JPH06136147A - 二軸配向フィルム - Google Patents
二軸配向フィルムInfo
- Publication number
- JPH06136147A JPH06136147A JP28420292A JP28420292A JPH06136147A JP H06136147 A JPH06136147 A JP H06136147A JP 28420292 A JP28420292 A JP 28420292A JP 28420292 A JP28420292 A JP 28420292A JP H06136147 A JPH06136147 A JP H06136147A
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- JP
- Japan
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- particles
- film
- biaxially oriented
- oriented film
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- Laminated Bodies (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 一次粒径が5〜100nmのθ型アルミナ粒
子と一次粒径が5〜100nmのジルコニア粒子なる少
なくとも2種類の粒子を含有した二軸配向フィルムとす
る。 【効果】 θ型アルミナ粒子とジルコニア粒子という特
定の2種類の粒子を混合したので、フィルム表面が傷つ
きにくく、また、磁気媒体用とした時に、優れた画質、
ドロップアウト特性を得ることができる。
子と一次粒径が5〜100nmのジルコニア粒子なる少
なくとも2種類の粒子を含有した二軸配向フィルムとす
る。 【効果】 θ型アルミナ粒子とジルコニア粒子という特
定の2種類の粒子を混合したので、フィルム表面が傷つ
きにくく、また、磁気媒体用とした時に、優れた画質、
ドロップアウト特性を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二軸配向フィルムに関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】二軸配向フィルム、例えば二軸配向ポリ
エステルフィルムとしては、δ型アルミナ粒子を含有せ
しめたフィルムが知られている(例えば特公平4−40
375号公報)。
エステルフィルムとしては、δ型アルミナ粒子を含有せ
しめたフィルムが知られている(例えば特公平4−40
375号公報)。
【0003】しかし、上記従来の二軸配向フィルムで
は、例えば、磁気媒体用途における磁性層塗布、カレン
ダー工程、あるいは、できたビデオテープ等をダビング
してソフトテープ等を製造する工程等の工程速度の増大
に伴い、接触するロールやガイドでフィルム表面に傷が
つくという欠点があった。また、従来のものでは、上記
ダビング時の画質低下のために、ビデオテープにした時
の画質、すなわち、S/N(シグナル/ノイズ比)も不
十分という欠点があった。
は、例えば、磁気媒体用途における磁性層塗布、カレン
ダー工程、あるいは、できたビデオテープ等をダビング
してソフトテープ等を製造する工程等の工程速度の増大
に伴い、接触するロールやガイドでフィルム表面に傷が
つくという欠点があった。また、従来のものでは、上記
ダビング時の画質低下のために、ビデオテープにした時
の画質、すなわち、S/N(シグナル/ノイズ比)も不
十分という欠点があった。
【0004】本発明はかかる課題を解決し、特に高速工
程でフィルムに傷がつきにくく(以下耐スクラッチ性に
優れるという)、しかもダビング時の画質低下の少ない
(以下耐ダビング性に優れるという)二軸配向フィルム
を提供することを目的とする。
程でフィルムに傷がつきにくく(以下耐スクラッチ性に
優れるという)、しかもダビング時の画質低下の少ない
(以下耐ダビング性に優れるという)二軸配向フィルム
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
二軸配向フィルムは、一次粒径が5〜100nmのθ型
アルミナ粒子と一次粒径が5〜100nmのジルコニア
粒子とを含有することを特徴とする。
二軸配向フィルムは、一次粒径が5〜100nmのθ型
アルミナ粒子と一次粒径が5〜100nmのジルコニア
粒子とを含有することを特徴とする。
【0006】本発明の二軸配向フィルムを構成するポリ
マは、特に限定されないがポリエステルが好ましい。ポ
リエステルとしては特に限定されないが、エチレンテレ
フタレ−ト、エチレンα,β−ビス(2-クロルフェノキ
シ)エタン-4,4'-ジカルボキシレ−ト、エチレン2,6-ナ
フタレ−ト単位から選ばれた少なくとも一種の構造単位
を主要構成成分とする場合に耐スクラッチ性、耐ダビン
グ性がより良好となるので好ましい。なかでも、エチレ
ンテレフタレ−トを主要構成成分とするポリエステルの
場合に耐ダビング性、耐スクラッチ性がより一層良好と
なるので特に好ましい。なお、本発明を阻害しない範囲
内で、2種以上のポリエステルを混合してもよいし、共
重合ポリマを用いてもよい。
マは、特に限定されないがポリエステルが好ましい。ポ
リエステルとしては特に限定されないが、エチレンテレ
フタレ−ト、エチレンα,β−ビス(2-クロルフェノキ
シ)エタン-4,4'-ジカルボキシレ−ト、エチレン2,6-ナ
フタレ−ト単位から選ばれた少なくとも一種の構造単位
を主要構成成分とする場合に耐スクラッチ性、耐ダビン
グ性がより良好となるので好ましい。なかでも、エチレ
ンテレフタレ−トを主要構成成分とするポリエステルの
場合に耐ダビング性、耐スクラッチ性がより一層良好と
なるので特に好ましい。なお、本発明を阻害しない範囲
内で、2種以上のポリエステルを混合してもよいし、共
重合ポリマを用いてもよい。
【0007】本発明の二軸配向フィルムには、一次粒径
が5〜100nmのθ型アルミナ粒子が含有される。一
次粒径は5〜100nm、好ましくは10〜80nm、
さらに好ましくは10〜70nmである。一次粒径がこ
の範囲より小さくても大きくても耐スクラッチ性、耐ダ
ビング性を良好とすることができない。また、二次粒径
は、好ましくは20〜800nm、より好ましくは25
〜600nm、最も好ましくは30〜500nmであ
る。
が5〜100nmのθ型アルミナ粒子が含有される。一
次粒径は5〜100nm、好ましくは10〜80nm、
さらに好ましくは10〜70nmである。一次粒径がこ
の範囲より小さくても大きくても耐スクラッチ性、耐ダ
ビング性を良好とすることができない。また、二次粒径
は、好ましくは20〜800nm、より好ましくは25
〜600nm、最も好ましくは30〜500nmであ
る。
【0008】さらに、本発明の二軸配向フィルムには、
一次粒径が5〜100nmのジルコニア粒子が含有され
る。本発明によると一次粒径が特定範囲のθ型アルミナ
粒子とジルコニア粒子を併用したことにより、耐スクラ
ッチ性、耐ダビング性が極めて向上した。ジルコニア粒
子の一次粒径は5〜100nm、好ましくは10〜80
nm、さらに好ましくは10〜70nmである。一次粒
径がこの範囲より小さくても大きくても耐スクラッチ
性、耐ダビング性を良好とすることができない。また、
二次粒径は、好ましくは20〜1000nm、より好ま
しくは30〜800nm、最も好ましくは50〜700
nmである。
一次粒径が5〜100nmのジルコニア粒子が含有され
る。本発明によると一次粒径が特定範囲のθ型アルミナ
粒子とジルコニア粒子を併用したことにより、耐スクラ
ッチ性、耐ダビング性が極めて向上した。ジルコニア粒
子の一次粒径は5〜100nm、好ましくは10〜80
nm、さらに好ましくは10〜70nmである。一次粒
径がこの範囲より小さくても大きくても耐スクラッチ
性、耐ダビング性を良好とすることができない。また、
二次粒径は、好ましくは20〜1000nm、より好ま
しくは30〜800nm、最も好ましくは50〜700
nmである。
【0009】θ型アルミナ粒子、ジルコニア粒子の含有
量は特に限定されないが、それぞれ0.01〜3重量
%、好ましくは0.05〜2重量%、さらに好ましくは
0.1〜1重量%であるのが良い。含有量がこの範囲よ
り少ないと耐スクラッチ性の点から好ましくなく、また
含有量がこの範囲より多いと耐ダビング性の点から好ま
しくない。
量は特に限定されないが、それぞれ0.01〜3重量
%、好ましくは0.05〜2重量%、さらに好ましくは
0.1〜1重量%であるのが良い。含有量がこの範囲よ
り少ないと耐スクラッチ性の点から好ましくなく、また
含有量がこの範囲より多いと耐ダビング性の点から好ま
しくない。
【0010】本発明の二軸配向フィルムには、上記2種
類の粒子の他に、さらに少なくとも1種類の単分散粒子
を含有するのが好ましい。単分散粒子としては、特に限
定されないが、例えば炭酸カルシウム粒子、有機粒子、
コロイダルシリカ粒子、酸化チタン粒子、アルミナ粒子
が好ましく例示され、特に有機粒子、炭酸カルシウム粒
子、コロイダルシリカ粒子から選ばれた少なくとも1種
類の粒子が好ましい。有機粒子としては、特に限定され
ないが、ジビニルベンゼン粒子、シリコーン粒子が好ま
しい。ジビニルベンゼン粒子とは、架橋成分としてジビ
ニルベンゼンを主体とするものをいう。ジビニルベンゼ
ンが粒子成分の51%以上、好ましくは60%以上、さ
らに好ましくは75%以上のものがよい。ここで、架橋
度とは有機粒子組成中の架橋し得る組成分の重量%であ
る。また、シリコーン粒子とはオルガノポリシロキサン
(CH3 −SiO3/2 )を主成分とする。
類の粒子の他に、さらに少なくとも1種類の単分散粒子
を含有するのが好ましい。単分散粒子としては、特に限
定されないが、例えば炭酸カルシウム粒子、有機粒子、
コロイダルシリカ粒子、酸化チタン粒子、アルミナ粒子
が好ましく例示され、特に有機粒子、炭酸カルシウム粒
子、コロイダルシリカ粒子から選ばれた少なくとも1種
類の粒子が好ましい。有機粒子としては、特に限定され
ないが、ジビニルベンゼン粒子、シリコーン粒子が好ま
しい。ジビニルベンゼン粒子とは、架橋成分としてジビ
ニルベンゼンを主体とするものをいう。ジビニルベンゼ
ンが粒子成分の51%以上、好ましくは60%以上、さ
らに好ましくは75%以上のものがよい。ここで、架橋
度とは有機粒子組成中の架橋し得る組成分の重量%であ
る。また、シリコーン粒子とはオルガノポリシロキサン
(CH3 −SiO3/2 )を主成分とする。
【0011】該単分散粒子の粒径は特に限定されない
が、平均粒径が0.1〜2μm、好ましくは0.2〜
1.5μm、さらに好ましくは0.3〜1μmである。
また、該単分散粒子の含有量は特に限定されないが、
0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜8重量
%、さらに好ましくは0.1〜5重量%の場合に耐スク
ラッチ性、耐ダビング性が特に良好となる。
が、平均粒径が0.1〜2μm、好ましくは0.2〜
1.5μm、さらに好ましくは0.3〜1μmである。
また、該単分散粒子の含有量は特に限定されないが、
0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜8重量
%、さらに好ましくは0.1〜5重量%の場合に耐スク
ラッチ性、耐ダビング性が特に良好となる。
【0012】本発明の二軸配向フィルムは、上記のポリ
マと少なくとも2種類の粒子を主要成分とするが、本発
明の目的を阻害しない範囲内で他種ポリマをブレンドし
てもよいし、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線
吸収剤などの添加剤が通常添加される程度添加されてい
てもよい。
マと少なくとも2種類の粒子を主要成分とするが、本発
明の目的を阻害しない範囲内で他種ポリマをブレンドし
てもよいし、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線
吸収剤などの添加剤が通常添加される程度添加されてい
てもよい。
【0013】本発明の二軸配向フィルムは、上記組成物
を二軸配向せしめたフィルムである。一軸あるいは無配
向フィルムでは耐スクラッチ性が不良となるので好まし
くない。この配向の程度は特に限定されないが、高分子
の分子配向の程度の目安であるヤング率が長手方向、幅
方向ともに350kg/mm2 以上である場合に、耐スクラ
ッチ性がより一層良好となるので特に好ましい。分子配
向の程度の目安であるヤング率は通常、1500kg/mm
2 程度が製造上の限界である。
を二軸配向せしめたフィルムである。一軸あるいは無配
向フィルムでは耐スクラッチ性が不良となるので好まし
くない。この配向の程度は特に限定されないが、高分子
の分子配向の程度の目安であるヤング率が長手方向、幅
方向ともに350kg/mm2 以上である場合に、耐スクラ
ッチ性がより一層良好となるので特に好ましい。分子配
向の程度の目安であるヤング率は通常、1500kg/mm
2 程度が製造上の限界である。
【0014】また、本発明フィルムは、ヤング率が上記
範囲内であっても、フィルムの厚さ方向の一部分、例え
ば表層付近のポリマ分子の配向が無配向、あるいは一軸
配向になっていない、すなわち厚さ方向の全部分の分子
配向が二軸配向である場合に耐スクラッチ性、耐ダビン
グ性がより一層良好となる。特にアッベ屈折率計、レー
ザーを用いた屈折率計、全反射レーザーラマン法などに
よって測定される分子配向が、表面、裏面ともに二軸配
向である場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一
層良好となる。
範囲内であっても、フィルムの厚さ方向の一部分、例え
ば表層付近のポリマ分子の配向が無配向、あるいは一軸
配向になっていない、すなわち厚さ方向の全部分の分子
配向が二軸配向である場合に耐スクラッチ性、耐ダビン
グ性がより一層良好となる。特にアッベ屈折率計、レー
ザーを用いた屈折率計、全反射レーザーラマン法などに
よって測定される分子配向が、表面、裏面ともに二軸配
向である場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一
層良好となる。
【0015】本発明の二軸配向フィルムは、単層フィル
ムの状態であってもよいが、積層フィルムの少なくとも
1層として積層された状態であってもよい。
ムの状態であってもよいが、積層フィルムの少なくとも
1層として積層された状態であってもよい。
【0016】積層フィルムとして用いる場合には、耐ス
クラッチ性、耐ダビング性の点から、前記の少なくとも
2種類の粒子を含有するフィルムが、少なくとも2層構
造からなる積層フィルムの少なくとも1つの最外層であ
ることが好ましい。
クラッチ性、耐ダビング性の点から、前記の少なくとも
2種類の粒子を含有するフィルムが、少なくとも2層構
造からなる積層フィルムの少なくとも1つの最外層であ
ることが好ましい。
【0017】また、3層以上の積層構造である場合は、
耐スクラッチ性、耐ダビング性の点から、前記の少なく
とも2種類の粒子を含有するフィルムが、3層構造から
なる積層フィルムの少なくとも1つの最外層であること
が好ましい。
耐スクラッチ性、耐ダビング性の点から、前記の少なく
とも2種類の粒子を含有するフィルムが、3層構造から
なる積層フィルムの少なくとも1つの最外層であること
が好ましい。
【0018】前記の少なくとも2種類の粒子を含有する
フィルム層の厚さは、特に限定されないが、耐スクラッ
チ性、耐ダビング性の点から、0.005〜3μm、好
ましくは0.01〜2μm、さらに好ましくは0.02
〜1μmである。さらに、θ型アルミナ粒子、ジルコニ
ア粒子に加えて単分散粒子を同時に含有する場合には、
該フィルム層の厚さtと、該単分散粒子の粒径dの関係
は、0.2d≦t≦10d、好ましくは0.5d≦t≦
5d、さらに好ましくは0.5d≦t≦3dの場合に、
特に耐スクラッチ性、耐ダビング性が良好となるので好
ましい。
フィルム層の厚さは、特に限定されないが、耐スクラッ
チ性、耐ダビング性の点から、0.005〜3μm、好
ましくは0.01〜2μm、さらに好ましくは0.02
〜1μmである。さらに、θ型アルミナ粒子、ジルコニ
ア粒子に加えて単分散粒子を同時に含有する場合には、
該フィルム層の厚さtと、該単分散粒子の粒径dの関係
は、0.2d≦t≦10d、好ましくは0.5d≦t≦
5d、さらに好ましくは0.5d≦t≦3dの場合に、
特に耐スクラッチ性、耐ダビング性が良好となるので好
ましい。
【0019】積層構成の、前記少なくとも2種類の粒子
を含有するフィルム層以外の層を構成するポリマは、特
に限定されないがポリエステルが好ましい。ポリエステ
ルとしては特に限定されないが、エチレンテレフタレ−
ト、エチレンα,β−ビス(2-クロルフェノキシ)エタ
ン-4,4'-ジカルボキシレ−ト、エチレン2,6-ナフタレ−
ト単位から選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要構
成成分とする場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がよ
り良好となるので好ましい。なかでも、エチレンテレフ
タレ−トを主要構成成分とするポリエステルの場合に耐
ダビング性、耐スクラッチ性がより一層良好となるので
特に好ましい。
を含有するフィルム層以外の層を構成するポリマは、特
に限定されないがポリエステルが好ましい。ポリエステ
ルとしては特に限定されないが、エチレンテレフタレ−
ト、エチレンα,β−ビス(2-クロルフェノキシ)エタ
ン-4,4'-ジカルボキシレ−ト、エチレン2,6-ナフタレ−
ト単位から選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要構
成成分とする場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がよ
り良好となるので好ましい。なかでも、エチレンテレフ
タレ−トを主要構成成分とするポリエステルの場合に耐
ダビング性、耐スクラッチ性がより一層良好となるので
特に好ましい。
【0020】積層構成の、前記少なくとも2種類の粒子
を含有するフィルム層以外の層を構成するポリマ中に粒
子を含有していてもかまわない。この場合、炭酸カルシ
ウム、アルミナ、シリカ、チタン、カーボンブラック等
が好ましく例示される。
を含有するフィルム層以外の層を構成するポリマ中に粒
子を含有していてもかまわない。この場合、炭酸カルシ
ウム、アルミナ、シリカ、チタン、カーボンブラック等
が好ましく例示される。
【0021】さらに、本発明の二軸配向フィルムは、耐
ダビング性、耐スクラッチ性の点から、少なくとも片面
の突起個数が2×103 〜5×105 個/mm2 である
ことが好ましい。少なくとも片面の突起個数は、好まし
くは3×103 〜4×105個/mm2 、より好ましく
は5×103 〜3×105 個/mm2 である。
ダビング性、耐スクラッチ性の点から、少なくとも片面
の突起個数が2×103 〜5×105 個/mm2 である
ことが好ましい。少なくとも片面の突起個数は、好まし
くは3×103 〜4×105個/mm2 、より好ましく
は5×103 〜3×105 個/mm2 である。
【0022】次に本発明フィルムの製造方法を、積層ポ
リエステルフィルムの場合について説明する。
リエステルフィルムの場合について説明する。
【0023】まず、ポリエステルにθ型アルミナ粒子、
ジルコニア粒子および/または単分散粒子を含有させる
方法としては、ジオール成分のエチレングリコールにス
ラリーとして分散させ、このエチレングリコールを所定
のジカルボン酸成分と重合するのが好ましい。また粒子
の水スラリーを直接所定のポリエステルペレットと混合
し、ベント式の2軸混練押出機を用いてポリエステルに
練り込む方法も、本発明の効果をより一層良好とするの
に非常に有効である。
ジルコニア粒子および/または単分散粒子を含有させる
方法としては、ジオール成分のエチレングリコールにス
ラリーとして分散させ、このエチレングリコールを所定
のジカルボン酸成分と重合するのが好ましい。また粒子
の水スラリーを直接所定のポリエステルペレットと混合
し、ベント式の2軸混練押出機を用いてポリエステルに
練り込む方法も、本発明の効果をより一層良好とするの
に非常に有効である。
【0024】粒子の含有量を調節する方法としては、上
記方法で高濃度マスターを作っておき、それを製膜時に
粒子を実質的に含有しないポリエステルで希釈して調節
する方法が有効である。
記方法で高濃度マスターを作っておき、それを製膜時に
粒子を実質的に含有しないポリエステルで希釈して調節
する方法が有効である。
【0025】次に、粒子を所定量含有するペレットを必
要に応じて乾燥したのち、公知の溶融積層用押出機に供
給し、スリット状のダイからシ−ト状に押出し、キャス
ティングロ−ル上で冷却固化して未延伸フィルムを作
る。すなわち、2または3台の押出し機、2または3層
のマニホ−ルドまたは合流ブロックを用いて、溶融状態
のポリエステルを積層する。この場合、上記粒子を含有
するポリマ流路に、スタティックミキサー、ギヤポンプ
を設置する方法は本発明の効果をより一層良好とするの
に有効である。
要に応じて乾燥したのち、公知の溶融積層用押出機に供
給し、スリット状のダイからシ−ト状に押出し、キャス
ティングロ−ル上で冷却固化して未延伸フィルムを作
る。すなわち、2または3台の押出し機、2または3層
のマニホ−ルドまたは合流ブロックを用いて、溶融状態
のポリエステルを積層する。この場合、上記粒子を含有
するポリマ流路に、スタティックミキサー、ギヤポンプ
を設置する方法は本発明の効果をより一層良好とするの
に有効である。
【0026】次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し、二
軸配向させる。延伸方法としては、逐次二軸延伸法また
は同時二軸延伸法を用いることができるが、最初に長手
方向、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸法が好ま
しい。長手方向の延伸は、温度85〜135℃、3段階
以上に分け、総倍率3.0〜6.5倍、延伸速度5,000
〜50,000%/分の範囲で行なうのが好ましい。幅方向の
延伸方法としてはステンタを用いる方法が好ましく、温
度80〜160℃、倍率は3.0〜5.0倍、延伸速度
1,000 〜20,000%/分の範囲で行なうのが好ましい。
軸配向させる。延伸方法としては、逐次二軸延伸法また
は同時二軸延伸法を用いることができるが、最初に長手
方向、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸法が好ま
しい。長手方向の延伸は、温度85〜135℃、3段階
以上に分け、総倍率3.0〜6.5倍、延伸速度5,000
〜50,000%/分の範囲で行なうのが好ましい。幅方向の
延伸方法としてはステンタを用いる方法が好ましく、温
度80〜160℃、倍率は3.0〜5.0倍、延伸速度
1,000 〜20,000%/分の範囲で行なうのが好ましい。
【0027】次にこの延伸フィルムを熱処理する。この
場合の熱処理温度は170〜220℃、特に170〜2
10℃、時間は0.5〜60秒の範囲が好適である。
場合の熱処理温度は170〜220℃、特に170〜2
10℃、時間は0.5〜60秒の範囲が好適である。
【0028】
【物性の測定方法ならびに効果の評価方法】本発明の特
性値の測定方法並びに効果の評価方法は次の通りであ
る。
性値の測定方法並びに効果の評価方法は次の通りであ
る。
【0029】(1)一次粒径、二次粒径 フィルム断面を透過型電子顕微鏡(TEM)を用い、5
0万倍以上で観察する。TEMの切片厚さは約100n
mとし、場所を変えて100視野以上測定する。一次粒
径は分割できない粒子最小単位について、二次粒径は凝
集体について、それぞれ等価円相当径の平均値である。
0万倍以上で観察する。TEMの切片厚さは約100n
mとし、場所を変えて100視野以上測定する。一次粒
径は分割できない粒子最小単位について、二次粒径は凝
集体について、それぞれ等価円相当径の平均値である。
【0030】(2)単分散粒子の粒径 フィルムからポリマをプラズマ低温灰化処理法で除去
し、粒子を露出させる。処理条件はポリマは灰化される
が粒子は極力ダメージを受けない条件を選択する。その
粒子を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、粒子画像
をイメージアナライザで処理する。SEMの倍率はおよ
そ2000〜10000倍、また、1回の測定での視野
は1辺がおよそ10〜50μmから適宜選択する。観察
箇所をかえて粒子数5000個以上で粒径とその体積分
率から、次式で体積平均径dを得る。
し、粒子を露出させる。処理条件はポリマは灰化される
が粒子は極力ダメージを受けない条件を選択する。その
粒子を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、粒子画像
をイメージアナライザで処理する。SEMの倍率はおよ
そ2000〜10000倍、また、1回の測定での視野
は1辺がおよそ10〜50μmから適宜選択する。観察
箇所をかえて粒子数5000個以上で粒径とその体積分
率から、次式で体積平均径dを得る。
【0031】d=Σdi ・Nvi ここで、di は粒径、Nvi はその体積分率である。
【0032】粒子がプラズマ低温灰化処理法で大幅にダ
メージを受ける場合には、以下の方法を用いても良い。
フィルム断面を透過型電子顕微鏡(TEM)を用い、3
000〜100000倍で観察する。TEMの切片厚さ
は約1000オングストロームとし、場所をかえて50
0視野以上測定し、上記式から体積平均径dを求める。
メージを受ける場合には、以下の方法を用いても良い。
フィルム断面を透過型電子顕微鏡(TEM)を用い、3
000〜100000倍で観察する。TEMの切片厚さ
は約1000オングストロームとし、場所をかえて50
0視野以上測定し、上記式から体積平均径dを求める。
【0033】(3)粒子の含有量 ポリエステルは溶解し粒子は溶解させない溶媒を選択
し、粒子をポリエステルから遠心分離し、粒子の全体重
量に対する比率(重量%)をもって粒子含有量とする。
場合によっては赤外分光法の併用も有効である。
し、粒子をポリエステルから遠心分離し、粒子の全体重
量に対する比率(重量%)をもって粒子含有量とする。
場合によっては赤外分光法の併用も有効である。
【0034】(4)フィルム表面の分子配向 ナトリウムD線(589nm)を光源として、アッベ屈
折率計を用いて測定した。マウント液にはヨウ化メチレ
ンを用い、25℃、65%RHにて測定した。ポリマの
二軸配向性は長手方向、幅方向、厚さ方向の屈折率をN
1 、N2 、N3とした時、(N1 −N2 )の絶対値が
0.07以下、かつ、N3 /[(N1 +N2 )/2]が
0.95以下であることをひとつの基準とできる。ま
た、レーザー型屈折率計を用いて屈折率を測定しても良
い。さらに、この方法では測定が難しい場合は全反射レ
ーザーラマン法を用いることもできる。レーザー全反射
ラマンの測定は、Jobin-Yvon社製Ramanor U−1000
ラマンシステムにより、全反射ラマンスペクトルを測定
し、例えばPETの場合では、1615cm-1(ベンゼ
ン環の骨格振動)と1730cm-1(カルボニル基の伸
縮振動)のバンド強度比の偏光測定比(YY/XX比な
ど。ここでYY:レーザーの偏光方向をYにしてYに対
して平行なラマン光検出、XX:レーザーの偏光方向を
XにしてXに対して平行なラマン光検出)が分子配向と
対応することを利用できる。ポリマの二軸配向性はラマ
ン測定から得られたパラメータを長手方向、幅方向の屈
折率に換算して、その絶対値、差などから判定できる。
またカルボニル基の伸縮振動である1730cm-1の半価
幅をもって表面の全反射ラマン結晶化指数とした。この
場合の測定条件は次のとおりである。
折率計を用いて測定した。マウント液にはヨウ化メチレ
ンを用い、25℃、65%RHにて測定した。ポリマの
二軸配向性は長手方向、幅方向、厚さ方向の屈折率をN
1 、N2 、N3とした時、(N1 −N2 )の絶対値が
0.07以下、かつ、N3 /[(N1 +N2 )/2]が
0.95以下であることをひとつの基準とできる。ま
た、レーザー型屈折率計を用いて屈折率を測定しても良
い。さらに、この方法では測定が難しい場合は全反射レ
ーザーラマン法を用いることもできる。レーザー全反射
ラマンの測定は、Jobin-Yvon社製Ramanor U−1000
ラマンシステムにより、全反射ラマンスペクトルを測定
し、例えばPETの場合では、1615cm-1(ベンゼ
ン環の骨格振動)と1730cm-1(カルボニル基の伸
縮振動)のバンド強度比の偏光測定比(YY/XX比な
ど。ここでYY:レーザーの偏光方向をYにしてYに対
して平行なラマン光検出、XX:レーザーの偏光方向を
XにしてXに対して平行なラマン光検出)が分子配向と
対応することを利用できる。ポリマの二軸配向性はラマ
ン測定から得られたパラメータを長手方向、幅方向の屈
折率に換算して、その絶対値、差などから判定できる。
またカルボニル基の伸縮振動である1730cm-1の半価
幅をもって表面の全反射ラマン結晶化指数とした。この
場合の測定条件は次のとおりである。
【0035】 光源 アルゴンイオンレ−ザ−(5145A) 試料のセッティング フィルム表面を全反射プリズムに圧着させ、レ−ザのプ
リズムへの入射角(フィルム厚さ方向との角度)は60
゜とした。
リズムへの入射角(フィルム厚さ方向との角度)は60
゜とした。
【0036】 検出器 PM:RCA31034/Photon Counting System(Hamamatsu C1
230) (supply 1600V) 測定条件 SLIT 1000μm LASER 100mW GATE TIME 1.0sec SCAN SPEED 12cm-1/min SAMPLING INTERVAL 0.2cm -1 REPEAT TIME 6
230) (supply 1600V) 測定条件 SLIT 1000μm LASER 100mW GATE TIME 1.0sec SCAN SPEED 12cm-1/min SAMPLING INTERVAL 0.2cm -1 REPEAT TIME 6
【0037】(5)ヤング率 JIS−Z−1702に規定された方法にしたがって、
インストロンタイプの引っ張り試験機を用いて、25
℃、65%RHにて測定した。
インストロンタイプの引っ張り試験機を用いて、25
℃、65%RHにて測定した。
【0038】(6)積層厚み 表面からエッチングしながらXPS(X線光電子光
法)、IR(赤外分光法)あるいはコンフォーカル顕微
鏡などで、その粒子濃度のデプスプロファイルを測定す
る。片面に積層したフィルムにおける表層では、表面と
いう界面のために粒子濃度は低く、表面から遠ざかるに
つれて粒子濃度は高くなる。
法)、IR(赤外分光法)あるいはコンフォーカル顕微
鏡などで、その粒子濃度のデプスプロファイルを測定す
る。片面に積層したフィルムにおける表層では、表面と
いう界面のために粒子濃度は低く、表面から遠ざかるに
つれて粒子濃度は高くなる。
【0039】本発明の片面に積層したフィルムの場合
は、深さ[I]で一旦極大値となった粒子濃度がまた減
少し始める。この濃度分布曲線をもとに極大値の粒子濃
度の1/2になる深さ[II](ここで、II>I)を
積層厚さとした。さらに、無機粒子などが含有されてい
る場合には、二次イオン質量分析装置(SIMS)を用
いて、フィルム中の粒子のうち最も高濃度の粒子に起因
する元素とポリエステルの炭素元素の濃度比(M+ /C
+ )を粒子濃度とし、ポリエステルA層の表面からの深
さ(厚さ)方向の分析を行う。そして上記同様の手法か
ら積層厚さを得る。なお、フィルム断面観察あるいは薄
膜段差測定機などによって求めることもできる。
は、深さ[I]で一旦極大値となった粒子濃度がまた減
少し始める。この濃度分布曲線をもとに極大値の粒子濃
度の1/2になる深さ[II](ここで、II>I)を
積層厚さとした。さらに、無機粒子などが含有されてい
る場合には、二次イオン質量分析装置(SIMS)を用
いて、フィルム中の粒子のうち最も高濃度の粒子に起因
する元素とポリエステルの炭素元素の濃度比(M+ /C
+ )を粒子濃度とし、ポリエステルA層の表面からの深
さ(厚さ)方向の分析を行う。そして上記同様の手法か
ら積層厚さを得る。なお、フィルム断面観察あるいは薄
膜段差測定機などによって求めることもできる。
【0040】(7)フィルム表面の突起個数 2検出器方式の走査型電子顕微鏡[ESM−3200、
エリオニクス(株)製]と断面測定装置[PMS−1、
エリオニクス(株)製]において、フィルム表面の平坦
部の高さを0とし走査したときの突起の高さ測定値を画
像解析装置[IBAS2000、カールツアイス(株)
製]に送り、フィルム表面突起画像を再構築する。次
に、この表面突起画像で突起部分を2値化して得られた
個々の突起について、場所をかえて500回繰り返し、
突起個数を求めた。走査型電子顕微鏡(SEM)の倍率
は1000〜8000倍の間の値を選択する。なお、場
合によっては高精度光干渉式3次元表面解析装置(WY
KO社製TOPO−3D、対物レンズ:40〜200
倍、高解像度カメラ使用が有効)を用いて得られる高さ
情報を上記SEMの値に読み替えて用いても良い。
エリオニクス(株)製]と断面測定装置[PMS−1、
エリオニクス(株)製]において、フィルム表面の平坦
部の高さを0とし走査したときの突起の高さ測定値を画
像解析装置[IBAS2000、カールツアイス(株)
製]に送り、フィルム表面突起画像を再構築する。次
に、この表面突起画像で突起部分を2値化して得られた
個々の突起について、場所をかえて500回繰り返し、
突起個数を求めた。走査型電子顕微鏡(SEM)の倍率
は1000〜8000倍の間の値を選択する。なお、場
合によっては高精度光干渉式3次元表面解析装置(WY
KO社製TOPO−3D、対物レンズ:40〜200
倍、高解像度カメラ使用が有効)を用いて得られる高さ
情報を上記SEMの値に読み替えて用いても良い。
【0041】(8)耐スクラッチ性 フィルムを幅1/2 インチのテ−プ状にスリットしたもの
をテ−プ走行性試験機を使用して、ガイドピン(表面粗
度:Raで100nm)上を走行させる(走行速度25
0m/分、走行回数1パス、巻き付け角:60゜、走行
張力:90g)。この時、フィルムに入った傷を顕微鏡
で観察し、幅1μm以上の傷がテ−プ幅あたり2本未満
は優、2本以上10本未満は良、10本以上は不良と判
定した。優が望ましいが、良でも実用的には使用可能で
ある。
をテ−プ走行性試験機を使用して、ガイドピン(表面粗
度:Raで100nm)上を走行させる(走行速度25
0m/分、走行回数1パス、巻き付け角:60゜、走行
張力:90g)。この時、フィルムに入った傷を顕微鏡
で観察し、幅1μm以上の傷がテ−プ幅あたり2本未満
は優、2本以上10本未満は良、10本以上は不良と判
定した。優が望ましいが、良でも実用的には使用可能で
ある。
【0042】(9)耐ダビング性 フィルムに下記組成の磁性塗料をグラビヤロールにより
塗布し、磁気配向させ、乾燥させる。さらに、小型テス
トカレンダ−装置(スチ−ルロール/ナイロンロール、
5段)で、温度:70℃、線圧:200kg/cmでカ
レンダ−処理した後、70℃、48時間キュアリングす
る。上記テ−プ原反を1/2インチにスリットし、パン
ケーキを作成した。このパンケーキから長さ250mの
長さをVTRカセットに組み込みVTRカセットテープ
とした。
塗布し、磁気配向させ、乾燥させる。さらに、小型テス
トカレンダ−装置(スチ−ルロール/ナイロンロール、
5段)で、温度:70℃、線圧:200kg/cmでカ
レンダ−処理した後、70℃、48時間キュアリングす
る。上記テ−プ原反を1/2インチにスリットし、パン
ケーキを作成した。このパンケーキから長さ250mの
長さをVTRカセットに組み込みVTRカセットテープ
とした。
【0043】(磁性塗料の組成) ・Co含有酸化鉄:100重量部 ・塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体:10重量部 ・ポリウレタンエラストマ:10重量部 ・ポリイソシアネート):5重量部 ・レシチン:1重量部 ・メチルエチルケトン:75重量部 ・メチルイソブチルケトン:75重量部 ・トルエン:75重量部 ・カーボンブラック:2重量部 ・ラウリン酸:1.5重量部 このテープに家庭用VTRを用いてテレビ試験波形発生
器により100%クロマ信号を記録し、その再生信号か
らカラ−ビデオノイズ測定器でクロマS/Nを測定しA
とした。また上記と同じ信号を記録したマスタ−テープ
のパンケーキを磁界転写方式のビデオソフト高速プリン
トシステム(スプリンタ)を用いてAを測定したのと同
じ試料テープ(未記録)のパンケーキへダビングした後
のテープのクロマS/Nを上記と同様にして測定し、B
とした。このダビングによるクロマS/Nの低下(A−
B)が3dB未満の場合は耐ダビング性:優、3dB以
上5dB未満の場合は良、5dB以上は不良と判定し
た。優が望ましいが、良でも実用的には使用可能であ
る。
器により100%クロマ信号を記録し、その再生信号か
らカラ−ビデオノイズ測定器でクロマS/Nを測定しA
とした。また上記と同じ信号を記録したマスタ−テープ
のパンケーキを磁界転写方式のビデオソフト高速プリン
トシステム(スプリンタ)を用いてAを測定したのと同
じ試料テープ(未記録)のパンケーキへダビングした後
のテープのクロマS/Nを上記と同様にして測定し、B
とした。このダビングによるクロマS/Nの低下(A−
B)が3dB未満の場合は耐ダビング性:優、3dB以
上5dB未満の場合は良、5dB以上は不良と判定し
た。優が望ましいが、良でも実用的には使用可能であ
る。
【0044】
【実施例】次に実施例に基づき、本発明の実施態様を説
明する。
明する。
【0045】実施例1(表1、表2) θ型アルミナおよびジルコニアをそれぞれエチレングリ
コ−ルに分散させ、このエチレングリコールスラリをテ
レフタル酸と重合し、粒子含有ポリエチレンテレフタレ
ートのマスタペレットを作った。また、架橋度81%の
架橋有機粒子の水スラリーを、直接ポリエチレンテレフ
タレートペレットにベント式2軸混練押出機を用いて練
り込み、ポリエチレンテレフタレ−トのマスタペレット
を得た。
コ−ルに分散させ、このエチレングリコールスラリをテ
レフタル酸と重合し、粒子含有ポリエチレンテレフタレ
ートのマスタペレットを作った。また、架橋度81%の
架橋有機粒子の水スラリーを、直接ポリエチレンテレフ
タレートペレットにベント式2軸混練押出機を用いて練
り込み、ポリエチレンテレフタレ−トのマスタペレット
を得た。
【0046】これらのポリマを適当量混合し(ポリマ
A:無粒子、θ型アルミナ、ジルコニア、架橋有機粒
子、ポリマB:無粒子)、180℃で8時間減圧乾燥
(3Torr)した後、それぞれ押出機1、押出機2に供給
し285℃、280℃で溶融した。これらのポリマを高
精度瀘過した後、矩形合流部にて2層積層とした(A/
B)。
A:無粒子、θ型アルミナ、ジルコニア、架橋有機粒
子、ポリマB:無粒子)、180℃で8時間減圧乾燥
(3Torr)した後、それぞれ押出機1、押出機2に供給
し285℃、280℃で溶融した。これらのポリマを高
精度瀘過した後、矩形合流部にて2層積層とした(A/
B)。
【0047】これを静電印加キャスト法を用いて表面温
度25℃のキャスティングドラムに巻きつけて冷却固化
し、未延伸フィルムを作った。この時、口金スリット間
隙/未延伸フィルム厚さの比を10とした。また、それ
ぞれの押出機の吐出量を調節し総厚さおよび熱可塑性樹
脂A層の厚さを調節した。
度25℃のキャスティングドラムに巻きつけて冷却固化
し、未延伸フィルムを作った。この時、口金スリット間
隙/未延伸フィルム厚さの比を10とした。また、それ
ぞれの押出機の吐出量を調節し総厚さおよび熱可塑性樹
脂A層の厚さを調節した。
【0048】この未延伸フィルムを温度85℃にて長手
方向に3.5倍延伸した。この延伸は2組ずつのロ−ル
の周速差で、4段階で行なった。この一軸延伸フィルム
をステンタを用いて延伸速度2,000 %/分で100℃で
幅方向に4.5倍延伸し、定長下で、200℃にて3秒
間熱処理し、総厚さ7.4μmの二軸配向積層フィルム
を得た。このフィルムの特性は表1、表2に示したとお
りであり、耐スクラッチ性、耐ダビング性が良好であっ
た。
方向に3.5倍延伸した。この延伸は2組ずつのロ−ル
の周速差で、4段階で行なった。この一軸延伸フィルム
をステンタを用いて延伸速度2,000 %/分で100℃で
幅方向に4.5倍延伸し、定長下で、200℃にて3秒
間熱処理し、総厚さ7.4μmの二軸配向積層フィルム
を得た。このフィルムの特性は表1、表2に示したとお
りであり、耐スクラッチ性、耐ダビング性が良好であっ
た。
【0049】実施例2〜3、比較例1〜4(表1、表
2) 実施例1と同様にして、粒子の種類、添加量、積層構成
等を変更したフィルムを得た。表1、表2に示すように
本発明範囲のフィルムは耐スクラッチ性、耐ダビング性
が良好であるが、そうでないものは耐スクラッチ性、耐
ダビング性を両立することができない。
2) 実施例1と同様にして、粒子の種類、添加量、積層構成
等を変更したフィルムを得た。表1、表2に示すように
本発明範囲のフィルムは耐スクラッチ性、耐ダビング性
が良好であるが、そうでないものは耐スクラッチ性、耐
ダビング性を両立することができない。
【0050】
【表1】
【表2】
【0051】
【発明の効果】本発明の二軸配向フィルムによれば、θ
型アルミナ粒子とジルコニア粒子という特定の2種類の
粒子を混合したので、フィルム表面が傷つきにくく、ま
た、磁気媒体用とした時に、優れた画質、ドロップアウ
ト特性を得ることができる。
型アルミナ粒子とジルコニア粒子という特定の2種類の
粒子を混合したので、フィルム表面が傷つきにくく、ま
た、磁気媒体用とした時に、優れた画質、ドロップアウ
ト特性を得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 一次粒径が5〜100nmのθ型アルミ
ナ粒子と一次粒径が5〜100nmのジルコニア粒子と
を含有することを特徴とする二軸配向フィルム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の二軸配向フィルムが、
少なくとも2層構造からなる積層フィルムの1つの最外
層として積層されてなることを特徴とする二軸配向フィ
ルム。 - 【請求項3】 請求項1に記載の二軸配向フィルムが、
少なくとも3層構造からなる積層フィルムの1つの最外
層として積層されてなることを特徴とする二軸配向フィ
ルム。 - 【請求項4】 前記少なくとも2種類の粒子の他に、粒
径0.1〜2μmの少なくとも1種類の単分散粒子を含
有することを特徴とする請求項1の二軸配向積層フィル
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28420292A JPH06136147A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 二軸配向フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28420292A JPH06136147A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 二軸配向フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06136147A true JPH06136147A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17675485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28420292A Pending JPH06136147A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 二軸配向フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06136147A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0946363A4 (en) * | 1996-12-13 | 2001-05-02 | Isolyser Co | NEW DEGRADABLE POLYMERS |
| US6440187B1 (en) * | 1998-01-08 | 2002-08-27 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | Alumina powder, process for producing the same and polishing composition |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP28420292A patent/JPH06136147A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0946363A4 (en) * | 1996-12-13 | 2001-05-02 | Isolyser Co | NEW DEGRADABLE POLYMERS |
| US6440187B1 (en) * | 1998-01-08 | 2002-08-27 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | Alumina powder, process for producing the same and polishing composition |
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