JPH06147164A - ロータリ圧縮機 - Google Patents
ロータリ圧縮機Info
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- JPH06147164A JPH06147164A JP30385192A JP30385192A JPH06147164A JP H06147164 A JPH06147164 A JP H06147164A JP 30385192 A JP30385192 A JP 30385192A JP 30385192 A JP30385192 A JP 30385192A JP H06147164 A JPH06147164 A JP H06147164A
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- rotor
- rotary compressor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガス冷媒が圧縮室から吸入室へ漏れるのを防
止することができるロータリ圧縮機を提供する。 【構成】 揺動ブッシュ5,6で仕切られたロータ2,
102のブレード2a,102aの先端側の空間13,
113を互いにのみ連通させた密閉空間とする。偏心円
板4と偏心円板104を180度位相を異ならせて回転
軸3に固定する。圧縮室11内の高圧のガス冷媒は揺動
ブッシュ5,6の両平面とブレード2aの両側面との間
でシールする。
止することができるロータリ圧縮機を提供する。 【構成】 揺動ブッシュ5,6で仕切られたロータ2,
102のブレード2a,102aの先端側の空間13,
113を互いにのみ連通させた密閉空間とする。偏心円
板4と偏心円板104を180度位相を異ならせて回転
軸3に固定する。圧縮室11内の高圧のガス冷媒は揺動
ブッシュ5,6の両平面とブレード2aの両側面との間
でシールする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷暖房用空調機や冷
凍機等に使用されるロータリ圧縮機に関する。
凍機等に使用されるロータリ圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータリ圧縮機としては、図3に
示すように、円筒形状のシリンダ室1aとそのシリンダ
室1aに開口する穴12とを有するハウジング1と、上
記シリンダ室1a内に配置され、半径方向に延びる板状
のブレード2aを有する円筒形状のロータ2と、回転軸
3に偏心して固定され、上記ロータ2の内周に回転自在
に嵌合された偏心円板4とを備えたものがある。そし
て、上記穴12は、上記シリンダ室1aの円周上に開口
すると共に、軸方向に延びる円柱形状の穴12bと、その
穴12bの上部に設けた断面が矩形の穴12aとからな
る。そして、上記円柱形状の穴12bには、断面が半円
形状の揺動ブッシュ5,6を配置し、この揺動ブッシュ
5,6の平面が上記ロータ2のブレード2aの両側面を
摺接するようにしている。上記ブレード2aとロータ2
によりシリンダ室1aは、低圧側の吸入室10と高圧側
の圧縮室11に分かれる。上記ハウジング1は、上記穴
12の右側に吸入室10に開口する吸入ポート1bを設
け、上記穴12の左側に圧縮室11に開口する吐出ポー
ト1cを設けている。この吐出ポート1cから弁9を経
由して、圧縮されたガス冷媒が吐出される。また、上記
揺動ブッシュ5,6とブレード2aで仕切られた空間1
3は、通路40により吸入ポート1bと連通させて、ポ
ンピングロスを少なくしている。
示すように、円筒形状のシリンダ室1aとそのシリンダ
室1aに開口する穴12とを有するハウジング1と、上
記シリンダ室1a内に配置され、半径方向に延びる板状
のブレード2aを有する円筒形状のロータ2と、回転軸
3に偏心して固定され、上記ロータ2の内周に回転自在
に嵌合された偏心円板4とを備えたものがある。そし
て、上記穴12は、上記シリンダ室1aの円周上に開口
すると共に、軸方向に延びる円柱形状の穴12bと、その
穴12bの上部に設けた断面が矩形の穴12aとからな
る。そして、上記円柱形状の穴12bには、断面が半円
形状の揺動ブッシュ5,6を配置し、この揺動ブッシュ
5,6の平面が上記ロータ2のブレード2aの両側面を
摺接するようにしている。上記ブレード2aとロータ2
によりシリンダ室1aは、低圧側の吸入室10と高圧側
の圧縮室11に分かれる。上記ハウジング1は、上記穴
12の右側に吸入室10に開口する吸入ポート1bを設
け、上記穴12の左側に圧縮室11に開口する吐出ポー
ト1cを設けている。この吐出ポート1cから弁9を経
由して、圧縮されたガス冷媒が吐出される。また、上記
揺動ブッシュ5,6とブレード2aで仕切られた空間1
3は、通路40により吸入ポート1bと連通させて、ポ
ンピングロスを少なくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ロータリ圧縮機は、圧縮された高圧のガス冷媒が圧縮室
11から、ブレード2aの側面と揺動ブッシュ5の平面
との間の隙間を経由して上記揺動ブッシュ5,6で仕切
られた低圧側の空間13にガス冷媒が洩れる。そして、
この空間13から通路40を通って上記吸入ポート1b
にガス冷媒が洩れる。
ロータリ圧縮機は、圧縮された高圧のガス冷媒が圧縮室
11から、ブレード2aの側面と揺動ブッシュ5の平面
との間の隙間を経由して上記揺動ブッシュ5,6で仕切
られた低圧側の空間13にガス冷媒が洩れる。そして、
この空間13から通路40を通って上記吸入ポート1b
にガス冷媒が洩れる。
【0004】このように、上記従来のロータリ圧縮機に
は、ガス冷媒が高圧側から低圧側へ洩れ、動力損失が大
きいという欠点がある。
は、ガス冷媒が高圧側から低圧側へ洩れ、動力損失が大
きいという欠点がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、ガス冷媒が圧
縮室側から吸入室側へ洩れるのを防止することができる
ロータリ圧縮機を提供することにある。
縮室側から吸入室側へ洩れるのを防止することができる
ロータリ圧縮機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のロータリ圧縮機は、シリンダ室とそのシ
リンダ室に開口する穴を有するハウジングと、上記シリ
ンダ室内に配置され、半径方向に延びるブレードを有す
るロータと、回転軸に偏心して固定され、上記ロータの
内周に回転自在に嵌合された偏心円板と、上記穴内に揺
動自在に設けられ、上記ブレードを揺動自在かつ進退自
在に支持する揺動ブッシュとを備えたロータリ圧縮機に
おいて、上記揺動ブッシュで仕切られた上記ブレードの
先端側の空間が密閉空間となっていることを特徴として
いる。
め、請求項1のロータリ圧縮機は、シリンダ室とそのシ
リンダ室に開口する穴を有するハウジングと、上記シリ
ンダ室内に配置され、半径方向に延びるブレードを有す
るロータと、回転軸に偏心して固定され、上記ロータの
内周に回転自在に嵌合された偏心円板と、上記穴内に揺
動自在に設けられ、上記ブレードを揺動自在かつ進退自
在に支持する揺動ブッシュとを備えたロータリ圧縮機に
おいて、上記揺動ブッシュで仕切られた上記ブレードの
先端側の空間が密閉空間となっていることを特徴として
いる。
【0007】また、請求項2のロータリ圧縮機は、互い
に軸方向に間隔をあけて配列したシリンダ室と上記各シ
リンダ室に夫々開口する穴を有するハウジングと、上記
各シリンダ室内に夫々配置され、半径方向に延びるブレ
ードを有するロータと、回転軸に偏心して固定され、上
記各ロータの内周に夫々回転自在に嵌合され、互いに一
定の位相を異ならせて回転軸に固定された偏心円板と、
上記各穴内に揺動自在に設けられ、上記各ブレードを揺
動自在かつ進退自在に支持する揺動ブッシュとを備えた
ロータリ圧縮機において、上記各揺動ブッシュで仕切ら
れた上記各ブレードの先端側の各空間は相互にのみ連通
していることを特徴としている。
に軸方向に間隔をあけて配列したシリンダ室と上記各シ
リンダ室に夫々開口する穴を有するハウジングと、上記
各シリンダ室内に夫々配置され、半径方向に延びるブレ
ードを有するロータと、回転軸に偏心して固定され、上
記各ロータの内周に夫々回転自在に嵌合され、互いに一
定の位相を異ならせて回転軸に固定された偏心円板と、
上記各穴内に揺動自在に設けられ、上記各ブレードを揺
動自在かつ進退自在に支持する揺動ブッシュとを備えた
ロータリ圧縮機において、上記各揺動ブッシュで仕切ら
れた上記各ブレードの先端側の各空間は相互にのみ連通
していることを特徴としている。
【0008】
【作用】上記請求項1の構成によれば、上記揺動ブッシ
ュで仕切られたブレードの先端側の空間は密閉空間とし
ているので、ガス冷媒が洩れる経路は、シリンダ室の高
圧側→ブレード先端の空間→シリンダ室の低圧側とな
る。つまり、ガス冷媒は上記高圧側のシリンダ室から上
記ブレードの側面と揺動ブッシュの平面との間の隙間を
通りブレード先端側の空間に入り、さらに、この空間か
ら上記ブレードの側面と揺動ブッシュの平面との間の隙
間を通ってシリンダ室の低圧側に洩れる。このため、上
記揺動ブッシュの両側の平面と上記ブレードの両側面と
の間の往復経路によってガス冷媒をシールする。したが
って、従来のロータリ圧縮機に比べて、ガス冷媒を密封す
るシール長さを略2倍にすることができ、ガス冷媒の洩
れを低減できる。なお、上記密閉空間の容積を大きくす
れば、ブレードの往復運動によるポンピングロスを小さ
くすることができる。
ュで仕切られたブレードの先端側の空間は密閉空間とし
ているので、ガス冷媒が洩れる経路は、シリンダ室の高
圧側→ブレード先端の空間→シリンダ室の低圧側とな
る。つまり、ガス冷媒は上記高圧側のシリンダ室から上
記ブレードの側面と揺動ブッシュの平面との間の隙間を
通りブレード先端側の空間に入り、さらに、この空間か
ら上記ブレードの側面と揺動ブッシュの平面との間の隙
間を通ってシリンダ室の低圧側に洩れる。このため、上
記揺動ブッシュの両側の平面と上記ブレードの両側面と
の間の往復経路によってガス冷媒をシールする。したが
って、従来のロータリ圧縮機に比べて、ガス冷媒を密封す
るシール長さを略2倍にすることができ、ガス冷媒の洩
れを低減できる。なお、上記密閉空間の容積を大きくす
れば、ブレードの往復運動によるポンピングロスを小さ
くすることができる。
【0009】上記請求項2の構成によれば、上記各揺動
ブッシュで仕切られたブレードの先端側の各空間は互い
にのみ連通しているので、ガス冷媒が洩れる経路は、シ
リンダ室の高圧側→ブレード先端の空間→シリンダ室の
低圧側となる。このため、上記揺動ブッシュの両側の平
面と上記ブレードの両側面との間の往復経路によってガ
ス冷媒をシールする。したがって、従来のロータリ圧縮
機に比べて、ガス冷媒を密封するシール長さを略2倍に
することができ、ガス冷媒の洩れを低減できる。また、上
記ロータ内の各偏心円板は互いに一定の位相が異なるよ
うに回転軸に固定している。このため、上記各ブレード
の先端側の空間全体は、容積が常に略一定か、または、
容積変化が小さくなる。したがって、上記各ブレードが
往復運動しても上記空間においてガス冷媒を殆んど圧縮
しないので、ポンピングロスを無くすことでき、また、
上記空間において潤滑油と液冷媒の圧縮を防止して、損
傷を防止できる。
ブッシュで仕切られたブレードの先端側の各空間は互い
にのみ連通しているので、ガス冷媒が洩れる経路は、シ
リンダ室の高圧側→ブレード先端の空間→シリンダ室の
低圧側となる。このため、上記揺動ブッシュの両側の平
面と上記ブレードの両側面との間の往復経路によってガ
ス冷媒をシールする。したがって、従来のロータリ圧縮
機に比べて、ガス冷媒を密封するシール長さを略2倍に
することができ、ガス冷媒の洩れを低減できる。また、上
記ロータ内の各偏心円板は互いに一定の位相が異なるよ
うに回転軸に固定している。このため、上記各ブレード
の先端側の空間全体は、容積が常に略一定か、または、
容積変化が小さくなる。したがって、上記各ブレードが
往復運動しても上記空間においてガス冷媒を殆んど圧縮
しないので、ポンピングロスを無くすことでき、また、
上記空間において潤滑油と液冷媒の圧縮を防止して、損
傷を防止できる。
【0010】
【実施例】以下、この発明のロータリ圧縮機を図示の実
施例により詳細に説明する。
施例により詳細に説明する。
【0011】図1はこの発明の実施例のロータリ圧縮機
の断面図を示しており、1は円筒形状のシリンダ室1a
と、このシリンダ室1a内に開口する吸入ポート1b,
吐出ポート1cおよび穴12を有するハウジング、2は
上記シリンダ室1a内に配置され、半径方向に延びるブ
レード2aを有する円筒形状のロータ、3は上記ロータ
2の内周に回転自在に嵌合した偏心円板4が固定された
回転軸、5,6は上記穴12に揺動自在に設けられ、上
記ブレード2aを揺動自在かつ進退自在に支持する半円
形状の揺動ブッシュである。上記穴12は、上記シリン
ダ室1aの円周上に開口すると共に、軸方向に延びる円
柱形状の穴12bと、その穴12bの上部に設けた断面
が矩形の穴12aとからなる。そして、上記円柱形状の
穴12bには、断面が半円形状の揺動ブッシュ5,6を
配置し、この揺動ブッシュ5,6の平面が上記ロータ2
のブレード2aの両側面に摺接するようにしている。
の断面図を示しており、1は円筒形状のシリンダ室1a
と、このシリンダ室1a内に開口する吸入ポート1b,
吐出ポート1cおよび穴12を有するハウジング、2は
上記シリンダ室1a内に配置され、半径方向に延びるブ
レード2aを有する円筒形状のロータ、3は上記ロータ
2の内周に回転自在に嵌合した偏心円板4が固定された
回転軸、5,6は上記穴12に揺動自在に設けられ、上
記ブレード2aを揺動自在かつ進退自在に支持する半円
形状の揺動ブッシュである。上記穴12は、上記シリン
ダ室1aの円周上に開口すると共に、軸方向に延びる円
柱形状の穴12bと、その穴12bの上部に設けた断面
が矩形の穴12aとからなる。そして、上記円柱形状の
穴12bには、断面が半円形状の揺動ブッシュ5,6を
配置し、この揺動ブッシュ5,6の平面が上記ロータ2
のブレード2aの両側面に摺接するようにしている。
【0012】図2は図1のA−A線断面図であり、上記
ロータ2と同一構造のロータ102を軸方向に間隔をお
いて配置している。すなわち、上記シリンダ室1aと同
一形状のシリンダ室101aに上記ロータ102を配置
し、そのロータ102の板状のブレード102aの両側
面を、穴112に配置した半円形状の揺動ブッシュ(図
示せず)の平面部によって揺動自在に支持している。こ
のロータ102の内周に、回転軸3に固定した偏心円板
104を回転自在に嵌合している。上記偏心円板104
は、前述の偏心円板4とは、180度位相を異ならせて
回転軸3に固定している。上記ロータ2,102と偏心
円板4,104の両側面は、ハウジング1,7,8に摺
動自在に接触している。上記ブレード2a,102aの
先端側の各空間13,113は、互いにのみ連通した密
閉空間としている。
ロータ2と同一構造のロータ102を軸方向に間隔をお
いて配置している。すなわち、上記シリンダ室1aと同
一形状のシリンダ室101aに上記ロータ102を配置
し、そのロータ102の板状のブレード102aの両側
面を、穴112に配置した半円形状の揺動ブッシュ(図
示せず)の平面部によって揺動自在に支持している。こ
のロータ102の内周に、回転軸3に固定した偏心円板
104を回転自在に嵌合している。上記偏心円板104
は、前述の偏心円板4とは、180度位相を異ならせて
回転軸3に固定している。上記ロータ2,102と偏心
円板4,104の両側面は、ハウジング1,7,8に摺
動自在に接触している。上記ブレード2a,102aの
先端側の各空間13,113は、互いにのみ連通した密
閉空間としている。
【0013】また、上記ロータリ圧縮機の回転軸3の一
端は図示しないモータに連結して、図1において矢印R
の方向に回転軸3を回転させて、上記回転軸3に固定さ
れた偏心円板4をロータ2の内側で偏心回転運動させる
ようにしている。上記偏心円板4に応じてロータ2は、
シリンダ室1a内を摺接しながら半径方向に移動し、上
記ブレード2aを中心として揺動運動する。このとき、
ブレード2aの先端面は、上記揺動運動により穴12a
内で僅かに左右に揺れながら上下に往復運動する。上記
回転軸3を中心に偏心円板4が回転すると、上記ブレー
ド2aとロータ2により上記シリンダ室1aは、吸入室
10と圧縮室11に分かれる。上記吸入室10は、上記
吸入ポート1bからガス冷媒を吸入し、上記圧縮室11
はガス冷媒を圧縮し、圧縮工程でガス冷媒が所定以上の
圧力になったとき、上記吐出ポート1cから弁9を経由
して吐き出す。このように、上記回転動作を繰り返すこ
とにより、このロータリ圧縮機は吸入,圧縮,吐出を連
続して行う。また、もう一方のロータ102の吸入,圧
縮,吐出動作は、図2において、上記偏心円板4と10
4との位相が180度異なることを除いて同じである。
したがって、各シリンダの吸入,圧縮,吐出の動作は互
いに位相が180度ずれて行われる。
端は図示しないモータに連結して、図1において矢印R
の方向に回転軸3を回転させて、上記回転軸3に固定さ
れた偏心円板4をロータ2の内側で偏心回転運動させる
ようにしている。上記偏心円板4に応じてロータ2は、
シリンダ室1a内を摺接しながら半径方向に移動し、上
記ブレード2aを中心として揺動運動する。このとき、
ブレード2aの先端面は、上記揺動運動により穴12a
内で僅かに左右に揺れながら上下に往復運動する。上記
回転軸3を中心に偏心円板4が回転すると、上記ブレー
ド2aとロータ2により上記シリンダ室1aは、吸入室
10と圧縮室11に分かれる。上記吸入室10は、上記
吸入ポート1bからガス冷媒を吸入し、上記圧縮室11
はガス冷媒を圧縮し、圧縮工程でガス冷媒が所定以上の
圧力になったとき、上記吐出ポート1cから弁9を経由
して吐き出す。このように、上記回転動作を繰り返すこ
とにより、このロータリ圧縮機は吸入,圧縮,吐出を連
続して行う。また、もう一方のロータ102の吸入,圧
縮,吐出動作は、図2において、上記偏心円板4と10
4との位相が180度異なることを除いて同じである。
したがって、各シリンダの吸入,圧縮,吐出の動作は互
いに位相が180度ずれて行われる。
【0014】上記シリンダ室1a内の高圧のガス冷媒
は、圧縮室11から圧縮室11側に面するブレード2a
の側面と揺動ブッシュ5の平面との間の隙間を経由し
て、上記ブレード2aの先端側の空間13にガス冷媒が
洩れる。そして、上記空間13に洩れたガス冷媒は、吸
入室10側に面するブレード2aの側面と揺動ブッシュ
6の平面との間の隙間を経由して、低圧の吸入室10に
洩れる。上記ブレード2aの先端側の空間13は密閉空
間となるので、ガス冷媒が洩れる経路は、ブレード2a
の両側面と揺動ブッシュ5,6の両平面との間の隙間だ
けとなり、圧縮室11(高圧側)→空間13→吸入室1
0(低圧側)となる。また、もう一方のシリンダのガス
冷媒が洩れる経路も、図2においてブレード102aの
両側面と図示しない揺動ブッシュの平面との間の隙間だ
けとなる。したがって、従来のロータリ圧縮機の圧縮室
(高圧側)→ブレード先端側の空間→通路→吸入ポート
の経路に比べて、ガス冷媒を密封するシール長さが略2
倍になり、ガス冷媒の洩れを低減できる。したがって、
動力損失を低減できる。
は、圧縮室11から圧縮室11側に面するブレード2a
の側面と揺動ブッシュ5の平面との間の隙間を経由し
て、上記ブレード2aの先端側の空間13にガス冷媒が
洩れる。そして、上記空間13に洩れたガス冷媒は、吸
入室10側に面するブレード2aの側面と揺動ブッシュ
6の平面との間の隙間を経由して、低圧の吸入室10に
洩れる。上記ブレード2aの先端側の空間13は密閉空
間となるので、ガス冷媒が洩れる経路は、ブレード2a
の両側面と揺動ブッシュ5,6の両平面との間の隙間だ
けとなり、圧縮室11(高圧側)→空間13→吸入室1
0(低圧側)となる。また、もう一方のシリンダのガス
冷媒が洩れる経路も、図2においてブレード102aの
両側面と図示しない揺動ブッシュの平面との間の隙間だ
けとなる。したがって、従来のロータリ圧縮機の圧縮室
(高圧側)→ブレード先端側の空間→通路→吸入ポート
の経路に比べて、ガス冷媒を密封するシール長さが略2
倍になり、ガス冷媒の洩れを低減できる。したがって、
動力損失を低減できる。
【0015】また、図2に示すように、上記ロータ2,
102内の各偏心円板4,104は互いに180度位相
が異なるように回転軸3に固定しているので、上記ブレ
ード2a,102aの先端側の互いに連通している両空
間13,113からなる全密閉空間は、容積が常に一定
となる。したがって、上記各ブレード2a,102aが
上下運動しても、空間13,113内でガス冷媒が圧縮
されることがなく、ポンピングロスを無くすことでき、
また、上記空間13,113内での潤滑油と液冷媒の圧
縮を防止して、損傷を防止できる。
102内の各偏心円板4,104は互いに180度位相
が異なるように回転軸3に固定しているので、上記ブレ
ード2a,102aの先端側の互いに連通している両空
間13,113からなる全密閉空間は、容積が常に一定
となる。したがって、上記各ブレード2a,102aが
上下運動しても、空間13,113内でガス冷媒が圧縮
されることがなく、ポンピングロスを無くすことでき、
また、上記空間13,113内での潤滑油と液冷媒の圧
縮を防止して、損傷を防止できる。
【0016】上記実施例では、2シリンダ構成のロータ
リ圧縮機としたが、1シリンダ構成のロータリ圧縮機と
した場合も、上記2シリンダ構成のロータリ圧縮機と同
様に、冷媒を密封するシール長さを略2倍にすることが
でき、ガス冷媒の洩れを低減できる。そして、ブレード
先端の空間の容積を大きくすることにより、ブレードの
往復運動によるポンピングロスを小さくすることができ
る。
リ圧縮機としたが、1シリンダ構成のロータリ圧縮機と
した場合も、上記2シリンダ構成のロータリ圧縮機と同
様に、冷媒を密封するシール長さを略2倍にすることが
でき、ガス冷媒の洩れを低減できる。そして、ブレード
先端の空間の容積を大きくすることにより、ブレードの
往復運動によるポンピングロスを小さくすることができ
る。
【0017】また、上記実施例では、ロータリ圧縮機を
構成するシリンダの数を2とし、各偏心円板を互いに1
80度位相を異ならせて回転軸に固定したが、シリンダ
の数と偏心円板の各位相は上記のものに限定されないの
は勿論である。例えば、シリンダの数が3個の構成で、
偏心円板を120度ずつ位相を異ならせてよく、シリン
ダの数が4個の構成で、偏心円板を90度ずつ位相を異
ならせてもよい。
構成するシリンダの数を2とし、各偏心円板を互いに1
80度位相を異ならせて回転軸に固定したが、シリンダ
の数と偏心円板の各位相は上記のものに限定されないの
は勿論である。例えば、シリンダの数が3個の構成で、
偏心円板を120度ずつ位相を異ならせてよく、シリン
ダの数が4個の構成で、偏心円板を90度ずつ位相を異
ならせてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明のロータリ圧縮機は、揺動ブッシュで仕切られたブレ
ードの先端側の空間を密閉空間としたものである。した
がって、この発明によれば、ガス冷媒が洩れる経路は、
ブレード両側面と揺動ブッシュの両平面との間の隙間と
なるので、従来のロータリ圧縮機に比べて、ガス冷媒を
密封するシール長さを略2倍にすることができ、ガス冷
媒の洩れを大幅に低減して、洩れによる動力損失を少な
くすることができる。
明のロータリ圧縮機は、揺動ブッシュで仕切られたブレ
ードの先端側の空間を密閉空間としたものである。した
がって、この発明によれば、ガス冷媒が洩れる経路は、
ブレード両側面と揺動ブッシュの両平面との間の隙間と
なるので、従来のロータリ圧縮機に比べて、ガス冷媒を
密封するシール長さを略2倍にすることができ、ガス冷
媒の洩れを大幅に低減して、洩れによる動力損失を少な
くすることができる。
【0019】また、請求項2の発明のロータリ圧縮機
は、回転軸に偏心して固定され、各ロータの内周に夫々
回転自在に嵌合された偏心円板を、互いに一定の位相を
異ならせて回転軸に固定し、各揺動ブッシュで仕切られ
た各ブレードの先端側の各空間を相互にのみ連通したも
のである。したがって、この発明によれば、ガス冷媒の
洩れを少なくするという請求項1の効果に加えて、ブレ
ードによるポンピングロスを低減でき、かつ、ブレード
による潤滑油と液冷媒の圧縮を無くして、損傷を防止す
ることができる。
は、回転軸に偏心して固定され、各ロータの内周に夫々
回転自在に嵌合された偏心円板を、互いに一定の位相を
異ならせて回転軸に固定し、各揺動ブッシュで仕切られ
た各ブレードの先端側の各空間を相互にのみ連通したも
のである。したがって、この発明によれば、ガス冷媒の
洩れを少なくするという請求項1の効果に加えて、ブレ
ードによるポンピングロスを低減でき、かつ、ブレード
による潤滑油と液冷媒の圧縮を無くして、損傷を防止す
ることができる。
【図1】 図1はこの発明の一実施例のロータリ圧縮機
の断面図である。
の断面図である。
【図2】 図2は図1のA−A線断面図である。
【図3】 図3は従来のロータリ圧縮機の断面図であ
る。
る。
1,7,8…ハウジング、2,102…ロータ、2a,
102a…ブレード、3…回転軸、4,104…偏心円
板、5,6…揺動ブッシュ、10…吸入室、11…圧縮
室、12,112…穴、13,113…空間。
102a…ブレード、3…回転軸、4,104…偏心円
板、5,6…揺動ブッシュ、10…吸入室、11…圧縮
室、12,112…穴、13,113…空間。
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ室(1a)とそのシリンダ室
(1a)に開口する穴(12)を有するハウジング
(1)と、上記シリンダ室(1a)内に配置され、半径
方向に延びるブレード(2a)を有するロータ(2)
と、回転軸(3)に偏心して固定され、上記ロータ
(2)の内周に回転自在に嵌合された偏心円板(4)
と、上記穴(12)内に揺動自在に設けられ、上記ブレ
ード(2a)を揺動自在かつ進退自在に支持する揺動ブ
ッシュ(5,6)とを備えたロータリ圧縮機において、 上記揺動ブッシュ(5,6)で仕切られた上記ブレード
(2a)の先端側の空間(13)が密閉空間となってい
ることを特徴とするロータリ圧縮機。 - 【請求項2】 互いに軸方向に間隔をあけて配列したシ
リンダ室(1a,101a)と上記各シリンダ室(1
a,101a)に夫々開口する穴(12,112)を有
するハウジング(1,7,8)と、上記各シリンダ室
(1a,101a)内に夫々配置され、半径方向に延び
るブレード(2a,102a)を有するロータ(2,1
02)と、回転軸(3)に偏心して固定され、上記各ロ
ータ(2,102)の内周に夫々回転自在に嵌合され、
互いに一定の位相を異ならせて回転軸に固定された偏心
円板(4,104)と、上記各穴(12,112)内に
揺動自在に設けられ、上記各ブレード(2a,102
a)を揺動自在かつ進退自在に支持する揺動ブッシュ
(5)とを備えたロータリ圧縮機において、 上記各揺動ブッシュ(5)で仕切られた上記各ブレード
(2a,102a)の先端側の各空間(13,113)
は相互にのみ連通していることを特徴とするロータリ圧
縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4303851A JP2993299B2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | ロータリ圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4303851A JP2993299B2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | ロータリ圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06147164A true JPH06147164A (ja) | 1994-05-27 |
| JP2993299B2 JP2993299B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=17926066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4303851A Expired - Fee Related JP2993299B2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | ロータリ圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2993299B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6077058A (en) * | 1995-09-28 | 2000-06-20 | Daikin Industries, Ltd. | Rotary compressor |
| CN117167273A (zh) * | 2023-08-23 | 2023-12-05 | 西安光旭新能源科技有限公司 | 铰接摆动转子压缩机 |
| WO2026002971A1 (de) | 2024-06-25 | 2026-01-02 | Thyssenkrupp Dynamic Components Gmbh | Schwingkolbenverdichter, sowie verfahren zum öffnen oder schliessen eines auslassventils in einem schwingkolbenverdichter |
| WO2026002970A1 (de) | 2024-06-25 | 2026-01-02 | Thyssenkrupp Dynamic Components Gmbh | Schwingkolbenverdichter |
| DE102024117927A1 (de) * | 2024-06-25 | 2026-01-08 | Thyssenkrupp Ag | Schwingkolbenverdichter |
| DE102024117928A1 (de) * | 2024-06-25 | 2026-01-08 | Thyssenkrupp Ag | Schwingkolbenverdichter |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH059730U (ja) * | 1991-07-16 | 1993-02-09 | 日本オートマチツクマシン株式会社 | 線材把持装置 |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP4303851A patent/JP2993299B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH059730U (ja) * | 1991-07-16 | 1993-02-09 | 日本オートマチツクマシン株式会社 | 線材把持装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6077058A (en) * | 1995-09-28 | 2000-06-20 | Daikin Industries, Ltd. | Rotary compressor |
| CN117167273A (zh) * | 2023-08-23 | 2023-12-05 | 西安光旭新能源科技有限公司 | 铰接摆动转子压缩机 |
| WO2026002971A1 (de) | 2024-06-25 | 2026-01-02 | Thyssenkrupp Dynamic Components Gmbh | Schwingkolbenverdichter, sowie verfahren zum öffnen oder schliessen eines auslassventils in einem schwingkolbenverdichter |
| WO2026002970A1 (de) | 2024-06-25 | 2026-01-02 | Thyssenkrupp Dynamic Components Gmbh | Schwingkolbenverdichter |
| DE102024117929A1 (de) * | 2024-06-25 | 2026-01-08 | Thyssenkrupp Ag | Schwingkolbenverdichter |
| DE102024117927A1 (de) * | 2024-06-25 | 2026-01-08 | Thyssenkrupp Ag | Schwingkolbenverdichter |
| DE102024117931A1 (de) * | 2024-06-25 | 2026-01-08 | Thyssenkrupp Ag | Schwingkolbenverdichter, sowie Verfahren zum Öffnen oder Schließen eines ersten und/oder zweiten Auslassventils in einem Schwingkolbenverdichter |
| DE102024117928A1 (de) * | 2024-06-25 | 2026-01-08 | Thyssenkrupp Ag | Schwingkolbenverdichter |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2993299B2 (ja) | 1999-12-20 |
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