JPH06135155A - 感熱記録型磁気券シート - Google Patents

感熱記録型磁気券シート

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JPH06135155A
JPH06135155A JP4291786A JP29178692A JPH06135155A JP H06135155 A JPH06135155 A JP H06135155A JP 4291786 A JP4291786 A JP 4291786A JP 29178692 A JP29178692 A JP 29178692A JP H06135155 A JPH06135155 A JP H06135155A
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JP
Japan
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heat
recording layer
magnetic
ticket sheet
sensitive
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Application number
JP4291786A
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English (en)
Inventor
Makoto Motoda
誠 元田
Haruyoshi Funae
晴芳 船江
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication of JPH06135155A publication Critical patent/JPH06135155A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温多湿での耐ブロッキング性、及び感熱層
の減感の無い、保存性、磁気特性、感熱特性の良好な感
熱記録型磁気券シートを提供する事である。 【構成】 支持体の一方の面に磁気記録層、他方に感熱
記録層と保護層を設けた感熱記録型磁気券シートの保護
層として、50℃以下のガラス転移温度の高分子ラテッ
クスの存在下に、55℃以上のガラス転移温度になる疎
水性ビニル系単量体を重合させて得られる軟化点が特定
の水分散性重合物を主成分とし、好ましくは磁気記録層
に、特定範囲の分子量のポリエチレンオキサイド、ポリ
ビニルアルコール系分散剤で分散された特定の体積平均
粒子径のステアリン酸金属塩を含有させる。ステアリン
酸亜鉛であればより好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗車券、回数券、定期
券等に有効な感熱記録型磁気券シートに関し、更に詳し
くは高温多湿の環境条件下でも耐ブロッキング性が良好
で感熱層の減感も無い、保存性の良好な感熱記録型磁気
券シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗車券、回数券、定期券等のチケ
ット類の自動販売化が進められている。その際に用いら
れるチケット類は支持体の片面に磁気記録層、もう一方
の面に電子写真方式、静電記録方式、ジアゾ複写方式、
キレート方式等の記録層が設けられている。しかしこれ
らの方式では装置が複雑で大型になりコストも高くな
る。これらの欠点を改良する為に染料前駆体と酸性物質
を発色成分とした感熱記録方式が用いられるようになっ
た。しかしながら感熱記録方式ではトルエン、メチルエ
チルケトン等の有機溶剤で感熱記録層の白紙部分が発色
したり、消しゴム、塩化ビニル等に含まれるフタル酸ジ
ブチル、フタル酸ジオクチル等の可塑剤や整髪料により
発色部分が消えたり、水に濡れた発色部分が擦れにより
消えたりする場合が有る。又、マジックインキや蛍光ペ
ンで発色部分が変色したり白紙部分が発色する場合や発
色時に熱ヘッドと感熱記録シートが粘着するスティッキ
ング現象や熱ヘッドへのカスの蓄積による発色不良が発
生する事も有る。近年では有機溶剤、薬品等に対する保
存安定性の改良も含め感熱記録層上に保護層を設けた
り、芳香族イソシアネートとイミノ化合物の発色成分を
使用した感熱記録方式も用いられるようになった。
【0003】また、磁気記録の高密度化が進むにつれて
強磁性体粉末の微粒化が進められているが、それに伴っ
て更なる分散安定化が要求され、結合剤、増粘剤等によ
り対応されている。しかしながらそれらの増粘剤等と磁
性粉、結合剤等が凝集を起こし、磁気特性が劣るなど全
ての特性を満足する増粘剤は無い。例えばポリエチレン
オキサイドは良好な分散安定性を有しているが、感熱記
録層を減感させ、高温高湿時に磁気記録層と感熱記録層
又は感熱記録層上の保護層とがくっつく、いわゆるブロ
ッキングを発生させるという欠点を有している。特に水
性結合剤は有機溶剤を含まない為、環境、防火、人の健
康上有益であるがブロッキングをおこしやすい。感熱記
録型磁気券シートは発売される迄はロール状で取り扱わ
れる為、巻き込み状態で対向する磁気層と感熱記録層又
は感熱記録層上の保護層とが高温高湿下でブロッキング
を起こしやすく、磁気記録層の減感性物質が感熱層に転
移しやすい。その為、他の特性が良好でもブロッキング
性、減感性等の保存安定性が悪いと感熱記録型磁気券シ
ートには用いられなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高温高湿の
条件でもブロッキングを起こさない、感熱層を減感させ
ない、保存安定性に優れ、磁気特性、感熱特性良好な感
熱記録型磁気券シートを提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの問
題を解決すべく鋭意検討した結果、感熱記録層上の保護
層に、ガラス転移温度50℃以下の高分子ラテックスの
存在下で、ガラス転移温度55℃以上である少なくとも
1種類の疎水性ビニル系単量体を主体に重合して得られ
る軟化点200〜350℃の水分散性重合物を主成分と
する事により、好ましくは磁気記録層に、重量平均分子
量10万〜150万であるポリエチレンオキサイドを強
磁性体粉末の2〜18重量%含有させ、ポリビニルアル
コール系分散剤で分散された体積平均粒子径が0.5〜
2.5μmのステアリン酸金属塩を強磁性体粉末の2重
量%以上含有させる事により、より好ましくはステアリ
ン酸亜鉛を用いる事により、諸特性が良好な感熱記録型
磁気券シートが得られる事を見いだした。
【0006】本発明の感熱記録層の保護層に用いる水分
散性重合物は高分子ラテックスに疎水性ビニル単量体が
重合されている。構造的にはコア−シェル構造を有して
おり、コア部分は比較的軟らかいラテックスを使用し、
シェル部は比較的硬い重合物であり、その組成物の軟化
点を特定の範囲にする事によりコア部で感熱記録層の耐
薬品性、耐可塑剤性、耐水性を向上させ、シェル部で熱
ヘッドとの耐スティッキング性、磁気記録層との耐ブロ
ッキング性の改良に効果を有する為と思われる。コア部
のガラス転移温度が50℃より高いと熱発色性、印刷適
性が劣り、下限は特に無いが本発明の水分散性重合物の
軟化点の下限により制限され、−30℃程度が下限にな
る。シェル部のガラス転移温度は本発明の水分散性重合
物の軟化点の範囲でおおよそ決まるが、ガラス転移温度
が55℃より低いと耐スティッキング性、耐ブロッキン
グ性が劣るようになる。尚、本発明の重合物の軟化点が
200℃より低いと十分な耐スティッキング性、耐ブロ
ッキング性が得られない。350℃より高いと十分な表
面強度、印刷適性が得られなくなる。本発明の感熱記録
層上の保護層は2層以上でも良くその場合は少なくとも
最上層に本発明の水分散性重合物を主成分とする保護層
を設ける。
【0007】本発明のガラス転移温度とは重合物がガラ
ス状の固い状態からゴム状に変化する温度であり、比熱
や比容積の温度変化により測定され、比熱、比容積が転
移温度で急速に変化する。測定法は示差熱分析法(DT
A法)、示差走査熱量測定法(DSC法)が利用され
る。軟化点は物質が加熱により変形、軟化を起こし始め
る温度であり、ガラス転移温度と同じくDTA法、DS
C法が利用される。尚、DTA法、DSC法で測定され
た軟化点のピークが複数有る場合にはスティッキング
性、ブロッキング性に影響の深い重合物のシェル部の軟
化点である最も高い温度を採用する。ガラス転移温度の
例は「高分子材料便覧」(高分子学会編集)にガラス転
移点として、「化学大辞典」(化学大辞典編集委員会編
集)にはガラス転移温度として記載されている。
【0008】本発明の水分散性重合物の重合時に用いる
高分子ラテックスとはスチレン−ブタジェン共重合体、
メタクリル酸メチル−ブタジェン共重合体、メタクリル
酸メチル−スチレン−ブタジェン共重合体、アクリルニ
トリル−ブタジェン共重合体、スチレン重合体、イソプ
レン重合体、ブタジェン重合体、酢酸ビニル−エチレン
共重合体、塩化ビニル重合体、塩化ビニリデン重合体
等、及びそれらの誘導体の中でガラス転移温度が50℃
以下のものである。本発明の水分散性重合物の重合時に
用いる疎水性ビニル系単量体とは、重合によりガラス転
移温度が55℃以上の疎水性の重合物を生成するもので
あり、具体的には、スチレン、メチルスチレン等の芳香
族ビニル化合物、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸イソプロピル等のメタクリル酸エス
テル、アクリルニトリル、メタクリルニトリル等のニト
リル化合物、アクリル酸p−カルボメトキシフェニル、
アクリル酸2,4−ジクロロフェニル、メタクリル酸グ
リシジルメチロールアクリルアミド等のアクリル化合
物、塩化ビニル等が挙げられる。尚、水溶性ビニル系単
量体を本発明の水分散性重合物の重合時に使用する高分
子ラテックスに予め共重合させておくか、高分子ラテッ
クスと疎水性ビニル単量体と重合させる時に併用する事
により重合物の水分散性、耐可塑剤性等を改良する事が
可能である。具体例としては、アクリルアミド、メタク
リルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸
ジメチルアミノエチル、ジメチルアミノプロピルメタク
リルアミド等が挙げられる。本発明の水分散性重合物は
従来公知の重合法によって得られる。例えば、過硫酸ア
ンモニウム、過硫酸カリウム等の過酸化物を用いるラジ
カル重合、過酸化物とチオ硫酸ソーダ等の還元剤の併用
等で行うレドックス法などが挙げられる。
【0009】本発明の磁気記録層には特定の重量平均分
子量のポリエチレンオキサイドを特定の範囲の含有比率
で用いると好ましいがその理由は、分子量が10万より
小さいか、強磁性体粉末に対する含有比率が2重量%未
満であると磁性体粉末の分散安定性や磁気記録層塗工液
の塗工適性が十分でなく、分子量が150万を超える
か、含有比率が18重量%を超えると分散安定性は良好
であるが塗工適性に劣るようになる。又、理由は不明で
あるがステアリン酸金属塩はポリビニルアルコール系分
散剤で分散されたものがブロッキングに効果が有り、ア
クリル酸塩系、アクリルアミド系、セルロース系、スル
ホン酸系、脂肪族アミンの分散剤では効果が得られにく
い。予想としては磁気記録層塗抹後乾燥過程でのステア
リン酸金属塩の表面層へのマイグレーション性が異なる
為と思われる。ステアリン酸金属塩の含有量は好ましく
は強磁性体粉末の2重量%以上であり、2重量%より少
なければポリエチレンオキサイド添加量が多い場合等で
の充分なブロッキング改良効果が得られにくい。上限は
特に無いが磁気記録層における強磁性体粉末の重量比率
が50%より低くなれば磁気特性が劣るようになるので
好ましくない。ステアリン酸金属塩の体積平均粒子径は
0.5μから2.5μが好ましく、マイグレーション性
からと思われる。ステアリン酸金属塩を好ましい粒子径
にする分散機としてはボールミル、サンドミル、ダイノ
ミル、アトライター、コロイドミル等が利用出来る。
【0010】本発明の磁気記録層は強磁性体粉末をポリ
ウレタン系、酢酸ビニル系、塩化ビニル系、ポリアクリ
ル系、スチレンブタジェン系等の水溶性、水分散性の水
性結合剤、ポリエチレンオキサイド、カルボキシメチル
セルロース、ステアリン酸金属塩、ワックス、その他の
添加剤と共に均一分散させた磁性塗料を紙等の支持体上
に塗工、又は印刷する事により得られる。ステアリン酸
金属塩を分散するポリビニルアルコール系分散剤として
は各種鹸化度のポリビニルアルコールの他にカチオン変
性又はアニオン変性のポリビニルアルコール誘導体が用
いられる。強磁性体粉末としてはγフェライト、ストロ
ンチウムフェライト、コバルト含有フェライト等が用い
られるが、磁気記録情報が通常の磁石で消去されない為
には保磁力が1500から5000エルステッドのバリ
ウムフェライト、ストロンチウムフェライトが多く使用
される。尚、磁性体粉末の分散にポリアクリル酸系の塩
等が使用可能である。ワックスとしてはパラフィンワッ
クス、ポリエチレンワックス、高級脂肪酸アルコール、
高級脂肪酸アミドが使用される。
【0011】本発明の感熱記録層に使用される無色、又
は淡色の染料前駆体、酸性物質、芳香族イソシアネート
化合物、イミノ化合物及び結合剤は従来公知のものが使
用される。
【0012】染料前駆体としては、クリスタルバイオレ
ットラクトン、3−インドリノ−3−p−ジメチルアミ
ノフェニル−6−ジメチルアミノフタリド、3−ジエチ
ルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−5−メチル−7−t−ブチルフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−p−ブチル
アニリノフルオラン、2−(N−フェニル−N−エチ
ル)アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベ
ンジルアミノフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−
6−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−キシリジノフルオラン、2−アニリノ−3−メ
チル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラ
ン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ピロリジノ−7−シクロヘキシルアミノフル
オラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−トルイジノ
フルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−メチルシクロヘキシルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノ)フルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ンが使用される。
【0013】酸性物質としては、4,4’−イソプロピ
リデンジフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス
(2−クロルフェノール)、4,4’−イソプロピリデ
ンビス(2−ターシャリーブチルフェノール)、4,
4’−セカンダリーブチリデンジフェノール、4,4’
−(1−メチル−ノルマル−ヘキシリデン)ジフェノー
ル、4−フェニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノ
ール、メチル−4−ヒドロキシベンゾエート、フェニル
−4−ヒドロキシベンゾエート、4−ヒドロキシアセト
フェノン、サリチル酸アニリド、4,4’−シクロヘキ
シリデンジフェノール、4,4’−シクロヘキシリデン
ビス(2ーメチルフェノール)、4,4’−ベンジリデ
ンジフェノール、4,4’−チオビス(6−ターシャリ
ーブチル−3−メチルフェノール)、4,4’−イソプ
ロピリデンビス(2−メチルフェノール)、4,4’−
エチレンビス(2−メチルフェノール)、4,4’−シ
クロヘキシリデンビス(2−イソプロピルフェノー
ル)、2,2’−ジヒドロキシジフェニル、2,2’−
メチレンビス(4−クロロフェノール)、2,2’−メ
チレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、1,1’−ビス(4−ヒドロキシフェノール)−
シクロヘキサン、2,2’−ビス(4’−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、ノボラック型フェノール樹脂、ハロ
ゲン化ノボラック型フェノール樹脂、αナフトール、β
ーナフトール、3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸、
3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸、3−メチ
ル−5−t−ブチルサリチル酸、フタル酸モノアニリ
ド、パラエトキシ安息香酸、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)スルフォン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロピ
ルオキシジフェニルスルフォン、2,4’−ジヒドロキ
シジフェニルスルフォン、ジ−(3−アリル−4−ヒド
ロキシフェニル)スルフォン、パラベンジルオキシ安息
香酸、パラヒドロキシ安息香酸ベンジルエステルが使用
される。
【0014】芳香族イソシアネート化合物としては、
2,6−ジクロロフェニルイソシアネート、p−クロロ
フェニルイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシ
アネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、1,
3−ジメチルベンゼン−4,6−ジイソシアネート、
1,4−ジメチルベンゼン−2,5−ジイソシアネー
ト、1−メトキシベンゼン−2,4−ジイソシアネー
ト、1−メトキシベンゼン−2,5−ジイシシアネー
ト、1−エトキシベンゼン−2,4−ジイソシアネー
ト、ジフェニルエーテル−4,4’−ジイソシアネー
ト、ナフタレン−1,4−ジイソシアネート、ナフタレ
ン−1,5−ジイソシアネート、ナフタレン−1,3,
7ートリイソシアネート、ビフェニル−2,4,4’−
トリイソシアネート、4,4’,4”−トリイソシアネ
ート−2,5−ジメトキシトリフェニルアミン、p−ジ
メチルアミノフェニルイソシアネート等がある。これら
のイソシアネート基は必要に応じてフェノール類、ラク
タム類、オキシム類等との付加化合物であるいわゆるブ
ロックイソシアネートのかたちで用いてもよくジイソシ
アネートのかたちで用いてもよいがイソシアネート基が
全てブロック化されている場合は効果が現れない場合が
ある。
【0015】イミノ化合物としては、3−イミノインド
リン−1−オン、3−イミノ−4,5,6,7−テトラ
クロロイソインドリン−1−オン、3−イミノ−4,
5,6,7−テトラブロモインドリン−1−オン、3−
イミノ−4,5,6,7−テトラフルオロイソインドリ
ン−1−オン、3−イミノ−5,6−ジクロロイソイン
ドリン−1−オン、3−イミノ−4,5,7−トリクロ
ロ−6−メトキシ−イソインドリン−1−オン、1−エ
トキシ−3−イミノイソインドリン、1,3−ジイミノ
イソインドリン、1,3−ジイミノ−4,5,6,7−
テトラクロロインドリン、1,3−ジイミノ−6−メト
キシイソインドリン、1,3−ジイミノ−6−シアノイ
ソインドリン、1,3−ジイミノ−4,7−ジチオ−
5,5,6,6−テトラヒウドロイソインドリン、1−
イミノナフタル酸イミド、1−イミノジフェン酸イミ
ド、1−(5’,6’−ジクロロベンゾチアゾリル−
2’−イミノ)−3−イミノイソインドリン、1−
(6’−メチルベンゾチアゾリル−2’−イミノ)−3
−イミノイソインドリン、3−イミノ−1−スルホ安息
香酸イミド、3−イミノ−1−スルホ−6−クロロ安息
香酸イミド、3−イミノ−1−スルホ−5−ブロモナフ
トエ酸イミド、3−イミノ−2−メチル−4,5,6,
7−テトラクロロイソインドリン−1−オン等がある。
【0016】結合剤としては、酸化澱粉、リン酸エステ
ル化澱粉、エーテル化澱粉等の澱粉類、ヒドロキシエチ
ルセルロース、メチレンセルロース、ポリビニルアルコ
ール、スチレンーアクリル、ポリアクリルアミド、カル
ボキシメチルセルロース、アラビアゴム、カゼイン等の
水溶性結合剤及びそれらの誘導体、スチレンーブタジェ
ン系ラテックス、ポリアクリル系ラテックス等のラテッ
クス類が使用される。
【0017】感熱記録層には感度向上の為に増感剤が使
用出来、2−ベンジルオキシナフタレン等の芳香族エー
テル類、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル等の
シュウ酸エステル類、安息香酸やテレフタル酸のエステ
ル類、ナフタレンスルフォン酸エステル類、ナフチルエ
ーテル類、p−ベンジルビフェニル等の芳香族系、フェ
ナントレン等が挙げられる。感熱発色層に使用される顔
料としてはケイソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリ
ン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、
酸化亜鉛、酸化ケイ素、水酸化アルミニウム、尿素ーホ
ルマリン樹脂等が挙げられる。その他、添加剤としては
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級脂
肪酸金属塩、パラフィン、酸化パラフィン、ポリエチレ
ン、酸化ポリエチレン等のワックス類、ジオクチルスル
ホコハク酸塩等の湿潤剤、ヒンダードフェノール等の保
存性改良剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系
などの紫外線吸収剤、さらに界面活性剤、蛍光染料等が
用いられる。
【0018】感熱発色層上に設ける保護層は本発明の特
定の水分散性重合物が主成分であるが、本発明の効果を
損なわない範囲で他の水性樹脂を併用しても良い。例え
ば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリルアマイド、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、スチレンーブタジェン系重
合体、澱粉類及びそれらの誘導体が挙げられる。又、ホ
ルマリン、グリオキザール、メラミン、ポリアミド樹
脂、エピクロヒドリン等のエポキシ系の耐水化剤、カオ
リン、焼成カオリン、クレー、タルク、シリカ、酸化チ
タン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アル
ミニウム等の無機顔料、ポリスチレン、ポリアクリル
系、尿素−ホルマリン等の有機顔料、高級脂肪酸金属
塩、パラフィン、ポリエチレン等の滑剤、消泡剤、界面
活性剤等が適宜添加される。
【0019】本発明に用いられる磁気記録層等が設けら
れる支持体としては紙が用いられるが、合成紙、金属
箔、ポリエチレン等によるラミネート紙、ポリエチレン
テレフタレート等のフィルム、等を単独、あるいは組み
合わせたシートを用いる事も出来る。磁気記録層、感熱
記録層、保護層の塗工に用いる装置は、エアーナイフコ
ーター、グラビアコーター、ロールコーター、ロッドコ
ーター、カーテンコーター、ダイコーター、リップコー
ター、ブレードコーター、等が用いられる。特に磁気記
録層、感熱記録層にアンダーコートを設ける場合は紙の
抄紙工程で使用されるサイズプレス装置、ゲートロール
装置等も用いられる。又、オフセット、シルクスクリー
ン等の印刷法も用いられる。更に塗工した物の表面平滑
性を改良するためにマシンカレンダー、スーパーカレン
ダー、グロスカレンダー、ブラッシング等が利用され
る。
【0020】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例中の部、及び%は重量部、及び重量%を、
平均粒子径はレーザー回折法で測定した体積平均粒子径
を示す。
【0021】実施例1 磁気記録層塗液の作成 以下の配合をボールミルで一昼夜分散し磁気記録層塗液
を調整した。 バリウムフェライト(戸田工業社製、MC127) (固形)100部 ウレタンーアクリル系樹脂 (固形) 30部ホ゜リエチレンオキサイト゛ (住友精化社製、重量平均分子量30万) (固形) 5部 ステアリン酸亜鉛(ホ゜リヒ゛ニルアルコール分散、平均粒子径0.9μ)(固形)10部 水 200部
【0022】 感熱記録層塗液の作成 (A)液 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン(固形) 12部 10%ホ゜リヒ゛ニルアルコール水溶液(日本合成化学社製、NM11)(固形1.8部) 18部 水 30部 (B)液 4,4’−イソプロピリデンジフェノール (固形) 40部 p−ベンジルビフェニル (固形) 40部 ステアリン酸亜鉛 (固形) 20部 10%ポリビニルアルコール水溶液(NM11)(固形 5部) 50部 水 100部 (A)液と(B)液を別々にサンドグラインダーにて平
均粒子径が約2μとなるまで分散し、次の配合で感熱層
塗液を調整した。 炭酸カルシウム(白石工業製 Brt15)(固形) 8部 (B)液 30部 10%ポリビニルアルコール水溶液(NM11) 40部 (A)液 12部 水 100部
【0023】保護層塗液の作成 スチレン−ブタジェン−メタクリル酸メチル−アクリル
酸の高分子ラテックス(ガラス転移温度、5℃)の存在
下にメタクリル酸メチル、アクリルニトリル及びメタク
リルアミドを重合して水分散性重合物Lを得た。(軟化
点、235℃) 次の配合で保護層塗液を調整した。 20%水分散性重合物水分散液 100部 炭酸カルシウム (固形) 2部 20%ステアリン酸亜鉛分散液 2部 エポキシ系架橋剤(固形分20%) 2部 水 50部
【0024】坪量160g/m2の紙の片面に磁気記録
層塗液を固形分で30g/m2塗工し磁場配向後乾燥し
た。続いて他の面に感熱記録層塗液を固形で6g/m2
塗工、乾燥し、保護層を固形で2g/m2塗工、乾燥し
てスーパーカレンダー処理して本発明の感熱記録型磁気
券シートを得た。
【0025】実施例2 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてステアリン酸
亜鉛の量を2部(強磁性体粉末量の2重量%)にする以
外は同様にして感熱記録型磁気券シートを得た。
【0026】実施例3 実施例1の磁気記録塗液の作成においてステアリン酸亜
鉛の量を30部(強磁性体粉末量の30重量%)にする
以外は同様にして感熱記録型磁気券シートを得た。
【0027】実施例4 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてステアリン酸
亜鉛の代わりにステアリン酸カルシウム(ポリビニルア
ルコール分散 平均粒子径0.9μ)を用いる以外は同
様にして感熱記録型磁気券シートを得た。
【0028】実施例5 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてポリビニルア
ルコール分散のステアリン酸亜鉛を平均粒子径が0.9
μに代えて0.4μのものを用いる以外は同様にして感
熱記録型磁気券シートを得た。
【0029】実施例6 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてポリビニルア
ルコール分散のステアリン酸亜鉛を平均粒子径が0.9
μに代えて2.2μのものを用いる以外は同様にして感
熱記録型磁気券シートを得た。
【0030】実施例7 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてポリビニルア
ルコール分散のステアリン酸亜鉛を平均粒子径が0.9
μに代えて3.0μのものを用いる以外は同様にして感
熱記録型磁気券シートを得た。
【0031】実施例8 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてポリエチレン
オキサイドを重量平均分子量が30万に代えて12万の
ものを用いる以外は同様にして感熱記録型磁気券シート
を得た。
【0032】実施例9 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてポリエチレン
オキサイドを重量平均分子量が30万に代えて130万
のものを用いる以外は同様にして感熱記録型磁気券シー
トを得た。
【0033】実施例10 実施例1の保護層塗液の作成に用いる水分散性重合物L
に代えてアクリルニトリル−アクリル酸−スチレン−ブ
タジェンの高分子ラテックス(ガラス転移温度、41
℃)の存在下にアクリルニトリルとメタクリルアミドを
重合して得た水分散性重合物(軟化点325℃)を用い
る以外は同様にして感熱記録型磁気券シートを得た。
【0034】実施例11 実施例1の感熱記録層塗液の代わりに以下の配合で調整
し、感熱記録層を塗工した以外は実施例1と同様にして
感熱記録型磁気券シートを得た。 1,3'-シ゛イミノ-4,5,6,7-テトラクロロイソイント゛リン 15部 4,4',4"-トリイソシアネート-2,5-シ゛メトキシトリフェニルアミン 10部 ステアリン酸アミド 5部 2−メトキシ−5−N,N−ジエチルスルファモイルアニリン 0.5部 ポリビニルアルコール 20部 炭酸カルシウム 30部 ステアリン酸亜鉛 10部
【0035】実施例12 実施例1の磁気記録層塗液の作成において、ポリビニル
アルコールの代わりにポリアクリル酸アミドで分散した
ステアリン酸亜鉛(平均粒子径、0.9μm)を用いた
以外は同様にして感熱記録型磁気券シートを得た。
【0036】実施例13 実施例1の磁気記録層途液の作成においてステアリン酸
亜鉛を抜いた以外は同様にして感熱記録型磁気券シート
を得た。
【0037】実施例14 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてポリエチレン
オキサイドとステアリン酸亜鉛を抜いた以外は同様にし
て感熱記録型磁気券シートを得た。
【0038】比較例1 実施例1の保護層塗液の作成に用いる水分散性重合物L
に代えてメタクリル酸メチル−スチレン−アクリル酸の
高分子ラテックス(ガラス転移温度65℃)の存在下で
メタクリル酸メチルとアクリルニトリルを重合して得ら
れた軟化点が245℃の水分散性重合物を用いた以外は
同様にして感熱記録型磁気券シートを得た。
【0039】比較例2 実施例1の保護層塗液の作成において水分散性重合物L
の重合時に用いたメタクリル酸メチル、アクリルニトリ
ル及びメタクリルアミドの代わりにアクリル酸メチル、
メタクリル酸メチル、ブタジェンを用いる以外は同様に
して軟化点が175℃の水分散性重合物を得、水分散性
重合物Lに代えて用いた以外は同様にして感熱記録型磁
気券シートを得た。
【0040】比較例3 実施例1の保護層塗液の作成において水分散性重合物L
に代えてポリビニルアルコール(軟化点230℃)を用
いた以外は同様にして感熱記録型磁気券シートを得た。
【0041】比較例4 実施例1の磁気記録層塗液の作成においてポリエチレン
オキサイドに代えて重量平均分子量が8万のポリエチレ
ングリコールを用いた以外は同様にして感熱記録型磁気
券シートを得た。
【0042】以上、実施例1から14、比較例1から4
で得られた感熱記録型磁気券シートを以下の方法で評価
した。評価結果を表1に示す。 (スティッキング性)大倉電機製発色機で熱発色性評価
時の音と発色部分の白抜け、発色部分の縮みにより評価
した。○:スティッキング無し、△:ややスティッキン
グ有るが使用可、×:スティッキング大で使用不可。 (ブロッキング性)50℃、90%RHの条件で感熱記
録形磁気券シートの磁気記録層と感熱記録層を重ね合わ
せ、1kg/cm2の圧を加えて一昼夜放置 する。その
後はがして磁気記録層、感熱記録層のはがれの程度を以
下で評価する。○:はがれ無し、△:ややはがれ有るが
使用可、×:はがれ多し。 (角形比)BHカーブトレーサーを使用し、シートの磁
気記録層の配向方向の飽和磁束密度Bmと残留磁束密度
Brを測定し、両者の比Br/Bmを求めた。数値の大
きいほど磁性体粉末の分散性が優れている。表1では%
で表している。 (減感性)50℃、90%RHの条件で感熱記録形磁気
券シートの磁気記録層と感熱記録層を重ね合わせ100
g/cm2の圧を加えて一昼夜放置する。処 理前後のシ
ートの感熱層を加熱発色させて比較し発色濃度の低下を
評価した。○:処理前後で差無し、△:処理前後でやや
差有り、×:処理前後で差大。 (耐水性)感熱記録層を加熱発色させた感熱記録型磁気
券シートを20℃の水中に一昼夜放置し発色濃度の低下
を評価する。○:変化なし、△:やや濃度低下有り、
×:濃度低下大。 (耐可塑剤性)感熱記録層を熱発色させたシートにラッ
プフィルムを3枚重ねて荷重をかけて50℃、90%R
Hの条件で一昼夜放置する。処理後の発色部の濃度低下
の程度で評価。○:処理前後で差無し、△:処理後濃度
低下がやや有り、×:濃度低下大。 (印刷適性)RI印刷機(明製作所製)にてオフセット
印刷用インキで印刷し、シート表面のはがれを目視で評
価。○:はがれ無し、△:ややはがれあるが使用可のレ
ベル、×:はがれ大。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明の感熱記録型磁気券シートはブロ
ッキング性は良好で感熱層の減感も無く、磁気特性、感
熱特性、保存性が優れている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の一方の面上に強磁性体粉末と水
    性結合剤を主成分とする磁気記録層を設け、もう一方の
    面に感熱記録層と保護層を順次設けた感熱記録型磁気券
    シートにおいて、該保護層が、ガラス転移温度50℃以
    下の高分子ラテックスの存在下で、重合物のガラス転移
    温度55℃以上である少なくとも1種類の疎水性ビニル
    系単量体を主体に重合して得られる軟化点200〜35
    0℃の水分散性重合物を主成分とする事を特徴とする感
    熱記録型磁気券シート。
  2. 【請求項2】 磁気記録層に、重量平均分子量が10万
    〜150万であるポリエチレンオキサイドを強磁性体粉
    末の2〜18重量%含有する事を特徴とする請求項1記
    載の感熱記録型磁気券シート。
  3. 【請求項3】 磁気記録層に、ポリビニルアルコール系
    分散剤で分散され、レーザー回折法による体積平均粒子
    径が0.5〜2.5μmであるステアリン酸金属塩を強
    磁性体粉末の2重量%以上含有する事を特徴とする請求
    項1又は2記載の感熱記録型磁気券シート。
  4. 【請求項4】 ステアリン酸金属塩が、ステアリン酸亜
    鉛である請求項3記載の感熱記録型磁気券シート。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100417528C (zh) * 2006-05-10 2008-09-10 中国乐凯胶片集团公司 一种热敏磁记录纸

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