JPH06143301A - トリムの固定方法 - Google Patents
トリムの固定方法Info
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- JPH06143301A JPH06143301A JP4297382A JP29738292A JPH06143301A JP H06143301 A JPH06143301 A JP H06143301A JP 4297382 A JP4297382 A JP 4297382A JP 29738292 A JP29738292 A JP 29738292A JP H06143301 A JPH06143301 A JP H06143301A
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- Japan
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- trim
- pad
- lid
- mold
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発泡体充填物の製造工程におけるトリムの固
定作業を簡素化する。 【構成】 金型21内に装着された外装部を形成するト
リム1の内部にパッド材原料注入孔を介して発泡性合成
樹脂からなるパッド材原料を注入した後パッド材原料1
aを発泡させてヘッドレスト(発泡体充填物)Hbを製
造する際のトリムの固定方法であって、金型21内に装
着した外装部の内部にパッド材原料を注入した後パッド
材原料注入孔11を蓋用トリム13で閉止し、この蓋用
トリム13に接するように金型21を蓋用金型22で閉
止し、この状態で金型装置2内のパッド材原料4を発泡
させ、この発泡したパッド材原料4を介してトリム1と
蓋用トリム13とを一体に接合する。
定作業を簡素化する。 【構成】 金型21内に装着された外装部を形成するト
リム1の内部にパッド材原料注入孔を介して発泡性合成
樹脂からなるパッド材原料を注入した後パッド材原料1
aを発泡させてヘッドレスト(発泡体充填物)Hbを製
造する際のトリムの固定方法であって、金型21内に装
着した外装部の内部にパッド材原料を注入した後パッド
材原料注入孔11を蓋用トリム13で閉止し、この蓋用
トリム13に接するように金型21を蓋用金型22で閉
止し、この状態で金型装置2内のパッド材原料4を発泡
させ、この発泡したパッド材原料4を介してトリム1と
蓋用トリム13とを一体に接合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用のシートやヘ
ッドレストなどの発泡体充填物の表面を覆うトリムの固
定方法に関するものである。
ッドレストなどの発泡体充填物の表面を覆うトリムの固
定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内部に発泡体からなる充填物(パッド)
が充填された品物(発泡体充填物)は、その弾力性から
自動車のシートやヘッドレストあるいは寝具、座布団、
さらには縫いぐるみなど、クッション性が要求される用
途に好適に適用される。このような発泡体充填物は、そ
の表面がトリムといわれる外皮で被覆され、このトリム
で適切に外形が保持されるとともに、内部の発泡体は保
護されている。
が充填された品物(発泡体充填物)は、その弾力性から
自動車のシートやヘッドレストあるいは寝具、座布団、
さらには縫いぐるみなど、クッション性が要求される用
途に好適に適用される。このような発泡体充填物は、そ
の表面がトリムといわれる外皮で被覆され、このトリム
で適切に外形が保持されるとともに、内部の発泡体は保
護されている。
【0003】そして通常、寝具、布団あるいは縫いぐる
みなど一般の発泡体充填物は、上記パッドとトリムとは
別個に製造され、トリムで形づくられた外装部の中にパ
ッドが押し込められて完成するが、例えば自動車用のヘ
ッドレストなど、パッドとトリムとが一体的に接合した
状態でできあがっているようなものは、トリムで形成さ
れた外装部の中にパッドになる発泡性合成樹脂の原料が
予め装填され、その後この原料を所定の方法(加熱によ
る発泡、二成分以上の混合による自然発泡等)で発泡さ
せ、この発泡によって膨脹した発泡性合成樹脂がトリム
の内面に一体に接合した状態で発泡体充填物ができあが
っている。
みなど一般の発泡体充填物は、上記パッドとトリムとは
別個に製造され、トリムで形づくられた外装部の中にパ
ッドが押し込められて完成するが、例えば自動車用のヘ
ッドレストなど、パッドとトリムとが一体的に接合した
状態でできあがっているようなものは、トリムで形成さ
れた外装部の中にパッドになる発泡性合成樹脂の原料が
予め装填され、その後この原料を所定の方法(加熱によ
る発泡、二成分以上の混合による自然発泡等)で発泡さ
せ、この発泡によって膨脹した発泡性合成樹脂がトリム
の内面に一体に接合した状態で発泡体充填物ができあが
っている。
【0004】このようにして製造された発泡体充填物
は、外皮のトリムと内容物であるパッドとが強固に一体
化しているため、パッドとトリムとの間にずれが発生せ
ず、形崩れが防止されるため、上記のトリム・パッド一
体化方式はトリムのずれを嫌う上記ヘッドレスト用など
に好適に適用されている。
は、外皮のトリムと内容物であるパッドとが強固に一体
化しているため、パッドとトリムとの間にずれが発生せ
ず、形崩れが防止されるため、上記のトリム・パッド一
体化方式はトリムのずれを嫌う上記ヘッドレスト用など
に好適に適用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4および図5は、上
記のようなトリム・パッド一体化方式における発泡体充
填物の製造方法の例を説明するための斜視図である。こ
れらの例の場合、発泡体充填物はいずれもヘッドレスト
である。
記のようなトリム・パッド一体化方式における発泡体充
填物の製造方法の例を説明するための斜視図である。こ
れらの例の場合、発泡体充填物はいずれもヘッドレスト
である。
【0006】まず図4に示すヘッドレストHは、予め原
料のウェブが所定の形状に裁断されたのち縫製されてト
リム1が形成される。縫製前に支持用のロッドRがトリ
ム1の内部に内装されるように設定されている。このよ
うなトリム1の一部にパッド材原料注入孔11が形成さ
れており、このパッド材原料注入孔11から発泡性合成
樹脂の原料が注入され、その後所定の発泡処理によって
トリム1内にパッドが形成され、トリム1、パッドおよ
びロッドRが一体化したヘッドレストHができあがる。
そして、最後に仕上げとして、上記パッド材原料注入孔
11は閉止用の栓12で閉止される。このヘッドレスト
Hの場合は、ウェブの縫製によってトリム1の形状が確
定するため製造工程で金型は使用されない。
料のウェブが所定の形状に裁断されたのち縫製されてト
リム1が形成される。縫製前に支持用のロッドRがトリ
ム1の内部に内装されるように設定されている。このよ
うなトリム1の一部にパッド材原料注入孔11が形成さ
れており、このパッド材原料注入孔11から発泡性合成
樹脂の原料が注入され、その後所定の発泡処理によって
トリム1内にパッドが形成され、トリム1、パッドおよ
びロッドRが一体化したヘッドレストHができあがる。
そして、最後に仕上げとして、上記パッド材原料注入孔
11は閉止用の栓12で閉止される。このヘッドレスト
Hの場合は、ウェブの縫製によってトリム1の形状が確
定するため製造工程で金型は使用されない。
【0007】また、図5に示すヘッドレストHaは、ウ
ェブを予め所定形状に形成しておき、それを図外の金型
の内壁面に接するように装填するとともにロッドRを配
置し、パッド材原料注入孔11から発泡性合成樹脂の原
料を注入してから金型を閉蓋し、所定の発泡処理が施さ
れて上記原料は発泡し、トリム1とパッドとロッドRと
が一体化したヘッドレストHaが製造される。この場合
も、一旦ヘッドレストHaができあがってからパッド材
原料注入孔11が閉止されるが、このヘッドレストHa
の場合は大きなパッド材原料注入孔11に対応するた
め、トリム1と同じ材質の蓋用トリム13が用いられ、
これが接着されてパッド材原料注入孔11を閉止してい
る。
ェブを予め所定形状に形成しておき、それを図外の金型
の内壁面に接するように装填するとともにロッドRを配
置し、パッド材原料注入孔11から発泡性合成樹脂の原
料を注入してから金型を閉蓋し、所定の発泡処理が施さ
れて上記原料は発泡し、トリム1とパッドとロッドRと
が一体化したヘッドレストHaが製造される。この場合
も、一旦ヘッドレストHaができあがってからパッド材
原料注入孔11が閉止されるが、このヘッドレストHa
の場合は大きなパッド材原料注入孔11に対応するた
め、トリム1と同じ材質の蓋用トリム13が用いられ、
これが接着されてパッド材原料注入孔11を閉止してい
る。
【0008】上記図4に示すヘッドレストHは、予めウ
ェブの縫製を行い、それの縫い目を隠すために裏返し操
作を行わなければならない等の面倒な操作が必要である
ことから工数も多く、現在よほど特殊なもの以外はこの
方法では工業的規模では生産されておらず、ほとんど図
5に例示するような金型使用方式のヘッドレストHaの
生産が主流になっている。
ェブの縫製を行い、それの縫い目を隠すために裏返し操
作を行わなければならない等の面倒な操作が必要である
ことから工数も多く、現在よほど特殊なもの以外はこの
方法では工業的規模では生産されておらず、ほとんど図
5に例示するような金型使用方式のヘッドレストHaの
生産が主流になっている。
【0009】ところで、上記図5に示すような金型使用
方式によって製造されたヘッドレストHaであっても、
その最終工程におけるパッド材原料注入孔11の閉止作
業は必須であり、この作業は、別途用意された蓋用トリ
ム13に接着剤を塗布し、この接着剤の塗布された蓋用
トリム13を上記パッド材原料注入孔11を閉止するよ
うにトリム1に貼設しなければならない。
方式によって製造されたヘッドレストHaであっても、
その最終工程におけるパッド材原料注入孔11の閉止作
業は必須であり、この作業は、別途用意された蓋用トリ
ム13に接着剤を塗布し、この接着剤の塗布された蓋用
トリム13を上記パッド材原料注入孔11を閉止するよ
うにトリム1に貼設しなければならない。
【0010】このような接着剤の塗布や貼設作業からな
る蓋用トリム13の接着工程は、金型を用いた発泡工程
とは別種の工程になることから、パッド材原料注入孔1
1を閉止するという単純な最後の仕上げのために製造工
程が一つ増加した状態で生産されているのが現状であ
る。
る蓋用トリム13の接着工程は、金型を用いた発泡工程
とは別種の工程になることから、パッド材原料注入孔1
1を閉止するという単純な最後の仕上げのために製造工
程が一つ増加した状態で生産されているのが現状であ
る。
【0011】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、金型方式で発泡体充填物を
製造するに際し、発泡性合成樹脂を充填するための充填
孔を閉止する工程を金型を用いた発泡工程の中に含めて
しまうことができ、その結果製造工程の簡素化を実現す
ることができるトリムの固定方法を提供することを目的
としている。
ためになされたものであり、金型方式で発泡体充填物を
製造するに際し、発泡性合成樹脂を充填するための充填
孔を閉止する工程を金型を用いた発泡工程の中に含めて
しまうことができ、その結果製造工程の簡素化を実現す
ることができるトリムの固定方法を提供することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
トリムの固定方法は、金型内に装着された外装部を形成
するトリムの内部にパッド材原料注入孔を介して発泡性
合成樹脂からなるパッド材原料を注入した後上記パッド
材原料を発泡させて発泡体充填物を製造する際のトリム
の固定方法であって、金型内に装着した上記外装部の内
部にパッド材原料を注入した後上記パッド材原料注入孔
を蓋用トリムで閉止し、この蓋用トリムに接するように
上記金型を蓋用金型で閉止し、発泡したパッド材原料を
介して上記トリムと蓋用トリムとを一体に接合すること
を特徴とするものである。
トリムの固定方法は、金型内に装着された外装部を形成
するトリムの内部にパッド材原料注入孔を介して発泡性
合成樹脂からなるパッド材原料を注入した後上記パッド
材原料を発泡させて発泡体充填物を製造する際のトリム
の固定方法であって、金型内に装着した上記外装部の内
部にパッド材原料を注入した後上記パッド材原料注入孔
を蓋用トリムで閉止し、この蓋用トリムに接するように
上記金型を蓋用金型で閉止し、発泡したパッド材原料を
介して上記トリムと蓋用トリムとを一体に接合すること
を特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項2記載のトリムの固定方法
は、請求項1記載のトリムの固定方法において、上記ト
リムおよび蓋用トリムとして裏面に軟質熱可塑性の合成
樹脂からなるプリーツパッドが一体に積層されたウェブ
を使用し、トリムと蓋用トリムとをそれぞれのプリーツ
パッドが当接した状態で互いに接合させることを特徴と
するものである。
は、請求項1記載のトリムの固定方法において、上記ト
リムおよび蓋用トリムとして裏面に軟質熱可塑性の合成
樹脂からなるプリーツパッドが一体に積層されたウェブ
を使用し、トリムと蓋用トリムとをそれぞれのプリーツ
パッドが当接した状態で互いに接合させることを特徴と
するものである。
【0014】
【作用】上記請求項1記載のトリムの固定方法によれ
ば、パッド材原料が注入されたのちその注入孔を閉止し
た蓋用トリムは、金型内で蓋用金型に接した状態になっ
ているため、所定の発泡処理によって発泡し金型内に広
がった発泡性合成樹脂は、自身の膨脹による圧力で蓋用
トリムを押圧するが、蓋用トリムは上記蓋用金型に阻止
されてその位置が維持され、その結果発泡したパッド材
原料がトリムと蓋用トリムとの間隙に入り込んだ状態で
これが接合剤の役割を果たし、それを介してトリムと蓋
用トリムとを一体に接合する。
ば、パッド材原料が注入されたのちその注入孔を閉止し
た蓋用トリムは、金型内で蓋用金型に接した状態になっ
ているため、所定の発泡処理によって発泡し金型内に広
がった発泡性合成樹脂は、自身の膨脹による圧力で蓋用
トリムを押圧するが、蓋用トリムは上記蓋用金型に阻止
されてその位置が維持され、その結果発泡したパッド材
原料がトリムと蓋用トリムとの間隙に入り込んだ状態で
これが接合剤の役割を果たし、それを介してトリムと蓋
用トリムとを一体に接合する。
【0015】上記請求項2記載のトリムの固定方法によ
れば、トリムおよび蓋用トリムとして裏面に軟質熱可塑
性の合成樹脂からなるプリーツパッドが一体に積層され
たウェブが使用され、トリムと蓋用トリムとはそれぞれ
のプリーツパッドが当接した状態で互いに接合させられ
ているため、トリムと蓋用トリムとの接合はより強固な
ものとなる。
れば、トリムおよび蓋用トリムとして裏面に軟質熱可塑
性の合成樹脂からなるプリーツパッドが一体に積層され
たウェブが使用され、トリムと蓋用トリムとはそれぞれ
のプリーツパッドが当接した状態で互いに接合させられ
ているため、トリムと蓋用トリムとの接合はより強固な
ものとなる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明おけるトリムの固定方法を説
明するための金型内にヘッドレストが形成されている状
態を例示する一部切欠き斜視図である。なお、この例に
おいては、本発明方法が適用される発泡体充填物として
自動車用のヘッドレストが採用されている。この図に示
すように、本発明のトリムの固定方法が適用されるヘッ
ドレストHbは、金型21とこの金型21の上部開口を
閉止する蓋用金型22とから構成された金型装置2によ
って製造される。
明するための金型内にヘッドレストが形成されている状
態を例示する一部切欠き斜視図である。なお、この例に
おいては、本発明方法が適用される発泡体充填物として
自動車用のヘッドレストが採用されている。この図に示
すように、本発明のトリムの固定方法が適用されるヘッ
ドレストHbは、金型21とこの金型21の上部開口を
閉止する蓋用金型22とから構成された金型装置2によ
って製造される。
【0017】この金型21の内部にはヘッドレストHb
の外装部を形成するトリム1が装着される。このトリム
1の内部には予めヘッドレストHbの芯体14が内装さ
れており、この芯体14の一側面には二本のロッドRが
立設されている。このようなトリム1の略中央部には、
パッド材原料注入孔11が設けられており、このパッド
材原料注入孔11から発泡性合成樹脂のパッド材原料が
装填される。
の外装部を形成するトリム1が装着される。このトリム
1の内部には予めヘッドレストHbの芯体14が内装さ
れており、この芯体14の一側面には二本のロッドRが
立設されている。このようなトリム1の略中央部には、
パッド材原料注入孔11が設けられており、このパッド
材原料注入孔11から発泡性合成樹脂のパッド材原料が
装填される。
【0018】トリム1内へのパッド材原料の装填後、上
記パッド材原料注入孔11はトリム1と同じ材料の蓋用
トリム13で閉止され、この状態で金型21の上部開口
は蓋用金型22によって閉止され、外れないように締結
される。この状態で上記一対のロッドRは、蓋用金型2
2に穿設された孔から上部に突出させられて適切にこの
突出状態が図外の係止手段によって維持され、上記蓋用
トリム13は上記芯体14の上面と蓋用金型22の裏面
とによって挾持され、図1に示す状態になる。
記パッド材原料注入孔11はトリム1と同じ材料の蓋用
トリム13で閉止され、この状態で金型21の上部開口
は蓋用金型22によって閉止され、外れないように締結
される。この状態で上記一対のロッドRは、蓋用金型2
2に穿設された孔から上部に突出させられて適切にこの
突出状態が図外の係止手段によって維持され、上記蓋用
トリム13は上記芯体14の上面と蓋用金型22の裏面
とによって挾持され、図1に示す状態になる。
【0019】図2は、トリムと蓋用トリムとの接合状態
を例示する断面図であり、この図の(イ)はトリムの縁
部表面に蓋用トリムの縁部裏面が接合している状態を示
し、(ロ)はトリムの縁部が折り返され、その裏面と蓋
用トリムの縁部裏面とが接合されている状態を示してい
る。これらの図に示すように、トリム1および蓋用トリ
ム13として裏面に軟質熱可塑性の合成樹脂からなるプ
リーツパッドPが一体に積層されたウェブ10が使用さ
れている。
を例示する断面図であり、この図の(イ)はトリムの縁
部表面に蓋用トリムの縁部裏面が接合している状態を示
し、(ロ)はトリムの縁部が折り返され、その裏面と蓋
用トリムの縁部裏面とが接合されている状態を示してい
る。これらの図に示すように、トリム1および蓋用トリ
ム13として裏面に軟質熱可塑性の合成樹脂からなるプ
リーツパッドPが一体に積層されたウェブ10が使用さ
れている。
【0020】通常トリム1には、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリビニルクロライド、ポリアミド等からな
る可撓性を備えたシートが用いられ、この裏面に一体に
積層貼設されるプリーツパッドPは、上記例示の合成樹
脂より低温で軟化溶融するポリウレタン樹脂などが用い
られている。
ロピレン、ポリビニルクロライド、ポリアミド等からな
る可撓性を備えたシートが用いられ、この裏面に一体に
積層貼設されるプリーツパッドPは、上記例示の合成樹
脂より低温で軟化溶融するポリウレタン樹脂などが用い
られている。
【0021】また、発泡性合成樹脂からなるパッド材原
料としては、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォ
ーム、ポリプロピレンフォーム、ウレタンフォームなど
があるが、取り扱いが容易でしかも現場発泡に適したウ
レタンフォームが好適に使用される。本実施例において
はパット材原料としては、ウレタンフォームの原料であ
るジイソシアネートとジオールとが用いられている。こ
れらの原料の混合物がヘッドレストHbの外装部を形成
したトリム1内に装填されて所定の発泡処理が施される
と、このパッド材原料が発泡しながら固化してヘッドレ
ストHbのパッド1aを形成する。
料としては、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォ
ーム、ポリプロピレンフォーム、ウレタンフォームなど
があるが、取り扱いが容易でしかも現場発泡に適したウ
レタンフォームが好適に使用される。本実施例において
はパット材原料としては、ウレタンフォームの原料であ
るジイソシアネートとジオールとが用いられている。こ
れらの原料の混合物がヘッドレストHbの外装部を形成
したトリム1内に装填されて所定の発泡処理が施される
と、このパッド材原料が発泡しながら固化してヘッドレ
ストHbのパッド1aを形成する。
【0022】そして、トリム1と蓋用トリム13との接
合部3は、通常図2の(イ)に例示するように、ヘッド
レストHbの本体部分を形成するウェブ10のトリム1
が剥がされてプリーツパッドPが露出され、この露出し
たプリーツパッドPの表面に蓋用トリム13の裏面に積
層されたプリーツパッドPが当接するように接合されて
いる。従って、蓋用トリム13がトリム1の上部に位置
する状態で互いに積層され、所定の発泡処理によってパ
ッド材原料の発泡によってウレタンフォームが形成され
た状態では、トリム1と蓋用トリム13とのプリーツパ
ッドPが上記発泡処理によって溶融し、一体に接合した
状態になる。
合部3は、通常図2の(イ)に例示するように、ヘッド
レストHbの本体部分を形成するウェブ10のトリム1
が剥がされてプリーツパッドPが露出され、この露出し
たプリーツパッドPの表面に蓋用トリム13の裏面に積
層されたプリーツパッドPが当接するように接合されて
いる。従って、蓋用トリム13がトリム1の上部に位置
する状態で互いに積層され、所定の発泡処理によってパ
ッド材原料の発泡によってウレタンフォームが形成され
た状態では、トリム1と蓋用トリム13とのプリーツパ
ッドPが上記発泡処理によって溶融し、一体に接合した
状態になる。
【0023】図2の(ロ)に示す場合は、トリム1が折
り返されてそのプリーツパッドPが上面に向けられ、こ
の上面に向いたプリーツパッドPに蓋用トリム13のプ
リーツパッドPが積層されるようにして接合部3aが形
成されている。この方式の接合部3aにおいては、特に
トリム1の縁部のトリム1を剥がしてプリーツパッドP
を露出させなくてもよいためその分の作業工数が減少す
る。
り返されてそのプリーツパッドPが上面に向けられ、こ
の上面に向いたプリーツパッドPに蓋用トリム13のプ
リーツパッドPが積層されるようにして接合部3aが形
成されている。この方式の接合部3aにおいては、特に
トリム1の縁部のトリム1を剥がしてプリーツパッドP
を露出させなくてもよいためその分の作業工数が減少す
る。
【0024】以下図3を基に本発明方法の工程について
説明する。図3は、本発明のトリムの固定方法の各工程
を説明するための金型の概略断面図であり、(イ)は金
型内にトリムが装填された直後の状態、(ロ)は発泡処
理されている状態、(ハ)は形成したヘッドレストが取
り出されつつある状態をそれぞれ示している。
説明する。図3は、本発明のトリムの固定方法の各工程
を説明するための金型の概略断面図であり、(イ)は金
型内にトリムが装填された直後の状態、(ロ)は発泡処
理されている状態、(ハ)は形成したヘッドレストが取
り出されつつある状態をそれぞれ示している。
【0025】まず、同図の(イ)に示すように、内部に
芯体14が内装されたヘッドレストHbの外装部を形成
するトリム1が金型21内に装着される。なお、この図
では図示されていないが、トリム1の裏面には図2に示
すプリーツパッドPが積層されている。そして、このト
リム1内に上部に設けられたパッド材原料注入孔11か
ら所定量のパッド材原料4が装填される。
芯体14が内装されたヘッドレストHbの外装部を形成
するトリム1が金型21内に装着される。なお、この図
では図示されていないが、トリム1の裏面には図2に示
すプリーツパッドPが積層されている。そして、このト
リム1内に上部に設けられたパッド材原料注入孔11か
ら所定量のパッド材原料4が装填される。
【0026】つぎに、同図の(ロ)に示すように、トリ
ム1内の芯体14は引き上げられるとともに、蓋用金型
22に設けられた孔を一対のロッドRが貫通して上部に
突出した状態で金型21の上部開口は蓋用金型22によ
って閉止される。このとき、上記パッド材原料注入孔1
1は蓋用トリム13によって閉止され、適宜の係止部材
によって芯体14は落下しないように支持され、かつ、
適宜の締結手段によって金型21の上部開口を閉止した
蓋用金型22は金型21に締結される。この状態の金型
装置2内のパッド材原料は所定の発泡処理が施され、こ
の処理によってトリム1内のパッド材原料4は発泡しつ
つ膨脹し、ポリウレタンからなる金型21の内壁面に沿
うようにパッド1aが形成される。
ム1内の芯体14は引き上げられるとともに、蓋用金型
22に設けられた孔を一対のロッドRが貫通して上部に
突出した状態で金型21の上部開口は蓋用金型22によ
って閉止される。このとき、上記パッド材原料注入孔1
1は蓋用トリム13によって閉止され、適宜の係止部材
によって芯体14は落下しないように支持され、かつ、
適宜の締結手段によって金型21の上部開口を閉止した
蓋用金型22は金型21に締結される。この状態の金型
装置2内のパッド材原料は所定の発泡処理が施され、こ
の処理によってトリム1内のパッド材原料4は発泡しつ
つ膨脹し、ポリウレタンからなる金型21の内壁面に沿
うようにパッド1aが形成される。
【0027】このパッド1aの形成に際して軟化溶融し
たウレタンフォームは図2に示すようにトリム1と蓋用
トリム13との接合部3、3aにおいて、トリム1のプ
リーツパッドPと蓋用トリム13のプリーツパッドPと
の間隙に侵入して接着剤の役目を果たし、蓋用トリム1
3が蓋用金型22と芯体14との間に挾持された状態で
あることとも相俟って、パッド材原料注入孔11を完全
に閉止する。
たウレタンフォームは図2に示すようにトリム1と蓋用
トリム13との接合部3、3aにおいて、トリム1のプ
リーツパッドPと蓋用トリム13のプリーツパッドPと
の間隙に侵入して接着剤の役目を果たし、蓋用トリム1
3が蓋用金型22と芯体14との間に挾持された状態で
あることとも相俟って、パッド材原料注入孔11を完全
に閉止する。
【0028】上記パッド1aが完全に形成されてから同
図の(ハ)に示すように、蓋用金型22は金型21から
取り外されて一つのヘッドレストHbの製造は完了す
る。
図の(ハ)に示すように、蓋用金型22は金型21から
取り外されて一つのヘッドレストHbの製造は完了す
る。
【0029】本発明のトリムの固定方法は、以上詳述し
たように、金型21内に装着され、パッド材原料4が装
填された状態でのパッド材原料注入孔11を、トリム1
と同質のウェブ10で形成された蓋用トリム13で閉止
し、金型装置2内でのパッド材原料4の膨脹発泡によっ
てトリム1と蓋用トリム13とを一体化させるものであ
るため、従来のように金型装置における発泡操作と、パ
ッド材原料注入孔11の閉止操作とを別工程で行うこと
なく、同時にパッド材原料注入孔11の蓋用トリム13
による閉止が完了し、その分製造工程の簡素化が実現す
るなど非常に好都合である。
たように、金型21内に装着され、パッド材原料4が装
填された状態でのパッド材原料注入孔11を、トリム1
と同質のウェブ10で形成された蓋用トリム13で閉止
し、金型装置2内でのパッド材原料4の膨脹発泡によっ
てトリム1と蓋用トリム13とを一体化させるものであ
るため、従来のように金型装置における発泡操作と、パ
ッド材原料注入孔11の閉止操作とを別工程で行うこと
なく、同時にパッド材原料注入孔11の蓋用トリム13
による閉止が完了し、その分製造工程の簡素化が実現す
るなど非常に好都合である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明のトリムの固
定方法は、金型内に装着した上記外装部の内部にパッド
材原料を注入した後上記パッド材原料注入孔を蓋用トリ
ムで閉止し、この蓋用トリムに接するように上記金型を
蓋用金型で閉止し、発泡したパッド材原料を介して上記
トリムと蓋用トリムとを一体に接合するように構成され
ている。
定方法は、金型内に装着した上記外装部の内部にパッド
材原料を注入した後上記パッド材原料注入孔を蓋用トリ
ムで閉止し、この蓋用トリムに接するように上記金型を
蓋用金型で閉止し、発泡したパッド材原料を介して上記
トリムと蓋用トリムとを一体に接合するように構成され
ている。
【0031】従って、パッド材原料が注入されたのちそ
の注入孔を閉止した蓋用トリムは、金型内で蓋用金型に
接した状態になっているため、所定の発泡処理によって
発泡し金型内に広がった発泡性合成樹脂は、自身の膨脹
による圧力で蓋用トリムを押圧するが、蓋用トリムは上
記蓋用金型に阻止されてその位置が維持され、その結果
発泡したパッド材原料がトリムと蓋用トリムとの間隙に
入り込んだ状態でこれが接合剤の役割を果たし、それを
介してトリムと蓋用トリムとは一体に接合し、従来のよ
うに接着操作を別途行うことなく蓋用トリムで充填孔を
閉止することが可能になる。
の注入孔を閉止した蓋用トリムは、金型内で蓋用金型に
接した状態になっているため、所定の発泡処理によって
発泡し金型内に広がった発泡性合成樹脂は、自身の膨脹
による圧力で蓋用トリムを押圧するが、蓋用トリムは上
記蓋用金型に阻止されてその位置が維持され、その結果
発泡したパッド材原料がトリムと蓋用トリムとの間隙に
入り込んだ状態でこれが接合剤の役割を果たし、それを
介してトリムと蓋用トリムとは一体に接合し、従来のよ
うに接着操作を別途行うことなく蓋用トリムで充填孔を
閉止することが可能になる。
【0032】また、トリムおよび蓋用トリムとして裏面
に軟質熱可塑性の合成樹脂からなるプリーツパッドが一
体に積層されたウェブを使用し、トリムと蓋用トリムと
はそれぞれのプリーツパッドが当接した状態で互いに接
合するようにすれば、上記プリーツパッドは比較的硬質
の材料で形成されたトリムよりも熱可塑性が大きく軟化
溶融し易いため、それを介してのトリムと蓋用トリムと
の接合はより強固なものとなる。
に軟質熱可塑性の合成樹脂からなるプリーツパッドが一
体に積層されたウェブを使用し、トリムと蓋用トリムと
はそれぞれのプリーツパッドが当接した状態で互いに接
合するようにすれば、上記プリーツパッドは比較的硬質
の材料で形成されたトリムよりも熱可塑性が大きく軟化
溶融し易いため、それを介してのトリムと蓋用トリムと
の接合はより強固なものとなる。
【0033】以上のように本発明のトリム固定方法を適
用して発泡体充填物を製造すると、金型を用いた発泡工
程において充填孔を閉止用のトリムで閉止する最終仕上
げ作業までもが可能になり、その結果従来必須であった
発泡工程の後に別途設定される接着剤塗布による充填孔
閉止工程が不要になり、その分作業の簡素化や製造コス
トの低減につながるなど工業上の効果は大きい。
用して発泡体充填物を製造すると、金型を用いた発泡工
程において充填孔を閉止用のトリムで閉止する最終仕上
げ作業までもが可能になり、その結果従来必須であった
発泡工程の後に別途設定される接着剤塗布による充填孔
閉止工程が不要になり、その分作業の簡素化や製造コス
トの低減につながるなど工業上の効果は大きい。
【図1】本発明おけるトリムの固定方法を説明するため
の金型内にヘッドレストが形成されている状態を例示す
る一部切欠き斜視図である。
の金型内にヘッドレストが形成されている状態を例示す
る一部切欠き斜視図である。
【図2】トリムと蓋用トリムとの接合状態を例示する断
面図であり、(イ)はトリムの縁部表面に蓋用トリムの
縁部裏面が接合している状態を示し、(ロ)はトリムの
縁部が折り返され、その裏面と蓋用トリムの縁部裏面と
が接合されている状態を示している。
面図であり、(イ)はトリムの縁部表面に蓋用トリムの
縁部裏面が接合している状態を示し、(ロ)はトリムの
縁部が折り返され、その裏面と蓋用トリムの縁部裏面と
が接合されている状態を示している。
【図3】本発明のトリムの固定方法の各工程を説明する
ための金型の概略断面図であり、(イ)は金型内にトリ
ムが装填された直後の状態、(ロ)は発泡処理が施され
ている状態、(ハ)は形成したヘッドレストが取り出さ
れつつある状態をそれぞれ示している。
ための金型の概略断面図であり、(イ)は金型内にトリ
ムが装填された直後の状態、(ロ)は発泡処理が施され
ている状態、(ハ)は形成したヘッドレストが取り出さ
れつつある状態をそれぞれ示している。
【図4】従来のヘッドレストのトリムの固定方法の一例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】従来のヘッドレストのトリムの固定方法の他の
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
1 トリム 10 ウェブ 1a パッド 11 パッド材原料注入孔 13 蓋用トリム P プリーツパッド 2 金型装置 21 金型 22 蓋用金型 3 接合部 4 パッド材原料 H、Ha、Hb ヘッドレスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04 105:20 B29L 31:58 4F
Claims (2)
- 【請求項1】 金型内に装着された外装部を形成するト
リムの内部にパッド材原料注入孔を介して発泡性合成樹
脂からなるパッド材原料を注入した後上記パッド材原料
を発泡させて発泡体充填物を製造する際のトリムの固定
方法であって、金型内に装着した上記外装部の内部にパ
ッド材原料を注入した後上記パッド材原料注入孔を蓋用
トリムで閉止し、この蓋用トリムに接するように上記金
型を蓋用金型で閉止し、発泡したパッド材原料を介して
上記トリムと蓋用トリムとを一体に接合することを特徴
とするトリムの固定方法。 - 【請求項2】 上記トリムおよび蓋用トリムとして裏面
に軟質熱可塑性の合成樹脂からなるプリーツパッドが一
体に積層されたウェブを使用し、トリムと蓋用トリムと
をそれぞれのプリーツパッドが当接した状態で互いに接
合させることを特徴とする請求項1記載のトリムの固定
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4297382A JPH06143301A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | トリムの固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4297382A JPH06143301A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | トリムの固定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06143301A true JPH06143301A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=17845769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4297382A Pending JPH06143301A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | トリムの固定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06143301A (ja) |
-
1992
- 1992-11-06 JP JP4297382A patent/JPH06143301A/ja active Pending
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