JPH0574291A - パツフア形ガス遮断器 - Google Patents

パツフア形ガス遮断器

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JPH0574291A
JPH0574291A JP23470091A JP23470091A JPH0574291A JP H0574291 A JPH0574291 A JP H0574291A JP 23470091 A JP23470091 A JP 23470091A JP 23470091 A JP23470091 A JP 23470091A JP H0574291 A JPH0574291 A JP H0574291A
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JP
Japan
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puffer
cylinder
arc
puffer cylinder
circuit breaker
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JP23470091A
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English (en)
Inventor
Masayuki Ishikawa
石川  雅之
Toshiaki Inohara
俊明 猪原
Shigenori Nishizumi
茂紀 西住
Hidekazu Hagimori
英一 萩森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通電性能及び耐熱性能に優れたパッファシリ
ンダを有する、小型・軽量で信頼性の高いパッファ形ガ
ス遮断器を提供する。 【構成】 消弧性ガスを充填した容器内に、接離可能な
接触子部1,2を有する。パッファピストン10とパッ
ファシリンダ21からなるパッファ室11を圧縮し、圧
縮ガスをノズル8部に導き、アーク接触子3,7間に発
生するアーク15を消弧する。パッファシリンダを駆動
する操作ロッド5に、遮断動作初期には中空部5cとパ
ッファ室を連通し、遮断動作後期には中空部と容器を連
通する孔5dを設ける。パッファシリンダを、構造傾斜
合金によりその組成が内面から外面の間で半径方向に変
化するように構成する。パッファシリンダの内面を耐熱
性に優れた材料から構成し、外面を電気伝導性に優れた
材料から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パッファ形ガス遮断器
の消弧室に関し、特に電流遮断アークの発生する熱エネ
ルギーを利用して消弧ガスの圧力を高める遮断器消弧室
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】発電系統の大容量化に伴い、変電所や開
閉所に用いられる遮断器に要求される遮断容量も増大
し、且つ、高い信頼性が要求されている。遮断器の信頼
性を高めるためには、部品数を少なく、構造を簡略化す
ることが重要である。この観点から、遮断器の遮断点数
の減少が図られており、そのためには、遮断器の遮断性
能を向上し、一点当たりの遮断容量を増加させなければ
ならない。
【0003】従来の一般的パッファ形ガス遮断器におい
て、遮断性能を向上するためには、パッファ室内のガス
圧力を高め、強力な吹き付けガス流を形成することが必
要である。このようなパッファ室内のガス圧力の高圧化
を達成するために単純に考えられる方法としては、大型
のパッファシリンダを速い開極速度で動かすという方法
が挙げられる。しかしながら、このような方法を採用し
た場合には、消弧室の寸法が大きくなってしまうばかり
でなはなく、大きな駆動装置が必要となり、遮断器の製
造及び運用の経済性が失われてしまう。
【0004】これに対し、大型のパッファシリンダを使
用することなくパッファ室内のガス圧力を高める方法と
して、アークの熱エネルギーを利用する方法が従来提案
されている。この方法は、発生したアークの熱エネルギ
ーを有効に利用して、パッファ室内のガス圧力を効率良
く高め、強力な吹付けガス流を形成することにより、遮
断性能の向上を図るものである。
【0005】このような原理に基く従来のパッファ形ガ
ス遮断器の一例を図4乃至図6に示し、その動作原理に
ついて以下に説明する。なお、図4乃至図6は、それぞ
れ消弧室内の遮断部周辺のみを示す断面図であり、図4
は投入状態、図5は遮断動作初期状態、図6は遮断動作
後期状態を示している。
【0006】まず、図4に示すように、消弧性ガスを充
填した図示していない消弧室内には、固定接触子部1と
可動接触子部2とが接離可能に設けられている。固定接
触子部1は、固定アーク接触子3と、この固定アーク接
触子3を包囲するように配置され、一体に固定された固
定通電接触子4とによって構成されている。また、可動
接触子部2においては、中空の操作ロッド5の周囲にパ
ッファシリンダ6が配置され、操作ロッド5の先端(固
定接触子部1側の端部)に設けられたフランジ部5aに
よって操作ロッド5に固定されている。操作ロッド5の
フランジ部5aの固定接触子部1側には、可動アーク接
触子7、絶縁ノズル8、可動通電接触子9が内外に順次
配置され、フランジ部5aに一体に固定されている。
【0007】パッファシリンダ6は、図示していない固
定部に固定されたパッファピストン10及び操作ロッド
5の外面と共に、パッファ室11を形成している。ま
た、操作ロッド5のフランジ部5aにおける可動アーク
接触子7と絶縁ノズル8との間には、パッファ室11内
のガスを噴出し、絶縁ノズル8を介してアークに吹き付
けるための開口部5bが設けられている。操作ロッド5
にはその中空部5cと外部とを連通する連通孔5dが設
けられ、この連通孔5dの基端側(固定接触子部1と反
対側)には、中空部5c内のガス流を連通孔5dから外
部に導くための凸部5eが設けられている。なお、図中
12は、パッファピストン10と共に図示していない固
定部に固定され、パッファシリンダ6に対して摺動する
摺動接触子、図中13は、固定接触子部1に接続された
第1の導体、14は、可動接触子部2(の摺動接触子1
2)に接続された第2の導体である。
【0008】以上のような構成を有するパッファ形ガス
遮断器の、図4に示す投入状態における通電経路は、図
示していないブッシングから第1の導体13を経て消弧
室へ至り、消弧室内においては、固定通電接触子4から
可動通電接触子9へ至る第1の経路と、固定アーク接触
子3から可動アーク接触子7へ至る第2の経路に分岐す
る。そして、第1、第2の経路は、操作ロッド5のフラ
ンジ部5aにて合流して、単一経路となり、パッファシ
リンダ6及び摺動接触子12を介して第2の導体14に
至り、図示していないブッシングから外部回路へと至
る。
【0009】また、両接触子部1,2の各接触子3,
4,7,9は、図5に示すような遮断動作初期におい
て、まず、固定通電接触子4と可動通電接触子9とが開
離し、それに引続いて固定アーク接触子3と可動アーク
接触子7とが開離し、その結果、固定アーク接触子3と
可動アーク接触子7との間にアーク15が発生するよう
に配置構成されている。一方、操作ロッド5の連通孔5
dは、図5に示すような遮断動作初期において、操作ロ
ッド5の中空部5cとパッファ室11とを連通するよう
に構成されている。さらに、操作ロッド5の連通孔5d
は、図6に示すように、遮断動作後期において、パッフ
ァピストン10の内径端部10aを通り過ぎた後に、操
作ロッド5の中空部5cと周囲のガス空間とを連通する
ように構成されている。
【0010】次に、図5及び図6により、このパッファ
形ガス遮断器の作用を説明する。まず、図5に示すよう
に、遮断動作初期において、アーク15は大きな熱を発
生しているが、ノズル8はまだ十分に開極していないの
で、遮断能力はない。また、この遮断動作初期におい
て、操作ロッド5の連通孔5dはまだパッファピストン
10の端部10aを過ぎていないので、操作ロッド5の
中空部5cは、連通孔5dを介してパッファ室11内と
連通している。
【0011】一方、このような遮断動作初期において
は、パッファ室11内部の圧力はあまり上昇していない
ので、アーク15からのガスの熱膨脹流は、ノズル8の
開口部から噴出する熱ガス流16aに加えて、操作ロッ
ド5の中空部5cを流れる熱ガス流16b、及びノズル
8の内部に流れ込む熱ガス流16cとなる。このうち、
ロッド5の中空部5cを通った熱ガス流16bは、操作
ロッド5の連通孔5dを介して、急激にパッファ室11
に流れ込む。この場合、アーク15からの熱ガス流16
bの熱エネルギーは非常に大きいため、この熱ガス流1
6bは、パッファ室11内のガスに大きな熱エネルギー
を与える。この熱エネルギーが、パッファピストン10
とパッファシリンダ6の物理的な圧縮エネルギーに加え
られるため、パッファ室11内の圧力は極めて高くな
る。
【0012】その後、図6に示すように、遮断動作後期
において、操作ロッド5の連通孔5dは、パッファピス
トン10の端部10aを通過して、操作ロッド5の中空
部5cと周囲のガス空間とを連通する。従って、操作ロ
ッド5の中空部5c内のアークによる熱は、連通孔5d
を介して周囲のガス空間に放出される。このような状態
においては、すでにノズル8は十分に開口しているの
で、電流を遮断できる状態となっている。パッファ室1
1内に取り込まれた熱は、パッファシリンダ6内でほぼ
均一に分散されるので、パッファ室11内の高い圧力上
昇状態は、遮断動作が終了するまで持続する。従って、
パッファ室11内からノズル8を介し、高速のガス流1
6dが、長時間に亘ってアーク15に吹き付けられるの
で、高い遮断性能を得ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なパッファ形ガス遮断器において、パッファシリンダは
可動部分の一部となるために、それ自体軽量であること
が要求される。また、通電経路として説明したように、
パッファシリンダの壁内を電流が流れるために、パッフ
ァシリンダは良導体から構成されていなければならな
い。パッファシリンダを良導体で構成すると、通電部分
の断面積を小さくできるため、軽量化にも効果は大き
い。こうした理由により、従来、パッファシリンダは、
アルミニウムから構成されることが多かった。しかしな
がら、このようなアルミニウム製のパッファシリンダに
おいて、前述のように、アークエネルギーを積極的にパ
ッファシリンダ内に取り入れる構造とした場合、アーク
によって高温に熱せられたガスがパッファシリンダ内に
吸収されるために、パッファシリンダ内面が熱によって
損傷を受ける恐れがあった。
【0014】このようなパッファシリンダの損傷を避け
るために、例えば、アルミニウム製のパッファシリンダ
内面に、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)など
の高分子物質あるいはセラミックスなどの耐熱性に優れ
た絶縁物からなる保護用の内壁を設けることが考えられ
ている。しかしながら、このように、パッファシリンダ
を絶縁物と金属とからなる二層構造に構成した場合、こ
れらの物質間の境界面にわずかでも間隙があると、金属
・固体絶縁物・絶縁性ガスの三点接触部が形成されてし
まう。このような三点接触部では、電界が極めて高くな
り、通電時に火花放電を生じてシリンダを損傷するなど
の不具合の原因となる恐れがある。
【0015】これに対して、絶縁物製の内壁の代わり
に、銅−タングステン合金などの耐熱性金属の内壁を設
けることも考えられる。この場合には、三点接触部の形
成はないものの、内側円筒と外側円筒の材質の電気抵抗
率が異なるために、軸方向の電圧降下が異なり、二層間
の境界面で電位差が生じ、火花放電を発生して、結局パ
ッファシリンダを損傷してしまう恐れがある。
【0016】本発明は上記のような従来技術の課題を解
決するために提案されたものであり、その目的は、遮断
動作時のアークエネルギーを有効に利用可能であり、小
さな駆動エネルギーで高い遮断性能が得られ、且つ、通
電性能及び耐熱性能に優れたパッファシリンダを有す
る、小型・軽量で信頼性の高いパッファ形ガス遮断器を
提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によるパッファ形
ガス遮断器は、消弧性ガスを充填した容器内に、接離可
能な固定接触子部と可動接触子部を有し、可動接触子部
に設けられたパッファピストンとパッファシリンダとか
らなるパッファ室を圧縮することによってガスを圧縮し
てノズル部に導き、固定・可動アーク接触子間に発生す
るアークを冷却して消弧させるパッファ形ガス遮断器で
あって、前記パッファシリンダを駆動する操作ロッド
に、その中空部と外部とを連通する孔を設け、遮断動作
初期は前記操作ロッドの中空部と前記パッファ室とを前
記操作ロッドの孔を介して連通させ、遮断動作後期は前
記操作ロッドの中空部と前記容器とを前記操作ロッドの
孔を介して連通させるパッファ形ガス遮断器において、
特に、次のような特徴を有するものである。すなわち、
パッファシリンダを、位置的な組成が連続的に変化する
構造傾斜合金により、この構造傾斜合金の組成がパッフ
ァシリンダ内面からパッファシリンダ外面の間で半径方
向に変化するように構成する。且つ、パッファシリンダ
内面を耐熱性に優れた材料から構成し、パッファシリン
ダ外面を電気伝導性に優れた材料から構成する。
【0018】また、パッファシリンダ内面を構成する耐
熱性に優れた材料が、タングステン、銅−タングステン
合金、窒化ホウ素、アルミナのうちの少なくとも一成分
からなり、パッファシリンダ外面を構成する電気伝導性
に優れた材料が、アルミニウム、銅、銀のうちの少なく
とも一成分からなることが望ましい。
【0019】
【作用】以上のような構成を有する本発明のパッファ形
ガス遮断器は、遮断動作初期においては、アークエネル
ギーを、操作ロッドの中空部を介して積極的にパッファ
室内に取り込むことにより、パッファ室内の圧力を熱的
に効率良く上昇させることができるため、この結果、駆
動エネルギーの省力化に貢献できる。また、遮断動作後
期においては、操作ロッド中空部の熱は、周囲のガス空
間に放出される。そして、高圧となったパッファ室内か
ら、高速のガス流がアークに吹き付けられるため、高い
遮断性能を得ることができる。
【0020】特に、本発明においては、パッファシリン
ダ内面を耐熱性に優れた材料によって構成することによ
り、遮断動作初期のアークエネルギー(熱ガス流)をパ
ッファ室内に導入した際に、熱によるパッファシリンダ
内面の損傷を生じることがない。その上、パッファシリ
ンダを二層構造とせずに、境界面のない構造傾斜合金を
使用しているため、境界面の電位差に起因する火花放電
を発生する問題もなく、パッファシリンダの損傷を確実
に防止できる。また、熱の問題のないパッファシリンダ
外面を、電気伝導性に優れた材料によって構成すること
により、通電経路としての機能は良好である。まず、本
発明においては、材料及び構造面で通電性能及び耐熱性
能に優れたパッファシリンダを実現できる。従ってま
た、パッファシリンダを厚くしたり大型化する必要はな
いため、この点から、遮断器全体の小型・軽量化に貢献
できるという利点もある。
【0021】
【実施例】以下には、本発明によるパッファ形ガス遮断
器の一実施例を、図1乃至図3を参照して説明する。こ
の場合、図1及び図3は、それぞれ消弧室内の遮断部周
辺のみを示す断面図であり、図1は投入状態、図3は遮
断動作初期状態である。また、図2はパッファシリンダ
の半径方向位置に対する組成を示すグラフである。な
お、図4乃至図6と同一部材については同一の符号を付
して説明を省略する。まず、図1に示すように、本実施
例におけるパッファシリンダ21は、その位置的な組成
が連続的に変化する、いわゆる構造傾斜合金により構成
されている。この構造傾斜合金の組成は、パッファシリ
ンダ21の内面から外面の間で半径方向に変化するよう
に構成されている。そして、パッファシリンダ21の内
面は、耐熱性に優れた材料、すなわち、タングステン、
銅−タングステン合金、窒化ホウ素、アルミナのうちの
少なくとも一成分から構成され、パッファシリンダ21
の外面は、電気伝導性に優れた材料、すなわち、アルミ
ニウム、銅、銀のうちの少なくとも一成分から構成され
ている。この場合のパッファシリンダ21の半径方向の
組成は、具体的には、図2に示すような傾斜を描いて変
化している。
【0022】次に、図1及び図3を参照して、本実施例
のパッファ形ガス遮断器の作用を説明する。すなわち、
図1に示す投入状態においては、前述したように、電流
はパッファシリンダ21を経由して流れるが、このパッ
ファシリンダ21の外面は、電気伝導性に優れた材料か
ら構成されているために良好な通電特性を示す。
【0023】そして、図3に示すように、遮断動作初期
においては、操作ロッド5の中空部5cは、操作ロッド
5の連通孔5dを介してパッファ室11と連通してい
る。この遮断動作初期においては、パッファ室11内部
の圧力はあまり上昇していないので、アーク15からの
ガスの熱膨脹流は、ノズル8の開口部から噴出する熱ガ
ス流16aに加えて、操作ロッド5の中空部5cを流れ
る熱ガス流16b、及びノズル8の内部に流れ込む熱ガ
ス流16cとなる。このうち、ロッド5の中空部5cを
通った熱ガス流16bは、操作ロッド5の連通孔5dを
介して急激にパッファ室11内に流れ込む。
【0024】この場合、アーク15からの熱ガス流16
bの熱エネルギーは非常に大きいため、この熱ガス流1
6bは、パッファ室11内のガスに大きな熱エネルギー
を与える。この熱エネルギーが、パッファピストン10
とパッファシリンダ6の物理的な圧縮エネルギーに加え
られるため、パッファ室11内の圧力は極めて高くな
る。また、パッファシリンダ21の内面には、大きな熱
エネルギーが加えられることになるが、本実施例におい
ては、パッファシリンダ21の内面が耐熱性の材料で構
成されているために、パッファシリンダ21の内面の熱
損傷を防止できる。さらに、図2に示す通り、パッファ
シリンダ21の組成が内面から外面の間で半径方向に連
続的に変化するように構成されていることから、二層構
造のような境界面がないため、境界面の電位差に起因す
る火花放電を発生する問題はない。
【0025】ところで、遮断動作後期の動作は、図示し
ていないが、前述した従来技術と全く同様である。すな
わち、遮断動作後期においては、操作ロッド5の連通孔
5dによって、操作ロッド5の中空部5cと周囲のガス
空間とが連通され、操作ロッド5の中空部5c内のアー
クによる熱は、連通孔5dを介して周囲のガス空間に放
出される。そして、アークエネルギーによって高圧とな
ったパッファ室11内からノズル8を介し、高速のガス
流が長時間に亘ってアークに吹き付けられるため、高い
遮断性能を得ることができる。
【0026】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、パッファシリンダを構成する材料は、適宜
選択可能である。また、本発明は、アークエネルギー
を、操作ロッドの中空部を介して積極的にパッファ室内
に取り込むタイプのパッファ形ガス遮断器において、特
に、パッファシリンダとして、半径方向に組成が変化す
る構造傾斜合金を使用したことを特徴とするものである
ため、この特徴を有する限り、それ以外の各部品の構造
や配置構成などは適宜変更可能であり、同様の優れた作
用効果を得られる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、パ
ッファシリンダを、構造傾斜合金を使用して、その組成
が内面から外面の間で半径方向に変化するように構成
し、且つ、パッファシリンダ内面を耐熱性に優れた材料
から構成し、パッファシリンダ外面を電気伝導性に優れ
た材料から構成することにより、遮断動作時のアークの
熱エネルギーを有効に利用可能であり、小さな駆動エネ
ルギーで高い遮断性能が得られ、且つ、通電性能及び耐
熱性能に優れたパッファシリンダを有する、小型・軽量
で信頼性の高いパッファ形ガス遮断器を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパッファ形ガス遮断器の一実施例
の投入状態を示す断面図。
【図2】図1のパッファ形ガス遮断器のパッファシリン
ダの半径方向位置に対する組成を示すグラフ。
【図3】図1のパッファ形ガス遮断器の遮断動作初期状
態を示す断面図。
【図4】従来のパッファ形ガス遮断器の一例の投入状態
を示す断面図。
【図5】図4のパッファ形ガス遮断器の遮断動作初期状
態を示す断面図。
【図6】図4のパッファ形ガス遮断器の遮断動作後期状
態を示す断面図。
【符号の説明】
1…固定接触子部 2…可動接触子部 3…固定アーク接触子 4…固定通電接触子 5…操作ロッド 5a…フランジ部 5b…開口部 5c…中空部 5d…連通孔 5e…凸部 6…従来のパッファシリンダ 7…可動アーク接触子 8…絶縁ノズル 9…可動通電接触子 10…パッファピストン 10a…パッファピストン端部 11…パッファ室 12…摺動接触子 13,14…導体 15…アーク 16a〜16c…熱ガス流 16d…ガス流 21…本発明によるパッファシリンダ
フロントページの続き (72)発明者 萩森 英一 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消弧性ガスを充填した容器内に、接離可
    能な固定接触子部と可動接触子部を有し、可動接触子部
    に設けられたパッファピストンとパッファシリンダとか
    らなるパッファ室を圧縮することによってガスを圧縮し
    てノズル部に導き、固定・可動アーク接触子間に発生す
    るアークを冷却して消弧させるパッファ形ガス遮断器で
    あって、前記パッファシリンダを駆動する操作ロッド
    に、その中空部と外部とを連通する孔を設け、遮断動作
    初期は前記操作ロッドの中空部と前記パッファ室とを前
    記操作ロッドの孔を介して連通させ、遮断動作後期は前
    記操作ロッドの中空部と前記容器とを前記操作ロッドの
    孔を介して連通させるパッファ形ガス遮断器において、 前記パッファシリンダを、その位置的な組成が連続的に
    変化する構造傾斜合金により、この構造傾斜合金の組成
    がパッファシリンダ内面からパッファシリンダ外面の間
    で半径方向に変化するように構成し、且つ、パッファシ
    リンダ内面を耐熱性に優れた材料から構成し、パッファ
    シリンダ外面を電気伝導性に優れた材料から構成したこ
    とを特徴とするパッファ形ガス遮断器。
  2. 【請求項2】 パッファシリンダ内面を構成する耐熱性
    に優れた材料が、タングステン、銅−タングステン合
    金、窒化ホウ素、アルミナのうちの少なくとも一成分か
    らなり、パッファシリンダ外面を構成する電気伝導性に
    優れた材料が、アルミニウム、銅、銀のうちの少なくと
    も一成分からなることを特徴とする請求項1記載のパッ
    ファ形ガス遮断器。
JP23470091A 1991-09-13 1991-09-13 パツフア形ガス遮断器 Pending JPH0574291A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114141574A (zh) * 2021-10-20 2022-03-04 平高集团有限公司 一种断路器及其主拉杆

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