JPH06146154A - タフトミシン - Google Patents

タフトミシン

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JPH06146154A
JPH06146154A JP29582892A JP29582892A JPH06146154A JP H06146154 A JPH06146154 A JP H06146154A JP 29582892 A JP29582892 A JP 29582892A JP 29582892 A JP29582892 A JP 29582892A JP H06146154 A JPH06146154 A JP H06146154A
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loop
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タフトミシンを改良して、ルーパに単一のル
ープが係止されている状態で、ループを切断してもルー
プが基布から抜けないようにする。これにより、タフト
ミシンで刺しゅう縫ができるようになる。 【構成】 ルーパ27にパイル糸45からなるループa
が係止されている状態でループ保持片32とルーパ27
によりループaを挟んで保持する。こうして基布44か
らループaが抜けないようにしながら刃物31でループ
aを切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は布送り方向を自在に変
えることにより、切パイルによる自由な刺しゅう模様を
縫製できるタフトミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のタフトミシンの要部を示す
ものである。この図において、1はミシンベッドであ
り、その下部には針棒2の上下運動に連動して往復回動
するルーパ軸3と刃物軸4の二本が配置されている。
【0003】上記のルーパ軸3に固定した腕5の上端に
はルーパ6を固定し、このルーパ6の下部に切刃7を設
ける。また、他方の刃物軸4に固定した腕9には刃物1
0を設ける。11は送り歯、12はベッド上の押え棒1
3の下端の押え金、16はミシン針である。
【0004】この従来のタフトミシンの場合、押え金1
2の下部の基布15は送り歯11により矢印方向へ送ら
れ、ミシン針16がパイル糸17とともに基布15を刺
し通して基布15の下にパイル糸17が下降すると、こ
の部分に揺動してきたルーパ6がパイル糸17をすく
う。
【0005】つぎに、針16が上昇するとパイル糸17
がループとなってルーパ6に係止された状態となり、送
り歯11により基布15が1ピッチ送られ、ルーパ6が
戻る。
【0006】上記の作用によりルーパ6に複数のループ
が整然とならんだ状態でルーパ6の基部、すなわち、図
8の左方のループが、刃物10の上下運動により切断さ
れて切パイルとなって基布15とともに移動していく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
タフトミシンはルーパ6に常に複数のループが係止され
た状態で前方のループから切断していくようになってい
る。その理由は基布15に縫い付けた直後にパイル糸1
7を切ると、針孔からパイル糸17が抜けるからであ
る。
【0008】このため、この従来のタフトミシンでは基
布15は図8の右から左へと一定の方向に送らねばなら
ないので直線縫以外の縫い方は不可能である。この発明
の課題は上記の問題を解決して布を自在な向きに送って
刺しゅう縫をしても糸が抜けるおそれのないタフトミシ
ンを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明はルーパに引掛けられたパイル糸からな
るループを挟んで、ループ形成直後の単一のループを刃
物で切断しても、この切断したループが基布から抜けな
いようにするループ保持片を、上記ルーパの側面に回動
自在に取付けた構成やミシンの針板と、その下部のルー
パの間に、ルーパにすくわれたループを挟んで、ループ
形成直後の単一のループを刃物で切断しても、この切断
したループが基布から抜けないようにする開閉自在の一
対のループ保持片を設けた構成を採用した。
【0010】
【作用】第1の発明の場合、ミシン針が下降し、基布を
刺通してその下方に突出したとき、ルーパがミシン針の
側部のパイル糸をすくう。つぎにミシン針が上昇して、
基布の下面にループが形成されると同時にループ保持片
が働いて、ルーパとループ保持片とでループを挟んで保
持し、ついで布が一ピッチ移動してミシン針が下降を始
めると同時または基布を刺通したとき、刃物が動いてル
ープを切断する。
【0011】また、第2の発明の場合はミシン針が下降
し、基布を刺通してその下方に突出したとき、ルーパが
ミシン針の側部のパイル糸をすくう。つぎにミシン針が
上昇して、基布の下面にループが形成されると同時に一
対のループ保持片が閉じてルーパとミシン針の間のルー
プを挟んで保持し、ついで布が一ピッチ移動してミシン
針が下降を始めると同時またはミシン針が基布を刺通し
たとき、刃物が動いてループを切断し、その直後に保持
片が開いて、その間をミシン針が通過する。
【0012】そののち、ミシン針の側部のパイル糸をル
ーパがすくい、ミシン針が上昇すると、前回と同様に一
対の保持片が閉じてループを保持する。
【0013】
【実施例】図1に示す実施例において、21はミシンベ
ッド20に設けた針板で、その下部には針棒22の上下
運動に連動して往復回動するルーパ軸23と刃物軸24
とループ保持片駆動軸25の三本が配置してある。上記
のルーパ軸23に固定した腕26の上端にはルーパ27
を固定し、このルーパ27の下部に切刃29を設ける。
【0014】刃物軸24に固定した腕30には刃物31
を固定して、この刃物31と上記ルーパ27の切刃29
によりルーパ27に係止されているループを切断する。
32は倒L形の揺動片33の先端に設けたループ保持片
で、軸34によりルーパ27の基部付近に上下方向揺動
自在に取付ける。
【0015】前記ループ保持片駆動軸25は、上記保持
片32の駆動用で、その外周一部に設けた片36に一端
を回転自在に連結したリンク37の他端を前記揺動片3
3に連結して軸25の往復回転で保持片32がルーパ2
7に対して開閉するようにする。
【0016】その他、図中40はミシン針、41は針板
21に設けた針の挿通孔、42は押え棒、43は押え
金、44は基布で図示省略してある刺しゅう枠に張って
ある。
【0017】なお、刃物31は、ばねなどにより、常に
ルーパ27の切刃29の部分に接触するようにしておく
と、刃物31の位置が安定する。
【0018】上記実施例の場合、図3(I)のようにパ
イル糸45を挿入したミシン針40が基布44を刺通し
て針板21の挿通孔41を貫通し、少し上昇して針40
の側部のパイル糸45が少しふくらんだとき、後退位置
にあったルーパ27が針40の方に移動して図3(II)
のように針40の側部のパイル糸45をすくう。
【0019】つぎに図3(III )のように針40が針板
21および基布44上へ抜けるとルーパ27に係止され
たパイル糸45はループaとなって残り、同時にループ
保持片32が作動してルーパ27と保持片32によりル
ープaを挟んで保持する。
【0020】つぎに、図3(IV)のように基布44を一
ピッチ任意の方向に進めるとともに、ループaを挟んだ
ままルーパ27も元の位置に戻り、針40が基布44を
刺通する。
【0021】この状態で、図3(IV)の鎖線のように刃
物31が上昇してルーパ27に係止されているループa
を切断し、つぎに刃物31が下り、保持片32が図3
(V)のように開き、つぎのループ形成が始まる。図4
以下に示す実施例はルーパ27と針板21の間に設けた
開閉自在の一対のループ保持片46、47でループを保
持するものである。
【0022】この実施例ではルーパ軸23には図1と同
様に腕26を固定し、この腕26にルーパ27を固定す
る。50はミシンのカマ軸で全回転式であり、この軸5
0に図4のように三個の偏心円板51、52、53を固
定する。
【0023】55はミシンベッド49の下面に固定した
垂直の軸で、この軸55にそれぞれ別個に揺動する上下
の腕56、57を取付ける。この上下の腕56、57の
ボスの側部に固定したピン59、60と前記偏心円板5
1、52の外周に回転自在にはめたリング61、62を
連結棒63、64で連結してカマ軸50の回転に伴い、
各腕56、57を揺動させる構成とする。
【0024】上記の機構は水平回転運動を垂直の回動運
動に変えるものであるから、偏心円板51、52とリン
グ61、62の摺動面を球面にしたり、ピン59、60
と連結棒63、64の連結部をユニバーサルにしたりし
て作動部に無理を生じないようにする。65はベッド4
9の下面に固定した別の垂直の軸で、前記したループ保
持片46と可動刃物取付台67とをそれぞれ別個に揺動
するように取付けてある。
【0025】上記保持片46の一端と腕56および取付
台67と腕57とを連結杆70、71でそれぞれ連結
し、各腕56、57の運動を保持片46と取付台67に
伝えるようにする。
【0026】図4、図5の72は固定刃物取付台で、ベ
ッド49の下面にねじ止めされ、その先端を前記ループ
保持片46に対向するループ保持片47とし、その下面
に固定刃物73をねじ止めしてある。また、上記取付台
67は図5のように、そのボスを軸65に回動および昇
降自在にはめてあり、軸65の下端の受板74上のばね
75により取付台67に上向きの力を加えている。
【0027】上記可動刃物取付台67に固定した腕76
の先端に可動刃物77を固定し、この刃物77を上記ば
ね75の力で固定刃物73の下面に圧着しながら摺動す
る構造とする。前記偏心円板53の外周に回転自在には
めたリング54と前記ルーパ軸23に図6のように固定
した腕69を連結棒79で連結して、カマ軸50の回転
によりルーパ軸23が往復回動する構成にする。
【0028】上記実施例の場合、図7(I)のようにル
ーパ27が後退し、図4のようにループ保持片46、4
7の間が開き可動刃物77が後退している条件で図7
(I)のようにパイル糸45を挿入したミシン針40が
基布44を刺通して針板21の挿通孔41を貫通して、
少し上昇して針40の側部のパイル糸45が少しふくら
んだとき、後退位置にあったルーパ27が針40の方に
移動して図7(II)のように針40の側部のパイル糸4
5をすくう。
【0029】つぎに図7(III )のように針40が針板
21上へ抜けるとルーパ27に係止されたパイル糸45
はループaとなって残り、同時にループ保持片46が作
動して図4の鎖線の位置となり、保持片46、47によ
りループaを挟んで保持する。
【0030】つぎに、図7(IV)のようにループaを保
持片46、47で挟んだままルーパ27を元の位置に戻
し、同時に可動刃物77が図4の矢印方向に働き、ルー
パaを切断して切りパイルとしたのち、基布44を任意
の方向に進め、つぎにミシン針40が下降し、基布44
を針40が刺通すると同時に保持片46、47間が開
き、この保持片46、47の間を針40が通過して図7
(V)のようにつぎのループの形成工程が始まる。
【0031】
【効果】この発明は上記のようにルーパにループ保持片
を取付けるか、ルーパとは別に開閉自在のループ保持片
を設けることにより、刃物によりループを切断するまで
はループを保持片により保持するものであるから、従来
のように多数のループをルーパに保持せしめる必要がな
くなる。従って基布の進行方向を自由にできるので、任
意の形状の刺しゅう縫いが実施できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の縦断側面図
【図2】同上のルーパ部分の拡大斜視図
【図3】同上のループ形成順序を示す工程別縦断側面図
【図4】第2の実施例を示す一部横断下面図
【図5】同上のA−A線に沿う縦断面図
【図6】図4のB−B断面図
【図7】同上のループ形成順序を示す工程別縦断側面図
【図8】従来例の縦断側面図
【符号の説明】 20 ミシンベッド 21 針板 22 針棒 27 ルーパ 31 刃物 32 ループ保持片 40 ミシン針 44 基布 45 パイル糸 46 ループ保持片 47 ループ保持片 49 ミシンベッド 73 固定刃物 77 可動刃物
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は布送り方向を自在に変
えることにより、切パイルによる自由な刺しゅう模様を
縫製できるタフトミシンあるいは布を張った刺しゅう枠
を自動制御装置により駆動することによって任意な切パ
イルによる刺しゅう模様を縫製する自動刺しゅうミシン
に関する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】その他、図中40はミシン針、41は針板
21に設けた針の挿通孔、42は押え棒、43は押え
金、44は基布で図示省略してある刺しゅう枠に張って
り、この刺しゅう枠を自動制御装置に連動させること
により自動的に刺しゅう模様が縫製できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】この実施例ではルーパ軸23には図1と同
様に腕26を固定し、この腕26にルーパ27を固定す
る。50はミシンのカマ軸で全回転式であり、この軸5
0に図4のように三個の偏心円板51、52、53を固
定する。その他にミシンに連動する別の軸を設け、この
軸に設けたカムなどで上記偏心円板51、52、53と
同じ動作をさせる場合かある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンベッドの下部に、針棒の上下運動
    に連動して揺動するルーパを設け、このルーパにより、
    基布を貫通したミシン針の側部のパイル糸をすくい、基
    布の下面にループを形成したのち、刃物により、上記ル
    ープを切断して切パイルとするタフトミシンにおいて、
    上記ルーパに引掛けられたパイル糸からなるループを挟
    んで、ループ形成直後の単一のループを刃物で切断して
    も、この切断したループが基布から抜けないようにする
    ループ保持片を、上記ルーパの側面に回動自在に取付け
    たタフトミシン。
  2. 【請求項2】 ミシンの針板と、その下部のルーパの間
    に、ルーパにすくわれたループを挟んで、ループ形成直
    後の単一のループを刃物で切断しても、この切断したル
    ープが基布から抜けないようにする開閉自在の一対のル
    ープ保持片を設けた請求項1記載のタフトミシン。
JP29582892A 1992-11-05 1992-11-05 タフトミシン Expired - Lifetime JPH0713346B2 (ja)

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JP29582892A JPH0713346B2 (ja) 1992-11-05 1992-11-05 タフトミシン

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JPH06146154A true JPH06146154A (ja) 1994-05-27
JPH0713346B2 JPH0713346B2 (ja) 1995-02-15

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JP29582892A Expired - Lifetime JPH0713346B2 (ja) 1992-11-05 1992-11-05 タフトミシン

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989003606A1 (en) * 1987-10-16 1989-04-20 Portescap A reinforced permanent magnet device
CN108754913A (zh) * 2018-08-24 2018-11-06 广东艺森地毯顾问实业有限公司 一种圈绒剪绒一体式植绒机

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WO1989003606A1 (en) * 1987-10-16 1989-04-20 Portescap A reinforced permanent magnet device
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JPH0713346B2 (ja) 1995-02-15

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