JPH061248B2 - 熱可塑性樹脂のフイツシユアイ測定法 - Google Patents

熱可塑性樹脂のフイツシユアイ測定法

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JPH061248B2
JPH061248B2 JP16161385A JP16161385A JPH061248B2 JP H061248 B2 JPH061248 B2 JP H061248B2 JP 16161385 A JP16161385 A JP 16161385A JP 16161385 A JP16161385 A JP 16161385A JP H061248 B2 JPH061248 B2 JP H061248B2
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thermoplastic resin
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resin
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱可塑性樹脂フィルムのフィッシュアイ(以下
F.E.という)の測定法に関する。
〔従来の技術〕
ポリエチレン.ポリプロピレン等の熱可塑性フィルムに
しばしば発生するF.E.(フィルムに現われる魚の目
状の欠陥部分)はフィルムの外視を著しく損なうばかり
でなく、引張強度、衝撃強度等の機械的強度の低下も伴
い商品価値を落とす。かかるF.E.の原因は熱可塑性
樹脂中に含まれる高分子量物、塵芥等の異物であるが、
中でも高分子量物によるF.E.は熱可塑性樹脂をフィ
ルム等の薄片にしないと検知できない。そこでフィルム
に発生するF.E.を検定するには何らかの方法でフィ
ルム状にする必要があることから、通常は被検体である
熱可塑性樹脂を通常のフィルム成形方法と同様にスクリ
ュ押出機を用いて溶融混練した後、インフレーションフ
ィルム法、Tダイ法等でフィルムを成形し、該フィルム
に発生するF.E.の数を目視、又はレーザー光により
かぞえている。
ところが、F.E.の検定においてはF.E.の発生も
なく良好な外視のフィルムが得られていたにもかかわら
ず、フィルムの加工メーカーでしばしばF.E.が発生
し問題となることが多々あった。しかしながらF.E.
の要因を確認しようにも、F.E.の検定時には何ら問
題は発生していないので、その対策に苦慮することが多
く、又、F.E.の検定すら場合によっては意味がない
状況でもあった。
又、従来の方法はスクリュ押出機及び複雑な構造のダ
イを使用している為、自ずと多量の熱可塑性樹脂を必要
とし、成形装置の清掃等にも多大な時間を要するのが現
状であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者はフィルム成形に使用する押出機の仕様の差違
によってフィルムに発生するF.E.の大きさ、量が異
なるのは、スクリュ押出機の混練効果の差違によるもの
ではあるが、本質的にF.E.の要因を含む熱可塑性樹
脂はたとえ検定時のF.E.の発生がなくとも、押出機
の仕様によっては多かれ少なかれF.E.を生じる恐れ
があるとの見地から、F.E.の要因を含む熱可塑性樹
脂からは必ずF.E.を生じさせる方法、実際的にはよ
りF.E.の発生が多くなる測定方法、合わせて操作が
簡単で測定が迅速な方法の開発を目的として種々検討を
行った。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本発明はシリンダ1中で加熱溶融した熱可塑性樹脂6
をピストン3で押圧して混練することなくスリットダイ
5より押出したフィルム7のF.Eを測定する方法であ
る。
以下、本発明の方法によって行われるF.E.の測定方
法について具体的に説明する。
本発明では、シリンダ1中に熱可塑性樹脂6を充填し、
該樹脂をシリンダ1の外部に設けられた炉2によって融
点よりも通常30〜70℃高い温度で加熱して溶融させ
た樹脂6をピストン3で押し(重り、又は、リニアヘッ
ド等で自動的に下降させる)、混練することなくスリッ
トダイ5より押し出すことによってフィルム7(厚さ3
〜100μm)が形成される。
本発明の方法が適用できる熱可塑性樹脂としては、結晶
性、非晶性を問わず、低密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ1−プテン、ポリ4−
メチル−1−ペンテンあるいはエチレン、プロピレン、
1−プテン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフ
イン同志のランダムあるいはブロック共重合体等のポリ
オレフイン、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン
・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコール共
重合体、エチレン・塩化ビニル共重合体等のエチレン・
ビニル化合物共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリ
ル・スチレン共重合体、ABS、メタクリル酸メチル・
スチレン共重合体、α−メチルスチレン・スチレン共重
合体等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、ポリ
アクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等のポリビ
ニル化合物、ナイロン6、ナイロン6−6、ナイロン6
−10、ナイロン11、ナイロン12等のポリアミド、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
の熱可塑性ポリエステル、ポリカーボネート、ポリフエ
ニレンオキサイド等あるいはそれらの混合物のいずれの
樹脂でもよい。
本発明では前期方法によって作成されたフィルムを用い
てF.E.の測定が行われる。該測定方法として具体的
には、フィルムをオーバーヘッドプロジェクターによっ
て拡大投影して、この投影像を例えば目視等の適宜手段
によりF.E.の数と大きさを測定しても良いし、ある
いは本発明者が今回新たに発明した方法であるイメージ
センサを用いてF.E.の数と大きさを測定する方法を
採用することも出来る。本発明では、本発明の方法によ
って形成されたフィルムのF.E.の数と大きさの測定
方法については前記方法に限定されることなく従来から
採用されている方法を用いても差し束えないが、これら
方法の中では前記したイメージセンサを用いる方法が特
に好ましい。以下このイメージセンサを用いる方法につ
いて具体的に説明する。
前記方法によって形成されたフィルム7は引取機9によ
って通常0,1〜10m/minの速度で必要に応じて延伸しなが
ら引き取り走行される。
本発明ではこの走行するフィルム7の一方の側より光を
(投光器11により)照射し、フィルム7の他方の側で
該フイルム7を通過した光をイメージセンサの受光器12
で受光することによって該フィルム7のF.E.が測定
される。
〔発明の効果〕
本発明の方法である加熱溶融した熱可塑性樹脂を混練し
ないでフイルムを形成させて該フィルムのF.E.を測
定する方法を採用すれば、F.E.の要因を含む熱可塑
性樹脂からは必ずF.E.を検出することが出来、実際
的にはF.E.の発生をより多くして検出し易くするこ
とが出来る。また本発明の方法によれば、F.E.の測
定に必要な熱可塑性樹脂の使用量が少なくてすみ、操作
が簡単で測定が迅速となる。
〔実施例〕
≪実施例1〜3≫ 第1図及び第2図に示したピストン式押出機のフィルム
成形装置と、イメージセンサ測定装置を組み込んだフィ
ルムのF.E.測定装置を用いて、性状が異なる3種類
のポレエチレンフィルム(PE1〜PE3)のF.E.
を測定した。
測定に使用された装置は、シリンダ1の内径が10mm、長
さが160mmで、シリンダ1の外側に加熱用の炉2を備
え、スリットダイ5の下方に冷却用のガス噴出口10を設
け、シリンダ1の下方400mmの位置に巻取モータM1で
回転するフィルム巻取機9を設けてある。なお、このフ
ィルム巻取機9の代わりに2個のローラを設け、そのロ
ーラでフィルム7を挾んで引き取るようにしてもよい。
イメージセンサは、 受光素子 :CCD形イメージセンサ 受光素子数:2048ビット 視 野:300mm 分 解 能:0.15mm レ ン ズ:焦点距離 f50,明るさ F1.4 走査周波数:700Hz 走 査 幅:50μm 絞 り:5.6と8の間(透明フィルム) 4と5.6の間(半透明フィルム) 光 源:蛍光灯(高周波点灯方式) 投光器の角度:30度 である。
そして、ポリエチレン試料7gをシリンダ1に入れ、こ
れを200℃で約6分加熱して溶融させた後、ピストン3
を一定速度で押して、スリットダイ5より押し出し、フ
ィルム7を形成するとともに、冷却用ガス噴出口10より
窒素ガスを噴出させてフィルム7を冷却し、さらに、該
フィルム7をフィルム巻取機9で巻き取り、フィルム7
を一定速度(2m/min)で引き取つた。このときフィ
ルム7は幅が20mm、厚さが30μmであった。
そして、前述の如く、フィルム7を一定速度で引き取る
一方、イメージセンサにより該フィルム7中のF.E.
を連続的に測定し、この測定データをプログラム処理す
ることにより第1表の測定結果を得た。
≪実施例4〜7及び比較例1〜4≫ 4種類のポリエチレン樹脂(試料1〜4)を用いて、実
施例1〜3と同様にしてポリエチレンフィルムを作成し
て、これを第3図に示す光源を内蔵したオーバーヘッド
プロジェクターによって該フィルム中のF.E.を測定
した(実施例4〜7)。一方、先のポリエチレン樹脂を
用いて従来から採用されているスクリュ式の押し出し機
によって作成したフィルム中のF.E.を実施例4〜6
と同様の方法によって測定した(比較例1〜4)。これ
らの結果を試料のポリエチレン樹脂の物性値と併せて第
2表に示した。
≪実施例8〜10及び比較例5〜7≫ A、B、C三種類のポリエチレンテレフタレート樹脂を
用いて、これを充分乾燥させてからシリンダ1内を窒素
置換しながら該樹脂を入れ、シリンダ1の温度を295℃
として、実施例1〜3と同様にして該樹脂のフィルムを
作成し、オーバーヘッドプロジェクターによってフィル
ム中の未溶物状のF.E.を測定した(実施例8〜1
0)。また、これとは別に同じ樹脂を用いて従来から採
用されているスクリュ式の押し出し機によって作成した
フィルム中のF.E.を実施例8〜10と同様にして測定
した(比較例5〜7)。結果を樹脂の物性値と併せて第
3表に示した。
第4図はこの実施例の計数方法の一例を示すものであ
り、第5図はこの実施例で使用される装置を示したもの
である。
この実施例ではピストン3を一定速度で押し出す方式と
して、パルス駆動によって制御されるモータM2を用い
て、リニアヘッドによりピストン3を一定速度で押し、
溶融樹脂の押し出し量を一定にしているもので、モータ
M2は総合コントローラで制御されるパルス発生器の発
するパルスに応じて一定速度で回転するようになってい
る。
また、パルス発生器からのパルスに応じて、イメージセ
ンサの測定部もイメージセサコントローラで制御され、
これにより溶融樹脂の押し出し量を規定する前記パルス
駆動と、イメージセンサの測定部とが同期して連動し、
フィルム7の単位重量当たりのF.E.の数を直ちに測
定できるようにしてある。
そして、スリットダイ5より押し出されるフィルム7を
イメージセンサでX軸方向(フィルム7の幅方向をX軸
とし、長さ方向すなわち巻き取り方向をY軸とした)に
走査して得られる、X軸方向の電位に関する情報(以下
X軸情報という。第5図参照)を測定すると同時に、フ
ィルム7のY軸方向の長さに対応する量として、一定の
適宜間隔を有するパルス(第4図のY軸方向の長さに対
応するパルス)を発生させて、このパルスと前記X軸情
報をプログラム処理することにより、フィルム7上の大
きなF.E.Aの1個を、その大きさに対応して2個あ
るいは3個といったように適宜の重みを付けて計数し
た。
すなわち、このプログラムはイメージセンサによりX軸
情報として検出されたF.E.が、Y軸方向の長さに対
応するパルスの1つの谷の部分に、複数存在したとして
も、その場合は常にF.E.の数は1個であるとみなす
ものである。
これを第4図の一例で説明すると、フィルム7に現れた
大きなF.E.Aは、X軸情報として3個計数され、小
さなF.E.BはX軸情報として1個計数される。そし
て、3個のX軸情報としての大きなF.E.Aは、Y軸
方向の長さに対応するパルスの谷1と谷2との間に位置
することから2個とみなされて検出される。また、小さ
なF.E.Bは当然のこととして谷3で1個として検出
される。
以上述べたように、フィルム7の単位重量当たりのF.
E.の形状について大、中、小と大きさに重みを付けて
F.E.の数を評価することができた。
≪実験例1〜8≫ 第6図は実験例1〜3を示すもので、透明樹脂フィルム
を用いてイメージセンサ(実施例1〜3に使用したイメ
ージセンサ)でF.E.の検出実験をしたものであり、
No.1は100μm、No.2は120μm、No.3は900μmの
F.E.をオシロスコープで検出したものである。
第7図は実験例4〜8で示すもので、半透明フィルムを
用いてイメージセンサでF.E.の検出実験をしたもの
であり、No.4は600μmの埃を、No.5は220μmの焼
け焦げを、No.6は100μmの焼け焦げを、No.7は240μ
mの焼け焦げを、No.8は300μmのセルロースを検出し
たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に使用する測定装置の一例を示す
側面図、第2図はその正面図、第3図はオーバーヘッド
プロジェクターを用いた計数方法を示す図、第4図は本
発明の計数方法の一例を示す図、第5図は本発明の方法
に使用される他の測定装置を示す図、第6図及び第7図
は本発明の方法に用いられるF.E.の検出状態を示す
図である。 1…シリンダ、 3…ピストン、 5…スリットダイ、 6…溶融した樹脂、 7…樹脂フィルム、 9…巻取機として形成された引取機、 11…投光器、 12…イメージセンサの受光器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ1中で加熱溶融した熱可塑性樹脂
    6をピストン3で押圧して混練することなくスリットダ
    イ5より押出したフィルム7のフィッシュアイを測定す
    ることを特徴とする熱可塑性樹脂のフィッシュアイ測定
    法。
  2. 【請求項2】該フィルム7を引き取り走行させ、走行中
    のフィルム7の一方の側より光を照射し、フィルム7の
    他方の側で該フィルム7を通過した光をイメージセンサ
    の受光器12で受光してフィルム7のフィッシュアイを測
    定することを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載
    の方法。
JP16161385A 1985-07-22 1985-07-22 熱可塑性樹脂のフイツシユアイ測定法 Expired - Lifetime JPH061248B2 (ja)

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WO2006137385A1 (ja) * 2005-06-21 2006-12-28 Gunze Limited フィルム検査装置およびフィルム検査方法
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