JPH06124628A - ガス遮断器 - Google Patents
ガス遮断器Info
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- JPH06124628A JPH06124628A JP27001592A JP27001592A JPH06124628A JP H06124628 A JPH06124628 A JP H06124628A JP 27001592 A JP27001592 A JP 27001592A JP 27001592 A JP27001592 A JP 27001592A JP H06124628 A JPH06124628 A JP H06124628A
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- coil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガス遮断器の遮断性能及び再閉路遮断の性能
を向上させる。 【構成】 シリンダー1内に設けられた固定接触子部B
の中心部には、固定接触子4が支持部材4aを介して支
持部8に固定され、この固定接触子4の外側には固定ア
ーク接触子5が配設されている。この固定アーク接触子
5は、筒状の管台20及び磁界を発生させる第1のコイ
ル21を介して、前記支持部8に固定されている。ま
た、シリンダー1と前記管台20の間にはフロートピス
トン22が設けられ、バネ23によってシリンダー内を
摺動できるように取り付けられている。このフロートピ
ストン22には、後方に突出する小径の突起部22aが
形成され、その周囲に第2のコイル24が配設されてい
る。なお、管台20の後端部には、フロートピストン2
2の図中左方向への移動を係止する係止部20aが形成
されている。また、第1のコイル21は、管台20を介
して固定アーク接触子5に直列に接続されている。
を向上させる。 【構成】 シリンダー1内に設けられた固定接触子部B
の中心部には、固定接触子4が支持部材4aを介して支
持部8に固定され、この固定接触子4の外側には固定ア
ーク接触子5が配設されている。この固定アーク接触子
5は、筒状の管台20及び磁界を発生させる第1のコイ
ル21を介して、前記支持部8に固定されている。ま
た、シリンダー1と前記管台20の間にはフロートピス
トン22が設けられ、バネ23によってシリンダー内を
摺動できるように取り付けられている。このフロートピ
ストン22には、後方に突出する小径の突起部22aが
形成され、その周囲に第2のコイル24が配設されてい
る。なお、管台20の後端部には、フロートピストン2
2の図中左方向への移動を係止する係止部20aが形成
されている。また、第1のコイル21は、管台20を介
して固定アーク接触子5に直列に接続されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アークの熱エネルギー
を利用してシリンダー内のガス圧力を高めて吹き付けガ
ス流を得る自力消弧形のガス遮断器に関するものであ
る。
を利用してシリンダー内のガス圧力を高めて吹き付けガ
ス流を得る自力消弧形のガス遮断器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、72kV以上の高電圧送電系統の
保護用開閉器として、SF6 ガスを消弧絶縁媒体とした
パッファ形ガス遮断器が広く使用されている。このパッ
ファ形ガス遮断器は、構造が単純で信頼性が高く、遮断
性能が優れているという特徴を有している。
保護用開閉器として、SF6 ガスを消弧絶縁媒体とした
パッファ形ガス遮断器が広く使用されている。このパッ
ファ形ガス遮断器は、構造が単純で信頼性が高く、遮断
性能が優れているという特徴を有している。
【0003】しかしながら、可動接触子と直結したパッ
ファシリンダーによってガスを圧縮して高圧の吹き付け
ガス流を作り出しているため、大きな電流を遮断するた
めにはパッファシリンダー内のガス圧力を高めなければ
ならず、大きなエネルギーの駆動装置を必要とし、経済
性が損なわれるといった問題点があった。
ファシリンダーによってガスを圧縮して高圧の吹き付け
ガス流を作り出しているため、大きな電流を遮断するた
めにはパッファシリンダー内のガス圧力を高めなければ
ならず、大きなエネルギーの駆動装置を必要とし、経済
性が損なわれるといった問題点があった。
【0004】そこで、従来から上記パッファ形ガス遮断
器のように大きな駆動力を必要としないガス遮断器消弧
室の研究が行われ、一部は製品化されている。そのひと
つがアークの熱エネルギーを利用してシリンダー内のガ
ス圧力を高めて吹き付けガス流を得る自力消弧形と称さ
れる消弧方式を採用したガス遮断器である。
器のように大きな駆動力を必要としないガス遮断器消弧
室の研究が行われ、一部は製品化されている。そのひと
つがアークの熱エネルギーを利用してシリンダー内のガ
ス圧力を高めて吹き付けガス流を得る自力消弧形と称さ
れる消弧方式を採用したガス遮断器である。
【0005】図7及び図8は、自力消弧形ガス遮断器の
消弧室の構成と動作を示したものである。なお、図7は
閉極中の状態、図8は開極動作中の状態を示したもので
あり、1はシリンダー、3は絶縁ノズル、4は固定接触
子、5は固定アーク接触子、10は可動接触子である。
図7に示した閉極状態において、可動接触子10に開極
駆動力が働いて可動接触子10が図中矢印の方向に移動
して、固定接触子4と可動接触子10が開離すると、両
接触子間に第1のアーク11a(点線)が発生する。さ
らに開極が進むと、固定接触子側でアークは固定アーク
接触子5に移り第2のアーク11b(実線)となる。
消弧室の構成と動作を示したものである。なお、図7は
閉極中の状態、図8は開極動作中の状態を示したもので
あり、1はシリンダー、3は絶縁ノズル、4は固定接触
子、5は固定アーク接触子、10は可動接触子である。
図7に示した閉極状態において、可動接触子10に開極
駆動力が働いて可動接触子10が図中矢印の方向に移動
して、固定接触子4と可動接触子10が開離すると、両
接触子間に第1のアーク11a(点線)が発生する。さ
らに開極が進むと、固定接触子側でアークは固定アーク
接触子5に移り第2のアーク11b(実線)となる。
【0006】この時、可動接触子10はまだ絶縁ノズル
3から抜け出していないので、絶縁ノズル3と可動接触
子10の隙間3aの断面積は小さく、第2のアーク11
bの熱エネルギーによって発生した高温のガスは、図中
矢印で示したガス流12aとなって、シリンダー方向に
膨脹して流れる。その結果、シリンダー1内の空間Aの
圧力が高められる。その後、開極が進んで可動接触子1
0が絶縁ノズル3から抜け出すと、電流の零点付近でシ
リンダー内のガスが絶縁ノズル3から高速で吹き出し、
アーク11bは冷却される。これにより、電流は零点で
遮断される。
3から抜け出していないので、絶縁ノズル3と可動接触
子10の隙間3aの断面積は小さく、第2のアーク11
bの熱エネルギーによって発生した高温のガスは、図中
矢印で示したガス流12aとなって、シリンダー方向に
膨脹して流れる。その結果、シリンダー1内の空間Aの
圧力が高められる。その後、開極が進んで可動接触子1
0が絶縁ノズル3から抜け出すと、電流の零点付近でシ
リンダー内のガスが絶縁ノズル3から高速で吹き出し、
アーク11bは冷却される。これにより、電流は零点で
遮断される。
【0007】この様な自力消弧形の消弧室を有する遮断
器では、開極に必要な駆動力は可動接触子10を動かす
だけの大きさで良いので、従来のパッファ形ガス遮断器
に比べれば駆動装置のエネルギーは格段に小さくて済む
という利点がある。
器では、開極に必要な駆動力は可動接触子10を動かす
だけの大きさで良いので、従来のパッファ形ガス遮断器
に比べれば駆動装置のエネルギーは格段に小さくて済む
という利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た様な自力消弧形の消弧室を有するガス遮断器には、以
下に述べる様な解決すべき課題があった。即ち、可動接
触子10が絶縁ノズル3を抜け出した直後に、シリンダ
ー1内のガスが急激に吹き出すので、シリンダー内の圧
力も急激に低下する。従って、電流零点を通過した時に
は遮断性能は高いが、遮断時間幅は短いという欠点があ
った。また、進み小電流など小さい電流を遮断する時
は、熱エネルギーの発生量が少なく、シリンダー内の圧
力が高くならないため、遮断性能が低下するという問題
もあった。さらに、72kV以上の送電系統用の遮断器
では、近距離線路故障のように高い吹き付け圧力を必要
とする遮断責務があり、図7に示した様なガス遮断器で
は十分な時間幅、必要な圧力上昇を得ることは難しく、
遮断性能が不足していた。
た様な自力消弧形の消弧室を有するガス遮断器には、以
下に述べる様な解決すべき課題があった。即ち、可動接
触子10が絶縁ノズル3を抜け出した直後に、シリンダ
ー1内のガスが急激に吹き出すので、シリンダー内の圧
力も急激に低下する。従って、電流零点を通過した時に
は遮断性能は高いが、遮断時間幅は短いという欠点があ
った。また、進み小電流など小さい電流を遮断する時
は、熱エネルギーの発生量が少なく、シリンダー内の圧
力が高くならないため、遮断性能が低下するという問題
もあった。さらに、72kV以上の送電系統用の遮断器
では、近距離線路故障のように高い吹き付け圧力を必要
とする遮断責務があり、図7に示した様なガス遮断器で
は十分な時間幅、必要な圧力上昇を得ることは難しく、
遮断性能が不足していた。
【0009】また、通常72kV以上の遮断器では再閉
路遮断の責務が要求される。この責務では、1回目の遮
断の後、わずかな時間で投入して再び遮断する必要があ
る。前記図7の例では、大電流遮断の間シリンダー内の
ガスが熱されて流出し、その間ガスは補給されない。ま
た、投入動作の時に、パッファ形ガス遮断器の様にガス
が吸い込まれることもない。従って、大電流の遮断後、
シリンダー内のガス密度は低くなる。
路遮断の責務が要求される。この責務では、1回目の遮
断の後、わずかな時間で投入して再び遮断する必要があ
る。前記図7の例では、大電流遮断の間シリンダー内の
ガスが熱されて流出し、その間ガスは補給されない。ま
た、投入動作の時に、パッファ形ガス遮断器の様にガス
が吸い込まれることもない。従って、大電流の遮断後、
シリンダー内のガス密度は低くなる。
【0010】このガス密度はシリンダー内のガス温度の
低下によって回復するが、再閉路遮断で1回目から2回
目の遮断までの短い時間に回復させることは困難であ
る。しかし、2回目の遮断までにシリンダー内のガス密
度がほぼ初期の値まで回復していないと、2回目の遮断
性能は1回目よりも著しく低くなり、再閉路遮断に失敗
するという事態を引き起こすといった欠点があった。
低下によって回復するが、再閉路遮断で1回目から2回
目の遮断までの短い時間に回復させることは困難であ
る。しかし、2回目の遮断までにシリンダー内のガス密
度がほぼ初期の値まで回復していないと、2回目の遮断
性能は1回目よりも著しく低くなり、再閉路遮断に失敗
するという事態を引き起こすといった欠点があった。
【0011】本発明は、上述した従来技術の欠点を解決
するために提案されたもので、その目的は、遮断性能を
向上させ、且つ、電流遮断後のシリンダー内のガス密度
の回復を速くして、再閉路遮断の性能を向上させること
のできるガス遮断器を提供することにある。
するために提案されたもので、その目的は、遮断性能を
向上させ、且つ、電流遮断後のシリンダー内のガス密度
の回復を速くして、再閉路遮断の性能を向上させること
のできるガス遮断器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、消弧性ガスが
充填された容器内に対向配置された固定接触子部及び可
動接触子を備え、前記固定接触子部にシリンダーとその
先端に取り付けられる絶縁ノズルを有し、前記シリンダ
ーと絶縁ノズルによって形成される空間内の最内部に前
記可動接触子と接触する固定接触子を有し、その外側に
固定接触子を包囲し、固定接触子とは直接接触しない固
定アーク接触子を備えて成るガス遮断器において、前記
固定アーク接触子に管台を介して第1のコイルを接続
し、また、バネによって前記第1のコイルの方向に付勢
され、それ自体に第2のコイルを備えたフロートピスト
ンを前記シリンダーと管台との間に配設し、このフロー
トピストンを、前記第1のコイルに電流が流れた時にバ
ネに反発して移動し、電流が遮断された後には前記バネ
によって元の位置に戻るように構成したことを特徴とす
るものである。
充填された容器内に対向配置された固定接触子部及び可
動接触子を備え、前記固定接触子部にシリンダーとその
先端に取り付けられる絶縁ノズルを有し、前記シリンダ
ーと絶縁ノズルによって形成される空間内の最内部に前
記可動接触子と接触する固定接触子を有し、その外側に
固定接触子を包囲し、固定接触子とは直接接触しない固
定アーク接触子を備えて成るガス遮断器において、前記
固定アーク接触子に管台を介して第1のコイルを接続
し、また、バネによって前記第1のコイルの方向に付勢
され、それ自体に第2のコイルを備えたフロートピスト
ンを前記シリンダーと管台との間に配設し、このフロー
トピストンを、前記第1のコイルに電流が流れた時にバ
ネに反発して移動し、電流が遮断された後には前記バネ
によって元の位置に戻るように構成したことを特徴とす
るものである。
【0013】
【作用】本発明のガス遮断器においては、電流遮断時、
遮断電流が第1のコイルに流れる際に作られる磁界によ
り、フロートピストンが動いてシリンダー内のガスを圧
縮し、シリンダー内の圧力を高め、アークへの吹き付け
圧力を増大させる。
遮断電流が第1のコイルに流れる際に作られる磁界によ
り、フロートピストンが動いてシリンダー内のガスを圧
縮し、シリンダー内の圧力を高め、アークへの吹き付け
圧力を増大させる。
【0014】また、電流が遮断された後、フロートピス
トンがバネによって元の位置に復帰する際に、ガスをシ
リンダー内に吸い込み、シリンダー内のガス密度は初期
の値に速やかに復帰するので、再閉路遮断性能が格段に
向上する。
トンがバネによって元の位置に復帰する際に、ガスをシ
リンダー内に吸い込み、シリンダー内のガス密度は初期
の値に速やかに復帰するので、再閉路遮断性能が格段に
向上する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図6に基
づいて具体的に説明する。なお、図7及び図8に示した
従来型と同一の部材には同一の符号を付して、説明は省
略する。
づいて具体的に説明する。なお、図7及び図8に示した
従来型と同一の部材には同一の符号を付して、説明は省
略する。
【0016】本実施例においては、図1に示した様に、
シリンダー1内に設けられた固定接触子部Bの中心部に
は、固定接触子4が支持部材4aを介して支持部8に固
定されている。また、この固定接触子4の外側には、そ
の先端部5aに耐アーク材料を取り付けた固定アーク接
触子5が配設されている。この固定アーク接触子5は、
筒状の管台20及び磁界を発生させる第1のコイル21
を介して、前記支持部8に固定されている。
シリンダー1内に設けられた固定接触子部Bの中心部に
は、固定接触子4が支持部材4aを介して支持部8に固
定されている。また、この固定接触子4の外側には、そ
の先端部5aに耐アーク材料を取り付けた固定アーク接
触子5が配設されている。この固定アーク接触子5は、
筒状の管台20及び磁界を発生させる第1のコイル21
を介して、前記支持部8に固定されている。
【0017】なお、前記管台20の後端部には、後述す
るフロートピストン22の図中左方向への移動を係止す
る係止部20aが形成されている。また、前記第1のコ
イル21は、管台20を介して固定アーク接触子5に直
列に接続されている。
るフロートピストン22の図中左方向への移動を係止す
る係止部20aが形成されている。また、前記第1のコ
イル21は、管台20を介して固定アーク接触子5に直
列に接続されている。
【0018】また、シリンダー1と前記管台20の間に
はフロートピストン22が設けられ、それを第1のコイ
ル21の方向に押圧するバネ23によってシリンダー内
を摺動できるように取り付けられている。このフロート
ピストン22には、後方に突出する小径の突起部22a
が形成され、その周囲に第2のコイル24が配設されて
いる。
はフロートピストン22が設けられ、それを第1のコイ
ル21の方向に押圧するバネ23によってシリンダー内
を摺動できるように取り付けられている。このフロート
ピストン22には、後方に突出する小径の突起部22a
が形成され、その周囲に第2のコイル24が配設されて
いる。
【0019】なお、前記固定接触子4及び支持部材4a
の外径部と、前記固定アーク接触子5、管台20及び第
1のコイル21の内径部とは、確実なギャップを有して
保たれ、直接接することはない。また、可動接触子10
の先端部10aにも、耐アーク材料が取り付けられてい
る。
の外径部と、前記固定アーク接触子5、管台20及び第
1のコイル21の内径部とは、確実なギャップを有して
保たれ、直接接することはない。また、可動接触子10
の先端部10aにも、耐アーク材料が取り付けられてい
る。
【0020】ここで、前記フロートピストン22の構成
について説明する。即ち、フロートピストン22は、全
体が非磁性体金属から構成され、図5(A)(B)に示
した様に、ドーナツ状円盤部22bに小径の突起部22
aが設けられたものである。また、このフロートピスト
ン22には、その軸方向に1本のスリット18が形成さ
れ、短絡管とならないように構成されている。
について説明する。即ち、フロートピストン22は、全
体が非磁性体金属から構成され、図5(A)(B)に示
した様に、ドーナツ状円盤部22bに小径の突起部22
aが設けられたものである。また、このフロートピスト
ン22には、その軸方向に1本のスリット18が形成さ
れ、短絡管とならないように構成されている。
【0021】さらに、フロートピストン22の小径部2
2aの周囲には、図6(A)(B)に示した様に、第2
のコイル24が巻回されている。この第2のコイル24
は、その両端部24a及び24bにおいてフロートピス
トン22と電気的に接続され、その他の部分は絶縁被覆
25によって、フロートピストン22と電気的に充分な
絶縁がなされている。この様に構成することにより、第
2のコイル24とフロートピストン22から成る閉じた
電気回路が短絡コイルを形成している。
2aの周囲には、図6(A)(B)に示した様に、第2
のコイル24が巻回されている。この第2のコイル24
は、その両端部24a及び24bにおいてフロートピス
トン22と電気的に接続され、その他の部分は絶縁被覆
25によって、フロートピストン22と電気的に充分な
絶縁がなされている。この様に構成することにより、第
2のコイル24とフロートピストン22から成る閉じた
電気回路が短絡コイルを形成している。
【0022】なお、図6(A)に示した実施例では、第
2のコイル24とフロートピストン22との電気的絶縁
を確保するために絶縁被覆25が用いられているが、ギ
ャップによって電気的絶縁を確保しても良い。また、図
6(A)においては、便宜上、コイルの両端24a,2
4bが同一面上にあるが、必ずしも同一面上にある必要
はない。
2のコイル24とフロートピストン22との電気的絶縁
を確保するために絶縁被覆25が用いられているが、ギ
ャップによって電気的絶縁を確保しても良い。また、図
6(A)においては、便宜上、コイルの両端24a,2
4bが同一面上にあるが、必ずしも同一面上にある必要
はない。
【0023】この様な構成を有する本実施例のガス遮断
器は、以下に述べる様に作用する。即ち、図1に示した
遮断器の閉極状態においては、電流は遮断器の一方の端
子へ接続される支持部8から支持部材4aを通って固定
接触子4に導かれ、さらに可動接触子10を通って、遮
断器の他の一方の端子へと導かれる。この時、前記フロ
ートピストン22はバネ23によって図中左方向に押圧
され、管台20の係止部20aに当接して停止してい
る。また、フロートピストン22に形成された小径の突
起部22aの周囲に配設された第2のコイル24は、そ
の一部が第1のコイル21と軸方向上で重なりあってい
る。
器は、以下に述べる様に作用する。即ち、図1に示した
遮断器の閉極状態においては、電流は遮断器の一方の端
子へ接続される支持部8から支持部材4aを通って固定
接触子4に導かれ、さらに可動接触子10を通って、遮
断器の他の一方の端子へと導かれる。この時、前記フロ
ートピストン22はバネ23によって図中左方向に押圧
され、管台20の係止部20aに当接して停止してい
る。また、フロートピストン22に形成された小径の突
起部22aの周囲に配設された第2のコイル24は、そ
の一部が第1のコイル21と軸方向上で重なりあってい
る。
【0024】次に、図に示していない駆動装置によっ
て、可動接触子10が矢印方向(図中、右方向)に動く
と、図2に示した様に、固定接触子4と可動接触子10
が開離する。両接触子が開離した当初は、アーク11a
は固定接触子4と可動接触子10の間に発生する。さら
に開極が進み、固定アーク接触子5と可動接触子10の
間に軸方向のギャップができると、固定接触子4のアー
クはアーク接触子5に移る(図中11b)。すると、ア
ーク接触子5に接続された第1のコイル21に遮断電流
が流れ、磁界30が発生する。この時、高温ガスの一部
はガス流12bとなって可動接触子10の中空部を通
り、穴部10bから充気雰囲気中に吹き出す。 一方、
第2のコイル24には、前記磁界30との相互作用によ
って誘導電流31が流れるが、この誘導電流31によっ
てフロートピストン22が作る磁界と前記第1のコイル
が作る磁界30との間に反発力が生じる。その結果、フ
ロートピストン22は矢印C方向に動かされ、シリンダ
ー1内のA部の容積が縮小され、これによってシリンダ
ー内の圧力が高められる。
て、可動接触子10が矢印方向(図中、右方向)に動く
と、図2に示した様に、固定接触子4と可動接触子10
が開離する。両接触子が開離した当初は、アーク11a
は固定接触子4と可動接触子10の間に発生する。さら
に開極が進み、固定アーク接触子5と可動接触子10の
間に軸方向のギャップができると、固定接触子4のアー
クはアーク接触子5に移る(図中11b)。すると、ア
ーク接触子5に接続された第1のコイル21に遮断電流
が流れ、磁界30が発生する。この時、高温ガスの一部
はガス流12bとなって可動接触子10の中空部を通
り、穴部10bから充気雰囲気中に吹き出す。 一方、
第2のコイル24には、前記磁界30との相互作用によ
って誘導電流31が流れるが、この誘導電流31によっ
てフロートピストン22が作る磁界と前記第1のコイル
が作る磁界30との間に反発力が生じる。その結果、フ
ロートピストン22は矢印C方向に動かされ、シリンダ
ー1内のA部の容積が縮小され、これによってシリンダ
ー内の圧力が高められる。
【0025】なお、上述した様に、第2のコイル24に
は、第1のコイル21による磁界30との相互作用によ
って誘導電流31が流れるが、第2のコイル24はこれ
に対する通電性能とその時に働く電磁力に充分耐え得る
機械的強度を有するように構成されている。
は、第1のコイル21による磁界30との相互作用によ
って誘導電流31が流れるが、第2のコイル24はこれ
に対する通電性能とその時に働く電磁力に充分耐え得る
機械的強度を有するように構成されている。
【0026】さらに開極が進み、可動接触子10が絶縁
ノズル3の外に出た時の状態を図3に示した。即ち、シ
リンダー内で圧縮されたガスは絶縁ノズル3から吹き出
し、固定アーク接触子5と可動接触子10の間に発生し
たアーク11bを冷却する。このガス流は強力であるた
め、冷却力は強く、アーク11bは電流の零点で消滅さ
せられ、遮断が成功する。この場合、フロートピストン
22は電流がコイルに流れている間、空間Aを圧縮する
方向に押され続けるが、シリンダーの内壁に形成された
係止部1aで停止させられる。このため、シリンダー内
の空間Aは、遮断動作中極端に小さくなることはなく、
一定の容積以上に維持される。
ノズル3の外に出た時の状態を図3に示した。即ち、シ
リンダー内で圧縮されたガスは絶縁ノズル3から吹き出
し、固定アーク接触子5と可動接触子10の間に発生し
たアーク11bを冷却する。このガス流は強力であるた
め、冷却力は強く、アーク11bは電流の零点で消滅さ
せられ、遮断が成功する。この場合、フロートピストン
22は電流がコイルに流れている間、空間Aを圧縮する
方向に押され続けるが、シリンダーの内壁に形成された
係止部1aで停止させられる。このため、シリンダー内
の空間Aは、遮断動作中極端に小さくなることはなく、
一定の容積以上に維持される。
【0027】さらに開極が進み、ストロークエンドで可
動接触子10が停止した状態を図4に示した。この状態
では、固定接触子部Bと可動接触子10との距離は、遮
断器の定格電圧に対して十分な大きさとなっている。ま
た、コイルに電流は流れていないから、この状態で可動
接触子10が停止している間に、フロートピストン22
はバネ23の復帰力によって、第1のコイル21の方向
に押し戻され、図1に示した元の位置まで戻る。このフ
ロートピストン22の移動により、矢印12dに示すよ
うに、ガスが絶縁ノズル3からシリンダー1内に吸入さ
れる。従って、シリンダー内のガス密度は初期の値に速
やかに復帰するので、再閉路して遮断を行う時の遮断性
能は第1回目の性能と同じになる。この様にして再閉路
遮断性能を向上させることができる。
動接触子10が停止した状態を図4に示した。この状態
では、固定接触子部Bと可動接触子10との距離は、遮
断器の定格電圧に対して十分な大きさとなっている。ま
た、コイルに電流は流れていないから、この状態で可動
接触子10が停止している間に、フロートピストン22
はバネ23の復帰力によって、第1のコイル21の方向
に押し戻され、図1に示した元の位置まで戻る。このフ
ロートピストン22の移動により、矢印12dに示すよ
うに、ガスが絶縁ノズル3からシリンダー1内に吸入さ
れる。従って、シリンダー内のガス密度は初期の値に速
やかに復帰するので、再閉路して遮断を行う時の遮断性
能は第1回目の性能と同じになる。この様にして再閉路
遮断性能を向上させることができる。
【0028】この様に、本実施例の消弧室では、電流遮
断時にフロートピストン22によるガス圧縮の効果が加
わるので、シリンダー内の圧力が効果的に高められる。
また、シリンダー内の容積は一定以上に保たれるので、
圧力は急激に低下することはなく、あらゆる機会の遮断
に対して、必要な時間だけ圧力上昇が保たれる。従っ
て、遮断性能は従来に比べ格段に優れたものとなる。ま
た、電流遮断後、シリンダー内のガス密度を初期の値に
速やかに復帰させることができるので、再閉路遮断性能
を大幅に向上させることができ、小さい駆動エネルギー
で72kV以上の高電圧大容量の遮断器を得ることがで
きる。
断時にフロートピストン22によるガス圧縮の効果が加
わるので、シリンダー内の圧力が効果的に高められる。
また、シリンダー内の容積は一定以上に保たれるので、
圧力は急激に低下することはなく、あらゆる機会の遮断
に対して、必要な時間だけ圧力上昇が保たれる。従っ
て、遮断性能は従来に比べ格段に優れたものとなる。ま
た、電流遮断後、シリンダー内のガス密度を初期の値に
速やかに復帰させることができるので、再閉路遮断性能
を大幅に向上させることができ、小さい駆動エネルギー
で72kV以上の高電圧大容量の遮断器を得ることがで
きる。
【0029】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、可動接触子として中実の接触子を用い
ることも可能である。この場合、図2に示した様な開極
初期に可動接触子の中空部を通って吹き出すガス流が生
じないため、シリンダー内の圧力は一層高くなる。
るものではなく、可動接触子として中実の接触子を用い
ることも可能である。この場合、図2に示した様な開極
初期に可動接触子の中空部を通って吹き出すガス流が生
じないため、シリンダー内の圧力は一層高くなる。
【0030】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、固定
アーク接触子に管台を介して第1のコイルを接続し、ま
た、バネによって前記第1のコイルの方向に付勢され、
それ自体に第2のコイルを備えたフロートピストンをシ
リンダーと管台との間に配設し、このフロートピストン
を、第1のコイルに電流が流れた時にバネに反発して移
動し、電流が遮断された後にはバネによって元の位置に
戻るように構成することにより、遮断性能を向上させ、
且つ、電流遮断後のシリンダー内のガス密度の回復を速
くして、再閉路遮断の性能を向上させることのできるガ
ス遮断器を提供することができる。
アーク接触子に管台を介して第1のコイルを接続し、ま
た、バネによって前記第1のコイルの方向に付勢され、
それ自体に第2のコイルを備えたフロートピストンをシ
リンダーと管台との間に配設し、このフロートピストン
を、第1のコイルに電流が流れた時にバネに反発して移
動し、電流が遮断された後にはバネによって元の位置に
戻るように構成することにより、遮断性能を向上させ、
且つ、電流遮断後のシリンダー内のガス密度の回復を速
くして、再閉路遮断の性能を向上させることのできるガ
ス遮断器を提供することができる。
【図1】本発明のガス遮断器の一実施例の閉極状態を示
す断面図
す断面図
【図2】図1に示した実施例の開極初期の状態を示す断
面図
面図
【図3】図1に示した実施例の開極状態を示す断面図
【図4】図1に示した実施例の開極完了状態を示す断面
図
図
【図5】本発明に用いられるフロートピストンの一例を
示したもので、(A)は断面図、(B)は平面図
示したもので、(A)は断面図、(B)は平面図
【図6】図5に示したフロートピストンにコイルを装着
した状態を示したもので、(A)は断面図、(B)は平
面図
した状態を示したもので、(A)は断面図、(B)は平
面図
【図7】従来の自力消弧形ガス遮断器の消弧室の一例を
示す断面図
示す断面図
【図8】図7に示した従来型の開極初期の状態を示す断
面図
面図
1…シリンダー 3…絶縁ノズル 4…固定接触子 5…固定アーク接触子 10…可動接触子 11a,11b…アーク 20…管台 21…第1のコイル 22…フロートピストン 23…バネ 24…第2のコイル 25…絶縁被覆 30…磁界 31…誘導電流
Claims (1)
- 【請求項1】 消弧性ガスが充填された容器内に対向配
置された固定接触子部及び可動接触子を備え、前記固定
接触子部にシリンダーとその先端に取り付けられる絶縁
ノズルを有し、前記シリンダーと絶縁ノズルによって形
成される空間内の最内部に前記可動接触子と接触する固
定接触子を有し、その外側に固定接触子を包囲し、固定
接触子とは直接接触しない固定アーク接触子を備えて成
るガス遮断器において、 前記固定アーク接触子に管台を介して第1のコイルを接
続し、また、バネによって前記第1のコイルの方向に付
勢され、それ自体に第2のコイルを備えたフロートピス
トンを前記シリンダーと管台との間に配設し、このフロ
ートピストンを、前記第1のコイルに電流が流れた時に
バネに反発して移動し、電流が遮断された後には前記バ
ネによって元の位置に戻るように構成したことを特徴と
するガス遮断器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27001592A JPH06124628A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | ガス遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27001592A JPH06124628A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | ガス遮断器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06124628A true JPH06124628A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17480363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27001592A Pending JPH06124628A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | ガス遮断器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06124628A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106952762A (zh) * | 2017-04-25 | 2017-07-14 | 中国电力科学研究院 | 一种断路负荷开关的灭弧室 |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP27001592A patent/JPH06124628A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106952762A (zh) * | 2017-04-25 | 2017-07-14 | 中国电力科学研究院 | 一种断路负荷开关的灭弧室 |
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