JPH0613236Y2 - 施釉発泡セラミック製品の中間成形体 - Google Patents

施釉発泡セラミック製品の中間成形体

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JPH0613236Y2
JPH0613236Y2 JP8225288U JP8225288U JPH0613236Y2 JP H0613236 Y2 JPH0613236 Y2 JP H0613236Y2 JP 8225288 U JP8225288 U JP 8225288U JP 8225288 U JP8225288 U JP 8225288U JP H0613236 Y2 JPH0613236 Y2 JP H0613236Y2
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清貴 河西
順平 山野
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、正則的な形状をした施釉発泡セラミック製品
を得るために、変則的形状に加圧成形した中間成形体の
形状に関するものである。
〔従来の技術〕
通常、発泡製品を得る場合は、先ず、発泡材料で製品に
類似した形状の中間成形体を加圧成形し、これを発泡さ
せて所望する形状の製品を得るようにしている。またこ
のような発泡製品に、釉薬層を形成する場合は、製品形
状に類似した中間成形体を加圧成形して一旦発泡させ、
その後、この発泡体に施釉を行って焼成するようにして
いる。すなわち、発泡工程と焼成工程とを別々に行って
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
而して、発泡製品の表面が平滑である場合、加圧成形体
の表面を平滑に成形すると、発泡させたときにその平面
の中央部が膨隆するという欠点があった。すなわち、
今、直方体状の製品を得るために、発泡材料で第9図に
示すような直方体状の中間成形体1を加圧成形し、これ
を発泡させると、第10図及び第11図に示すように、製品
2の全体形状が表面張力作用により丸みを帯びて台形状
となり、しかも焼き板と接する底面2bを除く各面2a,2c,
2d,2e,2fの中央部が膨隆し、変則的な平面形状を有する
製品2となる欠点があった。なお、焼き板と接する底面
2bは、中間成形体1を焼成発泡させるときに、焼き板
(焼成台)上に載置されており、焼き板との接触摩擦抵
抗及び自重の作用により表面張力作用を受けることがな
く、中央部が膨出するようなことはない。
また施釉した発泡製品を得たい場合は、前述した通り、
一旦発泡製品2を成形した後、発泡製品2の所定の面、
例えば上面2a及び左側面2c等に施釉をし、これを焼成す
る必要がある。従って、発泡工程と施釉工程とを別々に
行わねばならず、作業性が悪かった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去した
ものであって、焼成発泡させたときの膨隆量を見越して
中間成形体を変則的な形状にすることで、焼成発泡後の
製品に正則的な形状(平滑面)を得るようにし、また焼
成と発泡とを同時に行うことのできる施釉発泡セラミッ
ク製品の中間成形体を提供せんとするものである。
而して、前記課題を解決するために本考案が採用した第
1の手段は、正則的形状をした施釉発泡セラミック製品
を得るための発泡セラミック材料を変則的な形状に加圧
成形した中間成形体であって、中間成形体の焼き板と接
する側の底面に凹部を形成し、四周側面を内方へ湾曲さ
せている。
また第2の手段は、正則的形状をした施釉発泡セラミッ
ク製品を得るための発泡セラミック材料を変則的形状に
加圧成形した中間成形体であって、中間成形体の焼き板
と接する側の底面に凹部を形成し、四周側面を内方へ湾
曲させると共に、全体を逆台形状に形成している。
〔作用〕
発泡セラミック材料を加圧して中間成形体を成形するに
際し、その後に行われる焼成発泡時の膨隆量を予め見越
して、中間成形体の底面及び四周側面に凹部を形成する
か、又は底面及び四周側面に凹部を形成し且つ全体を台
形状にすることにより、焼成発泡させた後の製品形状に
正則的な形状を得るようにしている。
〔実施例〕
以下に、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて説
明すると次の通りである。
第1図乃至第4図は、本考案の第1の実施例に係る中間
成形体11を示すものであり、第1図は正面図、第2図は
右側面図、第3図は平面図、第4図は底面図である。中
間成形体11は、火山性ガラス質鉱物からなる微細状主材
と、微粉末状発泡剤とを混合してなる無機質発泡セラミ
ック材料を、第5図及び第6図に示す乾式プレス成形機
12で加圧成形したものである。ところで、火山性鉱物と
は、坑火石,流紋岩,真珠岩,黒曜石,シラス,伊勢珪
砂等の一種又は数種をクラッシャー及びミル等を用いて
微細状に粉砕して混合したものである。また微粉末状発
泡剤とは、カーボン,炭化ケイ素等の炭化物,窒化ケイ
素等の窒化物等の一種又は数種からなる平均粒径15μm
以下の微粒なものである。
第5図及び第6図に示す乾式のプレス成形機12は、同一
の中間成形体11を同時に三個形成する場合のものであ
り、その下型13は中間成形体11の成形用空間14の底面中
央部に凸部15が形成され、また右側面から見た状態で全
体が断面逆台形状を成している。更に第6図に示す下型
13の平面図で明らかなように、各成形用空間14は中間成
形体11の四周側面を形成する面14c乃至14fの中央部が凹
んで湾曲している。このような変則的な形状を有する下
型13の成形用空間14の各部の寸法は、深さH=33mm,上
面開口部の長さL=71mm,上面開口部の幅W1=45.0m
m,底面開口部の幅W2=40mm,成形面14e及び14fの上下
の寸法差α=1.5mm,成形面14e及び14fの湾曲寸法β1=
0.5mm,成形面14c及び14dの湾曲寸法β2=0.3mmであ
る。なお、第5図において、16は上型である。
このようなプレス成形機12で加圧成形された中間成形体
11は、第1図乃至第4図で明らかな如く、その底面11b
に凹部17が形成されると共に、側面から見た全体形状が
逆台形状を成し、更に四周側面11c乃至11fは中央部が湾
曲した形状を成している。つまり、中間成形体11は、そ
の形状が変則的である。変則的形状とした理由は、製品
に正則的な形状を得るためである。なお、このことにつ
いては後述する。
無機質発泡セラミック材料で変則的形状の中間成形体11
を成形した後は、その上面11a及び左側面11c等の釉薬層
を形成したい面に施釉をする。そして、トンネル炉(図
示せず)を通過させて、1180℃の焼成温度で30時間の焼
成を行う。この焼成により、前記無機質発泡セラミック
材料は、発泡して独立気泡を形成する。また前記釉薬
は、発泡と同時にガラス化され、無機質発泡セラミック
材料と一体化する。而して、焼成発泡時にあって、中間
成形体11は底面11bを除く各面の中央部が膨隆しようと
する傾向にあり、しかも表面張力により丸みを帯て台形
状になろうとする。なお、底面11bは焼き板の上に載置
されてトンネル炉で焼成されるため、焼き板との接触摩
擦抵抗と自重によりその膨張が拘束される。然しなが
ら、本実施例における中間成形体11は予め発泡による膨
隆量を見越して変則的形状に加圧成形されている。つま
り、中間成形体11の底面11bに凹部17を形成し、且つ四
周側面11c乃至11fの中央部を凹ませて湾曲形状にしてい
る。そのため、発泡が安定し、常温へ冷却された状態で
は、第7図に示すような正則的な形状(各面が平滑な面
となる形状)の製品18が得られる。なお、この場合の製
品18は、同図の鎖線で示す位置でその非施釉面が切除さ
れ、役物タイルとして用いられる。
要するに、本実施例にあっては、発泡工程と施釉後の焼
成工程とを同時に行うことが可能であり、生産性に優れ
ている。また発泡作用を見越して中間成形体を変則的形
状にすることにより、発泡させた後の製品の形状を正則
的な形状にすることが可能である。
ところで、変則的形状の形態は、適宜の変更が可能であ
る。例えば、厚みのあまり厚くない施釉発泡セラミック
製品を得る場合、第8図に示すように、中間成形体21の
底面21bに凹部17を形成し、またその四周側面の中央部
を凹ませて湾曲形状にするだけでよい。すなわち、第1
図乃至第4図に示す中間成形体11のように、側面から見
た全体形状を逆台形状にする必要がない。その他の作用
効果は、前述した実施例の場合と同じである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案にあっては、焼成発泡工程に
おける発泡膨隆量を見越して、発泡セラミック材料を加
圧成形した中間成形体の形状を予め変則的なものとした
から、発泡させた後の製品の形状に正則的なものを得る
ことが可能である。また発泡工程と施釉後の焼成工程と
を同時に行うことができ、極めて生産性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本考案に係るものであり、第1図は
中間成形体の正面図、第2図は同右側面図、第3図は同
平面図、第4図は同底面図、第5図は乾式プレス成形機
の右側面図、第6図は同成形機の下型の平面図、第7図
は製品の正面図、第8図は別の中間成形体を示す右側面
図、第9図乃至第11図は従来技術に係るものであり、第
9図は中間成形体の正面図、第10図は製品の正面図、第
11図は製品の斜視図である。 11,21……中間成形体、11b,21b……裏面 11c乃至11f……四周側面 17……凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正則的形状をした施釉発泡セラミック製品
    を得るための発泡セラミック材料を変則的な形状に加圧
    成形した中間成形体であって、中間成形体の焼き板と接
    する側の底面に凹部を形成し、四周側面を内方へ湾曲さ
    せたことを特徴とする施釉発泡セラミック製品の中間成
    形体。
  2. 【請求項2】正則的形状をした施釉発泡セラミック製品
    を得るための発泡セラミック材料を変則的形状に加圧成
    形した中間成形体であって、中間成形体の焼き板と接す
    る側の底面に凹部を形成し、四周側面を内方へ湾曲させ
    ると共に、全体を逆台形状に形成したことを特徴とする
    施釉発泡セラミック製品の中間成形体。
JP8225288U 1988-06-20 1988-06-20 施釉発泡セラミック製品の中間成形体 Expired - Lifetime JPH0613236Y2 (ja)

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