JPH06143305A - 表面化粧用不織布並びに繊維強化プラスチック成形品及びその製造方法 - Google Patents
表面化粧用不織布並びに繊維強化プラスチック成形品及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH06143305A JPH06143305A JP4321296A JP32129692A JPH06143305A JP H06143305 A JPH06143305 A JP H06143305A JP 4321296 A JP4321296 A JP 4321296A JP 32129692 A JP32129692 A JP 32129692A JP H06143305 A JPH06143305 A JP H06143305A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- woven fabric
- nonwoven fabric
- mold
- molded product
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- Pending
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 化学繊維又は天然繊維からなり、その重さが
10〜200 g/m2 であり、且つ50%伸長時の伸長回
復率がタテ、ヨコそれぞれ30%以上である不織布を、
FRP成形品の最外層に使用する。 【効果】 FRP成形品の成形に際して、マトリックス
樹脂の収縮により繊維強化材が表面に浮出すのが防止さ
れ、ゲルコートを塗布することなく表面が平滑で外観が
美麗な成形品を得ることができる。
10〜200 g/m2 であり、且つ50%伸長時の伸長回
復率がタテ、ヨコそれぞれ30%以上である不織布を、
FRP成形品の最外層に使用する。 【効果】 FRP成形品の成形に際して、マトリックス
樹脂の収縮により繊維強化材が表面に浮出すのが防止さ
れ、ゲルコートを塗布することなく表面が平滑で外観が
美麗な成形品を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伸長回復率に優れた不
織布並びに、当該不織布を最外層に使用してなる、表面
が平滑で外観が美麗な繊維強化プラスチック成形品及
び、その製造方法に関するものである。
織布並びに、当該不織布を最外層に使用してなる、表面
が平滑で外観が美麗な繊維強化プラスチック成形品及
び、その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、FRPの成形法の一つとし
て、レジントランスファーモールディング法(RTM
法)が知られている。
て、レジントランスファーモールディング法(RTM
法)が知られている。
【0003】該RTM法は、オス型とメス型との間にガ
ラス繊維や炭素繊維などの繊維強化材をセットし、さら
に必要に応じてウレタンフォーム、ラワン合板などの芯
材や、ボルト、ナットなどのインサートをセットし、型
を閉締してから、当該型に設けられた樹脂注入孔から樹
脂液を比較的低い圧力(3〜7kg/cm2 G)で注入し、
注入孔を密閉して樹脂液を硬化させて成形する方法であ
る。
ラス繊維や炭素繊維などの繊維強化材をセットし、さら
に必要に応じてウレタンフォーム、ラワン合板などの芯
材や、ボルト、ナットなどのインサートをセットし、型
を閉締してから、当該型に設けられた樹脂注入孔から樹
脂液を比較的低い圧力(3〜7kg/cm2 G)で注入し、
注入孔を密閉して樹脂液を硬化させて成形する方法であ
る。
【0004】このRTM法は、ゲルコート面を有する製
品を機械的に成形することができる点に特徴を有してい
る。
品を機械的に成形することができる点に特徴を有してい
る。
【0005】而して当該RTM法において使用される樹
脂液としては、粘度が低く、硬化時及び硬化後にクラッ
クが入りにくく、ゲル化から硬化、脱型に至るまでの時
間が短く、且つ硬化時の発熱が少くて、十分なポットラ
イフを有するものであることが要求され、これらの諸要
求を満足させるものとして、通常不飽和ポリエステル樹
脂液が使用されることが多い。
脂液としては、粘度が低く、硬化時及び硬化後にクラッ
クが入りにくく、ゲル化から硬化、脱型に至るまでの時
間が短く、且つ硬化時の発熱が少くて、十分なポットラ
イフを有するものであることが要求され、これらの諸要
求を満足させるものとして、通常不飽和ポリエステル樹
脂液が使用されることが多い。
【0006】またRTM法において使用される繊維強化
材としては、主としてガラス繊維が使用されるが、必要
に応じて炭素繊維、アラミド繊維などの高強度繊維も使
用される。
材としては、主としてガラス繊維が使用されるが、必要
に応じて炭素繊維、アラミド繊維などの高強度繊維も使
用される。
【0007】これらの繊維強化材においては、樹脂の流
動に対する抵抗が小さく、樹脂の流動に伴って繊維強化
材が移動することがなく、且つ成形品の形状へのなじみ
が良好であることが要求される。
動に対する抵抗が小さく、樹脂の流動に伴って繊維強化
材が移動することがなく、且つ成形品の形状へのなじみ
が良好であることが要求される。
【0008】これらの要求を満足する繊維強化材の形態
としては、プリフォームマット、二次バインダーがスチ
レンモノマーに不溶のチョップドストランドマット、コ
ンティニュアスストランドマット、サーフェスマット、
ロービングクロスなどが挙げられ、形状、生産数量、要
求性能により、適切な形態のものが選択される。一般に
はプリフォームマットが使用されることが多い。
としては、プリフォームマット、二次バインダーがスチ
レンモノマーに不溶のチョップドストランドマット、コ
ンティニュアスストランドマット、サーフェスマット、
ロービングクロスなどが挙げられ、形状、生産数量、要
求性能により、適切な形態のものが選択される。一般に
はプリフォームマットが使用されることが多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】而してこのRTM法に
おいては、ガラス繊維のプリフォームマットなどの繊維
強化材を成形型内に配置し、成形型を閉締してから不飽
和ポリエステル樹脂液などの硬化性樹脂液を比較的低圧
で注入し、当該樹脂液を成形型内で硬化させて成形する
のであるが、成形時に不飽和ポリエステル樹脂が収縮す
るため、その成形品の表面にガラス繊維が浮出し、表面
が平滑で外観が美麗な繊維強化プラスチック成形品を得
ることが困難である。
おいては、ガラス繊維のプリフォームマットなどの繊維
強化材を成形型内に配置し、成形型を閉締してから不飽
和ポリエステル樹脂液などの硬化性樹脂液を比較的低圧
で注入し、当該樹脂液を成形型内で硬化させて成形する
のであるが、成形時に不飽和ポリエステル樹脂が収縮す
るため、その成形品の表面にガラス繊維が浮出し、表面
が平滑で外観が美麗な繊維強化プラスチック成形品を得
ることが困難である。
【0010】成形品の表面にガラス繊維などの繊維強化
材が浮出し、表面の平滑性や外観が損われるため、通常
は成形品にゲルコートを塗布し、表面を平滑にすると共
に外観を向上させることが行われているが、この方法で
塗布されたゲルコート面は樹脂マトリックスのみよりな
り、繊維強化材が含まれていないため、強度が低く運搬
中や使用中に亀裂が生じたり剥がれたりする恐れがあ
る。またゲルコートを塗布するための工程が必要であ
り、RTM法の利点である成形サイクルの短縮の効果が
損われる。
材が浮出し、表面の平滑性や外観が損われるため、通常
は成形品にゲルコートを塗布し、表面を平滑にすると共
に外観を向上させることが行われているが、この方法で
塗布されたゲルコート面は樹脂マトリックスのみよりな
り、繊維強化材が含まれていないため、強度が低く運搬
中や使用中に亀裂が生じたり剥がれたりする恐れがあ
る。またゲルコートを塗布するための工程が必要であ
り、RTM法の利点である成形サイクルの短縮の効果が
損われる。
【0011】また前述の繊維強化材として使用されるガ
ラス繊維又は炭素繊維などの、プリフォームマット、チ
ョップドストランドマット、コンティニュアスストラン
ドマット、サーフェスマット、ロービングクロスなど
は、マトリックス樹脂液の含浸は容易であるが、それ自
体の屈曲性に乏しく、三次元曲面を有する成形品を製造
することは困難である。
ラス繊維又は炭素繊維などの、プリフォームマット、チ
ョップドストランドマット、コンティニュアスストラン
ドマット、サーフェスマット、ロービングクロスなど
は、マトリックス樹脂液の含浸は容易であるが、それ自
体の屈曲性に乏しく、三次元曲面を有する成形品を製造
することは困難である。
【0012】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、ゲルコート層の有無に拘りなく、表面が平滑で
外観が美麗な繊維強化プラスチック成形品を、容易に且
つ安価に供給することを目的とするものである。
あって、ゲルコート層の有無に拘りなく、表面が平滑で
外観が美麗な繊維強化プラスチック成形品を、容易に且
つ安価に供給することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決する手段】而して本発明の表面化粧用不織
布は、化学繊維又は天然繊維からなる不織布において、
その重さが10〜200 g/m2 であり、且つ50%伸長
時の伸長回復率がタテ、ヨコそれぞれ30%以上である
ことを特徴とするものである。
布は、化学繊維又は天然繊維からなる不織布において、
その重さが10〜200 g/m2 であり、且つ50%伸長
時の伸長回復率がタテ、ヨコそれぞれ30%以上である
ことを特徴とするものである。
【0014】また本発明の繊維強化プラスチック成形品
は、前述の表面化粧用不織布を成形品の最外層に使用し
たことを特徴とするものである。
は、前述の表面化粧用不織布を成形品の最外層に使用し
たことを特徴とするものである。
【0015】また本発明の繊維強化プラスチック成形品
の製造方法は、成形型の型表面に請求項1に記載の表面
化粧用不織布を配置し、その成形型内に繊維強化材をセ
ットし、型を閉締して当該型内に反応硬化型樹脂液を注
入し、当該樹脂液を硬化させることを特徴とするもので
ある。
の製造方法は、成形型の型表面に請求項1に記載の表面
化粧用不織布を配置し、その成形型内に繊維強化材をセ
ットし、型を閉締して当該型内に反応硬化型樹脂液を注
入し、当該樹脂液を硬化させることを特徴とするもので
ある。
【0016】本発明の不織布に使用される繊維として
は、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリプロ
ピレン繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維、芳香族ポリ
アミド繊維などの合成繊維、スフや人絹などの半合成繊
維、綿、羊毛などの天然繊維を使用することができる。
は、ポリエステル繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリプロ
ピレン繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維、芳香族ポリ
アミド繊維などの合成繊維、スフや人絹などの半合成繊
維、綿、羊毛などの天然繊維を使用することができる。
【0017】特に繊維強化プラスチックのマトリックス
樹脂として使用される不飽和ポリエステル樹脂に含まれ
るスチレンモノマーに対する耐久性を考慮すると、ポリ
エチレンテレフタレート繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポ
リプロピレン繊維、芳香族ポリアミド繊維などが適当で
ある。
樹脂として使用される不飽和ポリエステル樹脂に含まれ
るスチレンモノマーに対する耐久性を考慮すると、ポリ
エチレンテレフタレート繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポ
リプロピレン繊維、芳香族ポリアミド繊維などが適当で
ある。
【0018】この不織布として使用される繊維は、単繊
維の太さが5〜60μ程度が適当である。5μ未満の繊
維ではマトリックス樹脂液の流動性が阻害され、また6
0μを超える繊維では不織布としての柔軟性が損われ
る。
維の太さが5〜60μ程度が適当である。5μ未満の繊
維ではマトリックス樹脂液の流動性が阻害され、また6
0μを超える繊維では不織布としての柔軟性が損われ
る。
【0019】不織布の目付重量は、10〜200 g/m2
とすべきである。10 g/m2 未満では、RTM法におけ
る繊維強化材が不織布を通して成形品の表面に浮出し、
表面の平滑性が損われる。また200 g/m2 を超える不
織布では、マトリックス樹脂液を成形型に注入した際の
流動性を阻害し、成形型内において樹脂が均一に拡がり
にくくなる。
とすべきである。10 g/m2 未満では、RTM法におけ
る繊維強化材が不織布を通して成形品の表面に浮出し、
表面の平滑性が損われる。また200 g/m2 を超える不
織布では、マトリックス樹脂液を成形型に注入した際の
流動性を阻害し、成形型内において樹脂が均一に拡がり
にくくなる。
【0020】また本発明の不織布は、50%伸長時の伸
長回復率がタテ、ヨコそれぞれ30%以上であることを
要する。一般に成形品の形状は種々あり、表面が曲率半
径の小さい曲面である場合も少くない。不織布の伸長回
復率が小さいと、不織布の伸縮性やドレープ性に欠け、
成形品の表面が平面や曲率半径の大きい部分には適用で
きるが、曲率半径の小さい曲面に対しては、不織布がそ
の曲面に沿いにくくなる。
長回復率がタテ、ヨコそれぞれ30%以上であることを
要する。一般に成形品の形状は種々あり、表面が曲率半
径の小さい曲面である場合も少くない。不織布の伸長回
復率が小さいと、不織布の伸縮性やドレープ性に欠け、
成形品の表面が平面や曲率半径の大きい部分には適用で
きるが、曲率半径の小さい曲面に対しては、不織布がそ
の曲面に沿いにくくなる。
【0021】不織布のタテ方向及びヨコ方向の伸長回復
率の比は、理想的には1:1であるが、1:3以下であ
れば実用上問題はない。この比が1:3を超えると、伸
縮性のタテ・ヨコのバランスが崩れ、成形品の表面を平
滑で美麗なものとすることが困難となる。
率の比は、理想的には1:1であるが、1:3以下であ
れば実用上問題はない。この比が1:3を超えると、伸
縮性のタテ・ヨコのバランスが崩れ、成形品の表面を平
滑で美麗なものとすることが困難となる。
【0022】なお以上の説明における不織布の50%伸
長時の伸長回復率は、次のようにして測定したものであ
る。
長時の伸長回復率は、次のようにして測定したものであ
る。
【0023】すなわち、不織布からタテ方向及びヨコ方
向に50mm×200mmの試験片をそれぞれ3枚採取し、
自記記録装置付抗張力試験機を使用して、つかみ間隔1
00mm、引張り速度200mm/minで50mm引き伸ばし、
然る後同速度で収縮させて元の位置まで戻し、荷重−伸
長曲線を作成する。
向に50mm×200mmの試験片をそれぞれ3枚採取し、
自記記録装置付抗張力試験機を使用して、つかみ間隔1
00mm、引張り速度200mm/minで50mm引き伸ばし、
然る後同速度で収縮させて元の位置まで戻し、荷重−伸
長曲線を作成する。
【0024】而してこの曲線から、引き伸ばし長さ(5
0mm) をL0 、不織布を収縮させて引張り荷重が0g に
なるまで戻った長さをL1 として、50%伸長時の伸長
回復率を次の式で算出し、3枚の平均値を求める。
0mm) をL0 、不織布を収縮させて引張り荷重が0g に
なるまで戻った長さをL1 として、50%伸長時の伸長
回復率を次の式で算出し、3枚の平均値を求める。
【0025】
【数1】 50%伸長時の伸長回復率(%)=L1 /L0 ×100
【0026】本発明の不織布の製造方法については特に
限定されるものではなく、一般に不織布の製造のために
使用される、ケミカルボンド式、サーマルボンド式、ス
パンレース式、スパンボンド式、メルトブローン式、ニ
ードルパンチ式、ステッチボンド式などの方法で製造さ
れたものを使用することができ、また乾式製法又は湿式
製法のいずれで製造されたものでも良い。
限定されるものではなく、一般に不織布の製造のために
使用される、ケミカルボンド式、サーマルボンド式、ス
パンレース式、スパンボンド式、メルトブローン式、ニ
ードルパンチ式、ステッチボンド式などの方法で製造さ
れたものを使用することができ、また乾式製法又は湿式
製法のいずれで製造されたものでも良い。
【0027】
【作用】而して前記表面化粧用不織布を使用して繊維強
化プラスチック成形品を製造するには、先ず成形型を開
いてその型表面に前記表面化粧用不織布を配置し、さら
にその成形型内にガラス繊維、炭素繊維などの繊維強化
材をセットする。また必要に応じてウレタンフォームや
合板などの芯材や、ボルト・ナットなどのインサートを
セットする。
化プラスチック成形品を製造するには、先ず成形型を開
いてその型表面に前記表面化粧用不織布を配置し、さら
にその成形型内にガラス繊維、炭素繊維などの繊維強化
材をセットする。また必要に応じてウレタンフォームや
合板などの芯材や、ボルト・ナットなどのインサートを
セットする。
【0028】そして型を閉締して、当該型に形成された
樹脂液注入孔から、不飽和ポリエステル樹脂などの反応
硬化型樹脂液を比較的低圧で注入し、注入孔を閉塞して
樹脂液を硬化させる。
樹脂液注入孔から、不飽和ポリエステル樹脂などの反応
硬化型樹脂液を比較的低圧で注入し、注入孔を閉塞して
樹脂液を硬化させる。
【0029】成形型内において樹脂液は、繊維強化材を
含浸し、さらに不織布の繊維間に浸透し、成形型内に充
満する。そして繊維強化材を強化繊維として含有すると
共に、最外層に不織布の層を有し、且つ硬化した樹脂液
をマトリックスとするFRP成形品が得られる。
含浸し、さらに不織布の繊維間に浸透し、成形型内に充
満する。そして繊維強化材を強化繊維として含有すると
共に、最外層に不織布の層を有し、且つ硬化した樹脂液
をマトリックスとするFRP成形品が得られる。
【0030】而して当該FRP成形品においては、最外
層に不織布を有するためにマトリックス樹脂の収縮によ
り繊維強化材が表面に浮出すことがなく、また不織布を
構成する化学繊維又は天然繊維はしなやかであって成形
品の表面を荒らすことがないため、成形品の表面が平滑
で美麗なものとなる。
層に不織布を有するためにマトリックス樹脂の収縮によ
り繊維強化材が表面に浮出すことがなく、また不織布を
構成する化学繊維又は天然繊維はしなやかであって成形
品の表面を荒らすことがないため、成形品の表面が平滑
で美麗なものとなる。
【0031】
【発明の効果】従って本発明によれば、ゲルコートの塗
布を行うことなく、RTM法により表面が平滑で外観が
美麗な成形品を得ることができる。またゲルコートの塗
布を必要としないので、成形サイクルが短縮できて経済
的であると共に、ゲルコートに伴う表面の亀裂などの欠
点も生じない。
布を行うことなく、RTM法により表面が平滑で外観が
美麗な成形品を得ることができる。またゲルコートの塗
布を必要としないので、成形サイクルが短縮できて経済
的であると共に、ゲルコートに伴う表面の亀裂などの欠
点も生じない。
【0032】なお本発明は、RTM法に限られるもので
はなく、他のFRPの低圧成形法である連続成形法、バ
ッグ成形法、コールドプレス法、引抜成形法などの方法
においても適用することができる。
はなく、他のFRPの低圧成形法である連続成形法、バ
ッグ成形法、コールドプレス法、引抜成形法などの方法
においても適用することができる。
【0033】
【実施例】以下本発明を実施例に基いて説明する。
【0034】実施例1 単繊維2.5デニール、繊維長51mmのポリエチレンテ
レフタレート繊維をニードルパンチ工程を通して、10
0 g/m2 、厚さ1mmの不織布を得た。この不織布の50
%伸長時の伸長回復率は、タテ方向36.3%、ヨコ方
向55.0%であった。
レフタレート繊維をニードルパンチ工程を通して、10
0 g/m2 、厚さ1mmの不織布を得た。この不織布の50
%伸長時の伸長回復率は、タテ方向36.3%、ヨコ方
向55.0%であった。
【0035】この不織布を成形型の型表面に配置し、そ
の成形型内にガラス繊維のプリフォームマットからなる
繊維強化材をセットして成形型を閉締し、成形型に設け
られた樹脂注入孔から、促進剤を含む不飽和ポリエステ
ル樹脂液に触媒を添加しながら3.5kg/cm2 Gの圧力
で注入し、注入終了後注入孔を閉塞して前記不飽和ポリ
エステル樹脂液を硬化させて、RTM法により成形品を
成形した。
の成形型内にガラス繊維のプリフォームマットからなる
繊維強化材をセットして成形型を閉締し、成形型に設け
られた樹脂注入孔から、促進剤を含む不飽和ポリエステ
ル樹脂液に触媒を添加しながら3.5kg/cm2 Gの圧力
で注入し、注入終了後注入孔を閉塞して前記不飽和ポリ
エステル樹脂液を硬化させて、RTM法により成形品を
成形した。
【0036】比較例1 不織布を使用することなく、実施例1と同様にしてRT
M法により成形品を成形し、成形品の表面にゲルコート
を塗布した。
M法により成形品を成形し、成形品の表面にゲルコート
を塗布した。
【0037】比較例2 不織布として、スパンレース式により得られた、50%
伸長時の伸長回復率がタテ方向1.3%、ヨコ方向1
4.0%のものを使用して、実施例1と同様にしてRT
M法により成形品を成形した。
伸長時の伸長回復率がタテ方向1.3%、ヨコ方向1
4.0%のものを使用して、実施例1と同様にしてRT
M法により成形品を成形した。
【0038】各実施例及び比較例について、不織布及び
成形品の物性を表1に示す。
成形品の物性を表1に示す。
【0039】なお不織布の重量、厚さ並びに引張り強さ
及び破断時伸び率については、JIS−L−1096に
準じ、50%伸長時の伸長回復率については前述の測定
法によった。また成形品の曲げ強度及び曲げ弾性率につ
いては、JIS−K−6911に準じて測定した。
及び破断時伸び率については、JIS−L−1096に
準じ、50%伸長時の伸長回復率については前述の測定
法によった。また成形品の曲げ強度及び曲げ弾性率につ
いては、JIS−K−6911に準じて測定した。
【0040】
【表1】
【0041】以上の結果において、本発明の実施例にお
いては成形品の外観が優れており、表面の平滑さ及び外
観の美麗さについては、実施例1のゲルコートを塗布し
たものに比べても遜色ないものであった。これに対し比
較例2の伸長回復率の小さい不織布を使用したもので
は、成形品の表面にしわが発生し、外観が大巾に劣るも
のであった。
いては成形品の外観が優れており、表面の平滑さ及び外
観の美麗さについては、実施例1のゲルコートを塗布し
たものに比べても遜色ないものであった。これに対し比
較例2の伸長回復率の小さい不織布を使用したもので
は、成形品の表面にしわが発生し、外観が大巾に劣るも
のであった。
【0042】また成形品の機械的特性においても、本発
明の実施例が比較例1,2に比べて優れていることが判
る。
明の実施例が比較例1,2に比べて優れていることが判
る。
【0043】従って本発明により得られる成形品は、F
RP成形品として必要とされる性質を満足し、且つ表面
が平滑で外観が美麗であり、生産性にも優れたものであ
って、極めて有効であることが理解できる。
RP成形品として必要とされる性質を満足し、且つ表面
が平滑で外観が美麗であり、生産性にも優れたものであ
って、極めて有効であることが理解できる。
Claims (3)
- 【請求項1】 化学繊維又は天然繊維からなる不織布に
おいて、その重さが10〜200 g/m2 であり、且つ5
0%伸長時の伸長回復率がタテ、ヨコそれぞれ30%以
上であることを特徴とする、表面化粧用不織布 - 【請求項2】 請求項1に記載の表面化粧用不織布を成
形品の最外層に使用したことを特徴とする、繊維強化プ
ラスチック成形品 - 【請求項3】 成形型の型表面に請求項1に記載の表面
化粧用不織布を配置し、その成形型内に繊維強化材をセ
ットし、型を閉締して当該型内に反応硬化型樹脂液を注
入し、当該樹脂液を硬化させることを特徴とする、繊維
強化プラスチック成形品の製造方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4321296A JPH06143305A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 表面化粧用不織布並びに繊維強化プラスチック成形品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4321296A JPH06143305A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 表面化粧用不織布並びに繊維強化プラスチック成形品及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06143305A true JPH06143305A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=18130994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4321296A Pending JPH06143305A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 表面化粧用不織布並びに繊維強化プラスチック成形品及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06143305A (ja) |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP4321296A patent/JPH06143305A/ja active Pending
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