JPH06130280A - 振動補償ズームレンズ - Google Patents
振動補償ズームレンズInfo
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- JPH06130280A JPH06130280A JP4284553A JP28455392A JPH06130280A JP H06130280 A JPH06130280 A JP H06130280A JP 4284553 A JP4284553 A JP 4284553A JP 28455392 A JP28455392 A JP 28455392A JP H06130280 A JPH06130280 A JP H06130280A
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- lens
- focal length
- zoom lens
- vibration
- prism
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B15/00—Optical objectives with means for varying the magnification
- G02B15/14—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
- G02B15/143—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンパクトカメラに好適な、コンパクトな振
動補償ズームレンズを提供することを目的とす。 【構成】 光軸に沿って相対的な位置を変化させること
により焦点距離を変化させるレンズ群1,2,3から構成
され、望遠側へのズーミング時に像側の第3レンズ群3
が物体側へ繰り出すズームレンズにおいて、最も像側の
第3レンズ群3より像側に、外部からの駆動により光路
を偏向する可変頂角プリズム4を設け、ズーミングによ
る第3レンズ群3の移動に応じ、可変頂角プリズム4を
光軸に沿って移動させることを特徴とする。
動補償ズームレンズを提供することを目的とす。 【構成】 光軸に沿って相対的な位置を変化させること
により焦点距離を変化させるレンズ群1,2,3から構成
され、望遠側へのズーミング時に像側の第3レンズ群3
が物体側へ繰り出すズームレンズにおいて、最も像側の
第3レンズ群3より像側に、外部からの駆動により光路
を偏向する可変頂角プリズム4を設け、ズーミングによ
る第3レンズ群3の移動に応じ、可変頂角プリズム4を
光軸に沿って移動させることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、撮影時の振動による
像のブレを補償する振動補償ズームレンズに関し、特
に、コンパクトカメラに好適なズームレンズに関する。
像のブレを補償する振動補償ズームレンズに関し、特
に、コンパクトカメラに好適なズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】ズームレンズを有するレンズシャッター
カメラは、コンパクト性、ズーム倍率を向上させるた
め、望遠側の焦点距離が長くなり、F値が大きくなる傾
向にあり、僅かな振動によってもブレのある写真が撮ら
れる可能性が高い。そこで、ブレによる像の移動を抑え
られる振動補償ズームレンズが求められている。
カメラは、コンパクト性、ズーム倍率を向上させるた
め、望遠側の焦点距離が長くなり、F値が大きくなる傾
向にあり、僅かな振動によってもブレのある写真が撮ら
れる可能性が高い。そこで、ブレによる像の移動を抑え
られる振動補償ズームレンズが求められている。
【0003】従来の振動補償レンズは、例えば特開昭5
0−80846号公報に開示されるように、光束がほぼ
アフォーカルとなる部分に可変頂角プリズムを設けて構
成される。レンズ系中の光が収束する部分に偏向部材を
配置すると、非点隔差、像面湾曲が発生し易いため、こ
れを避けるためにアフォーカルな部分に設けている。
0−80846号公報に開示されるように、光束がほぼ
アフォーカルとなる部分に可変頂角プリズムを設けて構
成される。レンズ系中の光が収束する部分に偏向部材を
配置すると、非点隔差、像面湾曲が発生し易いため、こ
れを避けるためにアフォーカルな部分に設けている。
【0004】また、偏向部材の前後のレンズ群が互いに
収差を補正し合うよう設計されている場合には、光路が
偏向されると補正し合っている収差の差分量の収差が発
生する。このため、偏向部材の前後のレンズ群は、それ
ぞれのレンズ群内で良好に収差補正されていることが望
ましい。
収差を補正し合うよう設計されている場合には、光路が
偏向されると補正し合っている収差の差分量の収差が発
生する。このため、偏向部材の前後のレンズ群は、それ
ぞれのレンズ群内で良好に収差補正されていることが望
ましい。
【0005】上記公報に記載される振動補償レンズは、
レンズの最も物体側に可変頂角プリズムを設けているた
め、プリズムの頂角の変化による収差変化がほとんどな
く、良好にブレを補正することができる。
レンズの最も物体側に可変頂角プリズムを設けているた
め、プリズムの頂角の変化による収差変化がほとんどな
く、良好にブレを補正することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリズ
ムを最も物体側に設ける場合には、プリズムの径を大き
くする必要があるため、レンズ系、駆動機構が大型とな
りカメラ本体をコンパクトにすることができないという
問題がある。
ムを最も物体側に設ける場合には、プリズムの径を大き
くする必要があるため、レンズ系、駆動機構が大型とな
りカメラ本体をコンパクトにすることができないという
問題がある。
【0007】
【発明の目的】この発明は、上述した従来技術の課題に
鑑みてなされたものであり、コンパクトカメラに好適
な、コンパクトな振動補償ズームレンズを提供すること
を目的とする。
鑑みてなされたものであり、コンパクトカメラに好適
な、コンパクトな振動補償ズームレンズを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる振動補
償ズームレンズは、上記の目的を達成させるため、光軸
に沿って相対的な位置を変化させることにより焦点距離
を変化させる2以上のレンズ群から構成され、望遠側へ
のズーミング時に最も像側のレンズ群が物体側へ繰り出
すズームレンズにおいて、像側レンズ群より像側に、外
部からの駆動により光路を偏向する偏向部材を設け、ズ
ーミングによる像側レンズ群の移動に応じ、偏向部材を
光軸に沿って移動させることを特徴とする。
償ズームレンズは、上記の目的を達成させるため、光軸
に沿って相対的な位置を変化させることにより焦点距離
を変化させる2以上のレンズ群から構成され、望遠側へ
のズーミング時に最も像側のレンズ群が物体側へ繰り出
すズームレンズにおいて、像側レンズ群より像側に、外
部からの駆動により光路を偏向する偏向部材を設け、ズ
ーミングによる像側レンズ群の移動に応じ、偏向部材を
光軸に沿って移動させることを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、この振動補償ズームレンズの実施例を
説明する。
説明する。
【0010】実施例の振動補償ズームレンズは、レンズ
系の最も像側に可変頂角プリズムから成る偏向部材を配
置して構成される。レンズの最も像側は残存収差がほと
んどなく、光路の偏向により発生する新たな収差が小さ
いため、収差補正の観点からは、偏向部材を配置するの
には最も物体側の位置に次いで適した位置である。
系の最も像側に可変頂角プリズムから成る偏向部材を配
置して構成される。レンズの最も像側は残存収差がほと
んどなく、光路の偏向により発生する新たな収差が小さ
いため、収差補正の観点からは、偏向部材を配置するの
には最も物体側の位置に次いで適した位置である。
【0011】また、可変頂角プリズムをレンズ系の最も
像側に配置する場合には、プリズムをカメラ本体内に配
置できるため、カメラ全体の大きさを大きくすることな
く振動によるブレを補償することができる。
像側に配置する場合には、プリズムをカメラ本体内に配
置できるため、カメラ全体の大きさを大きくすることな
く振動によるブレを補償することができる。
【0012】一般に、コンパクトカメラのズームレンズ
は、広角側ではバックフォーカスが短く、像側のレンズ
が像面と極めて接近するため、プリズムを最も像側に設
ける場合には広角側ではプリズムがより像面に近接す
る。プリズムの偏向作用による像の移動量は、プリズム
の偏角作用面から像面までのみかけ上の距離に比例する
ため、このようにプリズムと像面とが近接する場合に
は、像移動のためのプリズムの頂角が相対的に大きくな
り、補正により他の収差や周辺部でのピントズレが発生
する。
は、広角側ではバックフォーカスが短く、像側のレンズ
が像面と極めて接近するため、プリズムを最も像側に設
ける場合には広角側ではプリズムがより像面に近接す
る。プリズムの偏向作用による像の移動量は、プリズム
の偏角作用面から像面までのみかけ上の距離に比例する
ため、このようにプリズムと像面とが近接する場合に
は、像移動のためのプリズムの頂角が相対的に大きくな
り、補正により他の収差や周辺部でのピントズレが発生
する。
【0013】また、レンズ系の傾きによる像の移動量
は、レンズ系の倒れ角と焦点距離とに比例するため、焦
点距離が短く開放F値が明るい広角側では、ブレ補正の
必要性は少なく、逆に焦点距離の長い望遠側ではブレ補
正の必要性が大きい。
は、レンズ系の倒れ角と焦点距離とに比例するため、焦
点距離が短く開放F値が明るい広角側では、ブレ補正の
必要性は少なく、逆に焦点距離の長い望遠側ではブレ補
正の必要性が大きい。
【0014】したがって、焦点距離が長くなるにしたが
ってバックフォーカスが長くなる形式のズームレンズの
最も像側に可変頂角プリズムを設け、ズーミングに伴っ
てプリズムを繰り出す場合には、焦点距離の短い広角側
ではプリズムの偏角作用を用いずに、焦点距離がブレ補
正の必要な値を越えたときにレンズ系の傾きによる像の
移動を補正するようにプリズムを駆動する構成とするこ
とが望ましい。
ってバックフォーカスが長くなる形式のズームレンズの
最も像側に可変頂角プリズムを設け、ズーミングに伴っ
てプリズムを繰り出す場合には、焦点距離の短い広角側
ではプリズムの偏角作用を用いずに、焦点距離がブレ補
正の必要な値を越えたときにレンズ系の傾きによる像の
移動を補正するようにプリズムを駆動する構成とするこ
とが望ましい。
【0015】像のブレを補正するためのプリズムの頂角
は、焦点距離の情報に基づいて定められた比例係数と、
カメラの姿勢検出機構または運動検出機構から得られる
レンズ系の傾き情報とに基づいて計算され、プリズム駆
動機構に対してプリズムを駆動する信号として出力され
る。
は、焦点距離の情報に基づいて定められた比例係数と、
カメラの姿勢検出機構または運動検出機構から得られる
レンズ系の傾き情報とに基づいて計算され、プリズム駆
動機構に対してプリズムを駆動する信号として出力され
る。
【0016】なお、広角側でのプリズムの偏向作用が不
要な場合には、駆動不要な焦点距離における比例係数を
0としておけば、演算手段、駆動機構を常に作動させて
おいても結果的には広角側ではプリズムは駆動されな
い。
要な場合には、駆動不要な焦点距離における比例係数を
0としておけば、演算手段、駆動機構を常に作動させて
おいても結果的には広角側ではプリズムは駆動されな
い。
【0017】可変頂角プリズムをズーミングに伴って移
動させる場合、これを最も像側のレンズ群と一体に移動
させる構成とすれば、移動機構を簡素化する上で有利で
ある。
動させる場合、これを最も像側のレンズ群と一体に移動
させる構成とすれば、移動機構を簡素化する上で有利で
ある。
【0018】また、プリズム頂角と像の移動量の関係
は、前述したように偏向作用を持つ面から像面までの見
かけの距離に比例する。そこで、焦点距離と偏向作用面
から像面までの見かけ上の距離とが比例するよう、ズー
ミングに伴って可変頂角プリズムを光軸に沿って移動さ
せる構成とすれば、上述の比例係数は一定となり、焦点
距離の変化によらず常に撮影系の倒れ角に比例した頂角
で像の移動を補正できる。
は、前述したように偏向作用を持つ面から像面までの見
かけの距離に比例する。そこで、焦点距離と偏向作用面
から像面までの見かけ上の距離とが比例するよう、ズー
ミングに伴って可変頂角プリズムを光軸に沿って移動さ
せる構成とすれば、上述の比例係数は一定となり、焦点
距離の変化によらず常に撮影系の倒れ角に比例した頂角
で像の移動を補正できる。
【0019】なお、可変頂角プリズムとしては、頂角角
度可変の液状物質を内包するプリズムを利用することが
できる。また、その他の偏向部材としては、対向したプ
リズムを光軸まわりに回転させるもの、平凸レンズ、平
凹レンズを対向させていずれか一方を傾けるもの等が考
えられるが、制御の容易さと全体の小型化のためには、
液体を内包するプリズムを用いた方が有利である。
度可変の液状物質を内包するプリズムを利用することが
できる。また、その他の偏向部材としては、対向したプ
リズムを光軸まわりに回転させるもの、平凸レンズ、平
凹レンズを対向させていずれか一方を傾けるもの等が考
えられるが、制御の容易さと全体の小型化のためには、
液体を内包するプリズムを用いた方が有利である。
【0020】
【実施例1】図1は、実施例にかかる振動補償レンズ系
の偏心していないときの焦点距離39mmにおけるレンズ
構成図である。このレンズ系は、第1レンズ群1、第2
レンズ群2、第3レンズ群3から構成される3群構成の
ズームレンズであり、望遠側への変倍時に、全体を像面
から離れる方向に移動させつつ、第2レンズ群を相対的
に像側に移動させる。また、最も像側に設けられた可変
頂角プリズム4は、全体の移動に伴って光軸方向に移動
する。プリズム4と第3レンズ群3との間隔は固定され
ている。
の偏心していないときの焦点距離39mmにおけるレンズ
構成図である。このレンズ系は、第1レンズ群1、第2
レンズ群2、第3レンズ群3から構成される3群構成の
ズームレンズであり、望遠側への変倍時に、全体を像面
から離れる方向に移動させつつ、第2レンズ群を相対的
に像側に移動させる。また、最も像側に設けられた可変
頂角プリズム4は、全体の移動に伴って光軸方向に移動
する。プリズム4と第3レンズ群3との間隔は固定され
ている。
【0021】実施例の具体的な数値構成は表1及び表2
に示される。表中、面番号は図中左側となる物体側から
の番号、rは曲率半径、dはレンズ厚若しくは空気間
隔、nはd-line(588nm)での屈折率、νはアッベ数、FN
O.はFナンバー、fは焦点距離、ωは半画角である。
に示される。表中、面番号は図中左側となる物体側から
の番号、rは曲率半径、dはレンズ厚若しくは空気間
隔、nはd-line(588nm)での屈折率、νはアッベ数、FN
O.はFナンバー、fは焦点距離、ωは半画角である。
【0022】図2は、実施例の振動補償レンズの偏心し
ていないときの焦点距離39mmにおける球面収差SA、正
弦条件SC、d線、g線、C線における球面収差によって
示される色収差、倍率色収差、非点収差(S:サジタル、
M:メリディオナル)、歪曲収差を示している。
ていないときの焦点距離39mmにおける球面収差SA、正
弦条件SC、d線、g線、C線における球面収差によって
示される色収差、倍率色収差、非点収差(S:サジタル、
M:メリディオナル)、歪曲収差を示している。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】図3及び図4は、実施例1の偏心していな
いときの焦点距離70mmにおけるレンズ図とその諸収差
図、図5及び図6は、同じく焦点距離102mmにおける
レンズ図とその諸収差図である。
いときの焦点距離70mmにおけるレンズ図とその諸収差
図、図5及び図6は、同じく焦点距離102mmにおける
レンズ図とその諸収差図である。
【0026】実施例1では、可変頂角プリズム4は、広
角側の所定の焦点距離以下の範囲ではレンズ系が傾いた
場合にも駆動されず、所定の焦点距離以上となったとき
に焦点距離と傾き角度とを基に決定される頂角となるよ
う駆動される。
角側の所定の焦点距離以下の範囲ではレンズ系が傾いた
場合にも駆動されず、所定の焦点距離以上となったとき
に焦点距離と傾き角度とを基に決定される頂角となるよ
う駆動される。
【0027】望遠端でレンズ系が0.5°傾いた場合、
プリズム4の頂角を2.16°とすることで傾きによる
像の移動を補正できる。図7は、補正後の状態を示すレ
ンズ図である。
プリズム4の頂角を2.16°とすることで傾きによる
像の移動を補正できる。図7は、補正後の状態を示すレ
ンズ図である。
【0028】図8は、図7の状態、すなわち、レンズ系
の倒れをプリズム4の頂角変化により補正した後の像面
上でのスポットダイアグラムである。(a),(b),(c)
は、それぞれレンズ系が倒れていなければ像高21.6
mm、0mm(入射角度0°)、−21.6mmに結像する光束
の倒れ後の状態を示す。
の倒れをプリズム4の頂角変化により補正した後の像面
上でのスポットダイアグラムである。(a),(b),(c)
は、それぞれレンズ系が倒れていなければ像高21.6
mm、0mm(入射角度0°)、−21.6mmに結像する光束
の倒れ後の状態を示す。
【0029】図9は、参考のため、広角端でレンズ系の
0.5°傾きによる像の移動をプリズムの頂角を5.1
1°とすることにより補正した場合の図8と同様の補正
後のスポットダイアグラムである。
0.5°傾きによる像の移動をプリズムの頂角を5.1
1°とすることにより補正した場合の図8と同様の補正
後のスポットダイアグラムである。
【0030】図9から理解できるように、広角側では、
可変頂角プリズムの頂角を変角させても像移動効果が小
さい上、変角により像面湾曲が発生するため、画面の周
辺部では偏角による像位置補正のプラスの効果よりも、
像面の倒れによるピントズレのマイナスの効果の方が大
きくなる。したがって、広角側では倒れ補正は必ずしも
必要ではないと言える。ただし、ブレによる点像の流れ
より周辺部の像面倒れによるボケの方が好まれる場合に
は、広角側でも倒れ補正をしてもよい。
可変頂角プリズムの頂角を変角させても像移動効果が小
さい上、変角により像面湾曲が発生するため、画面の周
辺部では偏角による像位置補正のプラスの効果よりも、
像面の倒れによるピントズレのマイナスの効果の方が大
きくなる。したがって、広角側では倒れ補正は必ずしも
必要ではないと言える。ただし、ブレによる点像の流れ
より周辺部の像面倒れによるボケの方が好まれる場合に
は、広角側でも倒れ補正をしてもよい。
【0031】
【実施例2】図10は、実施例1と同一のレンズ系を用
いつつ、可変頂角プリズム4を望遠側の所定の範囲でプ
リズムから像面までの見かけの距離と焦点距離とが比例
関係になるように移動させる実施例2を示す。図10
(a),(b),(c)は、それぞれ焦点距離39,70,102
mmにおけるレンズ群の配置を示す。
いつつ、可変頂角プリズム4を望遠側の所定の範囲でプ
リズムから像面までの見かけの距離と焦点距離とが比例
関係になるように移動させる実施例2を示す。図10
(a),(b),(c)は、それぞれ焦点距離39,70,102
mmにおけるレンズ群の配置を示す。
【0032】実施例2では、第3レンズ群と可変頂角プ
リズム4との間隔を焦点距離39mmから70mmまでの広
角側では1.00mmで固定し、焦点距離70mmから10
2mmの間の望遠側で第3レンズ群との間隔を漸次一次関
数的に変化させ、焦点距離102mmで8.50mmとなる
よう移動させる。望遠端でのバックフォーカスは39.
20mmとなる。
リズム4との間隔を焦点距離39mmから70mmまでの広
角側では1.00mmで固定し、焦点距離70mmから10
2mmの間の望遠側で第3レンズ群との間隔を漸次一次関
数的に変化させ、焦点距離102mmで8.50mmとなる
よう移動させる。望遠端でのバックフォーカスは39.
20mmとなる。
【0033】これにより、レンズ全系の倒れ角1に対し
可変頂角プリズム4の変角5.14の定数で焦点距離7
0mmから102mmまでの範囲でブレを補正できる。
可変頂角プリズム4の変角5.14の定数で焦点距離7
0mmから102mmまでの範囲でブレを補正できる。
【0034】図11は、実施例1、実施例2の振動補償
レンズを作動させるためのシステムを示す図である。レ
ンズ系の傾きを検出する傾き検出器10、焦点距離を検
出する焦点距離検出器11からのデータは、演算回路2
0に入力され、プリズムの頂角が求められる。このと
き、比例係数データ記憶手段12、変角作動点データ記
憶手段13から比例係数、変角作動点が読み込まれて演
算に利用される。
レンズを作動させるためのシステムを示す図である。レ
ンズ系の傾きを検出する傾き検出器10、焦点距離を検
出する焦点距離検出器11からのデータは、演算回路2
0に入力され、プリズムの頂角が求められる。このと
き、比例係数データ記憶手段12、変角作動点データ記
憶手段13から比例係数、変角作動点が読み込まれて演
算に利用される。
【0035】比例係数データは、レンズ系の傾きとそれ
による像の移動量を補正するためのプリズムの頂角との
関係を規定するデータであり、実施例1の構成では焦点
距離毎に異なる値となり、実施例2の構成では一定値と
なる。
による像の移動量を補正するためのプリズムの頂角との
関係を規定するデータであり、実施例1の構成では焦点
距離毎に異なる値となり、実施例2の構成では一定値と
なる。
【0036】また、変角作動点データは、傾き補正によ
る像補正効果が得られ難い広角側のプリズムを作動させ
ない範囲を規定するデータであり、いずれの実施例にお
いても焦点距離70mmが設定されている。
る像補正効果が得られ難い広角側のプリズムを作動させ
ない範囲を規定するデータであり、いずれの実施例にお
いても焦点距離70mmが設定されている。
【0037】なお、実施例1の場合には、39mmから7
0mmの範囲で比例定数データを0に設定しておけば、変
角作動点データ記憶手段13を設けなくとも足りる。
0mmの範囲で比例定数データを0に設定しておけば、変
角作動点データ記憶手段13を設けなくとも足りる。
【0038】演算手段20によりプリズムの頂角が算出
されると、プリズム4は駆動手段21により駆動され、
算出された頂角となるよう制御される。これにより、レ
ンズ系全体の傾きによる像の移動を、制御範囲内のいず
れの焦点距離においても適正に補償することができる。
されると、プリズム4は駆動手段21により駆動され、
算出された頂角となるよう制御される。これにより、レ
ンズ系全体の傾きによる像の移動を、制御範囲内のいず
れの焦点距離においても適正に補償することができる。
【0039】図12及び図13は、偏向部材の変形例を
示す。図12の例では、2枚の同じ大きさの変角作用を
持つくさび型プリズム5,6が、それぞれ光軸回りに回
転自在に設けられている。レンズ系の傾きがない場合に
は、図12(a)に示されるように、プリズム5,6は変
角作用を打ち消し合うように配置されている。レンズ系
が傾いた場合には、図12(b)に示されるように、少な
くとも一方のプリズムが光軸回りに所定角度回転され、
光路を偏向して傾きによる像の移動を補正する。
示す。図12の例では、2枚の同じ大きさの変角作用を
持つくさび型プリズム5,6が、それぞれ光軸回りに回
転自在に設けられている。レンズ系の傾きがない場合に
は、図12(a)に示されるように、プリズム5,6は変
角作用を打ち消し合うように配置されている。レンズ系
が傾いた場合には、図12(b)に示されるように、少な
くとも一方のプリズムが光軸回りに所定角度回転され、
光路を偏向して傾きによる像の移動を補正する。
【0040】図13の例では、平凸レンズ7と凹平レン
ズ8とが曲面を対向させて配置されている。各レンズの
曲面の曲率半径は、絶対値が等しく逆符号である。レン
ズの傾きがない場合には、図13(a)に示されるよう
に、互いの光軸がレンズ系の光軸に一致しており、パワ
ーを持たない状態となっている。レンズ系が傾いた場合
には、図13(b)に示すように凹平レンズ8を球面に沿
って傾けることによりプリズム効果を発生させる。
ズ8とが曲面を対向させて配置されている。各レンズの
曲面の曲率半径は、絶対値が等しく逆符号である。レン
ズの傾きがない場合には、図13(a)に示されるよう
に、互いの光軸がレンズ系の光軸に一致しており、パワ
ーを持たない状態となっている。レンズ系が傾いた場合
には、図13(b)に示すように凹平レンズ8を球面に沿
って傾けることによりプリズム効果を発生させる。
【0041】パワーを相殺する正、負のレンズを設けて
偏向部材を構成する場合、図13の例のように物体側に
平凸レンズを配置すると共に、像側に凹平レンズを配置
すると2つの球面間の空気間隔による収差の発生が少な
いので好ましい。
偏向部材を構成する場合、図13の例のように物体側に
平凸レンズを配置すると共に、像側に凹平レンズを配置
すると2つの球面間の空気間隔による収差の発生が少な
いので好ましい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば偏
向部材を像側に配置することにより偏向部材及び駆動機
構を小型化することができ、コンパクトなズームレンズ
シッャターカメラに好適なコンパクトな振動補償レンズ
系を構成できる。
向部材を像側に配置することにより偏向部材及び駆動機
構を小型化することができ、コンパクトなズームレンズ
シッャターカメラに好適なコンパクトな振動補償レンズ
系を構成できる。
【図1】 実施例1にかかる振動補償ズームレンズの焦
点距離39mmにおける傾きがない場合のレンズ構成図で
ある。
点距離39mmにおける傾きがない場合のレンズ構成図で
ある。
【図2】 図1に示した状態での諸収差図である。
【図3】 実施例1にかかる振動補償ズームレンズの焦
点距離70mmにおける傾きがない場合のレンズ構成図で
ある。
点距離70mmにおける傾きがない場合のレンズ構成図で
ある。
【図4】 図3に示した状態での諸収差図である。
【図5】 実施例1にかかる振動補償ズームレンズの焦
点距離10mmにおける傾きがない場合のレンズ構成図で
ある。
点距離10mmにおける傾きがない場合のレンズ構成図で
ある。
【図6】 図5に示した状態での諸収差図である。
【図7】 実施例1の振動補償レンズの焦点距離102
mmの状態でレンズ系の傾きをプリズムの変角により補正
した状態を示すレンズ図である。
mmの状態でレンズ系の傾きをプリズムの変角により補正
した状態を示すレンズ図である。
【図8】 実施例1の振動補償ズームレンズの倒れを偏
心で補正したときの焦点距離102mmにおけるスポット
ダイアグラムである。
心で補正したときの焦点距離102mmにおけるスポット
ダイアグラムである。
【図9】 実施例1の振動補償ズームレンズの倒れを偏
心で補正したときの焦点距離39mmにおけるスポットダ
イアグラムである。
心で補正したときの焦点距離39mmにおけるスポットダ
イアグラムである。
【図10】 実施例2の振動補償ズームレンズのレンズ
図であり、(a),(b),(c)はそれぞれ焦点距離39,7
0,102mmにおける状態を示す。
図であり、(a),(b),(c)はそれぞれ焦点距離39,7
0,102mmにおける状態を示す。
【図11】 実施例1、2の振動補償ズームレンズのシ
ステムを示すブロック図である。
ステムを示すブロック図である。
【図12】 偏向部材の変形例として回転プリズムを2
枚設けた例を示すレンズ図である。
枚設けた例を示すレンズ図である。
【図13】 偏向部材の変形例として平凸レンズと凹平
レンズとを対向させて設けた例を示すレンズ図である。
レンズとを対向させて設けた例を示すレンズ図である。
1,2,3…第1、第2、第3レンズ群 4…可変頂角プリズム
Claims (5)
- 【請求項1】光軸に沿って相対的な位置を変化させるこ
とにより焦点距離を変化させる2以上のレンズ群から構
成され、望遠側へのズーミング時に最も像側のレンズ群
が物体側へ繰り出すズームレンズにおいて、 前記像側レンズ群より像側に、外部からの駆動により光
路を偏向する偏向部材を設け、ズーミングによる前記像
側レンズ群の移動に応じ、前記偏向部材を光軸に沿って
移動させることを特徴とする振動補償ズームレンズ。 - 【請求項2】前記偏向部材は、ズーミングの際に前記像
側レンズ群と一体に光軸に沿って移動することを特徴と
する請求項1に記載の振動補償ズームレンズ。 - 【請求項3】前記偏向部材は、ズーミングの際に、少な
くとも長焦点距離側では前記偏向部材の偏向作用を持つ
面から像側までの見かけの距離が焦点距離と概ね比例関
係を保つよう光軸に沿って移動することを特徴とする請
求項1に記載の振動補償ズームレンズ。 - 【請求項4】前記偏向部材は、長焦点距離側では撮影時
のレンズ系の傾きによる像のブレを補正するよう駆動さ
れ、短焦点距離側では駆動されないことを特徴とする請
求項1に記載の振動補償ズームレンズ。 - 【請求項5】前記偏向部材は、頂角を変化させることが
可能な液体を内包するプリズムであることを特徴とする
請求項1に記載の振動補償ズームレンズ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4284553A JPH06130280A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 振動補償ズームレンズ |
| US08/141,124 US5519538A (en) | 1992-10-22 | 1993-10-21 | Zoom lens for preventing image from being blurred |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4284553A JPH06130280A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 振動補償ズームレンズ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06130280A true JPH06130280A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17679949
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4284553A Pending JPH06130280A (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 振動補償ズームレンズ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5519538A (ja) |
| JP (1) | JPH06130280A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20210063702A1 (en) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Optical imaging system |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09318872A (ja) * | 1996-05-28 | 1997-12-12 | Sony Corp | ダブレットレンズ、可変頂角プリズム、及び振れ補正装置 |
| JPH1039358A (ja) * | 1996-07-22 | 1998-02-13 | Sony Corp | 頂角可変プリズムとビデオカメラ |
| JPH11194270A (ja) | 1998-01-05 | 1999-07-21 | Asahi Optical Co Ltd | 防振機能を有するズーム撮影光学系 |
| US6374048B1 (en) | 1999-04-09 | 2002-04-16 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Device for correcting a tremble of a focused image |
| JP2007121611A (ja) | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Sony Corp | ズームレンズ及び撮像装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5080846A (ja) * | 1973-11-15 | 1975-07-01 | ||
| US5270857A (en) * | 1987-10-30 | 1993-12-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical system for stabilizing an image |
| US5182671A (en) * | 1988-09-19 | 1993-01-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Variable magnification optical system having a capability of stabilizing the image |
| JPH02309329A (ja) * | 1989-05-25 | 1990-12-25 | Canon Inc | 防振機能を有した変倍光学系 |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP4284553A patent/JPH06130280A/ja active Pending
-
1993
- 1993-10-21 US US08/141,124 patent/US5519538A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20210063702A1 (en) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Optical imaging system |
| US11822051B2 (en) * | 2019-08-30 | 2023-11-21 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Optical imaging system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5519538A (en) | 1996-05-21 |
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