JPH0612492B2 - 液体供給系の流量制御方法 - Google Patents

液体供給系の流量制御方法

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JPH0612492B2
JPH0612492B2 JP58234072A JP23407283A JPH0612492B2 JP H0612492 B2 JPH0612492 B2 JP H0612492B2 JP 58234072 A JP58234072 A JP 58234072A JP 23407283 A JP23407283 A JP 23407283A JP H0612492 B2 JPH0612492 B2 JP H0612492B2
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D7/00Control of flow
    • G05D7/06Control of flow characterised by the use of electric means
    • G05D7/0617Control of flow characterised by the use of electric means specially adapted for fluid materials
    • G05D7/0629Control of flow characterised by the use of electric means specially adapted for fluid materials characterised by the type of regulator means
    • G05D7/0688Control of flow characterised by the use of electric means specially adapted for fluid materials characterised by the type of regulator means by combined action on throttling means and flow sources

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  • Flow Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、液体供給系の流量制御方法に係り、特に、水
等の液体をポンプで加圧した後、流量調節弁で設定流量
に制御して需要先に供給するための液体供給系の流量制
御方法の改良に関する。
【従来の技術及びその問題点】
一般に、ポンプによって水等の液体を加圧した後、流量
調節弁で設定流量に制御して需要先に供給する場合、次
の条件を満足する必要がある。 (1)全ての需要先に必要な流量を供給し得ること。 (2)キャビテーションを発生させないこと。 (3)ポンプの所要動力が小さいこと。 (4)ポンプと流量調節弁が安定に作動すること。 従来、上記(1)〜(4)の条件の各々に対しては、様
々な提案がなされているが、前記の条件を全て同時に満
足することができるような流量制御方法は未だ提案され
ていなかった。 即ち、例えば、キャビテーションの防止に関しては、既
に、特開昭54−105301、特開昭57−1055
80、特開昭57−183582等に、ポンプの運転制
御装置や方法が提案されているが、これ等はいずれも、
ポンプにおけるキャビテーションの発生を防止するもの
であり、流量調節弁又はその直下流におけるキャビテー
ションの発生を防止することは不可能であった。 本発明は、前記従来の問題点を解消するべくなされたも
ので、前出四つの条件を全て同時に満足することができ
る液体供給系の流量制御方法を提供することを目的とす
る。
【課題を達成するための手段】
本発明は、水等の液体をポンプで加圧した後、分岐した
複数の配管毎に流量調節弁で設定流量に制御して、各需
要先に供給するための液体供給系の流量制御方法におい
て、前記流量調節弁の一次側圧力及び/又は前記ポンプ
の吐出圧力を測定し、又、該流量調節弁の二次側圧力及
び開度、及び、流量を測定し、その時点での、全ての前
記配管への前記ポンプからの総吐出流量に対応して、前
記ポンプにてキャビテーションが発生しないとされるポ
ンプ吐出圧力特性と、前記ポンプが安定に回転するとさ
れるポンプ吐出圧力特性とを求め、2つの前記ポンプ吐
出圧力特性の少なくともいずれか一方を、前記ポンプか
らそれぞれの流量調整弁までのその配管に係る抵抗係数
を用いて、各配管の各流量調整弁の換算一次側圧力特性
へと換算し、各流量調整弁の安定制御可能な弁開度上限
と、前記換算一次側圧力特性とに従って、各流量調整弁
それぞれの一次側圧力下限値を求め、各流量調整弁のそ
れぞれのキャビテーション特性に従って、その時点のそ
の流量調整弁での吐出流量に応じた、それぞれの一次側
圧力上限値を求め、2つの前記ポンプ吐出圧力特性の少
なくともいずれか一方に従いながら、前記ポンプの所要
動力がより小さくなるように、前記ポンプの回転数及び
/又は運転台数を定めると共に、各流量調整弁の実際の
弁開度が、それぞれの前記一次側圧力下限値とそれぞれ
の前記一次側圧力上限値との間となるように、又、それ
ぞれの実際の流量がそれぞれの前記設定流量となるよう
に、各流量調整弁の弁開度を調整することとして、前記
目的を達成したものである。
【作用】
以下、本発明の原理を詳細に説明する。 一般に、各需要先に接続された複数の配管の中の第i番
目の配管iに流量Qiを供給するために必要な、流量調
節弁の一次側圧力P1iは、次式に示す如く、該流量調
節弁の下流側の配管やノズル等における固定的な圧力損
失(以下、二次側圧力と称する)P2iと、流量調節弁
における可変の圧力損失ΔPiの和に等しい。 P1i=P2i+ΔPi・・・(1) ここで、前記二次側圧力P2iは、流量調節弁下流側か
ら管路端末迄の、配管系に固有な抵抗係数をαiとする
と、次式で表される。 P2i=αi・Qi2・・・(2) 又、流量調節弁における前記圧力損失ΔPiと流量Qi
は、Cv値として表現され、流量調節弁の開度Oに応じ
て、第1図のように変化する。 従って、流量Qを供給するために必要な一次側圧力P1
は、流量調節弁の開度Oにより、第2図のように変化す
る。第2図において、Qtsは、ポンプ吐出流量の目標値
(=ΣQis:Qisは第i番目の配管iの目標流量)、P
i(O)iは、複数の配管の中の第i番目の配管iにお
ける流量調節弁の開度Oiで流量Qiを流す時の一次側
圧力、P1(n)は、ポンプの回転数がnである時の圧
力流量特性、P1vは、流量調節弁のキャビテーション
発生限界、P1cは、ポンプのキャビテーション発生限
界、P1sは、ポンプの安定限界、P1(l)は、ポンプ
側要因による最低一次側圧力、P1(h)は、同じくポ
ンプ側要因による最高一次側圧力であり、第2図におけ
る波線Aがポンプの実用範囲である。 一般に、流体が狭い流路を高速で流れる時、ベルヌーイ
の定理により静圧が低下する。静圧が、その時の蒸気圧
以下になると、流体中に溶け込んでいた気体が気化し、
発生した気泡は流れに乗って下流に流れる。下流におい
て流路が広がり、流速が落ちると静圧が回復(上昇)し
て気泡が潰れ、この時発生する衝撃波によって、流路壁
等が破壊される。これがキャビテーション現象であり、
流量を制御しながら供給する時、ポンプの吸込み口や流
量調節弁の下流においてキャビテーションが発生し易
い。このキャビテーションを防止するためには、配管系
の静圧がその点における蒸気圧以下にならないようにす
ることが必要であり、そのためには、配管系の流路断面
積の変化をなくすと共に、流速を、静圧が飽和蒸気圧以
下になるような高速にならないように抑制する必要があ
る。特に、流量を制御する場合、流量調節弁の二次側圧
力P2iは、流量Qiによって変わるのみであり、更
に、この二次側圧力P2iは、流量Qiを流すための必
要最低限の圧力でもある。従って、流量Qiを制御する
ためには、流量調節弁の一次側圧力P1iを変えるか、
流量調節弁における圧力損失ΔPiを変化させることが
必要である。即ち、流量調節弁の圧力損失ΔPiが、一
次側圧力P1i及び流量Qiから計算される、次式で示
されるような限界差圧ΔPciを越えると、キャビテーシ
ョンが発生する。 ここで、Kciは、例えば第3図に示すような、流量調節
弁の形状及び開度Oに依存するキャビテーション係数、
Pvは、その時の温度における液体の飽和蒸気圧であ
る。なお、キャビテーション係数Kciは、複数の配管の
中にあって、それぞれの流量調節弁の開度Oiが同一と
ならないことにより、それぞれの配管iによって異なる
ものとなる。 結局、キャビテーション発生を防止するためには、一次
側圧力P1iを低下させ、且つ、流量調節弁の開度Oi
を増加させることが必要である。 更に、ポンプの吐出圧力P0は、流量調節弁入側の一次
側圧力P1iと、ポンプから流量調節弁迄を流量Qiが
流れる間に発生する圧力損失の和であり、その間に、他
の開度可変の弁等がない限り、次式に示す如く、ポンプ
吐出圧力P0と一次側圧力P1iとは、流量Qiのみによ
って一義的に対応する。 P0=P1i+βi・Qi2・・・(4) ここで、βiは、ポンプから流量調節弁迄の間の配管i
の抵抗を表す抵抗係数である。 一方、液体を供給するポンプの吐出圧力P0及びその軸
動力Nは、ポンプの吐出流量Qt及び回転数nによっ
て、第4図のように変化する。 ここで、ポンプの吐出流量Qtは、次式で表される。 ここでkは配管数である。 従って、キャビテーションを防止するために流量調節弁
の一次側圧力P1iを低下させると共に、ポンプの所要
動力、即ち軸動力Nを低下させるには、流量調節弁の開
度Oiを増大させ、且つ、ポンプの回転数nを低下させ
ることが有効であることが分る。 ところで、ポンプの内部において回転している羽根車
(インペラー又はランナー)は、モータ等の駆動源によ
って回転し、流体を吸込むと共に、回転による遠心力で
液体に運動エネルギを与えて吐出する。この時、羽根車
の吸込み側と吐出側との間には、半径方向の力及び/又
は軸方向の力が作用するが、ポンプの設計者は、ある所
定の力を想定して、半径方向軸受け及び軸方向軸受けを
設計している。ところが、流量調節弁等におけるキャビ
テーション防止のみに気を取られて低吐出圧力で大流量
を流すと、ポンプ内の半径方向力、軸方向力が平衡状態
から外れて、ポンプを破損させる恐れがある。従って、
ポンプがその時の吐出圧力の下で安定に作動するために
は、最低回転数n以上で運転する必要がある。 又、ポンプの羽根車は、高速で回転して液体に運動エネ
ルギを与えるため、羽根車内の流れは極めて高速とな
り、低い吸込み揚程の下で大流量を吐出する場合は、羽
根車及びその周辺でキャビテーションを発生させること
がある。 更に、流量調節弁に注目すると、流量調節弁は、電動モ
ータ、空気圧シリンダ、油圧シリンダ等の駆動源によっ
て開度Oiを変化させることにより、弁の両側に作用す
る差圧に対応した流量を流すものであるが、開度Oiを
変化させるのに要する駆動トルクTiは、第5図に示す
如く、開度Oiの増大と共に減少し、開度70〜80°
付近ではほぼ零になり、90°からは負になる。即ち、
開度Oiの増大と共に弁の動作は急激に軽くなり、開度
70〜80°付近では、駆動力零でも弁開度が変化する
ことになる。従って、ポンプの回転数nと流量調節弁の
開度Oiは、ポンプと流量調節弁にキャビテーションが
発生せず、且つ、安定に動作する範囲に制限しなければ
ならない。 本発明は、上記のような知見に基づいてなされたもので
ある。 以下、第6図を参照して、本発明を詳細に説明する。 一般に、ポンプの吐出圧力P0は、ポンプ全揚程から、
吸込み全揚程と吐出速度水頭とを引いて求められ、ポン
プの回転数nと、ポンプの吐出側に設けた配管iや流量
調節弁、ノズル等の抵抗による背圧により、P
0(n′)iとして求められる。又、配管iを流量Qi
が流れる時の流量調節弁直上流の一次側圧力P1(n)
iは、配管iの抵抗係数をβiとすると、前出(4)式
を変形した次式で表される。 P1(n)i=P0(n)i−βi・Qi2・・・(6) この(6)式における一次側圧力P1(n)iは、測定
値(P1m)iとして得ることができる。 従って、本発明においては、まず、ポンプのキャビテー
ション発生限界特性C及びポンプの安定限界特性Sを求
める。これ等の限界特性は、ポンプを設置した場所にお
いて、圧力、流量、騒音、振動を実測することによって
求めることもできるし、又、配管系が単純な場合には、
ポンプメーカーの設計データと、ポンプを設置した配管
系の流体力学的計算によって求めることもできる。前記
キャビテーション発生限界特性C及び安定限界特性S
は、それぞれ、ある吐出流量Qtの時に、ポンプにおい
てキャビテーションが発生しない下限吐出圧力P0
と、ポンプが安定に回転する下限吐出圧力P0sで表さ
れる。 次いで、求められた下限吐出圧力P0c、P0sによっ
て、第i番目の配管系の流量調節弁に設定流量Qisが流
れる時の、一次側圧力(P1c)i、(P1s)iを、次
式によって求める。 (P1c)i=P0c−βiQis2…(7) (P1s)i=P0s−βiQis2…(8) 次いで、求められた一次側圧力(P1c)i、(P1s)
iから、次式を用いて、ポンプ吐出流量の目標値Qts
(=ΣQis)を流すために必要な最低の流量調節弁一次
側圧力(P1l)tを求める。 (P1l)t=max{(P1c)i,(P1s)i}・・・
(9) 一方、流量調節弁の開度Oiをパラメータとして、設定
流量Qisを流すのに必要な流量調節弁の一次側圧力P1
iを求める。 更に、流量調節弁の安定な制御性が確保される開度の上
限値(Ou)iにおいて、設定流量Qisを流すために必
要な流量調節弁の一次側圧力P1(Ou)iが、次式に
示す如く、流量調節弁側の要因による下限一次側圧力
(P1l)iとなる。 (P1l)i=max{P1(Ou)i}…(10) 結局、ポンプと流量調節弁を含め、全体的に見た下限一
次側圧力P1lは、次式に示す如くとなる。 P1l=max{(P1l)t,(P1l)i}・・・(11) 従って、ポンプの吐出流量Qt及び各流量制御弁の流量
Qiを流すためには、この下限一次側圧力P1lになる
ように制御すればよい。 次に、設定流量Qisを流す際に、流量調節弁が安定して
制御できる最大開度(Ou)iにおいて、キャビテーシ
ョンが発生する最低の一次側圧力(P1v)iを求め
る。ここで、この一次側圧力(P1v)iは、流量調節
弁の形式及び二次側圧力P2iと、設定流量Qisによっ
て一義的に決まる。今、二次側圧力P2iは、前出
(2)式に示す如く、流量調節弁下流側の配管の圧力損
失(背圧)として求められるので、設定流量Qisを流す
時の二次側圧力P2iは、次式で示す如くとなる。 P2i=αiQis2・・・(12) 従って、流量調節弁側の要因による上限一次側圧力(P
1h)iは、次式で求まる。 (P1h)i=min{(P1v)i}…(13) 即ち、各配管iにおいて、キャビテーションや制御不良
を起さず、又、ポンプ側においてもキャビテーションや
不安定化等の問題を起さないためには、全ての配管iに
ついて、それぞれの一次側圧力の測定値(P1m)i
が、前記上限値(P1h)iと下限値(P1l)iとの間
に入るように制御すればよい。 特に、省エネルギの観点からは、できる限り一次側圧力
を低下させる方がよいので、下限一次側圧力(P1l)
iになるように、ポンプ運転台数z、ポンプ回転数n、
及び、流量調節弁の開度Oiを制御すればよい。 なお前記説明においては、ポンプの吐出圧力P0から流
量Qiを使って流量調節弁の一次側圧力P1を求めるこ
とにより、一次側圧力P1に関する対比によって制御す
る方法として説明しているが、逆に、一次側圧力P1
ら流量Qiによってポンプの吐出圧力P0を求め、該吐
出圧力P0に関する対比によって制御する方法を取るこ
とも可能である。このいずれにおいても、一次側圧力P
1又は吐出圧力P0のいずれか一方を測定するだけで制御
が可能である。 なお、ポンプの吐出圧力P0と一次側圧力P1との関係を
流量Qiを媒介として関係づけることなく、流量調節弁
のキャビテーションに関しては一次側圧力P1を用い、
ポンプに関しては吐出圧力P0を使って制御することも
可能である。勿論、この場合には、一次側圧力P1及び
ポンプ吐出圧力P0を別個に測定する必要がある。
【実施例】
以下、本発明が採用された液体供給系の流量制御装置の
実施例を詳細に説明する。 本実施例は、第7図に示す如く、水等の液体を加圧する
ためのポンプ10と、該ポンプ10を回転駆動するため
のモータ12と、該モータ12の回転数nmを測定するた
めの回転検出器14と、前記ポンプ10の吐出圧力P0
を測定するためのポンプ吐出圧力計16と、前記ポンプ
10で加圧された水等の液体を各需要先に供給するため
の配管iと、各配管iを流れる液体の流量Qimを測定す
るための流量系18iと、各配管iを流れる液体の流量
Qiを制御するための流量調節弁20iと、該流量調節
弁20iの開度Oimを測定するための弁開度検出器21
iと、前記流量調節弁20iの入側圧力、即ち一次側圧
1imを測定するための一次側圧力計22iと、前記流
量調節弁20iの出側圧力、即ち二次側圧力P2imを測
定するための二次側圧力計24iと、配管iを介して供
給される液体を噴射又は放出するための、流体力学抵抗
である噴射ノズル26iと、各配管iに流すべき目標流
量Qis、前記流量計18iで測定される流量Qim、前記
一次側圧力計22i及び二次側圧力計24iで測定され
る一次側圧力P1im及び二次側圧力P2imから、本発明に
より最適なポンプ10の目標回転数nsと各流量調節弁2
0iの目標開度Oisを求め、ポンプの実測回転数nm及び
流量調節弁20iの実測開度Oimが、各目標値ns、Ois
になるように制御する演算制御装置30とから構成され
ている。 以下、実施例の作用を説明する。 前記演算制御装置30には、各配管iに流すべき設定流
量Qisが、人手により、又は、他の電子計算機等により
設定されており、該演算制御装置30は、各設定流量Q
is及びそれらの合計流量、即ち、ポンプ吐出流量Qtsに
対して、最適なポンプ回転数ns及び各流量調節弁20i
の開度Oisを、本発明による計算により求めて制御す
る。この時、計算に必要なポンプ10の特性、流量調節
弁20iの特性等は、予め演算制御装置30の記憶装置
に記憶されており、必要に応じて適宜読み出して使用さ
れる。 又、演算制御装置30は、モータ12に対して電圧を出
力すると共に、実測回転数nmの信号を受けて、該実測回
転数nmが目標値nsに一致するように制御動作を行い、更
に各流量調節弁20iに開度調節信号Oisを出力すると
共に、実測開度Oimの信号を受けて、OimがOisに一致
するように制御動作を行う。 従って、ポンプ10は、回転数n(=ns)で回転して、
流量Qtを吐出する。この時、各流量調節弁20iの開
度、一次側圧力、二次側圧力、流量は、それぞれOim、
1im、P2im、Qimとなる。 ここで、各配管iに流すべき設定流量Qisが、配管iに
よって大きくばらついたり、あるいは、流量調節弁20
iや配管iの抵抗係数が大きくばらつくと、各流量調節
弁20iの下限一次側圧力(P1l)iが大きくばらつ
き、全ての配管iに対して、本発明による次式の条件を
満足させることが不可能となる場合がある。 P1l≦P1im≦P1h・・・(14) このような場合に、全ての配管iに必要な設定流量Qis
を流そうとすると、各流量調節弁20iの内のいずれか
でキャビテーションが発生する。又、この時、全ての流
量調節弁20iでキャビテーションが発生しないように
ポンプ10の回転数nsを低下させると、いずれかの流量
が不足してしまう。一方、回転数nsを低下させずにキャ
ビテーションを防止するために、流量調節弁20iの開
度Oisを増加させると、流量過多となる。 このような問題を根本的に解決するには、各配管iに流
れる流量Qimのばらつきを小さくしたり、配管系の抵抗
のばらつきを小さくする必要があるが、設定流量Qisの
誤設定や、配管系及び流量調節弁20iの異常による抵
抗特性のばらつき等により、キャビテーションが発生す
ることがある。従って、上記のような場合に、各流量調
節弁20iの一次側圧力P1imが、前出(14)式の条件
を外れた場合には、警報を発生させることができる。こ
の警報に基づき、ポンプ10の回転数nsを低下させる
か、又は、流量調節弁20iの開度Oisを増大させ、応
急的にキャビテーションを防止すると共に、オペレータ
に流量特性のばらつきを解消させることができる。 又、流量調節弁20iの方では、安定な制御が確保され
る開度の上限値(Ou)i並びに流量調節弁20iのキ
ャビテーション特性から定まる開度の下限値(Ol)i
に対して、開度の実測値Oimが、次式の範囲となる必要
がある。 (Ol)<Oim<(Ou)i・・・(15) 従って、この範囲を外れた場合には、やはり警報を発生
すると共に、ポンプ10の回転数nsを変更する等の処理
を取ることができる。 なお、本実施例においては、ポンプ10が1台使用され
ているのみであったが、流量をより広範囲に調節しよう
とする場合には、ポンプ10を複数台設け、本発明によ
り、ポンプ10の回転数nsだけでなく、その運転台数zs
を制御するように構成することができる。
【考案の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、キャビテーション
が防止できるだけでなく、全ての需要先に必要な流量を
供給し、且つ、そのための所要動力を小さくすることが
できる。又、ポンプと流量調節弁を共に安定に作動させ
ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の原理を説明するための、流量調節弁
のCv値特性の例を示す線図、第2図は、同じく、流量
調節弁の一次側圧力特性の例を示す線図、第3図は、同
じく、流量調節弁のキャビテーション係数の例を示す線
図、第4図は、同じく、ポンプの吐出圧力及び軸動力特
性の例を示す線図、第5図は、同じく、流量調節弁の駆
動トルク特性を示す線図、第6図は、本発明に係る液体
供給系の流量制御方法における制御フローの例を示す流
れ図、第7図は、本発明が採用された、液体供給系の流
量制御装置の実施例の構成を示す、一部ブロック線図を
含む管路図である。 10……ポンプ、12……モータ、 ns……ポンプ回転数目標値、 16……ポンプ吐出圧力計、P0……ポンプ吐出圧力、 i……配管、18i……流量計、 Qim……流量測定値、20i……流量調節弁、 Ois……弁開度目標値、21i……弁開度検出器、 Oim……弁開度測定値、22i……一次側圧力計、 Phim……一次側圧力測定値、 24i……二次側圧力計、 P2im……二次側圧力測定値、 26i……噴射ノズル、30……演算制御装置、 N……軸動力。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水等の液体をポンプで加圧した後、分岐し
    た複数の配管毎に流量調節弁で設定流量に制御して、各
    需要先に供給するための液体供給系の流量制御方法にお
    いて、 前記流量調節弁の一次側圧力及び/又は前記ポンプの吐
    出圧力を測定し、 又、該流量調節弁の二次側圧力及び開度、及び、流量を
    測定し、 その時点での、全ての前記配管への前記ポンプからの総
    吐出流量に対応して、前記ポンプにてキャビテーション
    が発生しないとされるポンプ吐出圧力特性と、前記ポン
    プが安定に回転するとされるポンプ吐出圧力特性とを求
    め、 2つの前記ポンプ吐出圧力特性の少なくともいずれか一
    方を、前記ポンプからそれぞれの流量調整弁までのその
    配管に係る抵抗係数を用いて、各配管の各流量調整弁の
    換算一次側圧力特性へと換算し、各流量調整弁の安定制
    御可能な弁開度上限と、前記換算一次側圧力特性とに従
    って、各流量調整弁それぞれの一次側圧力下限値を求
    め、 各流量調整弁のそれぞれのキャビテーション特性に従っ
    て、その時点のその流量調整弁での吐出流量に応じた、
    それぞれの一次側圧力上限値を求め、 2つの前記ポンプ吐出圧力特性の少なくともいずれか一
    方に従いながら、前記ポンプの所要動力がより小さくな
    るように、前記ポンプの回転数及び/又は運転台数を定
    めると共に、 各流量調整弁の実際の弁開度が、それぞれの前記一次側
    圧力下限値とそれぞれの前記一次側圧力上限値との間と
    なるように、又、それぞれの実際の流量がそれぞれの前
    記設定流量となるように、各流量調整弁の弁開度を調整
    することを特徴とする液体供給系の流量制御方法。
JP58234072A 1983-12-12 1983-12-12 液体供給系の流量制御方法 Expired - Lifetime JPH0612492B2 (ja)

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