JPH06146703A - 扉押し込み収納装置 - Google Patents

扉押し込み収納装置

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JPH06146703A
JPH06146703A JP31631992A JP31631992A JPH06146703A JP H06146703 A JPH06146703 A JP H06146703A JP 31631992 A JP31631992 A JP 31631992A JP 31631992 A JP31631992 A JP 31631992A JP H06146703 A JPH06146703 A JP H06146703A
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Keiichiro Matsuda
桂一郎 松田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前後方向の扉収納空間4内で、ガイドレール
7により前後方向に移動可能に支持された扉支持用可動
体10に、扉6を開閉可能に枢着し、扉収納空間4の奥
端部と扉支持用可動体10との間に、当該可動体10を
垂直姿勢に維持させるためのリンク機構12を介装して
成る扉押し込み収納装置に於いて、各部の遊び(ガタ)
や扉6の重みによって扉支持用可動体10が前傾姿勢を
とるのを防止し得るようにすること。 【構成】 前記リンク機構12が、2本のリンク13
a,13bを中央部で互いに枢着したクロス形リンク1
5と、当該クロス形リンク15の昇降リンク端部(ロー
ラ18b,18d)を案内するために前記可動体10側
と扉収納空間4の奥端部側とに設けられた昇降ガイドレ
ール16,17とから成り、前記両昇降ガイドレール1
6,17の内の少なくとも一方が、前後方向に傾斜角度
調整可能に取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、据え置き形或いは作り
付けの各種収納家具などに使用される観音開き扉や片開
き扉を、前後縦向きの開き姿勢で、前記収納家具などの
側部に形成された扉収納空間内へ押し込んで収納するた
めの、扉押し込み収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】この種の扉押し込み収納
装置は、前後方向の扉収納空間内に前後方向に移動可能
な扉支持用可動体を設け、この可動体に扉を開閉可能に
枢着し、前記扉を左右横向きの閉じ姿勢から前後縦向き
の開き姿勢に切り換えた状態で当該扉を前記可動体と共
に前記扉収納空間内に押し込み可能に構成されたもので
あるが、前記扉を収納空間内へ押し込むときや引き出す
ときに、前記可動体と一体に前後移動する扉が前後に傾
くことなく、正確に垂直姿勢を保って円滑に前後移動す
ることが必要である。
【0003】このような目的のために、前後方向の扉収
納空間内に、ガイドレールにより前後方向に移動可能に
支持された扉支持用可動体を設け、この可動体に扉を開
閉可能に枢着し、前記扉収納空間の奥端部と前記可動体
との間に、前記扉支持用可動体を垂直姿勢に維持させる
ためのリンク機構を介装して成る扉押し込み収納装置が
提案されている。このレールとリンク併用形の扉押し込
み収納装置は、扉の荷重はガイドレールで受けさせ、扉
の垂直姿勢はリンク機構で保持させようとするものであ
る。
【0004】而して、前記リンク機構としては、2本の
リンクを中央部で互いに枢着したクロス形リンクと、当
該クロス形リンクの昇降リンク端部を案内するために前
記扉支持用可動体側と扉収納空間奥端部側とに設けられ
た昇降ガイドレールから成るものが使用されるが、理論
的には、扉収納空間奥端部側の昇降ガイドレールを垂直
に取付け、クロス形リンクの中央支点から各リンク端部
の支点までの距離を等しくして、扉支持用可動体側の昇
降ガイドレールが垂直になるように設計すれば、扉支持
用可動体は、常に垂直姿勢を保って前後移動することに
なる。
【0005】しかしながら、クロス形リンクの撓み、昇
降ガイドレールとこれに嵌合する昇降リンク端部のロー
ラとの間の遊び、前後方向ガイドレールとこれに嵌合す
る扉支持用可動体側のスライダーとの間の遊びなどが原
因で、扉の重みによって扉支持用可動体が前傾姿勢をと
り、扉収納空間内に扉を押し込んだときに扉の下辺が扉
収納空間の底面に摺接したり、扉収納空間内から引き出
した扉を閉じたときに扉の上辺と家具本体との間に隙間
が生じるなどの不都合が生じていた。特に大型大重量の
扉の場合、例えば高さ2mの大型扉の場合で10mm程
度も扉上端が前に出る程、扉支持用可動体が前傾姿勢を
とることになるので、上記のように扉支持用可動体の垂
直姿勢をリンク機構で保持する方式は、特に大型大重量
の扉には使用することが出来なかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の扉押し込み収納装置は、前後方向の扉収納空間4
内に、ガイドレール7により前後方向に移動可能に支持
された扉支持用可動体10を設け、この可動体10に扉
6を開閉可能に枢着し、前記扉収納空間4の奥端部と扉
支持用可動体10との間に、当該可動体10を垂直姿勢
に維持させるためのリンク機構12を介装して成る扉押
し込み収納装置であって、前記リンク機構12が、2本
のリンク13a,13bを中央部で互いに枢着したクロ
ス形リンク15と、当該クロス形リンク15の昇降リン
ク端部(ローラ18b,18d)を案内するために前記
可動体10側と扉収納空間4の奥端部側とに設けられた
昇降ガイドレール16,17とから成り、前記両昇降ガ
イドレール16,17の内の少なくとも一方が、前後方
向に傾斜角度調整可能に取付けられている点に特徴を有
する。
【0007】また、請求項2に係る本発明では、扉収納
空間4の奥端部側に設けられた昇降ガイドレール17
が、その上端部に於いて前後揺動可能に軸支されると共
に、当該昇降ガイドレール17の下端部を前後方向に移
動させるねじ機構22,34が併設され、当該ねじ機構
22,34の回転操作部27,41が、前記扉収納空間
4の前端開口部近くに前方向きに配設される。
【0008】更に、請求項3に係る本発明の装置では、
前進限位置まで引き出された扉支持用可動体10を垂直
姿勢に保持するキャッチ(マグネットキャッチ42)が
併設される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1において、1は収納家具であっ
て、左右両側の外側板2とその内側に立設された内側板
3との間に、それぞれ前後方向の扉収納空間4が形成さ
れ、前面開口部5を開閉する左右一対の観音開き扉6
は、実線で示す左右横向きの閉じ姿勢Aから前後縦向き
の開き姿勢Bに開動させることにより、前記扉収納空間
4内へ押し込むことが出来る。
【0010】前記左右一対の観音開き扉6は、何れも同
一の扉押し込み収納装置によって支持されているので、
以下は片側の扉についてのみ説明する。図2および図3
に示すように、前記扉収納空間4内の上下両端近傍部に
は、外側板2の内面を利用して、前後方向のスライドガ
イドレール7がそれぞれ水平に付設されている。図5に
示すように、両スライドガイドレール7には、スライド
ボールベアリング8を介してスライダー9が摺動可能に
嵌合装着されており、この両スライドガイドレール7の
スライダー9に扉支持用可動体10の上下両端部が固着
されている。前記扉6は、前記扉支持用可動体10の前
端に上下複数個の蝶番11を介して開閉可能に枢着され
ている。
【0011】12は扉収納空間4の奥端部と扉支持用可
動体10とを連結するリンク機構であって、前後方向に
移動する前記可動体8を垂直姿勢に保持するためのもの
である。このリンク機構12は、同一長さの2本のリン
ク13a,13bを中央部で支軸14により互いに枢着
したクロス形リンク15と、扉支持用可動体10側に取
付けられた昇降ガイドレール16と、扉収納空間4の奥
端部(外側板2の内面)に取付けられた昇降ガイドレー
ル17とから構成されている。
【0012】更に詳述すれば、前記クロス形リンク15
に於ける4つのリンク端には、同一仮想垂直面上に位置
するように夫々ローラ18a〜18dが水平支軸19a
〜19dにより軸支されている。従って、図5及び図6
に示されるように、外側のリンク13aの両端にローラ
18a,18bを支承する支軸19a,19bは、内側
のリンク13bの両端にローラ18c,18dを支承す
る支軸19c,19dよりも長く、クロス形リンク全体
として、上下左右の方向性がないように構成されてい
る。一方、扉支持用可動体10側の昇降ガイドレール1
6には、図5にも示されるように、前記ローラ18aを
受け止めるストッパー20が下端部に内嵌固定されてい
る。而して、前記クロス形リンク15の前側上下一対と
なるローラ、例えばローラ18a,18dを扉支持用可
動体10側の昇降ガイドレール16に、その上端より嵌
入させると共に、後ろ側上下一対となるローラ、例えば
ローラ18c,18bを扉収納空間4の奥端部側の昇降
ガイドレール17に、その上端より嵌入させ、ローラ1
8aをストッパー20で受け止めさせることにより、ク
ロス形リンク15の取付けが完了する。
【0013】扉収納空間4の奥端部側の昇降ガイドレー
ル17は、その上端部が支軸21により前後揺動可能に
枢着されており、下端部には、当該昇降ガイドレール1
7を前後移動させるねじ機構22が取付けられている。
このねじ機構22は、図6及び図7に示されるように、
昇降ガイドレール17の下端に取付けられた軸受部材2
3の二股部内に、前記支軸21と平行な支軸24によっ
て揺動可能に枢着された雌ねじ体25と、この雌ねじ体
25に螺合貫通する螺軸部26aを有する前後方向の回
転軸26とから成り、当該回転軸26の前端に設けられ
た回転操作部(頭部)27が、扉収納空間4の前端開口
部近くで前方向きに位置するように、当該回転操作部
(頭部)27の内側位置で前記回転軸26が、外側板2
の内面に取付けられた軸受板28に回転のみ可能に支承
されている。
【0014】29は、軸受板28の内側で回転軸26に
止めリング30を介して取付けられたワッシャーであ
る。前記回転操作部(頭部)27には、回転操作用工具
を嵌合させる六角孔27aが設けられているが、回転操
作部(頭部)27の外形をボルト頭部のように角形にし
ても良いし、ビス頭部のようにドライバー用溝を形成し
ておいても良い。
【0015】前記昇降ガイドレール17は、扉支持用可
動体10に取付けられる昇降ガイドレール16と同一の
ものを使用しても良いが、扉収納空間4を形成する外側
板2の内面から離間させて装着することになり、安定性
と強度に問題が生じるので、図4及び図6に示すよう
に、ローラ18c,18dが嵌合するレール部17aの
下側に脚部17bを連設して高さを高くし、以て、扉収
納空間4を形成する外側板2の内面に当接させ得るよう
に構成するのが望ましい。この場合、前記脚部17bに
於けるレール長さ方向の空洞部17c内に前記軸受部材
23の脚部23aを圧入固定し、更にレール上端側で
は、前記支軸21を支承する軸受部材31の脚部31a
を前記空洞部17c内に圧入固定することが出来る。
【0016】なお、昇降ガイドレール17が、その下端
部が外側板2の内面から離間する方向に遊動するのを防
止するために、図7に仮想線で示されるように、例えば
レール下端に取付けられている軸受部材23の側辺に被
さる浮き上がり規制板32を外側板2の内面に取付けて
おくことが出来る。また、雌ねじ体25を枢着する支軸
24が遊嵌する軸受部材23側の孔を上下方向の長孔と
しておくなど、雌ねじ体25を軸受部材23に対して一
定範囲内で上下遊動可能に支持させておくときは、昇降
ガイドレール17に近い位置で回転軸26を回転のみ可
能に支承する軸受を外側板2の内面に取付けておくこと
により、昇降ガイドレール17の下端部が外側板2の内
面から浮き上がるのを防止することも出来る。
【0017】上記のように構成された扉押し込み収納装
置に於いては、扉6は扉支持用可動体10と共にガイド
レール7に沿って前後移動可能であり、図2に示すよう
に、扉6を可動体10と共に前方に引っ張って、扉収納
空間4から扉全体を前方に引き出した後、蝶番11を利
用して扉6を可動体10に対して90度閉動させること
により、図1に示されるように、当該扉6で収納家具1
の前面開口部5を閉じることが出来る。また、閉じ位置
Aにある扉6を可動体10に対して90度開動させた
後、扉収納空間4の奥側へ押し込むことにより、図3に
も示されるように、扉6を可動体10と共にガイドレー
ル7に沿って扉収納空間4内へ移動させて、収納するこ
とが出来る。なお、図2及び図3に於いて、上側のガイ
ドレール7の後端部に取付けられているストッパー33
は、扉支持用可動体10の後退限位置を決めるものであ
る。同様に、扉支持用可動体10の前進限位置を決める
ストッパーを設けることも出来る。
【0018】以上のように扉収納空間4に対する扉6の
出し入れのために扉支持用可動体10を扉6と共に前後
移動させるとき、リンク機構12のクロス形リンク15
は、図2に示す開き姿勢と図3に示す閉じ姿勢との間で
開閉運動を行う。即ち、扉支持用可動体10が前方へ移
動するときは、クロス形リンク15の上側前後一対のリ
ンク端にあるローラ18b,18dが昇降ガイドレール
16,17内を下降移動しながらクロス形リンク15が
開動し、扉支持用可動体10が後方へ移動するときは、
前記ローラ18b,18dが昇降ガイドレール16,1
7内を上昇移動しながらクロス形リンク15が閉動し
て、扉支持用可動体10(昇降ガイドレール16)を扉
収納空間4の奥端側に固定されている昇降ガイドレール
17と平行な姿勢に保持するのであるが、先に説明した
ように、前記昇降ガイドレール17が垂直であっても、
各部の遊び(ガタ)と扉6などの重みによって扉支持用
可動体10(昇降ガイドレール16)が、上端が前方に
出る前傾姿勢をとることになる。
【0019】そこで、図4に示されるように扉6を扉収
納空間4内から前方に引き出した状態で、ねじ機構22
の回転軸26を、回転操作部27を利用して扉収納空間
4の外側から回転操作し、以て雌ねじ体25を前方に引
き寄せて、昇降ガイドレール17を、図2に示されるよ
うに上端の支軸21を中心に前方へ傾動させる。この結
果、無負荷の状態であれば、扉支持用可動体10が昇降
ガイドレール17と平行な傾斜姿勢(下端が前方に出る
姿勢)になるところであるが、各部の遊び(ガタ)と扉
6などの重みによって扉支持用可動体10(昇降ガイド
レール16)が図示のように垂直姿勢をとることにな
る。換言すれば、扉支持用可動体10(昇降ガイドレー
ル16)が垂直になるように、ねじ機構22を操作して
昇降ガイドレール17を前記のように傾斜させれば良
い。
【0020】なお、昇降ガイドレール17の傾斜角度を
調整するねじ機構としては、上記実施例のねじ機構22
に限定されない。例えば、図8に示すねじ機構34は、
前記回転軸26に代えて軸受板28に回転のみ可能に支
承したビス(またはボルト)35に適当長さの雌ねじ体
36を螺嵌させ、この雌ねじ体36は、前記軸受板28
の取付け板部28aに一側面を当接させるなどして回転
不能とし、昇降ガイドレール17の下端に取付けた連結
部材37の孔37aに後端部を遊嵌してピン38により
枢着したロッド39の前端部を、前記雌ねじ体36の孔
に挿入してピン40により固定している。このねじ機構
34の回転操作部41は、ビス35の頭部となる。
【0021】上記ねじ機構34によれば、回転操作部4
1によりビス35を回転させて雌ねじ体36を前後移動
させることにより、ロッド39及び連結部材37を介し
て昇降ガイドレール17の下端部を前後移動させ、以
て、昇降ガイドレール17の傾斜角度の調整が行えるの
であるが、このねじ機構34によれば、ロッド39の長
さを変えるだけで、奥行きサイズの異なる種々の扉押し
込み収納装置に適用することが出来る。
【0022】扉収納空間4の奥端部側の昇降ガイドレー
ル17の傾斜角度を調整するようにしたが、扉支持用可
動体10に対して昇降ガイドレール16を傾斜角度調整
可能に取付けることも可能である。また、昇降ガイドレ
ール17または16の傾斜角度を調整可能にする場合、
昇降ガイドレール17または16の下端部を支軸で枢着
して、上端側を前後方向に移動させるように構成するこ
とも出来る。勿論、両方の昇降ガイドレール16,17
を傾斜角度調整可能に構成することも出来る。
【0023】また、リンク機構12の構成も上記実施例
のものに限定されない。例えば、クロス形リンク15に
於ける4つのリンク端の内の一つを昇降ガイドレール1
6または17の定位置に支軸で枢着することも出来る。
更に、扉支持用可動体10の上端部のみを前後方向ガイ
ドレールにローラやスライダーを介して前後移動可能に
吊り下げ、当該扉支持用可動体10の下端部を、振れ止
め用ガイドレールに係合させることも出来る。
【0024】なお、扉6を扉収納区間4に対する出し入
れ姿勢(前後縦向き)とした状態で、扉支持用可動体1
0が垂直姿勢となるように昇降ガイドレール17(また
は昇降ガイドレール16)の傾斜角度を調整した場合、
扉6を扉収納空間4から前方に引き出して90度閉動さ
せて閉じ姿勢Aにしたとき、左右横方向から見て扉6の
重心位置が扉支持用可動体10に近づくので、当該扉支
持用可動体10を前傾させようとする作用力が小さくな
る。このとき、昇降ガイドレール17(または16)の
傾斜によって扉支持用可動体10が、下端が前方に出る
方向に若干傾動することが考えられる。
【0025】そこで、図2に仮想線で示されるように、
前進限位置にある扉支持用可動体10の前縁に吸着する
上下複数個のマグネットキャッチ42を、例えば外側板
2の内面に取付けるなどして配設しておき、前進限位置
まで引き出された扉支持用可動体10を前記マグネット
キャッチ42により確実に垂直姿勢に保持させるように
構成することも出来る。勿論、マグネットキャッチ42
に代えて、扉支持用可動体10側に取付けられた雄形部
材を弾性的に把持する機械的キャッチ(扉を閉じ位置で
保持するために家具などに使用されている周知のもの)
を使用することも可能である。
【0026】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の扉押し込
み収納装置によれば、扉支持用可動体を垂直姿勢に保持
するためのリンク機構をクロス形リンクと共に構成する
前後一対の昇降ガイドレールの内の少なくとも一方の傾
斜角度を調整することにより、各部の遊びや扉の重みに
よって前傾姿勢をとろうとする扉支持用可動体を確実に
垂直姿勢に矯正することが出来る。従って、扉が大型で
大重量のものであっても、当該扉をして常に垂直姿勢に
保持させ、以て、扉を扉収納空間に対して出し入れする
ときに扉下辺が扉収納空間の底面上に摺接したり、扉収
納空間から引き出した扉を閉動させたときに当該扉の上
辺と家具本体との間に隙間が生じたりするのを、未然に
防止することが出来る。
【0027】特に請求項2に記載のように、扉収納空間
奥端部側に設けられた昇降ガイドレールを、その上端部
に於いて前後揺動可能に軸支すると共に、当該昇降ガイ
ドレールの下端部を前後方向に移動させるねじ機構を併
設し、このねじ機構の回転操作部を、前記扉収納空間の
前端開口部近くに前方向きに配設するときは、巾の狭い
扉支持用可動体側に取付けられる昇降ガイドレールを傾
斜角度調整可能に構成する場合よりも実施が容易であ
り、しかも扉収納空間奥端部側の昇降ガイドレールの傾
斜角度を調整するにも拘らず、その操作を扉収納空間の
前端開口部より簡単容易に行える。また、扉支持用可動
体とこれに取付けるべき昇降ガイドレールとを、アルミ
ニウムの押し出し生計などにより一体成形することも可
能になる。
【0028】更に、請求項3に記載のように、前進限位
置まで引き出された扉支持用可動体を垂直姿勢に保持す
るキャッチが併設されているときは、引き出した扉を閉
じ姿勢まで閉動させたときの扉の重心位置移動により、
扉と共に扉支持用可動体が、前傾姿勢とは逆の後傾姿勢
に傾くことも確実に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 観音開き扉の運動を説明する概略平面図であ
る。
【図2】 扉収納空間内から扉を前方に引き出した状態
を示す縦断側面図である。
【図3】 扉収納空間内に扉を押し込み収納した状態を
示す縦断側面図である。
【図4】 要部の横断平面図である。
【図5】 扉支持用可動体とこれに取付けられているリ
ンク機構とを示す一部縦断正面図である。
【図6】 リンク機構の扉収納空間奥端側を説明する縦
断正面図である。
【図7】 昇降ガイドレールの傾斜角度調整機構を説明
する縦断側面図である。
【図8】 他の実施例に於ける昇降ガイドレールの傾斜
角度調整機構を説明する縦断側面図である。
【符号の説明】
4 扉収納空間 6 扉 7 スライドガイドレール 9 スライダー 10 扉支持用可動体 11 蝶番 12 リンク機構 13a リンク 13b リンク 14 リンク枢着用支軸 15 クロス形リンク 16 リンク端部を昇降ガイドする昇降ガイドレール 17 リンク端部を昇降ガイドする昇降ガイドレール 18a リンク端ローラ 18b リンク端ローラ 18c リンク端ローラ 18d リンク端ローラ 20 リンク端ローラ18aを受けるストッパー 21 昇降ガイドレール17の上端を枢着する支軸 22 ねじ機構 25 雌ねじ体 26 回転軸 26a 螺軸部 27 回転操作部(頭部) 34 ねじ機構 35 ビス(またはボルト) 36 雌ねじ体 37 連結部材 39 ロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向の扉収納空間内に、ガイドレール
    により前後方向に移動可能に支持された扉支持用可動体
    を設け、この可動体に扉を開閉可能に枢着し、前記扉収
    納空間の奥端部と前記可動体との間に、前記扉支持用可
    動体を垂直姿勢に維持させるためのリンク機構を介装し
    て成る扉押し込み収納装置であって、前記リンク機構
    が、2本のリンクを中央部で互いに枢着したクロス形リ
    ンクと、当該クロス形リンクの昇降リンク端部を案内す
    るために前記扉支持用可動体側と扉収納空間奥端部側と
    に設けられた昇降ガイドレールとから成り、前記両昇降
    ガイドレールの内の少なくとも一方が、前後方向に傾斜
    角度調整可能に取付けられて成る扉押し込み収納装置。
  2. 【請求項2】扉収納空間奥端部側に設けられた昇降ガイ
    ドレールが、その上端部に於いて前後揺動可能に軸支さ
    れると共に、当該昇降ガイドレールの下端部を前後方向
    に移動させるねじ機構が併設され、当該ねじ機構の回転
    操作部が、前記扉収納空間の前端開口部近くに前方向き
    に配設されて成る請求項1に記載の扉押し込み収納装
    置。
  3. 【請求項3】前進限位置まで引き出された扉支持用可動
    体を垂直姿勢に保持するキャッチが併設された請求項1
    または2に記載の扉押し込み収納装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6705047B2 (en) * 2001-05-16 2004-03-16 Leon Yulkowski Door and door closer assembly

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US6705047B2 (en) * 2001-05-16 2004-03-16 Leon Yulkowski Door and door closer assembly

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JP2724790B2 (ja) 1998-03-09

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