JPH06143669A - 感光材料へのマーキング方法 - Google Patents

感光材料へのマーキング方法

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JPH06143669A
JPH06143669A JP29500692A JP29500692A JPH06143669A JP H06143669 A JPH06143669 A JP H06143669A JP 29500692 A JP29500692 A JP 29500692A JP 29500692 A JP29500692 A JP 29500692A JP H06143669 A JPH06143669 A JP H06143669A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CO2 レーザー等を用いたレーザーマーカー
を使用して、感光材料にマーキングを施すマーキング方
法を確立することである。 【構成】 例えば、図1(a)のように専用ノズル2か
らAr等の不活性ガスを吹き付け、不活性雰囲気中でレ
ーザー照射を行い、感光フィルム7への熱カブリによる
印字を施す。感光フィルム7表面の塵付着等にかかわら
ず、燃焼が抑制され、有害なカブリの発生が防止され、
本来のカブリのみの良好な印字を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光材料へのマーキング
方法に関し、特に、CTスキャナ等の高精細画像のハー
ドコピー装置に使用される、平面性が重視される高感度
の感光フィルムへの記録等に用いて好適なマーキング方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、X線フィルム等の感光フィルムへ
のマーキング(製造元の名称,品種等の記録)は、活字
を感光材料表面に押しつけ、圧力によるカブリを発生さ
せることによって行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した活字を用いた
マーキング方法では、以下の問題点がある。 切替え時間が長く、瞬時切替えやオンライン設定が困
難である。 活字間の圧力バランスの調整が難しく、調整に長時間
を必要とする。 活字は高価で納期が長く、新品種展開時に、準備期間
が必要である。 フィルム平面に凹凸ができるため、平面性を重視する
画像記録用フィルム(特に、CTスキャナ等の画像処理
後の高精細画像のハードコピーに用いられるフィルム)
には印字できない。したがって、現状では、このような
高い平面性が要求されるフィルムには何らマーキングが
なされておらず、フィルムの識別が難しい等の不便があ
る。
【0004】このような問題点を解決するために、本発
明者は、印字をプログラムできるマスクレスの、ドット
印字タイプのCO2 レーザーを用いたマーカーを用いて
レーザーマークを行うことを発案し、その実用性等につ
いて検討したが、その結果、以下の問題点が明らかとな
った。
【0005】すなわち、CO2 レーザーマーカーのビー
ム強度がかなり高いため、感光材料表面の状態(例え
ば、塵付着)によって火花が発生し、この場合はその火
花によって有害なカブリが発生することがわかった。
【0006】また、レーザー光の走査には、一般に、ポ
リゴンミラーが用いられているが、この場合、レーザー
ビームは主走査方向に伸長した楕円形となり、このため
に、主走査方向の線分(縦線)は、楕円形のドットの一
部が重なりあって光照射密度が増大し、その部分の熱カ
ブリ(熱変成)が増大して火花が発生し易い状態となる
こともわかった。すなわち、そのようなビームの部分的
な重なりによる照射密度の増大は、フィルム表面に付着
するゴミ等の異物の存在と相まって、異常燃焼を促進し
てしまう危険がある。
【0007】本発明は、このような本発明者による検討
結果に基づいてなされたものであり、その目的は、上述
の問題点を解決して、レーザーマーカーを使用して、感
光材料にマークを形成するマーキング方法を実用化,確
立することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、感光材料を不活性雰囲気中においた状
態で、レーザー光を前記感光材料へ照射し、熱によるカ
ブリを発生させてマーキングを行うことを特徴とするも
のである。例えば、CO2 ,N2 ,He,Ar等の不活
性ガスを感光材料の表面近傍に吹き付けながらレーザー
光を照射する。 (2)また、本発明は、感光材料を不活性雰囲気中にお
いた状態で、ポリゴンミラーを用いてレーザー光を走査
し、前記感光材料へドット構成の印字を行うことを特徴
とするものである。
【0009】
【作用】不活性ガス雰囲気中であるため、感光材料表面
における燃焼が抑制され、火花の発生が防止される。こ
れにより、有害なカブリが生じず、本来の熱カブリのみ
による良好なレーザーマーキングを行うことができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 (実施例1)図1(a),(b)は共に、本発明の方法
の代表的な態様を示す図であり、(a)は不活性ガス吹
き付け用の専用ノズルを使用する態様を示し、(b)は
集光レンズ保護用ノズルに不活性ガスを流す態様を示
す。
【0011】本実施例における感光材料は、平面性が重
視される高感度の感光フィルム,例えば、CT画像記録
用フィルム等のXレイフィルム7であり、このフィルム
7は、PETベース10の表裏面にそれぞれ、乳剤層1
1とバックコート層12とを有する構造をしている。
【0012】レーザー光源としてはCO2 ガス密閉型レ
ーザーを使用しており、レーザー光はポリゴンミラーを
用いて走査され、集光レンズ1により集光されて乳剤層
11上に像を結び、熱カブリによる印字がなされる。
【0013】図1(a)では、専用ノズル2を用いて、
Ar等の不活性ガスを所定流速で吹き付ける。これによ
り、印字面における燃焼が抑制され、レーザー光照射に
伴う火花の発生が防止され、これにより、有害なカブリ
が防止される。
【0014】なお、開口部3から注入されるエアーは、
集光レンズ1に飛散物が付着するのを防ぐためのもので
ある。図1(b)では、開口部3からエアーではなく、
Ar等の不活性ガスを流入させるものである。この場
合、不活性ガスは、集光レンズ1および感光材料表面の
双方に吹き付けられ、レンズ面の清浄化と、印字面にお
ける燃焼の抑制の2つの役割を同時に果たすことにな
る。この場合には、専用ノズルが不要であり、構成が簡
素化されて便利である。
【0015】図2(a),(b)は、図1(a)の態様
(専用ノズル2を持つもの)の印字を実行するレーザー
マーキング装置の構成例を示す図であり、(a)は全体
構成を示し、(b)は印字面近傍を部分的に拡大して示
す。
【0016】レーザー制御部21は、CO2 ガス密閉型
レーザーを光源として持ち、キーボード等からなるマー
ク設定手段20からの入力情報に基づいて、その光源を
オン/オフ駆動し、記録用のレーザー光を出力する。
【0017】レーザー光は反射ミラーを介してヘッド部
24へと伝達される。このヘッド部24は、ポリゴンミ
ラー25によりレーザー光を主走査方向に走査し、Xレ
イフィルム7上にマーク13を形成する。この場合、前
述のように、ノズル2より不活性ガスが印字面に吹き付
けられ、火花の発生を防止する。
【0018】副走査方向の走査は、回転軸26を中心と
したドラムの回転によって、フィルムそのものを移動さ
せて行う。回転軸26の回転位置は、回転位置検出手段
27によって検出され、随時、レーザー制御部21にフ
ィードバックされ、搬送速度の変化に追随して一定の文
字幅を維持する。
【0019】ポリゴンミラーによる走査を利用するマー
キング装置は、コストが比較的安く、広く普及している
ものであり、本実施例の不活性ガス雰囲気におけるマー
キングの採用によって、感光材料へのマーカーとしても
使用できるようになる。
【0020】図3(a),(b)は本実施例の効果を説
明するための図であり、(a)は比較例としての従来例
によるマーキング例を示し、(b)は本実施例の方法に
よるマーキング例を示す。
【0021】(a)の場合、フィルム表面における燃焼
の発生によって有害なカブリが生じており、印字の判読
が困難である。これに対し、(b)の場合、そのような
カブリはなく、鮮明な印字がなされている。
【0022】(実施例2)実施例1によって有害なカブ
リの発生を防止できるが、それでも、ポリゴンミラーに
よるビーム走査によるドット印字の場合には、楕円形ド
ットの一部が重なり、ビームの局所的な集中が起こるこ
とがあり、カブリの局所的な増進や燃焼等の危険性がな
くなったわけではない。
【0023】そこで、本実施例では、さらに完全なカブ
リ(印字)の制御を行うために、不活性雰囲気中の印字
の他に、さらに、フォントを変更する工夫(すなわち、
スキップフォントの採用)を行う。以下、具体的に説明
する。
【0024】図4は、本実施例(ポリゴンミラーによる
ビーム走査を伴うマーキング方法)のフォント形状の特
徴点を説明するための図であり、(a)〜(c)は比較
例としての従来技術によるドット印字パターンを示し、
(d)〜(f)は本発明のマーキング方法によるドット
印字パターンを示す。
【0025】図中、縦方向がポリゴンミラーによるレー
ザービームの主走査方向であり、ドットはこの方向に細
長い楕円形となる。したがって、主走査方向における連
続したドット形成を行うと、楕円の先端同士の重なりを
生じる((a)〜(c))。そこで、(d)〜(f)の
ようにスキップフォントを採用し、主走査方向における
連続したドット印字の場合は、1ドット毎に間引き(ス
キップ)を行うことにより、ドット間の重なりを排除
し、ビームの局所集中を防止する。これにより、燃焼に
よる異常なカブリを完全に抑止でき、また、文字中濃度
を均一に維持することもできる。
【0026】(実施例3)印字ドット間の重なりを排す
ることは、図5に示されるような複数のレーザー光源を
持つ装置を用いても達成できる。
【0027】図5のマーキング装置は、主走査方向に配
列された、複数個のCO2 ガス密閉型レーザー光源(3
0a〜30g)を持ち、それぞれの光源からのレーザー
ビームを対応する反射ミラー35a〜35g、共通の反
射ミラー40を介して、フィルム7に照射し、それぞれ
のビームに対応したドット形成を行う。
【0028】この場合、ドットの変形がなく、かつ、ド
ット位置は予め決まっている(すなわち、印字の解像度
は各レーザービームの照射位置によって決定される)た
め、図6(a)〜(c)に例示されるような、円形のド
ットを、ほぼ均一な間隔で形成できる。ドット間の重な
りがないためビーム集中が起こらず、均一な濃度の印字
ができ、また、スキップフォントも使用しなくてもよ
く、便利である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、不
活性ガス雰囲気中で印字を行うことにより、感光材料表
面における燃焼を抑制し、火花の発生を防止できる。こ
れにより、有害なカブリが生じず、本来の熱カブリのみ
による良好なレーザーマーキングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は共に、本発明の方法の代表的
な態様を示す図であり、(a)は不活性ガス吹き付け用
の専用ノズルを使用する態様を示し、(b)は集光レン
ズ保護用ノズルに不活性ガスを流す態様を示す。
【図2】(a),(b)は、図1の印字を行うためのレ
ーザーマーキング装置の構成例を示す図であり、(a)
は全体構成を示し、(b)は印字面近傍を部分的に拡大
して示す。
【図3】(a),(b)は図1の実施例の効果を説明す
るための図であり、(a)は比較例としての従来例によ
るマーキング例を示し、(b)は本実施例の方法による
マーキング例を示す。
【図4】第2の実施例(ポリゴンミラーによるビーム走
査を伴うマーキング方法)のフォントの特徴点を説明す
るための図であり、(a)〜(c)は比較例としての従
来技術によるドット印字パターンを示し、(d)〜
(f)は本発明のマーキング方法によるドット印字パタ
ーンを示す。
【図5】第3の実施例の印字を行うためのレーザーマー
ク装置の全体構成例を示す図である。
【図6】(a)〜(c)はそれぞれ、図5の装置を用い
てマーキングを行った場合のフォント例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 集光レンズ 2 不活性ガズ吹き付け専用ノズル 3 開口部 7 Xレイフィルム 10 PETベース 11 乳剤層 12 バックコート層 13 マーク 20 マーク設定部 21 レーザー制御部 24 ヘッド部 25 ポリゴンミラー 26 回転軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を不活性雰囲気中においた状態
    で、レーザー光を前記感光材料へ照射し、熱によるカブ
    リを発生させてマーキングを行うことを特徴とする感光
    材料へのマーキング方法。
  2. 【請求項2】 感光材料を不活性雰囲気中においた状態
    で、ポリゴンミラーを用いてレーザー光を走査し、前記
    感光材料へドット構成の印字を行うことを特徴とする感
    光材料へのマーキング方法。
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