JPH06136231A - 重合体組成物 - Google Patents
重合体組成物Info
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- JPH06136231A JPH06136231A JP28880692A JP28880692A JPH06136231A JP H06136231 A JPH06136231 A JP H06136231A JP 28880692 A JP28880692 A JP 28880692A JP 28880692 A JP28880692 A JP 28880692A JP H06136231 A JPH06136231 A JP H06136231A
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- Japan
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- polymer
- styrene
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- alkyl acrylate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハロゲン含有重合体、(メタ)アクリル酸エ
ステル含有重合体または(メタ)アクリロニトリル含有
重合体と、スチレン系エラストマーまたはオレフィン重
合体との相溶性の改良。 【構成】 (a)オレフィン系重合体、(b)ハロゲン含有重
合体、(メタ)アクリル酸エステル含有重合体または
(メタ)アクリロニトリル含有重合体から選ばれたポリ
マー、および(c)スチレン系エラストマー、アルキルア
クリレートモノマーおよびラジカル発生剤を含む水性懸
濁液を、該ラジカル発生剤の分解が実質的に起こらない
温度に昇温し、該アルキルアクリレートモノマーを前記
スチレン系エラストマーに含浸させた後、この水性懸濁
液を更に昇温してグラフト反応を完結させる方法によっ
て得られた改質スチレン系重合体を含有する、重合体組
成物。
ステル含有重合体または(メタ)アクリロニトリル含有
重合体と、スチレン系エラストマーまたはオレフィン重
合体との相溶性の改良。 【構成】 (a)オレフィン系重合体、(b)ハロゲン含有重
合体、(メタ)アクリル酸エステル含有重合体または
(メタ)アクリロニトリル含有重合体から選ばれたポリ
マー、および(c)スチレン系エラストマー、アルキルア
クリレートモノマーおよびラジカル発生剤を含む水性懸
濁液を、該ラジカル発生剤の分解が実質的に起こらない
温度に昇温し、該アルキルアクリレートモノマーを前記
スチレン系エラストマーに含浸させた後、この水性懸濁
液を更に昇温してグラフト反応を完結させる方法によっ
て得られた改質スチレン系重合体を含有する、重合体組
成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の改質重合体から
なる重合体組成物に関する。
なる重合体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】スチレン系エラストマーまたはこ
れにビニル単量体をグラフトさせた変性重合体は、柔軟
性に富み、常温で良好なゴム弾性を有しており、また構
造中にポリブタジエンブロックあるいはポリイソプレン
ブロックまたはこれらの水素添加物を有することからポ
リオレフィンとの相溶性が良好であり、ポリオレフィン
の耐衝撃性改良等の分野に広く用いられている(例え
ば、特開昭61-31452号、特開平4-132752号公報等)。し
かしながら、該エラストマーは、塩化ビニルに代表され
るハロゲン含有重合体、ポリメチルメタクリレートに代
表される(メタ)アクリル酸エステル含有重合体及びア
クリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体に代表
される(メタ)アクリロニトリル含有重合体等のビニル
重合体との相溶性が十分でないために、該ビニル重合体
の耐衝撃性などの物性改良の分野では十分な効果を発現
することができない。
れにビニル単量体をグラフトさせた変性重合体は、柔軟
性に富み、常温で良好なゴム弾性を有しており、また構
造中にポリブタジエンブロックあるいはポリイソプレン
ブロックまたはこれらの水素添加物を有することからポ
リオレフィンとの相溶性が良好であり、ポリオレフィン
の耐衝撃性改良等の分野に広く用いられている(例え
ば、特開昭61-31452号、特開平4-132752号公報等)。し
かしながら、該エラストマーは、塩化ビニルに代表され
るハロゲン含有重合体、ポリメチルメタクリレートに代
表される(メタ)アクリル酸エステル含有重合体及びア
クリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体に代表
される(メタ)アクリロニトリル含有重合体等のビニル
重合体との相溶性が十分でないために、該ビニル重合体
の耐衝撃性などの物性改良の分野では十分な効果を発現
することができない。
【0003】該ビニル重合体にスチレン系エラストマー
およびポリオレフィンを配合させることができれば、ス
チレン系エラストマーの有する物性改良効果にポリオレ
フィンの有する良好な成形加工性を付与することがで
き、より好ましい材料を創出することが可能である。し
かしながら、ポリオレフィンと該ビニル重合体ーは極め
て相溶性が悪いことが知られており、単純に両者を混合
しただけでは成形加工性が乏しいだけでなく、非相溶な
ため外観の劣る成形体しか得ることができない。また、
このような単純混合物の成形体の機械的性質は、大幅に
低下してしまい、実用に耐え得るものを得ることができ
ない。
およびポリオレフィンを配合させることができれば、ス
チレン系エラストマーの有する物性改良効果にポリオレ
フィンの有する良好な成形加工性を付与することがで
き、より好ましい材料を創出することが可能である。し
かしながら、ポリオレフィンと該ビニル重合体ーは極め
て相溶性が悪いことが知られており、単純に両者を混合
しただけでは成形加工性が乏しいだけでなく、非相溶な
ため外観の劣る成形体しか得ることができない。また、
このような単純混合物の成形体の機械的性質は、大幅に
低下してしまい、実用に耐え得るものを得ることができ
ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のスチレ
ン系エラストマーと該ビニル重合体との混合における欠
点並びにポリオレフィンと該ビニル重合体との混合にお
ける欠点を改良することを目的とし、特定の改質スチレ
ン系重合体を用いると相溶性が顕著に改善され、この目
的が達成されるとの知見を得て本発明を完成するに至っ
たものである。すなわち、本発明は、(a)オレフィン系
重合体0〜95重量%、(b)ハロゲン含有重合体、(メ
タ)アクリル酸エステル含有重合体または(メタ)アク
リロニトリル含有重合体から選ばれたビニル重合体10
0〜5重量%、および(c)スチレン系エラストマー10
0重量部、アルキルアクリレートモノマー10〜200
重量部およびアルキルアクリレートモノマー100重量
部に対して0.01〜10重量部のラジカル発生剤を含
む水性懸濁液を、該ラジカル発生剤の分解が実質的に起
こらない温度に昇温し、該アルキルアクリレートモノマ
ーを前記スチレン系エラストマーに含浸させた後、この
水性懸濁液を更に昇温してグラフト反応を完結させる方
法によって得られた、MFRが0.1〜20g/10分
の改質スチレン系重合体を(a)と(b)の合計量100重
量部に対して2〜200重量部含有することを特徴とす
る重合体組成物を提供することにある。
ン系エラストマーと該ビニル重合体との混合における欠
点並びにポリオレフィンと該ビニル重合体との混合にお
ける欠点を改良することを目的とし、特定の改質スチレ
ン系重合体を用いると相溶性が顕著に改善され、この目
的が達成されるとの知見を得て本発明を完成するに至っ
たものである。すなわち、本発明は、(a)オレフィン系
重合体0〜95重量%、(b)ハロゲン含有重合体、(メ
タ)アクリル酸エステル含有重合体または(メタ)アク
リロニトリル含有重合体から選ばれたビニル重合体10
0〜5重量%、および(c)スチレン系エラストマー10
0重量部、アルキルアクリレートモノマー10〜200
重量部およびアルキルアクリレートモノマー100重量
部に対して0.01〜10重量部のラジカル発生剤を含
む水性懸濁液を、該ラジカル発生剤の分解が実質的に起
こらない温度に昇温し、該アルキルアクリレートモノマ
ーを前記スチレン系エラストマーに含浸させた後、この
水性懸濁液を更に昇温してグラフト反応を完結させる方
法によって得られた、MFRが0.1〜20g/10分
の改質スチレン系重合体を(a)と(b)の合計量100重
量部に対して2〜200重量部含有することを特徴とす
る重合体組成物を提供することにある。
【0005】
(1) 改質スチレン系重合体 本発明の重合体組成物の一成分を構成する改質スチレン
系重合体(以下、「改質重合体」と略すことがある。)
は、スチレン系エラストマーにアルキルアクリレートモ
ノマーをグラフト反応条件に付して得られる改質重合体
であって、スチレン系エラストマー100重量部、アル
キルアクリレートモノマー10〜200重量部、および
アルキルアクリレートモノマー100重量部に対して
0.01〜10重量部のラジカル発生剤を含む水性懸濁
液を、該ラジカル発生剤の分解が実質的に起こらない温
度に昇温し、該アルキルアクリレートモノマーを前記ス
チレン系エラストマーに含浸させた後、この水性懸濁液
を更に昇温してグラフト反応を完結させる方法によって
得られるものであり、MFR(メルトフローレート)が
0.1〜20g/10分、好ましくは0.5〜10g/
10分のものである。なお、MFRはJIS K721
0に準拠して、230℃、2.16kg荷重で測定され
た値であり、以下に記載のものもこれと同様である。こ
のような改質重合体は下記の方法によって製造されたも
のであることが好適である。
系重合体(以下、「改質重合体」と略すことがある。)
は、スチレン系エラストマーにアルキルアクリレートモ
ノマーをグラフト反応条件に付して得られる改質重合体
であって、スチレン系エラストマー100重量部、アル
キルアクリレートモノマー10〜200重量部、および
アルキルアクリレートモノマー100重量部に対して
0.01〜10重量部のラジカル発生剤を含む水性懸濁
液を、該ラジカル発生剤の分解が実質的に起こらない温
度に昇温し、該アルキルアクリレートモノマーを前記ス
チレン系エラストマーに含浸させた後、この水性懸濁液
を更に昇温してグラフト反応を完結させる方法によって
得られるものであり、MFR(メルトフローレート)が
0.1〜20g/10分、好ましくは0.5〜10g/
10分のものである。なお、MFRはJIS K721
0に準拠して、230℃、2.16kg荷重で測定され
た値であり、以下に記載のものもこれと同様である。こ
のような改質重合体は下記の方法によって製造されたも
のであることが好適である。
【0006】1) 原材料 (a) スチレン系エラストマー スチレン系エラストマーとしては、スチレン、α−メチ
ルスチレン等のスチレン系化合物と、1,3−ブタジエ
ン、イソブレン等の共役ジエンとのエラストマー状ラン
ダムまたはブロック共重合体の水素添加物を挙げること
ができる。これらスチレン系エラストマーの中では、ス
チレン系化合物と共役ジエンとのブロック共重合体が好
ましく、これらブロック共重合体は一般式が次式で表さ
れるものが好適である。 一般式:(A−B)n+1、またはA−(B−A)n、またはB
−(A−B)n+1 (上記式中のAはスチレン系化合物よりなる重合体ブロ
ック、Bは共役ジエン重合体ブロックであり、nは1〜
20の整数、Aブロックの全体の分子に占める割合は1
〜50重量%である。)これら共重合体の平均分子量は
10,000〜1,000,000、好ましくは50,000から250,000であ
る。上記範囲未満では該共重合体がエラストマー状とな
らず、また上記範囲を越えると加工性が低下し、好まし
くない。
ルスチレン等のスチレン系化合物と、1,3−ブタジエ
ン、イソブレン等の共役ジエンとのエラストマー状ラン
ダムまたはブロック共重合体の水素添加物を挙げること
ができる。これらスチレン系エラストマーの中では、ス
チレン系化合物と共役ジエンとのブロック共重合体が好
ましく、これらブロック共重合体は一般式が次式で表さ
れるものが好適である。 一般式:(A−B)n+1、またはA−(B−A)n、またはB
−(A−B)n+1 (上記式中のAはスチレン系化合物よりなる重合体ブロ
ック、Bは共役ジエン重合体ブロックであり、nは1〜
20の整数、Aブロックの全体の分子に占める割合は1
〜50重量%である。)これら共重合体の平均分子量は
10,000〜1,000,000、好ましくは50,000から250,000であ
る。上記範囲未満では該共重合体がエラストマー状とな
らず、また上記範囲を越えると加工性が低下し、好まし
くない。
【0007】これらスチレン系エラストマーの具体例と
しては、スチレン・ブタジエンランダム共重合体、スチ
レン・イソプレンランダム共重合体、スチレン・ブタジ
エンジブロック共重合体、スチレン・イソブレンジブロ
ック共重合体、スチレン・ブタジエン・スチレントリブ
ロック共重合体、スチレン・イソプレン・スチレントリ
ブロック共重合体、ポリスチレンブロックが末端である
スチレン・ブタジエンラジアルブロック共重合体、ポリ
スチレンブロックが末端であるスチレン・イソプレンラ
ジアルブロック共重合体、スチレン・ブタジエンマルチ
ブロック共重合体、スチレン・イソブチレンマルチブロ
ック共重合体等のスチレン・共役ジエンブロック共重合
体、及びこれらを水素添加した生成物等を挙げることが
できる。これらのスチレン系エラストマーの中で特に好
ましいものは、容易にアルキルアクリレートモノマーで
改質可能な点で、水素添加されたスチレン・共役ジエン
ブロック共重合体である。これらのスチレン系エラスト
マーは、2種以上を混合して用いることもできる。
しては、スチレン・ブタジエンランダム共重合体、スチ
レン・イソプレンランダム共重合体、スチレン・ブタジ
エンジブロック共重合体、スチレン・イソブレンジブロ
ック共重合体、スチレン・ブタジエン・スチレントリブ
ロック共重合体、スチレン・イソプレン・スチレントリ
ブロック共重合体、ポリスチレンブロックが末端である
スチレン・ブタジエンラジアルブロック共重合体、ポリ
スチレンブロックが末端であるスチレン・イソプレンラ
ジアルブロック共重合体、スチレン・ブタジエンマルチ
ブロック共重合体、スチレン・イソブチレンマルチブロ
ック共重合体等のスチレン・共役ジエンブロック共重合
体、及びこれらを水素添加した生成物等を挙げることが
できる。これらのスチレン系エラストマーの中で特に好
ましいものは、容易にアルキルアクリレートモノマーで
改質可能な点で、水素添加されたスチレン・共役ジエン
ブロック共重合体である。これらのスチレン系エラスト
マーは、2種以上を混合して用いることもできる。
【0008】(b) アルキルアクリレートモノマー 改質重合体を製造する際に使用されるアルキルアクリレ
ートモノマーは、通常市販のものを用いることができ
る。具体例としては、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアク
リレート、sec−ブチルアクリレート、ドデシルアクリ
レート、2−エチルヘキシルアクリレート、ヘキシルア
クリレート、オクチルアクリレート等のアクリル酸エス
テル類;メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリ
レート、デシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、グリシジルメタクリレート等のメタクリ
ル酸エステル類が挙げられる。なかでもメチルメタクリ
レートが該ポリマーとの相溶性の点で好ましい。
ートモノマーは、通常市販のものを用いることができ
る。具体例としては、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアク
リレート、sec−ブチルアクリレート、ドデシルアクリ
レート、2−エチルヘキシルアクリレート、ヘキシルア
クリレート、オクチルアクリレート等のアクリル酸エス
テル類;メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリ
レート、デシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメ
タクリレート、グリシジルメタクリレート等のメタクリ
ル酸エステル類が挙げられる。なかでもメチルメタクリ
レートが該ポリマーとの相溶性の点で好ましい。
【0009】このアルキルアクリレートモノマーの過半
重量に、これと共重合可能な他のビニル単量体を混合し
たものを用いてもよい。ここで他のビニル単量体として
は、例えばスチレン、2−メチルスチレン、3−メチル
スチレン、4−メチルスチレン、ジメチルスチレン、ク
ロロスチレン等の不飽和芳香族単量体;酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;アクリル酸、
メタクリル酸、無水マレイン酸、マレイン酸ジメチル、
マレイン酸ジ(2−エチルヘキシル)等の不飽和有機
酸;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和
ニトリル類;塩化ビニル、塩化ビニリデン等の不飽和モ
ノないしジハライド等が挙げられる。
重量に、これと共重合可能な他のビニル単量体を混合し
たものを用いてもよい。ここで他のビニル単量体として
は、例えばスチレン、2−メチルスチレン、3−メチル
スチレン、4−メチルスチレン、ジメチルスチレン、ク
ロロスチレン等の不飽和芳香族単量体;酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;アクリル酸、
メタクリル酸、無水マレイン酸、マレイン酸ジメチル、
マレイン酸ジ(2−エチルヘキシル)等の不飽和有機
酸;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和
ニトリル類;塩化ビニル、塩化ビニリデン等の不飽和モ
ノないしジハライド等が挙げられる。
【0010】該アルキルアクリレートモノマーは、前記
スチレン系エラストマー100重量部に対して通常10
〜200重量部、好ましくは20〜100重量部添加さ
れる。上記の量未満では相溶性の点で十分に効果を発現
することができず、また上記の量超過ではスチレン系エ
ラストマーの特性を付与する点で十分に効果を発現する
ことができず好ましくない。添加は一括または分割して
添加することができる。上記のようなスチレン系エラス
トマー及びアルキルアクリレートモノマーをグラフト反
応条件に付すに当たっては、放射線による反応以外は通
常ラジカル発生剤を用いる。
スチレン系エラストマー100重量部に対して通常10
〜200重量部、好ましくは20〜100重量部添加さ
れる。上記の量未満では相溶性の点で十分に効果を発現
することができず、また上記の量超過ではスチレン系エ
ラストマーの特性を付与する点で十分に効果を発現する
ことができず好ましくない。添加は一括または分割して
添加することができる。上記のようなスチレン系エラス
トマー及びアルキルアクリレートモノマーをグラフト反
応条件に付すに当たっては、放射線による反応以外は通
常ラジカル発生剤を用いる。
【0011】(c) ラジカル発生剤 前記改質重合体を製造する際に使用されるラジカル発生
剤としては、汎用のものを使用することができるが、後
に記載する好ましいグラフト反応方法との関係で、分解
温度が50℃以上であって、かつ反応効率の点で油溶性
であるものが好ましい。ここで「分解温度」とは、ベン
ゼン1リットル中にラジカル発生剤0.1モルを添加し
てある温度で10時間放置したときにラジカル発生剤の
分解率が50%となるときの温度である。いわゆる「1
0時間の半減期を得るための分解温度」を意味する。こ
の分解温度が低いものを用いると、アルキルアクリレー
トモノマーの重合が異常に進行してしまうことがあり、
均質な改質重合体が得られない欠点がある。しかし、逆
に分解温度が高いものと低いものを適宜組み合わせて段
階的ないし連続的に分解を行わせ、効率よくグラフト反
応させることもできる。
剤としては、汎用のものを使用することができるが、後
に記載する好ましいグラフト反応方法との関係で、分解
温度が50℃以上であって、かつ反応効率の点で油溶性
であるものが好ましい。ここで「分解温度」とは、ベン
ゼン1リットル中にラジカル発生剤0.1モルを添加し
てある温度で10時間放置したときにラジカル発生剤の
分解率が50%となるときの温度である。いわゆる「1
0時間の半減期を得るための分解温度」を意味する。こ
の分解温度が低いものを用いると、アルキルアクリレー
トモノマーの重合が異常に進行してしまうことがあり、
均質な改質重合体が得られない欠点がある。しかし、逆
に分解温度が高いものと低いものを適宜組み合わせて段
階的ないし連続的に分解を行わせ、効率よくグラフト反
応させることもできる。
【0012】このようなラジカル発生剤としては、例え
ば2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシピバレート、o−メチルベンゾイルパー
オキサイド、ビス−3,5,5−トリメチルヘキサノイ
ルパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、ベン
ゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート、シクロヘキサノンパーオキサイ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジベンゾイルパーオキ
シヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジ−
t−ブチル−ジパーオキシフタレート、メチルエチルケ
トンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド等の有機過酸化物;アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビス(2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)等のアゾ化合物等がある。ラジカル発生剤の
使用量は、用いるアルキルアクリレートモノマーの量に
対して0.01〜10重量%程度の範囲内で、ラジカル
発生剤の種類、反応条件により適宜加減する。使用量が
この量未満では反応が円滑に進まず、一方、この量超過
では改質重合体中にゲルが生成しやすく本発明の効果が
発現され難くなる。
ば2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシピバレート、o−メチルベンゾイルパー
オキサイド、ビス−3,5,5−トリメチルヘキサノイ
ルパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、ベン
ゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート、シクロヘキサノンパーオキサイ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジベンゾイルパーオキ
シヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジ−
t−ブチル−ジパーオキシフタレート、メチルエチルケ
トンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド等の有機過酸化物;アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビス(2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)等のアゾ化合物等がある。ラジカル発生剤の
使用量は、用いるアルキルアクリレートモノマーの量に
対して0.01〜10重量%程度の範囲内で、ラジカル
発生剤の種類、反応条件により適宜加減する。使用量が
この量未満では反応が円滑に進まず、一方、この量超過
では改質重合体中にゲルが生成しやすく本発明の効果が
発現され難くなる。
【0013】2) 改質重合体の製造 これら各原料成分をグラフト重合反応に付して改質重合
体を製造するのであるが、従来より種々のグラフト反応
が提案されている。この中で一つの方法はスチレン系エ
ラストマーをラジカル開始剤の存在下に溶融した状態で
グラフト重合させる方法である。しかし、これら方法
は、溶融状態においてスチレン系エラストマーの分解ま
たは架橋反応を引き起こし、また、導入し得るアルキル
アクリレートモノマーの量が制限されることから所望の
特性が得られるとは必ずしもいえない。また、キシレン
等の芳香族炭化水素溶媒を使用する溶液中でグラフト重
合することも知られている。しかし、スチレン系エラス
トマーの該溶媒への溶解性が乏しいため、重合反応は希
薄な溶液中のみで行うことができ、アルキルアクリレー
トモノマーを多量に導入することは容易でなく、またア
ルキルアクリレートモノマーの重合度も高くならないと
いう欠点がある。
体を製造するのであるが、従来より種々のグラフト反応
が提案されている。この中で一つの方法はスチレン系エ
ラストマーをラジカル開始剤の存在下に溶融した状態で
グラフト重合させる方法である。しかし、これら方法
は、溶融状態においてスチレン系エラストマーの分解ま
たは架橋反応を引き起こし、また、導入し得るアルキル
アクリレートモノマーの量が制限されることから所望の
特性が得られるとは必ずしもいえない。また、キシレン
等の芳香族炭化水素溶媒を使用する溶液中でグラフト重
合することも知られている。しかし、スチレン系エラス
トマーの該溶媒への溶解性が乏しいため、重合反応は希
薄な溶液中のみで行うことができ、アルキルアクリレー
トモノマーを多量に導入することは容易でなく、またア
ルキルアクリレートモノマーの重合度も高くならないと
いう欠点がある。
【0014】そこで、以下に説明する水性懸濁グラフト
手法によって製造することが重合時における分子間架橋
反応等によるゲル分をコントロールすることが容易な点
で特に好ましい方法である。すなわち、スチレン系エラ
ストマー粒子、アルキルアクリレートモノマー及びラジ
カル発生剤を含む水性懸濁液を、この開始剤の分解が実
質的に起こらない温度に昇温し、該モノマーを該スチレ
ン系エラストマー粒子に含浸させた後、この水性懸濁液
をさらに昇温させてモノマーの重合を完結させる方法が
好ましく、この方法について説明する。
手法によって製造することが重合時における分子間架橋
反応等によるゲル分をコントロールすることが容易な点
で特に好ましい方法である。すなわち、スチレン系エラ
ストマー粒子、アルキルアクリレートモノマー及びラジ
カル発生剤を含む水性懸濁液を、この開始剤の分解が実
質的に起こらない温度に昇温し、該モノマーを該スチレ
ン系エラストマー粒子に含浸させた後、この水性懸濁液
をさらに昇温させてモノマーの重合を完結させる方法が
好ましく、この方法について説明する。
【0015】スチレン系エラストマーへのアルキルアク
リレートの含浸:水性媒体中でスチレン系エラストマー
粒子にアルキルアクリレートモノマーを含浸させる代表
的な好ましい方法としては、スチレン系エラストマー粒
子の水性懸濁液に好ましくはラジカル発生剤(及び必要
に応じてその他の添加剤)が溶存しているアルキルアク
リレートモノマーを加えて撹拌するか、または、ラジカ
ル発生剤が溶存したアルキルアクリレートモノマーの水
性分散液にスチレン系エラストマー粒子を加えて撹拌す
る方法によって始まる。含浸工程では、工業的には上記
ラジカル発生剤が実質的に分解しない温度に昇温して、
効率よく含浸が行われるべきであり、一般的には室温か
ら100℃、特に60〜90℃で操作するのが好まし
い。この工程で、遊離アルキルアクリレートの量がアル
キルアクリレート使用量の80重量%以下となるように
アルキルアクリレートを含浸させる。スチレン系エラス
トマーはアルキルアクリレートと比較的相溶性があるの
で、重合開始前に80重量%以下のアルキルアクリレー
トが遊離していても重合中にこれらアルキルアクリレー
トはスチレン系エラストマー粒子に含浸するので、これ
らアルキルアクリレートを重合して得られる重合体粒子
が改質されたスチレン系重合体粒子と独立して析出する
ことはない。含浸時間は2〜8時間程度が普通である。
リレートの含浸:水性媒体中でスチレン系エラストマー
粒子にアルキルアクリレートモノマーを含浸させる代表
的な好ましい方法としては、スチレン系エラストマー粒
子の水性懸濁液に好ましくはラジカル発生剤(及び必要
に応じてその他の添加剤)が溶存しているアルキルアク
リレートモノマーを加えて撹拌するか、または、ラジカ
ル発生剤が溶存したアルキルアクリレートモノマーの水
性分散液にスチレン系エラストマー粒子を加えて撹拌す
る方法によって始まる。含浸工程では、工業的には上記
ラジカル発生剤が実質的に分解しない温度に昇温して、
効率よく含浸が行われるべきであり、一般的には室温か
ら100℃、特に60〜90℃で操作するのが好まし
い。この工程で、遊離アルキルアクリレートの量がアル
キルアクリレート使用量の80重量%以下となるように
アルキルアクリレートを含浸させる。スチレン系エラス
トマーはアルキルアクリレートと比較的相溶性があるの
で、重合開始前に80重量%以下のアルキルアクリレー
トが遊離していても重合中にこれらアルキルアクリレー
トはスチレン系エラストマー粒子に含浸するので、これ
らアルキルアクリレートを重合して得られる重合体粒子
が改質されたスチレン系重合体粒子と独立して析出する
ことはない。含浸時間は2〜8時間程度が普通である。
【0016】水性分散液中のスチレン系エラストマー及
びアルキルアクリレートの含量は、水100重量部に対
して5〜100重量部程度であるのが普通である。この
ような水性分散液は、単に撹拌を十分に行うだけでも安
定に分散状態に維持することができるが、適当な懸濁安
定剤を使用すればより容易かつ安定に懸濁分散液を調製
することができる。この場合の懸濁安定剤としては、例
えばポリビニルアルコール、メチルセルロース、ヒドロ
キシセルロース等の水溶性高分子;アルキルベンゼンス
ルホネート等のような陰イオン性界面活性剤;ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル等の非イオン性界面活性
剤;あるいは酸化マグネシウム、リン酸カルシウム等の
水不溶性の無機塩等が単独あるいは混合して、水に対し
て0.01〜10重量%程度の量で使用される。
びアルキルアクリレートの含量は、水100重量部に対
して5〜100重量部程度であるのが普通である。この
ような水性分散液は、単に撹拌を十分に行うだけでも安
定に分散状態に維持することができるが、適当な懸濁安
定剤を使用すればより容易かつ安定に懸濁分散液を調製
することができる。この場合の懸濁安定剤としては、例
えばポリビニルアルコール、メチルセルロース、ヒドロ
キシセルロース等の水溶性高分子;アルキルベンゼンス
ルホネート等のような陰イオン性界面活性剤;ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル等の非イオン性界面活性
剤;あるいは酸化マグネシウム、リン酸カルシウム等の
水不溶性の無機塩等が単独あるいは混合して、水に対し
て0.01〜10重量%程度の量で使用される。
【0017】スチレン系エラストマー粒子にアルキルア
クリレートモノマー(及びラジカル発生剤等)を含浸さ
せる際に、可塑剤、滑剤、酸化防止剤等の補助資材を同
時に含浸させることができる(これらの補助資材はスチ
レン系エラストマーに既に添加されている場合もあり、
またグラフト重合反応後に配合することもできる)。
クリレートモノマー(及びラジカル発生剤等)を含浸さ
せる際に、可塑剤、滑剤、酸化防止剤等の補助資材を同
時に含浸させることができる(これらの補助資材はスチ
レン系エラストマーに既に添加されている場合もあり、
またグラフト重合反応後に配合することもできる)。
【0018】重合:このようにして調製した水性懸濁液
を昇温して、使用したラジカル発生剤が適当な速度で分
解する温度以上にすれば、含浸されたアルキルアクリレ
ートモノマーはグラフト重合して改質重合体粒子が生成
する。グラフト重合進行中の水性懸濁液は、適当に撹拌
することが好ましい。重合温度は一般的に50〜150
℃の範囲で適宜選択すべきであるが、グラフト重合工程
を通じて一定である必要はない。重合は2〜10時間程
度であるのが普通である。重合圧力は常圧〜10kg/cm2
程度が普通である。また、アルキルアクリレートモノマ
ーの重合の結果生じる重合体の分子量調節のため、n−
ブチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−
ドデシルメルカプタン等の連鎖移動剤を添加するとよ
い。
を昇温して、使用したラジカル発生剤が適当な速度で分
解する温度以上にすれば、含浸されたアルキルアクリレ
ートモノマーはグラフト重合して改質重合体粒子が生成
する。グラフト重合進行中の水性懸濁液は、適当に撹拌
することが好ましい。重合温度は一般的に50〜150
℃の範囲で適宜選択すべきであるが、グラフト重合工程
を通じて一定である必要はない。重合は2〜10時間程
度であるのが普通である。重合圧力は常圧〜10kg/cm2
程度が普通である。また、アルキルアクリレートモノマ
ーの重合の結果生じる重合体の分子量調節のため、n−
ブチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−
ドデシルメルカプタン等の連鎖移動剤を添加するとよ
い。
【0019】重合後、通常のビニル単量体(例えばスチ
レン)の水性懸濁重合の後処理と同様の後処理を行え
ば、使用したスチレン系エラストマーの形状がほぼその
まま保持されていて直ちに成形用材料として使用するこ
とができる改質重合体粒子が得られる。従って、改質前
に用いるスチレン系エラストマーは、粉末状でもよい
が、その後の成形加工時のハンドリングを考慮すると粒
子状である方が便利である。すなわち、粒子寸法は、通
常成形材料として用いられる程度のものである方が生成
される改質重合体をそのまま成形材料に用いることがで
きるので好ましく、一般には平均粒径1〜8mm、好ま
しくは3〜7mm程度である。その寸法は改質処理前後
でさして変化が認められない。
レン)の水性懸濁重合の後処理と同様の後処理を行え
ば、使用したスチレン系エラストマーの形状がほぼその
まま保持されていて直ちに成形用材料として使用するこ
とができる改質重合体粒子が得られる。従って、改質前
に用いるスチレン系エラストマーは、粉末状でもよい
が、その後の成形加工時のハンドリングを考慮すると粒
子状である方が便利である。すなわち、粒子寸法は、通
常成形材料として用いられる程度のものである方が生成
される改質重合体をそのまま成形材料に用いることがで
きるので好ましく、一般には平均粒径1〜8mm、好ま
しくは3〜7mm程度である。その寸法は改質処理前後
でさして変化が認められない。
【0020】(2) オレフィン系重合体 本発明の重合体組成物の一成分を構成することがあるオ
レフィン系重合体としては、エチレン、プロピレン、ブ
テン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−
1、4−メチルペンテン−1などの炭素数2〜12、好
ましくは2〜8程度のα−オレフィンの単独または2種
以上の共重合体、ないしはこれらオレフィンとビニルエ
ステル、不飽和有機酸またはその誘導体、ビニル有機シ
ラン等とからなる共重合体などを挙げることができる。
共重合体はランダム、ブロックあるいはグラフトといず
れのどの様な結合様式のものでも構わない。これらのオ
レフィン系重合体は、2種以上を混合して用いることも
できる。
レフィン系重合体としては、エチレン、プロピレン、ブ
テン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−
1、4−メチルペンテン−1などの炭素数2〜12、好
ましくは2〜8程度のα−オレフィンの単独または2種
以上の共重合体、ないしはこれらオレフィンとビニルエ
ステル、不飽和有機酸またはその誘導体、ビニル有機シ
ラン等とからなる共重合体などを挙げることができる。
共重合体はランダム、ブロックあるいはグラフトといず
れのどの様な結合様式のものでも構わない。これらのオ
レフィン系重合体は、2種以上を混合して用いることも
できる。
【0021】具体例としては、高、中、低密度ポリエチ
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン−プロピレン共重合体(ランダム、ブロック)、
プロピレン−ブテン−1ランダム共重合体、プロピレン
−エチレン−ブテン−1ランダム共重合体、プロピレン
と炭素数5〜12のα−オレフィンと場合によりエチレ
ンまたはブテン−1とからなる共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルトリメトキシシラ
ン共重合体、無水マレイン酸グラフトポリエチレン、無
水マレイン酸グラフトポリプロピレン、エチレン−アク
リル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合
体等が代表的なものである。中でも特に、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、
等が熱安定性、成形加工性の点で好ましい。
レン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン−プロピレン共重合体(ランダム、ブロック)、
プロピレン−ブテン−1ランダム共重合体、プロピレン
−エチレン−ブテン−1ランダム共重合体、プロピレン
と炭素数5〜12のα−オレフィンと場合によりエチレ
ンまたはブテン−1とからなる共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルトリメトキシシラ
ン共重合体、無水マレイン酸グラフトポリエチレン、無
水マレイン酸グラフトポリプロピレン、エチレン−アク
リル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合
体等が代表的なものである。中でも特に、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、
等が熱安定性、成形加工性の点で好ましい。
【0022】(3) ハロゲン含有重合体、(メタ)ア
クリル酸エステル含有重合体または(メタ)アクリロニ
トリル含有重合体から選ばれたビニル重合体 本発明の重合体組成物の一成分を構成する該ビニル重合
体は、以下に記載するハロゲン含有重合体、(メタ)ア
クリル酸エステル含有重合体、または(メタ)アクリロ
ニトリル含有重合体である。
クリル酸エステル含有重合体または(メタ)アクリロニ
トリル含有重合体から選ばれたビニル重合体 本発明の重合体組成物の一成分を構成する該ビニル重合
体は、以下に記載するハロゲン含有重合体、(メタ)ア
クリル酸エステル含有重合体、または(メタ)アクリロ
ニトリル含有重合体である。
【0023】1) ハロゲン含有重合体 ハロゲン含有重合体としては、例えば、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル・塩化ビニリデン
共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル・エチレン共重合体、塩化ビニル・アクリロニトリル
共重合体、塩化ビニル・アクリル酸メチル共重合体、塩
素化ポリエチレン等の塩素含有重合体、ポリフッ化ビニ
ル、ポリフッ化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエ
チレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、
エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、テト
ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
体、テトラフルオロエチレン−プロピレン共重合体、テ
トラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体等のフッ素含有重合体など市販のものが
適宜使用されるが、中でもポ塩化ビニル、ポリフッ化ビ
ニリデンが成形加工性の点で好ましい。さらに、本発明
の効果を阻害しない限り、該ハロゲン含有重合体に他の
重合体をブレンドして用いることも可能である。例え
ば、ポリ塩化ビニルとアクリロニトリル・ブタジエン共
重合体ゴムとは互いに相溶性があって、より多量に混入
させることができるので好ましい。
ル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル・塩化ビニリデン
共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル・エチレン共重合体、塩化ビニル・アクリロニトリル
共重合体、塩化ビニル・アクリル酸メチル共重合体、塩
素化ポリエチレン等の塩素含有重合体、ポリフッ化ビニ
ル、ポリフッ化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエ
チレン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、
エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体、テト
ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
体、テトラフルオロエチレン−プロピレン共重合体、テ
トラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体等のフッ素含有重合体など市販のものが
適宜使用されるが、中でもポ塩化ビニル、ポリフッ化ビ
ニリデンが成形加工性の点で好ましい。さらに、本発明
の効果を阻害しない限り、該ハロゲン含有重合体に他の
重合体をブレンドして用いることも可能である。例え
ば、ポリ塩化ビニルとアクリロニトリル・ブタジエン共
重合体ゴムとは互いに相溶性があって、より多量に混入
させることができるので好ましい。
【0024】2) (メタ)アクリル酸エステル含有重合
体 (メタ)アクリル酸エステル含有重合体としては、例え
ば、ポリアタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、
ポリアクリル酸ブチル、ポリメタクリル酸メチル、メタ
クリル酸メチル・アクリル酸メチル共重合体、メタクリ
ル酸メチル・アクリロニトリル共重合体、メタクリル酸
・α−メチルスチレン共重合体等の市販のものが適宜使
用可能である。この中でもポリメタクリル酸メチルを使
用することが成形加工性の点で好ましい。
体 (メタ)アクリル酸エステル含有重合体としては、例え
ば、ポリアタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、
ポリアクリル酸ブチル、ポリメタクリル酸メチル、メタ
クリル酸メチル・アクリル酸メチル共重合体、メタクリ
ル酸メチル・アクリロニトリル共重合体、メタクリル酸
・α−メチルスチレン共重合体等の市販のものが適宜使
用可能である。この中でもポリメタクリル酸メチルを使
用することが成形加工性の点で好ましい。
【0025】3) (メタ)アクリロニトリル含有重合体 (メタ)アクリロニトリル含有重合体としては、例えば
アクリロニトリル・スチレン共重合体、アクリロニトリ
ル・ブタジエン・スチレン共重合体、アクリロニトリル
・スチレン・エチレン・プロピレン共重合体、メタクリ
ル酸メチル・スチレン・ブタジエン共重合体等市販のも
のを適宜使用可能である。この中でもアクリロニトリル
・ブタジエン・スチレン共重合体を使用することが機械
特性等の物性が良好な点で好ましい。
アクリロニトリル・スチレン共重合体、アクリロニトリ
ル・ブタジエン・スチレン共重合体、アクリロニトリル
・スチレン・エチレン・プロピレン共重合体、メタクリ
ル酸メチル・スチレン・ブタジエン共重合体等市販のも
のを適宜使用可能である。この中でもアクリロニトリル
・ブタジエン・スチレン共重合体を使用することが機械
特性等の物性が良好な点で好ましい。
【0026】勿論、これらのビニル重合体には本発明の
効果を損なわない範囲で各種の安定剤、着色剤、充填
剤、核剤、軟化剤、可塑剤、帯電防止剤等添加剤を配合
したものであってもよい。
効果を損なわない範囲で各種の安定剤、着色剤、充填
剤、核剤、軟化剤、可塑剤、帯電防止剤等添加剤を配合
したものであってもよい。
【0027】(4) 組成物の配合割合 本発明の組成物の配合割合は、(a)オレフィン系重合体
0〜95重量%、好ましくは0〜80重量%、(b)(メ
タ)アクリル酸エステル含有重合体または(メタ)アク
リロニトリル含有重合体100〜5重量%、好ましくは
100〜20重量%、(c)改質重合体が(a)と(b)の合計
利用100重量部に対して2〜200重量部、好ましく
は5〜150重量部である。改質重合体の使用量がこの
量未満では均質な組成物を得るという点で十分な効果が
発現され難く、一方この量超過では機械的特性等の物性
が低下してしまうという欠点がある。本発明の組成物に
は、これらの必須成分の他に付加的成分を発明の効果を
損なわない範囲の量添加することができる。付加的成分
としては、例えば、他の熱可塑性樹脂、ゴム物質、無機
フィラー、顔料、可塑剤、各種安定剤(酸化防止剤、帯
電防止剤、光安定剤、アンチブロッキング剤、滑剤)等
である。
0〜95重量%、好ましくは0〜80重量%、(b)(メ
タ)アクリル酸エステル含有重合体または(メタ)アク
リロニトリル含有重合体100〜5重量%、好ましくは
100〜20重量%、(c)改質重合体が(a)と(b)の合計
利用100重量部に対して2〜200重量部、好ましく
は5〜150重量部である。改質重合体の使用量がこの
量未満では均質な組成物を得るという点で十分な効果が
発現され難く、一方この量超過では機械的特性等の物性
が低下してしまうという欠点がある。本発明の組成物に
は、これらの必須成分の他に付加的成分を発明の効果を
損なわない範囲の量添加することができる。付加的成分
としては、例えば、他の熱可塑性樹脂、ゴム物質、無機
フィラー、顔料、可塑剤、各種安定剤(酸化防止剤、帯
電防止剤、光安定剤、アンチブロッキング剤、滑剤)等
である。
【0028】(5) 組成物の製造 上記の各種成分をドライブレンドして直接成形しても得
られるが、一般には予めロール、バンバリーミキサー、
押出機等通常の混練機で混練して組成物とした後成形に
供される。成形は、射出成形、中空成形、押出成形、圧
縮成形等いずれの方法も取ることができる。
られるが、一般には予めロール、バンバリーミキサー、
押出機等通常の混練機で混練して組成物とした後成形に
供される。成形は、射出成形、中空成形、押出成形、圧
縮成形等いずれの方法も取ることができる。
【0029】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに具体的に
説明する。 実施例1改質重合体の製造 :50リットル容量のオートクレープ
に水20kg、懸濁剤の第三リン酸カルシウム0.6k
g、およびドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.
6gを混入して水性媒質とし、これに粒径3〜4mmの
スチレン系エラストマー粒子(シェル化学(株)製、Kr
atonG 1657(商品名))6kgを加え、撹拌して懸濁さ
せた。別にt−ブチルパーオキシピバレート130.2
g、及びベンゾイルパーオキサイド40.2gをメチル
メタクリレートモノマー6kgに溶解し、これを先の懸
濁系に添加し、オートクレーブ内に窒素を導入して系内
を0.5kg/cm2に加圧した。更にオートクレーブ内を6
0℃に昇温し、この温度で撹拌しながら3時間放置して
重合開始剤を含むメチルメタクリレートモノマーを全量
スチレン系エラストマー粒子中に含浸させた。次にこの
懸濁液を75℃に昇温し、この温度で撹拌しながら3時
間放置して重合を行い、更に90℃に昇温して3時間維
持して重合を完結した。冷却後、内容固形物を取り出し
て水洗し、改質重合体粒子12kgを得た。また、得ら
れた改質重合体粒子をアセトンにて十分に抽出し、未グ
ラフトのメチルメタクリレート重合体を除去した後、赤
外線吸収スペクトルよりグラフト率を求めたところ、グ
ラフト率は12重量%であった。ここで、グラフト率
は、 グラフト率=(グラフトしたモノマー量/重合したモノ
マー量)×100(%)である。また、改質重合体の耐
油性をJIS−K6301に従い、JIS1号油を使用
し、100℃、70時間の体積変化率を測定したところ
55%であった。一方、未改質のスチレン系エラストマ
ー粒子(シェル化学(株)製、KratonG 1657)を用い同
様の評価をしたところ完全にJIS1号油に溶解した。
また、該重合体のMFRは1.5g/10分であった。
説明する。 実施例1改質重合体の製造 :50リットル容量のオートクレープ
に水20kg、懸濁剤の第三リン酸カルシウム0.6k
g、およびドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.
6gを混入して水性媒質とし、これに粒径3〜4mmの
スチレン系エラストマー粒子(シェル化学(株)製、Kr
atonG 1657(商品名))6kgを加え、撹拌して懸濁さ
せた。別にt−ブチルパーオキシピバレート130.2
g、及びベンゾイルパーオキサイド40.2gをメチル
メタクリレートモノマー6kgに溶解し、これを先の懸
濁系に添加し、オートクレーブ内に窒素を導入して系内
を0.5kg/cm2に加圧した。更にオートクレーブ内を6
0℃に昇温し、この温度で撹拌しながら3時間放置して
重合開始剤を含むメチルメタクリレートモノマーを全量
スチレン系エラストマー粒子中に含浸させた。次にこの
懸濁液を75℃に昇温し、この温度で撹拌しながら3時
間放置して重合を行い、更に90℃に昇温して3時間維
持して重合を完結した。冷却後、内容固形物を取り出し
て水洗し、改質重合体粒子12kgを得た。また、得ら
れた改質重合体粒子をアセトンにて十分に抽出し、未グ
ラフトのメチルメタクリレート重合体を除去した後、赤
外線吸収スペクトルよりグラフト率を求めたところ、グ
ラフト率は12重量%であった。ここで、グラフト率
は、 グラフト率=(グラフトしたモノマー量/重合したモノ
マー量)×100(%)である。また、改質重合体の耐
油性をJIS−K6301に従い、JIS1号油を使用
し、100℃、70時間の体積変化率を測定したところ
55%であった。一方、未改質のスチレン系エラストマ
ー粒子(シェル化学(株)製、KratonG 1657)を用い同
様の評価をしたところ完全にJIS1号油に溶解した。
また、該重合体のMFRは1.5g/10分であった。
【0030】重合体組成物の製造:上記で得られた改質
重合体粒子、ポリ塩化ビニル(三菱化成ポリテック社製
ビニカコンパウンドD7210(商品名))を表1に示
す割合で用いて、東洋精機(株)製ブラベンダープラス
トグラフにて、180℃で混練したのち圧縮成形法によ
り1mm厚シートを得た。これらのシートについて各種
の評価をした。結果を表1に示す。
重合体粒子、ポリ塩化ビニル(三菱化成ポリテック社製
ビニカコンパウンドD7210(商品名))を表1に示
す割合で用いて、東洋精機(株)製ブラベンダープラス
トグラフにて、180℃で混練したのち圧縮成形法によ
り1mm厚シートを得た。これらのシートについて各種
の評価をした。結果を表1に示す。
【0031】比較例1 実施例1の改質重合体粒子のかわりに未改質のスチレン
系エラストマー粒子(シェル化学(株)製、KratonG 16
57)を用いた以外は実施例1と同様にしてシートを得
て、評価した。結果を表1に示す。
系エラストマー粒子(シェル化学(株)製、KratonG 16
57)を用いた以外は実施例1と同様にしてシートを得
て、評価した。結果を表1に示す。
【0032】実施例2 実施例1で得られた改質重合体粒子、ポリメチルメタク
リレート(三菱レーヨン社製アクリペット(商品名))
を表2に示す割合で用いて、東洋精機(株)製ブラベン
ダープラストグラフにて、180℃で混練したのち圧縮
成形法により1mm厚シートを得た。これらのシートに
ついて各種の評価をした。結果を表2に示す。
リレート(三菱レーヨン社製アクリペット(商品名))
を表2に示す割合で用いて、東洋精機(株)製ブラベン
ダープラストグラフにて、180℃で混練したのち圧縮
成形法により1mm厚シートを得た。これらのシートに
ついて各種の評価をした。結果を表2に示す。
【0033】比較例2 実施例2の改質重合体粒子のかわりに未改質のスチレン
系エラストマー粒子(シェル化学(株)製、KratonG 16
57)を用いた以外は実施例2と同様にしてシートを得
て、評価した。結果を表2に示す。
系エラストマー粒子(シェル化学(株)製、KratonG 16
57)を用いた以外は実施例2と同様にしてシートを得
て、評価した。結果を表2に示す。
【0034】実施例3 実施例1で得られた改質重合体粒子、アクリロニトリル
・ブタジエン・スチレン共重合体(三菱化成ポリテック
社製タフレックスYT410(商品名))を表3に示す割合
で用いて、東洋精機(株)製ブラベンダープラストグラ
フにて、230℃で混練したのち圧縮成形法により1m
m厚シートを得た。これらのシートについて各種の評価
をした。結果を表3に示す。
・ブタジエン・スチレン共重合体(三菱化成ポリテック
社製タフレックスYT410(商品名))を表3に示す割合
で用いて、東洋精機(株)製ブラベンダープラストグラ
フにて、230℃で混練したのち圧縮成形法により1m
m厚シートを得た。これらのシートについて各種の評価
をした。結果を表3に示す。
【0035】比較例3 実施例3の改質重合体粒子のかわりに未改質のスチレン
系エラストマー粒子(シェル化学(株)製、KratonG 16
57)を用いた以外は実施例3と同様にしてシートを得
て、評価した。結果を表3に示す。
系エラストマー粒子(シェル化学(株)製、KratonG 16
57)を用いた以外は実施例3と同様にしてシートを得
て、評価した。結果を表3に示す。
【0036】実施例4 実施例1で得られた改質重合体粒子、ポリフッ化ビニリ
デン(ペンウォルト社製カイナー460(商品名))を
表4に示す割合で用いて、東洋精機(株)製ブラベンダ
ープラストグラフにて、200℃で混練したのち圧縮成
形法により1mm厚シートを得た。これらのシートにつ
いて各種の評価をした。結果を表4に示す。
デン(ペンウォルト社製カイナー460(商品名))を
表4に示す割合で用いて、東洋精機(株)製ブラベンダ
ープラストグラフにて、200℃で混練したのち圧縮成
形法により1mm厚シートを得た。これらのシートにつ
いて各種の評価をした。結果を表4に示す。
【0037】比較例4 実施例4の改質重合体粒子のかわりに未改質のスチレン
系エラストマー粒子(シェル化学(株)製、KratonG 16
57)を用いた以外は実施例4と同様にしてシートを得
て、評価した。結果を表4に示す。
系エラストマー粒子(シェル化学(株)製、KratonG 16
57)を用いた以外は実施例4と同様にしてシートを得
て、評価した。結果を表4に示す。
【0038】実施例5 実施例1で得られた改質重合体粒子、ポリプロピレン
(三菱油化製三菱ポリプロMA3(商品名):MFR1
1.0g/10分)、ポリ塩化ビニル(三菱化成ポリテ
ック社製ビニカコンパウンドD7210(商品名))を
表5に示す割合で用いて、東洋精機(株)製ブラベンダ
ープラストグラフにて、180℃で混練したのち圧縮成
形法により1mm厚シートを得た。これらのシートにつ
いて各種の評価をした。結果を表5に示す。
(三菱油化製三菱ポリプロMA3(商品名):MFR1
1.0g/10分)、ポリ塩化ビニル(三菱化成ポリテ
ック社製ビニカコンパウンドD7210(商品名))を
表5に示す割合で用いて、東洋精機(株)製ブラベンダ
ープラストグラフにて、180℃で混練したのち圧縮成
形法により1mm厚シートを得た。これらのシートにつ
いて各種の評価をした。結果を表5に示す。
【0039】比較例5 実施例5において改質重合体粒子のかわりに未改質のス
チレン系エラストマー粒子を用いた以外は実施例5と同
様にしてシートを得て、評価した。結果を表5に示す。
チレン系エラストマー粒子を用いた以外は実施例5と同
様にしてシートを得て、評価した。結果を表5に示す。
【0040】実施例6 実施例1で得られた改質重合体粒子、ポリプロピレン
(三菱油化製三菱ポリプロMA3:MFR11.0g/
10分)、ポリメチルメタクリレート(三菱レーヨン社
製アクリペット)を表6に示す割合で用いて、東洋精機
(株)製ブラベンダープラストグラフにて、200℃で
混練したのち圧縮成形法により1mm厚シートを得た。
これらのシートについて各種の評価をした。結果を表6
に示す。
(三菱油化製三菱ポリプロMA3:MFR11.0g/
10分)、ポリメチルメタクリレート(三菱レーヨン社
製アクリペット)を表6に示す割合で用いて、東洋精機
(株)製ブラベンダープラストグラフにて、200℃で
混練したのち圧縮成形法により1mm厚シートを得た。
これらのシートについて各種の評価をした。結果を表6
に示す。
【0041】比較例6 実施例6において改質重合体粒子のかわりに未改質のス
チレン系エラストマー粒子を用いた以外は実施例6と同
様にしてシートを得て、評価した。結果を表6に示す。
チレン系エラストマー粒子を用いた以外は実施例6と同
様にしてシートを得て、評価した。結果を表6に示す。
【0042】実施例7 上記実施例1における工程で得られた改質重合体粒子、
ポリプロピレン(三菱油化製三菱ポリプロMA3:MF
R11.0g/10分)、アクリロニトリル・ブタジエ
ン・スチレン共重合体(三菱化成ポリテック社製タフレ
ックスYT410(商品名))を表3に示す割合で用い
て、東洋精機(株)製ブラベンダープラストグラフに
て、230℃で混練したのち圧縮成形法により1mm厚
シートを得た。これらのシートについて各種の評価をし
た。結果を表7に示す。
ポリプロピレン(三菱油化製三菱ポリプロMA3:MF
R11.0g/10分)、アクリロニトリル・ブタジエ
ン・スチレン共重合体(三菱化成ポリテック社製タフレ
ックスYT410(商品名))を表3に示す割合で用い
て、東洋精機(株)製ブラベンダープラストグラフに
て、230℃で混練したのち圧縮成形法により1mm厚
シートを得た。これらのシートについて各種の評価をし
た。結果を表7に示す。
【0043】比較例7 実施例7において改質重合体粒子のかわりに未改質のス
チレン系エラストマー粒子を用いた以外は実施例7と同
様にしてシートを得て、評価した。結果を表7に示す。
チレン系エラストマー粒子を用いた以外は実施例7と同
様にしてシートを得て、評価した。結果を表7に示す。
【0044】実施例8 上記実施例1における工程で得られた改質重合体粒子、
ポリプロピレン(三菱油化製三菱ポリプロMA3:MF
R11.0g/10分)、ポリフッ化ビニリデン(ペン
ウォルト社製カイナー460)を表8に示す割合で用い
て、東洋精機(株)製ブラベンダープラストグラフに
て、200℃で混練したのち圧縮成形法により1mm厚
シートを得た。これらのシートについて各種の評価をし
た。結果を表8に示す。
ポリプロピレン(三菱油化製三菱ポリプロMA3:MF
R11.0g/10分)、ポリフッ化ビニリデン(ペン
ウォルト社製カイナー460)を表8に示す割合で用い
て、東洋精機(株)製ブラベンダープラストグラフに
て、200℃で混練したのち圧縮成形法により1mm厚
シートを得た。これらのシートについて各種の評価をし
た。結果を表8に示す。
【0045】比較例8 実施例8において改質重合体粒子のかわりに未改質のス
チレン系エラストマー粒子を用いた以外は実施例8と同
様にしてシートを得て、評価した。結果を表8に示す。
チレン系エラストマー粒子を用いた以外は実施例8と同
様にしてシートを得て、評価した。結果を表8に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】
【0052】
【表7】
【0053】
【表8】
【0054】
【発明の効果】本発明の重合体組成物は、特定の改質重
合体を用いることにより、ポリオレフィンと極性ポリマ
ーの相溶性を改善することができ、両者の長所を併せ持
つことができるので、工業部品、包装材料、自動車部
品、電気・電子部品等の用途への適用が期待し得るもの
である。また、本発明で得られる改質スチレン系重合体
はスチレン系エラストマーに多量のアルキルアクリレー
トポリマー単位を含有するので、スチレン系エラストマ
ーの欠点であるところの耐油性も併せて改良することが
できる。
合体を用いることにより、ポリオレフィンと極性ポリマ
ーの相溶性を改善することができ、両者の長所を併せ持
つことができるので、工業部品、包装材料、自動車部
品、電気・電子部品等の用途への適用が期待し得るもの
である。また、本発明で得られる改質スチレン系重合体
はスチレン系エラストマーに多量のアルキルアクリレー
トポリマー単位を含有するので、スチレン系エラストマ
ーの欠点であるところの耐油性も併せて改良することが
できる。
Claims (1)
- 【請求項1】(a)オレフィン系重合体0〜95重量%、 (b)ハロゲン含有重合体、(メタ)アクリル酸エステル含
有重合体または(メタ)アクリロニトリル含有重合体から
選ばれたビニル重合体100〜5重量%、および (c)スチレン系エラストマー100重量部、アルキルア
クリレートモノマー10〜200重量部、およびアルキ
ルアクリレートモノマー100重量部に対して0.01
〜10重量部のラジカル発生剤を含む水性懸濁液を、該
ラジカル発生剤の分解が実質的に起こらない温度に昇温
し、該アルキルアクリレートモノマーを前記スチレン系
エラストマーに含浸させた後、この水性懸濁液を更に昇
温してグラフト反応を完結させる方法によって得られ
た、MFRが0.1〜20g/10分の改質スチレン系
重合体を(a)と(b)の合計量100重量部に対して2〜
200重量部 含有することを特徴とする重合体組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28880692A JPH06136231A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28880692A JPH06136231A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 重合体組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06136231A true JPH06136231A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17734979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28880692A Pending JPH06136231A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 重合体組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06136231A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009120685A (ja) * | 2007-11-14 | 2009-06-04 | Japan Polypropylene Corp | ポリプロピレン樹脂組成物、それを用いた成形品、成形品の製造方法 |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP28880692A patent/JPH06136231A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009120685A (ja) * | 2007-11-14 | 2009-06-04 | Japan Polypropylene Corp | ポリプロピレン樹脂組成物、それを用いた成形品、成形品の製造方法 |
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