JPH06143841A - 昇華型感熱転写材 - Google Patents
昇華型感熱転写材Info
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- JPH06143841A JPH06143841A JP4298717A JP29871792A JPH06143841A JP H06143841 A JPH06143841 A JP H06143841A JP 4298717 A JP4298717 A JP 4298717A JP 29871792 A JP29871792 A JP 29871792A JP H06143841 A JPH06143841 A JP H06143841A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】ポリエステルフィルムの片面に、易接着層を介
して昇華型インキ層が設けられ、易接着層を設けた面の
反対面にスティック防止層が設けられた昇華型感熱転写
材において該易接着層が少なくとも分子内に1種以上の
架橋性官能基を有するアクリル樹脂とポリエチレンイミ
ンとを主たる構成成分とする昇華型感熱転写材。 【効果】本発明によって得られる昇華型感熱転写材はイ
ンキ層との密着性に極めて優れ常温、高温高湿下などの
環境変化によっても高い密着性を有し、かつ色調再現性
に優れ、過転写がない。
して昇華型インキ層が設けられ、易接着層を設けた面の
反対面にスティック防止層が設けられた昇華型感熱転写
材において該易接着層が少なくとも分子内に1種以上の
架橋性官能基を有するアクリル樹脂とポリエチレンイミ
ンとを主たる構成成分とする昇華型感熱転写材。 【効果】本発明によって得られる昇華型感熱転写材はイ
ンキ層との密着性に極めて優れ常温、高温高湿下などの
環境変化によっても高い密着性を有し、かつ色調再現性
に優れ、過転写がない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は昇華型感熱転写材に関
し、更に詳しくはインキ層の密着性に優れ、高温多湿の
環境下においても過転写がなく、階調性に優れた転写画
像を形成させうる昇華型感熱転写材に関するものであ
る。
し、更に詳しくはインキ層の密着性に優れ、高温多湿の
環境下においても過転写がなく、階調性に優れた転写画
像を形成させうる昇華型感熱転写材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】二軸配向ポリエステルフィルムはその機
械的性質、電気的性質、寸法安定性、透明性、耐熱性な
どに優れた性質を有することから磁気記録材料、包装材
料、電気絶縁材料、各種写真材料、グラフィックアーツ
材料などの多くの用途の基材フィルムとして広く使用さ
れている。特に近年、OA、FA用の感熱転写材とし
て、著しい伸びを示している。感熱転写材には大別する
とワックスなどのバインダー中に各種顔料を混入したイ
ンキ層が熱によって溶融し、被転写紙に転写されるもの
と、バインダー中に熱昇華性を有する染料を混入し、熱
によって染料のみが昇華し、被転写紙の受容層に吸収さ
れ階調性の画像を形成するものがある。上記の内、昇華
型感熱転写材は染料のみを昇華させるため、バインダー
と基材フィルム間には高い密着性が要求され、特に環境
変化や経時によって密着性の低下のないことが重要であ
り、密着性が不足する場合には染料含有樹脂層が被転写
紙に移行し著しく階調性を損なう、いわゆる過転写とい
う現象が発生する。一般に二軸配向ポリエステルフィル
ム表面は高度に結晶配向しているため、接着性に乏しく
直接昇華型インキ層を塗布しても全く密着しない。この
ためインキ層との接着性を強靭なものとするためにフィ
ルム表面上に各種ガス雰囲気下でのコロナ放電処理、プ
ラズマ処理、紫外線照射処理などの物理的処理やアルカ
リ、トリクロロ酢酸、アミン、フェノール類などによる
化学的処理、あるいはこれらを併用した処理方法などが
試みられているがいずれも充分な密着性が得られていな
い。またポリエステルフィルムの表面のプライマー処理
による易接着化が処理工程、作業上の安全性およびフィ
ルム加工商品の高品質維持などの利点があることで広く
行われており、しかもポリエステルフィルム製造工程内
で一気にプライマー処理(例えばポリエステル、アクリ
ル、ウレタンなどの水性塗料を塗布後、延伸して塗膜層
を形成)を行う方法が工程簡略化や製造コストの点で有
力視され、盛んに実施されている。例えばアクリルとポ
リエステルの反応物を塗布後、延伸した塗布層を設けた
もの(特開平1−171988号公報)が知られてい
る。
械的性質、電気的性質、寸法安定性、透明性、耐熱性な
どに優れた性質を有することから磁気記録材料、包装材
料、電気絶縁材料、各種写真材料、グラフィックアーツ
材料などの多くの用途の基材フィルムとして広く使用さ
れている。特に近年、OA、FA用の感熱転写材とし
て、著しい伸びを示している。感熱転写材には大別する
とワックスなどのバインダー中に各種顔料を混入したイ
ンキ層が熱によって溶融し、被転写紙に転写されるもの
と、バインダー中に熱昇華性を有する染料を混入し、熱
によって染料のみが昇華し、被転写紙の受容層に吸収さ
れ階調性の画像を形成するものがある。上記の内、昇華
型感熱転写材は染料のみを昇華させるため、バインダー
と基材フィルム間には高い密着性が要求され、特に環境
変化や経時によって密着性の低下のないことが重要であ
り、密着性が不足する場合には染料含有樹脂層が被転写
紙に移行し著しく階調性を損なう、いわゆる過転写とい
う現象が発生する。一般に二軸配向ポリエステルフィル
ム表面は高度に結晶配向しているため、接着性に乏しく
直接昇華型インキ層を塗布しても全く密着しない。この
ためインキ層との接着性を強靭なものとするためにフィ
ルム表面上に各種ガス雰囲気下でのコロナ放電処理、プ
ラズマ処理、紫外線照射処理などの物理的処理やアルカ
リ、トリクロロ酢酸、アミン、フェノール類などによる
化学的処理、あるいはこれらを併用した処理方法などが
試みられているがいずれも充分な密着性が得られていな
い。またポリエステルフィルムの表面のプライマー処理
による易接着化が処理工程、作業上の安全性およびフィ
ルム加工商品の高品質維持などの利点があることで広く
行われており、しかもポリエステルフィルム製造工程内
で一気にプライマー処理(例えばポリエステル、アクリ
ル、ウレタンなどの水性塗料を塗布後、延伸して塗膜層
を形成)を行う方法が工程簡略化や製造コストの点で有
力視され、盛んに実施されている。例えばアクリルとポ
リエステルの反応物を塗布後、延伸した塗布層を設けた
もの(特開平1−171988号公報)が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述した従来の
技術には次のような問題点がある。すなわち水溶性ポリ
エステルあるいは水分散性ポリエステルおよびこれらを
含む樹脂を積層した場合には所望の易接着性が得られた
としても塗膜の耐湿性、耐水性が劣るため、高湿下での
密着性が劣ること、及びバインダー中の染料によって易
接着層が染着されやすいため、受容紙に転写した時に本
来の色濃度や階調性が不充分であるなどの問題がある。
本発明はこれらの欠点を解消せしめ、昇華型インキ層と
の密着性に優れ、かつ高温高湿下での密着性の低下がな
く、階調性に優れた転写像を得る昇華型感熱転写材を提
供するものである。
技術には次のような問題点がある。すなわち水溶性ポリ
エステルあるいは水分散性ポリエステルおよびこれらを
含む樹脂を積層した場合には所望の易接着性が得られた
としても塗膜の耐湿性、耐水性が劣るため、高湿下での
密着性が劣ること、及びバインダー中の染料によって易
接着層が染着されやすいため、受容紙に転写した時に本
来の色濃度や階調性が不充分であるなどの問題がある。
本発明はこれらの欠点を解消せしめ、昇華型インキ層と
の密着性に優れ、かつ高温高湿下での密着性の低下がな
く、階調性に優れた転写像を得る昇華型感熱転写材を提
供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はポリエステルフ
ィルムの片面に、易接着層を介して昇華型インキ層が設
けられ、易接着層を設けた面の反対面にスティック防止
層が設けられた昇華型感熱転写材において該易接着層が
少なくとも分子内に1種以上の架橋性官能基を有するア
クリル樹脂とポリエチレンイミンとを主たる構成成分と
することを特徴とする昇華型感熱転写材をその骨子とす
るものである。
ィルムの片面に、易接着層を介して昇華型インキ層が設
けられ、易接着層を設けた面の反対面にスティック防止
層が設けられた昇華型感熱転写材において該易接着層が
少なくとも分子内に1種以上の架橋性官能基を有するア
クリル樹脂とポリエチレンイミンとを主たる構成成分と
することを特徴とする昇華型感熱転写材をその骨子とす
るものである。
【0005】本発明でいうポリエステルフィルムのポリ
エステルとはエステル結合を主鎖の主要な結合鎖とする
高分子の総称であるが特に好ましいポリエステルとして
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン2,6
−ナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンα、β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン
4,4,−ジカルボキシレートなどであり、これらの中
でも品質、経済性などを総合的に勘案するとポリエチレ
ンテレフタレートが最も好ましい。そのため以後はポリ
エチレンテレフタレート(以下PETという。)をポリ
エステルの代表例として記述を進める。
エステルとはエステル結合を主鎖の主要な結合鎖とする
高分子の総称であるが特に好ましいポリエステルとして
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン2,6
−ナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンα、β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン
4,4,−ジカルボキシレートなどであり、これらの中
でも品質、経済性などを総合的に勘案するとポリエチレ
ンテレフタレートが最も好ましい。そのため以後はポリ
エチレンテレフタレート(以下PETという。)をポリ
エステルの代表例として記述を進める。
【0006】PETとは80モル%以上、好ましくは9
0モル%以上、より好ましくは95モル%以上がエチレ
ンテレフタレートを繰り返し単位とするものであるが、
この限定量範囲内で他のジカルボン酸成分、ジオール成
分としても良い。またこのPET中に公知の添加剤、例
えば耐熱安定剤、耐酸化安定剤、耐候安定剤、紫外線吸
収剤、有機の易滑剤、顔料、染料、有機または無機の微
粒子、充填剤、帯電防止剤、核剤などを配合しても良
い。上述したPETフィルムの極限粘度(25℃のオル
ソクロロフェノール中で測定)は0.40〜1.20d
l/g好ましくは0.50〜0.80dl/gの範囲に
あるものが本発明の内容に適したものである。
0モル%以上、より好ましくは95モル%以上がエチレ
ンテレフタレートを繰り返し単位とするものであるが、
この限定量範囲内で他のジカルボン酸成分、ジオール成
分としても良い。またこのPET中に公知の添加剤、例
えば耐熱安定剤、耐酸化安定剤、耐候安定剤、紫外線吸
収剤、有機の易滑剤、顔料、染料、有機または無機の微
粒子、充填剤、帯電防止剤、核剤などを配合しても良
い。上述したPETフィルムの極限粘度(25℃のオル
ソクロロフェノール中で測定)は0.40〜1.20d
l/g好ましくは0.50〜0.80dl/gの範囲に
あるものが本発明の内容に適したものである。
【0007】上記PETを使用したPETフィルムは易
接着層が積層された状態においては二軸配向されたもの
であるのが好ましく、二軸配向PETフィルムとは、無
延伸状態のPETシートまたはフィルムを長手方向およ
び幅方向に各々2.5〜5倍程度延伸されて作られるも
のであり、広角X線回折で二軸配向のパターンを示すも
のをいう。
接着層が積層された状態においては二軸配向されたもの
であるのが好ましく、二軸配向PETフィルムとは、無
延伸状態のPETシートまたはフィルムを長手方向およ
び幅方向に各々2.5〜5倍程度延伸されて作られるも
のであり、広角X線回折で二軸配向のパターンを示すも
のをいう。
【0008】PETフィルムの厚みは特に限定されるも
のではないが、機械的強度、熱伝達性の点から通常1〜
30μm、好ましくは2〜15μm、より好ましくは3
〜10μmである。
のではないが、機械的強度、熱伝達性の点から通常1〜
30μm、好ましくは2〜15μm、より好ましくは3
〜10μmである。
【0009】またPETフィルムは搬送性などの点で、
表面がある程度粗面化されたものが好ましく、JIS−
B−0601−1976に準じて測定(カットオフ:
0.25mm)した中心線平均粗さが0.05〜0.4
μmの表面状態を有するものが好ましい。
表面がある程度粗面化されたものが好ましく、JIS−
B−0601−1976に準じて測定(カットオフ:
0.25mm)した中心線平均粗さが0.05〜0.4
μmの表面状態を有するものが好ましい。
【0010】本発明の易接着層の主たる構成成分である
アクリル樹脂は分子内少なくとも1種以上の架橋性官能
基を有するものである。このような架橋性官能基として
はカルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、アミド基、
アミノ基、エポキシ基などが挙げられるが特にこれに限
定するものではない。このようなアクリル樹脂は公知の
方法によって製造することができ、該アクリル樹脂を構
成するモノマ成分として下記のものを例示することがで
きるが上記要件を満たすものであれば特に限定するもの
ではない。アクリル樹脂の重合に供するモノマとしては
アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート(アル
キル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブ
チル基、2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリ
ル基、シクロヘキシル基、フェニル基、ベンジル基な
ど)を基本骨格とし、更に上記架橋性官能基を付与する
ため以下のようなモノマと共重合される。すなわち架橋
性官能基としてはカルボキシル基、酸無水物基、スルホ
ン酸基、アミド基またはアルキロール化されたアミド
基、アミノ基(置換アミノ基を含む)あるいはアルキロ
ール化されたアミノ基、水酸基、エポキシ基などを例示
することができ、これらの塩、エステル化物を共重合し
ても良い。
アクリル樹脂は分子内少なくとも1種以上の架橋性官能
基を有するものである。このような架橋性官能基として
はカルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、アミド基、
アミノ基、エポキシ基などが挙げられるが特にこれに限
定するものではない。このようなアクリル樹脂は公知の
方法によって製造することができ、該アクリル樹脂を構
成するモノマ成分として下記のものを例示することがで
きるが上記要件を満たすものであれば特に限定するもの
ではない。アクリル樹脂の重合に供するモノマとしては
アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート(アル
キル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブ
チル基、2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリ
ル基、シクロヘキシル基、フェニル基、ベンジル基な
ど)を基本骨格とし、更に上記架橋性官能基を付与する
ため以下のようなモノマと共重合される。すなわち架橋
性官能基としてはカルボキシル基、酸無水物基、スルホ
ン酸基、アミド基またはアルキロール化されたアミド
基、アミノ基(置換アミノ基を含む)あるいはアルキロ
ール化されたアミノ基、水酸基、エポキシ基などを例示
することができ、これらの塩、エステル化物を共重合し
ても良い。
【0011】カルボキシル基またはその塩、あるいは酸
無水物基を有する化合物としては、アクリル酸、メタク
リル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン
酸、これらのカルボン酸のアルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩、あるいは無水物などが挙げられる。
無水物基を有する化合物としては、アクリル酸、メタク
リル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン
酸、これらのカルボン酸のアルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩、あるいは無水物などが挙げられる。
【0012】スルホン酸基またはその塩を有する化合物
としては、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、こ
れらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩などが挙げられ
る。
としては、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、こ
れらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩などが挙げられ
る。
【0013】アミド基あるいはアルキロール化されたア
ミド基を有する化合物としてはアクリルアミド、メタク
リルアミド、N−メチルメタクリルアミド、メチロール
化アクリルアミド、メチロール化メタクリルアミド、ウ
レイドビニルエーテル、β−ウレイドイソブチルビニル
エーテル、ウレイドエチルアクリレートなどが挙げられ
る。
ミド基を有する化合物としてはアクリルアミド、メタク
リルアミド、N−メチルメタクリルアミド、メチロール
化アクリルアミド、メチロール化メタクリルアミド、ウ
レイドビニルエーテル、β−ウレイドイソブチルビニル
エーテル、ウレイドエチルアクリレートなどが挙げられ
る。
【0014】アミノ基あるいはアルキロール化されたア
ミノ基またはその塩を有する化合物としてはジエチルア
ミノエチルビニルエーテル、2−アミノエチルビニルエ
ーテル、3−アミノプロピルビニルエーテル、2−アミ
ノブチルビニルエーテル、ジメチルアミノエチルメタク
リレート、ジメチルアミノエチルビニルエーテル、およ
びそれらのアミノ基をメチロール化したもの、ハロゲン
化アルキル、ジメチル硫酸、サルトンなどにより四級塩
化したものなどが挙げられる。
ミノ基またはその塩を有する化合物としてはジエチルア
ミノエチルビニルエーテル、2−アミノエチルビニルエ
ーテル、3−アミノプロピルビニルエーテル、2−アミ
ノブチルビニルエーテル、ジメチルアミノエチルメタク
リレート、ジメチルアミノエチルビニルエーテル、およ
びそれらのアミノ基をメチロール化したもの、ハロゲン
化アルキル、ジメチル硫酸、サルトンなどにより四級塩
化したものなどが挙げられる。
【0015】水酸基を有する化合物としては、β−ヒド
ロキシエチルアクリレート、β−ヒドロキシエチルメタ
クリレート、β−ヒドロキシプロピルアクリレート、β
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、β−ヒドロキシ
ビニルエーテル、5−ヒドロキシペンチルビニルエーテ
ル、6−ヒドロキシヘキシルビニルエーテル、ポリエチ
レングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリコ
ールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールモ
ノアクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタク
リレートなどが挙げられる。
ロキシエチルアクリレート、β−ヒドロキシエチルメタ
クリレート、β−ヒドロキシプロピルアクリレート、β
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、β−ヒドロキシ
ビニルエーテル、5−ヒドロキシペンチルビニルエーテ
ル、6−ヒドロキシヘキシルビニルエーテル、ポリエチ
レングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリコ
ールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールモ
ノアクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタク
リレートなどが挙げられる。
【0016】エポキシ基を有する化合物としてはグリシ
ジルアクリレート、グリシジルメタクリレートなどが挙
げられる。
ジルアクリレート、グリシジルメタクリレートなどが挙
げられる。
【0017】上記架橋性官能基の内、カルボキシル基、
メチロール化されたアミド基、メチロール化されたアミ
ノ基が昇華型インキとの密着性の点で特に好ましい。
メチロール化されたアミド基、メチロール化されたアミ
ノ基が昇華型インキとの密着性の点で特に好ましい。
【0018】さらに上記以外に次のような化合物を併用
しても良い。すなわちアクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、スチレン類、ブチルビニルエーテル、マレイン
酸モノあるいはジアルキルエステル、イタコン酸モノあ
るいはジアルキルエステル、メチルビニルケトン、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ビニルピリジ
ン、ビニルピロリドン、ビニルトリスアルコキシシラン
などであり、勿論これらに限定されるものではない。
しても良い。すなわちアクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、スチレン類、ブチルビニルエーテル、マレイン
酸モノあるいはジアルキルエステル、イタコン酸モノあ
るいはジアルキルエステル、メチルビニルケトン、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ビニルピリジ
ン、ビニルピロリドン、ビニルトリスアルコキシシラン
などであり、勿論これらに限定されるものではない。
【0019】これらの架橋性官能基を有するモノマおよ
び他の化合物は基本骨格となるモノマと任意の比率で共
重合され、2種以上のモノマを共重合させてもよい。
び他の化合物は基本骨格となるモノマと任意の比率で共
重合され、2種以上のモノマを共重合させてもよい。
【0020】本発明においては上記架橋性官能基を有す
るアクリル樹脂であって、かつガラス転移点が異なる2
種以上のアクリル樹脂の混合物を用いることにより、常
温常湿下および高温高湿下での昇華型インキ層との密着
性がより向上するので特に好ましい。ここで用いるアク
リル樹脂のガラス転移点は少なくとも1種が50℃以上
好ましくは60℃以上のガラス転移点を有するのが高温
高湿下での昇華型インキ層との密着性の点で好ましく、
混合する他のアクリル樹脂のガラス転移点が先のものよ
り低いものが常温常湿下での昇華型インキ層との密着性
を向上させるのに好ましい。すなわち常温常湿下におい
ても高温高湿下においても高い密着性を得るには上記の
ようなガラス転移点の異なる2種以上のアクリル樹脂を
用いることがより好ましいのである。50℃以上のガラ
ス転移点を有するアクリル樹脂(A)と50℃に満たな
いガラス転移点を有するアクリル樹脂(B)の混合比率
は特に限定しないが好ましくは(A)/(B)が重量比
で95/5〜5/95であるのが望ましい。
るアクリル樹脂であって、かつガラス転移点が異なる2
種以上のアクリル樹脂の混合物を用いることにより、常
温常湿下および高温高湿下での昇華型インキ層との密着
性がより向上するので特に好ましい。ここで用いるアク
リル樹脂のガラス転移点は少なくとも1種が50℃以上
好ましくは60℃以上のガラス転移点を有するのが高温
高湿下での昇華型インキ層との密着性の点で好ましく、
混合する他のアクリル樹脂のガラス転移点が先のものよ
り低いものが常温常湿下での昇華型インキ層との密着性
を向上させるのに好ましい。すなわち常温常湿下におい
ても高温高湿下においても高い密着性を得るには上記の
ようなガラス転移点の異なる2種以上のアクリル樹脂を
用いることがより好ましいのである。50℃以上のガラ
ス転移点を有するアクリル樹脂(A)と50℃に満たな
いガラス転移点を有するアクリル樹脂(B)の混合比率
は特に限定しないが好ましくは(A)/(B)が重量比
で95/5〜5/95であるのが望ましい。
【0021】アクリル樹脂のガラス転移点は用いるモノ
マによって任意に設定することができ、例えば高いガラ
ス転移点のポリマを得るにはメチルメタクリレートの共
重合量を増加させ、低いガラス転移点の樹脂を得るには
長鎖のアルキルアクリレートの共重合が有効である。ま
たアクリル樹脂の分子量を45万以上とすることによ
り、易接着性塗膜の強靭性が増すので特に好ましい。
マによって任意に設定することができ、例えば高いガラ
ス転移点のポリマを得るにはメチルメタクリレートの共
重合量を増加させ、低いガラス転移点の樹脂を得るには
長鎖のアルキルアクリレートの共重合が有効である。ま
たアクリル樹脂の分子量を45万以上とすることによ
り、易接着性塗膜の強靭性が増すので特に好ましい。
【0022】本発明において結晶配向が完了する前のポ
リエステルフィルムに塗布し、延伸、熱処理により結晶
配向を完了させる方法によって易接着塗膜を設ける場合
には高温での熱処理が可能であることや、均一で薄膜の
易接着塗膜が得られるので特に好ましい。上記方法によ
って易接着塗膜を積層する場合にはアクリル樹脂は水に
溶解あるいは乳化、懸濁し得るものが環境汚染や防爆性
の点で好ましく、このような共重合体は親水性基を有す
るモノマ(アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミ
ド、ビニルスルホン酸およびその塩など)との共重合や
界面活性剤を用いた乳化重合、懸濁重合、ソープフリー
重合など公知の方法によって作成することができる。
リエステルフィルムに塗布し、延伸、熱処理により結晶
配向を完了させる方法によって易接着塗膜を設ける場合
には高温での熱処理が可能であることや、均一で薄膜の
易接着塗膜が得られるので特に好ましい。上記方法によ
って易接着塗膜を積層する場合にはアクリル樹脂は水に
溶解あるいは乳化、懸濁し得るものが環境汚染や防爆性
の点で好ましく、このような共重合体は親水性基を有す
るモノマ(アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミ
ド、ビニルスルホン酸およびその塩など)との共重合や
界面活性剤を用いた乳化重合、懸濁重合、ソープフリー
重合など公知の方法によって作成することができる。
【0023】本発明においては上記アクリル樹脂とポリ
エチレンイミンとの混合塗剤を主成分とした易接着層を
設けることを骨子とするものである。すなわち上記アク
リル樹脂にポリエチレンイミンを併用することにより密
着性、耐湿密着性が飛躍的に向上することを見出したも
のである。もちろん先に述べた結晶配向前のポリエステ
ルフィルムに塗布する方法を用いればその効果が特に著
しいものとなる。アクリル樹脂に対してポリエチレンイ
ミンは任意の重量比率で混合しても良いが本発明の効果
をより顕著に発現させるにはアクリル樹脂100重量部
に対して0.1〜100重量部、好ましくは1〜50重
量部、より好ましくは3〜20重量部であるのが望まし
い。
エチレンイミンとの混合塗剤を主成分とした易接着層を
設けることを骨子とするものである。すなわち上記アク
リル樹脂にポリエチレンイミンを併用することにより密
着性、耐湿密着性が飛躍的に向上することを見出したも
のである。もちろん先に述べた結晶配向前のポリエステ
ルフィルムに塗布する方法を用いればその効果が特に著
しいものとなる。アクリル樹脂に対してポリエチレンイ
ミンは任意の重量比率で混合しても良いが本発明の効果
をより顕著に発現させるにはアクリル樹脂100重量部
に対して0.1〜100重量部、好ましくは1〜50重
量部、より好ましくは3〜20重量部であるのが望まし
い。
【0024】本発明の易接着性塗膜は上記2種の構成成
分を主成分とした塗剤を塗布し、硬化させた塗膜であ
り、主成分とは上記2種が塗膜中において50重量%以
上、好ましくは80重量%以上、より好ましくは90重
量%以上を占めることをいう。
分を主成分とした塗剤を塗布し、硬化させた塗膜であ
り、主成分とは上記2種が塗膜中において50重量%以
上、好ましくは80重量%以上、より好ましくは90重
量%以上を占めることをいう。
【0025】また易接着性塗膜中には本発明の効果を阻
害しない範囲内で公知の添加剤、例えば耐熱安定剤、耐
酸化安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、有機の易滑
剤、顔料、染料、有機または無機の微粒子、充填剤、帯
電防止剤、核剤などを配合しても良い。
害しない範囲内で公知の添加剤、例えば耐熱安定剤、耐
酸化安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、有機の易滑
剤、顔料、染料、有機または無機の微粒子、充填剤、帯
電防止剤、核剤などを配合しても良い。
【0026】上記の好ましい易接着塗膜の積層方法はポ
リエステルフィルムの製造工程中に塗布し、基材と共に
延伸する方法が最も好適である。例えば溶融押し出しさ
れた結晶配向前のポリエステルフィルムを長手方向に
2.5〜5倍程度延伸し、連続的に塗布する面にコロナ
放電処理を施し、その処理面に塗剤を塗布する。塗布さ
れたフィルムは段階的に加熱されたゾーンを通過しつつ
乾燥され、幅方向に2.5〜5倍程度延伸される。さら
に連続的に150〜250℃の加熱ゾーンに導かれ結晶
配向を完了させる方法によって得られる。この場合に用
いる塗布液は環境汚染や防爆性の点で水系が好ましい。
リエステルフィルムの製造工程中に塗布し、基材と共に
延伸する方法が最も好適である。例えば溶融押し出しさ
れた結晶配向前のポリエステルフィルムを長手方向に
2.5〜5倍程度延伸し、連続的に塗布する面にコロナ
放電処理を施し、その処理面に塗剤を塗布する。塗布さ
れたフィルムは段階的に加熱されたゾーンを通過しつつ
乾燥され、幅方向に2.5〜5倍程度延伸される。さら
に連続的に150〜250℃の加熱ゾーンに導かれ結晶
配向を完了させる方法によって得られる。この場合に用
いる塗布液は環境汚染や防爆性の点で水系が好ましい。
【0027】このような方法によって設けられた易接着
層はその上に形成する昇華型インキ層の昇華性染料によ
る染着が少なくなり、印字の際の色濃度、階調性の再現
性が優れたものとなる効果を有する。塗膜の厚みは特に
限定しないが通常は0.01〜5μm、好ましくは0.
03〜2μm、より好ましくは0.05μm〜0.5μ
mの範囲が望ましい。易接着層の厚みが厚過ぎると染料
が易接着層側に移行し、本来の諧調性や色濃度が得られ
ない場合がある。基材フィルム上への塗布の方法は公知
の塗布方法、例えばリバースコート法、グラビアコート
法、ロッドコート法、ダイコート法などを用いることが
できる。
層はその上に形成する昇華型インキ層の昇華性染料によ
る染着が少なくなり、印字の際の色濃度、階調性の再現
性が優れたものとなる効果を有する。塗膜の厚みは特に
限定しないが通常は0.01〜5μm、好ましくは0.
03〜2μm、より好ましくは0.05μm〜0.5μ
mの範囲が望ましい。易接着層の厚みが厚過ぎると染料
が易接着層側に移行し、本来の諧調性や色濃度が得られ
ない場合がある。基材フィルム上への塗布の方法は公知
の塗布方法、例えばリバースコート法、グラビアコート
法、ロッドコート法、ダイコート法などを用いることが
できる。
【0028】次にポリエステルフィルムの易接着層を設
けた面の反対面にはポリエステルフィルムとサーマルヘ
ッドとの融着(ステイッキング)を防止するためスティ
ック防止層を設ける必要がある。スティック防止層とし
てはシリコーン化合物、弗素化合物およびこれらの変性
物、共重合物、有機、無機の滑剤など公知のものを使用
し得る。
けた面の反対面にはポリエステルフィルムとサーマルヘ
ッドとの融着(ステイッキング)を防止するためスティ
ック防止層を設ける必要がある。スティック防止層とし
てはシリコーン化合物、弗素化合物およびこれらの変性
物、共重合物、有機、無機の滑剤など公知のものを使用
し得る。
【0029】また昇華型インキ層組成物についても特に
限定するものではなく公知のものを用いることができ
る。例えば染料を分散させるバインダー成分としてはセ
ルロース類、ポリビニルアルコール、ポリアミドなどが
あり、昇華性染料としては各種分散染料、塩基性染料な
どがある。昇華型インキ層の厚みは特に限定しないが通
常は0.5〜15μm、好ましくは1〜7μmである。
限定するものではなく公知のものを用いることができ
る。例えば染料を分散させるバインダー成分としてはセ
ルロース類、ポリビニルアルコール、ポリアミドなどが
あり、昇華性染料としては各種分散染料、塩基性染料な
どがある。昇華型インキ層の厚みは特に限定しないが通
常は0.5〜15μm、好ましくは1〜7μmである。
【0030】次に本発明の昇華型感熱転写材の製造方法
について説明するが必ずしもこれに限定されるものでは
ない。重合工程中で析出した、いわゆる析出粒子と無機
粒子(例えば平均粒子径1μmのシリカ粒子)を含有す
る極限粘度0.63dl/gのPETを常法に従って真
空乾燥後、溶融押出し、シート状溶融体を約60℃のキ
ャストドラム上で冷却固化せしめて未延伸PETフィル
ムを作る。このフィルムの片面に空気中でコロナ放電処
理を施し、易接着層を形成する塗剤を塗布する。この塗
布されたフィルムをクリップで把持しながら90〜14
0℃に加熱された乾燥ゾーンに導き乾燥後あるいは乾燥
しつつ幅方向に2.5〜5.0倍に延伸し、引続き16
0〜240℃の熱処理ゾーンで1〜10秒間の熱処理を
行ないPETフィルムの結晶配向を完了させる。この熱
処理中に必要に応じて3〜12%の弛緩処理を施しても
良い。かくして得られた積層PETフィルムの易接着層
とは反対面にスティック防止層を設けた後、易接着層上
に昇華型インキを塗布し、適宜の幅にスリットして本発
明の昇華型感熱転写材を得る。得られた昇華型感熱転写
材は主として写真階調を必要とする用途、例えばビデオ
プリンターなどに好適に使用される。
について説明するが必ずしもこれに限定されるものでは
ない。重合工程中で析出した、いわゆる析出粒子と無機
粒子(例えば平均粒子径1μmのシリカ粒子)を含有す
る極限粘度0.63dl/gのPETを常法に従って真
空乾燥後、溶融押出し、シート状溶融体を約60℃のキ
ャストドラム上で冷却固化せしめて未延伸PETフィル
ムを作る。このフィルムの片面に空気中でコロナ放電処
理を施し、易接着層を形成する塗剤を塗布する。この塗
布されたフィルムをクリップで把持しながら90〜14
0℃に加熱された乾燥ゾーンに導き乾燥後あるいは乾燥
しつつ幅方向に2.5〜5.0倍に延伸し、引続き16
0〜240℃の熱処理ゾーンで1〜10秒間の熱処理を
行ないPETフィルムの結晶配向を完了させる。この熱
処理中に必要に応じて3〜12%の弛緩処理を施しても
良い。かくして得られた積層PETフィルムの易接着層
とは反対面にスティック防止層を設けた後、易接着層上
に昇華型インキを塗布し、適宜の幅にスリットして本発
明の昇華型感熱転写材を得る。得られた昇華型感熱転写
材は主として写真階調を必要とする用途、例えばビデオ
プリンターなどに好適に使用される。
【0031】
【特性の測定方法ならびに効果の評価方法】発明の特性
値の測定方法ならびに効果の評価方法は次の通りであ
る。
値の測定方法ならびに効果の評価方法は次の通りであ
る。
【0032】(1)常温常湿下での昇華型インキ密着性 昇華型インキを乾燥後の厚みが5μmとなるようにバー
コーターを用いて塗布する。塗布後120℃で2分間乾
燥し、25℃60%RH下で24時間放置後、昇華型イ
ンキ層上にセロハンテープ(ニチバン(株)製)を貼付
け手で強く圧着した後180度方向に急速に剥離する。
この時の転写材側に残存した昇華型インキ層の残存面積
を測定し、残存面積が90%以上のものを密着性良好と
する。
コーターを用いて塗布する。塗布後120℃で2分間乾
燥し、25℃60%RH下で24時間放置後、昇華型イ
ンキ層上にセロハンテープ(ニチバン(株)製)を貼付
け手で強く圧着した後180度方向に急速に剥離する。
この時の転写材側に残存した昇華型インキ層の残存面積
を測定し、残存面積が90%以上のものを密着性良好と
する。
【0033】(2)高温高湿下での昇華型インキ密着性 前記(1)と同様にして昇華型インキ層を設け、60℃
85%RH下に100時間放置し、取り出し常温下で5
分以内に前記(1)と同様の方法で密着性を評価した。
85%RH下に100時間放置し、取り出し常温下で5
分以内に前記(1)と同様の方法で密着性を評価した。
【0034】(3)階調性、過転写 前記(1)で作成した昇華型感熱転写材をシャープカラ
ービデオプリンターGZ−P11W型(シャープ(株)
製)を用いて標準条件で転写テストを行なった。受容紙
は上記プリンター付属のものを用い、転写像から色調再
現性(階調性)、過転写の状態を目視で観察した。
ービデオプリンターGZ−P11W型(シャープ(株)
製)を用いて標準条件で転写テストを行なった。受容紙
は上記プリンター付属のものを用い、転写像から色調再
現性(階調性)、過転写の状態を目視で観察した。
【0035】(4)ガラス転移点 易接着層形成樹脂中のアクリル樹脂を示差走査熱量計
(PERKIN ELMER DSC−2型(PERK
IN ELMER社製)を用いて昇温速度20℃/分で
測定した。
(PERKIN ELMER DSC−2型(PERK
IN ELMER社製)を用いて昇温速度20℃/分で
測定した。
【0036】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて説明する。
【0037】実施例1 粒子径0.5〜1.5μmの析出粒子(重合工程中で析
出した粒子)を0.15重量%、および平均粒子径約
1.5μmの炭酸カルシウム粒子を0.2重量%含有す
るPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を充分
に真空乾燥した後、押出機に供給し280℃で溶融し、
T字型口金よりシート状に押出し、これを表面温度60
℃の鏡面ドラムに巻き付けて冷却固化せしめた。この未
延伸シートを95℃に加熱して長手方向に3.5倍延伸
し、一軸延伸フィルムとした。このフィルムの片面に空
気中でコロナ放電処理を施し下記の「易接着層形成塗
剤」を塗布した。塗布厚みは結晶配向完了後において易
接着層が0.1μmとなるようにした。塗布した塗剤を
下記に示す。
出した粒子)を0.15重量%、および平均粒子径約
1.5μmの炭酸カルシウム粒子を0.2重量%含有す
るPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を充分
に真空乾燥した後、押出機に供給し280℃で溶融し、
T字型口金よりシート状に押出し、これを表面温度60
℃の鏡面ドラムに巻き付けて冷却固化せしめた。この未
延伸シートを95℃に加熱して長手方向に3.5倍延伸
し、一軸延伸フィルムとした。このフィルムの片面に空
気中でコロナ放電処理を施し下記の「易接着層形成塗
剤」を塗布した。塗布厚みは結晶配向完了後において易
接着層が0.1μmとなるようにした。塗布した塗剤を
下記に示す。
【0038】「易接着層形成塗剤」 (a)メチルメタクリレート/ブチルアクリレート/ア
クリル酸/N−メチロールアクリルアミドの共重合体よ
り成るガラス転移点35℃のアクリル樹脂:95重量部 (b)ポリエチレンイミン:5重量部 上記2種を混合し、水で3重量%に希釈した水性塗剤を
作成した。
クリル酸/N−メチロールアクリルアミドの共重合体よ
り成るガラス転移点35℃のアクリル樹脂:95重量部 (b)ポリエチレンイミン:5重量部 上記2種を混合し、水で3重量%に希釈した水性塗剤を
作成した。
【0039】塗布された一軸延伸フィルムをクリップで
把持して110℃に加熱された予熱ゾーンに導き水分を
乾燥させた後、連続的に130℃の加熱ゾーンで幅方向
に4.5倍延伸し、続いて225℃の加熱ゾーンで2秒
間熱処理を施し、結晶配向の完了した積層PETフィル
ムを作成した。このフィルムの易接着層側とは反対面に
シリコーンを主成分とするスティック防止層を塗布、乾
燥した後、下記の「昇華型インキ」を乾燥後の厚みが5
μmになるように塗布し、スリットして昇華型感熱転写
材を得た。
把持して110℃に加熱された予熱ゾーンに導き水分を
乾燥させた後、連続的に130℃の加熱ゾーンで幅方向
に4.5倍延伸し、続いて225℃の加熱ゾーンで2秒
間熱処理を施し、結晶配向の完了した積層PETフィル
ムを作成した。このフィルムの易接着層側とは反対面に
シリコーンを主成分とするスティック防止層を塗布、乾
燥した後、下記の「昇華型インキ」を乾燥後の厚みが5
μmになるように塗布し、スリットして昇華型感熱転写
材を得た。
【0040】「昇華型インキ」組成 分散染料KST−B−136(日本火薬(株)製):4
重量部 エチルヒドロキシエチルセルロース:6重量部 メチルエチルケトン:45重量部 トルエン:45重量部
重量部 エチルヒドロキシエチルセルロース:6重量部 メチルエチルケトン:45重量部 トルエン:45重量部
【0041】この昇華型感熱転写材は常温常湿下におい
ても高温高湿下においても良好な密着性(剥離した部分
5%以下)を示し、色調再現性が良く過転写の全くない
ものであった。
ても高温高湿下においても良好な密着性(剥離した部分
5%以下)を示し、色調再現性が良く過転写の全くない
ものであった。
【0042】比較例1 実施例1において易接着層を設けない積層PETフィル
ムを作成し、PET面に昇華型インキ層を積層したもの
は常温において昇華型インキ層が100%剥離し、プリ
ンターでの転写テストにおいて著しい過転写が発生し
た。
ムを作成し、PET面に昇華型インキ層を積層したもの
は常温において昇華型インキ層が100%剥離し、プリ
ンターでの転写テストにおいて著しい過転写が発生し
た。
【0043】実施例2 実施例1の「易接着層形成塗剤」を下記組成とした以外
は同様にして昇華型感熱転写材を得た。
は同様にして昇華型感熱転写材を得た。
【0044】「易接着層形成塗剤」 (a)メチルメタクリレート/ブチルアクリレート/ア
クリル酸/N−メチロールアクリルアミドの共重合体よ
り成るガラス転移点35℃のアクリル樹脂:75重量部 (b)メチルメタクリレート/エチルアクリレート/ア
クリル酸/N−メチロールアクリルアミドの共重合体よ
り成るガラス転移点72℃のアクリル樹脂:20重量部 (c)ポリエチレンイミン:5重量部 上記3種を混合し、水で3重量%に希釈した水性塗剤を
作成した。
クリル酸/N−メチロールアクリルアミドの共重合体よ
り成るガラス転移点35℃のアクリル樹脂:75重量部 (b)メチルメタクリレート/エチルアクリレート/ア
クリル酸/N−メチロールアクリルアミドの共重合体よ
り成るガラス転移点72℃のアクリル樹脂:20重量部 (c)ポリエチレンイミン:5重量部 上記3種を混合し、水で3重量%に希釈した水性塗剤を
作成した。
【0045】この昇華型感熱転写材は常温常湿下におい
ても高温高湿下においても極めて優れた密着性を示し
(剥離部分1%以下)、色調再現性、過転写とも全く問
題のないものであった。
ても高温高湿下においても極めて優れた密着性を示し
(剥離部分1%以下)、色調再現性、過転写とも全く問
題のないものであった。
【0046】比較例2 実施例1のポリエチレンイミンを用いずアクリル樹脂の
みで同様にして形成させた。この易接着層上に積層した
昇華型インキ層は常温において約50%剥離し、高温高
湿下では100%剥離した。
みで同様にして形成させた。この易接着層上に積層した
昇華型インキ層は常温において約50%剥離し、高温高
湿下では100%剥離した。
【0047】比較例3 実施例1のアクリル樹脂としてメチルメタクリレート/
ブチルアクリレート/エチルアクリレートから成るガラ
ス転移点が32℃(65重量部)のアクリル樹脂を用い
た以外は同様にして昇華型感熱転写材を作成した。この
易接着層は架橋性官能基がないためインキとの密着性が
極めて弱く常温で約70%が剥離した。
ブチルアクリレート/エチルアクリレートから成るガラ
ス転移点が32℃(65重量部)のアクリル樹脂を用い
た以外は同様にして昇華型感熱転写材を作成した。この
易接着層は架橋性官能基がないためインキとの密着性が
極めて弱く常温で約70%が剥離した。
【0048】
【発明の効果】本発明によって作成される昇華型感熱転
写材は以下のような優れた効果を有する。
写材は以下のような優れた効果を有する。
【0049】(1)昇華型インキ層との密着性に極めて
優れ、常温および高温高湿下においてもインキ層の剥離
がない。
優れ、常温および高温高湿下においてもインキ層の剥離
がない。
【0050】(2)色調再現性に優れ、過転写がない。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリエステルフィルムの片面に、易接着
層を介して昇華型インキ層が設けられ、易接着層を設け
た面の反対面にスティック防止層が設けられた昇華型感
熱転写材において、該易接着層が少なくとも分子内に1
種以上の架橋性官能基を有するアクリル樹脂とポリエチ
レンイミンとを主たる構成成分とすることを特徴とする
昇華型感熱転写材。 - 【請求項2】 アクリル樹脂がガラス転移点の異なる2
種以上の混合物であって、少なくとも1種のアクリル樹
脂のガラス転移点が50℃以上であることを特徴とする
請求項1に記載の昇華型感熱転写材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4298717A JPH06143841A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 昇華型感熱転写材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4298717A JPH06143841A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 昇華型感熱転写材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06143841A true JPH06143841A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=17863372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4298717A Pending JPH06143841A (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 昇華型感熱転写材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06143841A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07179072A (ja) * | 1993-09-22 | 1995-07-18 | Eastman Kodak Co | 感熱色素転写用色素供与体要素 |
| WO1998055558A1 (en) * | 1997-06-03 | 1998-12-10 | H.B. Fuller Licensing & Financing, Inc. | Polyacrylic dispersion adhesives for film laminating |
-
1992
- 1992-11-09 JP JP4298717A patent/JPH06143841A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07179072A (ja) * | 1993-09-22 | 1995-07-18 | Eastman Kodak Co | 感熱色素転写用色素供与体要素 |
| WO1998055558A1 (en) * | 1997-06-03 | 1998-12-10 | H.B. Fuller Licensing & Financing, Inc. | Polyacrylic dispersion adhesives for film laminating |
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