JPH06135803A - 漁網用防汚剤組成物 - Google Patents

漁網用防汚剤組成物

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JPH06135803A
JPH06135803A JP3127025A JP12702591A JPH06135803A JP H06135803 A JPH06135803 A JP H06135803A JP 3127025 A JP3127025 A JP 3127025A JP 12702591 A JP12702591 A JP 12702591A JP H06135803 A JPH06135803 A JP H06135803A
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JP
Japan
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chemical
chemical formula
formula
compound
group
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JP3127025A
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English (en)
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Junji Yokoi
準治 横井
Akio Harada
昭夫 原田
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N47/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid
    • A01N47/02Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid the carbon atom having no bond to a nitrogen atom
    • A01N47/04Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid the carbon atom having no bond to a nitrogen atom containing >N—S—C≡(Hal)3 groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/14Paints containing biocides, e.g. fungicides, insecticides or pesticides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N47/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid
    • A01N47/08Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid the carbon atom having one or more single bonds to nitrogen atoms
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)炭素数4〜21のアルキルフエノール
化合物あるいは式 (Y、X、mおよびnは明細書に規定)で表される芳香
族置換フエノール化合物を有効成分として含み、(B)
所望によりシリコーンオイル、石油ワックス類、流動パ
ラフィン類から選ばれる少なくとも一種の撥水性化合物
を配合してなる防汚組成物に、(C)フルオロジクロロ
メチルチオフタールイミド、ジメチルフェニルフルオロ
ジクロロメチルチオスルファミドおよびジクロロフェニ
ルジメチルウレアからなる群より選ばれる化合物少な
くとも1種を、(A)+(C)または(A)+(B)+
(C)に対し、0.5〜20重量%の割合で、添加して
なる漁網用防汚剤組成物。 【効果】 この防汚剤組成物は重金属のような有害物質
の溶出あるいは残留性や生態系への悪影響が無く、汚損
生物による被害を強力且つ長期にわたり阻止できる漁網
用防汚剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海中に一定期間設置され
る漁網における有害生物の付着、繁殖による被害の防止
を目的とする漁網用防汚剤組成物に関する
【0002】すなわち、定置網、魚類養殖用いけす網、
ホタテ貝やアコヤ貝等の貝類養殖用籠網などの海水中に
一定期間設置される漁網やそれらに付属する網索や浮子
における汚損生物による被害を防止する漁網用防汚剤を
提供するものである。
【0003】
【従来技術】定置網用漁網や養殖用漁網などにはフジツ
ボ、イガイ、アオサなどの汚損生物が付着し、網重量の
著しい増加や網目詰まりが起こり、漁労作業の困難や、
漁獲量の低下、又、生簀網や籠網での海水流通不良に起
因する酸素欠乏による養殖魚介類の生育不良や大量ヘい
死などの甚大な被害を引き起こす。
【0004】この様な汚損生物による漁網の被害を防止
する方法として、古くはタールなどを網地やロープに染
める方法が行われていた。また、近年銅粉や銅化合物あ
るいは有機錫化合物を含有させた塗料を塗布する方法が
行われている。特にトリブチル錫やトリフェニル錫など
の有機錫化合物やそれらの高分子共重合体を含有させた
塗料は広く使用されている。しかしながらこれらの重金
属含有の薬剤の使用は環境衛生からの観点からも、又、
そこから漁獲される魚介類が人の食物とされる点からも
好ましいものではない。
【0005】既に本発明者らは特願平2−59344に
おいて、アルキルフェノール誘導体に要すれば撥水性を
有する化合物を含有せしめる水中有害生物防除剤を提供
している。さらに平成2年11月28日付の特許出願
(発明の名称の防汚組成物)において、芳香族置換フェ
ノール化合物に要すれば撥水性を有する化合物を含有せ
しめる水中の有害生物防除剤を提供した。これらの水中
有害生物防除剤はその成分の海水中への溶出が極端に少
なく、むしろその有効成分の疎水性と親水性の両性質を
表面に形成させることによる表面活性によって有害生物
の付着を阻止する機能が発現されるものと考えられてい
る。かかる機能は有害物質の溶出が少ないという点にお
いては、望ましいものであるが汚損植物による汚損の防
止という点ではさらに改良の余地があった。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】以上の様な安全衛生
や環境衛生、食品衛生面での問題点、すなわち有害物質
の溶出が少なく、残留性や生態系ヘの悪影響の点で問題
とならずかつ汚損生物による被害を強力に阻止できる魚
網用防汚剤を提供することが本発明の目的である。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明に従えば上記発
明の目的が(A)炭素数4〜21のアルキルフェノール
化合物および式化1
【化1】 (式中Xは化2、化3、化4、化5、化6、化7、化
8、化9、または化10の基を表し;
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】 mは0または1;Yは−Hまたは−OH基;nは1〜5
0の整数)で示される芳香族置換フェノール化合物から
なる群より選ばれる少なくとも1種のフェノール化合物
を有効成分として含み且つ(B)シリコーンオイル,石
油ワックス類,流動パラフィン類からなる群より選ばれ
る少なくとも1種の撥水性化合物を所望により配合して
なる防汚組成物に(C)フルオロジクロロメチルチオフ
タールイミド,ジメチルフェニルフルオロジクロロメチ
ルチオスルファミドおよびジクロロフェニルジメチルウ
レアからなる群より選ばれる1種もしくは2種以上の化
合物を、前記の(A)+(B)もしくは(A)+(B)
+(C)に対し0.5〜20重量%範囲内の割合で添加
してなる漁網用防汚剤組成物により達成せられる。
【0008】本発明で(C)成分として使用せられる化
合物の内、フルオロジクロロメチルチオフタールイミド
は、特開昭53−121928号や同60−28904
号で漁網用防汚剤として利用できることが既に提案され
ている。さらに、ジメチルフェニルフルオロジクロロメ
チルチオスルファミドも特開昭60−28904号で同
様に提案されている。また、ジクロロフェニルジメチル
ウレアは農薬としても本邦でも登録されており、防汚・
防藻塗料の分野でも特開昭59−170162号,同6
4−14282号によって提案されていることから、こ
れら化合物を単独で有害生物防除に利用する事自体はこ
れらいずれの薬剤においても公知である。
【0009】しかし、元来、これらの薬剤は、海水中に
溶出すること直ちに加水分解を受け、速やかに不活性化
し、最終的には環境中では無害物にまで分解することが
判っている。従って、既に提案されている様な溶出させ
る事によって、薬剤の効果は限定的かつ短時間で失われ
ることは否めず、使用量的にはかなり多量を要すること
になる。
【0010】一方、本発明における当該薬剤は必ずしも
溶出させることを目的としたものではなく、塗膜表面活
性を補強するための存在であればよく、具体的には、付
着しようとして漁網地糸やロープ表面に接触した付着生
物に対してのみ効力を発揮するだけでよい。
【0011】そこで、本発明におけるこれらの薬剤の量
は極めて重要である。すなわち、アルキルフェノール化
合物もしくは芳香族置換フェノール化合物の1種もしく
は2種以上のフェノール化合物に要すれば、撥水性を有
する化合物の1種もしくは2種以上を添加した漁網用防
汚剤のこれらの各成分の合計量に対し、これらの薬物の
1種もしくは2種以上を合した量が、0.5%〜20%
(重量比)好ましくは1%〜12%(重量比)であるこ
とが重要である。この量より少ない場合には添加した効
果が見られないし又、この量を超える場合に、効果の持
続が見られないばかりか、効果そのものが低下する傾向
がある。このことは本発明によるこれらの薬剤が加水分
解を受け易いことから考えて、多量添加は、系の親水性
が増大し、前述の表面活性のバランスが崩れ表面性質が
変化した結果、付着防止効果そのものが低下するものと
考えられる。
【0012】本発明で有効成分として用いられるフェノ
ール化合物の内、炭素数4〜21のアルキルフェノール
化合物は化11
【化11】 (式中Rは炭素数4名〜21の直鎖又は分岐鎖状のアル
キル基;nは1〜5の整数)で示される化合物であり、
また芳香族置換フェノール化合物は化1
【化1】 (式中Xは化2、化3、化4、化5、化6、化7、化
8、化9または化10の基を表し;
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】 mは0または1;Yは−Hまたは−OH基;nは1〜5
0の整数)で示される化合物である。
【0013】化1で示される化合物の具体例としては
2、4−ジハイドロキシベンゾフェンン
化12
【化12】 ハイドロキシ ベンゾフェノン
化13
【化13】 2、3、4−トリヒドキシベンゾフェノン
化14
【化14】 ヒドロキシジェニルミン
化15
【化15】 ベンジルオキシフェノール
化16
【化16】 2−ヒドロキ−N−フェニルベンズアミド
化17
【化17】 ベンジルフェノール
化18
【化18】 レゾルミンモノ安息香酸エステル
化19
【化19】 ベンジルサリチレート(3−1570)
化20
【化20】 クミルフェノール
化21
【化21】 2、2−ビス4−ヒドロキシフェニルプロパン
化22
【化22】 ビス−4−ヒドロキシフェニルスルホン
化23
【化23】 フェニルフェノール
化24
【化24】 ジヒドロキシシーフェニル
化25
【化25】 NN’ジサリチリデン1、2−シ・アミノプロパン
化26
【化26】 等があげられる。
【0014】さらに、本発明で用いられる撥水性を有す
る化合物とは、シリコーンオイル,石油ワックス類,流
動パライン類に属する化合物の1種もしくは2種以上で
ある。
【0015】シリコーンオイルとは、ポリオルガノシロ
キサンと呼ばれ、その構造中に、化27
【化27】 をもつ油状物で、R,Rがメチル基であるポリジメ
チルシロキサンやR,Rがメチル基とフェニル基で
あるメチルフェニルポリジロキサンなどがある。
【0016】石油ワックス類とはJIS K2235に
品質が規定されている原油精製物であり、具体的にはパ
ラフィンワックス,マイクロクリスタリンワックス,ペ
トロラタム等がある。特にペトロラタムを高度に精製し
たものが日本薬局方に規定されるワセリンで、白色ワセ
リン,黄色ワセリン等がある。
【0017】又、流動パラフィン類とは原油の分留精製
物でJIS K2231に規定されており、粘度等によ
って分類される。
【0018】以下に、実施例と比較例により、本発明を
さらに詳しく説明する。
【0019】実施例1〜7 第1表に示す各化合物と他の成分をそれぞれ高速ホモデ
ィスパーにて分散混合して漁網防汚剤を調整した。これ
らの漁網用防汚剤の漁網防汚試験を行った。
【0020】漁網防汚試験は、表1の漁網防汚剤をそれ
ぞれ、試験用網(無結節60本燃6節20cm×30c
m)に漬け込みによる染網を施し、2日間風乾させた
後、岡山県玉野市沖の試験用筏で海中1mの深さに浸潰
し、付着生物による汚損の程度を調査した。
【0021】比較例1〜4 表1に示す配合成分をそれぞれ、前述の実施例と同様に
して比較用漁網用防汚剤を調整し、されに同様の漁網防
汚試験を行った。
【0022】上記実施例1〜7と比較例1〜4の漁網防
汚試験の結果を表2に示す。
【0023】
【表1】
【表2】
【表3】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 漁網用防汚剤組成物
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中Xは化2、化3、化4、化5、化6、化7、化
8、化9または化10の基を表し;
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】 mは0または1;Yは−Hまたは−OH基;nは1〜
の整数)で示される芳香族置換フェノール化合物からな
る群より選ばれる少なくとも1種のフェノール化合物を
有効成分として含み且つ (B)シリコーンオイル、石油ワックス類、流動パラフ
ィン類からなる群より選ばれる少なくとも1種の撥水性
化合物を所望により配合してなる防汚組成物に (C)フルオロジクロロメチル チオフタールイミド、
ジメチルフェニルフルオロジクロロメチルチオスルファ
ミドおよびジクロロフェニル ジメチルウレからなる
群より選ばれる1種もしくは2種以上の化合物を、
(A)+(C)もしくは(A)+(B)+(C)に対し
0.5〜20重量%の範囲内の割合で添加してなる漁網
用防汚剤組成物。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海中に一定期間設置され
る漁網における有害生物の付着、繁殖による被害の防止
を目的とする漁網用防汚剤組成物に関する。
【0002】すなわち、定置網、魚類養殖用いけす網、
ホタテ貝やアコヤ貝等の貝類養殖用籠網などの海水中に
一定期間設置される漁網やそれらに付属する網索や浮子
における汚損生物による被害を防止する漁網用防汚剤を
提供するものである。
【0003】
【従来の技術】定置網用漁網や養殖用漁網などにはフジ
ツボ、イガイ、アオサなどの汚損生物が付着し、網重量
の著しい増加や網目詰まりが起こり、漁労作業の困難
や、漁獲量の低下、又、生簀網や籠網での海水流通不良
に起因する酸素欠乏による養殖魚介類の生育不良や大量
ヘい死などの甚大な被害を引き起こす。
【0004】この様な汚損生物による漁網の被害を防止
する方法として、古くはタールなどを網地やロープに染
める方法が行われていた。また、近年銅粉や銅化合物あ
るいは有機錫化合物を含有させた塗料を塗布する方法が
行われている。特にトリブチル錫やトリフェニル錫など
の有機錫化合物やそれらの高分子共重合体を含有させた
塗料は広く使用されている。しかしながら、これらの重
金属含有の薬剤の使用は環境衛生上の観点からも、又、
そこから漁獲される魚介類が人の食物とされる点からも
好ましいものではない。
【0005】既に本発明者らは特願平2−59344に
おいて、アルキルフェノール誘導体に要すれば撥水性を
有する化合物を含有せしめる水中有害生物防除剤を提供
している。さらに平成2年11月28日付の特許出願
発明の名称 防汚組成物)において、芳香族置換フェ
ノール化合物に要すれば撥水性を有する化合物を含有せ
しめる水中の有害生物防除剤を提供した。これらの水中
有害生物防除剤はその成分の海水中ヘの溶出が極端に少
なく、むしろその有効成分の疎水性と親水性の両性質を
表面に形成させることによる表面活性によって有害生物
の付着を阻止する機能が発現されるものと考えられてい
る。かかる機能は有害物質の溶出が少ないという点にお
いては、望ましいものであるが汚損植物による汚損の防
止という点ではさらに改良の余地があった。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】以上の様な安全衛生
や環境衛生、食品衛生面での問題点、すなわち有害物質
の溶出が少なく、残留性や生態系ヘの悪影響の点で問題
とならず、かつ汚損植物による被害を強力に阻止できる
魚網用防汚剤を提供することが本発明の目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば上記発明
の目的が(A)炭素数4〜21のアルキルフェノール化
合物および化1
【化1】 (式中Xは化2、化3、化4、化5、化6、化7、化
8、化9、または化10の基を表し;
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】 mは0または1;Yは−Hまたは−OH基;nは1〜
の整数)で示される芳香族置換フェノール化合物からな
る群より選ばれる少なくとも1種のフェノール化合物を
有効成分として含み且つ(B)シリコーンオイル、石油
ワックス類、流動パラフィン類からなる群より選ばれる
少なくとも1種の撥水性化合物を所望により配合してな
る防汚組成物に(C)フルオロジクロロメチルチオフタ
ールイミド、ジメチルフェニルフルオロジクロロメチル
チオスルファミドおよびジクロロフェニル ジメチルウ
レアからなる群より選ばれる1種もしくは2種以上の化
合物を、(A)+(C)もしくは(A)+(B)+
(C)に対し0.5〜20重量%範囲内の割合で添加し
てなる漁網用防汚剤組成物により達成せられる。
【0008】本発明で(C)成分として使用せられる化
合物の内、フルオロジクロロメチルチオフタールイミド
は、特開昭53−121928号や同60−28904
号で漁網用防汚剤として利用できることが既に提案され
ている。さらに、ジメチルフェニルフルオロジクロロメ
チルチオスルファミドも特開昭60−28904号で同
様に提案されている。また、ジクロロフェニル ジメチ
ルウレアは農薬としても本邦でも登録されており、防汚
・防藻塗料の分野でも特開昭59−170162号、同
64−14282号によって提案されていることから、
これら化合物を単独で有害生物防除に利用する事自体は
これらいずれの薬剤においても公知である。
【0009】しかし、元来、これらの薬剤は海水中に溶
すると直ちに加水分解を受け、速やかに不活性化し、
最終的には環境中では無害物にまで分解することが判っ
ている。従って、既に提案されている様な溶出させる事
によって、薬剤の効果は限定的かつ短時間で失われるこ
とは否めず、使用量的にはかなり多量を要することにな
る。
【0010】一方、本発明における当該薬剤は必ずしも
溶出させることを目的としたものではなく、塗膜表面活
性を補強するための存在であればよく、具体的には、付
着しようとして漁網地糸やロープ表面に接触した付着生
物に対してのみ効力を発揮するだけでよい。
【0011】そこで、本発明におけるこれらの薬剤の量
は極めて重要である。すなわち、アルキルフェノール化
合物もしくは芳香族置換フェノール化合物の1種もしく
は2種以上のフェノール化合物(A)に要すれば、撥水
性を有する化合物の1種もしくは2種以上(B)を添加
した漁網用防汚剤のこれら各成分と、前記の(C)成分
薬物の1種もしくは2種以上を合した全合計量に対し、
これらの薬剤(C)が0.5%〜20%(重量比)、好
ましくは1%〜12%(重量比)であることが重要であ
る。この量より少ない場合には添加した効果が見られな
いし又、この量を超える場合に、効果の持続が見られな
いばかりか、効果そのものが低下する傾向がある。この
ことは本発明によるこれらの薬剤が加水分解を受け易い
ことから考えて、多量添加は、系の親水性が増大し、前
述の表面活性のバランスが崩れ表面性質が変化した結
果、付着防止効果そのものが低下するものと考えられ
る。
【0012】本発明で有効成分として用いられるフェノ
ール化合物の内、炭素数4〜21のアルキルフェノール
化合物は化11
【化11】 (式中Rは炭素数4〜21の直鎖又は分岐鎖状のアルキ
ル基;nは1〜5の整数)で示される化合物であり、ま
た芳香族置換フェノール化合物は化1
【化1】 (式中Xは化2、化3、化4、化5、化6、化7、化
8、化9または化10の基を表し;
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】 mは0または1;Yは−Hまたは−OH基;nは1〜
の整数)で示される化合物である。
【0013】化1で示される化合物の具体例としては2、4−ジハイドロキシ ベンゾフェノン 化12
【化12】 ハイドロキシ ベンゾフェノン 化13
【化13】 ヒドロキシ ジェニルアミン 化14
【化14】 2,3,4−トリヒドロキシ ベンゾフェノン 化15
【化15】 ベンジルオキシフェノール 化16
【化16】 2−ヒドロキシ−N−フェニルベンズアミド 化17
【化17】 ベンジルフェノール 化18
【化18】 レゾルシンモノ 安息香酸エステル 化19
【化19】 ベンジルサリチレート 化20
【化20】 クミルヘェノール 化21
【化21】 2、2−ビス−4−ヒドロキシ フェニルプロパン
化22
【化22】 ビス−4−ヒドロキシ フェニルスルホン 化23
【化23】 フェニルフェノール 化24
【化24】 ジヒドロキシ ジフェニル 化25
【化25】 N,N’−ジサリチリデン−1,2−ジアミノプロパン
化26
【化26】 等があげられる。
【0014】さらに、本発明で用いられる撥水性を有す
る化合物とは、シリコーンオイル、石油ワックス類、流
動パライン類に属する化合物の1種もしくは2種以上で
ある。
【0015】シリコーンオイルとは、ポリオルガノシロ
キサンと呼ばれ、その構造中に、化27
【化27】 をもつ油状物で、R、Rがメチル基であるポリジメ
チル シロキサンやR、Rがメチル基とフェニル基
であるメチルフェニル ポリシロキサンなどがある。
【0016】石油ワックス類とはJIS K2235に
品質が規定されている原油精製物であり、具体的にはパ
ラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ぺ
トロラタム等がある。特にペトロラタムを高度に精製し
たものが日本薬局方に規定されるワセリンで、白色ワセ
リン、黄色ワセリン等がある。
【0017】又、流動パラフィン類とは原油の分留精製
物でJIS K2231に規定されており、粘度等によ
って分類される。
【0018】以下に、実施例と比較例により、本発明を
さらに詳しく説明する。
【0019】
【実施例1〜7】表1に示す各化合物と他の成分をそれ
ぞれ高速ホモディスパーにて分散混合して漁網防汚剤を
調整した。これらの漁網用防汚剤の漁網防汚試験を行っ
た。
【0020】漁網防汚試験は、表1の漁網防汚剤をそれ
ぞれ、試験用網(無結節60本燃6節20cm×30c
m)に漬け込みによる染網を施し、2日間風乾させた
後、岡山県玉野市沖の試験用筏で海中1mの深さに浸漬
し、付着生物による汚損の程度を調査した。
【0021】
【比較例1〜4】表1に示す配合成分をそれぞれ、前述
の実施例と同様にして比較用漁網用防汚剤を調整し、
らに同様の漁網防汚試験を行った。
【0022】上記実施例1〜7と比較例1〜4の漁網防
汚試験の結果を表2に示す。
【0023】
【表1】
【表2】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 37/24 101 9159−4H 37/36 9159−4H C09D 5/14 PQL 6904−4J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)炭素数4〜21のアルキルフェノー
    ル化合物および式化1 【化1】 (式中Xは化2、化3、化4、化5、化6、化7、化
    8、化9または化10の基を表し; 【化2】 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 mは0または1;Yは−Hまたは−OH基;nは1〜5
    0の整数)で示される芳香族置換フェノール化合物から
    なる群より選ばれる少なくとも1種のフェノール化合物
    を有効成分として含み且つ (B)シリコーンオイル、石油ワックス類、流動パラフ
    ィン類からなる群より選ばれる少なくとも1種の撥水性
    化合物を所望により配合してなる防汚組成物に (C)フルオロジクロロメチルチオフタールイミド、ジ
    メチルフェニルフルオロジクロロメチルチオスルファミ
    ドおよびジクロロフェニルジメチルウレアからなる群よ
    り選ばれる1種もしくは2種以上の化合物、を前記の
    (A)+(C)もしくは(A)+(B)+(C)に対し
    0.5〜20重量%の範囲内の割合で添加してなる漁網
    用防汚剤組成物。
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