結果を併せて下記表1に示した。
【0060】 処理工程A(38℃) 処理時間 発色現像 3分15秒 漂 白 6分30秒 水 洗 3分15秒 定 着 6分30秒 水 洗 3分15秒 安 定 化 1分30秒 乾 燥 各試料工程において使用した処理液組成は下記の通りで
ある。
【0061】 [発色現像液] 4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N-(β-ヒドロキシエチル)アニリン・ 硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化ナトリウム 1.3g ニトリロ三酢酸・3ナトリウム(1水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水を加えて1lとする。
【0062】 [漂白液] エチレンジアミン四酢酸鉄アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミン四酢酸2アンモニウム塩 10.0g 臭化アンモニウム 150.0g 氷酢酸 10.0ml 水を加えて1lとし、アンモニア水を用いてpH=6.0に
調整する。
【0063】 [定着液] チオ硫酸アンモニウム 175.0g 無水亜硫酸ナトリウム 8.5g メタ亜硫酸ナトリウム 2.3g 水を加えて1lとし、酢酸を用いてpH=6.0に調整す
る。
【0064】 [安定液] ホルマリン(37%水溶液) 1.5ml コニダックス(コニカ[株]製) 7.5ml 水を加えて1lとする。
【0065】
【表1】
【0066】上記表1の結果からも明らかなように、本
発明に係る硬膜剤を用いた試料1〜5は、いずれも比較
試料6〜8と比較して相対感度の低下が僅かしかなく、
カブリの劣化も認められない。
【0067】また強制劣化された場合であっても、比較
試料6〜8と比較して本発明試料1〜5は感度低下が僅
かであり、カブリの上昇も僅かしか認められない。
【0068】従って本発明に係る硬膜剤は写真特性を殆
ど阻害しないことが分かる。
【0069】また、膜強度を示す耐傷強度の結果より、
本発明試料1〜5は、いずれも比較試料6〜8と比較し
て高い膜強度を示していることから、本発明の硬膜剤は
比較化合物よりも効率よく硬膜していることが分かる。
【0070】実施例2 下引きを施したポリエチレンテレフタレート支持体の両
面に下記に示すような組成の各層を順次支持体側から形
成して、X線用感光材料試料9〜14を得た。
【0071】ハロゲン化銀以外の添加剤は特に記載のな
い限りハロゲン化銀1モル当りの量を示した。
【0072】 第1層:クロスオーバーカット層 染料(I) 3mg/m2 媒染剤(II) 0.12g/m2 ゼラチン 0.2g/m2 第2層:乳剤層 平均粒径0.57μm、AgI2モル%を含むAgBrIから成る乳剤塗布銀量 4.5mg/m2 増感色素(A) 450mg 増感色素(B) 20mg 4-ヒドロキシ-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデン 3.0g t-ブチル-カテコール 400mg ポリビニルピロリドン(分子量10,000) 1.0g スチレン-無水マレイン酸共重合体 2.5g トリメチロールプロパン 10g ジエチレングリコール 5g p-ニトロフェニル-トリフェニルホスホニウムクロライド 50mg 1,3-ジヒドロキシベンゼン-4-スルホン酸アンモニウム 4g 2-メルカプトベンツイミダゾール-5-スルホン酸ソーダ 15mg 添加剤A 70mg 添加剤B 1g 1,1-ジメチロール-1-ブロモ-1-ニトロメタン 10mg ゼラチン 2g/m2 第3層:保護層 ポリメチルメタクリレート(平均粒径5μm) 7mg/m2 コロイダルシリカ(平均粒径0.013μm) 70mg/m2 添加剤C 10mg/m2 添加剤D 2mg/m2 添加剤E 7mg/m2 添加剤F 15mg/m2 ゼラチン 1g/m2 硬膜剤(表2に記載) 尚、各試料には、防腐剤DI−1を添加した。
【0073】
【化25】
【0074】
【化26】
【0075】
【化27】
【0076】各試料について実施例1と同様に保存試験
後、露光を与えて下記の処理を行い、実施例1と同様に
写真特性を測定した。
【0077】感度は塗布後7日の試料9の感度を100と
した相対感度で示した。
【0078】結果を表2に示す。
【0079】 (現像液) ハイドロキノン 25.0g フェニドン 1.2g 亜硫酸カリウム 55.0g ホウ酸 10.0g 水酸化ナトリウム 21.0g トリエチレングリコール 17.5g 5-ニトロイミダゾール 0.10g 5-ニトロベンツイミダゾール 0.10g グルタルアルデヒド重亜硫酸塩 15.0g 氷酢酸 16.0g 臭化カリウム 4.0g トリエチレンテトラミン六酢酸 2.5g 水を加えて1lに仕上げる。
【0080】 (定着液) チオ硫酸アンモニウム 130.9g 無水亜硫酸ナトリウム 7.3g ホウ酸 7.0g 酢酸(90wt%) 5.5g 酢酸ナトリウム(3水塩) 25.8g 硫酸アルミニウム(18水塩) 14.6g 硫酸(50wt%) 6.77g 水を加えて1lに仕上げる。
【0081】また、試料を25℃,50%RHの湿度に保ちな
がら塗布後2時間、1日、7日後に各々の試料の一部を
とり出し、30℃の水中で5分間膨潤させ、各試料の膜厚
を測定し、次式で表される膨潤度Vを算出し、硬化作用
の経時変化(後硬膜性)をみた。
【0082】 膨潤度V=膨潤で増加した膜厚/乾燥時の膜厚 得られた結果を下記の表2に示す。
【0083】
【表2】
【0084】表2の結果から明らかなように、本発明の
硬膜剤を保護層に添加したX線用感光材料試料9〜11で
は、感度の低下やカブリの増大など写真特性の変動が殆
ど見られず、しかも塗布、乾燥後1日以上たてば膨潤度
の変化も小さく安定し、後硬膜性が著しく改善されてい
ることがわかる。又試料12〜14と比べてみれば硬膜が効
率よくされていることが分かる。
【0085】
【発明の効果】以上本発明によれば、写真性能を損なう
ことなく、少ない硬膜剤量でも効率よく硬膜作用を示
し、後硬膜作用もない新規な硬膜剤を含有したハロゲン
化銀写真感光材料を提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層の親水性コロ
    イド層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該
    親水性コロイド層の少なくとも1層が下記一般式〔I〕
    で表される化合物の少なくとも1種で硬膜されているこ
    とを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】
JP27300192A 1992-10-12 1992-10-12 ハロゲン化銀写真感光材料 Pending JPH06123930A (ja)

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