JPH06132189A - 重ね合わせ精度測定機の測定条件の最適化方法、並びにアラインメントマーク形状あるいは露光装置におけるアラインメントマーク測定方式の最適化方法 - Google Patents
重ね合わせ精度測定機の測定条件の最適化方法、並びにアラインメントマーク形状あるいは露光装置におけるアラインメントマーク測定方式の最適化方法Info
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- G03F7/70483—Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
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- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】エッチングすることなく、重ね合わせ精度測定
機の測定条件を最適化する方法を提供する。 【構成】この方法は、第1の測定マークから成る第1の
重ね合わせずれ測定用パターン、及び第2の測定マーク
から成る第2の重ね合わせずれ測定用パターンを基板上
に形成し、重ね合わせ精度測定機によって、第1の測定
マークと第2の測定マークとの間の重ね合わせずれ量を
測定し、各重ね合わせずれ量から所定の重ね合わせずれ
量を減じて、重ね合わせずれ量差分を求め、重ね合わせ
ずれ量差分のばらつきが最小となるように、重ね合わせ
精度測定機の測定条件を調整する、各工程から成る。
機の測定条件を最適化する方法を提供する。 【構成】この方法は、第1の測定マークから成る第1の
重ね合わせずれ測定用パターン、及び第2の測定マーク
から成る第2の重ね合わせずれ測定用パターンを基板上
に形成し、重ね合わせ精度測定機によって、第1の測定
マークと第2の測定マークとの間の重ね合わせずれ量を
測定し、各重ね合わせずれ量から所定の重ね合わせずれ
量を減じて、重ね合わせずれ量差分を求め、重ね合わせ
ずれ量差分のばらつきが最小となるように、重ね合わせ
精度測定機の測定条件を調整する、各工程から成る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重ね合わせ精度測定機
の測定条件の最適化方法、並びにアラインメントマーク
形状あるいは露光装置におけるアラインメントマーク測
定方式の最適化方法に関する。
の測定条件の最適化方法、並びにアラインメントマーク
形状あるいは露光装置におけるアラインメントマーク測
定方式の最適化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】重ね合わせ精度測定機は、例えば、半導
体装置やLCDの製造時、種々の工程で形成された半導
体素子やLCDの構成要素相互の重ね合わせが適切か否
か、あるいは又、下地に合わせてパターンを形成した場
合の下地に対するパターンのずれ等を測定するために使
用される。重ね合わせ精度測定機には、走査型電子顕微
鏡(SEM)方式と光学方式とがある。光学方式の重ね
合わせ精度測定機の概要を図20に示す。
体装置やLCDの製造時、種々の工程で形成された半導
体素子やLCDの構成要素相互の重ね合わせが適切か否
か、あるいは又、下地に合わせてパターンを形成した場
合の下地に対するパターンのずれ等を測定するために使
用される。重ね合わせ精度測定機には、走査型電子顕微
鏡(SEM)方式と光学方式とがある。光学方式の重ね
合わせ精度測定機の概要を図20に示す。
【0003】従来の重ね合わせ精度測定機の精度の基準
は、測定再現性(3σ)とTIS(Tool-Induced-Shif
t)である。
は、測定再現性(3σ)とTIS(Tool-Induced-Shif
t)である。
【0004】測定再現性(3σ)は、基板に形成された
複数の測定マークにおいて重ね合わせ精度を順次測定
し、この測定を繰り返し複数回行い、得られた同一測定
マークに対する重ね合わせ精度の測定値のばらつきを求
めることによって得ることができる。尚、σは得られた
同一測定マークに対する重ね合わせ精度の測定値のばら
つき(標準偏差)である。3σが大きいほど、同じ測定
マークを測定しても、得られる測定値がばらつく。即
ち、重ね合わせ精度測定機の精度が低いといえる。
複数の測定マークにおいて重ね合わせ精度を順次測定
し、この測定を繰り返し複数回行い、得られた同一測定
マークに対する重ね合わせ精度の測定値のばらつきを求
めることによって得ることができる。尚、σは得られた
同一測定マークに対する重ね合わせ精度の測定値のばら
つき(標準偏差)である。3σが大きいほど、同じ測定
マークを測定しても、得られる測定値がばらつく。即
ち、重ね合わせ精度測定機の精度が低いといえる。
【0005】TISは次のように定義される。即ち、基
板に形成された複数の測定マークの位置座標を順次測定
し、次に、基板を180度回転させ、再び基板に形成さ
れた複数の測定マークの位置座標を順次測定する。基板
を回転させる前の或る測定マークのX座標、Y座標をX
0、Y0、基板を180度回転させた後の当該測定マーク
のX座標、Y座標をX180、Y180とすれば、同一測定マ
ークにおいては、 X0=−X180 Y0=−Y180 となるはずである。実際には、上記は成立せず、 X0≠−X180 Y0≠−Y180 となる。X0とX180の平均値、及びY0とY180の平均値
をTISと呼ぶ。TISは光学系の不十分さ、主に重ね
合わせ精度測定機の照明光の光軸の垂直性の不十分さの
指標であり、TISが大きいほど、同じ測定マークを測
定しても、得られた重ね合わせ精度の測定値の誤差が大
きくなる。即ち、重ね合わせ精度測定機の精度が低いと
いえる。
板に形成された複数の測定マークの位置座標を順次測定
し、次に、基板を180度回転させ、再び基板に形成さ
れた複数の測定マークの位置座標を順次測定する。基板
を回転させる前の或る測定マークのX座標、Y座標をX
0、Y0、基板を180度回転させた後の当該測定マーク
のX座標、Y座標をX180、Y180とすれば、同一測定マ
ークにおいては、 X0=−X180 Y0=−Y180 となるはずである。実際には、上記は成立せず、 X0≠−X180 Y0≠−Y180 となる。X0とX180の平均値、及びY0とY180の平均値
をTISと呼ぶ。TISは光学系の不十分さ、主に重ね
合わせ精度測定機の照明光の光軸の垂直性の不十分さの
指標であり、TISが大きいほど、同じ測定マークを測
定しても、得られた重ね合わせ精度の測定値の誤差が大
きくなる。即ち、重ね合わせ精度測定機の精度が低いと
いえる。
【0006】半導体素子やLCDの構成要素を形成する
際、構成要素相互に重ね合わせずれが生じる場合があ
る。この原因は、例えば、(A)露光装置の露光位置設
定に誤差がある、(B)複数のステッパを用いて複数の
工程にて構成要素を形成するときに、ステッパのレンズ
相互にレンズディストーション差がある、(C)半導体
基板に熱伸縮が生じる、(D)半導体基板が回転した状
態でパターンが転写される(所謂チップローテーション
が発生する)、等が挙げられる。
際、構成要素相互に重ね合わせずれが生じる場合があ
る。この原因は、例えば、(A)露光装置の露光位置設
定に誤差がある、(B)複数のステッパを用いて複数の
工程にて構成要素を形成するときに、ステッパのレンズ
相互にレンズディストーション差がある、(C)半導体
基板に熱伸縮が生じる、(D)半導体基板が回転した状
態でパターンが転写される(所謂チップローテーション
が発生する)、等が挙げられる。
【0007】更に、重ね合わせ精度測定機に起因した、
見掛け上の構成要素相互の重ね合わせずれも存在する。
見掛け上の重ね合わせずれは、SEM方式及び光学方式
においては、(a)重ね合わせ精度測定機の焦点位置、
によって発生し、光学方式においては、更に、(b)測
定マークを画像(例えば、明視野像、暗視野像、干渉
像、散乱像)として重ね合わせ精度測定機に取り込む場
合の画像取り込み方式、(c)レンズの開口数、照明光
の波長帯域等の光学系の諸定数、(d)光量の差、
(e)照明光の光軸の歪み等によって発生する。このよ
うな要因によって、重ね合わせ精度測定機には測定誤差
が生じる。
見掛け上の構成要素相互の重ね合わせずれも存在する。
見掛け上の重ね合わせずれは、SEM方式及び光学方式
においては、(a)重ね合わせ精度測定機の焦点位置、
によって発生し、光学方式においては、更に、(b)測
定マークを画像(例えば、明視野像、暗視野像、干渉
像、散乱像)として重ね合わせ精度測定機に取り込む場
合の画像取り込み方式、(c)レンズの開口数、照明光
の波長帯域等の光学系の諸定数、(d)光量の差、
(e)照明光の光軸の歪み等によって発生する。このよ
うな要因によって、重ね合わせ精度測定機には測定誤差
が生じる。
【0008】また、重ね合わせ精度測定機の測定条件を
最適化すれば、重ね合わせ精度測定機によって得られた
重ね合わせずれ量の値は、真の重ね合わせずれ量の値に
近づくはずである。例えば、図21に模式的な一部断面
図を示す半導体素子を例にとり、以下、真の重ね合わせ
ずれ量について説明する。図21の(A)に示すよう
に、半導体基板100の上に例えばCVD法でSiO2
から成る層間絶縁層102を形成し、層間絶縁層に例え
ばリアクティブ・イオン・エッチング法で開口部104
を設ける。次に、アルミニウムから成る配線層を開口部
104の中央部分に形成するために、例えばスパッタリ
ング法でアルミニウム薄膜層106を全面に形成する
(図21の(B)参照)。
最適化すれば、重ね合わせ精度測定機によって得られた
重ね合わせずれ量の値は、真の重ね合わせずれ量の値に
近づくはずである。例えば、図21に模式的な一部断面
図を示す半導体素子を例にとり、以下、真の重ね合わせ
ずれ量について説明する。図21の(A)に示すよう
に、半導体基板100の上に例えばCVD法でSiO2
から成る層間絶縁層102を形成し、層間絶縁層に例え
ばリアクティブ・イオン・エッチング法で開口部104
を設ける。次に、アルミニウムから成る配線層を開口部
104の中央部分に形成するために、例えばスパッタリ
ング法でアルミニウム薄膜層106を全面に形成する
(図21の(B)参照)。
【0009】次いで、その上に、フォトリソグラフィ法
でパターン化されたレジスト層110を形成する(図2
1の(C)参照)。このとき、層間絶縁層102の段差
部に形成されたアルミニウム薄膜層106は非対称なカ
バレッジとなる。尚、アルミニウム薄膜層106の段差
部108A,108Bからレジスト層110までの距離
をA1及びB1とする。
でパターン化されたレジスト層110を形成する(図2
1の(C)参照)。このとき、層間絶縁層102の段差
部に形成されたアルミニウム薄膜層106は非対称なカ
バレッジとなる。尚、アルミニウム薄膜層106の段差
部108A,108Bからレジスト層110までの距離
をA1及びB1とする。
【0010】次いで、パターン化されたレジスト層11
0をマスクとして、アルミニウム薄膜層106をエッチ
ングし、レジスト層110を除去する。こうして、図2
1の(D)に示す構造の半導体素子が得られる。層間絶
縁層102の段差部102A,102Bからパターン化
されたアルミニウム薄膜層106A(配線層)までの距
離は、A2及びB2となる。この場合、層間絶縁層102
の段差部に起因したアルミニウム薄膜層106の非対称
性によって、(A1−B1)/2の値と、(A2−B2)/
2の値は異なる。即ち、 (A1−B1)/2≠(A2−B2)/2 となる。尚、(A1−B1)/2の値や(A2−B2)/2
の値を重ね合わせずれ量という。また、エッチング後の
(A2−B2)/2の値を真の重ね合わせずれ量という。
0をマスクとして、アルミニウム薄膜層106をエッチ
ングし、レジスト層110を除去する。こうして、図2
1の(D)に示す構造の半導体素子が得られる。層間絶
縁層102の段差部102A,102Bからパターン化
されたアルミニウム薄膜層106A(配線層)までの距
離は、A2及びB2となる。この場合、層間絶縁層102
の段差部に起因したアルミニウム薄膜層106の非対称
性によって、(A1−B1)/2の値と、(A2−B2)/
2の値は異なる。即ち、 (A1−B1)/2≠(A2−B2)/2 となる。尚、(A1−B1)/2の値や(A2−B2)/2
の値を重ね合わせずれ量という。また、エッチング後の
(A2−B2)/2の値を真の重ね合わせずれ量という。
【0011】層間絶縁層102の段差部に起因したアル
ミニウム薄膜層106の非対称性によって、 (A1−B1)/2≠(A2−B2)/2 となるが、他の原因として、アルミニウム薄膜層106
のエッチング時、イオンの入射角度が非対称であるこ
と、パターン化されたレジスト層110の側壁が非対称
であること等が挙げられる。
ミニウム薄膜層106の非対称性によって、 (A1−B1)/2≠(A2−B2)/2 となるが、他の原因として、アルミニウム薄膜層106
のエッチング時、イオンの入射角度が非対称であるこ
と、パターン化されたレジスト層110の側壁が非対称
であること等が挙げられる。
【0012】エッチング後の半導体素子における半導体
素子構成要素(例えば、上述の例においては、層間絶縁
層102と配線層106A)との間の真の重ね合わせず
れ量が、所定の値より大きい場合、半導体装置は不良と
なる。従って、エッチング前に、半導体素子構成要素相
互の重ね合わせずれが所定の値より大きいか否かを評価
する必要がある。
素子構成要素(例えば、上述の例においては、層間絶縁
層102と配線層106A)との間の真の重ね合わせず
れ量が、所定の値より大きい場合、半導体装置は不良と
なる。従って、エッチング前に、半導体素子構成要素相
互の重ね合わせずれが所定の値より大きいか否かを評価
する必要がある。
【0013】半導体装置やLCDの製造工程において
は、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置が用い
られている。ステップ・アンド・リピート方式の露光装
置の構成概要例を図22に示す。露光ステージの位置は
レーザ干渉計で精密に制御される。露光装置によって基
板上に高精度のパターニングを行うためには、露光装置
における基板(あるいは基板ステージ)の位置を高精度
で制御する必要がある。そのために、通常、基板に複数
のアラインメントマークを形成しておき、露光装置に備
えられたアラインメントマーク測定方式によってアライ
ンメントマークを測定し、この測定結果を基に基板(あ
るいは基板ステージ)の位置を制御する。
は、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置が用い
られている。ステップ・アンド・リピート方式の露光装
置の構成概要例を図22に示す。露光ステージの位置は
レーザ干渉計で精密に制御される。露光装置によって基
板上に高精度のパターニングを行うためには、露光装置
における基板(あるいは基板ステージ)の位置を高精度
で制御する必要がある。そのために、通常、基板に複数
のアラインメントマークを形成しておき、露光装置に備
えられたアラインメントマーク測定方式によってアライ
ンメントマークを測定し、この測定結果を基に基板(あ
るいは基板ステージ)の位置を制御する。
【0014】ステップ・アンド・リピート方式の露光装
置には、一般に、複数のアラインメントマーク測定方式
が備えられている。この複数のアラインメントマーク測
定方式は、複数種のハードウエアから構成されている場
合もあるし、1つのハードウエアに対して備えられた複
数種の解析アルゴリズム(ハードウエアからの出力信号
の処理解析アルゴリズム)から構成されている場合もあ
る。
置には、一般に、複数のアラインメントマーク測定方式
が備えられている。この複数のアラインメントマーク測
定方式は、複数種のハードウエアから構成されている場
合もあるし、1つのハードウエアに対して備えられた複
数種の解析アルゴリズム(ハードウエアからの出力信号
の処理解析アルゴリズム)から構成されている場合もあ
る。
【0015】最適なアラインメントマーク測定方式を選
択するためには、即ち、露光装置に備えられたこれらの
アラインメントマーク測定方式を最適化するためには、
通常、各種のアラインメントマーク測定方式を用いてア
ラインメントマークを測定して基板の位置合わせを行
う。そして、基板に形成された感光性樹脂に対して実際
に重ね合わせ露光・現像を行いパターンを形成する。そ
の後、感光性樹脂を露光・現像したパターンの下地のパ
ターンに対する位置のずれをバーニア等を用いて目視に
て測定したり、重ね合わせ精度測定機によって測定する
必要がある。そして、かかるずれが最も小さくなるよう
なアラインメントマーク測定方式を選択する。
択するためには、即ち、露光装置に備えられたこれらの
アラインメントマーク測定方式を最適化するためには、
通常、各種のアラインメントマーク測定方式を用いてア
ラインメントマークを測定して基板の位置合わせを行
う。そして、基板に形成された感光性樹脂に対して実際
に重ね合わせ露光・現像を行いパターンを形成する。そ
の後、感光性樹脂を露光・現像したパターンの下地のパ
ターンに対する位置のずれをバーニア等を用いて目視に
て測定したり、重ね合わせ精度測定機によって測定する
必要がある。そして、かかるずれが最も小さくなるよう
なアラインメントマーク測定方式を選択する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】先に説明した、重ね合
わせ精度測定機の精度の基準である測定再現性(3σ)
及びTISは、表面荒れや段差等を有する実際の半導体
素子に重ね合わせ精度測定機を適用した場合の測定誤差
全てを包含しているわけではない。
わせ精度測定機の精度の基準である測定再現性(3σ)
及びTISは、表面荒れや段差等を有する実際の半導体
素子に重ね合わせ精度測定機を適用した場合の測定誤差
全てを包含しているわけではない。
【0017】即ち、重ね合わせ精度測定機が包含する測
定誤差を最小にするために、重ね合わせ精度測定機の測
定条件を最適化する方法は知られていない。
定誤差を最小にするために、重ね合わせ精度測定機の測
定条件を最適化する方法は知られていない。
【0018】また、エッチング後の半導体素子における
半導体素子構成要素相互の真の重ね合わせずれ量と、エ
ッチング前の半導体素子における半導体素子構成要素相
互の重ね合わせずれ量の相関がとれるように、重ね合わ
せ精度測定機の測定条件を最適化する方法も知られてい
ない。
半導体素子構成要素相互の真の重ね合わせずれ量と、エ
ッチング前の半導体素子における半導体素子構成要素相
互の重ね合わせずれ量の相関がとれるように、重ね合わ
せ精度測定機の測定条件を最適化する方法も知られてい
ない。
【0019】特に、エッチング前の半導体素子における
半導体素子構成要素相互の重ね合わせずれ量の測定は、
重ね合わせ精度測定機によって得られる半導体素子構成
要素の像が一般に余り鮮明ではなく、誤差が生じ易い。
従って、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差を出
来る限り小さくすることは、従来、極めて困難であっ
た。
半導体素子構成要素相互の重ね合わせずれ量の測定は、
重ね合わせ精度測定機によって得られる半導体素子構成
要素の像が一般に余り鮮明ではなく、誤差が生じ易い。
従って、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差を出
来る限り小さくすることは、従来、極めて困難であっ
た。
【0020】更に、図21にて説明したように、例えば
アルミニウム薄膜層106のカバレッジの非対称性に起
因したエッチング前後で重ね合わせずれ量の値が異なる
ことを考慮した上で、重ね合わせ精度測定機の測定条件
を最適化する方法も知られていない。
アルミニウム薄膜層106のカバレッジの非対称性に起
因したエッチング前後で重ね合わせずれ量の値が異なる
ことを考慮した上で、重ね合わせ精度測定機の測定条件
を最適化する方法も知られていない。
【0021】ステップ・アンド・リピート方式の露光装
置においては、複数のアラインメントマーク測定方式か
ら最適な測定方式を選択する、即ち、アラインメントマ
ーク測定方式を最適化する必要がある。アラインメント
マーク測定方式が複数種のハードウエアから構成されて
いる場合、各ハードウエア毎に、重ね合わせ露光を行っ
たアラインメント評価用基板を作製する必要がある。ま
た、アラインメントマーク測定方式が1つのハードウエ
アに対して備えられた複数種の解析アルゴリズムから構
成されている場合、更に、各解析アルゴリズム毎に、重
ね合わせ露光を行ったアラインメント評価用基板を作製
する必要がある。そして、かかるアラインメント評価用
基板における感光性樹脂を露光・現像したパターンの下
地のパターンに対する位置のずれの測定を行い、最もず
れの少ないアラインメントマーク測定方式を選択する。
置においては、複数のアラインメントマーク測定方式か
ら最適な測定方式を選択する、即ち、アラインメントマ
ーク測定方式を最適化する必要がある。アラインメント
マーク測定方式が複数種のハードウエアから構成されて
いる場合、各ハードウエア毎に、重ね合わせ露光を行っ
たアラインメント評価用基板を作製する必要がある。ま
た、アラインメントマーク測定方式が1つのハードウエ
アに対して備えられた複数種の解析アルゴリズムから構
成されている場合、更に、各解析アルゴリズム毎に、重
ね合わせ露光を行ったアラインメント評価用基板を作製
する必要がある。そして、かかるアラインメント評価用
基板における感光性樹脂を露光・現像したパターンの下
地のパターンに対する位置のずれの測定を行い、最もず
れの少ないアラインメントマーク測定方式を選択する。
【0022】更に、或るアラインメントマーク測定方式
に最も適したアラインメントマークの形状はどのような
形状であるかを決定するために、種々の形状を有するア
ラインメントマークを基板上に作製する必要がある。
に最も適したアラインメントマークの形状はどのような
形状であるかを決定するために、種々の形状を有するア
ラインメントマークを基板上に作製する必要がある。
【0023】従って、例えば、アラインメントマーク測
定方式が、複数種のハードウエアから構成され、更に、
1つのハードウエアに対して備えられた複数種の解析ア
ルゴリズムから構成されている場合、最適なアラインメ
ントマーク測定方式あるいはアラインメントマークの最
適形状を選択するために、多数の条件にて多数のアライ
ンメント評価用基板を作製しなければならないという問
題がある。
定方式が、複数種のハードウエアから構成され、更に、
1つのハードウエアに対して備えられた複数種の解析ア
ルゴリズムから構成されている場合、最適なアラインメ
ントマーク測定方式あるいはアラインメントマークの最
適形状を選択するために、多数の条件にて多数のアライ
ンメント評価用基板を作製しなければならないという問
題がある。
【0024】また、先に説明したように、層間絶縁層の
段差部に起因したアルミニウム薄膜層の非対称性によっ
て、エッチング前後における重ね合わせずれ量の値が異
なる。デバイス設計上の観点からは、エッチング後の重
ね合わせずれ量の値が真の重ね合わせずれ量である。従
って、このようにエッチング前後における重ね合わせず
れ量の値が異なる場合、アラインメントマーク測定方式
が、複数種のハードウエアから構成され、更に、1つの
ハードウエアに対して備えられた複数種の解析アルゴリ
ズムから構成されている場合、多数のアラインメント評
価用基板を作製した後、アラインメント評価用基板上に
形成されたパターンのアラインメントマークに対するず
れの測定を行う。その後、エッチングを行い、その後、
アラインメント評価用サンプルの真の重ね合わせずれ量
を重ね合わせ精度測定機によって測定する必要がある。
段差部に起因したアルミニウム薄膜層の非対称性によっ
て、エッチング前後における重ね合わせずれ量の値が異
なる。デバイス設計上の観点からは、エッチング後の重
ね合わせずれ量の値が真の重ね合わせずれ量である。従
って、このようにエッチング前後における重ね合わせず
れ量の値が異なる場合、アラインメントマーク測定方式
が、複数種のハードウエアから構成され、更に、1つの
ハードウエアに対して備えられた複数種の解析アルゴリ
ズムから構成されている場合、多数のアラインメント評
価用基板を作製した後、アラインメント評価用基板上に
形成されたパターンのアラインメントマークに対するず
れの測定を行う。その後、エッチングを行い、その後、
アラインメント評価用サンプルの真の重ね合わせずれ量
を重ね合わせ精度測定機によって測定する必要がある。
【0025】従って、多数の条件にて多数のアラインメ
ント評価用基板を作製し、エッチングした後、重ね合わ
せずれ量の測定を行わなければならず、多数の基板及び
工数を必要とするという問題がある。しかも、エッチン
グ後の重ね合わせずれ量の測定には、アラインメント測
定方式が最適化されていないことによって発生する測定
誤差及び重ね合わせ精度測定機に起因した測定誤差が含
まれ、これらを峻別することは極めて困難である。
ント評価用基板を作製し、エッチングした後、重ね合わ
せずれ量の測定を行わなければならず、多数の基板及び
工数を必要とするという問題がある。しかも、エッチン
グ後の重ね合わせずれ量の測定には、アラインメント測
定方式が最適化されていないことによって発生する測定
誤差及び重ね合わせ精度測定機に起因した測定誤差が含
まれ、これらを峻別することは極めて困難である。
【0026】従って、本発明の第1の目的は、重ね合わ
せ精度測定機が包含する重ね合わせ測定誤差を最小にす
るために、真の重ね合わせずれ量を測定することなく
(即ち、エッチング前の測定のみで)、重ね合わせ精度
測定機の測定条件を最適化する方法を提供することにあ
る。
せ精度測定機が包含する重ね合わせ測定誤差を最小にす
るために、真の重ね合わせずれ量を測定することなく
(即ち、エッチング前の測定のみで)、重ね合わせ精度
測定機の測定条件を最適化する方法を提供することにあ
る。
【0027】更に、本発明の第2の目的は、エッチング
後の半導体素子における半導体素子構成要素相互の真の
重ね合わせずれ量と、エッチング前の半導体素子におけ
る半導体素子構成要素相互の測定された重ね合わせずれ
量との相関がとれるように、重ね合わせ精度測定機の測
定条件を最適化する方法を提供することにある。
後の半導体素子における半導体素子構成要素相互の真の
重ね合わせずれ量と、エッチング前の半導体素子におけ
る半導体素子構成要素相互の測定された重ね合わせずれ
量との相関がとれるように、重ね合わせ精度測定機の測
定条件を最適化する方法を提供することにある。
【0028】更に、本発明の第3の目的は、アラインメ
ントマーク測定方式の最適化に要する基板及び工数を少
なくすることができ、しかもエッチングすることなく、
アラインメントマーク形状あるいはアラインメントマー
ク測定方式を最適化し得る方法を提供することにある。
ントマーク測定方式の最適化に要する基板及び工数を少
なくすることができ、しかもエッチングすることなく、
アラインメントマーク形状あるいはアラインメントマー
ク測定方式を最適化し得る方法を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的は、以
下の特徴を有する、基板上に形成された複数の第1の重
ね合わせずれ測定用パターンと第2の重ね合わせずれ測
定用パターンとの間の重ね合わせずれ量を重ね合わせ精
度測定機によって測定し、かかる重ね合わせずれ量の測
定結果に基づき重ね合わせ精度測定機の測定条件を最適
化する方法により達成され得る。即ち、本発明の重ね合
わせ精度測定機の測定条件の最適化方法の第1の態様
は、(イ)第1の中央測定マークと、この第1の中央測
定マークの周辺に配置された複数の第1の周辺測定マー
クとから成る第1の重ね合わせずれ測定用パターンを基
板上に複数形成する工程と、(ロ)第2の中央測定マー
クと、該第2の中央測定マークの周辺に配置された複数
の第2の周辺測定マークとから成り、第1の中央測定マ
ークと第1の周辺測定マークとの相対的な位置関係が第
2の中央測定マークと第2の周辺測定マークとの相対的
な位置関係と設計上等しい、第2の重ね合わせずれ測定
用パターンを、第2の中央測定マークが前記第1の中央
測定マークの概ね中央部分に形成され、且つ、複数の第
2の周辺測定マークが前記複数の第1の周辺測定マーク
の概ね中央部分に形成されるように、基板上に複数形成
する工程と、(ハ)第1の重ね合わせずれ測定用パター
ン及びそれに対応する第2の重ね合わせずれ測定用パタ
ーンの各々において、重ね合わせ精度測定機によって、
第1の中央測定マークと第2の中央測定マークとの間の
中央測定マーク重ね合わせずれ量を測定し、第1の周辺
測定マークとこれに対応する第2の周辺測定マークとの
間の周辺測定マーク重ね合わせずれ量を測定する重ね合
わせずれ量測定工程と、(ニ)第1の重ね合わせずれ測
定用パターン及びそれに対応する第2の重ね合わせずれ
測定用パターンの各々において、各周辺測定マーク重ね
合わせずれ量から、中央測定マーク重ね合わせずれ量を
減じて、重ね合わせずれ量差分を求める工程、から成
り、重ね合わせずれ量差分のばらつきが最小となるよう
に、重ね合わせ精度測定機の測定条件を調整することを
特徴とする。
下の特徴を有する、基板上に形成された複数の第1の重
ね合わせずれ測定用パターンと第2の重ね合わせずれ測
定用パターンとの間の重ね合わせずれ量を重ね合わせ精
度測定機によって測定し、かかる重ね合わせずれ量の測
定結果に基づき重ね合わせ精度測定機の測定条件を最適
化する方法により達成され得る。即ち、本発明の重ね合
わせ精度測定機の測定条件の最適化方法の第1の態様
は、(イ)第1の中央測定マークと、この第1の中央測
定マークの周辺に配置された複数の第1の周辺測定マー
クとから成る第1の重ね合わせずれ測定用パターンを基
板上に複数形成する工程と、(ロ)第2の中央測定マー
クと、該第2の中央測定マークの周辺に配置された複数
の第2の周辺測定マークとから成り、第1の中央測定マ
ークと第1の周辺測定マークとの相対的な位置関係が第
2の中央測定マークと第2の周辺測定マークとの相対的
な位置関係と設計上等しい、第2の重ね合わせずれ測定
用パターンを、第2の中央測定マークが前記第1の中央
測定マークの概ね中央部分に形成され、且つ、複数の第
2の周辺測定マークが前記複数の第1の周辺測定マーク
の概ね中央部分に形成されるように、基板上に複数形成
する工程と、(ハ)第1の重ね合わせずれ測定用パター
ン及びそれに対応する第2の重ね合わせずれ測定用パタ
ーンの各々において、重ね合わせ精度測定機によって、
第1の中央測定マークと第2の中央測定マークとの間の
中央測定マーク重ね合わせずれ量を測定し、第1の周辺
測定マークとこれに対応する第2の周辺測定マークとの
間の周辺測定マーク重ね合わせずれ量を測定する重ね合
わせずれ量測定工程と、(ニ)第1の重ね合わせずれ測
定用パターン及びそれに対応する第2の重ね合わせずれ
測定用パターンの各々において、各周辺測定マーク重ね
合わせずれ量から、中央測定マーク重ね合わせずれ量を
減じて、重ね合わせずれ量差分を求める工程、から成
り、重ね合わせずれ量差分のばらつきが最小となるよう
に、重ね合わせ精度測定機の測定条件を調整することを
特徴とする。
【0030】本発明の重ね合わせ精度測定機の測定条件
の最適化方法の第1の態様においては、前記(イ)の第
1の重ね合わせずれ測定用パターンを基板上に複数形成
する工程は、半導体基板上にCVD法、酸化法、スパッ
タ法等によって形成されたSiO2、SiN、ポリシリ
コン、WSi、W、アルミニウム等から成る層の上にレ
ジスト層を形成し、リソグラフィ法及びエッチング法に
基づき該層に第1の重ね合わせずれ測定用パターンを複
数形成する工程から成り、前記(ロ)の第2の重ね合わ
せずれ測定用パターンを基板上に複数形成する工程は、
複数の第1の重ね合わせずれ測定用パターンが形成され
た半導体基板上にレジスト層を形成し、リソグラフィ法
によって該レジスト層に第2の重ね合わせずれ測定用パ
ターンを複数形成する工程から成ることが望ましい。
の最適化方法の第1の態様においては、前記(イ)の第
1の重ね合わせずれ測定用パターンを基板上に複数形成
する工程は、半導体基板上にCVD法、酸化法、スパッ
タ法等によって形成されたSiO2、SiN、ポリシリ
コン、WSi、W、アルミニウム等から成る層の上にレ
ジスト層を形成し、リソグラフィ法及びエッチング法に
基づき該層に第1の重ね合わせずれ測定用パターンを複
数形成する工程から成り、前記(ロ)の第2の重ね合わ
せずれ測定用パターンを基板上に複数形成する工程は、
複数の第1の重ね合わせずれ測定用パターンが形成され
た半導体基板上にレジスト層を形成し、リソグラフィ法
によって該レジスト層に第2の重ね合わせずれ測定用パ
ターンを複数形成する工程から成ることが望ましい。
【0031】上記の第2の目的は、以下の特徴を有す
る、基板上に重ね合わせずれ測定用パターン領域を形成
し、この重ね合わせずれ測定用パターン領域に形成され
た測定マークの重ね合わせずれ量を重ね合わせ精度測定
機によって測定し、かかる重ね合わせずれ量の測定結果
に基づき重ね合わせ精度測定機の測定条件を最適化する
方法により達成される。即ち、本発明の重ね合わせ精度
測定機の測定条件の最適化方法の第2の態様は、(イ)
基板上に複数の第1の測定マークを有する重ね合わせず
れ測定用パターン領域を形成する工程と、(ロ)重ね合
わせずれ測定用パターン領域上に薄膜層を形成する工程
と、(ハ)それぞれの第1の測定マークの上方の薄膜層
上に、レジスト材から成り、複数の第1の測定マーク間
の相対的な位置関係に設計上等しい、第2の測定マーク
を形成する工程と、(ニ)重ね合わせ精度測定機の各種
測定条件を変えて、重ね合わせずれ測定用パターン領域
の第1の測定マークの形状の影響を受けて形成された薄
膜層の形状と、該第1の測定マークに対応する第2の測
定マークとの間の重ね合わせずれ量を、重ね合わせ精度
測定機によって測定し、重ね合わせ精度測定機の各種測
定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量を得る工程
と、(ホ)第2の測定マークをマスクとして用いて薄膜
層をエッチングし、薄膜層から第3の測定マークを形成
する工程と、(ヘ)第3の測定マークと、該第3の測定
マークに対応する第1の測定マークとの間の第2の重ね
合わせずれ量を、重ね合わせ精度測定機によって測定す
る工程と、(ト)重ね合わせ精度測定機の各種測定条件
に対応した第1の重ね合わせずれ量と、対応する第2の
重ね合わせずれ量との間の差である重ね合わせずれ量差
分を求める工程、から成り、かかる重ね合わせずれ量差
分のばらつきが最小となる重ね合わせ精度測定機の測定
条件を選択することを特徴とする。
る、基板上に重ね合わせずれ測定用パターン領域を形成
し、この重ね合わせずれ測定用パターン領域に形成され
た測定マークの重ね合わせずれ量を重ね合わせ精度測定
機によって測定し、かかる重ね合わせずれ量の測定結果
に基づき重ね合わせ精度測定機の測定条件を最適化する
方法により達成される。即ち、本発明の重ね合わせ精度
測定機の測定条件の最適化方法の第2の態様は、(イ)
基板上に複数の第1の測定マークを有する重ね合わせず
れ測定用パターン領域を形成する工程と、(ロ)重ね合
わせずれ測定用パターン領域上に薄膜層を形成する工程
と、(ハ)それぞれの第1の測定マークの上方の薄膜層
上に、レジスト材から成り、複数の第1の測定マーク間
の相対的な位置関係に設計上等しい、第2の測定マーク
を形成する工程と、(ニ)重ね合わせ精度測定機の各種
測定条件を変えて、重ね合わせずれ測定用パターン領域
の第1の測定マークの形状の影響を受けて形成された薄
膜層の形状と、該第1の測定マークに対応する第2の測
定マークとの間の重ね合わせずれ量を、重ね合わせ精度
測定機によって測定し、重ね合わせ精度測定機の各種測
定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量を得る工程
と、(ホ)第2の測定マークをマスクとして用いて薄膜
層をエッチングし、薄膜層から第3の測定マークを形成
する工程と、(ヘ)第3の測定マークと、該第3の測定
マークに対応する第1の測定マークとの間の第2の重ね
合わせずれ量を、重ね合わせ精度測定機によって測定す
る工程と、(ト)重ね合わせ精度測定機の各種測定条件
に対応した第1の重ね合わせずれ量と、対応する第2の
重ね合わせずれ量との間の差である重ね合わせずれ量差
分を求める工程、から成り、かかる重ね合わせずれ量差
分のばらつきが最小となる重ね合わせ精度測定機の測定
条件を選択することを特徴とする。
【0032】あるいは又、上記の第2の目的は、以下の
特徴を有する、基板上に重ね合わせずれ測定用パターン
領域を形成し、かかるパターン領域に形成された測定マ
ークの重ね合わせずれ量を重ね合わせ精度測定機によっ
て測定し、かかる重ね合わせずれ量の測定結果に基づき
重ね合わせ精度測定機の測定条件を最適化する方法によ
り達成される。即ち、本発明の重ね合わせ精度測定機の
測定条件の最適化方法の第3の態様は、(イ)複数の第
1の測定マークと、各第1の測定マークに隣接した第2
の測定マークとを有する重ね合わせずれ測定用パターン
領域を基板上に複数形成する工程と、(ロ)重ね合わせ
ずれ測定用パターン領域上に薄膜層を形成する工程と、
(ハ)第1の測定マーク上の薄膜層を選択的に除去し、
第2の測定マーク上の薄膜層を残す工程と、(ニ)各第
1の測定マークに対して相対的な位置関係が設計上等し
い第3の測定マークを各第1の測定マークに対応して形
成し、且つ、各第2の測定マークに対して相対的な位置
関係が設計上等しい第4の測定マークを各第2の測定マ
ークの上方の薄膜層上に形成する工程と、(ホ)重ね合
わせ精度測定機の各種測定条件を変えて、重ね合わせず
れ測定用パターン領域の第2の測定マークの形状の影響
を受けて形成された薄膜層の形状と、第4の測定マーク
との間の重ね合わせずれ量を、重ね合わせ精度測定機に
よって測定し、重ね合わせ精度測定機の各種測定条件に
対応した第1の重ね合わせずれ量を得る工程と、併せ
て、重ね合わせ精度測定機の測定条件を一定として、重
ね合わせずれ測定用パターン領域の第1の測定マーク
と、第3の測定マークとの間の重ね合わせずれ量を、重
ね合わせ精度測定機によって測定し、重ね合わせ精度測
定機の一定の測定条件に対応した第2の重ね合わせずれ
量を得る工程と、(ヘ)重ね合わせ精度測定機の各種測
定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量と、対応する
第2の重ね合わせずれ量との間の差である重ね合わせず
れ量差分を求める工程、から成り、かかる重ね合わせず
れ量差分のばらつきが最小となる重ね合わせ精度測定機
の測定条件を選択することを特徴とする。
特徴を有する、基板上に重ね合わせずれ測定用パターン
領域を形成し、かかるパターン領域に形成された測定マ
ークの重ね合わせずれ量を重ね合わせ精度測定機によっ
て測定し、かかる重ね合わせずれ量の測定結果に基づき
重ね合わせ精度測定機の測定条件を最適化する方法によ
り達成される。即ち、本発明の重ね合わせ精度測定機の
測定条件の最適化方法の第3の態様は、(イ)複数の第
1の測定マークと、各第1の測定マークに隣接した第2
の測定マークとを有する重ね合わせずれ測定用パターン
領域を基板上に複数形成する工程と、(ロ)重ね合わせ
ずれ測定用パターン領域上に薄膜層を形成する工程と、
(ハ)第1の測定マーク上の薄膜層を選択的に除去し、
第2の測定マーク上の薄膜層を残す工程と、(ニ)各第
1の測定マークに対して相対的な位置関係が設計上等し
い第3の測定マークを各第1の測定マークに対応して形
成し、且つ、各第2の測定マークに対して相対的な位置
関係が設計上等しい第4の測定マークを各第2の測定マ
ークの上方の薄膜層上に形成する工程と、(ホ)重ね合
わせ精度測定機の各種測定条件を変えて、重ね合わせず
れ測定用パターン領域の第2の測定マークの形状の影響
を受けて形成された薄膜層の形状と、第4の測定マーク
との間の重ね合わせずれ量を、重ね合わせ精度測定機に
よって測定し、重ね合わせ精度測定機の各種測定条件に
対応した第1の重ね合わせずれ量を得る工程と、併せ
て、重ね合わせ精度測定機の測定条件を一定として、重
ね合わせずれ測定用パターン領域の第1の測定マーク
と、第3の測定マークとの間の重ね合わせずれ量を、重
ね合わせ精度測定機によって測定し、重ね合わせ精度測
定機の一定の測定条件に対応した第2の重ね合わせずれ
量を得る工程と、(ヘ)重ね合わせ精度測定機の各種測
定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量と、対応する
第2の重ね合わせずれ量との間の差である重ね合わせず
れ量差分を求める工程、から成り、かかる重ね合わせず
れ量差分のばらつきが最小となる重ね合わせ精度測定機
の測定条件を選択することを特徴とする。
【0033】上記の第3の目的は、以下の特徴を有す
る、基板上に複数のアラインメントマークを有するダイ
を複数形成し、かかるダイに形成されたアラインメント
マークの位置座標を露光装置が備えているアラインメン
トマーク測定方式によって測定し、アラインメントマー
ク形状あるいは露光装置におけるアラインメントマーク
測定方式を最適化する方法により達成される。即ち、本
発明のアラインメントマーク形状あるいは露光装置にお
けるアラインメントマーク測定方式を最適化する方法
は、(イ)各ダイにおけるアラインメントマークの各々
の設計上の相対的な位置関係を等しくして、基板上に複
数のアラインメントマークを有するダイを複数形成した
後、かかる基板表面に感光性樹脂を塗布する工程と、
(ロ)各アラインメントマークの位置を、露光装置が備
えているアラインメントマーク測定方式によって測定
し、位置座標(Xm,Ym)を求める工程と、(ハ)各ダ
イにおいて、複数のアラインメントマークの内の1つを
基準点とし、あるいは又、ダイ内の全てのアラインメン
トの位置座標の平均値を基準点として、かかる基準点の
位置座標(Xm-0,Ym-0)に対する他の各アラインメン
トマークの相対的な位置座標(Xm-r,Ym-r)を、位置
座標(Xm,Ym)から求める工程と、(ニ)各ダイにお
いて、基準点に対する他の各アラインメントマークの設
計上の相対的な位置座標(Xd-r,Yd-r)を計算によっ
て求め、かかる位置座標(Xd-r,Yd-r)と、前記
(ハ)の工程で求めた各アラインメントマークの相対的
な位置座標(Xm-r,Ym-r)との間の差である相対的な
位置座標差(ΔX,ΔY)を求める工程、から成り、か
かる位置座標差(ΔX,ΔY)の複数のダイの間でのば
らつきが最小となるアラインメントマークあるいはアラ
インメントマーク測定方式を選択することを特徴とす
る。
る、基板上に複数のアラインメントマークを有するダイ
を複数形成し、かかるダイに形成されたアラインメント
マークの位置座標を露光装置が備えているアラインメン
トマーク測定方式によって測定し、アラインメントマー
ク形状あるいは露光装置におけるアラインメントマーク
測定方式を最適化する方法により達成される。即ち、本
発明のアラインメントマーク形状あるいは露光装置にお
けるアラインメントマーク測定方式を最適化する方法
は、(イ)各ダイにおけるアラインメントマークの各々
の設計上の相対的な位置関係を等しくして、基板上に複
数のアラインメントマークを有するダイを複数形成した
後、かかる基板表面に感光性樹脂を塗布する工程と、
(ロ)各アラインメントマークの位置を、露光装置が備
えているアラインメントマーク測定方式によって測定
し、位置座標(Xm,Ym)を求める工程と、(ハ)各ダ
イにおいて、複数のアラインメントマークの内の1つを
基準点とし、あるいは又、ダイ内の全てのアラインメン
トの位置座標の平均値を基準点として、かかる基準点の
位置座標(Xm-0,Ym-0)に対する他の各アラインメン
トマークの相対的な位置座標(Xm-r,Ym-r)を、位置
座標(Xm,Ym)から求める工程と、(ニ)各ダイにお
いて、基準点に対する他の各アラインメントマークの設
計上の相対的な位置座標(Xd-r,Yd-r)を計算によっ
て求め、かかる位置座標(Xd-r,Yd-r)と、前記
(ハ)の工程で求めた各アラインメントマークの相対的
な位置座標(Xm-r,Ym-r)との間の差である相対的な
位置座標差(ΔX,ΔY)を求める工程、から成り、か
かる位置座標差(ΔX,ΔY)の複数のダイの間でのば
らつきが最小となるアラインメントマークあるいはアラ
インメントマーク測定方式を選択することを特徴とす
る。
【0034】
【作用】本発明の重ね合わせ精度測定機の測定条件の最
適化方法の第1の態様においては、周辺測定マークの各
々において、中央測定マークとの重ね合わせずれ量差分
を求める。第1の重ね合わせずれ測定用パターン及びそ
れに対応する第2の重ね合わせずれ測定用パターン内に
おいては、それぞれの相対的な位置関係が等しくなるよ
うに測定マークの位置を設計してあるので、重ね合わせ
ずれ量差分は概ね一定であると考えられる。
適化方法の第1の態様においては、周辺測定マークの各
々において、中央測定マークとの重ね合わせずれ量差分
を求める。第1の重ね合わせずれ測定用パターン及びそ
れに対応する第2の重ね合わせずれ測定用パターン内に
おいては、それぞれの相対的な位置関係が等しくなるよ
うに測定マークの位置を設計してあるので、重ね合わせ
ずれ量差分は概ね一定であると考えられる。
【0035】従って、或る第1の重ね合わせずれ測定用
パターン及びそれに対応する第2の重ね合わせずれ測定
用パターンにおいて、周辺測定マークの各々の中央測定
マークに対する重ね合わせずれ量差分のばらつきを複数
の中央測定マークと複数の周辺測定マークの組み合わせ
から求めることによって、重ね合わせずれが生じる原因
の内、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差以外の
原因を相殺することができる。こうして、重ね合わせず
れ量差分のばらつきは、重ね合わせ精度測定機が包含す
る測定誤差に対応する。それ故、重ね合わせずれ量差分
のばらつきが最小となるように、重ね合わせ精度測定機
の測定条件を調整すれば、真の重ね合わせずれ量を測定
することなく(即ち、エッチング前の測定のみで)、重
ね合わせ精度測定機の測定条件を最適化することができ
る。
パターン及びそれに対応する第2の重ね合わせずれ測定
用パターンにおいて、周辺測定マークの各々の中央測定
マークに対する重ね合わせずれ量差分のばらつきを複数
の中央測定マークと複数の周辺測定マークの組み合わせ
から求めることによって、重ね合わせずれが生じる原因
の内、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差以外の
原因を相殺することができる。こうして、重ね合わせず
れ量差分のばらつきは、重ね合わせ精度測定機が包含す
る測定誤差に対応する。それ故、重ね合わせずれ量差分
のばらつきが最小となるように、重ね合わせ精度測定機
の測定条件を調整すれば、真の重ね合わせずれ量を測定
することなく(即ち、エッチング前の測定のみで)、重
ね合わせ精度測定機の測定条件を最適化することができ
る。
【0036】本発明の重ね合わせ精度測定機の測定条件
の最適化方法の第2の態様においては、エッチング前後
の重ね合わせずれ量の測定を行う。エッチング前の第1
の重ね合わせずれ量とエッチング後の第2の重ね合わせ
ずれ量の相違は、重ね合わせ精度測定機が包含する重ね
合わせ測定誤差に起因し、更には、重ね合わせずれ測定
用パターン領域の第1の測定マークの影響を受けて形成
された薄膜層の形状の非対称性等にも起因する。しかし
ながら、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差以外
の要因は、1組の重ね合わせずれ測定用パターンが存在
する微小領域内においては、複数点測定した場合のエッ
チング前後の重ね合わせずれ量差分のばらつきに殆ど寄
与しない。また、第3の測定マークと第1の測定マーク
との間の第2の重ね合わせずれ量に対する重ね合わせ精
度測定機の重ね合わせ測定誤差は小さい。
の最適化方法の第2の態様においては、エッチング前後
の重ね合わせずれ量の測定を行う。エッチング前の第1
の重ね合わせずれ量とエッチング後の第2の重ね合わせ
ずれ量の相違は、重ね合わせ精度測定機が包含する重ね
合わせ測定誤差に起因し、更には、重ね合わせずれ測定
用パターン領域の第1の測定マークの影響を受けて形成
された薄膜層の形状の非対称性等にも起因する。しかし
ながら、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差以外
の要因は、1組の重ね合わせずれ測定用パターンが存在
する微小領域内においては、複数点測定した場合のエッ
チング前後の重ね合わせずれ量差分のばらつきに殆ど寄
与しない。また、第3の測定マークと第1の測定マーク
との間の第2の重ね合わせずれ量に対する重ね合わせ精
度測定機の重ね合わせ測定誤差は小さい。
【0037】従って、第1の重ね合わせずれ量と、対応
する第2の重ね合わせずれ量との間の差である重ね合わ
せずれ量差分は、専ら、第1の重ね合わせずれ量の測定
時の重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差に起因す
る。それ故、重ね合わせ精度測定機の各種測定条件に対
応した第1の重ね合わせずれ量と、対応する第2の重ね
合わせずれ量との間の差である重ね合わせずれ量差分の
ばらつきが最小となる重ね合わせ精度測定機の測定条件
が、最適測定条件となる。
する第2の重ね合わせずれ量との間の差である重ね合わ
せずれ量差分は、専ら、第1の重ね合わせずれ量の測定
時の重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差に起因す
る。それ故、重ね合わせ精度測定機の各種測定条件に対
応した第1の重ね合わせずれ量と、対応する第2の重ね
合わせずれ量との間の差である重ね合わせずれ量差分の
ばらつきが最小となる重ね合わせ精度測定機の測定条件
が、最適測定条件となる。
【0038】本発明の重ね合わせ精度測定機の測定条件
の最適化方法の第3の態様においては、隣接した測定マ
ークから重ね合わせずれ量差分を求める。隣接した測定
マークの一方においては薄膜層が選択的に除去(即ち、
エッチング)されている。また、隣接した測定マークの
他方においては薄膜層は残されている。薄膜層のカバレ
ッジの非対称性の他にも、エッチング前後における重ね
合わせずれ量に相違を与える因子として、エッチングの
際のイオン入射角、レジスト層のテーパーの非対称性等
を挙げることができる。しかしながら、基板上の近接し
た領域間では、重ね合わせずれ量の相違に対するこれら
の因子の寄与は小さい。即ち、薄膜層が選択的に除去さ
れた重ね合わせずれ測定用パターン領域から得られた第
2の重ね合わせずれ量と、薄膜層が除去されていない重
ね合わせずれ測定用パターン領域においてもしも第4の
測定マークをエッチングレジストとして薄膜層をエッチ
ングしたとき得られるエッチング後の薄膜層と第2の測
定マークとの間の重ね合わせずれ量との間には、微小な
差異はあるものの、これらの2つの重ね合わせずれ量の
間には良い相関性があると考えてよい。
の最適化方法の第3の態様においては、隣接した測定マ
ークから重ね合わせずれ量差分を求める。隣接した測定
マークの一方においては薄膜層が選択的に除去(即ち、
エッチング)されている。また、隣接した測定マークの
他方においては薄膜層は残されている。薄膜層のカバレ
ッジの非対称性の他にも、エッチング前後における重ね
合わせずれ量に相違を与える因子として、エッチングの
際のイオン入射角、レジスト層のテーパーの非対称性等
を挙げることができる。しかしながら、基板上の近接し
た領域間では、重ね合わせずれ量の相違に対するこれら
の因子の寄与は小さい。即ち、薄膜層が選択的に除去さ
れた重ね合わせずれ測定用パターン領域から得られた第
2の重ね合わせずれ量と、薄膜層が除去されていない重
ね合わせずれ測定用パターン領域においてもしも第4の
測定マークをエッチングレジストとして薄膜層をエッチ
ングしたとき得られるエッチング後の薄膜層と第2の測
定マークとの間の重ね合わせずれ量との間には、微小な
差異はあるものの、これらの2つの重ね合わせずれ量の
間には良い相関性があると考えてよい。
【0039】(ヘ)重ね合わせ精度測定機の各種測定条
件に対応した第1の重ね合わせずれ量と、対応する第2
の重ね合わせずれ量との間の差である重ね合わせずれ量
差分を求める工程、従って、第1の重ね合わせずれ量
と、対応する第2の重ね合わせずれ量との間の差である
重ね合わせずれ量差分の殆どは、専ら、第1の重ね合わ
せずれ量の重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差に
起因すると考えられる。それ故、重ね合わせ精度測定機
の各種測定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量と、
対応する第2の重ね合わせずれ量との間の差である重ね
合わせずれ量差分のばらつきが最小となる重ね合わせ精
度測定機の測定条件が、最適測定条件となる。
件に対応した第1の重ね合わせずれ量と、対応する第2
の重ね合わせずれ量との間の差である重ね合わせずれ量
差分を求める工程、従って、第1の重ね合わせずれ量
と、対応する第2の重ね合わせずれ量との間の差である
重ね合わせずれ量差分の殆どは、専ら、第1の重ね合わ
せずれ量の重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差に
起因すると考えられる。それ故、重ね合わせ精度測定機
の各種測定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量と、
対応する第2の重ね合わせずれ量との間の差である重ね
合わせずれ量差分のばらつきが最小となる重ね合わせ精
度測定機の測定条件が、最適測定条件となる。
【0040】本発明の露光装置におけるアラインメント
マーク形状あるいはアラインメントマーク測定方式の最
適化方法においては、位置座標(Xm,Ym)から求めた
各アラインメントマークの基準点に対する相対的な位置
座標(Xm-r,Ym-r)と、基準点に対する各アラインメ
ントマークの設計上の相対的な位置座標(Xd-r,Yd-
r)との間の差である相対的な位置座標差(ΔX,Δ
Y)を求め、かかる位置座標差(ΔX,ΔY)の複数ダ
イ間でのばらつきが最小となるアラインメントマークあ
るいはアラインメントマーク測定方式を選択する。
マーク形状あるいはアラインメントマーク測定方式の最
適化方法においては、位置座標(Xm,Ym)から求めた
各アラインメントマークの基準点に対する相対的な位置
座標(Xm-r,Ym-r)と、基準点に対する各アラインメ
ントマークの設計上の相対的な位置座標(Xd-r,Yd-
r)との間の差である相対的な位置座標差(ΔX,Δ
Y)を求め、かかる位置座標差(ΔX,ΔY)の複数ダ
イ間でのばらつきが最小となるアラインメントマークあ
るいはアラインメントマーク測定方式を選択する。
【0041】1つのダイ内において、(Xm-r,Ym-r)
と(Xd-r,Yd-r)が異なる(即ちΔX、ΔYが0にな
らない)要因として、露光装置のディストーション及び
露光装置のアラインメントマーク座標の測定誤差が挙げ
られる。また、その他の要因として、基板の熱伸縮やチ
ップローテーションを挙げることができる。これらの要
因の内、露光装置のディストーション、基板の熱伸縮及
びチップローテーションの各々は、ダイ内の位置が同じ
であれば、異なるダイ間でもほぼ同程度の値となる。従
って、位置座標差(ΔX,ΔY)のばらつきを求めるこ
とによって、露光装置のディストーション、基板の熱伸
縮及びチップローテーションが位置座標差(ΔX,Δ
Y)のそれぞれに与える影響を相殺することができる。
と(Xd-r,Yd-r)が異なる(即ちΔX、ΔYが0にな
らない)要因として、露光装置のディストーション及び
露光装置のアラインメントマーク座標の測定誤差が挙げ
られる。また、その他の要因として、基板の熱伸縮やチ
ップローテーションを挙げることができる。これらの要
因の内、露光装置のディストーション、基板の熱伸縮及
びチップローテーションの各々は、ダイ内の位置が同じ
であれば、異なるダイ間でもほぼ同程度の値となる。従
って、位置座標差(ΔX,ΔY)のばらつきを求めるこ
とによって、露光装置のディストーション、基板の熱伸
縮及びチップローテーションが位置座標差(ΔX,Δ
Y)のそれぞれに与える影響を相殺することができる。
【0042】即ち、位置座標差(ΔX,ΔY)のばらつ
きは、専ら、露光装置のアラインメントマーク座標の測
定誤差に起因することになる。それ故、かかる位置座標
差(ΔX,ΔY)のばらつきが最小となるアラインメン
トマークあるいはアラインメントマーク測定方式を選択
することによって、アラインメントマーク形状あるいは
露光装置におけるアラインメントマーク測定方式の最適
化を図ることができる。
きは、専ら、露光装置のアラインメントマーク座標の測
定誤差に起因することになる。それ故、かかる位置座標
差(ΔX,ΔY)のばらつきが最小となるアラインメン
トマークあるいはアラインメントマーク測定方式を選択
することによって、アラインメントマーク形状あるいは
露光装置におけるアラインメントマーク測定方式の最適
化を図ることができる。
【0043】
【実施例】以下、図面を参照して、実施例に基づき本発
明を説明する。
明を説明する。
【0044】(実施例1)実施例1は、本発明の重ね合
わせ精度測定機の測定条件の最適化方法の第1の態様に
関する。実施例1の方法は、基板上に形成された複数の
第1の重ね合わせずれ測定用パターンと第2の重ね合わ
せずれ測定用パターンとの間の重ね合わせずれ量を重ね
合わせ精度測定機によって測定し、かかる重ね合わせず
れ量の測定結果に基づき重ね合わせ精度測定機の測定条
件を最適化する方法である。
わせ精度測定機の測定条件の最適化方法の第1の態様に
関する。実施例1の方法は、基板上に形成された複数の
第1の重ね合わせずれ測定用パターンと第2の重ね合わ
せずれ測定用パターンとの間の重ね合わせずれ量を重ね
合わせ精度測定機によって測定し、かかる重ね合わせず
れ量の測定結果に基づき重ね合わせ精度測定機の測定条
件を最適化する方法である。
【0045】[工程−100]実施例1の方法において
は、先ず、第1の中央測定マーク12と、この第1の中
央測定マーク12の周辺に配置された複数の第1の周辺
測定マーク14とから成る第1の重ね合わせずれ測定用
パターン10を基板上に複数形成する。
は、先ず、第1の中央測定マーク12と、この第1の中
央測定マーク12の周辺に配置された複数の第1の周辺
測定マーク14とから成る第1の重ね合わせずれ測定用
パターン10を基板上に複数形成する。
【0046】即ち、図1に模式的な平面図を示すよう
に、基板1の上に、SiO2、SiN、ポリシリコン、
WSi、W、アルミニウム等から成る層をCVD法、酸
化法、スパッタ法等の方法にて形成し、リソグラフィ法
及びエッチング法で第1の重ね合わせずれ測定用パター
ン10を基板上に複数(実施例1においては、14カ
所)形成する。第1の重ね合わせずれ測定用パターン1
0の各々は、第1の中央測定マーク12と、この第1の
中央測定マークの周辺に配置された複数(実施例1にお
いては、8カ所)の第1の周辺測定マーク14とから成
る。尚、図1において、第1の重ね合わせずれ測定用パ
ターン10の占める領域を破線で示した。第1の中央測
定マーク12の形状と第1の周辺測定マーク14の形状
は同じとした。第1の中央測定マーク12及び第1の周
辺測定マーク14の拡大した一部断面図を図2の(A)
に、拡大した一部平面図を図2の(B)に示す。第1の
中央測定マーク12及び第1の周辺測定マーク14の形
状は任意であるが、実施例1においては、一辺20μm
の正方形の開口部とした。第1の中央測定マーク12及
び第1の周辺測定マーク14の外形形状は任意である
が、実施例1においては、図示していないが、正方形と
した。また、第1の周辺測定マーク間の距離を2.5m
mとした。
に、基板1の上に、SiO2、SiN、ポリシリコン、
WSi、W、アルミニウム等から成る層をCVD法、酸
化法、スパッタ法等の方法にて形成し、リソグラフィ法
及びエッチング法で第1の重ね合わせずれ測定用パター
ン10を基板上に複数(実施例1においては、14カ
所)形成する。第1の重ね合わせずれ測定用パターン1
0の各々は、第1の中央測定マーク12と、この第1の
中央測定マークの周辺に配置された複数(実施例1にお
いては、8カ所)の第1の周辺測定マーク14とから成
る。尚、図1において、第1の重ね合わせずれ測定用パ
ターン10の占める領域を破線で示した。第1の中央測
定マーク12の形状と第1の周辺測定マーク14の形状
は同じとした。第1の中央測定マーク12及び第1の周
辺測定マーク14の拡大した一部断面図を図2の(A)
に、拡大した一部平面図を図2の(B)に示す。第1の
中央測定マーク12及び第1の周辺測定マーク14の形
状は任意であるが、実施例1においては、一辺20μm
の正方形の開口部とした。第1の中央測定マーク12及
び第1の周辺測定マーク14の外形形状は任意である
が、実施例1においては、図示していないが、正方形と
した。また、第1の周辺測定マーク間の距離を2.5m
mとした。
【0047】[工程−110]次に、第2の中央測定マ
ーク22と、この第2の中央測定マーク22の周辺に配
置された複数の第2の周辺測定マーク24とから成る第
2の重ね合わせずれ測定用パターン20を、第2の中央
測定マーク22が第1の中央測定マーク12の概ね中央
部分に形成され、且つ、複数の第2の周辺測定マーク2
4が複数の第1の周辺測定マーク14の概ね中央部分に
形成されるように、基板上に複数形成する。
ーク22と、この第2の中央測定マーク22の周辺に配
置された複数の第2の周辺測定マーク24とから成る第
2の重ね合わせずれ測定用パターン20を、第2の中央
測定マーク22が第1の中央測定マーク12の概ね中央
部分に形成され、且つ、複数の第2の周辺測定マーク2
4が複数の第1の周辺測定マーク14の概ね中央部分に
形成されるように、基板上に複数形成する。
【0048】尚、第1の中央測定マークと第1の周辺測
定マークの相対的な位置関係と、第2の中央測定マーク
と第2の周辺測定マークの相対的な位置関係とを、設計
上等しくする。実施例1では、1つの第1の重ね合わせ
ずれ測定用パターン10を、ステッパを用いて1回の露
光ショットにて形成した。
定マークの相対的な位置関係と、第2の中央測定マーク
と第2の周辺測定マークの相対的な位置関係とを、設計
上等しくする。実施例1では、1つの第1の重ね合わせ
ずれ測定用パターン10を、ステッパを用いて1回の露
光ショットにて形成した。
【0049】即ち、図3に模式的な平面図を示すよう
に、全面に、レジスト材料から成る層を形成し、リソグ
ラフィ法で第2の重ね合わせずれ測定用パターン20を
基板上に複数(実施例1においては、14カ所)形成す
る。第2の重ね合わせずれ測定用パターン20の各々
は、第2の中央測定マーク22と、この第2の中央測定
マークの周辺に配置された複数(実施例1においては、
8カ所)の第2の周辺測定マーク24とから成る。第2
の中央測定マーク22の形状と第2の周辺測定マーク2
4の形状は同じである。実施例1においては、第2の中
央測定マーク22は第1の中央測定マーク12の概ね中
央に形成され、且つ、第2の周辺測定マーク24は第1
の周辺測定マーク14の概ね中央に形成されている。第
1の中央測定マーク12及び第1の周辺測定マーク1
4、並びに第2の中央測定マーク22及び第2の周辺測
定マーク24の拡大した一部断面図を図4の(A)に、
拡大した一部平面図を図4の(B)に示す。第2の中央
測定マーク22及び第2の周辺測定マーク24の形状は
任意であるが、実施例1においては、一辺10μmの正
方形の凸部形状とした。
に、全面に、レジスト材料から成る層を形成し、リソグ
ラフィ法で第2の重ね合わせずれ測定用パターン20を
基板上に複数(実施例1においては、14カ所)形成す
る。第2の重ね合わせずれ測定用パターン20の各々
は、第2の中央測定マーク22と、この第2の中央測定
マークの周辺に配置された複数(実施例1においては、
8カ所)の第2の周辺測定マーク24とから成る。第2
の中央測定マーク22の形状と第2の周辺測定マーク2
4の形状は同じである。実施例1においては、第2の中
央測定マーク22は第1の中央測定マーク12の概ね中
央に形成され、且つ、第2の周辺測定マーク24は第1
の周辺測定マーク14の概ね中央に形成されている。第
1の中央測定マーク12及び第1の周辺測定マーク1
4、並びに第2の中央測定マーク22及び第2の周辺測
定マーク24の拡大した一部断面図を図4の(A)に、
拡大した一部平面図を図4の(B)に示す。第2の中央
測定マーク22及び第2の周辺測定マーク24の形状は
任意であるが、実施例1においては、一辺10μmの正
方形の凸部形状とした。
【0050】[工程−120]次に、第1の重ね合わせ
ずれ測定用パターン10及びそれに対応する第2の重ね
合わせずれ測定用パターン20の各々において、重ね合
わせ精度測定機によって、第1の中央測定マーク12と
第2の中央測定マーク22との間の中央測定マーク重ね
合わせずれ量を測定し、第1の周辺測定マーク14とこ
れに対応する第2の周辺測定マーク24との間の周辺測
定マーク重ね合わせずれ量を測定する。
ずれ測定用パターン10及びそれに対応する第2の重ね
合わせずれ測定用パターン20の各々において、重ね合
わせ精度測定機によって、第1の中央測定マーク12と
第2の中央測定マーク22との間の中央測定マーク重ね
合わせずれ量を測定し、第1の周辺測定マーク14とこ
れに対応する第2の周辺測定マーク24との間の周辺測
定マーク重ね合わせずれ量を測定する。
【0051】ここで、X方向及びY方向の重ね合わせず
れ量とは、図4の(B)に示したA,B,C,Dの値に
基づき、 ΔX=(A−B)/2 ΔY=(C−D)/2 で計算することができる。
れ量とは、図4の(B)に示したA,B,C,Dの値に
基づき、 ΔX=(A−B)/2 ΔY=(C−D)/2 で計算することができる。
【0052】具体的には、基板1を重ね合わせ精度測定
機のウエハステージ上に載置し、ウエハステージをXY
方向に移動させ、対物レンズの焦点位置に測定マークを
位置させる。CCDカメラによって像のコントラスト差
を識別し、コントラスト差が生じた(X,Y)座標に基
づき、A,B,C,Dの値を求める。
機のウエハステージ上に載置し、ウエハステージをXY
方向に移動させ、対物レンズの焦点位置に測定マークを
位置させる。CCDカメラによって像のコントラスト差
を識別し、コントラスト差が生じた(X,Y)座標に基
づき、A,B,C,Dの値を求める。
【0053】かかるX方向及びY方向の重ね合わせずれ
量をベクトル的に示した図を、図5に示す。
量をベクトル的に示した図を、図5に示す。
【0054】[工程−130]各測定マークにおける重
ね合わせずれ量を求めた後、第1の重ね合わせずれ測定
用パターン10及びそれに対応する第2の重ね合わせず
れ測定用パターン20の各々において、周辺測定マーク
重ね合わせずれ量(ΔXS及びΔYS)から、中央測定マ
ーク重ね合わせずれ量(ΔXC及びΔYC)を減じて、重
ね合わせずれ量差分(ΔXS−ΔXC,ΔYS−ΔYC)を
求める。
ね合わせずれ量を求めた後、第1の重ね合わせずれ測定
用パターン10及びそれに対応する第2の重ね合わせず
れ測定用パターン20の各々において、周辺測定マーク
重ね合わせずれ量(ΔXS及びΔYS)から、中央測定マ
ーク重ね合わせずれ量(ΔXC及びΔYC)を減じて、重
ね合わせずれ量差分(ΔXS−ΔXC,ΔYS−ΔYC)を
求める。
【0055】図6に、かかるX方向及びY方向の重ね合
わせずれ量差分(ΔXS−ΔXC,ΔYS−ΔYC)をベク
トル的に合成し、更に、14カ所の重ね合わせずれ測定
用パターンにおける周辺測定マークの各々において得ら
れた重ね合わせずれ量差分を纏めて図示する。
わせずれ量差分(ΔXS−ΔXC,ΔYS−ΔYC)をベク
トル的に合成し、更に、14カ所の重ね合わせずれ測定
用パターンにおける周辺測定マークの各々において得ら
れた重ね合わせずれ量差分を纏めて図示する。
【0056】或る第1の重ね合わせずれ測定用パターン
10及びそれに対応する第2の重ね合わせずれ測定用パ
ターン20において、上記の重ね合わせずれ量差分が0
にならない原因は、(X)第1の重ね合わせずれ測定用
パターン10の形成に用いられたステッパと、第2の重
ね合わせずれ測定用パターン20の形成に用いられたス
テッパとの間におけるレンズのディストーション差があ
る、(Y)半導体基板に熱伸縮が生じる、(Z)半導体
基板が回転した状態でパターンが転写される(所謂チッ
プローテーションが発生する)、等が挙げられる。
10及びそれに対応する第2の重ね合わせずれ測定用パ
ターン20において、上記の重ね合わせずれ量差分が0
にならない原因は、(X)第1の重ね合わせずれ測定用
パターン10の形成に用いられたステッパと、第2の重
ね合わせずれ測定用パターン20の形成に用いられたス
テッパとの間におけるレンズのディストーション差があ
る、(Y)半導体基板に熱伸縮が生じる、(Z)半導体
基板が回転した状態でパターンが転写される(所謂チッ
プローテーションが発生する)、等が挙げられる。
【0057】更に、重ね合わせ精度測定機に起因した、
見掛け上の構成要素相互の重ね合わせずれも存在する。
見掛け上の重ね合わせずれは、光学方式においては、
(a)重ね合わせ精度測定機の焦点位置、(b)測定マ
ークを画像(例えば、明視野像、暗視野像、干渉像、散
乱像)として重ね合わせ精度測定機に取り込む場合の画
像取り込み方式、(c)レンズの開口数、照明光の波長
帯域等の光学系の諸定数、(d)光量の差、(e)照明
光の光軸の垂直性歪み等の最適化が不十分なことによっ
ても発生する。
見掛け上の構成要素相互の重ね合わせずれも存在する。
見掛け上の重ね合わせずれは、光学方式においては、
(a)重ね合わせ精度測定機の焦点位置、(b)測定マ
ークを画像(例えば、明視野像、暗視野像、干渉像、散
乱像)として重ね合わせ精度測定機に取り込む場合の画
像取り込み方式、(c)レンズの開口数、照明光の波長
帯域等の光学系の諸定数、(d)光量の差、(e)照明
光の光軸の垂直性歪み等の最適化が不十分なことによっ
ても発生する。
【0058】1つの第1の重ね合わせずれ測定用パター
ン10及びそれに対応する第2の重ね合わせずれ測定用
パターン20内においては、上記(X)〜(Z)の影響
は概ね一定であると考えられる。従って、重ね合わせず
れ量差分(ΔXS−ΔXC,ΔYS−ΔYC)のばらつきを
求めれば、上記(X)〜(Z)の影響が相殺され、結
局、重ね合わせずれ量差分(ΔXS−ΔXC,ΔYS−Δ
YC)のばらつきは、重ね合わせ精度測定機が包含する
重ね合わせ測定誤差に対応する。
ン10及びそれに対応する第2の重ね合わせずれ測定用
パターン20内においては、上記(X)〜(Z)の影響
は概ね一定であると考えられる。従って、重ね合わせず
れ量差分(ΔXS−ΔXC,ΔYS−ΔYC)のばらつきを
求めれば、上記(X)〜(Z)の影響が相殺され、結
局、重ね合わせずれ量差分(ΔXS−ΔXC,ΔYS−Δ
YC)のばらつきは、重ね合わせ精度測定機が包含する
重ね合わせ測定誤差に対応する。
【0059】[工程−140]次いで、重ね合わせずれ
量差分のばらつき(3σXa,3σYa)が最小となるよう
に、上記(a)〜(e)に述べた重ね合わせ精度測定機
の測定条件を調整する。重ね合わせずれ量差分のばらつ
き(3σXa,3σYa)は、周辺測定マーク(実施例1に
おいては、8カ所、データ数は14点/1カ所)の各々
におけるX方向及びY方向の重ね合わせずれ量差分のば
らつき(3σX,3σY)を求め、これらのX方向及びY
方向における8つの重ね合わせずれ量差分のばらつき
(3σX,3σY)の平均(3σXa,3σYa)を求めるこ
とによって、得ることができる。
量差分のばらつき(3σXa,3σYa)が最小となるよう
に、上記(a)〜(e)に述べた重ね合わせ精度測定機
の測定条件を調整する。重ね合わせずれ量差分のばらつ
き(3σXa,3σYa)は、周辺測定マーク(実施例1に
おいては、8カ所、データ数は14点/1カ所)の各々
におけるX方向及びY方向の重ね合わせずれ量差分のば
らつき(3σX,3σY)を求め、これらのX方向及びY
方向における8つの重ね合わせずれ量差分のばらつき
(3σX,3σY)の平均(3σXa,3σYa)を求めるこ
とによって、得ることができる。
【0060】具体的には、重ね合わせ精度測定機の焦点
位置、画像取り込み方式、レンズの開口数(NA)、及
び光量を変えた、RUN−1〜RUN−4の試験を[工
程−100]〜[工程−140]に基づいて行った。試
験の結果を下表に示す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−1 0.057 0.060 RUN−2 0.085 0.078 RUN−3 0.020 0.022 RUN−4 0.063 0.065
位置、画像取り込み方式、レンズの開口数(NA)、及
び光量を変えた、RUN−1〜RUN−4の試験を[工
程−100]〜[工程−140]に基づいて行った。試
験の結果を下表に示す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−1 0.057 0.060 RUN−2 0.085 0.078 RUN−3 0.020 0.022 RUN−4 0.063 0.065
【0061】上記の結果から、RUN−3が、最も少な
い重ね合わせずれ量差分のばらつきを示している。従っ
て、RUN−3の組み合わせに係る、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、画像取り込み方式、レンズの開口数
(NA)及び光量という重ね合わせ精度測定機の測定条
件によって、重ね合わせ精度を測定すれば、重ね合わせ
精度測定機が包含する測定誤差が最も小さくなる。
い重ね合わせずれ量差分のばらつきを示している。従っ
て、RUN−3の組み合わせに係る、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、画像取り込み方式、レンズの開口数
(NA)及び光量という重ね合わせ精度測定機の測定条
件によって、重ね合わせ精度を測定すれば、重ね合わせ
精度測定機が包含する測定誤差が最も小さくなる。
【0062】(実施例2)実施例2は、本発明の重ね合
わせ精度測定機の測定条件の最適化方法の第2の態様に
関する。実施例2の方法は、基板上に重ね合わせずれ測
定用パターン領域を形成し、これらの重ね合わせ測定用
パターン領域に形成された測定マークの重ね合わせずれ
量を重ね合わせ精度測定機によって測定し、かかる重ね
合わせずれ量の測定結果に基づき重ね合わせ精度測定機
の測定条件を最適化する。
わせ精度測定機の測定条件の最適化方法の第2の態様に
関する。実施例2の方法は、基板上に重ね合わせずれ測
定用パターン領域を形成し、これらの重ね合わせ測定用
パターン領域に形成された測定マークの重ね合わせずれ
量を重ね合わせ精度測定機によって測定し、かかる重ね
合わせずれ量の測定結果に基づき重ね合わせ精度測定機
の測定条件を最適化する。
【0063】[工程−200]実施例2の方法において
は、先ず、基板上に複数の第1の測定マークを有する重
ね合わせずれ測定用パターン領域を形成する。
は、先ず、基板上に複数の第1の測定マークを有する重
ね合わせずれ測定用パターン領域を形成する。
【0064】即ち、図7に模式的な平面図を示すよう
に、基板1上に例えばSiO2から成る層30Aを例え
ばCVD法にて形成し、フォトリソグラフィ法で重ね合
わせずれ測定用パターン領域30を層30Aに形成す
る。実施例2においては、重ね合わせずれ測定用パター
ン領域30を基板1の14カ所に形成した。尚、図7に
おいて、重ね合わせずれ測定用パターン領域30の占め
る領域を破線で示した。重ね合わせずれ測定用パターン
領域30のそれぞれには、複数の第1の測定マーク32
が形成されている。第1の測定マークは、実施例2にお
いては、例えば開口部から成り、1つの重ね合わせずれ
測定用パターン領域30には9つの第1の測定マーク3
2が形成されている。重ね合わせずれ測定用パターン領
域30に形成された第1の測定マーク32の1つの部分
的な拡大断面図を図8の(A)に、拡大平面図を図8の
(B)に示す。第1の測定マーク32の形状は任意であ
るが、実施例2においては、一辺20μmの正方形とし
た。また、第1の測定マーク32の外形形状は任意であ
るが、実施例2においては、図示していないが、正方形
とした。また、正方形の辺方向の第1の測定マーク間の
距離を2.5mmとした。
に、基板1上に例えばSiO2から成る層30Aを例え
ばCVD法にて形成し、フォトリソグラフィ法で重ね合
わせずれ測定用パターン領域30を層30Aに形成す
る。実施例2においては、重ね合わせずれ測定用パター
ン領域30を基板1の14カ所に形成した。尚、図7に
おいて、重ね合わせずれ測定用パターン領域30の占め
る領域を破線で示した。重ね合わせずれ測定用パターン
領域30のそれぞれには、複数の第1の測定マーク32
が形成されている。第1の測定マークは、実施例2にお
いては、例えば開口部から成り、1つの重ね合わせずれ
測定用パターン領域30には9つの第1の測定マーク3
2が形成されている。重ね合わせずれ測定用パターン領
域30に形成された第1の測定マーク32の1つの部分
的な拡大断面図を図8の(A)に、拡大平面図を図8の
(B)に示す。第1の測定マーク32の形状は任意であ
るが、実施例2においては、一辺20μmの正方形とし
た。また、第1の測定マーク32の外形形状は任意であ
るが、実施例2においては、図示していないが、正方形
とした。また、正方形の辺方向の第1の測定マーク間の
距離を2.5mmとした。
【0065】[工程−210]次に、重ね合わせずれ測
定用パターン領域30上に薄膜層40を形成する(図9
の(A)参照)。薄膜層40は、例えばスパッタリング
法にて形成されたアルミニウム薄膜層とすることができ
る。薄膜層40は、重ね合わせずれ測定用パターン領域
30の第1の測定マーク32の影響を受けた形状を有す
る。即ち、薄膜層40は、具体的には、開口部のエッジ
部の影響を受けた形状を有する。
定用パターン領域30上に薄膜層40を形成する(図9
の(A)参照)。薄膜層40は、例えばスパッタリング
法にて形成されたアルミニウム薄膜層とすることができ
る。薄膜層40は、重ね合わせずれ測定用パターン領域
30の第1の測定マーク32の影響を受けた形状を有す
る。即ち、薄膜層40は、具体的には、開口部のエッジ
部の影響を受けた形状を有する。
【0066】[工程−220]次いで、それぞれの第1
の測定マーク32の上方の薄膜層40上に、レジスト材
から成る第2の測定マーク50を形成する(図9の
(B)参照)。第2の測定マーク50は、従来のフォト
リソグラフィ法にて形成することができる。
の測定マーク32の上方の薄膜層40上に、レジスト材
から成る第2の測定マーク50を形成する(図9の
(B)参照)。第2の測定マーク50は、従来のフォト
リソグラフィ法にて形成することができる。
【0067】第2の測定マーク50は、第1の測定マー
ク32の概ね中央部分に形成した。第2の測定マークの
形状は任意であるが、実施例2においては、一辺10μ
mの正方形とした。
ク32の概ね中央部分に形成した。第2の測定マークの
形状は任意であるが、実施例2においては、一辺10μ
mの正方形とした。
【0068】尚、複数の第1の測定マーク間の相対的な
位置関係は、複数の第2の測定マーク間の相対的な位置
関係と、設計上等しくする。
位置関係は、複数の第2の測定マーク間の相対的な位置
関係と、設計上等しくする。
【0069】[工程−230]その後、重ね合わせ精度
測定機の各種測定条件を変えて、重ね合わせずれ測定用
パターン領域30の第1の測定マーク32の形状の影響
を受けて形成された薄膜層40の形状と、第2の測定マ
ーク50との間の重ね合わせずれ量を、重ね合わせ精度
測定機によって測定し、重ね合わせ精度測定機の各種測
定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量を得る。
測定機の各種測定条件を変えて、重ね合わせずれ測定用
パターン領域30の第1の測定マーク32の形状の影響
を受けて形成された薄膜層40の形状と、第2の測定マ
ーク50との間の重ね合わせずれ量を、重ね合わせ精度
測定機によって測定し、重ね合わせ精度測定機の各種測
定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量を得る。
【0070】即ち、第1の測定マーク32の段差部の影
響を受けて形成された薄膜層40の段差部と、第2の測
定マーク50のエッジ部との間の重ね合わせずれ量を測
定する。
響を受けて形成された薄膜層40の段差部と、第2の測
定マーク50のエッジ部との間の重ね合わせずれ量を測
定する。
【0071】重ね合わせ精度測定機による測定方法は、
実施例1と同様の方法とすることができる。また、重ね
合わせ精度測定機の各種測定条件とは、先に説明した
(a)〜(e)の各条件を指す。即ち、(a)〜(e)
の条件を種々組み合わせた条件に重ね合わせ精度測定機
を設定し、第1の重ね合わせずれ量を測定する。重ね合
わせ精度測定機の測定条件としては、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、画像取り込み方式、レンズの開口数
(NA)、及び光量を例示することができる。
実施例1と同様の方法とすることができる。また、重ね
合わせ精度測定機の各種測定条件とは、先に説明した
(a)〜(e)の各条件を指す。即ち、(a)〜(e)
の条件を種々組み合わせた条件に重ね合わせ精度測定機
を設定し、第1の重ね合わせずれ量を測定する。重ね合
わせ精度測定機の測定条件としては、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、画像取り込み方式、レンズの開口数
(NA)、及び光量を例示することができる。
【0072】第1の重ね合わせずれ量は、図9の(B)
に示したE1及びF1の値を基に、ΔX1=(E1−F1)
/2から求めることができる。図9の(B)の紙面と垂
直方向の第1の重ね合わせずれ量 ΔY1=(G1−
H1)/2も同様に求める。
に示したE1及びF1の値を基に、ΔX1=(E1−F1)
/2から求めることができる。図9の(B)の紙面と垂
直方向の第1の重ね合わせずれ量 ΔY1=(G1−
H1)/2も同様に求める。
【0073】特に、エッチング前の薄膜層40の段差部
と、第2の測定マーク50のエッジ部との間の重ね合わ
せずれ量の測定は、重ね合わせ精度測定機によって得ら
れるこれらの像が一般に余り鮮明ではなく、誤差が生じ
易い。従って、重ね合わせ精度測定機が包含する重ね合
わせ測定誤差は大きくなる。
と、第2の測定マーク50のエッジ部との間の重ね合わ
せずれ量の測定は、重ね合わせ精度測定機によって得ら
れるこれらの像が一般に余り鮮明ではなく、誤差が生じ
易い。従って、重ね合わせ精度測定機が包含する重ね合
わせ測定誤差は大きくなる。
【0074】[工程−240]次いで、第2の測定マー
ク50をマスクとして用いて薄膜層40をエッチング
し、薄膜層から第3の測定マーク42を形成する(図9
の(C)参照)。エッチングは従来のリアクティブ・イ
オン・エッチング法で行えばよい。
ク50をマスクとして用いて薄膜層40をエッチング
し、薄膜層から第3の測定マーク42を形成する(図9
の(C)参照)。エッチングは従来のリアクティブ・イ
オン・エッチング法で行えばよい。
【0075】[工程−250]その後、第3の測定マー
ク42と、第1の測定マーク32との間の第2の重ね合
わせずれ量を、重ね合わせ精度測定機によって測定す
る。
ク42と、第1の測定マーク32との間の第2の重ね合
わせずれ量を、重ね合わせ精度測定機によって測定す
る。
【0076】この測定においては、通常、第3の測定マ
ーク42と第1の測定マーク32は、重ね合わせ精度測
定機において極めてシャープな像として得られる。従っ
て、第3の測定マーク42と、第1の測定マーク32と
の間の第2の重ね合わせずれ量に対する、重ね合わせ精
度測定機の重ね合わせ測定誤差は小さい。
ーク42と第1の測定マーク32は、重ね合わせ精度測
定機において極めてシャープな像として得られる。従っ
て、第3の測定マーク42と、第1の測定マーク32と
の間の第2の重ね合わせずれ量に対する、重ね合わせ精
度測定機の重ね合わせ測定誤差は小さい。
【0077】重ね合わせ精度測定機による測定方法は、
実施例1と同様の方法とすることができる。第2の重ね
合わせずれ量は、図9の(C)に示したE2及びF2の値
を基に、ΔX2=(E2−F2)/2 から求めることが
できる。図9の(C)の紙面と垂直方向の第1の重ね合
わせずれ量 ΔY2=(G2−H2)/2 も同様に求め
る。
実施例1と同様の方法とすることができる。第2の重ね
合わせずれ量は、図9の(C)に示したE2及びF2の値
を基に、ΔX2=(E2−F2)/2 から求めることが
できる。図9の(C)の紙面と垂直方向の第1の重ね合
わせずれ量 ΔY2=(G2−H2)/2 も同様に求め
る。
【0078】[工程−260]次に、重ね合わせ精度測
定機の各種測定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量
の各々(ΔX1,ΔY1)から第2の重ね合わせずれ量
(ΔX2,ΔY2)を減じて得られる重ね合わせずれ量差
分のばらつきを求める。そして、かかる重ね合わせずれ
量差分のばらつきが最小となる重ね合わせ精度測定機の
測定条件を選択する。
定機の各種測定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量
の各々(ΔX1,ΔY1)から第2の重ね合わせずれ量
(ΔX2,ΔY2)を減じて得られる重ね合わせずれ量差
分のばらつきを求める。そして、かかる重ね合わせずれ
量差分のばらつきが最小となる重ね合わせ精度測定機の
測定条件を選択する。
【0079】具体的には、重ね合わせ精度測定機の各種
測定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量、(E1−
F1)/2 及び (G1−H1)/2 と、対応する第
2の重ね合わせずれ量、(E2−F2)/2 及び (G
2−H2)/2 から、重ね合わせずれ量差分、ΔX,Δ
Yを、 ΔX=(E1−F1)/2−(E2−F2)/2 ΔY=(G1−H1)/2−(G2−H2)/2 によって、重ね合わせずれ測定用パターン領域30の測
定マークの各々に対して求める。実施例2においては、
重ね合わせずれ測定用パターン領域30毎に9データで
ある。重ね合わせずれ量差分ΔX,ΔYをベクトル的に
表示した図を、図10に示す。そして重ね合わせずれ測
定用パターン領域内のばらつき(3σX,3σY)を求め
る。実施例2においては、重ね合わせずれ測定用パター
ン領域30を基板に14カ所設けたので、14の(3σ
X,3σY)のデータからそれらの平均値(3σXa,3σ
Ya)を求める。
測定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量、(E1−
F1)/2 及び (G1−H1)/2 と、対応する第
2の重ね合わせずれ量、(E2−F2)/2 及び (G
2−H2)/2 から、重ね合わせずれ量差分、ΔX,Δ
Yを、 ΔX=(E1−F1)/2−(E2−F2)/2 ΔY=(G1−H1)/2−(G2−H2)/2 によって、重ね合わせずれ測定用パターン領域30の測
定マークの各々に対して求める。実施例2においては、
重ね合わせずれ測定用パターン領域30毎に9データで
ある。重ね合わせずれ量差分ΔX,ΔYをベクトル的に
表示した図を、図10に示す。そして重ね合わせずれ測
定用パターン領域内のばらつき(3σX,3σY)を求め
る。実施例2においては、重ね合わせずれ測定用パター
ン領域30を基板に14カ所設けたので、14の(3σ
X,3σY)のデータからそれらの平均値(3σXa,3σ
Ya)を求める。
【0080】エッチング前後の重ね合わせずれ量の相
違、即ち、第1の重ね合わせずれ量と第2の重ね合わせ
ずれ量の相違は、重ね合わせ精度測定機が包含する測定
誤差に起因する。この測定誤差は、先に説明した(a)
〜(e)に起因している。更に、重ね合わせずれ測定用
パターン領域30の第1の測定マーク32の影響を受け
て形成された薄膜層40の形状の非対称性にも起因す
る。また、それ以外にも、エッチング時のイオンの入射
角度、第2の測定マークの側壁の非対称性に起因する。
違、即ち、第1の重ね合わせずれ量と第2の重ね合わせ
ずれ量の相違は、重ね合わせ精度測定機が包含する測定
誤差に起因する。この測定誤差は、先に説明した(a)
〜(e)に起因している。更に、重ね合わせずれ測定用
パターン領域30の第1の測定マーク32の影響を受け
て形成された薄膜層40の形状の非対称性にも起因す
る。また、それ以外にも、エッチング時のイオンの入射
角度、第2の測定マークの側壁の非対称性に起因する。
【0081】しかしながら、重ね合わせ精度測定機が包
含する測定誤差以外のこれらの要因に起因した第1の重
ね合わせずれ量と第2の重ね合わせずれ量の相違は、1
つの重ね合わせずれ測定用パターン領域30内において
は、概ね一定である。即ち、第1の重ね合わせずれ量と
これに対応した第2の重ね合わせずれ量を減じて得られ
る重ね合わせずれ差分のばらつきにおいては、重ね合わ
せ精度測定機が包含する測定誤差以外のこれらの要因を
相殺することができる。また、第3の測定マーク42と
第1の測定マーク32との間の第2の重ね合わせずれ量
に対する重ね合わせ精度測定機の測定誤差は小さい。
含する測定誤差以外のこれらの要因に起因した第1の重
ね合わせずれ量と第2の重ね合わせずれ量の相違は、1
つの重ね合わせずれ測定用パターン領域30内において
は、概ね一定である。即ち、第1の重ね合わせずれ量と
これに対応した第2の重ね合わせずれ量を減じて得られ
る重ね合わせずれ差分のばらつきにおいては、重ね合わ
せ精度測定機が包含する測定誤差以外のこれらの要因を
相殺することができる。また、第3の測定マーク42と
第1の測定マーク32との間の第2の重ね合わせずれ量
に対する重ね合わせ精度測定機の測定誤差は小さい。
【0082】従って、第1の重ね合わせずれ量からこれ
に対応する第2の重ね合わせずれ量を減じて得られる重
ね合わせずれ量差分は、専ら、第1の重ね合わせずれ量
の測定時の重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差に
起因する。それ故、重ね合わせ精度測定機の各種測定条
件に対応した第1の重ね合わせずれ量の各々から、対応
する第2の重ね合わせずれ量を減じて得られる重ね合わ
せずれ量差分のばらつき(3σXa,3σYa)が最小とな
る重ね合わせ精度測定機の測定条件が、最適測定条件と
なる。
に対応する第2の重ね合わせずれ量を減じて得られる重
ね合わせずれ量差分は、専ら、第1の重ね合わせずれ量
の測定時の重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差に
起因する。それ故、重ね合わせ精度測定機の各種測定条
件に対応した第1の重ね合わせずれ量の各々から、対応
する第2の重ね合わせずれ量を減じて得られる重ね合わ
せずれ量差分のばらつき(3σXa,3σYa)が最小とな
る重ね合わせ精度測定機の測定条件が、最適測定条件と
なる。
【0083】具体的には、[工程−230]において、
重ね合わせ精度測定機の焦点位置、画像取り込み方式、
レンズの開口数(NA)、及び光量を変えた、RUN−
5〜RUN−8の試験を、[工程−200]〜[工程−
260]に基づいて行った。試験の結果を下表に示す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−5 0.055 0.050 RUN−6 0.080 0.070 RUN−7 0.025 0.020 RUN−8 0.059 0.053
重ね合わせ精度測定機の焦点位置、画像取り込み方式、
レンズの開口数(NA)、及び光量を変えた、RUN−
5〜RUN−8の試験を、[工程−200]〜[工程−
260]に基づいて行った。試験の結果を下表に示す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−5 0.055 0.050 RUN−6 0.080 0.070 RUN−7 0.025 0.020 RUN−8 0.059 0.053
【0084】上記の結果から、RUN−7が、最も少な
い重ね合わせずれ量差分のばらつきを示している。従っ
て、RUN−7の組み合わせに係る、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、画像取り込み方式、レンズの開口数
(NA)及び光量という重ね合わせ精度測定機の測定条
件によって、エッチング前の重ね合わせ精度を測定すれ
ば、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差が最も小
さくなる。
い重ね合わせずれ量差分のばらつきを示している。従っ
て、RUN−7の組み合わせに係る、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、画像取り込み方式、レンズの開口数
(NA)及び光量という重ね合わせ精度測定機の測定条
件によって、エッチング前の重ね合わせ精度を測定すれ
ば、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差が最も小
さくなる。
【0085】(実施例3)実施例3は、本発明の重ね合
わせ精度測定機の測定条件の最適化方法の第3の態様に
関する。実施例3の方法は、基板上に重ね合わせずれ測
定用パターン領域を形成し、これらの重ね合わせずれ測
定用パターン領域に形成された測定マークの重ね合わせ
ずれ量を重ね合わせ精度測定機によって測定し、かかる
重ね合わせずれ量の測定結果に基づき重ね合わせ精度測
定機の測定条件を最適化する。
わせ精度測定機の測定条件の最適化方法の第3の態様に
関する。実施例3の方法は、基板上に重ね合わせずれ測
定用パターン領域を形成し、これらの重ね合わせずれ測
定用パターン領域に形成された測定マークの重ね合わせ
ずれ量を重ね合わせ精度測定機によって測定し、かかる
重ね合わせずれ量の測定結果に基づき重ね合わせ精度測
定機の測定条件を最適化する。
【0086】[工程−300]実施例3の方法において
は、先ず、複数の第1の測定マークと、各第1の測定マ
ークに隣接した第2の測定マークとを有する重ね合わせ
ずれ測定用パターン領域を基板上に複数形成する。
は、先ず、複数の第1の測定マークと、各第1の測定マ
ークに隣接した第2の測定マークとを有する重ね合わせ
ずれ測定用パターン領域を基板上に複数形成する。
【0087】即ち、図11に模式的な平面図を示すよう
に、基板1上に例えばSiO2から成る層60Aを例え
ばCVD法にて形成し、フォトリソグラフィ法で重ね合
わせずれ測定用パターン領域60を層60Aに形成す
る。実施例3においては、重ね合わせずれ測定用パター
ン領域60を基板1の13カ所に形成した。尚、図11
において、重ね合わせずれ測定用パターン領域60の占
める領域を破線で示した。重ね合わせずれ測定用パター
ン領域60のそれぞれは、複数の第1の測定マーク6
2、及び各第1の測定マーク62に隣接した第2の測定
マーク64とを有する。尚、第1の測定マーク62と第
2の測定マーク64とは、必ずしも接している必要はな
く、第1の測定マーク62の近傍に第2の測定マーク6
4を配置してもよい。
に、基板1上に例えばSiO2から成る層60Aを例え
ばCVD法にて形成し、フォトリソグラフィ法で重ね合
わせずれ測定用パターン領域60を層60Aに形成す
る。実施例3においては、重ね合わせずれ測定用パター
ン領域60を基板1の13カ所に形成した。尚、図11
において、重ね合わせずれ測定用パターン領域60の占
める領域を破線で示した。重ね合わせずれ測定用パター
ン領域60のそれぞれは、複数の第1の測定マーク6
2、及び各第1の測定マーク62に隣接した第2の測定
マーク64とを有する。尚、第1の測定マーク62と第
2の測定マーク64とは、必ずしも接している必要はな
く、第1の測定マーク62の近傍に第2の測定マーク6
4を配置してもよい。
【0088】第1及び第2の測定マーク62,64は、
実施例3においては、例えば開口部から成り、1つの重
ね合わせずれ測定用パターン領域60には9つの第1及
び第2の測定マーク62,64が形成されている。重ね
合わせずれ測定用パターン領域60に形成された第1及
び第2の測定マーク62,64の1つの部分的な拡大断
面図を図12の(A)に、拡大平面図を図12の(B)
に示す。第1及び第2の測定マーク62,64の形状は
任意であるが、実施例3においては、一辺20μmの正
方形とした。また、第1及び第2の測定マーク62,6
4の外形形状は任意であるが、実施例3においては、図
示していないが、正方形とした。また、正方形の辺方向
の第1の測定マーク間の距離を2.5mmとした。
実施例3においては、例えば開口部から成り、1つの重
ね合わせずれ測定用パターン領域60には9つの第1及
び第2の測定マーク62,64が形成されている。重ね
合わせずれ測定用パターン領域60に形成された第1及
び第2の測定マーク62,64の1つの部分的な拡大断
面図を図12の(A)に、拡大平面図を図12の(B)
に示す。第1及び第2の測定マーク62,64の形状は
任意であるが、実施例3においては、一辺20μmの正
方形とした。また、第1及び第2の測定マーク62,6
4の外形形状は任意であるが、実施例3においては、図
示していないが、正方形とした。また、正方形の辺方向
の第1の測定マーク間の距離を2.5mmとした。
【0089】[工程−310]次に、重ね合わせずれ測
定用パターン領域60上に薄膜層66を形成する(図1
3の(A)参照)。薄膜層66は、スパッタリング法、
CVD法、酸化法等にて形成されたエッチング可能な薄
膜層とすることができる。薄膜層66は、重ね合わせず
れ測定用パターン領域60の第1及び第2の測定マーク
62,64の影響を受けた形状を有する。即ち、薄膜層
66は、具体的には、開口部のエッジ部の影響を受けた
形状を有する。
定用パターン領域60上に薄膜層66を形成する(図1
3の(A)参照)。薄膜層66は、スパッタリング法、
CVD法、酸化法等にて形成されたエッチング可能な薄
膜層とすることができる。薄膜層66は、重ね合わせず
れ測定用パターン領域60の第1及び第2の測定マーク
62,64の影響を受けた形状を有する。即ち、薄膜層
66は、具体的には、開口部のエッジ部の影響を受けた
形状を有する。
【0090】[工程−320]次いで、各重ね合わせず
れ測定用パターン領域60における各第1の測定マーク
62の上方の薄膜層66を選択的に除去する。即ち、フ
ォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によって、各
第1の測定マーク62の上方の薄膜層66をエッチング
する。エッチングは従来のリアクティブ・イオン・エッ
チング法で行えばよい。第2の測定マーク64の上方の
薄膜層66は残しておく(図13の(B)及び(C)参
照)。
れ測定用パターン領域60における各第1の測定マーク
62の上方の薄膜層66を選択的に除去する。即ち、フ
ォトリソグラフィ技術及びエッチング技術によって、各
第1の測定マーク62の上方の薄膜層66をエッチング
する。エッチングは従来のリアクティブ・イオン・エッ
チング法で行えばよい。第2の測定マーク64の上方の
薄膜層66は残しておく(図13の(B)及び(C)参
照)。
【0091】[工程−330]次に、第3の測定マーク
72を各第1の測定マーク62に対して形成し、且つ、
第4の測定マーク74を各第2の測定マーク64の上方
の薄膜層66上に形成する(図14の(A)及び(B)
参照)。各第1の測定マーク62に対する各第3の測定
マーク72の相対的な位置関係を、設計上等しくする。
各第2の測定マーク64に対する各第4の測定マーク7
4の相対的な位置関係を、設計上等しくする。第3及び
第4の測定マーク72,74はレジスト材から構成され
ており、従来のフォトリソグラフィ法にて形成すること
ができる。
72を各第1の測定マーク62に対して形成し、且つ、
第4の測定マーク74を各第2の測定マーク64の上方
の薄膜層66上に形成する(図14の(A)及び(B)
参照)。各第1の測定マーク62に対する各第3の測定
マーク72の相対的な位置関係を、設計上等しくする。
各第2の測定マーク64に対する各第4の測定マーク7
4の相対的な位置関係を、設計上等しくする。第3及び
第4の測定マーク72,74はレジスト材から構成され
ており、従来のフォトリソグラフィ法にて形成すること
ができる。
【0092】第3及び第4の測定マーク72,74は、
第1及び第2の測定マーク62,64の概ね中央部分に
形成した。第3及び第4の測定マーク72,74の形状
は任意であるが、実施例3においては、一辺10μmの
正方形とした。
第1及び第2の測定マーク62,64の概ね中央部分に
形成した。第3及び第4の測定マーク72,74の形状
は任意であるが、実施例3においては、一辺10μmの
正方形とした。
【0093】[工程−340]その後、重ね合わせ精度
測定機の各種測定条件を変えて、重ね合わせずれ測定用
パターン領域60の第2の測定マーク64の形状の影響
を受けて形成された薄膜層66の形状と、第4の測定マ
ーク74との間の重ね合わせずれ量を、重ね合わせ精度
測定機によって測定し、重ね合わせ精度測定機の各種測
定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量を得る。即
ち、第2の測定マーク64の段差部の影響を受けて形成
された薄膜層66の段差部と、第4の測定マーク74の
エッジ部との間の重ね合わせずれ量を測定する。
測定機の各種測定条件を変えて、重ね合わせずれ測定用
パターン領域60の第2の測定マーク64の形状の影響
を受けて形成された薄膜層66の形状と、第4の測定マ
ーク74との間の重ね合わせずれ量を、重ね合わせ精度
測定機によって測定し、重ね合わせ精度測定機の各種測
定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量を得る。即
ち、第2の測定マーク64の段差部の影響を受けて形成
された薄膜層66の段差部と、第4の測定マーク74の
エッジ部との間の重ね合わせずれ量を測定する。
【0094】併せて、重ね合わせ精度測定機の測定条件
を一定として、重ね合わせずれ測定用パターン領域60
の第1の測定マーク62と、第3の測定マーク72との
間の重ね合わせずれ量を、重ね合わせ精度測定機によっ
て測定し、重ね合わせ精度測定機の一定の測定条件に対
応した第2の重ね合わせずれ量を得る。
を一定として、重ね合わせずれ測定用パターン領域60
の第1の測定マーク62と、第3の測定マーク72との
間の重ね合わせずれ量を、重ね合わせ精度測定機によっ
て測定し、重ね合わせ精度測定機の一定の測定条件に対
応した第2の重ね合わせずれ量を得る。
【0095】重ね合わせ精度測定機による測定方法は、
実施例1と同様の方法とすることができる。また、重ね
合わせ精度測定機の各種測定条件とは、先に説明した
(a)〜(e)の各条件を指す。即ち、(a)〜(e)
の条件を種々組み合わせた条件に重ね合わせ精度測定機
を設定し、第1の重ね合わせずれ量を測定する。重ね合
わせ精度測定機の測定条件としては、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、画像取り込み方式、レンズの開口数
(NA)、及び光量を例示することができる。
実施例1と同様の方法とすることができる。また、重ね
合わせ精度測定機の各種測定条件とは、先に説明した
(a)〜(e)の各条件を指す。即ち、(a)〜(e)
の条件を種々組み合わせた条件に重ね合わせ精度測定機
を設定し、第1の重ね合わせずれ量を測定する。重ね合
わせ精度測定機の測定条件としては、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、画像取り込み方式、レンズの開口数
(NA)、及び光量を例示することができる。
【0096】第1の重ね合わせずれ量は、図14の
(A)に示したE1及びF1の値を基に、ΔX1=(E1−
F1)/2から求めることができる。図14の(A)の
紙面と垂直方向の第1の重ね合わせずれ量 ΔY1=
(G1−H1)/2も同様に求める。
(A)に示したE1及びF1の値を基に、ΔX1=(E1−
F1)/2から求めることができる。図14の(A)の
紙面と垂直方向の第1の重ね合わせずれ量 ΔY1=
(G1−H1)/2も同様に求める。
【0097】特に、薄膜層66の段差部と、第4の測定
マーク74のエッジ部との間の第1の重ね合わせずれ量
(ΔX1,ΔY1)の測定は、重ね合わせ精度測定機によ
って得られるこれらの像が一般に余り鮮明ではなく、誤
差が生じ易い。従って、重ね合わせ精度測定機が包含す
る重ね合わせ測定誤差は大きくなる。
マーク74のエッジ部との間の第1の重ね合わせずれ量
(ΔX1,ΔY1)の測定は、重ね合わせ精度測定機によ
って得られるこれらの像が一般に余り鮮明ではなく、誤
差が生じ易い。従って、重ね合わせ精度測定機が包含す
る重ね合わせ測定誤差は大きくなる。
【0098】重ね合わせ精度測定機の一定の測定条件
を、例えば、重ね合わせ精度測定機における標準的な測
定条件として第2の重ね合わせずれ量を測定する。この
測定においては、通常、第3の測定マーク72と第1の
測定マーク62は、重ね合わせ精度測定機において極め
てシャープな像として得られる。従って、第3の測定マ
ーク72と、第1の測定マーク62との間の第2の重ね
合わせずれ量に対する、重ね合わせ精度測定機の重ね合
わせ測定誤差は小さい。
を、例えば、重ね合わせ精度測定機における標準的な測
定条件として第2の重ね合わせずれ量を測定する。この
測定においては、通常、第3の測定マーク72と第1の
測定マーク62は、重ね合わせ精度測定機において極め
てシャープな像として得られる。従って、第3の測定マ
ーク72と、第1の測定マーク62との間の第2の重ね
合わせずれ量に対する、重ね合わせ精度測定機の重ね合
わせ測定誤差は小さい。
【0099】第2の重ね合わせずれ量は、図14の
(B)に示したE2及びF2の値を基に、ΔX2=(E2−
F2)/2 から求めることができる。図14の(B)
の紙面と垂直方向の第1の重ね合わせずれ量 ΔY2=
(G2−H2)/2 も同様に求める。
(B)に示したE2及びF2の値を基に、ΔX2=(E2−
F2)/2 から求めることができる。図14の(B)
の紙面と垂直方向の第1の重ね合わせずれ量 ΔY2=
(G2−H2)/2 も同様に求める。
【0100】[工程−350]次に、重ね合わせ精度測
定機の各種測定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量
の各々(ΔX1,ΔY1)から、対応した第2の重ね合わ
せずれ量(ΔX2,ΔY2)を減じて得られる重ね合わせ
ずれ量差分を求め、更に、重ね合わせずれ量差分のばら
つきを求める。そして、かかる重ね合わせずれ量差分の
ばらつきが最小となる重ね合わせ精度測定機の測定条件
を選択する。
定機の各種測定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量
の各々(ΔX1,ΔY1)から、対応した第2の重ね合わ
せずれ量(ΔX2,ΔY2)を減じて得られる重ね合わせ
ずれ量差分を求め、更に、重ね合わせずれ量差分のばら
つきを求める。そして、かかる重ね合わせずれ量差分の
ばらつきが最小となる重ね合わせ精度測定機の測定条件
を選択する。
【0101】具体的には、重ね合わせ精度測定機の各種
測定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量、(E1−
F1)/2 及び (G1−H1)/2 と、第2の重ね
合わせずれ量、(E2−F2)/2 及び (G2−H2)
/2 から、重ね合わせずれ量差分ΔX,ΔYを、 ΔX=(E1−F1)/2−(E2−F2)/2 ΔY=(G1−H1)/2−(G2−H2)/2 によって、重ね合わせずれ測定用パターン領域60の測
定マークの各々に対して求める。実施例3においては、
重ね合わせずれ測定用パターン領域60毎に9データで
ある。重ね合わせずれ量差分ΔX,ΔYをベクトル的に
表示した図を、図15に示す。そして重ね合わせずれ測
定用パターン領域内のばらつき(3σX,3σY)を求め
る。実施例3においては、重ね合わせずれ測定用パター
ン領域60を基板に13カ所設けたので、13の(3σ
X,3σY)のデータからそれらの平均値(3σXa,3σ
Ya)を求める。
測定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量、(E1−
F1)/2 及び (G1−H1)/2 と、第2の重ね
合わせずれ量、(E2−F2)/2 及び (G2−H2)
/2 から、重ね合わせずれ量差分ΔX,ΔYを、 ΔX=(E1−F1)/2−(E2−F2)/2 ΔY=(G1−H1)/2−(G2−H2)/2 によって、重ね合わせずれ測定用パターン領域60の測
定マークの各々に対して求める。実施例3においては、
重ね合わせずれ測定用パターン領域60毎に9データで
ある。重ね合わせずれ量差分ΔX,ΔYをベクトル的に
表示した図を、図15に示す。そして重ね合わせずれ測
定用パターン領域内のばらつき(3σX,3σY)を求め
る。実施例3においては、重ね合わせずれ測定用パター
ン領域60を基板に13カ所設けたので、13の(3σ
X,3σY)のデータからそれらの平均値(3σXa,3σ
Ya)を求める。
【0102】重ね合わせずれ量差分は、重ね合わせ精度
測定機が包含する測定誤差に起因する。この測定誤差
は、先に説明した(a)〜(e)に起因している。更
に、重ね合わせずれ測定用パターン領域60の第2の測
定マーク64の影響を受けて形成された薄膜層66の形
状の非対称性にも起因する。
測定機が包含する測定誤差に起因する。この測定誤差
は、先に説明した(a)〜(e)に起因している。更
に、重ね合わせずれ測定用パターン領域60の第2の測
定マーク64の影響を受けて形成された薄膜層66の形
状の非対称性にも起因する。
【0103】しかしながら、基板上の近接した領域間に
おいては、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差以
外の因子の重ね合わせずれ量差分に対する寄与は小さ
い。即ち、薄膜層が選択的に除去された重ね合わせずれ
測定用パターン領域60から得られた第2の重ね合わせ
ずれ量と、薄膜層66が除去されていない重ね合わせず
れ測定用パターン領域においてもしも第4の測定マーク
74をエッチングレジストとして薄膜層66をエッチン
グしたとき得られるエッチング後の薄膜層と第2の測定
マークとの間の重ね合わせずれ量との間には、微小な差
異はあるものの、これらの2つの重ね合わせずれ量の間
には良い相関性があると考えてよい。
おいては、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差以
外の因子の重ね合わせずれ量差分に対する寄与は小さ
い。即ち、薄膜層が選択的に除去された重ね合わせずれ
測定用パターン領域60から得られた第2の重ね合わせ
ずれ量と、薄膜層66が除去されていない重ね合わせず
れ測定用パターン領域においてもしも第4の測定マーク
74をエッチングレジストとして薄膜層66をエッチン
グしたとき得られるエッチング後の薄膜層と第2の測定
マークとの間の重ね合わせずれ量との間には、微小な差
異はあるものの、これらの2つの重ね合わせずれ量の間
には良い相関性があると考えてよい。
【0104】従って、第1の重ね合わせずれ量の各々か
ら、対応する第2の重ね合わせずれ量を減じて得られる
重ね合わせずれ量差分のばらつきは、専ら、第1の重ね
合わせずれ量の測定時の重ね合わせ精度測定機が包含す
る測定誤差に起因する。それ故、重ね合わせ精度測定機
の各種測定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量の各
々から、対応する第2の重ね合わせずれ量を減じて得ら
れる重ね合わせずれ量差分のばらつき(3σXa,3
σYa)が最小となる重ね合わせ精度測定機の測定条件
が、最適測定条件となる。
ら、対応する第2の重ね合わせずれ量を減じて得られる
重ね合わせずれ量差分のばらつきは、専ら、第1の重ね
合わせずれ量の測定時の重ね合わせ精度測定機が包含す
る測定誤差に起因する。それ故、重ね合わせ精度測定機
の各種測定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量の各
々から、対応する第2の重ね合わせずれ量を減じて得ら
れる重ね合わせずれ量差分のばらつき(3σXa,3
σYa)が最小となる重ね合わせ精度測定機の測定条件
が、最適測定条件となる。
【0105】具体的には、[工程−340]において、
重ね合わせ精度測定機の焦点位置、画像取り込み方式、
レンズの開口数(NA)、及び光量を変えた、RUN−
9〜RUN−12の試験を、[工程−300]〜[工程
−350]に基づいて行った。試験の結果を下表に示
す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−9 0.062 0.050 RUN−10 0.070 0.078 RUN−11 0.020 0.025 RUN−12 0.060 0.063
重ね合わせ精度測定機の焦点位置、画像取り込み方式、
レンズの開口数(NA)、及び光量を変えた、RUN−
9〜RUN−12の試験を、[工程−300]〜[工程
−350]に基づいて行った。試験の結果を下表に示
す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−9 0.062 0.050 RUN−10 0.070 0.078 RUN−11 0.020 0.025 RUN−12 0.060 0.063
【0106】上記の結果から、RUN−11が、最も少
ない重ね合わせずれ量差分のばらつきを示している。従
って、RUN−11の組み合わせに係る、重ね合わせ精
度測定機の焦点位置、画像取り込み方式、レンズの開口
数(NA)及び光量という重ね合わせ精度測定機の測定
条件によって、重ね合わせ精度を測定すれば、重ね合わ
せ精度測定機が包含する測定誤差が最も小さくなる。
ない重ね合わせずれ量差分のばらつきを示している。従
って、RUN−11の組み合わせに係る、重ね合わせ精
度測定機の焦点位置、画像取り込み方式、レンズの開口
数(NA)及び光量という重ね合わせ精度測定機の測定
条件によって、重ね合わせ精度を測定すれば、重ね合わ
せ精度測定機が包含する測定誤差が最も小さくなる。
【0107】(実施例4)実施例4は、アラインメント
マーク形状あるいは露光装置におけるアラインメントマ
ーク測定方式を最適化する方法に関する。この方法は、
基板上に複数のアラインメントマークを有するダイを複
数形成し、かかるダイに形成されたアラインメントマー
クの位置座標を露光装置が備えているアラインメントマ
ーク測定方式によって測定する。以下、実施例4の方法
を説明する。
マーク形状あるいは露光装置におけるアラインメントマ
ーク測定方式を最適化する方法に関する。この方法は、
基板上に複数のアラインメントマークを有するダイを複
数形成し、かかるダイに形成されたアラインメントマー
クの位置座標を露光装置が備えているアラインメントマ
ーク測定方式によって測定する。以下、実施例4の方法
を説明する。
【0108】[工程−400]先ず、基板1上に複数の
アラインメントマーク82を有するダイ80を複数形成
する。この場合、各ダイにおけるアラインメントマーク
の各々の設計上の相対的な位置関係を等しくする。ま
た、アラインメントマークは、ポジ(図16の(A)の
模式的な一部断面図を参照)及びネガ(図16の(B)
の模式的な一部断面図を参照)のそれぞれに対して設計
寸法(図16の(A)及び(B)におけるa,bの値)
を振ったもの(但しa+b=一定とする)を形成する。
これによって、最適なアラインメントマーク形状を選択
するためのアラインメントマークを形成することができ
る。実施例4においては、図16の(C)に示すよう
に、1つのダイ80内に9つのアラインメントマーク8
2を形成し、1枚の基板内に14のダイ80を形成し
た。尚、アラインメントマークは図16の(C)に描い
た位置に限定されない。
アラインメントマーク82を有するダイ80を複数形成
する。この場合、各ダイにおけるアラインメントマーク
の各々の設計上の相対的な位置関係を等しくする。ま
た、アラインメントマークは、ポジ(図16の(A)の
模式的な一部断面図を参照)及びネガ(図16の(B)
の模式的な一部断面図を参照)のそれぞれに対して設計
寸法(図16の(A)及び(B)におけるa,bの値)
を振ったもの(但しa+b=一定とする)を形成する。
これによって、最適なアラインメントマーク形状を選択
するためのアラインメントマークを形成することができ
る。実施例4においては、図16の(C)に示すよう
に、1つのダイ80内に9つのアラインメントマーク8
2を形成し、1枚の基板内に14のダイ80を形成し
た。尚、アラインメントマークは図16の(C)に描い
た位置に限定されない。
【0109】アラインメントマークは、以下の方法によ
り形成することができる。基板上にスパッタ法、CVD
法、酸化法等によって、例えばSiO2から成る薄膜層
84を形成し、かかる薄膜層84をフォトリソグラフィ
技術及びエッチング技術によりパターニングする(図1
7の(A)参照)。その後、CVD法等によって、例え
ばタングステンから成る薄膜層86を全面に形成する
(図17の(B)参照)。かかる薄膜層86は、実際の
半導体装置の製造における被エッチング層に相当する薄
膜層である。こうしてアラインメントマーク80を形成
した後、基板表面に感光性樹脂層88を形成する(図1
7の(C)参照)。こうして、薄膜層84,86及び感
光性樹脂層88から成る複数(実施例4においては9
つ)のアラインメントマークを有する評価用のダイが形
成される。
り形成することができる。基板上にスパッタ法、CVD
法、酸化法等によって、例えばSiO2から成る薄膜層
84を形成し、かかる薄膜層84をフォトリソグラフィ
技術及びエッチング技術によりパターニングする(図1
7の(A)参照)。その後、CVD法等によって、例え
ばタングステンから成る薄膜層86を全面に形成する
(図17の(B)参照)。かかる薄膜層86は、実際の
半導体装置の製造における被エッチング層に相当する薄
膜層である。こうしてアラインメントマーク80を形成
した後、基板表面に感光性樹脂層88を形成する(図1
7の(C)参照)。こうして、薄膜層84,86及び感
光性樹脂層88から成る複数(実施例4においては9
つ)のアラインメントマークを有する評価用のダイが形
成される。
【0110】[工程−410]次に、各アラインメント
マークの位置を、露光装置が備えている各種のアライン
メントマーク測定方式によって測定し、位置座標(X
m,Ym)を求める。
マークの位置を、露光装置が備えている各種のアライン
メントマーク測定方式によって測定し、位置座標(X
m,Ym)を求める。
【0111】例えば、或る形式の露光装置は、3種類の
ハードウエア(LSA,FIA,LIA)から構成され
たアラインメントマーク測定方式を備えている。ここ
で、LSAとは "Laser Step Alignment" の略であり、
回折格子方式である。FIAとは "Field Image Alignm
ent" の略であり、連続波長の光を利用した画像処理方
式である。LIAとは "Laser Interferometric Alignm
ent" の略であり、2光束のヘテロダインを用いる格子
位置検出方式である。これらの3種類のハードウエアの
詳細については、例えば、"New Alignment Sensors For
Optical Lithography", N. Magome, et al, Proc. of
1990 Intern. MicroProcess Conference,pp. 32-38 等
を参照されたい。
ハードウエア(LSA,FIA,LIA)から構成され
たアラインメントマーク測定方式を備えている。ここ
で、LSAとは "Laser Step Alignment" の略であり、
回折格子方式である。FIAとは "Field Image Alignm
ent" の略であり、連続波長の光を利用した画像処理方
式である。LIAとは "Laser Interferometric Alignm
ent" の略であり、2光束のヘテロダインを用いる格子
位置検出方式である。これらの3種類のハードウエアの
詳細については、例えば、"New Alignment Sensors For
Optical Lithography", N. Magome, et al, Proc. of
1990 Intern. MicroProcess Conference,pp. 32-38 等
を参照されたい。
【0112】また、FIAにおいては、複数種の解析ア
ルゴリズムが備えられている。即ち、アラインメントマ
ーク測定方式は、複数種の解析アルゴリズムからも構成
されている。ここで、解析アルゴリズムとは、ハードウ
エアから出力される信号を処理してアラインメントマー
ク等のエッジ部を認識するための信号解析アルゴリズム
を指す。
ルゴリズムが備えられている。即ち、アラインメントマ
ーク測定方式は、複数種の解析アルゴリズムからも構成
されている。ここで、解析アルゴリズムとは、ハードウ
エアから出力される信号を処理してアラインメントマー
ク等のエッジ部を認識するための信号解析アルゴリズム
を指す。
【0113】アラインメントマーク等のエッジ部を認識
するこの解析アルゴリズムには、図18に示すように、
「SINGLE」を用いる場合と、「DOUBLE」を
用いる場合がある。「SINGLE」を用いる場合(図
18の(B)参照)、信号のピークとボトムとの間の5
0%信号強度に対応する位置をエッジ部とする。「DO
UBLE」を用いる場合(図18の(C)参照)、やは
り、信号のピークとボトムとの間の50%信号強度に対
応する位置をエッジ部とするが、図18の(C)の四角
印の側(外側)を取るか(OUT)、丸印の側(内側)
を取るか(IN)、外側と内側の両方の平均値を取るか
(BOTH)という3種類の解析アルゴリズムがある。
尚、図18の(A)は、アラインメントマークが形成さ
れた基板の模式的な一部断面図である。
するこの解析アルゴリズムには、図18に示すように、
「SINGLE」を用いる場合と、「DOUBLE」を
用いる場合がある。「SINGLE」を用いる場合(図
18の(B)参照)、信号のピークとボトムとの間の5
0%信号強度に対応する位置をエッジ部とする。「DO
UBLE」を用いる場合(図18の(C)参照)、やは
り、信号のピークとボトムとの間の50%信号強度に対
応する位置をエッジ部とするが、図18の(C)の四角
印の側(外側)を取るか(OUT)、丸印の側(内側)
を取るか(IN)、外側と内側の両方の平均値を取るか
(BOTH)という3種類の解析アルゴリズムがある。
尚、図18の(A)は、アラインメントマークが形成さ
れた基板の模式的な一部断面図である。
【0114】また、例えば、別の形式の露光装置は、画
像処理方式として2種類のハードウエア(HENE,B
B)から構成されたアラインメントマーク測定方式を備
えている。ここで、HENEとは、画像を取り込む際ア
ラインメントマークを照射する光源としてHeNeレー
ザ(単一波長)を用いる方式であり、BBとは、連続波
長(Broad Band)を用いる方式である。
像処理方式として2種類のハードウエア(HENE,B
B)から構成されたアラインメントマーク測定方式を備
えている。ここで、HENEとは、画像を取り込む際ア
ラインメントマークを照射する光源としてHeNeレー
ザ(単一波長)を用いる方式であり、BBとは、連続波
長(Broad Band)を用いる方式である。
【0115】[工程−420]次いで、各ダイ80にお
いて、複数のアラインメントマーク82の内の1つ、例
えば中央に位置するアラインメントマークを基準点と
し、かかる基準点の位置座標(Xm-0,Ym-0)に対する
他の各アラインメントマークの相対的な位置座標(Xm-
r,Ym-r)を、位置座標(Xm,Ym)から求める。即
ち、 Xm-r=Xm−Xm-0 Ym-r=Ym−Ym-0 を、各ダイ内の各アラインメントマークについて求め
る。尚、ダイの中央にアラインメントマークを配置でき
ない場合、ダイ内の全てのアラインメントの位置座標の
平均値を基準点とすることができる。
いて、複数のアラインメントマーク82の内の1つ、例
えば中央に位置するアラインメントマークを基準点と
し、かかる基準点の位置座標(Xm-0,Ym-0)に対する
他の各アラインメントマークの相対的な位置座標(Xm-
r,Ym-r)を、位置座標(Xm,Ym)から求める。即
ち、 Xm-r=Xm−Xm-0 Ym-r=Ym−Ym-0 を、各ダイ内の各アラインメントマークについて求め
る。尚、ダイの中央にアラインメントマークを配置でき
ない場合、ダイ内の全てのアラインメントの位置座標の
平均値を基準点とすることができる。
【0116】[工程−430]その後、各ダイにおい
て、基準点の設計上の位置座標(Xd-0,Yd-0)に対す
る他の各アラインメントマークの設計上の位置座標(X
d,Yd)の相対的な位置座標(Xd-r,Yd-r)を計算に
よって求める。即ち、 Xd-r=Xd−Xd-0 Yd-r=Yd−Yd-0 を、各ダイ内の各アラインメントマークについて求め
る。そして、測定された位置座標(Xm,Ym)より求め
られた各アラインメントマークの相対的な位置座標(X
m-r,Ym-r)から計算によって求められた各アラインメ
ントマークの相対的な位置座標(Xd-r,Yd-r)を減じ
て、相対的な位置座標差(ΔX,ΔY)を求める。即
ち、 ΔX=Xm-r−Xd-r ΔY=Ym-r−Yd-r を、各ダイ内の各アラインメントマークについて求め
る。1つのダイにおけるかかる相対的な位置座標差(Δ
X,ΔY)を、図19にベクトル的に示した。
て、基準点の設計上の位置座標(Xd-0,Yd-0)に対す
る他の各アラインメントマークの設計上の位置座標(X
d,Yd)の相対的な位置座標(Xd-r,Yd-r)を計算に
よって求める。即ち、 Xd-r=Xd−Xd-0 Yd-r=Yd−Yd-0 を、各ダイ内の各アラインメントマークについて求め
る。そして、測定された位置座標(Xm,Ym)より求め
られた各アラインメントマークの相対的な位置座標(X
m-r,Ym-r)から計算によって求められた各アラインメ
ントマークの相対的な位置座標(Xd-r,Yd-r)を減じ
て、相対的な位置座標差(ΔX,ΔY)を求める。即
ち、 ΔX=Xm-r−Xd-r ΔY=Ym-r−Yd-r を、各ダイ内の各アラインメントマークについて求め
る。1つのダイにおけるかかる相対的な位置座標差(Δ
X,ΔY)を、図19にベクトル的に示した。
【0117】ダイ内の相対的な位置座標差(ΔX,Δ
Y)(実施例4においては8つの位置座標差)のばらつ
き(3σX,3σY)を求める。更に、実施例4において
は、ダイを基板に14カ所設けたので、14の(3
σX,3σY)のデータからそれらの平均値(3σXa,3
σYa)を求める。
Y)(実施例4においては8つの位置座標差)のばらつ
き(3σX,3σY)を求める。更に、実施例4において
は、ダイを基板に14カ所設けたので、14の(3
σX,3σY)のデータからそれらの平均値(3σXa,3
σYa)を求める。
【0118】具体的には、ハードウエアとしてFIA及
びLIAを用い、アラインメントマークはポジを用い、
アラインメントマークは片側0.3μmアンダーサイズ
のものを使用した。即ち、図16の(A)における
{(a+b)/2−a}/2の値が0.3μmのアライ
ンメントマークを使用した。得られた(3σXa,3
σYa)を下表に示す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−13 FIA / DOUBLE / IN 0.105 0.112 RUN−14 FIA / DOUBLE / OUT 0.059 0.052 RUN−15 FIA / DOUBLE / BOTH 0.082 0.084 RUN−16 LIA 0.085 0.079
びLIAを用い、アラインメントマークはポジを用い、
アラインメントマークは片側0.3μmアンダーサイズ
のものを使用した。即ち、図16の(A)における
{(a+b)/2−a}/2の値が0.3μmのアライ
ンメントマークを使用した。得られた(3σXa,3
σYa)を下表に示す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−13 FIA / DOUBLE / IN 0.105 0.112 RUN−14 FIA / DOUBLE / OUT 0.059 0.052 RUN−15 FIA / DOUBLE / BOTH 0.082 0.084 RUN−16 LIA 0.085 0.079
【0119】上記の結果から、RUN−14が、最も小
さいばらつき(3σXa,3σYa)を示している。従っ
て、RUN−14の組み合わせに係るハードウエア(F
IA)及び解析アルゴリズム(DOUBLE/OUT)
が最適なアラインメントマーク測定方式と結論付けるこ
とができる。
さいばらつき(3σXa,3σYa)を示している。従っ
て、RUN−14の組み合わせに係るハードウエア(F
IA)及び解析アルゴリズム(DOUBLE/OUT)
が最適なアラインメントマーク測定方式と結論付けるこ
とができる。
【0120】以上、本発明を好ましい実施例に基づき説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されない。第
1の中央及び周辺測定マーク並びに第2の中央並びに周
辺測定マークの形状、寸法、配置、配列等、重ね合わせ
ずれ測定用パターンあるいはダイやアラインメントマー
クの数は、適宜変更可能である。
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されない。第
1の中央及び周辺測定マーク並びに第2の中央並びに周
辺測定マークの形状、寸法、配置、配列等、重ね合わせ
ずれ測定用パターンあるいはダイやアラインメントマー
クの数は、適宜変更可能である。
【0121】更に、重ね合わせずれ測定用パターン領域
の形状、個数、第1及び第2の測定マークやアラインメ
ントマークの形状、寸法、配置、配列等も、適宜変更可
能である。また、重ね合わせ精度測定機の測定条件も、
重ね合わせ精度測定機に依存して各種選択可能である。
の形状、個数、第1及び第2の測定マークやアラインメ
ントマークの形状、寸法、配置、配列等も、適宜変更可
能である。また、重ね合わせ精度測定機の測定条件も、
重ね合わせ精度測定機に依存して各種選択可能である。
【0122】
【発明の効果】本発明により、重ね合わせ精度測定機が
包含する測定誤差を最小にするために、真の重ね合わせ
ずれ量を測定することなく、重ね合わせ精度測定機の測
定条件を最適化することができる。エッチング前におい
ても最適化することができるので、重ね合わせ精度測定
機の測定条件の最適化を短時間で行うことができる。
包含する測定誤差を最小にするために、真の重ね合わせ
ずれ量を測定することなく、重ね合わせ精度測定機の測
定条件を最適化することができる。エッチング前におい
ても最適化することができるので、重ね合わせ精度測定
機の測定条件の最適化を短時間で行うことができる。
【0123】更に、本発明により、エッチング後の半導
体素子における半導体素子構成要素相互の真の重ね合わ
せずれ量と、エッチング前の半導体素子における半導体
素子構成要素相互の測定された重ね合わせずれ量との相
関がとれるように、重ね合わせ精度測定機の測定条件を
最適化することができる。
体素子における半導体素子構成要素相互の真の重ね合わ
せずれ量と、エッチング前の半導体素子における半導体
素子構成要素相互の測定された重ね合わせずれ量との相
関がとれるように、重ね合わせ精度測定機の測定条件を
最適化することができる。
【0124】更に、本発明により、アラインメントマー
ク測定方式の最適化に要する基板及び工数を少なくする
ことができ、しかもエッチングすることなく、アライン
メントマーク形状あるいはアラインメントマーク測定方
式を最適化することができる。
ク測定方式の最適化に要する基板及び工数を少なくする
ことができ、しかもエッチングすることなく、アライン
メントマーク形状あるいはアラインメントマーク測定方
式を最適化することができる。
【図1】基板上に形成された実施例1の第1の重ね合わ
せずれ測定用パターンを示す平面図である。
せずれ測定用パターンを示す平面図である。
【図2】基板上に形成された実施例1の第1の重ね合わ
せずれ測定用パターンの拡大された一部平面図及び一部
断面図である。
せずれ測定用パターンの拡大された一部平面図及び一部
断面図である。
【図3】基板上に形成された実施例1の第1及び第2の
重ね合わせずれ測定用パターンを示す平面図である。
重ね合わせずれ測定用パターンを示す平面図である。
【図4】基板上に形成された実施例1の第1及び第2の
重ね合わせずれ測定用パターンの拡大された一部平面図
及び一部断面図である。
重ね合わせずれ測定用パターンの拡大された一部平面図
及び一部断面図である。
【図5】実施例1におけるX方向及びY方向の重ね合わ
せずれ量をベクトル的に示した図である。
せずれ量をベクトル的に示した図である。
【図6】実施例1における重ね合わせずれ量差分をベク
トル的に合成した図である。
トル的に合成した図である。
【図7】基板上に形成された実施例2の重ね合わせずれ
測定用パターン領域を示す平面図である。
測定用パターン領域を示す平面図である。
【図8】重ね合わせずれ測定用パターン領域に形成され
た実施例2の第1の測定マークを示す図である。
た実施例2の第1の測定マークを示す図である。
【図9】実施例2における重ね合わせずれ測定用パター
ン領域30上に形成された薄膜層、薄膜層上に形成され
た第2の測定マーク、及び第3の測定マークを示す図で
ある。
ン領域30上に形成された薄膜層、薄膜層上に形成され
た第2の測定マーク、及び第3の測定マークを示す図で
ある。
【図10】実施例2における重ね合わせずれ量差分、Δ
X,ΔYをベクトル的に表示した図である。
X,ΔYをベクトル的に表示した図である。
【図11】基板上に形成された実施例3の第1の重ね合
わせずれ測定用パターンを示す平面図である。
わせずれ測定用パターンを示す平面図である。
【図12】基板上に形成された実施例3の重ね合わせず
れ測定用パターンの拡大された一部平面図及び一部断面
図である。
れ測定用パターンの拡大された一部平面図及び一部断面
図である。
【図13】実施例3の重ね合わせずれ測定用パターンの
形成工程を示す図である。
形成工程を示す図である。
【図14】図13に引き続き、実施例3の重ね合わせず
れ測定用パターンの形成工程を示す図である。
れ測定用パターンの形成工程を示す図である。
【図15】実施例3におけるX方向及びY方向の重ね合
わせずれ量をベクトル的に示した図である。
わせずれ量をベクトル的に示した図である。
【図16】基板上に形成されたアラインメントマークの
模式的な一部断面図、及び実施例4のダイを示す平面図
である。
模式的な一部断面図、及び実施例4のダイを示す平面図
である。
【図17】実施例4におけるアラインメントマークの形
成方法を説明するための図である。
成方法を説明するための図である。
【図18】露光装置に備えられた解析アルゴリズムを説
明するための図である。
明するための図である。
【図19】実施例4における相対的な位置座標差をベク
トル的に表示した図である。
トル的に表示した図である。
【図20】光学方式の重ね合わせ精度測定機の概要を示
す図である。
す図である。
【図21】真の重ね合わせずれ量を説明するための図で
ある。
ある。
【図22】ステップ・アンド・リピート方式の露光装置
の構成例を示す図である。
の構成例を示す図である。
1 基板 10 第1の重ね合わせずれ測定用パターン 12 第1の中央測定マーク 14 第1の周辺測定マーク14 20 第2の重ね合わせずれ測定用パターン 22 第2の中央測定マーク 24 第2の周辺測定マーク 30 重ね合わせずれ測定用パターン領域 32 第1の測定マーク 40 薄膜層 42 第3の測定マーク 50 第2の測定マーク 60A SiO2から成る層 60 重ね合わせずれ測定用パターン領域 62 第1の測定マーク 64 第2の測定マーク 66 薄膜層 72 第3の測定マーク 74 第4の測定マーク 80 ダイ 82 アラインメントマーク 84,86 薄膜層 88 感光性樹脂層 100 半導体基板 102 層間絶縁層 102A,102B 層間絶縁層の段差部 104 開口部 106 薄膜層 106A 配線層 108A,108B 薄膜層の段差部 110 レジスト層
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】従って、第1の重ね合わせずれ量と、対応
する第2の重ね合わせずれ量との間の差である重ね合わ
せずれ量差分の殆どは、専ら、第1の重ね合わせずれ量
の重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差に起因する
と考えられる。それ故、重ね合わせ精度測定機の各種測
定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量と、対応する
第2の重ね合わせずれ量との間の差である重ね合わせず
れ量差分のばらつきが最小となる重ね合わせ精度測定機
の測定条件が、最適測定条件となる。 ─────────────────────────────────────────────────────
する第2の重ね合わせずれ量との間の差である重ね合わ
せずれ量差分の殆どは、専ら、第1の重ね合わせずれ量
の重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差に起因する
と考えられる。それ故、重ね合わせ精度測定機の各種測
定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量と、対応する
第2の重ね合わせずれ量との間の差である重ね合わせず
れ量差分のばらつきが最小となる重ね合わせ精度測定機
の測定条件が、最適測定条件となる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】更に、重ね合わせ精度測定機に起因した、
見掛け上の構成要素相互の重ね合わせずれも存在する。
見掛け上の重ね合わせずれは、SEM方式及び光学方式
においては、(a)重ね合わせ精度測定機の焦点位置、
によって発生し、光学方式においては、更に、(b)得
られた像を波形処理して重ね合わせずれ量を計算する際
の、波形処理演算方法、(c)測定マークを画像(例え
ば、明視野像、暗視野像、干渉像、散乱像)として重ね
合わせ精度測定機に取り込む場合の画像取り込み方式、
(d)レンズの開口数、照明光の波長帯域等の光学系の
諸定数、(e)光量の差、(f)照明光の光軸の歪み等
によって発生する。このような要因によって、重ね合わ
せ精度測定機には測定誤差が生じる。
見掛け上の構成要素相互の重ね合わせずれも存在する。
見掛け上の重ね合わせずれは、SEM方式及び光学方式
においては、(a)重ね合わせ精度測定機の焦点位置、
によって発生し、光学方式においては、更に、(b)得
られた像を波形処理して重ね合わせずれ量を計算する際
の、波形処理演算方法、(c)測定マークを画像(例え
ば、明視野像、暗視野像、干渉像、散乱像)として重ね
合わせ精度測定機に取り込む場合の画像取り込み方式、
(d)レンズの開口数、照明光の波長帯域等の光学系の
諸定数、(e)光量の差、(f)照明光の光軸の歪み等
によって発生する。このような要因によって、重ね合わ
せ精度測定機には測定誤差が生じる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】従って、多数の条件にて多数のアラインメ
ント評価用基板を作製し、エッチングした後、重ね合わ
せずれ量の測定を行わなければならず、多数の基板及び
工数を必要とするという問題がある。しかも、エッチン
グ後の重ね合わせずれ量の測定には、アラインメントマ
ーク測定方式が最適化されていないことによって発生す
る測定誤差及び重ね合わせ精度測定機に起因した測定誤
差が含まれ、これらを峻別することは極めて困難であ
る。
ント評価用基板を作製し、エッチングした後、重ね合わ
せずれ量の測定を行わなければならず、多数の基板及び
工数を必要とするという問題がある。しかも、エッチン
グ後の重ね合わせずれ量の測定には、アラインメントマ
ーク測定方式が最適化されていないことによって発生す
る測定誤差及び重ね合わせ精度測定機に起因した測定誤
差が含まれ、これらを峻別することは極めて困難であ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】更に、重ね合わせ精度測定機に起因した、
見掛け上の構成要素相互の重ね合わせずれも存在する。
見掛け上の重ね合わせずれは、光学方式においては、
(a)重ね合わせ精度測定機の焦点位置、(b)得られ
た像を波形処理して重ね合わせずれ量を計算する際の、
波形処理演算方法、(c)測定マークを画像(例えば、
明視野像、暗視野像、干渉像、散乱像)として重ね合わ
せ精度測定機に取り込む場合の画像取り込み方式、
(d)レンズの開口数、照明光の波長帯域等の光学系の
諸定数、(e)光量の差、(f)照明光の光軸の垂直性
歪み等の最適化が不十分なことによっても発生する。
見掛け上の構成要素相互の重ね合わせずれも存在する。
見掛け上の重ね合わせずれは、光学方式においては、
(a)重ね合わせ精度測定機の焦点位置、(b)得られ
た像を波形処理して重ね合わせずれ量を計算する際の、
波形処理演算方法、(c)測定マークを画像(例えば、
明視野像、暗視野像、干渉像、散乱像)として重ね合わ
せ精度測定機に取り込む場合の画像取り込み方式、
(d)レンズの開口数、照明光の波長帯域等の光学系の
諸定数、(e)光量の差、(f)照明光の光軸の垂直性
歪み等の最適化が不十分なことによっても発生する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】[工程−140]次いで、重ね合わせずれ
量差分のばらつき(3σXa,3σYa)が最小となるよう
に、上記(a)〜(f)に述べた重ね合わせ精度測定機
の測定条件を調整する。重ね合わせずれ量差分のばらつ
き(3σXa,3σYa)は、周辺測定マーク(実施例1に
おいては、8カ所、データ数は14点/1カ所)の各々
におけるX方向及びY方向の重ね合わせずれ量差分のば
らつき(3σX,3σY)を求め、これらのX方向及びY
方向における8つの重ね合わせずれ量差分のばらつき
(3σX,3σY)の平均(3σXa,3σYa)を求めるこ
とによって、得ることができる。
量差分のばらつき(3σXa,3σYa)が最小となるよう
に、上記(a)〜(f)に述べた重ね合わせ精度測定機
の測定条件を調整する。重ね合わせずれ量差分のばらつ
き(3σXa,3σYa)は、周辺測定マーク(実施例1に
おいては、8カ所、データ数は14点/1カ所)の各々
におけるX方向及びY方向の重ね合わせずれ量差分のば
らつき(3σX,3σY)を求め、これらのX方向及びY
方向における8つの重ね合わせずれ量差分のばらつき
(3σX,3σY)の平均(3σXa,3σYa)を求めるこ
とによって、得ることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】具体的には、重ね合わせ精度測定機の焦点
位置、波形処理演算方法、画像取り込み方式、レンズの
開口数(NA)、及び光量を変えた、RUN−1〜RU
N−4の試験を[工程−100]〜[工程−140]に
基づいて行った。試験の結果を下表に示す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−1 0.057 0.060 RUN−2 0.085 0.078 RUN−3 0.020 0.022 RUN−4 0.063 0.065
位置、波形処理演算方法、画像取り込み方式、レンズの
開口数(NA)、及び光量を変えた、RUN−1〜RU
N−4の試験を[工程−100]〜[工程−140]に
基づいて行った。試験の結果を下表に示す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−1 0.057 0.060 RUN−2 0.085 0.078 RUN−3 0.020 0.022 RUN−4 0.063 0.065
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】上記の結果から、RUN−3が、最も少な
い重ね合わせずれ量差分のばらつきを示している。従っ
て、RUN−3の組み合わせに係る、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、波形処理演算方法、画像取り込み方
式、レンズの開口数(NA)及び光量という重ね合わせ
精度測定機の測定条件によって、重ね合わせ精度を測定
すれば、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差が最
も小さくなる。
い重ね合わせずれ量差分のばらつきを示している。従っ
て、RUN−3の組み合わせに係る、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、波形処理演算方法、画像取り込み方
式、レンズの開口数(NA)及び光量という重ね合わせ
精度測定機の測定条件によって、重ね合わせ精度を測定
すれば、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差が最
も小さくなる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】重ね合わせ精度測定機による測定方法は、
実施例1と同様の方法とすることができる。また、重ね
合わせ精度測定機の各種測定条件とは、先に説明した
(a)〜(f)の各条件を指す。即ち、(a)〜(f)
の条件を種々組み合わせた条件に重ね合わせ精度測定機
を設定し、第1の重ね合わせずれ量を測定する。重ね合
わせ精度測定機の測定条件としては、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、波形処理演算方法、画像取り込み方
式、レンズの開口数(NA)、及び光量を例示すること
ができる。
実施例1と同様の方法とすることができる。また、重ね
合わせ精度測定機の各種測定条件とは、先に説明した
(a)〜(f)の各条件を指す。即ち、(a)〜(f)
の条件を種々組み合わせた条件に重ね合わせ精度測定機
を設定し、第1の重ね合わせずれ量を測定する。重ね合
わせ精度測定機の測定条件としては、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、波形処理演算方法、画像取り込み方
式、レンズの開口数(NA)、及び光量を例示すること
ができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】エッチング前後の重ね合わせずれ量の相
違、即ち、第1の重ね合わせずれ量と第2の重ね合わせ
ずれ量の相違は、重ね合わせ精度測定機が包含する測定
誤差に起因する。この測定誤差は、先に説明した(a)
〜(f)に起因している。更に、重ね合わせずれ測定用
パターン領域30の第1の測定マーク32の影響を受け
て形成された薄膜層40の形状の非対称性にも起因す
る。また、それ以外にも、エッチング時のイオンの入射
角度、第2の測定マークの側壁の非対称性に起因する。
違、即ち、第1の重ね合わせずれ量と第2の重ね合わせ
ずれ量の相違は、重ね合わせ精度測定機が包含する測定
誤差に起因する。この測定誤差は、先に説明した(a)
〜(f)に起因している。更に、重ね合わせずれ測定用
パターン領域30の第1の測定マーク32の影響を受け
て形成された薄膜層40の形状の非対称性にも起因す
る。また、それ以外にも、エッチング時のイオンの入射
角度、第2の測定マークの側壁の非対称性に起因する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】具体的には、[工程−230]において、
重ね合わせ精度測定機の焦点位置、波形処理演算方法、
画像取り込み方式、レンズの開口数(NA)、及び光量
を変えた、RUN−5〜RUN−8の試験を、[工程−
200]〜[工程−260]に基づいて行った。試験の
結果を下表に示す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−5 0.055 0.050 RUN−6 0.080 0.070 RUN−7 0.025 0.020 RUN−8 0.059 0.053
重ね合わせ精度測定機の焦点位置、波形処理演算方法、
画像取り込み方式、レンズの開口数(NA)、及び光量
を変えた、RUN−5〜RUN−8の試験を、[工程−
200]〜[工程−260]に基づいて行った。試験の
結果を下表に示す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−5 0.055 0.050 RUN−6 0.080 0.070 RUN−7 0.025 0.020 RUN−8 0.059 0.053
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】上記の結果から、RUN−7が、最も少な
い重ね合わせずれ量差分のばらつきを示している。従っ
て、RUN−7の組み合わせに係る、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、波形処理演算方法、画像取り込み方
式、レンズの開口数(NA)及び光量という重ね合わせ
精度測定機の測定条件によって、エッチング前の重ね合
わせ精度を測定すれば、重ね合わせ精度測定機が包含す
る測定誤差が最も小さくなる。
い重ね合わせずれ量差分のばらつきを示している。従っ
て、RUN−7の組み合わせに係る、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、波形処理演算方法、画像取り込み方
式、レンズの開口数(NA)及び光量という重ね合わせ
精度測定機の測定条件によって、エッチング前の重ね合
わせ精度を測定すれば、重ね合わせ精度測定機が包含す
る測定誤差が最も小さくなる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正内容】
【0095】重ね合わせ精度測定機による測定方法は、
実施例1と同様の方法とすることができる。また、重ね
合わせ精度測定機の各種測定条件とは、先に説明した
(a)〜(f)の各条件を指す。即ち、(a)〜(f)
の条件を種々組み合わせた条件に重ね合わせ精度測定機
を設定し、第1の重ね合わせずれ量を測定する。重ね合
わせ精度測定機の測定条件としては、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、波形処理演算方法、画像取り込み方
式、レンズの開口数(NA)、及び光量を例示すること
ができる。
実施例1と同様の方法とすることができる。また、重ね
合わせ精度測定機の各種測定条件とは、先に説明した
(a)〜(f)の各条件を指す。即ち、(a)〜(f)
の条件を種々組み合わせた条件に重ね合わせ精度測定機
を設定し、第1の重ね合わせずれ量を測定する。重ね合
わせ精度測定機の測定条件としては、重ね合わせ精度測
定機の焦点位置、波形処理演算方法、画像取り込み方
式、レンズの開口数(NA)、及び光量を例示すること
ができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】変更
【補正内容】
【0102】重ね合わせずれ量差分は、重ね合わせ精度
測定機が包含する測定誤差に起因する。この測定誤差
は、先に説明した(a)〜(f)に起因している。更
に、重ね合わせずれ測定用パターン領域60の第2の測
定マーク64の影響を受けて形成された薄膜層66の形
状の非対称性にも起因する。
測定機が包含する測定誤差に起因する。この測定誤差
は、先に説明した(a)〜(f)に起因している。更
に、重ね合わせずれ測定用パターン領域60の第2の測
定マーク64の影響を受けて形成された薄膜層66の形
状の非対称性にも起因する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正内容】
【0105】具体的には、[工程−340]において、
重ね合わせ精度測定機の焦点位置、波形処理演算方法、
画像取り込み方式、レンズの開口数(NA)、及び光量
を変えた、RUN−9〜RUN−12の試験を、[工程
−300]〜[工程−350]に基づいて行った。試験
の結果を下表に示す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−9 0.062 0.050 RUN−10 0.070 0.078 RUN−11 0.020 0.025 RUN−12 0.060 0.063
重ね合わせ精度測定機の焦点位置、波形処理演算方法、
画像取り込み方式、レンズの開口数(NA)、及び光量
を変えた、RUN−9〜RUN−12の試験を、[工程
−300]〜[工程−350]に基づいて行った。試験
の結果を下表に示す。 重ね合わせずれ量差分のばらつき(μm) 3σXa 3σYa RUN−9 0.062 0.050 RUN−10 0.070 0.078 RUN−11 0.020 0.025 RUN−12 0.060 0.063
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0106
【補正方法】変更
【補正内容】
【0106】上記の結果から、RUN−11が、最も少
ない重ね合わせずれ量差分のばらつきを示している。従
って、RUN−11の組み合わせに係る、重ね合わせ精
度測定機の焦点位置、波形処理演算方法、画像取り込み
方式、レンズの開口数(NA)及び光量という重ね合わ
せ精度測定機の測定条件によって、重ね合わせ精度を測
定すれば、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差が
最も小さくなる。
ない重ね合わせずれ量差分のばらつきを示している。従
って、RUN−11の組み合わせに係る、重ね合わせ精
度測定機の焦点位置、波形処理演算方法、画像取り込み
方式、レンズの開口数(NA)及び光量という重ね合わ
せ精度測定機の測定条件によって、重ね合わせ精度を測
定すれば、重ね合わせ精度測定機が包含する測定誤差が
最も小さくなる。
Claims (5)
- 【請求項1】基板上に形成された複数の第1の重ね合わ
せずれ測定用パターンと第2の重ね合わせずれ測定用パ
ターンとの間の重ね合わせずれ量を重ね合わせ精度測定
機によって測定し、かかる重ね合わせずれ量の測定結果
に基づき重ね合わせ精度測定機の測定条件を最適化する
方法であって、 (イ)第1の中央測定マークと、該第1の中央測定マー
クの周辺に配置された複数の第1の周辺測定マークとか
ら成る第1の重ね合わせずれ測定用パターンを基板上に
複数形成する工程と、 (ロ)第2の中央測定マークと、該第2の中央測定マー
クの周辺に配置された複数の第2の周辺測定マークとか
ら成り、第1の中央測定マークと第1の周辺測定マーク
との相対的な位置関係が第2の中央測定マークと第2の
周辺測定マークとの相対的な位置関係と設計上等しい、
第2の重ね合わせずれ測定用パターンを、第2の中央測
定マークが前記第1の中央測定マークの概ね中央部分に
形成され、且つ、複数の第2の周辺測定マークが前記複
数の第1の周辺測定マークの概ね中央部分に形成される
ように、基板上に複数形成する工程と、 (ハ)第1の重ね合わせずれ測定用パターン及びそれに
対応する第2の重ね合わせずれ測定用パターンの各々に
おいて、重ね合わせ精度測定機によって、第1の中央測
定マークと第2の中央測定マークとの間の中央測定マー
ク重ね合わせずれ量を測定し、第1の周辺測定マークと
これに対応する第2の周辺測定マークとの間の周辺測定
マーク重ね合わせずれ量を測定する重ね合わせずれ量測
定工程と、 (ニ)第1の重ね合わせずれ測定用パターン及びそれに
対応する第2の重ね合わせずれ測定用パターンの各々に
おいて、各周辺測定マーク重ね合わせずれ量から、中央
測定マーク重ね合わせずれ量を減じて、重ね合わせずれ
量差分を求める工程、 から成り、重ね合わせずれ量差分のばらつきが最小とな
るように、重ね合わせ精度測定機の測定条件を調整する
ことを特徴とする重ね合わせ精度測定機の測定条件の最
適化方法。 - 【請求項2】前記(イ)の第1の重ね合わせずれ測定用
パターンを基板上に複数形成する工程は、半導体基板上
にCVD法、酸化法又はスパッタ法によって形成された
SiO2、SiN、ポリシリコン、WSi、W又はアル
ミニウムから成る層の上にレジスト層を形成し、リソグ
ラフィ法及びエッチング法に基づき該層に第1の重ね合
わせずれ測定用パターンを複数形成する工程から成り、 前記(ロ)の第2の重ね合わせずれ測定用パターンを基
板上に複数形成する工程は、複数の第1の重ね合わせず
れ測定用パターンが形成された半導体基板上にレジスト
層を形成し、リソグラフィ法によって該レジスト層に第
2の重ね合わせずれ測定用パターンを複数形成する工程
から成ることを特徴とする請求項1に記載の重ね合わせ
精度測定機の測定条件の最適化方法。 - 【請求項3】基板上に重ね合わせずれ測定用パターン領
域を形成し、該重ね合わせずれ測定用パターン領域に形
成された測定マークの重ね合わせずれ量を重ね合わせ精
度測定機によって測定し、かかる重ね合わせずれ量の測
定結果に基づき重ね合わせ精度測定機の測定条件を最適
化する方法であって、 (イ)基板上に複数の第1の測定マークを有する重ね合
わせずれ測定用パターン領域を形成する工程と、 (ロ)該重ね合わせずれ測定用パターン領域上に薄膜層
を形成する工程と、 (ハ)それぞれの第1の測定マークの上方の薄膜層上
に、レジスト材から成り、複数の第1の測定マーク間の
相対的な位置関係に設計上等しい、第2の測定マークを
形成する工程と、 (ニ)重ね合わせ精度測定機の各種測定条件を変えて、
重ね合わせずれ測定用パターン領域の第1の測定マーク
の形状の影響を受けて形成された薄膜層の形状と、該第
1の測定マークに対応する第2の測定マークとの間の重
ね合わせずれ量を、重ね合わせ精度測定機によって測定
し、重ね合わせ精度測定機の各種測定条件に対応した第
1の重ね合わせずれ量を得る工程と、 (ホ)第2の測定マークをマスクとして用いて薄膜層を
エッチングし、薄膜層から第3の測定マークを形成する
工程と、 (ヘ)第3の測定マークと、該第3の測定マークに対応
する第1の測定マークとの間の第2の重ね合わせずれ量
を、重ね合わせ精度測定機によって測定する工程と、 (ト)重ね合わせ精度測定機の各種測定条件に対応した
第1の重ね合わせずれ量と、対応する第2の重ね合わせ
ずれ量との間の差である重ね合わせずれ量差分を求める
工程、 から成り、 かかる重ね合わせずれ量差分のばらつきが最小となる重
ね合わせ精度測定機の測定条件を選択することを特徴と
する重ね合わせ精度測定機の測定条件の最適化方法。 - 【請求項4】基板上に重ね合わせずれ測定用パターン領
域を形成し、重ね合わせずれ測定用パターン領域に形成
された測定マークの重ね合わせずれ量を重ね合わせ精度
測定機によって測定し、かかる重ね合わせずれ量の測定
結果に基づき重ね合わせ精度測定機の測定条件を最適化
する方法であって、 (イ)複数の第1の測定マークと、各第1の測定マーク
に隣接した第2の測定マークとを有する重ね合わせずれ
測定用パターン領域を基板上に複数形成する工程と、 (ロ)該重ね合わせずれ測定用パターン領域上に薄膜層
を形成する工程と、 (ハ)第1の測定マーク上の薄膜層を選択的に除去し、
第2の測定マーク上の薄膜層を残す工程と、 (ニ)各第1の測定マークに対して相対的な位置関係が
設計上等しい第3の測定マークを各第1の測定マークに
対応して形成し、且つ、各第2の測定マークに対して相
対的な位置関係が設計上等しい第4の測定マークを各第
2の測定マークの上方の薄膜層上に形成する工程と、 (ホ)重ね合わせ精度測定機の各種測定条件を変えて、
重ね合わせずれ測定用パターン領域の第2の測定マーク
の形状の影響を受けて形成された薄膜層の形状と、第4
の測定マークとの間の重ね合わせずれ量を、重ね合わせ
精度測定機によって測定し、重ね合わせ精度測定機の各
種測定条件に対応した第1の重ね合わせずれ量を得る工
程と、併せて、重ね合わせ精度測定機の測定条件を一定
として、重ね合わせずれ測定用パターン領域の第1の測
定マークと、第3の測定マークとの間の重ね合わせずれ
量を、重ね合わせ精度測定機によって測定し、重ね合わ
せ精度測定機の一定の測定条件に対応した第2の重ね合
わせずれ量を得る工程と、 (ヘ)重ね合わせ精度測定機の各種測定条件に対応した
第1の重ね合わせずれ量と、対応する第2の重ね合わせ
ずれ量との間の差である重ね合わせずれ量差分を求める
工程、 から成り、 かかる重ね合わせずれ量差分のばらつきが最小となる重
ね合わせ精度測定機の測定条件を選択することを特徴と
する重ね合わせ精度測定機の測定条件の最適化方法。 - 【請求項5】基板上に複数のアラインメントマークを有
するダイを複数形成し、かかるダイに形成されたアライ
ンメントマークの位置座標を露光装置が備えているアラ
インメントマーク測定方式によって測定し、アラインメ
ントマーク形状あるいは露光装置におけるアラインメン
トマーク測定方式を最適化する方法であって、 (イ)各ダイにおけるアラインメントマークの各々の設
計上の相対的な位置関係を等しくして、基板上に複数の
アラインメントマークを有するダイを複数形成した後、
かかる基板表面に感光性樹脂を塗布する工程と、 (ロ)各アラインメントマークの位置を、露光装置が備
えているアラインメントマーク測定方式によって測定
し、位置座標(Xm,Ym)を求める工程と、 (ハ)各ダイにおいて、複数のアラインメントマークの
内の1つを基準点とし、あるいは又、ダイ内の全てのア
ラインメントの位置座標の平均値を基準点として、かか
る基準点の位置座標(Xm-0,Ym-0)に対する他の各ア
ラインメントマークの相対的な位置座標(Xm-r,Ym-
r)を、位置座標(Xm,Ym)から求める工程と、 (ニ)各ダイにおいて、基準点に対する他の各アライン
メントマークの設計上の相対的な位置座標(Xd-r,Yd
-r)を計算によって求め、該位置座標(Xd-r,Yd-r)
と、前記(ハ)の工程で求めた各アラインメントマーク
の相対的な位置座標(Xm-r,Ym-r)との間の差である
相対的な位置座標差(ΔX,ΔY)を求める工程、 から成り、 かかる位置座標差(ΔX,ΔY)の複数のダイの間での
ばらつきが最小となるアラインメントマークあるいはア
ラインメントマーク測定方式を選択することを特徴とす
るアラインメントマーク形状あるいは露光装置における
アラインメントマーク測定方式の最適化方法。
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