JPH06206376A - 感熱記録シート - Google Patents

感熱記録シート

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JPH06206376A
JPH06206376A JP50A JP354793A JPH06206376A JP H06206376 A JPH06206376 A JP H06206376A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 354793 A JP354793 A JP 354793A JP H06206376 A JPH06206376 A JP H06206376A
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JP
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water
heat
layer
polymer
protective layer
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JP50A
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English (en)
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Makoto Motoda
誠 元田
Haruyoshi Funae
晴芳 船江
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発色性、耐スティッキング性が良好で、耐可
塑剤性、耐水性等の画像保存性、印刷適性に優れた感熱
記録シートを提供することである。 【構成】 支持体上に感熱記録層、保護層を順次積層し
た感熱記録シートで、感熱記録層に、バインダ−成分と
してポリヒドロキシ化合物と50℃以下のガラス転移温
度の高分子ラテックスと特定の疎水性ビニル系単量体主
体で重合した水分散性重合物で、その軟化点が150〜
260℃の水分散性重合物、保護層として50℃以下の
ガラス転移温度の高分子ラテックスと特定の疎水性ビニ
ル系単量体主体で重合した水分散性重合物で、その軟化
点が保護層1層の場合は、200〜350℃、2層以上
の場合は、下層に150〜260℃の範囲のものを主成
分として使用し、好ましくは最上層に、軟化点が200
〜350℃の保護層1層の場合の特定の水分散性重合物
を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録シートに関
し、更に詳しくは、発色性、耐スティッキング性が良好
で、耐可塑剤性、耐水性等の画像保存性、印刷適性に優
れた感熱記録シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、熱により発色する感熱記録シート
は、ファクシミリ、ワープロ、プロッター、ラベル用等
に広く用いられている。その理由は、印字方式が熱によ
る瞬間的な化学反応により発色画像を得るものであり、
装置も小型で記録スピードも速く、騒音、環境汚染も少
なく、コストが安い等の利点が有るためである。ところ
が、通常用いられている染料前駆体、酸性物質を発色成
分とした感熱記録方式では、トルエン、メチルエチルケ
トン等の有機溶剤で白紙部分が発色する他、消しゴム、
塩化ビニル等の合成樹脂の可塑剤として用いられている
フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル等や整髪料によ
り発色部分が消えたり、水による消色や水に濡れた部分
の擦れにより消色する場合が有る。又、マジックイン
キ、蛍光ペン等を用いた場合の発色部の変色、白紙部の
発色の問題が発生したり、発色させる場合に、熱ヘッド
と感熱記録層が粘着するスティッキング現象や熱ヘッド
へのカスの蓄積による発色不良が発生することも有る。
更に、ラベル用、ATM/CD用等では、表層に印刷す
る場合が多く、表面強度等の印刷適性が要求される。
【0003】これらの欠点の内、有機溶剤、薬品等に対
する保存安定性を改良する為に、通常感熱記録層に用い
られる染料前駆体と酸性物質を発色成分とした記録方式
に替えて、芳香族イソシアネートとイミノ化合物の発色
成分を使用した感熱記録方式も用いられるようになっ
た。(特開昭58−38733号公報、特開昭58−1
04959号公報等) 又、感熱記録層上に、水溶性高分子物質、水分散性高分
子物質等を主成分とする保護層を設けて上記の欠点を改
良する提案が種々なされている。(特開昭55−955
93号、同57−188392号、同58−12289
2号、同59−1797号、同59−45191号、同
60−115484号、同62−42884号等の各公
報)。しかし、これらの水溶性高分子物質等を保護層に
設けた場合でも、少量では十分な耐薬品性が得られない
為、保護層の量を増やす必要から、発色させた場合の濃
度が低下し、発色画像が不鮮明になる場合や、耐薬品性
は得られるが耐水性に劣る場合、印刷適性に劣ったり、
熱発色時に問題が発生する場合等の欠点を有し、満足な
感熱記録シートは得られなかった。又、オフセット印刷
を感熱記録シ−ト表面に行う場合には、表面強度が弱い
とピッキングが発生し、印刷上がりが悪くなる他、ブラ
ンケト部等へカスが堆積し、作業性が劣る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、発色性が良
好で耐可塑剤性、耐水性等の画像保存性に優れ、印刷
時、熱発色時の問題も無い感熱記録シートを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題を解決すべく鋭意検討した結果、感熱記録シートの
感熱記録層に、水分散性重合物を全バインダ−の20重
量%以上用い、好ましくは、ポリヒドロキシ化合物を全
バインダ−の20〜80重量%共用し、保護層として、
ガラス転移温度50℃以下の高分子ラテックスの存在下
で、重合物のガラス転移温度55℃以上である少なくと
も1種類の疎水性ビニル系単量体を主体に重合して得ら
れる水分散性重合物Yで、軟化点200〜350℃のも
のを保護層の主成分として用いるか、同様にして得られ
る水分散性重合物Xで、軟化点150〜260℃のもの
を下層に用い、最上層には軟化点200〜350℃の水
溶性高分子或は高分子ラテックスを用いることにより、
好ましくは、最上層に下層と同様にして得られた軟化点
200〜350℃の水分散性重合物Yを用いることによ
り発色性、印刷適性が良好で、耐水性、耐薬品性等の画
像保存性が向上した感熱記録シートが得られた。
【0006】その理由は、不明であるが、高分子ラテッ
クスに疎水性ビニル単量体が重合されており、得られた
組成物は、構造的にはコア−シェル構造を有しており、
コア部分は比較的軟らかいラテックスを使用し、シェル
部は比較的硬い重合物であり、その組成物の軟化点を特
定の範囲にすることにより、コア部で耐薬品性、耐可塑
剤性、接着強度、耐水性の向上に効果を有し、シェル部
で耐スティッキング性の向上と共に、耐薬品性、耐可塑
剤性の向上にも効果を有する為と予想される。感熱記録
層のバインダ−に、本発明のコア−シェル構造の水分散
性重合物を用いることにより、コア部による印刷適性向
上、シェル部により発色性が良好であるのに加え、接着
強度が強いので、バインダ−量を減らすことが可能であ
り、更に、発色性には良い方向になる為であろう。ま
た、保護層の最上層と下層で、特定の範囲の軟化点の重
合物を使い分けることにより、特性上で調和が取れる為
と考えられる。特に、最上層の保護層に使用する重合物
の軟化点が低いと、発色時にスティッキングが発生する
し、高すぎると接着強度が劣り印刷適性に問題が発生す
る。保護層が1層では、本発明の特定の水分散性重合物
で、軟化点200〜350℃のものが主成分として使用
出来、保護層が2層以上では、下層に本発明の特定の水
分散性重合物で、軟化点150〜260℃のものを主成
分にすることにより、最上層の主成分として軟化点の範
囲が200〜350℃の従来公知の水分散性重合物或は
水溶性重合物も使用出来るが、好ましくは、最上層に
も、1層の場合に使用する本発明の特定の水分散性重合
物を使用することにより、耐可塑剤性、耐薬品性等が向
上する。下層で使用する重合物は、スティッキング性へ
の影響は少ない為、最上層よりは低い軟化点のものが使
用出来、接着強度が強くなるが150℃より低いと、ス
ティッキング性に劣るようになる。軟化点が260℃よ
り高いと、感熱記録層、上層の保護層との親和性の問題
からか、印刷適性に悪影響が出始める。
【0007】本発明のガラス転移温度は、ガラス状の固
い状態からゴム状に変化する温度であり、比熱の温度変
化や比容積の温度変化により測定され、比熱、比容積が
転移温度で急速に変化する。測定法としては、示差熱分
析法(DTA法)、示差走査熱量測定法(DSC法)が
利用される。軟化点は、物質が加熱により変形、軟化を
起こし始める温度を云い、ガラス転移温度と同じくDT
A法、DSC法が利用される。尚、DTA法、DSC法
で測定された軟化点のピークが複数有る場合には、ステ
ィッキング性に影響の深い重合物のシェル部の軟化点で
ある最も高い温度を採用する。重合物のガラス転移温度
の例は、高分子材料のガラス転移点として「高分子材料
便覧」(高分子学会編集)に、「化学大辞典」(化学大
辞典編集委員会編集)にはガラス転移温度として記載さ
れている。
【0008】本発明の感熱記録層中に用いられるポリヒ
ドロキシ化合物は、水酸基を有する水溶性高分子であ
り、具体例としては、ポリビニルアルコ−ル、メチルセ
ルロ−スヒドロキシエチルセルロ−ス、ヒドロキシプロ
ピルセルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−ス、デンプ
ン、デンプン誘導体などが挙げられる。本発明に用いら
れるポリヒドロキシ化合物としては、ポリビニルアルコ
−ルが好ましい。特に、ケン化度が90モル%以上であ
り、且つ重合度が1000以上のポリビニルアルコ−ル
が好ましい。
【0009】本発明の水分散性重合物X又はYの重合時
に使用される高分子ラテックスとは、スチレン−ブタジ
ェン共重合体、メタクリル酸メチル−ブタジェン共重合
体、メタクリル酸メチル−スチレン−ブタジェン共重合
体、アクリルニトリル−ブタジェン共重合体、スチレン
重合体、イソプレン重合体、ブタジェン重合体、酢酸ビ
ニル−アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸エステ
ル重合体、酢酸ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニル
重合体、塩化ビニリデン重合体等又はそれらの誘導体の
中で、ガラス転移温度が50℃以下のものである。50
℃を超えると熱発色性が劣る他、印刷適性も悪化する。
使用出来るガラス転移温度の下限は、得られた水分散性
重合物X又はYの軟化点の本発明の下限により制限され
るが、−30℃程度である。本発明の水分散性重合物X
又はYの重合時に使用される疎水性ビニル系単量体と
は、重合により疎水性の重合物を生成するものであり、
具体的には、スチレン、メチルスチレン等の芳香族ビニ
ル化合物、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸イソプロピル等のメタクリル酸エステル、
アクリルニトリル、メタクリルニトリル等のニトリル化
合物、アクリル酸p−カルボメトキシフェニル、アクリ
ル酸2,4−ジクロロフェニル、メタクリル酸グリシジ
ルメチロールアクリルアミド等のアクリル化合物、塩化
ビニル等のように重合物のガラス転移温度が55℃以上
のものが使用される。ガラス転移温度の上限は、得られ
た水分散性重合物X又はYの軟化点の本発明の上限によ
り制限される。尚、水溶性ビニル系単量体を本発明の水
分散性重合物X又はYに重合時に使用される高分子ラテ
ックスと予め共重合させておくか、高分子ラテックスの
存在下に疎水性ビニル系単量体を重合させる時に併用す
ることにより得られる重合物の水分散性、耐可塑剤性等
の改良が可能である。水溶性ビニル単量体としては、ア
クリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸、メタク
リル酸、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、ジメチル
アミノプロピルメタクリルアミド等が挙げられる。 本
発明の水分散性重合物X又はYは従来公知の重合法によ
って得られる。例えば、過硫酸アンモニウム、過硫酸カ
リウム等の過酸化物を用いるラジカル重合、過酸化物と
チオ硫酸ソーダ等の還元剤の併用等で行うレドックス法
等が挙げられる。
【0010】本発明の感熱記録シートの保護層が2層以
上の場合の最上層には、軟化点が200〜350℃の水
溶性高分子或は高分子ラテックスも使用される他、本発
明の感熱記録シートの各保護層には、本発明の特定の水
分散性重合物X又はYの他に、従来使用されている水溶
性高分子、高分子ラテックスを本発明の効果を阻害しな
い程度に併用してもよいが、全保護層の30重量%程度
以下が好ましい。高分子ラテックスの具体例としては、
先に挙げた本発明の水分散性重合物X又はYの重合時に
用いられる高分子ラテックスが使用される。水溶性高分
子としては、ポリビニルアルコール、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒ
ドロキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、デン
プン、デキストリン、ゼラチン、カゼイン、アルギン酸
ナトリウム、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナ
トリウム、ポリエチレンオキシド等又はそれらの誘導体
が使用出来る。保護層には、その他の材料として、カオ
リン、焼成カオリン、ケイ酸アルミニウム、水酸化アル
ミニウム、炭酸カルシウム、酸化ケイ素、タルク、炭酸
マグネシウム、酸化チタン等の無機顔料、ポリスチレ
ン、尿素−ホルマリン、ポリアクリル系等の有機顔料、
ジアルデヒド系、エポキシ系、ポリアミン系、ジグリシ
ジル系、ジメチロールウレア、塩化第二鉄、炭酸ジルコ
ニウム塩、塩化アンモニウム等の架橋剤、スティッキン
グ改良にステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸金属塩、パラ
フィン、ポリエチレン等のワックス類、消泡剤、界面活
性剤等が適宜添加併用される。保護層の塗工量は、発色
性への影響が殆ど出ない程度に調節されるが、一般に
は、1〜10g/m2程度、好ましくは、1〜6g/m2
程度を1層か数層に分けて塗工される。
【0011】本発明の感熱記録層に使用される無色、又
は淡色の染料前駆体、酸性物質、及び結合剤は従来公知
のものが使用される。
【0012】染料前駆体としては、クリスタルバイオレ
ットラクトン、3−インドリノ−3−p−ジメチルアミ
ノフェニル−6−ジメチルアミノフタリド、3−ジエチ
ルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−シクロヘキシルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−5−メチル−7−t−ブチルフルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−p−ブチル
アニリノフルオラン、2−(N−フェニル−N−エチ
ル)アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベ
ンジルアミノフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−
6−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−キシリジノフルオラン、2−アニリノ−3−メ
チル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラ
ン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ピロリジノ−7−シクロヘキシルアミノフル
オラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−トルイジノ
フルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−メチルシクロヘキシルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノ)フルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ンが使用される。
【0013】酸性物質としては、4,4’−イソプロピ
リデンジフェノール、4,4’−イソプロピリデンビス
(2−クロルフェノール)、4,4’−イソプロピリデ
ンビス(2−ターシャリーブチルフェノール)、4,
4’−セカンダリーブチリデンジフェノール、4,4’
−(1−メチル−ノルマルヘキシリデン)ジフェノー
ル、4−フェニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノ
ール、メチル−4−ヒドロキシベンゾエート、フェニル
−4−ヒドロキシベンゾエート、4−ヒドロキシアセト
フェノン、サリチル酸アニリド、4,4’−シクロヘキ
シリデンジフェノール、4,4’−シクロヘキシリデン
ビス(2ーメチルフェノール)、4,4’−ベンジリデ
ンジフェノール、4,4’−チオビス(6−ターシアリ
ーブチル−3−メチルフェノール)、、4,4’−イソ
プロピリデンビス(2−メチルフェノール)、4,4’
−エチレンビス(2−メチルフェノール)、4,4’−
シクロヘキシリデンビス(2−イソプロピルフェノー
ル)、2,2’−ジヒドロキシジフェニル、2,2’−
メチレンビス(4ークロロフェノール)、2,2’−メ
チレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、1,1’−ビス(4−ヒドロキシフェノール)−
シクロヘキサン、2,2’−ビス(4’−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、ノボラック型フェノール樹脂、ハロ
ゲン化ノボラック型フェノール樹脂、α−ナフトール、
β−ナフトール、3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸、
3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸、3−メチ
ル−5−t−ブチルサリチル酸、フタル酸モノアニリド
パラエトキシ安息香酸、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフォン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロピル
オキシジフェニルスルフォン、ジ−(3−アリル−4−
ヒドロキシフェニル)スルフォン、2,4’−ジヒドロ
キシジフェニルスルホン、パラベンジルオキシ安息香
酸、パラヒドロキシ安息香酸ベンジルエステルが使用さ
れる。
【0014】本発明のコア−シェルの水分散性重合物、
ポリヒドロキシ化合物以外に、感熱記録層に使用される
バインダ−としては、スチレンーアクリル、ポリアクリ
ルアミド、アラビアゴム、カゼイン等の水溶性結合剤及
びそれらの誘導体、スチレンーブタジェンラテックス、
アクリルラテックス等のラテックス類が使用される。
【0015】感熱記録層には、感度向上の為に増感剤が
使用出来る。例えば、2−ベンジルオキシナフタレン等
の芳香族エーテル類、シュウ酸ジ−p−メチルベンジル
エステル等のシュウ酸エステル類、ナフタレンスルホン
酸エステル、安息香酸エステル等のエステル類、p−ベ
ンジルビフェニル等の芳香族系、フェナントレン等が挙
げられる。感熱記録層に使用される顔料としては、ケイ
ソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化
ケイ素、水酸化アルミニウム、尿素ーホルマリン樹脂等
が挙げられる。その他、添加剤としては、ステアリン酸
亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸金属塩、
パラフィン、酸化パラフィン、ポリエチレン、酸化ポリ
エチレン等のワックス類、ジオクチルスルホコハク酸塩
等の湿潤剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系
などの紫外線吸収剤、さらに界面活性剤、蛍光染料等が
用いられる。
【0016】本発明の支持体と感熱記録層の間に、発色
性向上等のため中間層を設ける場合は、感熱記録層に使
用される無機又は有機顔料や中空の有機顔料、バインダ
−が用いられる。その他、顔料用の分散剤、粘度調節
剤、消泡剤等も適宜添加される。
【0017】本発明に用いられる支持体としては、紙が
用いられるが、合成紙、金属箔、ポリエチレン等による
ラミネート紙、ポリエチレンテレフタレート等のフィル
ム、等を単独、あるいは組み合わせたシートを用いるこ
とも出来る。中間層、感熱記録層、保護層の塗工に用い
る装置は、エアーナイフコーター、グラビアコーター、
ロールコーター、ロッドコーター、カーテンコーター、
ダイコーター、リップコーター、ブレードコーター等が
用いられる。特に、感熱記録層の下に中間層を設ける場
合は、紙の抄紙工程で使用されるサイズプレス装置、ゲ
ートロール装置等も用いられる。又、オフセット、シル
クスクリーン等の印刷法も用いられる。更に、塗工した
物の表面平滑性を改良するために、マシンカレンダー、
スーパーカレンダー、グロスカレンダー、ブラッシング
等が利用される。
【0018】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例中の部及び%は、重量部及び重量%を示
す。
【0019】実施例1 感熱記録層塗液の作成 (A)液 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン(固形) 12部 10%ホ゜リアクリルアミト゛(昭和電工製、ハ゜ヒ゜ロ-ルS-680) (固形1.8部) 18部 水 30部 (B)液 4,4’ーイソプロピリデンジフェノール (固形) 40部 p−ベンジルビフェニル (固形) 40部 ステアリン酸亜鉛 (固形) 20部 10%ホ゜リアクリルアミト゛(ハ゜ヒ゜ロ-ルS-680) (固形5部) 50部 水 100部 (A)液と(B)液を別々にサンドグラインダーにてレ
ーザー回折法での体積平均粒子径が約1.5μmまで分
散した。続いて、バインダ−成分として用いる水分散性
重合物(合成物L)は、以下によって作成した。アクリ
ルニトリル−アクリル酸−スチレン−ブタジエンの高分
子ラテックス(ガラス転移温度、5℃ )の存在下にメ
タクリル酸メチル、アクリルニトリルとアクリルアミド
を重合した。(軟化点;235℃) 感熱記録層塗液は、次の配合で調整した。 炭酸カルシウム(白石工業製、Brt15) (固形) 8部 (B)液 30部 20%水分散性重合物(合成物L)水分散液 14部 10%ポリビニルアルコ−ル(日本合成化学社製、NM−11) 26部 (A)液 12部 水 100部
【0020】保護層塗液(C)の作成 感熱記録層で使用した水分散性重合物(合成物L)を用
いて、次の配合で保護層塗液(C)を調整した。 20%水分散性重合物(合成物L)水分散液 100部 炭酸カルシウム(Brt15) (固形) 2部 20%ステアリン酸亜鉛分散液 2部 エポキシ系架橋剤(固形分20%) 2部 水 50部
【0021】坪量60g/m2の紙の片面に、感熱記録
層塗液を固形で6g/m2塗工、 乾燥 後、保護層塗液
(C)を固形で3g/m2塗工、乾燥後、スーパーカレ
ンダー処理して本発明の感熱記録シートを得た。
【0022】実施例2 保護層塗液(D)の作成 メタクリル酸メチル−アクリルニトリル−ブタジェン−
アクリルアミドの高分子ラテックス(ガラス転移温度、
16℃)の存在下でメタクリル酸メチル、アクリル酸メ
チルを重合して水分散性重合物(合成物M)を得た。
(軟化点;170℃)保護層塗液(D)は、次の配合で
調整した。 20%水分散性重合物(合成物M)水分散液 100部 エポキシ系架橋剤(固形分20%) 2部 炭酸カルシウム(Brt15) (固形) 2部 水 50部 実施例1と同様にして、感熱記録層塗液を固形で6g/
2塗工、乾燥後、保護層塗液(D)を固形で2g/m2
塗工、乾燥後、保護層塗液(C)を固形で1g /m2
工、乾燥後、スーパーカレンダー処理して、本発明の感
熱記録シートを得た。
【0023】実施例3 実施例1で保護層塗液(C)の代わりに、以下の保護層
塗液(E)を用いる他は同様にして、本発明の感熱記録
シートを得た。 保護層塗液(E)の作成 アクリルニトリル−アクリル酸−スチレン−ブタジェン
の高分子ラテックス(ガラス転移温度、38℃)の存在
下にアクリルニトリルを重合して水分散性重合物(合成
物N)を得た。(軟化点;315℃) 保護層塗液(E)は、次の配合で調整した。 20%水分散性重合物(合成物N)水分散液 100部 炭酸カルシウム(Brt15) (固形) 2部 20%ステアリン酸亜鉛分散液 2部 水 50部
【0024】実施例4 実施例2の保護層塗液(D)で用いる水分散性重合物
(合成物M)の代わりに、水分散性重合物(合成物L)
を用いた他は、実施例2と同様にして感熱記録シートを
得た。
【0025】実施例5 実施例2で最上層の保護層塗液(C)の調整において、
水分散性重合物(合成物L)の代わりに、ポリビニルア
ルコール(軟化点;230℃)を用いた以外は、実施例
2と同様にして感熱記録シートを得た。
【0026】実施例6 実施例2で最上層の保護層塗液(C)の調整において、
水分散性重合物(合成物L)の代わりに、水分散性重合
物(合成物N)を用いた以外は、実施例2と同様にして
感熱記録シートを得た。
【0027】実施例7 実施例2で用いる感熱記録層塗液の作成において、バイ
ンダ−成分としてポリビニルアルコ−ル(NM−11)
の代わりに、水分散性重合物(合成物L)を用い、合成
物Lのみにした以外は実施例2と同様にして感熱記録シ
−トを得た。
【0028】実施例8 実施例2で用いる感熱記録層塗液の作成において、バイ
ンダ−成分の含有量を水分散性重合物X(合成物L)を
4部、NM−11を36部にした以外は実施例2と同様
にして感熱記録シ−トを得た。
【0029】実施例9 実施例2で用いる感熱記録層塗液の作成において、バイ
ンダ−成分の含有量を水分散性重合物X(合成物L)を
27部、NM−11を13部にした以外は実施例2と同
様にして感熱記録シ−トを得た。
【0030】比較例1 実施例1の保護層塗液(C)で用いる水分散性重合物
(合成物L)の代わりに、水分散性重合物(合成物M)
を用いた以外は、同様にして感熱記録シートを得た。
【0031】比較例2 実施例1の保護層(C)の作成において、水分散性重合
物(合成物L)の重合時に用いる高分子ラテックス(ガ
ラス転移温度、10℃)に代えて、メタクリル酸メチル
−スチレン−アクリル酸の高分子ラテックス(ガラス転
移温度、70℃)を用いて得た水分散性重合物(合成物
O)(軟化点;245℃)を水分散性重合物(合成物
L)の代わりに用いた以外は、実施例1と同様にして感
熱記録シートを得た。ここで、水分散性重合物(合成物
O)は、本発明の範囲外に相当する。
【0032】比較例3 実施例2の保護層(D)の作成において、水分散性重合
物(合成物L)の代わりに、水分散性重合物(合成物
O)を用いた以外は実施例2と同様にして感熱記録シー
トを得た。
【0033】比較例4 実施例2の保護層塗液(D)の作成において、水分散性
重合物(合成物L)の重合時に用いるビニル系単量体の
アクリル酸メチル、メタクリル酸メチルの代わりにアク
リル酸メチル、メタクリル酸メチル、ブタジェンを用い
て得た水分散性重合物(合成物P)(軟化点;125
℃)を得た。ここで、水分散性重合物X(合成物L)に
代えて、水分散性重合物(合成物P)を用いた以外は、
実施例2と同様にして感熱記録シートを得た。
【0034】比較例5 実施例2の保護層塗液(D)の作成において、水分散性
重合物(合成物M)の代わりに、アクリルニトリル−ア
クリル酸−スチレン−ブタジェンの高分子ラテックス
(ガラス転移温度、38℃)の存在下にアクリルニトリ
ル、メタクリル酸メチルを重合して得た水分散性重合物
(合成物Q)(軟化点;290℃)を用いた以外は、実
施例2と同様にして感熱記録シートを得た。
【0035】比較例6 実施例1の保護層塗液(C)で用いる水分散性重合物
(合成物L)の代わりに、ポリビニルアルコール(軟化
点;230℃)を用いた以外は、同様にして感熱記録シ
ートを得た。
【0036】比較例7 実施例5保護層塗液(D)で用いる水分散性重合物(合
成物L)の代わりに、ポリビニルアルコール(軟化点;
210℃)を用いた以外は、同様にして感熱記録シート
を得た。
【0037】比較例8 実施例2で用いる感熱記録層塗液の作成において、バイ
ンダ−成分として20%水分散性重合物(合成物L)の
代わりに、10%ポリビニルアルコ−ル(NM−11)
を40部に増やし、ポリビニルアルコ−ル(NM−1
1)単独にした以外は実施例2と同様にして感熱記録シ
ートを得た。
【0038】以上、実施例1〜9及び比較例1〜8で得
られた感熱記録シートを以下の方法で評価し、評価結果
を表1に示した。尚、ガラス転移温度、軟化点は、示差
熱分析装置、示差走査熱量測定装置にて測定した。表中
の単位は℃である。 「熱発色性」市販のラベラー(ISHIDA、IF21
EX)で発色させて濃度をマクベス型反射濃度計で測定
した。数字の大きい程濃度が高い。 「耐スティッキング性」大倉電機製発色テスト機で熱発
色性評価時の音と発色させた部分の白抜け、発色部の縮
みにより評価した。 ○:スティッキング無し、△:ややスティッキング有る
が使用可、×:スティッキングが大で、使用不可 「耐可塑剤性」熱発色させたシートにラップフィルムを
3枚重ねて荷重をかけて、50℃、90%RHの条件で
一昼夜放置する。処理後の発色部を目視で評価した。 ○:処理前後で差無し、△:処理前後でやや差有り、
×:処理前後で差大 「耐水性」熱発色させたシートを室温の純水中に24時
間漬け、発色濃度の低下を目視で評価。 ○:殆ど濃度低下が無い、△:やや濃度低下が有るが使
用可、×:濃度低下大 「印刷適性」RI印刷機(明製作所製)にてオフセット
用インキで印刷し、塗工層のはがれ(ピッキング)の程
度で評価した。 ○:ピッキングの発生無し、△:ややピッキングの傾
向、×:ピッキングが発生
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明の感熱記録シートは、発色性、ス
ティッキング性が良好で、耐可塑剤性、耐水性等の画像
保存性、印刷適性に優れている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に感熱記録層、保護層を順次積
    層した感熱記録シートにおいて、該感熱記録層のバイン
    ダ−成分として、ガラス転移温度50℃以下の高分子ラ
    テックスの存在下でガラス転移温度55℃以上である少
    なくとも1種類の疎水性ビニル系単量体を主体に重合し
    て得られる軟化点150〜260℃の水分散性重合物X
    を、感熱記録層中に全バインダ−の20重量%以上含有
    し、該保護層が1層であり、該高分子ラテックスの存在
    下で少なくとも1種類の該疎水性ビニル系単量体を主体
    に重合して得られる軟化点200〜350℃の水分散性
    重合物Yを主成分とすることを特徴とする感熱記録シー
    ト。
  2. 【請求項2】 支持体上に感熱記録層、保護層を順次積
    層した感熱記録シートにおいて、該感熱記録層中にバイ
    ンダ−成分として、ガラス転移温度50℃以下の高分子
    ラテックスの存在下でガラス転移温度55℃以上である
    少なくとも1種類の疎水性ビニル系単量体を主体に重合
    して得られる軟化点150〜260℃の水分散性重合物
    Xを、感熱記録層中の全バインダ−の20重量%以上含
    有し、該保護層が2層以上であり、下層の該保護層が該
    水分散性重合物Xを主成分とし、最上層の該保護層が、
    軟化点200〜350℃の水溶性高分子或は高分子ラテ
    ックスを主成分とすることを特徴とする感熱記録シー
    ト。
  3. 【請求項3】 感熱記録層のバインダ−成分として、ポ
    リヒドロキシ化合物を感熱記録層中に全バインダ−の2
    0〜80重量%含有することを特徴とする請求項1又は
    2記載の感熱記録シ−ト
  4. 【請求項4】 最上層の保護層が、ガラス転移温度50
    ℃以下の高分子ラテックスの存在下でガラス転移温度5
    5℃以上である少なくとも1種類の疎水性ビニル系単量
    体を主体に重合して得られる軟化点200〜350℃の
    水分散性重合物Yを主成分とすることを特徴とする請求
    項2又は3記載の感熱記録シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003082594A1 (fr) * 2002-03-28 2003-10-09 Mitsubishi Paper Mills Limited Materiau de thermogravure destine a l'impression offset
US7846870B2 (en) 2004-04-22 2010-12-07 Oji Paper Co., Ltd. Heat-sensitive recording body

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WO2003082594A1 (fr) * 2002-03-28 2003-10-09 Mitsubishi Paper Mills Limited Materiau de thermogravure destine a l'impression offset
US7846870B2 (en) 2004-04-22 2010-12-07 Oji Paper Co., Ltd. Heat-sensitive recording body

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