JPH0614106Y2 - 摩擦要素の油圧制御装置 - Google Patents
摩擦要素の油圧制御装置Info
- Publication number
- JPH0614106Y2 JPH0614106Y2 JP7653988U JP7653988U JPH0614106Y2 JP H0614106 Y2 JPH0614106 Y2 JP H0614106Y2 JP 7653988 U JP7653988 U JP 7653988U JP 7653988 U JP7653988 U JP 7653988U JP H0614106 Y2 JPH0614106 Y2 JP H0614106Y2
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- JP
- Japan
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- piston
- pressure
- friction element
- oil
- oil passage
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は摩擦要素の油圧制御装置に関するものである。
(従来技術) 従来より、クラッチとかブレーキとかの摩擦要素の締結
あるいは締結解除を油圧アクチュエータによって行なう
ことが知られている(例えば、特開昭59−14095
8号公報参照)。
あるいは締結解除を油圧アクチュエータによって行なう
ことが知られている(例えば、特開昭59−14095
8号公報参照)。
ところで、一般に油圧作動式の摩擦要素においては、そ
の締結あるいは締結解除時におけるショックを緩和する
という目的から、通常その油路中にアキュムレータを設
け、該アキュムレータにより油圧立上り途中で棚圧を形
成しこの棚圧部分において摩擦要素の締結あるいは締結
解除を完了させるようにしている。
の締結あるいは締結解除時におけるショックを緩和する
という目的から、通常その油路中にアキュムレータを設
け、該アキュムレータにより油圧立上り途中で棚圧を形
成しこの棚圧部分において摩擦要素の締結あるいは締結
解除を完了させるようにしている。
ところが、従来はこのアキュムレータを各摩擦要素毎に
それぞれ1個づつ設けるようにしていたため、特に摩擦
要素が多数設けられる油圧制御装置においては該装置中
におけるアキュムレータの占有スペースが大きくなり、
装置の大型化を招くという不具合があった。
それぞれ1個づつ設けるようにしていたため、特に摩擦
要素が多数設けられる油圧制御装置においては該装置中
におけるアキュムレータの占有スペースが大きくなり、
装置の大型化を招くという不具合があった。
(考案の目的) 本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもの
であって、アキュムレータの占有スペースの縮小により
装置の小型化を図るようにした摩擦要素の油圧制御装置
を提供することを目的とするものである。
であって、アキュムレータの占有スペースの縮小により
装置の小型化を図るようにした摩擦要素の油圧制御装置
を提供することを目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は上記の目的を達成するための手段として、摩擦
要素の油室に対する作動油の給排を制御することによっ
て該摩擦要素を締結あるいは締結解除するようにした摩
擦要素の油圧制御装置において、第1摩擦要素の油室に
連通する第1油路と第2摩擦要素の油室に連通する第2
油路との間に、シリンダ内にスライド可能に嵌挿される
とともにその軸方向に伸びる筒状のガイド部と、該ガイ
ド部の一端部においてその径方向に突出するストッパー
部とを有する第1ピストンと、該第1ピストンの上記ガ
イド部内にスライド可能に嵌挿され且つその軸方向にお
いて上記ストッパー部と係合することによりその一方の
端面側への移動が規制される第2ピストンと、上記第1
ピストンを上記ガイド部側端部に向けて押圧付勢する第
1付勢部材と、上記第2ピストンを上記第1ピストンの
上記ストッパー部側に向けて押圧付勢する第2付勢部材
とを備えるとともに、上記第2ピストンの上記一方の端
面側に第1圧力室を、他方の端面側に第2圧力室をそれ
ぞれ形成してなるアキュムレータを、上記第1圧力室を
上記第1油路に上記第2圧力室を上記第2油路にそれぞ
れ連通せしめた状態で配置したことを特徴とするもので
ある。
要素の油室に対する作動油の給排を制御することによっ
て該摩擦要素を締結あるいは締結解除するようにした摩
擦要素の油圧制御装置において、第1摩擦要素の油室に
連通する第1油路と第2摩擦要素の油室に連通する第2
油路との間に、シリンダ内にスライド可能に嵌挿される
とともにその軸方向に伸びる筒状のガイド部と、該ガイ
ド部の一端部においてその径方向に突出するストッパー
部とを有する第1ピストンと、該第1ピストンの上記ガ
イド部内にスライド可能に嵌挿され且つその軸方向にお
いて上記ストッパー部と係合することによりその一方の
端面側への移動が規制される第2ピストンと、上記第1
ピストンを上記ガイド部側端部に向けて押圧付勢する第
1付勢部材と、上記第2ピストンを上記第1ピストンの
上記ストッパー部側に向けて押圧付勢する第2付勢部材
とを備えるとともに、上記第2ピストンの上記一方の端
面側に第1圧力室を、他方の端面側に第2圧力室をそれ
ぞれ形成してなるアキュムレータを、上記第1圧力室を
上記第1油路に上記第2圧力室を上記第2油路にそれぞ
れ連通せしめた状態で配置したことを特徴とするもので
ある。
(作用) 本考案では上記の手段により、第1摩擦要素の作動時に
は、アキュムレータの第1圧力室に導入される作動油の
油圧を受けて第2ピストンが第2付勢部材の付勢力に抗
してスライドすることにより該油圧の上昇途中において
棚圧が形成され、また第2摩擦要素の作動時には、アキ
ュムレータの第2圧力室に導入される作動油の油圧を受
けて第1ピストンと第2ピストンとが一体的に第2付勢
部材の付勢力に抗してスライドすることにより該油圧の
上昇途中において棚圧が形成されることになる。
は、アキュムレータの第1圧力室に導入される作動油の
油圧を受けて第2ピストンが第2付勢部材の付勢力に抗
してスライドすることにより該油圧の上昇途中において
棚圧が形成され、また第2摩擦要素の作動時には、アキ
ュムレータの第2圧力室に導入される作動油の油圧を受
けて第1ピストンと第2ピストンとが一体的に第2付勢
部材の付勢力に抗してスライドすることにより該油圧の
上昇途中において棚圧が形成されることになる。
(考案の効果) 従って、本考案の摩擦要素の油圧制御装置によれば、第
1ピストンを単独に作動させるかそれとも第1ピストン
と第2ピストンとを一体的に作動させるかにより、ひと
つのアキュムレータによって二つの摩擦要素の作動油圧
にそれぞれ棚圧を形成することができるため、従来のよ
うに各摩擦要素毎にそれぞれひとつづつアキュムレータ
を備える場合に比して油圧制御装置中におけるアキュム
レータの占有スペースが縮小され、それだけ油圧制御装
置の小型化が促進されるという実用的効果が得られる。
1ピストンを単独に作動させるかそれとも第1ピストン
と第2ピストンとを一体的に作動させるかにより、ひと
つのアキュムレータによって二つの摩擦要素の作動油圧
にそれぞれ棚圧を形成することができるため、従来のよ
うに各摩擦要素毎にそれぞれひとつづつアキュムレータ
を備える場合に比して油圧制御装置中におけるアキュム
レータの占有スペースが縮小され、それだけ油圧制御装
置の小型化が促進されるという実用的効果が得られる。
(実施例) 以下、第1図及び第2図を参照して本考案の実施例を説
明する。
明する。
第1図には本考案の実施例の係る油圧制御装置が適用さ
れた無段変速機付き自動車用パワートレインの油圧回路
が示されている。本考案の主体である油圧制御装置の説
明に先立って、先ずこの油圧回路の回路構成を略述す
る。
れた無段変速機付き自動車用パワートレインの油圧回路
が示されている。本考案の主体である油圧制御装置の説
明に先立って、先ずこの油圧回路の回路構成を略述す
る。
このパワートレインは、エンジン(図示省略)から出力
されるトルクをトルクコンバータX及び前後進切換機構
Yを介してベルト伝動機構Zに伝達し、所定の変速比で
変速した後、これを差動機構(図示省略)を介して車輪
側に伝達するようになっている。そして、このトルクコ
ンバータXにおけるロックアップ操作と、前後進切換機
構Yにおける前後進切換操作と、ベルト伝動機構Zにお
ける変速操作とを油圧制御によって行なうようにしてお
り、そのための油圧回路が第2図に示されている。
されるトルクをトルクコンバータX及び前後進切換機構
Yを介してベルト伝動機構Zに伝達し、所定の変速比で
変速した後、これを差動機構(図示省略)を介して車輪
側に伝達するようになっている。そして、このトルクコ
ンバータXにおけるロックアップ操作と、前後進切換機
構Yにおける前後進切換操作と、ベルト伝動機構Zにお
ける変速操作とを油圧制御によって行なうようにしてお
り、そのための油圧回路が第2図に示されている。
油圧回路において符号1はオイルポンプ、2はライン圧
調整弁であり、このオイルポンプ1から吐出される作動
油はこのライン圧調整弁2において所定のライン圧に調
整された上で、油路101を介してセカンダリープーリ
ー41の圧力室に、また該油路101から分岐した油路
102を介してプライマリープーリー42の圧力室にそ
れぞれ供給される。
調整弁であり、このオイルポンプ1から吐出される作動
油はこのライン圧調整弁2において所定のライン圧に調
整された上で、油路101を介してセカンダリープーリ
ー41の圧力室に、また該油路101から分岐した油路
102を介してプライマリープーリー42の圧力室にそ
れぞれ供給される。
このライン圧調整弁2におけるにライン圧制御は、その
パイロット室2aに導入されるパイロット圧を制御するこ
とにより行なわれる。即ち、ライン圧調整弁2は、スプ
ール2bとこれを付勢するスプリング2cとを備えるととも
に、上記オイルポンプ1からの吐出油が導かれる調圧ポ
ート2dと該オイルポンプ1のサクション側に連通するド
レーンポート2eとを設けている。さらに、このパイロッ
ト室2aには、上記油路102から分岐した後、レデュー
シング弁42により所定圧に減圧された作動油がパイロ
ット圧として油路103を介して導入される。従って、
このライン圧調整弁2は、そのスプール2bが、その一方
の端部にかかる上記油路101内の油圧と、他方の端部
にかかる上記スプリング2cのバネ力とパイロット室2a内
に導入されるパイロット圧との合力との釣合いに応じて
スライドして上記ドレーンポート2eを上記調圧ポート2d
に連通あるいは連通遮断させることにより、上記パイロ
ット圧に応じたライン圧を発生させる。また、このライ
ン圧を制御するパイロット圧は、油路103に設けた第
1電磁ソレノイド弁6のデューティ比を制御することに
より調整される。
パイロット室2aに導入されるパイロット圧を制御するこ
とにより行なわれる。即ち、ライン圧調整弁2は、スプ
ール2bとこれを付勢するスプリング2cとを備えるととも
に、上記オイルポンプ1からの吐出油が導かれる調圧ポ
ート2dと該オイルポンプ1のサクション側に連通するド
レーンポート2eとを設けている。さらに、このパイロッ
ト室2aには、上記油路102から分岐した後、レデュー
シング弁42により所定圧に減圧された作動油がパイロ
ット圧として油路103を介して導入される。従って、
このライン圧調整弁2は、そのスプール2bが、その一方
の端部にかかる上記油路101内の油圧と、他方の端部
にかかる上記スプリング2cのバネ力とパイロット室2a内
に導入されるパイロット圧との合力との釣合いに応じて
スライドして上記ドレーンポート2eを上記調圧ポート2d
に連通あるいは連通遮断させることにより、上記パイロ
ット圧に応じたライン圧を発生させる。また、このライ
ン圧を制御するパイロット圧は、油路103に設けた第
1電磁ソレノイド弁6のデューティ比を制御することに
より調整される。
また、上記油路102には、パイロット圧を受けて作動
する変速比制御弁4が設けられており、変速比の制御は
この変速比制御弁4により上記プライマリープーリー4
2の圧力室への作動油の給・排を制御することにより行
なわれる。即ち、変速比制御弁4は、スプリング4bによ
り常時一方側に押圧付勢されたスプール4aを備えるとと
もに、上記油路102に連通するライン圧ポート4cと、
ドレンポート4dと、上記スプリング4bの反対端面側に形
成されたパイロット室4fに開口するパイロットポート4e
及びスプリング4b側に開口し且つ後述するシフト弁8が
後進位置(R)に設定された時には該シフト弁8を介して
ライン圧が導入されるリバースポート4gとを有してい
る。そして、前進時(シフト弁8がD,2,1のいずれかの
シフト位置にある時)には、上記リバースポート4gがシ
フト弁8を介してドレーンされるところから、上記スプ
ール4aは上記パイロット室4fに導入されるパイロット圧
を受けて軸方向にスライド可能となる。そして、該スプ
ール4aによりライン圧ポート4cとドレンポート4dとが選
択的にプライマリープーリー42の圧力室に連通せしめ
られることにより該圧力室への作動油の給排制御、即ち
変速比制御が行なわれる。一方、後進時には、リバース
ポート4gからライン圧が導入され、スプール4aはこのラ
イン圧を受けて図中右方向へ一杯に押しつけられた状態
で固定される。従って、パイロット圧の如何にかかわら
ずライン圧ポート4cとドレンポート4dが常時連通し、変
速比は最大変速比のまま固定保持される。
する変速比制御弁4が設けられており、変速比の制御は
この変速比制御弁4により上記プライマリープーリー4
2の圧力室への作動油の給・排を制御することにより行
なわれる。即ち、変速比制御弁4は、スプリング4bによ
り常時一方側に押圧付勢されたスプール4aを備えるとと
もに、上記油路102に連通するライン圧ポート4cと、
ドレンポート4dと、上記スプリング4bの反対端面側に形
成されたパイロット室4fに開口するパイロットポート4e
及びスプリング4b側に開口し且つ後述するシフト弁8が
後進位置(R)に設定された時には該シフト弁8を介して
ライン圧が導入されるリバースポート4gとを有してい
る。そして、前進時(シフト弁8がD,2,1のいずれかの
シフト位置にある時)には、上記リバースポート4gがシ
フト弁8を介してドレーンされるところから、上記スプ
ール4aは上記パイロット室4fに導入されるパイロット圧
を受けて軸方向にスライド可能となる。そして、該スプ
ール4aによりライン圧ポート4cとドレンポート4dとが選
択的にプライマリープーリー42の圧力室に連通せしめ
られることにより該圧力室への作動油の給排制御、即ち
変速比制御が行なわれる。一方、後進時には、リバース
ポート4gからライン圧が導入され、スプール4aはこのラ
イン圧を受けて図中右方向へ一杯に押しつけられた状態
で固定される。従って、パイロット圧の如何にかかわら
ずライン圧ポート4cとドレンポート4dが常時連通し、変
速比は最大変速比のまま固定保持される。
またこの実施例のものにおいては、上記変速比制御弁4
へのパイロット圧供給系を2系統設け、これを後述する
切換弁5によって選択使用するようにしている。即ち、
切換弁5は、スプール5aとこれを一方側へ押圧付勢する
スプリング5bとを備えている。また、この切換弁5は、
その反スプリング5b側の端部に開口させたパイロットポ
ート5cを上記油路103から分岐した油路105に接続
し、スプール5aの一端に上記レデューシング弁3で減圧
されたパイロット圧をかけるようにしている。さらに、
この切換弁5の中段部には、上記油路105に連通する
第1パイロット圧導入ポート5dと、ピトー圧発生手段4
3に連通する第2パイロット圧導入ポート5eと、上記変
速比制御弁4のパイロットポート4eに対して油路104
を介して連通するパイロット圧供給ポート5fとを隣接し
ている。そして、この第1パイロット圧導入ポート5dに
連通する上記油路105に第2電磁ソレノイド弁7を設
け、該第2電磁ソレノイド弁7の作動状態に応じて、該
第2電磁ソレノイド弁7により調圧された油圧と、エン
ジンの回転速度に対応して発生するピトー圧とを選択的
に上記変速比制御弁4のパイロット室4fにパイロット圧
として供給し、所定の変速比制御を行なうようにしてい
る。
へのパイロット圧供給系を2系統設け、これを後述する
切換弁5によって選択使用するようにしている。即ち、
切換弁5は、スプール5aとこれを一方側へ押圧付勢する
スプリング5bとを備えている。また、この切換弁5は、
その反スプリング5b側の端部に開口させたパイロットポ
ート5cを上記油路103から分岐した油路105に接続
し、スプール5aの一端に上記レデューシング弁3で減圧
されたパイロット圧をかけるようにしている。さらに、
この切換弁5の中段部には、上記油路105に連通する
第1パイロット圧導入ポート5dと、ピトー圧発生手段4
3に連通する第2パイロット圧導入ポート5eと、上記変
速比制御弁4のパイロットポート4eに対して油路104
を介して連通するパイロット圧供給ポート5fとを隣接し
ている。そして、この第1パイロット圧導入ポート5dに
連通する上記油路105に第2電磁ソレノイド弁7を設
け、該第2電磁ソレノイド弁7の作動状態に応じて、該
第2電磁ソレノイド弁7により調圧された油圧と、エン
ジンの回転速度に対応して発生するピトー圧とを選択的
に上記変速比制御弁4のパイロット室4fにパイロット圧
として供給し、所定の変速比制御を行なうようにしてい
る。
一方、前後進切換機構Yは、二つの摩擦要素、即ち後進
時に締結されるブレーキ44(実用新案登録請求の範囲
中の第1摩擦要素に該当する)と前進時に締結されるク
ラッチ45(実用新案登録請求の範囲中の第2摩擦要素
に該当する)とを備えており、この二つの摩擦要素の選
択作動により前後進の切換を行なうように構成されてい
る。そして、このブレーキ44とクラッチ45の作動
は、シフト弁8の操作に連動して行なわれる。即ち、上
記ライン圧調整弁2により調圧された作動油は、油路1
06を介して切換弁5のポートaに導入される。そし
て、このポートaに供給された作動油は、後進変速段設
定時には油路107を介して上記ブレーキ44の圧力室
に、また前進変速段設定時には油路108を介して上記
クラッチ45の圧力室にそれぞれ供給され、上記前後進
切換機構Cを後進あるいは前進作動状態とする。尚、こ
の実施例においては本考案を適用して、油路107と油
路108の間にアキュムレータ50を設け、このアキュ
ムレータ50によってクラッチ45とブレーキ44の両
方の締結ショックを効果的に緩和するようにしている
が、その構造の詳細については後述する。
時に締結されるブレーキ44(実用新案登録請求の範囲
中の第1摩擦要素に該当する)と前進時に締結されるク
ラッチ45(実用新案登録請求の範囲中の第2摩擦要素
に該当する)とを備えており、この二つの摩擦要素の選
択作動により前後進の切換を行なうように構成されてい
る。そして、このブレーキ44とクラッチ45の作動
は、シフト弁8の操作に連動して行なわれる。即ち、上
記ライン圧調整弁2により調圧された作動油は、油路1
06を介して切換弁5のポートaに導入される。そし
て、このポートaに供給された作動油は、後進変速段設
定時には油路107を介して上記ブレーキ44の圧力室
に、また前進変速段設定時には油路108を介して上記
クラッチ45の圧力室にそれぞれ供給され、上記前後進
切換機構Cを後進あるいは前進作動状態とする。尚、こ
の実施例においては本考案を適用して、油路107と油
路108の間にアキュムレータ50を設け、このアキュ
ムレータ50によってクラッチ45とブレーキ44の両
方の締結ショックを効果的に緩和するようにしている
が、その構造の詳細については後述する。
また、上記ライン圧調整弁2で調圧された作動油は、ク
ラッチ圧調整弁9で所定クラッチ圧に調圧されたのち、
油路109を介してロックアップコントロール弁10に
導入される。そして、このロックアップコントロール弁
10に導入された作動油は、該ロックアップコントロー
ル弁10のパイロット圧を第3電磁ソレノイド弁11に
よって制御することにより、ロックアップ締結側(LO
CK)あるいはロックアップ解除側(UNLOCK)に
選択的に供給される。
ラッチ圧調整弁9で所定クラッチ圧に調圧されたのち、
油路109を介してロックアップコントロール弁10に
導入される。そして、このロックアップコントロール弁
10に導入された作動油は、該ロックアップコントロー
ル弁10のパイロット圧を第3電磁ソレノイド弁11に
よって制御することにより、ロックアップ締結側(LO
CK)あるいはロックアップ解除側(UNLOCK)に
選択的に供給される。
また、第2図において符号12はリリーフ弁である。
次に、本考案の油圧制御装置の主体であるアキュムレー
タ50の構造並びにその作動を第2図に基いて詳述す
る。
タ50の構造並びにその作動を第2図に基いて詳述す
る。
アキュムレータ50は、大径部51aと小径部51bとをもつ
シリンダ51内に後述する第1ピストン52と第2ピス
トン53とを嵌挿して構成されている。第1ピストン5
2は、筒状のガイド部52aと該ガイド部52aの一端側にお
いてその径方向内側に延出する鍔状のストッパー部52b
とを有する略筒状ピストンであって、該ストッパー部52
b側をシリンダ51の大径部51a側に向けた状態で該シリ
ンダ51内にスライド可能に嵌挿されている。また、こ
の第1ピストン52は、シリンダ51との間に設けたス
プリングで構成される第2付勢部材55により常時上記
ガイド部52aの端面52cをシリンダ51の小径部51b側の
端面51cに当接せしめる如く押圧付勢されている。
シリンダ51内に後述する第1ピストン52と第2ピス
トン53とを嵌挿して構成されている。第1ピストン5
2は、筒状のガイド部52aと該ガイド部52aの一端側にお
いてその径方向内側に延出する鍔状のストッパー部52b
とを有する略筒状ピストンであって、該ストッパー部52
b側をシリンダ51の大径部51a側に向けた状態で該シリ
ンダ51内にスライド可能に嵌挿されている。また、こ
の第1ピストン52は、シリンダ51との間に設けたス
プリングで構成される第2付勢部材55により常時上記
ガイド部52aの端面52cをシリンダ51の小径部51b側の
端面51cに当接せしめる如く押圧付勢されている。
第2ピストン53は、上記第1ピストン52より小径の
略有底筒体で構成されており、その頂面53aを上記シリ
ンダ51のストッパー部52b側に向けた状態で該ストッ
パー部52b内にスライド可能に嵌挿されている。また、
この第2ピストン53は、シリンダ51との間に設けた
スプリングで構成される第1付勢部材54により常時そ
の頂面53aを上記第1ピストン52のストッパー部52bに
当接せしめる如く押圧付勢されている。
略有底筒体で構成されており、その頂面53aを上記シリ
ンダ51のストッパー部52b側に向けた状態で該ストッ
パー部52b内にスライド可能に嵌挿されている。また、
この第2ピストン53は、シリンダ51との間に設けた
スプリングで構成される第1付勢部材54により常時そ
の頂面53aを上記第1ピストン52のストッパー部52bに
当接せしめる如く押圧付勢されている。
さらに、この第2付勢部材55と第1付勢部材54の間
においては、第2付勢部材55のバネ力の方が第1付勢
部材54のそれよりも大きくなるように各バネ力が相対
的に設定されている。従って、第2ピストン53の頂面
53a側に形成される第1圧力室56と背面側に形成され
る第2圧力室57のいずれにも作動油が導入されていな
い状態においては第1ピストン52と第2ピストン53
は第1図に示す状態となっている。尚、上記第1圧力室
56と第2圧力室57のうち、第1圧力室56は上記ブ
レーキ44に連通する油路107に、また第2圧力室5
7は上記クラッチ45に連通する油路108にそれぞれ
接続されている。
においては、第2付勢部材55のバネ力の方が第1付勢
部材54のそれよりも大きくなるように各バネ力が相対
的に設定されている。従って、第2ピストン53の頂面
53a側に形成される第1圧力室56と背面側に形成され
る第2圧力室57のいずれにも作動油が導入されていな
い状態においては第1ピストン52と第2ピストン53
は第1図に示す状態となっている。尚、上記第1圧力室
56と第2圧力室57のうち、第1圧力室56は上記ブ
レーキ44に連通する油路107に、また第2圧力室5
7は上記クラッチ45に連通する油路108にそれぞれ
接続されている。
このように構成されたアキュムレータ50によれば、ブ
レーキ44を締結して後進段を設定する時には、油路1
07を介してアキュムレータ50の第1圧力室56内に
導入される作動油の圧力を受けて第2ピストン53のみ
が第1付勢部材54のバネ力に抗して図中右方向へスラ
イドすることにより、ブレーキ圧に所定の棚圧が形成さ
れ、該ブレーキ44の締結がほとんどショックなくスム
ーズに行なわれる。
レーキ44を締結して後進段を設定する時には、油路1
07を介してアキュムレータ50の第1圧力室56内に
導入される作動油の圧力を受けて第2ピストン53のみ
が第1付勢部材54のバネ力に抗して図中右方向へスラ
イドすることにより、ブレーキ圧に所定の棚圧が形成さ
れ、該ブレーキ44の締結がほとんどショックなくスム
ーズに行なわれる。
これに対して、クラッチ45を締結して前進段を構成す
る時には、油路108を介してアキュムレータ50の第
2圧力室57内に導入される作動油の圧力を受けて第2
ピストン53と第1ピストン52とが一体的に図中左方
向にスライドすることにより、クラッチ圧に所定の棚圧
が形成され、該クラッチ45の締結がスムーズに行なわ
れることになる。
る時には、油路108を介してアキュムレータ50の第
2圧力室57内に導入される作動油の圧力を受けて第2
ピストン53と第1ピストン52とが一体的に図中左方
向にスライドすることにより、クラッチ圧に所定の棚圧
が形成され、該クラッチ45の締結がスムーズに行なわ
れることになる。
このように、このアキュムレータ50はブレーキ44用
アキュムレータとクラッチ45用アキュムレータとして
兼用できるため、例えば従来一般の構造のようにブレー
キ44とクラッチ45の両方にそれぞれ専用のアキュム
レータをひとつづつ設ける場合に比して油圧制御装置中
におけるアキュムレータの占有スペースが小さくてす
み、それだけ油圧制御装置のコンパクト化が図れること
になる。
アキュムレータとクラッチ45用アキュムレータとして
兼用できるため、例えば従来一般の構造のようにブレー
キ44とクラッチ45の両方にそれぞれ専用のアキュム
レータをひとつづつ設ける場合に比して油圧制御装置中
におけるアキュムレータの占有スペースが小さくてす
み、それだけ油圧制御装置のコンパクト化が図れること
になる。
尚、ブレーキ圧及びクラッチ圧の棚圧の継続時間(棚圧
長さ)は、ピストンの受圧面積(後進時には第2ピスト
ン53の頂面53aの面積であり、前進時にはシリンダ5
1の小径部51bの断面積)とピストンストロークで規定
されるものであるため、実際の設計に当ってはブレーキ
44とクラッチ45の容量に応じて上記関係を適宜に設
定すれば該ブレーキ44とクラッチ45のそれぞれに最
適な棚圧長さを得ることができる。また、ブレーキ圧及
びクラッチ圧の棚圧の最小値(即ち、棚圧開始圧)はそ
れぞれ第1付勢部材54及び第2付勢部材55のバネ力
を選定することによりそれぞれ任意に設定可能である。
長さ)は、ピストンの受圧面積(後進時には第2ピスト
ン53の頂面53aの面積であり、前進時にはシリンダ5
1の小径部51bの断面積)とピストンストロークで規定
されるものであるため、実際の設計に当ってはブレーキ
44とクラッチ45の容量に応じて上記関係を適宜に設
定すれば該ブレーキ44とクラッチ45のそれぞれに最
適な棚圧長さを得ることができる。また、ブレーキ圧及
びクラッチ圧の棚圧の最小値(即ち、棚圧開始圧)はそ
れぞれ第1付勢部材54及び第2付勢部材55のバネ力
を選定することによりそれぞれ任意に設定可能である。
第1図は本考案の実施例に係る油圧制御装置を備えたパ
ワートレインの油圧回路図、第2図は第1図に示したア
キュムレータ部分の具体的構成を示す拡大縦断面図であ
る。 1……オイルポンプ 2……ライン圧調整弁 3……レデューシング弁 4……変速比制御弁 5……切換弁 6,7……電磁ソレノイド弁 8……シフト弁 9……クラッチ圧調整弁 10……ロックアップコントロール弁 12……リリーフ弁 50……アキュムレータ 51……シリンダ 52……第1ピストン 53……第2ピストン 54……第1付勢部材 55……第2付勢部材 56……第1圧力室 57……第2圧力室
ワートレインの油圧回路図、第2図は第1図に示したア
キュムレータ部分の具体的構成を示す拡大縦断面図であ
る。 1……オイルポンプ 2……ライン圧調整弁 3……レデューシング弁 4……変速比制御弁 5……切換弁 6,7……電磁ソレノイド弁 8……シフト弁 9……クラッチ圧調整弁 10……ロックアップコントロール弁 12……リリーフ弁 50……アキュムレータ 51……シリンダ 52……第1ピストン 53……第2ピストン 54……第1付勢部材 55……第2付勢部材 56……第1圧力室 57……第2圧力室
Claims (1)
- 【請求項1】摩擦要素の油室に対する作動油の給排を制
御することによって該摩擦要素を締結あるいは締結解除
するようにした摩擦要素の油圧制御装置であって、第1
摩擦要素の油室に連通する第1油路と第2摩擦要素の油
室に連通する第2油路との間に、シリンダ内にスライド
可能に嵌挿されるとともにその軸方向に伸びる筒状のガ
イド部と、該ガイド部の一端部においてその径方向に突
出するストッパー部とを有する第1ピストンと、該第1
ピストンの上記ガイド部内にスライド可能に嵌挿され且
つその軸方向において上記ストッパー部と係合すること
によりその一方の端面側への移動が規制される第2ピス
トンと、上記第1ピストンを上記ガイド部側端部に向け
て押圧付勢する第1付勢部材と、上記第2ピストンを上
記第1ピストンの上記ストッパー部側に向けて押圧付勢
する第2付勢部材とを備えるとともに、上記第2ピスト
ンの上記一方の端面側に第1圧力室を、他方の端面側に
第2圧力室をそれぞれ形成してなるアキュムレータが、
上記第1圧力室を上記第1油路に上記第2圧力室を上記
第2油路にそれぞれ連通せしめた状態で配置されている
ことを特徴とする摩擦要素の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7653988U JPH0614106Y2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 摩擦要素の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7653988U JPH0614106Y2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 摩擦要素の油圧制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01180046U JPH01180046U (ja) | 1989-12-25 |
| JPH0614106Y2 true JPH0614106Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=31301560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7653988U Expired - Lifetime JPH0614106Y2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 摩擦要素の油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0614106Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-06-08 JP JP7653988U patent/JPH0614106Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01180046U (ja) | 1989-12-25 |
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