JPH06145919A - 押出加工方法 - Google Patents
押出加工方法Info
- Publication number
- JPH06145919A JPH06145919A JP30540092A JP30540092A JPH06145919A JP H06145919 A JPH06145919 A JP H06145919A JP 30540092 A JP30540092 A JP 30540092A JP 30540092 A JP30540092 A JP 30540092A JP H06145919 A JPH06145919 A JP H06145919A
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- JP
- Japan
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- extrusion
- extruded
- temperature
- cooling
- quenching
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 押出形材の表面にむしれ等の欠陥が発生した
り、ダイスのベアリング面が荒れて寿命が短くなったり
するのを防止する。従来法に比べて焼入性を向上させ
る。 【構成】 熱処理型アルミニウム合金からなる押出用ビ
レットに均質化処理を施した後、冷却速度100℃/時
以上で冷却する。ついで、押出形材を押出成形し、押出
成形時の加工熱を利用して押出形材の温度を高めた後急
冷することにより焼入処理を施す。
り、ダイスのベアリング面が荒れて寿命が短くなったり
するのを防止する。従来法に比べて焼入性を向上させ
る。 【構成】 熱処理型アルミニウム合金からなる押出用ビ
レットに均質化処理を施した後、冷却速度100℃/時
以上で冷却する。ついで、押出形材を押出成形し、押出
成形時の加工熱を利用して押出形材の温度を高めた後急
冷することにより焼入処理を施す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばJIS A20
00系合金、同6000系合金、同7000系合金等の
熱処理型アルミニウム合金からなる押出用ビレットを用
いて押出形材を成形すると同時に、成形された押出形材
に焼入処理を施す押出加工方法に関する。
00系合金、同6000系合金、同7000系合金等の
熱処理型アルミニウム合金からなる押出用ビレットを用
いて押出形材を成形すると同時に、成形された押出形材
に焼入処理を施す押出加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種押出加工方法として、熱処
理型アルミニウム合金からなる押出用ビレットに均質化
処理を施した後冷却し、ついで押出形材を押出成形し、
さらに押出成形時の加工熱を利用して押出形材の温度を
高めた後急冷することにより焼入処理を施す押出加工方
法が知られていた。このような押出加工方法において、
均質化処理後の冷却は、ファンを使用した空冷、または
炉冷により行っていた。冷却速度は、空冷法では50〜
60℃/時となり、炉冷法では20℃/時程度となる。
理型アルミニウム合金からなる押出用ビレットに均質化
処理を施した後冷却し、ついで押出形材を押出成形し、
さらに押出成形時の加工熱を利用して押出形材の温度を
高めた後急冷することにより焼入処理を施す押出加工方
法が知られていた。このような押出加工方法において、
均質化処理後の冷却は、ファンを使用した空冷、または
炉冷により行っていた。冷却速度は、空冷法では50〜
60℃/時となり、炉冷法では20℃/時程度となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の押出
加工方法においては、押出成形時の加工熱を利用して押
出形材の温度を高めるには、かなり高速度で押出成形を
行う必要があり、そのため押出形材の表面にむしれ等の
欠陥が発生するとともに、ダイスのベアリング面が荒れ
て寿命が短くなるという問題があった。
加工方法においては、押出成形時の加工熱を利用して押
出形材の温度を高めるには、かなり高速度で押出成形を
行う必要があり、そのため押出形材の表面にむしれ等の
欠陥が発生するとともに、ダイスのベアリング面が荒れ
て寿命が短くなるという問題があった。
【0004】また、押出成形時の加工熱を利用して押出
形材の温度を高める方法では、成形された押出形材を通
常の溶体化温度まで加熱することができない場合があ
り、しかも高速度で押出成形を行った場合に成形された
押出形材全体が通常の溶体化温度まで加熱される前に急
冷される場合があるので、焼入性が低下し、所望の機械
的性質を得られないという問題があった。さらに、何等
かのトラブルにより押出成形の速度が遅くなった場合に
も、押出形材の温度を十分に高めることができず、その
結果焼入性が低下し、所望の機械的性質を得られないと
いう問題があった。
形材の温度を高める方法では、成形された押出形材を通
常の溶体化温度まで加熱することができない場合があ
り、しかも高速度で押出成形を行った場合に成形された
押出形材全体が通常の溶体化温度まで加熱される前に急
冷される場合があるので、焼入性が低下し、所望の機械
的性質を得られないという問題があった。さらに、何等
かのトラブルにより押出成形の速度が遅くなった場合に
も、押出形材の温度を十分に高めることができず、その
結果焼入性が低下し、所望の機械的性質を得られないと
いう問題があった。
【0005】そこで、本発明者等が、上記問題の生じる
原因を突き止めるために、種々の実験、研究を行った結
果、均質化処理後の冷却速度が遅いことに起因して上記
の問題が発生することが判明した。
原因を突き止めるために、種々の実験、研究を行った結
果、均質化処理後の冷却速度が遅いことに起因して上記
の問題が発生することが判明した。
【0006】この発明の目的は、上記問題を解決した押
出加工方法を提供することにある。
出加工方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による押出加工
方法は、熱処理型アルミニウム合金からなる押出用ビレ
ットに均質化処理を施した後冷却し、ついで押出形材を
押出成形し、さらに押出成形時の加工熱を利用して押出
形材の温度を高めた後急冷することにより焼入処理を施
す押出加工方法であって、均質化処理後の冷却を、冷却
速度100℃/時以上で行うことを特徴とするものであ
る。
方法は、熱処理型アルミニウム合金からなる押出用ビレ
ットに均質化処理を施した後冷却し、ついで押出形材を
押出成形し、さらに押出成形時の加工熱を利用して押出
形材の温度を高めた後急冷することにより焼入処理を施
す押出加工方法であって、均質化処理後の冷却を、冷却
速度100℃/時以上で行うことを特徴とするものであ
る。
【0008】上記において、均質化処理後の冷却のさい
の冷却速度を100℃/時以上に限定したのは、均質化
処理後に100℃/時以上の高速度で冷却すると、過飽
和度が大きくなり、通常の溶体化温度に比べて低温で溶
体化され、焼入性が向上するからである。
の冷却速度を100℃/時以上に限定したのは、均質化
処理後に100℃/時以上の高速度で冷却すると、過飽
和度が大きくなり、通常の溶体化温度に比べて低温で溶
体化され、焼入性が向上するからである。
【0009】上記冷却速度で冷却するには、たとえばミ
ストを吹き付けることにより行うのがよい。冷却速度は
200〜1000℃/時が好ましい。
ストを吹き付けることにより行うのがよい。冷却速度は
200〜1000℃/時が好ましい。
【0010】均質化処理は、熱処理型アルミニウム合金
において既に知られている条件で行われる。たとえば、
450〜600℃×3〜24時間である。
において既に知られている条件で行われる。たとえば、
450〜600℃×3〜24時間である。
【0011】
【作用】均質化処理後の冷却を冷却速度100℃/時以
上で行うと、押出成形時の加工熱による加熱温度が低く
なっても溶体化し、その後の急冷により十分に焼きが入
って所望の強度が得られる。したがって、押出成形の速
度を、従来法に比べて低速度で行うことが可能になる。
上で行うと、押出成形時の加工熱による加熱温度が低く
なっても溶体化し、その後の急冷により十分に焼きが入
って所望の強度が得られる。したがって、押出成形の速
度を、従来法に比べて低速度で行うことが可能になる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【0013】図1は、この発明の押出加工方法を示す工
程図である。
程図である。
【0014】図1において、まず熱処理型アルミニウム
合金からなる押出用ビレットをその種類に応じた温度お
よび時間で保持して均質化処理を施す(工程1)。
合金からなる押出用ビレットをその種類に応じた温度お
よび時間で保持して均質化処理を施す(工程1)。
【0015】次に、均質化処理の施された押出用ビレッ
トを、冷却速度100℃/時以上で急冷する(工程
2)。
トを、冷却速度100℃/時以上で急冷する(工程
2)。
【0016】次に、この押出用ビレットを押出機のコン
テナ内に挿入し、押出形材を押出成形する(工程3)。
押出形材は、押出成形時の加工熱を利用して所定の温度
に加熱される。
テナ内に挿入し、押出形材を押出成形する(工程3)。
押出形材は、押出成形時の加工熱を利用して所定の温度
に加熱される。
【0017】次に、加熱された押出形材にミストを吹き
付けることにより急冷し、焼入処理を施す(工程4)。
付けることにより急冷し、焼入処理を施す(工程4)。
【0018】こうして、所望の強度を有する押出形材が
製造される。
製造される。
【0019】以下、この発明の方法を評価するために行
った試験について述べる。
った試験について述べる。
【0020】JIS A6061合金からなり、かつ外径2
5mm、内径20mm、長さ2mmの短筒状試料を複数
用意した。そして、これらの試料を560℃で10時間
保持することにより均質化処理を施した。均質化処理の
施された試料を冷却速度3000℃/時以上の冷却速度
で冷却した。冷却された試料を、510℃のソルトバス
中、および540℃のソルトバス中に種々の時間浸漬し
た後、急冷して焼入処理を施し、その表面のビッカース
硬さを測定した。ソルトバス中への浸漬時間と、ビッカ
ース硬さとの関係を図2に示す。
5mm、内径20mm、長さ2mmの短筒状試料を複数
用意した。そして、これらの試料を560℃で10時間
保持することにより均質化処理を施した。均質化処理の
施された試料を冷却速度3000℃/時以上の冷却速度
で冷却した。冷却された試料を、510℃のソルトバス
中、および540℃のソルトバス中に種々の時間浸漬し
た後、急冷して焼入処理を施し、その表面のビッカース
硬さを測定した。ソルトバス中への浸漬時間と、ビッカ
ース硬さとの関係を図2に示す。
【0021】比較のために、均質化処理後の冷却のさい
の冷却速度を20℃/時とした点を除いては、上記試験
と同様にして焼入処理後の表面のビッカース硬さを測定
した。ソルトバス中への浸漬時間と、ビッカース硬さと
の関係を図3に示す。
の冷却速度を20℃/時とした点を除いては、上記試験
と同様にして焼入処理後の表面のビッカース硬さを測定
した。ソルトバス中への浸漬時間と、ビッカース硬さと
の関係を図3に示す。
【0022】なお、図2および図3中、実線はソルトバ
スの温度が510℃の場合を示し、破線は同じく540
℃の場合を示す。
スの温度が510℃の場合を示し、破線は同じく540
℃の場合を示す。
【0023】図2および図3に示す結果から明らかなよ
うに、均質化処理後の冷却のさいの冷却速度が速くなる
と、焼入前の加熱温度が低い場合であっても、あるいは
加熱時間が短い場合であっても、焼入後の試料の表面硬
さは硬くなり、焼入性の優れていることが判る。
うに、均質化処理後の冷却のさいの冷却速度が速くなる
と、焼入前の加熱温度が低い場合であっても、あるいは
加熱時間が短い場合であっても、焼入後の試料の表面硬
さは硬くなり、焼入性の優れていることが判る。
【0024】これとは逆に、均質化処理後の冷却のさい
の冷却速度が遅くなると、焼入前の加熱温度を高く、し
かも加熱時間を長くしなければ、焼入後の試料の表面硬
さは硬くならず、焼入性が劣っていることが判る。
の冷却速度が遅くなると、焼入前の加熱温度を高く、し
かも加熱時間を長くしなければ、焼入後の試料の表面硬
さは硬くならず、焼入性が劣っていることが判る。
【0025】
【発明の効果】この発明の押出加工方法によれば、上述
のように、押出成形の速度を、従来法に比べて低速にす
ることができるので、押出形材の表面にむしれ等の欠陥
が発生したり、ダイスのベアリング面が荒れて寿命が短
くなったりするのを防止することができる。しかも、従
来法に比べて焼入性が向上し、所望の機械的性質を有す
る押出形材を得ることができる。
のように、押出成形の速度を、従来法に比べて低速にす
ることができるので、押出形材の表面にむしれ等の欠陥
が発生したり、ダイスのベアリング面が荒れて寿命が短
くなったりするのを防止することができる。しかも、従
来法に比べて焼入性が向上し、所望の機械的性質を有す
る押出形材を得ることができる。
【図1】この発明の押出加工方法を示す工程図である。
【図2】評価試験の結果を示し、ソルトバス中への浸漬
時間と、ビッカース硬さとの関係を表すグラフである。
時間と、ビッカース硬さとの関係を表すグラフである。
【図3】比較評価試験の結果を示し、ソルトバス中への
浸漬時間と、ビッカース硬さとの関係を表すグラフであ
る。
浸漬時間と、ビッカース硬さとの関係を表すグラフであ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 熱処理型アルミニウム合金からなる押出
用ビレットに均質化処理を施した後冷却し、ついで押出
形材を押出成形し、さらに押出成形時の加工熱を利用し
て押出形材の温度を高めた後急冷することにより焼入処
理を施す押出加工方法であって、 均質化処理後の冷却を、冷却速度100℃/時以上で行
うことを特徴とする押出加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30540092A JPH06145919A (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 押出加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30540092A JPH06145919A (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 押出加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06145919A true JPH06145919A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17944671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30540092A Withdrawn JPH06145919A (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 押出加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06145919A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9657374B2 (en) | 2013-08-29 | 2017-05-23 | Kobe Steel, Ltd. | Free-machining aluminum alloy extruded material with reduced surface roughness and excellent productivity |
-
1992
- 1992-11-16 JP JP30540092A patent/JPH06145919A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9657374B2 (en) | 2013-08-29 | 2017-05-23 | Kobe Steel, Ltd. | Free-machining aluminum alloy extruded material with reduced surface roughness and excellent productivity |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |