JPH06145121A - カルバモイルホルムアミド化合物及びホルムアミド類の製造法 - Google Patents

カルバモイルホルムアミド化合物及びホルムアミド類の製造法

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JPH06145121A
JPH06145121A JP4208384A JP20838492A JPH06145121A JP H06145121 A JPH06145121 A JP H06145121A JP 4208384 A JP4208384 A JP 4208384A JP 20838492 A JP20838492 A JP 20838492A JP H06145121 A JPH06145121 A JP H06145121A
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JP
Japan
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compound
formamide
group
formylating
formula
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JP4208384A
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Yasuo Kikukawa
靖雄 菊川
Norie Akikusa
法江 秋草
Kimiyo Mitsui
貴美代 三井
Takeshi Sakamoto
武史 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より長期間安定に保存できるホルミル化剤、
及びこれを用いてアミン類を選択的にホルミル化してア
ミド類を製造する方法を提供すること。 【構成】 アミン類と式R12NCON(CHO)−O
3(式中、R1及びR2は同一または異なってアルキル
基、アリル基またはスチリル基を示し、R3はアルキル
基を示す。)で表されるカルバモイルホルムアミド化合
物と反応させることを特徴とするホルムアミド類の製造
法。本発明により、取扱が容易で長期間安定に保存でき
安価に用いることができる新規なホルミル化剤が得られ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カルバモイルホルムア
ミド化合物及びそれを用いたアミン類の選択的ホルミル
化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホルミル化は有機合成反応中最も基本的
な反応の一つであり、種々のホルミル化剤が知られてい
る。一般にホルミル化剤によってアミン類及びアルコー
ル類の水素原子を容易にホルミル基に変換することがで
きる。それ故、たとえば水酸基とアミノ基とが共存する
化合物のアミノ基のみをホルミル化しようとする場合、
O−ホルミル体が混在してしまうのが一般的である。こ
れを解決するため、本発明者は取り扱いが容易で安定に
保存できかつ安価なホルミル化剤によってアミン類を選
択的にホルミル化してアミド類を製造する方法を提供し
た(特開昭4−1169号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、より長期間
安定に保存できるホルミル化剤及びこれを用いてアミン
類を選択的にホルミル化してアミド類を製造する方法を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記を目的
に鋭意検討した結果、新規なホルミル化剤であるカルバ
モイルホルムアミド化合物を得、これが従来のホルミル
化剤より長期間安定に保存できることを見い出した。さ
らに、その近縁化合物を含めたカルバモイルホルムアミ
ド化合物のホルミル化能について広く検討した結果、そ
れらが一定のアミノ基のみを選択的にホルミル化するこ
とを見い出した。
【0005】本発明は、式[1] R12NCON(CHO)−OR3 [1] (式中、R1及びR2は同一または異なってアルキル基、
アリル基またはスチリル基を示し、R3はアルキル基を
示す。)で表されるカルバモイルホルムアミド化合物で
ある。
【0006】また、他の本発明は、アミン類をホルミル
化してホルムアミド類を製造するにあたり、アミン類と
式[1]で表されるカルバモイルホルムアミド化合物と
反応させることを特徴とするホルムアミド類の製造法で
ある。
【0007】本発明において、式[1]の化合物は部分
構造 NCON(CHO)−O を有する化合物であれ
ばよく、置換基R1,R2及びR3の種類によって本発明
のホルミル化は影響されない。すなわち、R1,R2及び
3は好適にはアルキル基であるが、R1及びR2はアリ
ル基及びスチリル基であってもよい。R1,R2及びR3
で示されるアルキル基とはそれぞれ直鎖状であってもま
たは分枝鎖状であってもよい。それらは、たとえばメチ
ル基、エチル基、イソプロピル基、ブチル基、t−ブチ
ル基、ヘキシル基などである。アリル基とはフェニル
基、ピリジル基などである。
【0008】本発明において好ましい式[1]の化合物
は、R1及びR2がそれぞれメチルまたはエチル基で、R
3がメチル基である化合物であり、アシルホルムアミド
化合物(特開昭4−1169号記載の化合物)と比較し
てさらに安定になっており、年期間での保存が可能であ
る。
【0009】アミン類とはアミノ基を有する化合物(3
級アミンを除く)であればいずれでもよく、他の置換基
を有していても良い。当該置換基は、ホルミル化反応に
影響を及ぼさない限り、いずれであってもよい。それら
はたとえば、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロ
ゲン原子、ニトロ基などである。アミン類中に1級アミ
ンと2級アミンが共存する場合は、1級アミンが優先的
にホルミル化される。アミン類中に水酸基(フェノール
性水酸基を含む)が共存していても本反応に支障がな
い。その場合、選択的にアミノ基のみがホルミル化され
る。
【0010】式[1]のカルバモイルアミド化合物は、
式R12NCONH−OR3(式中、R1,R2及びR3
前記と同意義である。)で表されるアルコキシウレアを
ホルミックアセチックアンハイドライド(HCOOCO
CH3)と反応させることにより容易に得ることができ
る。本反応は、通常有機溶媒中、塩基の存在下で行われ
る。有機溶媒とはメチレンクロリド、クロロホルムなど
であり、塩基とは、ピリジン、パラジメチルアミノピリ
ジンなどである。
【0011】本発明のホルミル化は、中性条件下アミン
類と式[1]の化合物を混合攪拌するだけで容易に進行
する。具体的には、アミン類と式[1]の化合物を無溶
媒または不活性溶媒(水、アセトニトリル、N,N−ジ
メチルホルムアミドなど)中で、室温下または氷冷下、
15分間から20時間攪拌することにより目的物を得る
ことができる。アミン類がα−アミノ酸の場合は、酢酸
ナトリウム、水酸化ナトリウムなどの塩基を加えると好
結果を与える。本反応ではアミン類に対し、約1.3〜
1.5倍モルの式[1]の化合物を使用するのが一般的
である。
【0012】
【発明の効果】本発明により、取扱が容易で極めて長期
間安定に保存でき、安価に用いることができる新規なホ
ルミル化剤が提供された。また、アミン類を選択的にホ
ルミル化する方法が提供された。すなわち、(1)アミ
ン類中に水酸基(フェノール性水酸基を含む)が共存し
ている化合物の場合、水酸基と全く反応することなく選
択的にアミノ基のみをホルミル化することができる。
(2)1級アミンと2級アミンが共存するアミン類の場
合は、1級アミンが優先的にホルミル化される。(3)
アミン類がアミノ酸の場合、α位のアミノ基よりもα位
以外のアミノ基が優先的にホルミル化される。しかも、
本反応は中性条件下で進行するため副反応を懸念する必
要がなく、後処理上の操作が非常に容易である。
【0013】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。 実施例 (1)N−(N,N−ジエチルカルバモイル)−N−メ
トキシホルムアミドの合成。1,1−ジエチル−3−メ
トキシウレア(3.06g,20.93mmol)4−
ジメチルアミノピリジン(5.01g,41.86mm
ol)とCH2Cl2(45ml)の溶液中に、氷冷下ア
セチルクロリド(4.83g,62.73mmol)と
ギ酸ナトリウム(5.02g,75.35mmol)か
ら合成されたホルミックアセチックアンハイドライドの
エーテル溶液を20分間で加えた。さらに2時間反応さ
せた後、酢酸エチル(150ml)を加え酢酸エチル層
を5%HCl(60ml),5%NaHCO3(60m
l),飽和食塩水(60ml)で洗い芒硝乾燥した。溶
媒を減圧留去後、残渣を蒸留し目的物2.56gを得た
(収率70.3%)。 沸点 94〜96℃/3Torr. 元素分析(C71423として); 計算値(%):C,48.27;H,8.10;N,1
6.03 測定値(%):C,48.05;H,7.91;N,1
6.26
【0014】(2)フェネチルアミン(150.8m
g,1.244mmol)の塩化メチレン(3ml)溶
液中に、N−(N,N−ジエチルカルバモイル)−N−
メトキシホルムアミド(281.7mg,1.617m
mol)を攪拌下室温にて加え、そのまま1時間反応さ
せた。塩化メチレンを減圧し、残差をエーテル(40m
l)に溶かし、10%炭酸ナトリウム(2×20m
l)、次いで飽和食塩水(20ml)にて洗い芒硝乾燥
した。溶媒を減圧留去し残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(2Og,展開溶媒;酢酸エチル−ベンゼ
ン=1:2、次いで2:1)にて精製し、N−ホルミル
フェネチルアミン177.1mgを得た(収率95.5
%)。 沸点 148℃/6Torr. 他のアミンも同様の操作により反応させて、N−ホルミ
ル体を得た。結果を表1に示した。
【0015】
【表1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式R12NCON(CHO)−OR
    3(式中、R1及びR2は同一または異なってアルキル
    基、アリル基またはスチリル基を示し、R3はアルキル
    基を示す。)で表されるカルバモイルホルムアミド化合
    物。
  2. 【請求項2】 アミン類をホルミル化してホルムアミド
    類を製造するにあたり、アミン類と請求項1式記載のカ
    ルバモイルホルムアミド化合物とを反応させることを特
    徴とするホルムアミド類の製造法。
JP4208384A 1992-07-13 1992-07-13 カルバモイルホルムアミド化合物及びホルムアミド類の製造法 Pending JPH06145121A (ja)

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