JPH06126915A - 熱圧着プリントラミネート用フィルム - Google Patents
熱圧着プリントラミネート用フィルムInfo
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- JPH06126915A JPH06126915A JP30154892A JP30154892A JPH06126915A JP H06126915 A JPH06126915 A JP H06126915A JP 30154892 A JP30154892 A JP 30154892A JP 30154892 A JP30154892 A JP 30154892A JP H06126915 A JPH06126915 A JP H06126915A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C59/00—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
- B29C59/02—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing
- B29C59/022—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing characterised by the disposition or the configuration, e.g. dimensions, of the embossments or the shaping tools therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M7/00—After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
- B41M7/0027—After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using protective coatings or layers by lamination or by fusion of the coatings or layers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 有機溶剤等を用いることなく、加熱圧着のみ
でラミネーションが可能であり、透明性、耐ブロッキン
グ性、加工性に優れ、しかもラミネーション後のツブ
レ、光沢、接着性等に優れた熱圧着プリントラミネート
用積層フィルムの提供。 【構成】 熱可塑性樹脂からなるシート状基材(a)の片
面に、該基材よりも低融点のエチレン含有量が70重量
%以上のエチレン系共重合体樹脂フィルムの接着層(b)
が8μm以上の厚さで積層されている。該エチレン系共
重合体樹脂の表面が小さな山谷のパターンの規則正しい
エンボス形状を有し、該エンボスの十点平均粗さ(R
z)が4.0〜8.5μmからなり、かつ該表面粗さの中
心線における凸部断面の面積率(Sr)が55%未満で
あり、しかも該表面の平滑度が500秒以下である。
でラミネーションが可能であり、透明性、耐ブロッキン
グ性、加工性に優れ、しかもラミネーション後のツブ
レ、光沢、接着性等に優れた熱圧着プリントラミネート
用積層フィルムの提供。 【構成】 熱可塑性樹脂からなるシート状基材(a)の片
面に、該基材よりも低融点のエチレン含有量が70重量
%以上のエチレン系共重合体樹脂フィルムの接着層(b)
が8μm以上の厚さで積層されている。該エチレン系共
重合体樹脂の表面が小さな山谷のパターンの規則正しい
エンボス形状を有し、該エンボスの十点平均粗さ(R
z)が4.0〜8.5μmからなり、かつ該表面粗さの中
心線における凸部断面の面積率(Sr)が55%未満で
あり、しかも該表面の平滑度が500秒以下である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷された紙の表面に
印刷保護用の樹脂フィルムをラミネートする際に、接着
剤や有機溶剤等を用いることなく、加熱圧着のみでラミ
ネーションが可能なプリントラミネート用積層フィルム
に関するものである。このものは透明性、耐ブロッキン
グ性、加工性に優れ、しかもラミネーション後のツブレ
光沢、印刷紙への接着、外観等に優れたプリントラミネ
ート印刷紙を与える。
印刷保護用の樹脂フィルムをラミネートする際に、接着
剤や有機溶剤等を用いることなく、加熱圧着のみでラミ
ネーションが可能なプリントラミネート用積層フィルム
に関するものである。このものは透明性、耐ブロッキン
グ性、加工性に優れ、しかもラミネーション後のツブレ
光沢、印刷紙への接着、外観等に優れたプリントラミネ
ート印刷紙を与える。
【0002】
【従来の技術】印刷したパルプ紙や合成紙、或は、プラ
スチックフィルム等の印刷面を保護したり、耐水、耐油
性の付与、光沢を与えて美麗化する目的で、印刷紙の上
にフィルムをラミネートすることは通常行われており、
一般にプリントラミネートと称している。従来のプリン
トラミネートとしては、 ドライラミネーター等のコーティング部において有機
溶剤に溶解した接着剤をプラスチックフィルム面に塗布
し、乾燥部で有機溶剤を飛散した後、プラスチックフィ
ルムの接着剤塗布面と印刷紙面とを熱圧着する方法、 有機溶剤や接着剤を使うことなく、二種以上のエチレ
ン・アクリル酸アルキルエステル共重合体、エチレン・
酢酸ビニル共重合体等の感熱接着層を付与した二軸延伸
ポリプロピレンのラミネートフィルムの感熱接着面と印
刷紙の印刷面とを加熱圧着のみで貼り合わせて積層フィ
ルムを製造する方法(特開昭56−42652号公報、特公平4
−22431号公報、特開平3−73341号公報) 等が知られている。
スチックフィルム等の印刷面を保護したり、耐水、耐油
性の付与、光沢を与えて美麗化する目的で、印刷紙の上
にフィルムをラミネートすることは通常行われており、
一般にプリントラミネートと称している。従来のプリン
トラミネートとしては、 ドライラミネーター等のコーティング部において有機
溶剤に溶解した接着剤をプラスチックフィルム面に塗布
し、乾燥部で有機溶剤を飛散した後、プラスチックフィ
ルムの接着剤塗布面と印刷紙面とを熱圧着する方法、 有機溶剤や接着剤を使うことなく、二種以上のエチレ
ン・アクリル酸アルキルエステル共重合体、エチレン・
酢酸ビニル共重合体等の感熱接着層を付与した二軸延伸
ポリプロピレンのラミネートフィルムの感熱接着面と印
刷紙の印刷面とを加熱圧着のみで貼り合わせて積層フィ
ルムを製造する方法(特開昭56−42652号公報、特公平4
−22431号公報、特開平3−73341号公報) 等が知られている。
【0003】しかしながら、前記の有機溶剤等を使用
する方法では、接着剤の乾燥時に発生する溶剤臭の飛散
に伴う作業環境の悪化、工場周辺への環境問題、火災の
危険性等があったり、品質面では、フィルムに残存した
溶剤で印刷面との接着ムラ、印刷色の変色、印刷ボケ等
が生じるという問題があった。なお、溶剤塗布乾燥後、
溶剤回収等の設備費用が莫大である等の欠点もある。ま
た、の加熱圧着ラミネート用フィルムにおいては、印
刷面との易接着性の要求に対して、感熱接着層のエチレ
ン系共重合体樹脂の官能性モノマー含量が極力多いもの
を使用するため、すべり性、耐ブロッキング性が劣り、
フィルム生産時に離ロール性が悪くなりシワが入った
り、フィルムを巻取り状態で運送や保存した場合、重な
り合った基材面とエチレン系共重合体樹脂面がくっつ
き、ラミネート使用時、貼り合わせ張力が強くなり、積
層フィルムが伸びたり、破断する等の問題がある。
する方法では、接着剤の乾燥時に発生する溶剤臭の飛散
に伴う作業環境の悪化、工場周辺への環境問題、火災の
危険性等があったり、品質面では、フィルムに残存した
溶剤で印刷面との接着ムラ、印刷色の変色、印刷ボケ等
が生じるという問題があった。なお、溶剤塗布乾燥後、
溶剤回収等の設備費用が莫大である等の欠点もある。ま
た、の加熱圧着ラミネート用フィルムにおいては、印
刷面との易接着性の要求に対して、感熱接着層のエチレ
ン系共重合体樹脂の官能性モノマー含量が極力多いもの
を使用するため、すべり性、耐ブロッキング性が劣り、
フィルム生産時に離ロール性が悪くなりシワが入った
り、フィルムを巻取り状態で運送や保存した場合、重な
り合った基材面とエチレン系共重合体樹脂面がくっつ
き、ラミネート使用時、貼り合わせ張力が強くなり、積
層フィルムが伸びたり、破断する等の問題がある。
【0004】この為、すべり性、耐ブロッキング性を付
与するために、相溶性の悪いポリマーや有機系の滑剤
および無機粒子を多量に添加すると、印刷紙との熱接着
性、透明性が著しく悪化するという重大な問題が生じ、
また異なったエチレン系共重合体樹脂混合物よりなる
感熱接着層を延伸することにより表面に凹凸形状(平均
粗さRa=0.15〜0.75μm)を付与すると(特公
平4−22431号公報)、積層フィルムの透明性が悪くな
り、しかも、低温時でプリントラミネートした場合、凹
凸形状内にエアーを巻き込み、印刷面とフィルム間にエ
アーが残存するため、接着が悪く、印刷部分が美麗でな
く、さらに光沢も悪くなるという問題があった(当業界
では、これをツブレと称す)。このツブレの改良の為、
熱圧着時の温度を上げたり、加工スピードを遅くしてい
るが、温度を上げるとプリントラミネート紙がカール
し、低速にすると生産性が悪くなるという問題があっ
た。
与するために、相溶性の悪いポリマーや有機系の滑剤
および無機粒子を多量に添加すると、印刷紙との熱接着
性、透明性が著しく悪化するという重大な問題が生じ、
また異なったエチレン系共重合体樹脂混合物よりなる
感熱接着層を延伸することにより表面に凹凸形状(平均
粗さRa=0.15〜0.75μm)を付与すると(特公
平4−22431号公報)、積層フィルムの透明性が悪くな
り、しかも、低温時でプリントラミネートした場合、凹
凸形状内にエアーを巻き込み、印刷面とフィルム間にエ
アーが残存するため、接着が悪く、印刷部分が美麗でな
く、さらに光沢も悪くなるという問題があった(当業界
では、これをツブレと称す)。このツブレの改良の為、
熱圧着時の温度を上げたり、加工スピードを遅くしてい
るが、温度を上げるとプリントラミネート紙がカール
し、低速にすると生産性が悪くなるという問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
点を改良すべくなされたものであって、 1)プリントラミネート時に溶剤臭が発生することな
く、しかも溶剤除去装置、回収装置等を必要とせず、更
に印刷した紙等の印刷インクを変色させないフィルム、
および 2)エチレン系共重合体の官能性モノマー含有量を多く
しても、透明性、耐ブロッキング性、加工性に優れ、更
にプリントラミネーション時のツブレ、外観光沢等に優
れた熱圧着プリントラミネート用フィルム を提供することを目的とするものである。
点を改良すべくなされたものであって、 1)プリントラミネート時に溶剤臭が発生することな
く、しかも溶剤除去装置、回収装置等を必要とせず、更
に印刷した紙等の印刷インクを変色させないフィルム、
および 2)エチレン系共重合体の官能性モノマー含有量を多く
しても、透明性、耐ブロッキング性、加工性に優れ、更
にプリントラミネーション時のツブレ、外観光沢等に優
れた熱圧着プリントラミネート用フィルム を提供することを目的とするものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹
脂からなるシート状基材(a)の片面に、該基材より低融
点のエチレン含有量が70重量%以上のエチレン系共重
合体樹脂フィルムの接着層(b)が8μm以上の厚さで積
層されており、該エチレン系共重合体樹脂の表面が小さ
な山谷のパターンの規則正しいエンボス形状を有し、該
エンボスの十点の平均粗さ(Rz)が4.0〜8.5μm
からなり、かつ該表面粗さの中心線における凸部断面の
面積率(Sr)が55%未満であり、しかも該表面の平
滑度が500秒以下であることを特徴とする熱圧着プリ
ントラミネート用フィルムを提供するものである。さら
に本発明は、前述エチレン系樹脂積層フィルムの十点の
平均粗さ(Rz)が4〜8.5μmの山谷のエンボス形
状の表面に、微細なエンボス(最大粗さ(Rmax)=0.7
μm以下、平均粗さ(Ra)=0.05〜0.3μm)が施
された熱圧着プリントラミネート用フィルムを提供する
ものである。
脂からなるシート状基材(a)の片面に、該基材より低融
点のエチレン含有量が70重量%以上のエチレン系共重
合体樹脂フィルムの接着層(b)が8μm以上の厚さで積
層されており、該エチレン系共重合体樹脂の表面が小さ
な山谷のパターンの規則正しいエンボス形状を有し、該
エンボスの十点の平均粗さ(Rz)が4.0〜8.5μm
からなり、かつ該表面粗さの中心線における凸部断面の
面積率(Sr)が55%未満であり、しかも該表面の平
滑度が500秒以下であることを特徴とする熱圧着プリ
ントラミネート用フィルムを提供するものである。さら
に本発明は、前述エチレン系樹脂積層フィルムの十点の
平均粗さ(Rz)が4〜8.5μmの山谷のエンボス形
状の表面に、微細なエンボス(最大粗さ(Rmax)=0.7
μm以下、平均粗さ(Ra)=0.05〜0.3μm)が施
された熱圧着プリントラミネート用フィルムを提供する
ものである。
【0007】[発明の具体的説明] 1.基材 本発明に用いられる基材としては、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビ
ニル、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂の無延伸または延
伸フィルムであるが、透明性、剛性、強度等の面から延
伸したポリプロピレンフィルムやポリエチレンテレフタ
レートフィルムが好ましい。基材層の肉厚は6〜100
μm、好ましくは6〜40μmである。
リエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビ
ニル、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂の無延伸または延
伸フィルムであるが、透明性、剛性、強度等の面から延
伸したポリプロピレンフィルムやポリエチレンテレフタ
レートフィルムが好ましい。基材層の肉厚は6〜100
μm、好ましくは6〜40μmである。
【0008】2.エチレン系共重合体樹脂 前述の基材に積層されるエチレン系共重合体樹脂として
は、特別な制限はなく、エチレンと共重合可能な単量
体、例えば酢酸ビニル、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン等との共重合体が例示さ
れる。また共重合後加水分解や金属イオンによる架橋等
により変性されたものや、ポリエチレンに無水マレン酸
等をグラフト重合させたものも利用できる。また、該共
重合体は2種以上を併用することもできる。該エチレン
系共重合体樹脂は、そのエチレン含有量が70重量%以
上であることが必要であり、70重量%未満である場合
は、ラミネートフィルムのすべり性、耐ブロッキング性
が悪くなり、しかもその製造時の離ロール性が悪くシワ
の発生が多く、かつ基材へのラミネート時のネックイン
も大きくなったり、熱劣化等を生じやすくなる。従って
該共重合体中の全エチレン含有量は最低70重量%以
上、好ましくは70〜90重量%である。また、該エチ
レン系共重合体樹脂層には、滑剤、アンチブロッキング
剤、安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、防雲剤、着色
剤、その他各種添加剤を印刷紙等との接着強度を極度に
変化させない範囲(0.01〜3重量%)の量で必要に
応じて添加できる。
は、特別な制限はなく、エチレンと共重合可能な単量
体、例えば酢酸ビニル、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン等との共重合体が例示さ
れる。また共重合後加水分解や金属イオンによる架橋等
により変性されたものや、ポリエチレンに無水マレン酸
等をグラフト重合させたものも利用できる。また、該共
重合体は2種以上を併用することもできる。該エチレン
系共重合体樹脂は、そのエチレン含有量が70重量%以
上であることが必要であり、70重量%未満である場合
は、ラミネートフィルムのすべり性、耐ブロッキング性
が悪くなり、しかもその製造時の離ロール性が悪くシワ
の発生が多く、かつ基材へのラミネート時のネックイン
も大きくなったり、熱劣化等を生じやすくなる。従って
該共重合体中の全エチレン含有量は最低70重量%以
上、好ましくは70〜90重量%である。また、該エチ
レン系共重合体樹脂層には、滑剤、アンチブロッキング
剤、安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、防雲剤、着色
剤、その他各種添加剤を印刷紙等との接着強度を極度に
変化させない範囲(0.01〜3重量%)の量で必要に
応じて添加できる。
【0009】基材に積層されるエチレン系共重合体樹脂
フィルムの厚さは8μm以上であり、8〜40μmとす
るのが好ましい。厚さが8μm未満であるとプリントラ
ミネート製品のツブレ、光沢が良好とならず、しかも、
エンボス形状の転写が悪くなり、耐ブロッキング性も劣
るからである。また、40μmを越えると、プリントラ
ミネート速度が遅くなり、生産性が低下し、しかも価格
高になる。
フィルムの厚さは8μm以上であり、8〜40μmとす
るのが好ましい。厚さが8μm未満であるとプリントラ
ミネート製品のツブレ、光沢が良好とならず、しかも、
エンボス形状の転写が悪くなり、耐ブロッキング性も劣
るからである。また、40μmを越えると、プリントラ
ミネート速度が遅くなり、生産性が低下し、しかも価格
高になる。
【0010】エチレン系共重合体樹脂の基材層への積層
は、押出ラミネート法または共押し出し法、または基材
層の縦延伸や横延伸後にエチレン系共重合体樹脂をラミ
ネートし、更に横延伸や縦延伸する方法やコーティング
方法等、本エンボス模様がエチレン系共重合体樹脂に転
写できるものであれば特に制限はない。またエチレン系
共重合体樹脂の表面は、印刷紙等との熱接着性を付与す
るため、酸化処理(コロナ放電、オゾン処理、フレーム
処理等)するのが好ましく、表面の濡れ張力は36〜5
5dyne/cmの範囲になるように、表面処理することが好
ましい。
は、押出ラミネート法または共押し出し法、または基材
層の縦延伸や横延伸後にエチレン系共重合体樹脂をラミ
ネートし、更に横延伸や縦延伸する方法やコーティング
方法等、本エンボス模様がエチレン系共重合体樹脂に転
写できるものであれば特に制限はない。またエチレン系
共重合体樹脂の表面は、印刷紙等との熱接着性を付与す
るため、酸化処理(コロナ放電、オゾン処理、フレーム
処理等)するのが好ましく、表面の濡れ張力は36〜5
5dyne/cmの範囲になるように、表面処理することが好
ましい。
【0011】3.エンボス模様の形成およびその構造 基材に積層されたエチレン系共重合体樹脂フィルムの表
面に形成されるエンボス模様は、例えば規則正しい山谷
のあるヘリオクラッショ型または型押型の逆エンボスパ
ターンからなる金属ロールに溶融したエチレン系共重合
体樹脂をゴムロール等で圧着し、逆ピラミッド型の形状
を転写させて得る方法で形成されるものであり、該エン
ボスの十点の平均粗さ(Rz)が4.0〜8.5μmから
なり、かつ該表面粗さの中心線(エンボスの山頂と谷底
の高さの1/2を通る水平面)における凸部断面の面積
率(Sr)が55%未満であり、しかも該表面のベック
平滑度(JIS−P8119)が500秒以下、好まし
くは80〜400秒の構造を有するものである。該エチ
レン系共重合体樹脂におけるエンボス形状のRz値が4.
0μm未満になると、特にエチレン系共重合体樹脂の官
能性モノマーが高含量(14〜30重量%)の場合に、
エチレン系共重合体フィルムを基材上に押し出しラミネ
ートする際の積層体のロール離れが悪くなり、この積層
体を紙管に巻き取ると、シワが発生したり、ブロッキン
グが生じ、印刷紙へのプリントラミネート時、残存シワ
や積層フィルムの切断等による不良品が発生する。ま
た、該エチレン系共重合体樹脂のRzが8.5μmを越
え、或はSrが55%以上、かつ平滑度が500秒を越
えると、感熱接着層のエチレン系共重合体フィルムのエ
ンボスの凹凸形状及び面積が大きくなるため、積層フィ
ルム製造時、冷却ロール部に設けたエンボス形状の転写
が溶融樹脂に不完全の状態で転写されたり、冷却ムラが
生じ、積層フィルムに模様や偏肉が生じ、透明性が悪く
なったり、巻き取り製品に段差(骨と称す)が発生す
る。
面に形成されるエンボス模様は、例えば規則正しい山谷
のあるヘリオクラッショ型または型押型の逆エンボスパ
ターンからなる金属ロールに溶融したエチレン系共重合
体樹脂をゴムロール等で圧着し、逆ピラミッド型の形状
を転写させて得る方法で形成されるものであり、該エン
ボスの十点の平均粗さ(Rz)が4.0〜8.5μmから
なり、かつ該表面粗さの中心線(エンボスの山頂と谷底
の高さの1/2を通る水平面)における凸部断面の面積
率(Sr)が55%未満であり、しかも該表面のベック
平滑度(JIS−P8119)が500秒以下、好まし
くは80〜400秒の構造を有するものである。該エチ
レン系共重合体樹脂におけるエンボス形状のRz値が4.
0μm未満になると、特にエチレン系共重合体樹脂の官
能性モノマーが高含量(14〜30重量%)の場合に、
エチレン系共重合体フィルムを基材上に押し出しラミネ
ートする際の積層体のロール離れが悪くなり、この積層
体を紙管に巻き取ると、シワが発生したり、ブロッキン
グが生じ、印刷紙へのプリントラミネート時、残存シワ
や積層フィルムの切断等による不良品が発生する。ま
た、該エチレン系共重合体樹脂のRzが8.5μmを越
え、或はSrが55%以上、かつ平滑度が500秒を越
えると、感熱接着層のエチレン系共重合体フィルムのエ
ンボスの凹凸形状及び面積が大きくなるため、積層フィ
ルム製造時、冷却ロール部に設けたエンボス形状の転写
が溶融樹脂に不完全の状態で転写されたり、冷却ムラが
生じ、積層フィルムに模様や偏肉が生じ、透明性が悪く
なったり、巻き取り製品に段差(骨と称す)が発生す
る。
【0012】更に得られた積層フィルムは、プリントラ
ミネート時に表面の凹凸内に空気をかみ込み、空気が抜
けきらないままプリントラミ製品の印刷色部分上に残存
するため、印刷色が美麗に見えなかったり、光沢が悪く
なったり、印刷部分との接着が劣ったものになる。エン
ボス形状の点、又は線の数は、Rz、Sr、平滑度の範
囲内を満足するものであれば特に限定しないが、1イン
チ(2.54cm)当り120〜300本となるエンボ
ス模様が良好である。特に好ましい表面形状は、十点の
平均粗さ(Rz)が5〜8μm、凸部の面積率(Sr)
が10〜45%、ベック平滑度は80〜400秒である
場合に達成される。
ミネート時に表面の凹凸内に空気をかみ込み、空気が抜
けきらないままプリントラミ製品の印刷色部分上に残存
するため、印刷色が美麗に見えなかったり、光沢が悪く
なったり、印刷部分との接着が劣ったものになる。エン
ボス形状の点、又は線の数は、Rz、Sr、平滑度の範
囲内を満足するものであれば特に限定しないが、1イン
チ(2.54cm)当り120〜300本となるエンボ
ス模様が良好である。特に好ましい表面形状は、十点の
平均粗さ(Rz)が5〜8μm、凸部の面積率(Sr)
が10〜45%、ベック平滑度は80〜400秒である
場合に達成される。
【0013】また、本発明においては、上記のエンボス
形状面にさらに微細なエンボスを付加的に施すことがで
きる。該微細エンボスのサイズは、最大0.7μmであ
り、その平均値は0.13μmである。このような微細
エンボスは、例えばヘリオクラッショ型の冷却ロールに
マイクロマットメッキ加工の腐食処理により微細なエン
ボス形状を施したロールを使用して、前記第1エンボス
が付与されたエチレン系共重合体フィルムの熱接着層の
表面を該ロールに圧着すること等の方法で、形成するこ
とができる。
形状面にさらに微細なエンボスを付加的に施すことがで
きる。該微細エンボスのサイズは、最大0.7μmであ
り、その平均値は0.13μmである。このような微細
エンボスは、例えばヘリオクラッショ型の冷却ロールに
マイクロマットメッキ加工の腐食処理により微細なエン
ボス形状を施したロールを使用して、前記第1エンボス
が付与されたエチレン系共重合体フィルムの熱接着層の
表面を該ロールに圧着すること等の方法で、形成するこ
とができる。
【0014】[図面の説明]本発明のプリントラミネー
ト用フィルムの構造を以下に具体的に説明する。図1
は、本発明のプリントラミネート用フィルムの断面の概
略図である。図1において、1はプリントラミネート用
フィルムであり、2は熱可塑性樹脂からなる基材で、3
はエチレン系共重合体樹脂フィルムからなる熱圧着用接
着層であり、4は該熱接着層3に付与されたヘリオクラ
ッショ型のエンボス模様を凹面(谷底)であり、5は該
エンボス模様の凸部(山頂)を示すものである。図2は
実施例1で得られたラミネートフィルムの表面の500
倍電子顕微鏡写真である。図3は実施例6で得られたラ
ミネートフィルムの表面の500倍電子顕微鏡写真であ
る。図中、6はエンボス模様の凹面5に形成された微細
エンボス模様を示すものである。図4は実施例1で得ら
れたラミネートフィルムの表面の表面粗さを示す、粗さ
計のチャートである。図5は実施例2で得られたラミネ
ートフィルムの表面の表面粗さを示す、粗さ計のチャー
トである。図6は実施例6で得られたラミネートフィル
ムの表面の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
図7は比較例2で得られたラミネートフィルム表面の5
00倍電子顕微鏡写真である。図8は比較例3で得られ
たラミネートフィルム表面の500倍電子顕微鏡写真で
ある。図9は比較例3で得られたラミネートフィルムの
表面の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。図1
0は比較例2で得られたラミネートフィルムの表面の表
面粗さを示す、粗さ計のチャートである。図11は比較
例1で得られたラミネートフィルムの表面の表面粗さを
示す、粗さ計のチャートである。図中、7は印刷部分、
8は印刷が施される紙等である。図12は本発明のプリ
ントラミネート用フィルムを印刷した紙に熱圧着ロール
を用いてに貼り合わせて得られたプリントラミネート印
刷紙の断面を示すの概略図である。
ト用フィルムの構造を以下に具体的に説明する。図1
は、本発明のプリントラミネート用フィルムの断面の概
略図である。図1において、1はプリントラミネート用
フィルムであり、2は熱可塑性樹脂からなる基材で、3
はエチレン系共重合体樹脂フィルムからなる熱圧着用接
着層であり、4は該熱接着層3に付与されたヘリオクラ
ッショ型のエンボス模様を凹面(谷底)であり、5は該
エンボス模様の凸部(山頂)を示すものである。図2は
実施例1で得られたラミネートフィルムの表面の500
倍電子顕微鏡写真である。図3は実施例6で得られたラ
ミネートフィルムの表面の500倍電子顕微鏡写真であ
る。図中、6はエンボス模様の凹面5に形成された微細
エンボス模様を示すものである。図4は実施例1で得ら
れたラミネートフィルムの表面の表面粗さを示す、粗さ
計のチャートである。図5は実施例2で得られたラミネ
ートフィルムの表面の表面粗さを示す、粗さ計のチャー
トである。図6は実施例6で得られたラミネートフィル
ムの表面の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
図7は比較例2で得られたラミネートフィルム表面の5
00倍電子顕微鏡写真である。図8は比較例3で得られ
たラミネートフィルム表面の500倍電子顕微鏡写真で
ある。図9は比較例3で得られたラミネートフィルムの
表面の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。図1
0は比較例2で得られたラミネートフィルムの表面の表
面粗さを示す、粗さ計のチャートである。図11は比較
例1で得られたラミネートフィルムの表面の表面粗さを
示す、粗さ計のチャートである。図中、7は印刷部分、
8は印刷が施される紙等である。図12は本発明のプリ
ントラミネート用フィルムを印刷した紙に熱圧着ロール
を用いてに貼り合わせて得られたプリントラミネート印
刷紙の断面を示すの概略図である。
【0015】
【実施例】以下に実施例および比較例を示して本発明を
より具体的に説明する。 実施例1〜2および比較例1 MFRが15g/10分、酢酸ビニル(VA)の含有量
が19重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂(三
菱油化株式会社製商品名“三菱EVA V401S”融
点99℃)を、口径が90mmφの押出機に設置したT
ダイから、樹脂温度240℃、幅1300mm、肉厚1
5μmでフィルム状に溶融押し出した。
より具体的に説明する。 実施例1〜2および比較例1 MFRが15g/10分、酢酸ビニル(VA)の含有量
が19重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂(三
菱油化株式会社製商品名“三菱EVA V401S”融
点99℃)を、口径が90mmφの押出機に設置したT
ダイから、樹脂温度240℃、幅1300mm、肉厚1
5μmでフィルム状に溶融押し出した。
【0016】次いで、押出ラミネートの基材繰出部より
厚さ15μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(二村
化学工業(株):FOR商品名)を繰り出し、この片面
にイソシアネート系アンカーコート剤(日ソー社製、商
品名チタボンドT−120)を5g/m2の量塗布し、
乾燥後、該塗布面と、前記溶融フィルムの片面を接着面
とし、圧着ロールに導き、1インチ(2.54cm)当
り、250本の線数からなるヘリオクラッショ型の冷却
ロール(表面凹部の深さが10、21μm、26μm
で、凹部の面積比率を34%、55%、59%に変更し
た3種類のエンボス模様<18cm幅で彫刻>が施され
た冷却ロール)と圧縮ゴムロールで圧着ラミネートし
て、二軸延伸ポリプロピレンフィルムに3種類のエンボ
ス模様が形成されたエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂
との積層体を得た。
厚さ15μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(二村
化学工業(株):FOR商品名)を繰り出し、この片面
にイソシアネート系アンカーコート剤(日ソー社製、商
品名チタボンドT−120)を5g/m2の量塗布し、
乾燥後、該塗布面と、前記溶融フィルムの片面を接着面
とし、圧着ロールに導き、1インチ(2.54cm)当
り、250本の線数からなるヘリオクラッショ型の冷却
ロール(表面凹部の深さが10、21μm、26μm
で、凹部の面積比率を34%、55%、59%に変更し
た3種類のエンボス模様<18cm幅で彫刻>が施され
た冷却ロール)と圧縮ゴムロールで圧着ラミネートし
て、二軸延伸ポリプロピレンフィルムに3種類のエンボ
ス模様が形成されたエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂
との積層体を得た。
【0017】得られたエチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂積層体のエンボス表面に40w・分/m2のコロナ放
電処理を行い、積層フィルムの各エンボス模様の寸法幅
にスリットし、熱圧着プリントラミネート用フィルムを
得た。得られた前記プリントラミネート用フィルムのエ
ンボス模様が施されたエチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂面の表面粗さ、ベック平滑度、及び積層フィルムの透
明性、ブロッキング性、加工特性等を測定し、その結果
を表1に示す。次に、本プリントラミネート用フィルム
とオフセット印刷したアート紙を、ロール温度が80
℃、線圧が55.6kg、速度が30m/分の圧着機で
熱圧着し、プリントラミネート製品を得え、該製品のツ
ブレ性、光沢性、接着性、外観等を評価した値を表1に
示す。
脂積層体のエンボス表面に40w・分/m2のコロナ放
電処理を行い、積層フィルムの各エンボス模様の寸法幅
にスリットし、熱圧着プリントラミネート用フィルムを
得た。得られた前記プリントラミネート用フィルムのエ
ンボス模様が施されたエチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂面の表面粗さ、ベック平滑度、及び積層フィルムの透
明性、ブロッキング性、加工特性等を測定し、その結果
を表1に示す。次に、本プリントラミネート用フィルム
とオフセット印刷したアート紙を、ロール温度が80
℃、線圧が55.6kg、速度が30m/分の圧着機で
熱圧着し、プリントラミネート製品を得え、該製品のツ
ブレ性、光沢性、接着性、外観等を評価した値を表1に
示す。
【0018】比較例2〜3 エンボス形状の凹部の深さが5および10μmのサンド
ショット法にて加工した冷却ロールを用いた以外は、実
施例1と同様にして積層フィルムおよびプリントラミネ
ート品を得た。その評価結果を表1に示す。
ショット法にて加工した冷却ロールを用いた以外は、実
施例1と同様にして積層フィルムおよびプリントラミネ
ート品を得た。その評価結果を表1に示す。
【0019】実施例3〜5および比較例4 基材及び押出樹脂の種類、厚み、およびエンボス形状等
を表1に示したように変更した他は、実施例1と同様に
して積層フィルム体およびプリントラミネート品を得
た。その評価結果を表1に示す。なお、使用材料名を下
記に示す。 PET:ポリエチレンテレフタレートフィルム12μm
(ダイヤホイル社製) EVA:エチレン・酢酸ビニル共重合体(MFR=15g/10
分、酢ビ含量=28重量%)(三菱ポリエチEVA−V6
01S) EMA:エチレン・メチルアクリレート共重合体(MFR=
15g/10分、メチルアクリレート含量=20重量%)(三菱
油化社、ユカロンEMA×G500S)
を表1に示したように変更した他は、実施例1と同様に
して積層フィルム体およびプリントラミネート品を得
た。その評価結果を表1に示す。なお、使用材料名を下
記に示す。 PET:ポリエチレンテレフタレートフィルム12μm
(ダイヤホイル社製) EVA:エチレン・酢酸ビニル共重合体(MFR=15g/10
分、酢ビ含量=28重量%)(三菱ポリエチEVA−V6
01S) EMA:エチレン・メチルアクリレート共重合体(MFR=
15g/10分、メチルアクリレート含量=20重量%)(三菱
油化社、ユカロンEMA×G500S)
【0020】実施例6 ヘリオクラッショ型の冷却ロールに、マイクロメッキ加
工からなる微細なエンボス形状を施した冷却ロールを使
用した他は、実施例1と同様にして積層体を得え、その
評価結果を表1に示す。
工からなる微細なエンボス形状を施した冷却ロールを使
用した他は、実施例1と同様にして積層体を得え、その
評価結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】なお、得られたラミネートフィルムおよび
ラミネート製品の評価は、下記方法で行った。 1.接着層の表面特性 積層フィルムのエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に付
与したエンボス形状を表面粗さ計[(株)小坂研究所製
サーフコーダーET−30HK(商品名)]にて、十点
の平均粗さ(Rz)と中心線における凸部断面の面積率
(Sr)を測定した。 <十点の平均粗さ>1mmのエンボス長さ測定内におけ
る凸部の最高から5番目までの山頂の標高抜き取り部分
の和を、該エンボス内凹部の最深から5番目までの谷底
の標高抜き取り部分の和で割った値(JIS B−06
01)。 <中心線における凸部断面の面積率>0.1mm2のエン
ボス加工面積内において、凹凸の山と谷の面積が等しく
なる中心線で凸部を切断したときの各山部切断面積の和
がしめる値。 <ベック平滑度>JIS−P8119に準拠。
ラミネート製品の評価は、下記方法で行った。 1.接着層の表面特性 積層フィルムのエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に付
与したエンボス形状を表面粗さ計[(株)小坂研究所製
サーフコーダーET−30HK(商品名)]にて、十点
の平均粗さ(Rz)と中心線における凸部断面の面積率
(Sr)を測定した。 <十点の平均粗さ>1mmのエンボス長さ測定内におけ
る凸部の最高から5番目までの山頂の標高抜き取り部分
の和を、該エンボス内凹部の最深から5番目までの谷底
の標高抜き取り部分の和で割った値(JIS B−06
01)。 <中心線における凸部断面の面積率>0.1mm2のエン
ボス加工面積内において、凹凸の山と谷の面積が等しく
なる中心線で凸部を切断したときの各山部切断面積の和
がしめる値。 <ベック平滑度>JIS−P8119に準拠。
【0023】2.積層フィルムの特性 <透明性>JIS−K7105に準拠し、積層フィルム
のHAZEを[(株)東洋精機製作所製、直読ヘイズメ
ーター(商品名)]で測定し、下記範囲を◎〜×と判断
した。 HAZE値: 0〜25%未満・・・◎ 25〜50%未満・・・○ 50〜75%未満・・・△ 75%以上・・・・・・×
のHAZEを[(株)東洋精機製作所製、直読ヘイズメ
ーター(商品名)]で測定し、下記範囲を◎〜×と判断
した。 HAZE値: 0〜25%未満・・・◎ 25〜50%未満・・・○ 50〜75%未満・・・△ 75%以上・・・・・・×
【0024】<ブロッキング性>幅21cm×長さ29
cmの積層フィルムの二軸延伸ポリプロピレンフィルム
面(2)とエンボス形状が付与されたエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂面(3)を重ね合わせ、温度が60℃のオ
ーブン中で幅15cm×長さ20cmにわたって0.0
5kg/cm2の荷重を負荷して24時間放置した後、
重ね合わせた積層フィルムの剪断剥離面積が10cm2
(幅2cm×長さ5cm)になるようにカットし、引張
り試験機で剥離に要する力を測定した。この値が小さい
ほど耐ブロッキング性は優れており、剥離力が2.0k
g以上で、フィルムを剥離する時、積層フィルムが破断
するものを×印、剥離力が1.5kg〜2.0kg未満で
剥離する時、積層フィルムが伸びきってしまうものを△
印、剥離力が1.0kg〜1.5kg未満で引張り時は少
し伸びるが復元するものを○印、剥離力が1kg未満で
フィルムを剥離するときほとんど抵抗を感じないものを
◎印とした。
cmの積層フィルムの二軸延伸ポリプロピレンフィルム
面(2)とエンボス形状が付与されたエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂面(3)を重ね合わせ、温度が60℃のオ
ーブン中で幅15cm×長さ20cmにわたって0.0
5kg/cm2の荷重を負荷して24時間放置した後、
重ね合わせた積層フィルムの剪断剥離面積が10cm2
(幅2cm×長さ5cm)になるようにカットし、引張
り試験機で剥離に要する力を測定した。この値が小さい
ほど耐ブロッキング性は優れており、剥離力が2.0k
g以上で、フィルムを剥離する時、積層フィルムが破断
するものを×印、剥離力が1.5kg〜2.0kg未満で
剥離する時、積層フィルムが伸びきってしまうものを△
印、剥離力が1.0kg〜1.5kg未満で引張り時は少
し伸びるが復元するものを○印、剥離力が1kg未満で
フィルムを剥離するときほとんど抵抗を感じないものを
◎印とした。
【0025】<加工性>2000mのロール状に巻き取
った積層フィルムの巻き外観、及び積層フィルムの偏肉
状態を測定した値を、下記内容で判断した。 ◎・・・ロール巻き外観が良好で、偏肉幅が±0.5μ
m ○・・・ロール巻き外観が良好で、偏肉幅が±1.0μ
m △・・・ロール巻き外観にシワが有り、偏肉幅が±1.
5μm ×・・・ロール巻きに段差(骨)が発生し、偏肉幅が±
2.0μm
った積層フィルムの巻き外観、及び積層フィルムの偏肉
状態を測定した値を、下記内容で判断した。 ◎・・・ロール巻き外観が良好で、偏肉幅が±0.5μ
m ○・・・ロール巻き外観が良好で、偏肉幅が±1.0μ
m △・・・ロール巻き外観にシワが有り、偏肉幅が±1.
5μm ×・・・ロール巻きに段差(骨)が発生し、偏肉幅が±
2.0μm
【0026】3.プリントラミネート特性 <ツブレ性>黒色を全面に印刷したアート紙に本積層フ
ィルムをプリントラミネートした製品のツブレ状態を目
視で観察し、その結果を下記内容で判断した。(ツブレ
性:プリントラミネート製品の印刷面と熱接着したエチ
レン系樹脂との間にエアーが巻き込まれ、このエアーが
白い斑点として残存する状況) ◎・・・残存エアーが全く無く、印刷色が浮きでるよう
に鮮明に見える。 ○・・・残存エアーは見あたらず、印刷色は、確認でき
る。 △・・・印刷色上に残存エアーがスジ状として残存。 ×・・・印刷色上に残存エアーが帯状に残存し、印刷色
がよく見えない。
ィルムをプリントラミネートした製品のツブレ状態を目
視で観察し、その結果を下記内容で判断した。(ツブレ
性:プリントラミネート製品の印刷面と熱接着したエチ
レン系樹脂との間にエアーが巻き込まれ、このエアーが
白い斑点として残存する状況) ◎・・・残存エアーが全く無く、印刷色が浮きでるよう
に鮮明に見える。 ○・・・残存エアーは見あたらず、印刷色は、確認でき
る。 △・・・印刷色上に残存エアーがスジ状として残存。 ×・・・印刷色上に残存エアーが帯状に残存し、印刷色
がよく見えない。
【0027】<光沢性>分光光度計[大日精化工業
(株)カラコムB(商品名)]の黒の標準板面に二軸延
伸ポリプロピレンフィルム(15μm)を水滴で密着し
た△Eの値を基準として、ツブレを評価したプリントラ
ミ製品の△E値を測定したところ、目視観察結果(ツブ
レ)と一致したため、下記内容で判断した。 光沢度(△E値) ◎ 0〜1.5未満 数値の低い方が光沢性良。 ○ 1.5〜2.5未満 (黒標準板/水/OPP値=0) △ 2.5〜4.0未満 × 4.0以上
(株)カラコムB(商品名)]の黒の標準板面に二軸延
伸ポリプロピレンフィルム(15μm)を水滴で密着し
た△Eの値を基準として、ツブレを評価したプリントラ
ミ製品の△E値を測定したところ、目視観察結果(ツブ
レ)と一致したため、下記内容で判断した。 光沢度(△E値) ◎ 0〜1.5未満 数値の低い方が光沢性良。 ○ 1.5〜2.5未満 (黒標準板/水/OPP値=0) △ 2.5〜4.0未満 × 4.0以上
【0028】<初期接着性>幅590mmの印刷したア
ート紙と本積層フィルムをロール温度が90℃、線圧が
55.6kg、速度が35m/分のプリントラミネート
機[(株)浜松製作所製、KL−2型(商品名)]で熱
圧着したプリントラミ製品にセロテープ(幅15mm×
長さ100mm)を貼り、セロテープ面を指で数回こす
った後、セロテープを剥がし、印刷面と本積層フィルム
の初期接着性を判断した。 ○・・・変化なし △・・・積層フィルムが印刷面から部分的に剥がれる。 ×・・・全体が印刷面から剥がれる。
ート紙と本積層フィルムをロール温度が90℃、線圧が
55.6kg、速度が35m/分のプリントラミネート
機[(株)浜松製作所製、KL−2型(商品名)]で熱
圧着したプリントラミ製品にセロテープ(幅15mm×
長さ100mm)を貼り、セロテープ面を指で数回こす
った後、セロテープを剥がし、印刷面と本積層フィルム
の初期接着性を判断した。 ○・・・変化なし △・・・積層フィルムが印刷面から部分的に剥がれる。 ×・・・全体が印刷面から剥がれる。
【0029】<接着強度>幅25mm、長さ100mm
の前記プリントラミネート製品の試験片の長さ方向50
mmを手で剥離した後、(株)島津製作所製の引張試験
機で180度方向に300mm/分の引張速度で剥離し
た値を下記内容で判断した。 ◎・・・150g/25mm以上 ○・・・100〜150g/25mm未満 △・・・50〜100/25mm未満 ×・・・50g/25mm未満
の前記プリントラミネート製品の試験片の長さ方向50
mmを手で剥離した後、(株)島津製作所製の引張試験
機で180度方向に300mm/分の引張速度で剥離し
た値を下記内容で判断した。 ◎・・・150g/25mm以上 ○・・・100〜150g/25mm未満 △・・・50〜100/25mm未満 ×・・・50g/25mm未満
【0030】
【発明の効果】本発明のプリントラミネート用フィルム
は、その表面層がエチレン系共重合体樹脂により構成さ
れ、該樹脂表面に規則正しい特定な形状のエンボスが形
成されているので、透明性、耐ブロッキング性、加工性
に優れ、従来のエンボス形状から生じる不透明さ、及び
加熱圧着時のエアー巻き込み等を解消することができ、
さらにプリントラミネート加工温度幅が広くなり、かつ
外観光沢の優れたものが得られる。また、本発明のフィ
ルムは、印刷紙にラミネートする際に従来の有機溶剤を
使用しないことから、作業環境が良好であり、しかも溶
剤除去装置、回収装置等を必要としなく、更に得られる
ラミネート品の印刷インクも変色させることのないもの
が得られる。
は、その表面層がエチレン系共重合体樹脂により構成さ
れ、該樹脂表面に規則正しい特定な形状のエンボスが形
成されているので、透明性、耐ブロッキング性、加工性
に優れ、従来のエンボス形状から生じる不透明さ、及び
加熱圧着時のエアー巻き込み等を解消することができ、
さらにプリントラミネート加工温度幅が広くなり、かつ
外観光沢の優れたものが得られる。また、本発明のフィ
ルムは、印刷紙にラミネートする際に従来の有機溶剤を
使用しないことから、作業環境が良好であり、しかも溶
剤除去装置、回収装置等を必要としなく、更に得られる
ラミネート品の印刷インクも変色させることのないもの
が得られる。
【図1】本発明のプリントラミネート用フィルムの断面
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】実施例1で得られたラミネートフィルムの表面
の500倍電子顕微鏡写真である。
の500倍電子顕微鏡写真である。
【図3】実施例6で得られたラミネートフィルムの表面
の500倍電子顕微鏡写真である。
の500倍電子顕微鏡写真である。
【図4】実施例1で得られたラミネートフィルムの表面
の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
【図5】実施例2で得られたラミネートフィルムの表面
の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
【図6】実施例6で得られたラミネートフィルムの表面
の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
【図7】比較例2で得られたラミネートフィルム表面の
500倍電子顕微鏡写真である。
500倍電子顕微鏡写真である。
【図8】比較例3で得られたラミネートフィルム表面の
500倍電子顕微鏡写真である。
500倍電子顕微鏡写真である。
【図9】比較例3で得られたラミネートフィルムの表面
の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
【図10】比較例2で得られたラミネートフィルムの表
面の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
面の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
【図11】比較例1で得られたラミネートフィルムの表
面の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
面の表面粗さを示す、粗さ計のチャートである。
【図12】本発明のプリントラミネート用フィルムを印
刷した紙に熱圧着ロールを用いてに貼り合わせて得られ
たプリントラミネート印刷紙の断面を示すの概略図であ
る。
刷した紙に熱圧着ロールを用いてに貼り合わせて得られ
たプリントラミネート印刷紙の断面を示すの概略図であ
る。
1 プリントラミネート用フィルム 2 基材(a) 3 エチレン系共重合体樹脂フィルムの接着層(b) 4 エンボス模様の凹部 5 エンボス模様の凸部 6 微細エンボス模様 7 印刷部分 8 紙等
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝沢 久夫 千葉県香取郡栗源町岩部179の93 和田化 学工業株式会社成田工場内 (72)発明者 宮崎 正博 千葉県香取郡栗源町岩部179の93 和田化 学工業株式会社成田工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなるシート状基材(a)
の片面に、該基材よりも低融点のエチレン含有量が70
重量%以上のエチレン系共重合体樹脂フィルムの接着層
(b)が8μm以上の厚さで積層されており、該エチレン
系共重合体樹脂(b)の表面が小さな山谷のパターンの規
則正しいエンボス形状を有し、該エンボスの十点の平均
粗さ(Rz)が4.0〜8.5μmからなり、かつ該表面
粗さの中心線における凸部断面の面積率(Sr)が55
%未満であり、しかも該表面の平滑度が500秒以下で
あることを特徴とする熱圧着プリントラミネート用フィ
ルム。 - 【請求項2】 前記基材に積層されたエチレン系樹脂フ
ィルム(b)のエンボス形状の表面に、更に微細なエンボ
ス(最大粗さ(Rmax)=0.7μm以下、平均粗さ(Ra)
=0.05〜0.3μm)が施されている請求項1記載の
熱圧着プリントラミネート用フィルム。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30154892A JPH06126915A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 熱圧着プリントラミネート用フィルム |
| EP19930116724 EP0593080B1 (en) | 1992-10-15 | 1993-10-15 | A print-laminated product |
| DE1993617848 DE69317848T2 (de) | 1992-10-15 | 1993-10-15 | Laminiertes bedrucktes Erzeugnis |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30154892A JPH06126915A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 熱圧着プリントラミネート用フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06126915A true JPH06126915A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17898266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30154892A Pending JPH06126915A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 熱圧着プリントラミネート用フィルム |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0593080B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06126915A (ja) |
| DE (1) | DE69317848T2 (ja) |
Cited By (3)
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|---|---|---|---|---|
| JP2001341243A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-11 | Gunze Ltd | プリントラミネート用フィルム及びプリントラミネート製品 |
| JP2011200804A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 加飾シートの製造方法及び加飾シート |
| JP2025026240A (ja) * | 2023-08-10 | 2025-02-21 | 南亞塑膠工業股▲分▼有限公司 | エンボスpvcテープ |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5670240A (en) * | 1995-11-09 | 1997-09-23 | Flex Products, Inc. | Embossed substrate and photoreceptor device incorporating the same and method |
| DE19949898C2 (de) | 1999-10-15 | 2003-01-30 | Trespaphan Gmbh | Verwendung einer Polyolefinfolie als In-Mould-Etikett |
| CH695675A5 (de) * | 2002-02-18 | 2006-07-31 | Ampack Ag Bautechnik | Geprägte Klebefolien. |
| JP4213989B2 (ja) * | 2003-05-08 | 2009-01-28 | 富士フイルム株式会社 | 防眩性フィルムの製造方法 |
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