JPH0613420Y2 - ピストンリング - Google Patents

ピストンリング

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JPH0613420Y2
JPH0613420Y2 JP1047888U JP1047888U JPH0613420Y2 JP H0613420 Y2 JPH0613420 Y2 JP H0613420Y2 JP 1047888 U JP1047888 U JP 1047888U JP 1047888 U JP1047888 U JP 1047888U JP H0613420 Y2 JPH0613420 Y2 JP H0613420Y2
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JP
Japan
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piston
ring
elastic member
riding
oil ring
Prior art date
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JP1047888U
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JPH01116262U (ja
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昭博 坂本
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はピストンリングに係り、特に弾性部材の合口
部の一端に突起部を設けるとともに、他端には突起部を
係止させる孔部を設け、オイルリング装着時の乗り上げ
防止を図るとともに、簡略な構成とし、コストの低減を
図るピストンリングに関する。
〔従来の技術〕
ピストンには3〜4本のピストンリングが嵌合されてい
る。そして、ピストンリングの上部の2〜3本のものを
コンプレッションリングと呼び、このコンプレッション
リングにより燃焼室とクランク室との気密性を保持する
とともに、ピストンの熱をシリンダに伝達させている。
また、前記ピストンリングの下部のものをオイルリング
と呼び、このオイルリングによりシリンダ内面に油膜を
作るとともに、余分な潤滑油を掻き落とすものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来のピストンリングにおいては、オイルリ
ングの合口部の乗り上げ防止を果す種々の方策がある。
例えば、第7図に示す如く、オイルリング110の合口
部116両端に塗装(矢印P部分)を施し、この塗装に
よって合口部116の乗り上げ発生状態を目視するもの
である。
また、第8図に示す如く、オイルリング110の合口部
116両端部位に孔部130、130を穿設し、この孔
部130、130に索条132を貫通させ、合口部11
6の乗り上げ防止を図るものがある。
更に、特開昭60−220263号公報や実開昭59−
121558号公報に開示されるものがある。特開昭6
0−220263号公報に記載されるものは、合口部両
端の内周部の開口部に熱硬化性合成樹脂を充填し、この
熱硬化性合成樹脂を熱硬化せしめて開口部を固着し、合
口部の乗り上げ防止を果たしている。また、実開昭59
−121558号公報に記載されるものは、オイルリン
グの谷部とこれに続く少なくとも一つの谷部とを架橋す
る架橋部材を設け、この架橋部材によって合口部の乗り
上げを防止している。
しかし、上述のオイルリングの合口部両端に塗装を施す
方策においては、合口部116の乗り上げ発生状態か否
かを目視して識別することにより、確実性がなく、しか
も合口部に乗り上げ状態が発生した際でもシリンダ内に
組付けすることができ、シリンダブロックへの追従性が
悪く、オイル消費量が大となる不都合がある。
また、合口部両端の孔部に索条を貫通させる方策や合口
部両端の内周部の開口部に熱硬化性合成樹脂を熱硬化せ
しめて開口部を固着する方策、あるいは、オイルリング
の谷部とこれに続く少なくとも一つの谷部とを架橋する
架橋部材を設けた方策においては、構成が複雑化すると
ともに、製作が困難となり、コストが大となって経済的
に不利であるという不都合がある。
〔考案の目的〕
そこでこの考案の目的は、上述不都合を除去するため
に、ピストンリングのオイルリングを所定間隔毎に一方
向に突出させるとともに両端をも一方向に突出させて形
成した略波形の弾性部材とこの弾性部材の両側端に夫々
接触する2枚の金属性薄板とからなる組合せ形状とし、
弾性部材の合口部の一端に他端側に指向する突起部を折
曲形成するとともに、他端にはこの突起部を係止させ合
口部の乗り上げを防止する孔部を設けたことにより、オ
イルリング装着時の乗り上げを確実に防止し得るととも
に、ピストンリングを簡略な構成とすることができ、コ
ストを低廉とし得るピストンリングを実現するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの考案は、ピストン上部に
嵌合されるコンプレッションリングとオイルリングとを
有するピストンリングにおいて、前記オイルリングを所
定間隔毎に一方向に突出させるとともに両端をも一方向
に突出させて形成した略波形の弾性部材とこの弾性部材
の両側端に夫々接触する2枚の金属性薄板とからなる組
合せ形状とし、弾性弾性部材の合口部の一端に他端側に
指向する突起部を折曲形成するとともに他端にはこの突
起部を係止させ前記合口部の乗り上げを防止する孔部を
設けたことを特徴とする。
〔作用〕
上述の如く構成したことにより、シリンダ上部にピスト
ンリングを嵌合させる際に、弾性部材の合口部の一端の
突起部を他端の孔部に係止させ、オイルリング装着時の
乗り上げを確実に防止するとともに、ピストンリングを
簡略な構成とし、コストを低廉としている。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1〜6図はこの考案の実施例を示すものである。第2
図において、2はピストンリングである。このピストン
リング2は、第2、3図に示す如く、ピストン4に例え
ば3本嵌合されている。そして、ピストンリング2の上
部2本が図示しない燃焼室とクランク室との気密性を保
持するとともに、ピストン4の熱をシリンダ6に伝達さ
せるコンプレッションリング8であり、前記ピストンリ
ング2の下部1本がシリンダ6内面に油膜を作るととも
に、余分な潤滑油を掻き落とすオイルリング10であ
る。
このオイルリング10を第1、5図に示す如く、所定間
隔毎に一方向、例えば外側方向に突出させるとともに両
端をも一方向に突出させて形成した略波形の弾性部材1
2と、第4図に示す如く、この弾性部材12の両側端に
夫々接触する2枚の金属性薄板14a、14bとからな
る組合せ形状に形成する。
また、前記弾性部材12の合口部16の一端16aに後
述する他端16b側に指向すべく突起部18を一体的に
折曲形成するとともに、他端16bには突起部18を係
止させる孔部20を形成する。
このとき、第5図に示す如く、前記一端16aの突起部
18の形成高さ位置を前記弾性部材12の高さHに比し
略1/2Hとするとともに、前記突起部18を一端16
aの上部中央に1箇所形成する。また、前記他端16b
の高さをHとするとともに、この他端16bの略1/2
の高さ位置、つまり前記突起部18に合致する位置に前
記孔部20を1個穿設する。
なお符号22はピストンピン、24はピストンスカー
ト、26はピストンピン22を挿入するピストンボス、
28は前記ピストン4の上部に形成されるリング溝であ
る。
次に作用について説明する。
前記ピストン4上部のリング溝28内にピストンリング
2のコンプレッションリング8とオイルリング10とを
嵌合させる際に、第5図に示す如く、弾性部材12の合
口部16の一端16aの突起部18を他端16bの孔部
20に係止させ、乗り上げを確実に防止する。
つまり、乗り上げ状態が発生した際には、第6図に示す
如く、突起部18が弾性部材12の他端16b側に重な
って乗り上げ部位の厚みhが略1.5倍に大となり、前
記シリンダ6の内径よりも大となってシリンダ6内に組
付けすることができず、乗り上げ状態の発生を確実に認
識でき、実用上有利である。
また、前記オイルリング10の弾性部材12の一端16
aに他端16b側に指向すべく突起部18を一体的に折
曲形成すると共に、他端16bには突起部18を係止さ
せる孔部20を穿設したことにより、突起部18および
孔部20を極めて容易に形成することができ、オイルリ
ング10の構成が簡略となり、コストを低廉とし得て、
経済的に有利である。
なお、この考案は上述実施例に限定されるものではな
く、種々の応用改変が可能である。
例えば、この考案の実施例においては、前記弾性部材の
合口部の一端に1個の突起部を折曲形成するとともに、
他端に1個の孔部を形成し、突起部を孔部に係止させて
合口部の乗り上げを防止すべく構成したが、一端側の突
起部や他端側の孔部を2個以上夫々形成し、合口部の乗
り上げを防止することも可能である。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した如くこの考案によれば、ピストンリ
ングのオイルリングを所定間隔毎に一方向に突出させる
とともに両端をも一方向に突出させて形成した略波形の
弾性部材とこの弾性部材の両側端に夫々接触する2枚の
金属性薄板とからなる組合せ形状とし、弾性部材の合口
部の一端に他端側に指向すべく突起部を折曲形成すると
ともに、他端にはこの突起部を係止させ合口部の乗り上
げを防止する孔部を設けたので、一端に設けた突起部に
よって乗り上げ状態が発生した際の乗り上げ部位の厚み
を大とし、前記シリンダ内への組付けを不可能として乗
り上げ状態の発生を確実に認識できるとともに、前記突
起部を孔部に係止させることによって合口部の乗り上げ
を確実に防止し得て、実用上有利である。また、前記オ
イルリングの弾性部材部材の一端に突起部を一体的に折
曲形成するとともに、他端には孔部を穿設したことによ
り、突起部および孔部を極めて容易に形成することがで
き、オイルリングの構成が簡略となり、コストを低廉と
し得て、経済的に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図はこの考案の実施例を示し、第1図はオイル
リングの弾性部材の要部拡大斜視図、第2図はピストン
の概略斜視図、第3図はシリンダ内にピストンを挿入し
た状態の概略拡大図、第4図は第3図に矢印IV部分の拡
大図、第5図はオイルリングの合口部の突起部と孔部と
の係止状態の概略拡大平面図、第6図はオイルリングの
合口部の乗り上げ発生状態の概略拡大平面図である。 第7、8図はこの考案の従来技術を示し、第7図はオイ
ルリングの弾性部材の要部拡大斜視図、第8図はオイル
リングの弾性部材の要部拡大斜視図である。 図において、2は、ピストンリング、4はピストン、6
はシリンダ、8はコンプレッションリング、10はオイ
ルリング、12は弾性部材、14a、14bは金属性薄
板、16は合口部、16a、16bは合口部の両端、1
8は突起部、20は孔部、22はピストンピン、24は
ピストンスカート、26はピストンボス、28はリング
溝、Sは所定間隔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストン上部に嵌合されるコンプレッショ
    ンリングとオイルリングとを有するピストンリングにお
    いて、前記オイルリングを所定間隔毎に一方向に突出さ
    せるとともに両端をも一方向に突出させて形成した略波
    形の弾性部材とこの弾性部材の両側端に夫々接触する2
    枚の金属性薄板とからなる組合せ形状とし、前記弾性部
    材の合口部の一端に他端側に指向する突起部を折曲形成
    するとともに他端にはこの突起部を係止させ前記合口部
    の乗り上げを防止する孔部を設けたことを特徴とするピ
    ストンリング。
JP1047888U 1988-01-30 1988-01-30 ピストンリング Expired - Lifetime JPH0613420Y2 (ja)

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JPH01116262U JPH01116262U (ja) 1989-08-04
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JP2515079Y2 (ja) * 1989-08-31 1996-10-23 株式会社リケン 鋼製組合せオイルリング

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