JPH0613756B2 - フェライト結晶粒界現出液及びエッチング方法 - Google Patents
フェライト結晶粒界現出液及びエッチング方法Info
- Publication number
- JPH0613756B2 JPH0613756B2 JP29700388A JP29700388A JPH0613756B2 JP H0613756 B2 JPH0613756 B2 JP H0613756B2 JP 29700388 A JP29700388 A JP 29700388A JP 29700388 A JP29700388 A JP 29700388A JP H0613756 B2 JPH0613756 B2 JP H0613756B2
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- JP
- Japan
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- etching
- water
- grain boundary
- etching method
- ferrite grain
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23F—NON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
- C23F1/00—Etching metallic material by chemical means
- C23F1/10—Etching compositions
- C23F1/14—Aqueous compositions
- C23F1/16—Acidic compositions
- C23F1/28—Acidic compositions for etching iron group metals
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- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋼のフェライト結晶粒界を材質に関係なく鮮
明に現出する現出液及びその現出液を用いたエッチング
方法に関する。
明に現出する現出液及びその現出液を用いたエッチング
方法に関する。
鋼の結晶粒の大きさは鋼の機械的性質や加工性に著しい
影響を与える。従って、これら結晶粒の大きさ、すなわ
ち結晶粒度を定量的に把握することは鋼の諸性質を知る
上で重要で、オーステナイト結晶粒度及びフェライト結
晶粒度の試験方法がJISやASTM等の規格に規定さ
れている。このような結晶粒度の試験においては、先ず
結晶粒の観察面をエッチングして結晶粒界を現出させる
ことが必要であるが、フェライト結晶粒界の現出液とし
ては、従来より硝酸アルコール溶液が用いられてきた。
これはエチルアルコール又はメチルアルコールに硝酸を
5%程度となるように混合した硝酸アルコール溶液で、
エッチングは、観察面を研摩し鏡面仕上げした鋼材をこ
の硝酸アルコール溶液中に数秒ないし1分間浸漬し、水
洗、乾燥することにより行っていた。
影響を与える。従って、これら結晶粒の大きさ、すなわ
ち結晶粒度を定量的に把握することは鋼の諸性質を知る
上で重要で、オーステナイト結晶粒度及びフェライト結
晶粒度の試験方法がJISやASTM等の規格に規定さ
れている。このような結晶粒度の試験においては、先ず
結晶粒の観察面をエッチングして結晶粒界を現出させる
ことが必要であるが、フェライト結晶粒界の現出液とし
ては、従来より硝酸アルコール溶液が用いられてきた。
これはエチルアルコール又はメチルアルコールに硝酸を
5%程度となるように混合した硝酸アルコール溶液で、
エッチングは、観察面を研摩し鏡面仕上げした鋼材をこ
の硝酸アルコール溶液中に数秒ないし1分間浸漬し、水
洗、乾燥することにより行っていた。
しかしながら、上記の硝酸アルコール溶液及びこの溶液
を現出液として用いるエッチング方法においては、例え
ばTi添加鋼のように現出させたフェライト結晶粒界が
不鮮明な場合がある。また、薄鋼板の焼鈍による再結晶
温度領域を調査する際、エッチングによるフェライト結
晶粒界の現出が不鮮明であるため冷間圧延後の組織は再
結晶が始まっていないように観察され、真の再結晶温度
を求めることが出来ないという問題があった。
を現出液として用いるエッチング方法においては、例え
ばTi添加鋼のように現出させたフェライト結晶粒界が
不鮮明な場合がある。また、薄鋼板の焼鈍による再結晶
温度領域を調査する際、エッチングによるフェライト結
晶粒界の現出が不鮮明であるため冷間圧延後の組織は再
結晶が始まっていないように観察され、真の再結晶温度
を求めることが出来ないという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決し、従来現出が困難であっ
た鋼材のフェライト結晶粒界を鮮明に現出すると共に、
従来現出されてはいたが必ずしも鮮明ではなかったフェ
ライト結晶粒界をより鮮明に現出し得る現出液及びその
現出液を用いたエッチング方法を提供することを目的と
する。
た鋼材のフェライト結晶粒界を鮮明に現出すると共に、
従来現出されてはいたが必ずしも鮮明ではなかったフェ
ライト結晶粒界をより鮮明に現出し得る現出液及びその
現出液を用いたエッチング方法を提供することを目的と
する。
上記の目的を達成するために、本発明者等は結晶粒界現
出液の構成について種々の検討を行い本発明を完成し
た。すなわち、本発明は水100mlに対しピクリン酸0.
5〜0.6gとドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム1.
0〜8.0gを溶解し、更に塩酸又は硫酸1.0〜5.0mlを添加
したことを特徴とするフェライト結晶粒界現出液(以下
フェライスト試薬という)、及び前記のフェラスト試薬
を用いたエッチング方法、すなわち鋼材をフェラスト試
薬中に浸漬し、表面に腐食生成物を生成させた後取り出
してこの腐食生成物を除去し、水洗、乾燥後硝酸アルコ
ール溶液中に浸漬し、この溶液中より取り出し後水洗、
乾燥することを特徴とするエッチング方法、及び鋼材を
60〜90℃に加熱したフェラスト試薬中に浸漬し、こ
の試薬中より取り出し後表面に生成した腐食生成物を除
去し、水洗、乾燥することを特徴とするエッチング方法
に関する。
出液の構成について種々の検討を行い本発明を完成し
た。すなわち、本発明は水100mlに対しピクリン酸0.
5〜0.6gとドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム1.
0〜8.0gを溶解し、更に塩酸又は硫酸1.0〜5.0mlを添加
したことを特徴とするフェライト結晶粒界現出液(以下
フェライスト試薬という)、及び前記のフェラスト試薬
を用いたエッチング方法、すなわち鋼材をフェラスト試
薬中に浸漬し、表面に腐食生成物を生成させた後取り出
してこの腐食生成物を除去し、水洗、乾燥後硝酸アルコ
ール溶液中に浸漬し、この溶液中より取り出し後水洗、
乾燥することを特徴とするエッチング方法、及び鋼材を
60〜90℃に加熱したフェラスト試薬中に浸漬し、こ
の試薬中より取り出し後表面に生成した腐食生成物を除
去し、水洗、乾燥することを特徴とするエッチング方法
に関する。
本発明のフェラスト試薬において、ピクリン酸はフェラ
イト結晶粒界を選択的に溶解し粒界を現出させる作用を
有するが、この含有量が水100mlに対し0.5g未満で
は溶解速度が小さく、一方、6.0gを超えるとと溶解のコ
ントロールが困難となるため、その含有量を水100ml
中0.5〜6.0gとした。
イト結晶粒界を選択的に溶解し粒界を現出させる作用を
有するが、この含有量が水100mlに対し0.5g未満で
は溶解速度が小さく、一方、6.0gを超えるとと溶解のコ
ントロールが困難となるため、その含有量を水100ml
中0.5〜6.0gとした。
ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムは前記のピク
リン酸の溶解作用を緩和する作用を有するが、その含有
量が水100mlに対して1.0g未満では前記効果は不十
分であり、一方8.0gを超えて含有させても効果の増大
は認められないため、その含有量を水100ml中1.0〜
8.0gとした。
リン酸の溶解作用を緩和する作用を有するが、その含有
量が水100mlに対して1.0g未満では前記効果は不十
分であり、一方8.0gを超えて含有させても効果の増大
は認められないため、その含有量を水100ml中1.0〜
8.0gとした。
塩酸又は硫酸はフェラスト試薬のpHを酸性に整えピクリ
ン酸の作用を助長するために添加するが、その添加量が
水100mlに対して1.0ml未満では前記効果は不十分で
あり、一方5.0mlを超えると結晶粒界の選択的な溶解の
コントロールが困難となるためその添加量を前記の範囲
とした。
ン酸の作用を助長するために添加するが、その添加量が
水100mlに対して1.0ml未満では前記効果は不十分で
あり、一方5.0mlを超えると結晶粒界の選択的な溶解の
コントロールが困難となるためその添加量を前記の範囲
とした。
以下、実施例に基づいて説明する。
先ず、フェラスト試薬の調合方法であるが、水100ml
を容器に採り、加温しつつピクリン酸0.5〜6.0gを溶解
し、撹拌しながらドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリ
ウム1.0〜8.0gを添加して溶解する。溶解が完全に終了
した後塩酸又は硫酸を1.0〜5.0mlの範囲で添加混合す
る。エッチング対象鋼種によるエッチング時における鋼
材表面の腐食の程度が異なるので、例えば鋼材表面の腐
食を全体的に抑制する必要がある場合はドデシルベンゼ
ンスルフォン酸ナトリウムの含有量を増大させ、またフ
ェライト結晶粒自体の腐食を抑制する必要がある場合は
塩酸、硫酸又はピクリン酸の含有量を減少させる等、各
薬品について上記の範囲内で適宜調整する。本実施例で
は、ピクリン酸については2.5g、ドデシルベンゼンス
ルフォン酸ナトリウムについては6.0g、また塩酸添加
量は1.0mlとした。
を容器に採り、加温しつつピクリン酸0.5〜6.0gを溶解
し、撹拌しながらドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリ
ウム1.0〜8.0gを添加して溶解する。溶解が完全に終了
した後塩酸又は硫酸を1.0〜5.0mlの範囲で添加混合す
る。エッチング対象鋼種によるエッチング時における鋼
材表面の腐食の程度が異なるので、例えば鋼材表面の腐
食を全体的に抑制する必要がある場合はドデシルベンゼ
ンスルフォン酸ナトリウムの含有量を増大させ、またフ
ェライト結晶粒自体の腐食を抑制する必要がある場合は
塩酸、硫酸又はピクリン酸の含有量を減少させる等、各
薬品について上記の範囲内で適宜調整する。本実施例で
は、ピクリン酸については2.5g、ドデシルベンゼンス
ルフォン酸ナトリウムについては6.0g、また塩酸添加
量は1.0mlとした。
次に、上記フェラスト試薬を用いたエッチング方法とし
ては、例えば鋼材を5%硝酸アルコール溶液中に5秒間
程度浸漬し、表面の腐食の程度を観察して腐食され易さ
あるいはされにくさを判断し、それに応じて次の二つの
方法のいずれかを採用する。すなわち、鋼材表面が比較
的腐食され易い場合には室温のフェラスト試薬中に観察
面を研摩し鏡面仕上げした鋼材を浸漬し、観察面に腐食
生成物を生成させた後前記試薬中より取り出し、水洗後
腐食生成物を除去し、再度水洗して温風乾燥後、更に5
%硝酸アルコール溶液中に10〜20秒間浸漬し、取り
出し後水洗、乾燥する方法(以下エッチングA法とい
う)を用いる。また、鋼材表面が比較的腐食されにくい
場合には、約60〜90℃に加熱したフェラスト試薬中
に前記と同様に観察面を鏡面仕上げした鋼材を1〜5分
間浸漬し、前記試薬中より取り出し後、表面に生成した
腐食生成物を除去し、水洗、乾燥する方法(以下エッチ
ングB法という)を用いる。エッチングB法において、
本実施例では、フェラスト試薬の加熱温度を70℃、鋼
材の浸漬時間を5分とした。
ては、例えば鋼材を5%硝酸アルコール溶液中に5秒間
程度浸漬し、表面の腐食の程度を観察して腐食され易さ
あるいはされにくさを判断し、それに応じて次の二つの
方法のいずれかを採用する。すなわち、鋼材表面が比較
的腐食され易い場合には室温のフェラスト試薬中に観察
面を研摩し鏡面仕上げした鋼材を浸漬し、観察面に腐食
生成物を生成させた後前記試薬中より取り出し、水洗後
腐食生成物を除去し、再度水洗して温風乾燥後、更に5
%硝酸アルコール溶液中に10〜20秒間浸漬し、取り
出し後水洗、乾燥する方法(以下エッチングA法とい
う)を用いる。また、鋼材表面が比較的腐食されにくい
場合には、約60〜90℃に加熱したフェラスト試薬中
に前記と同様に観察面を鏡面仕上げした鋼材を1〜5分
間浸漬し、前記試薬中より取り出し後、表面に生成した
腐食生成物を除去し、水洗、乾燥する方法(以下エッチ
ングB法という)を用いる。エッチングB法において、
本実施例では、フェラスト試薬の加熱温度を70℃、鋼
材の浸漬時間を5分とした。
尚、観察面に生成した腐食生成物を取り除く方法として
はバフ布を使用するのが観察面を傷つけず最適である。
また、エッチング表面を顕微鏡で観察して鮮明なフェラ
イト結晶粒界が得られない場合は、再度上記のエッチン
グA法あるいはエッチングB法によるエッチングを繰り
返す。
はバフ布を使用するのが観察面を傷つけず最適である。
また、エッチング表面を顕微鏡で観察して鮮明なフェラ
イト結晶粒界が得られない場合は、再度上記のエッチン
グA法あるいはエッチングB法によるエッチングを繰り
返す。
第1図〜第4図は、種々の鋼に対し上記のように調整し
た本発明のフェラスト試薬を用い、上記本発明のエッチ
ングA法あるいはエッチングB法によりエッチング行っ
た場合に得られた金属組織と、それぞれ従来法によりエ
ッチングを行った場合に得られた金属組織とを対比して
示した顕微鏡写真で、第1図は供試材としてリムド鋼板
を用いた場合、第2図及び第3図はいずれもTi入り低
合金鋼板で、第2図は圧延のまま、第3図は800℃で
焼鈍後用いた場合、第4図はSi入り電磁鋼板を用いた
場合である。
た本発明のフェラスト試薬を用い、上記本発明のエッチ
ングA法あるいはエッチングB法によりエッチング行っ
た場合に得られた金属組織と、それぞれ従来法によりエ
ッチングを行った場合に得られた金属組織とを対比して
示した顕微鏡写真で、第1図は供試材としてリムド鋼板
を用いた場合、第2図及び第3図はいずれもTi入り低
合金鋼板で、第2図は圧延のまま、第3図は800℃で
焼鈍後用いた場合、第4図はSi入り電磁鋼板を用いた
場合である。
供試材としてリムド鋼板を用いた第1図において、(イ)
図はフェラスト試薬を用いエッチングA法によりエッチ
ングを行った場合で、本発明例を示し、(ロ)図は5%硝
酸アルコール溶液中で約40秒間エッチングを行った場
合で、従来例を示す。第1図より、フェライト結晶粒界
は従来例に比較して本発明例の場合の方がより鮮明であ
ることがわかる。
図はフェラスト試薬を用いエッチングA法によりエッチ
ングを行った場合で、本発明例を示し、(ロ)図は5%硝
酸アルコール溶液中で約40秒間エッチングを行った場
合で、従来例を示す。第1図より、フェライト結晶粒界
は従来例に比較して本発明例の場合の方がより鮮明であ
ることがわかる。
第2図において、(イ)図はフェラスト試薬を用いエッチ
ングB法によりエッチングを行った場合(本発明例)、
(ロ)図は5%硝酸アルコール溶液中で約60秒間エッチ
ングを行った場合(従来例)であるが、圧延のままのT
i入りの低合金鋼を用いた本実施例において、従来例で
はフェライト結晶粒界が全く判別できないのに対し、本
発明例では不鮮明ながら結晶粒界が現出されていること
がわかる。また第3図は、Ti入り焼鈍材について第2
図に示した場合と同一のエッチング条件でエッチングを
行った場合で、(イ)図は本発明例、(ロ)図は従来例を示す
が、第3図より、本発明例、従来例のいずれにおいても
フェライト結晶粒界は第2図に比べ鮮明に現出されてお
り、特に本発明例において鮮明度が高いことがわかる。
ングB法によりエッチングを行った場合(本発明例)、
(ロ)図は5%硝酸アルコール溶液中で約60秒間エッチ
ングを行った場合(従来例)であるが、圧延のままのT
i入りの低合金鋼を用いた本実施例において、従来例で
はフェライト結晶粒界が全く判別できないのに対し、本
発明例では不鮮明ながら結晶粒界が現出されていること
がわかる。また第3図は、Ti入り焼鈍材について第2
図に示した場合と同一のエッチング条件でエッチングを
行った場合で、(イ)図は本発明例、(ロ)図は従来例を示す
が、第3図より、本発明例、従来例のいずれにおいても
フェライト結晶粒界は第2図に比べ鮮明に現出されてお
り、特に本発明例において鮮明度が高いことがわかる。
第4図において、(イ)図はフェラスト試薬を用いエッチ
ングA法によりエッチングを行った場合(本発明例)、
(ロ)図は5%硝酸アルコール溶液中で約60秒間エッチ
ングを行った場合(従来例)であるが、Si入り電磁鋼
板を対象とした本実施例においても、従来例に比較して
本発明例の方がフェライト結晶粒界はより鮮明であるこ
とがわかる。
ングA法によりエッチングを行った場合(本発明例)、
(ロ)図は5%硝酸アルコール溶液中で約60秒間エッチ
ングを行った場合(従来例)であるが、Si入り電磁鋼
板を対象とした本実施例においても、従来例に比較して
本発明例の方がフェライト結晶粒界はより鮮明であるこ
とがわかる。
以上説明したように、フェライト結晶粒界試験におい
て、ピクリン酸、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリ
ウム及び塩酸又は硫酸を所定の範囲で含有する本発明の
フェライト結晶粒界現出液を用い、本発明のエッチング
方法を適用することにより、これまで現出が困難であっ
たフェライト結晶粒界を鮮明に現出できることはもちろ
ん、従来現出されていたフェライト結晶粒界をより鮮明
に現出することができる。このことは、鋼材の品質チェ
ックに有効であるばかりでなく、鋼材の研究開発におい
て有益な手段を提供するものである。
て、ピクリン酸、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリ
ウム及び塩酸又は硫酸を所定の範囲で含有する本発明の
フェライト結晶粒界現出液を用い、本発明のエッチング
方法を適用することにより、これまで現出が困難であっ
たフェライト結晶粒界を鮮明に現出できることはもちろ
ん、従来現出されていたフェライト結晶粒界をより鮮明
に現出することができる。このことは、鋼材の品質チェ
ックに有効であるばかりでなく、鋼材の研究開発におい
て有益な手段を提供するものである。
第1図〜第4図は本発明法及び従来法によりエッチング
を行った場合に得られた金属組織の顕微鏡写真で、第1
図は供試材としてリムド鋼板を用いた場合、第2図は同
じくTi入り低合金鋼板を圧延のまま用いた場合、第3
図は同じくTi入り低合金鋼板を焼鈍後用いた場合、第
4図はSi入り電磁鋼板を用いた場合である。
を行った場合に得られた金属組織の顕微鏡写真で、第1
図は供試材としてリムド鋼板を用いた場合、第2図は同
じくTi入り低合金鋼板を圧延のまま用いた場合、第3
図は同じくTi入り低合金鋼板を焼鈍後用いた場合、第
4図はSi入り電磁鋼板を用いた場合である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−23698(JP,A) 特開 昭59−219473(JP,A) 特開 昭62−238380(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】水100mlに対しピクリン酸0.5〜6.0gと
ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム1.0〜8.0gを
溶解し、更に塩酸又は硫酸1.0〜5.0mlを添加したことを
特徴とするフェライト結晶粒界現出液。 - 【請求項2】鋼材を第1項記載のフェライト結晶粒界現
出液中に浸漬し、表面に腐食生成物を生成させた後取り
出してこの腐食生成物を除去し、水洗、乾燥後硝酸アル
コール溶液中に浸漬し、この溶液中より取り出し後水
洗、乾燥することを特徴とするエッチング方法。 - 【請求項3】鋼材を60〜90℃に加熱した第1項記載
のフェライト結晶粒界現出液中に浸漬し、この現出液中
より取り出し後表面に生成した腐食生成物を除去し、水
洗、乾燥することを特徴とするエッチング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29700388A JPH0613756B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | フェライト結晶粒界現出液及びエッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29700388A JPH0613756B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | フェライト結晶粒界現出液及びエッチング方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02141590A JPH02141590A (ja) | 1990-05-30 |
| JPH0613756B2 true JPH0613756B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=17840991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29700388A Expired - Lifetime JPH0613756B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | フェライト結晶粒界現出液及びエッチング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0613756B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN103018141A (zh) * | 2012-11-29 | 2013-04-03 | 燕山大学 | 高合金低碳马氏体钢原始晶粒显示剂及显示方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN102890027B (zh) * | 2012-09-29 | 2014-12-03 | 攀钢集团攀枝花钢铁研究院有限公司 | 一种含Ti的无间隙原子钢冷轧薄板金相组织显示方法 |
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| CN106756510B (zh) * | 2017-01-03 | 2018-06-19 | 华东交通大学理工学院 | 一种显示低合金耐磨钢原奥氏体晶界的浸蚀剂及其应用 |
| CN108300998B (zh) * | 2018-02-02 | 2020-06-09 | 西安热工研究院有限公司 | 显示p91和p92钢原奥氏体晶界的侵蚀剂、制备方法及应用 |
| WO2020234836A1 (en) * | 2019-05-22 | 2020-11-26 | Sabic Global Technologies B.V. | Revealing prior austenite grain boundaries of low-carbon micro-alloyed steel |
| CN111855689B (zh) * | 2020-07-07 | 2023-03-03 | 鞍钢股份有限公司 | 用于显示连铸钢坯皮下裂纹缺陷的腐蚀剂及其配制方法 |
| CN112195471A (zh) * | 2020-09-16 | 2021-01-08 | 上海交通大学 | 板条马氏体钢原奥氏体晶界的腐蚀剂及制备、腐蚀方法 |
| CN112730004B (zh) * | 2020-12-21 | 2022-12-09 | 安徽工业大学 | 一种1Cr13马氏体不锈钢中δ-铁素体的金相腐蚀方法 |
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-
1988
- 1988-11-24 JP JP29700388A patent/JPH0613756B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102590050A (zh) * | 2012-01-19 | 2012-07-18 | 东方电气集团东方锅炉股份有限公司 | P91、p92钢原奥氏体晶界的显示方法 |
| CN103018141A (zh) * | 2012-11-29 | 2013-04-03 | 燕山大学 | 高合金低碳马氏体钢原始晶粒显示剂及显示方法 |
| CN103018141B (zh) * | 2012-11-29 | 2015-11-18 | 燕山大学 | 高合金低碳马氏体钢原始晶粒显示剂及显示方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02141590A (ja) | 1990-05-30 |
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