JPH06149291A - 信号再生装置 - Google Patents

信号再生装置

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JPH06149291A
JPH06149291A JP4322486A JP32248692A JPH06149291A JP H06149291 A JPH06149291 A JP H06149291A JP 4322486 A JP4322486 A JP 4322486A JP 32248692 A JP32248692 A JP 32248692A JP H06149291 A JPH06149291 A JP H06149291A
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健三 赤桐
Yoshiaki Oikawa
芳明 及川
Keiichi Yamada
敬一 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない記憶容量で迅速に音声再生が可能な音
声再生装置を提供する。 【構成】 音声再生装置101の記録装置102には予
め文章解析、音声合成規則部処理され、音声情報が記憶
されている。読み出し回路104は記録装置102から
音声発音記号情報103を読み出し、音声合成装置10
5が再生する。記録装置102には、予め文章解析、音
声合成規則処理されて記憶容量が低減された状態で記憶
されている。また、文章解析、音声合成規則処理を実時
間で処理する必要がないから、再生時間も短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声を含む音響を再生す
る装置、または、音響と地図情報などの画像情報を再生
する信号再生装置に関する。本発明の音響再生には、好
適には、規則合成方式を用いる。本発明の信号再生装置
は、たとえば、自動車などの車両用誘導情報装置などに
好適に適用される。
【0002】
【従来の技術】従来、音声、その他の音響を再生する装
置、または、このような音響再生に、地図情報の再生を
も加えて車両の走行誘導に使用する車両用誘導情報装置
が提案されている。このような車両用誘導情報装置にお
いては、車両の搭載するという種々の制約から、記憶容
量の低減と能率的な符号化および復号化が要望されてお
り、高能率符号を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両用誘導情報装置においては、記憶容量の低減の程度
は、高々数キロビット/秒(Kbps)程度にしかすぎ
ず、高能率符号化を適用しても、大量の音響信号を符号
化する場合、依然としてかなり大きな記憶容量が必要で
あるという問題に遭遇している。
【0004】本発明の目的は、音響再生、または音響再
生に加えて地図などの画像情報を再生する可能な信号再
生において、再生用信号を記憶する記憶装置の記憶容量
を減少させることにある。また本発明の目的は、再生時
間を短縮できる信号再生装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決する本発
明の基本信号再生装置は、予め再生処理に適した文章解
析処理が行われた音声情報を含む音響情報を記録してい
る記録装置と、記録装置から前記音響情報を読みだす第
1の読みだし回路と、読み出した音響情報から音響再生
信号を作り出す音響合成装置とを有する。好適には、記
憶装置にはさらに前記記録された音響情報に対応するテ
キスト情報が記録されており、該信号再生装置は、さら
に、記憶装置に接続されテキスト情報を読み出す第2の
読みだし回路と、該読みだされたテキスト情報を表示す
る表示装置とを有する。さらに好適には、記録装置には
さらに地図情報などの画像情報が記録されており、テキ
スト情報は画像情報に関連した情報を含み、第2の読み
出し回路はテキスト情報と画像情報を読み出し、信号再
生装置は、読み出された画像情報を表示する表示装置を
さらに有する。
【0006】また本発明の信号再生装置においては、記
録装置に前記文章解析する前に使用する音響合成用素片
信号を記録し、第1の読み出し回路が前記音響用素片信
号を読み出し、音響合成装置は該読み出した音響用素片
を用いて前記記憶媒体に記憶された音声情報を合成する
ようにすることもできる。
【0007】音響情報としては音声情報を含む。
【0008】記録装置としては、再生専用光ディスク、
記録再生用光磁気ディスクまたは記録再生相変化形光デ
ィスク、あるいは、コンパクトディスクもしくはミニデ
ィスク、もしくは、半導体メモリを用いることができ
る。記憶装置として、ディスク装置などを用いた場合、
内容が関連するテキスト情報と音声発声記号情報を連続
した位置に記録することが好適である。また音声合成用
素片のうち、使用頻度の高い素片を半導体メモリに記録
することが好適である。
【0009】さらに好適には、音響合成装置の音響出力
開始時間および音響出力が終了してから所定時間以内に
信号再生装置に与えた指示により、音響合成装置の発生
内容と関連付けた動作を行なわせるができる。
【0010】また音響情報が、(a)入力された文字の
系列を解析して、単語、文節の境界および基本アクセン
トを検出する文章解析部と、(b)個々の音声単位毎
に、前記音声単位内において周期性を有する有声部分に
関しては実音声の分析処理によって得られた各1ピッチ
周期分に対応する音声波形データを前記音声単位として
必要フレーム数だけ記憶装置に貯え、また前記音声単位
内における周期性のない無声部分に関しては実音声をそ
のまま音声波形データとして記憶装置に貯えた音声単位
記憶部と、(c)前記文章解析部の検出結果に基づい
て、所定の音韻規則及び韻律規則に従つてピツチパター
ンを生成する音声合成規則部と、(d)前記音声単位お
よびピツチパターンに基づいて合成音を生成する音声合
成部とを具える音声合成装置のための、音声発声記号情
報であることを特徴とする。
【0011】さらに、記録装置に記録された前記音声発
音記号情報のうち、限られた音声発音記号情報の選択情
報を記録する装置を持つことを特徴とする。
【0012】音声単位データの有声部に関しては、実音
声の有声部分において複素ケプストラム分析を用いて抽
出された。1ピッチに対応するインパルスと単位応答波
形を一組として、この組を1つの音声単位データとして
必要なピッチ分だけ貯えたものからなり、また音素単位
データの無声部に関しては、実音声の無声部分の波形を
切り出して、そのまま貯えたものである。
【0013】
【作用】音響テキストから得られる音響記号情報を事前
に文章解析し、音声合成規則処理して算出しておき、信
号再生装置の記憶装置にはこのように算出した音声発音
記号情報を記憶しておく。その結果、必要な記憶容量を
低減できる。
【0014】また、音響テキストから音響記号、好適に
は、音声発音記号情報に変換する文章解析部および辞書
を持たずに、このように記憶された音声発音記号情報を
再生するので、文章解析に必要な時間を短縮でき、再生
時間が短縮できる。もっとも、音声合成用素片をも記憶
しておき、この素片を用いて音声再生することができ
る。
【0015】上記音声再生に加えて地図などの画像再生
を行うこともできる。また利用者が音声出力に反応して
入力する時の音声出力と入力との対応をつけることがで
きる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
述する。図1は本発明の信号再生装置の第1実施例とし
ての音声などの音響情報から合成音を再生する音響再生
装置の構成図である。この実施例においては、音響とし
て特に音声を再生する場合について例示する。つまり、
第1実施例は音声を再生する装置に関する。図1に示す
音声再生装置101は、音声発音記号情報103を記憶
している記録装置102、記録装置102から音声発音
記号情報103を読み出す読み出し回路104、およ
び、音声合成装置105を有する。音声合成装置105
の後段にはスピーカなどの音声出力装置が接続される
が、図示していない。また、以下に述べる装置において
も、スピーカなどの音声出力装置の図解は省略する。
【0017】本発明の第1実施例においては、テキスト
から音声発音記号を得るまでの文章解析部を音声再生装
置101には内蔵せず、前もって解析ずみの音声発音記
号を音声発音記号情報103として記録装置102に記
録しておく。つまり、音声発音記号は予め、オフライン
的に文章解析部で事前に処理されて、解析された音声情
報が記憶装置102に記憶される。その結果、再生時に
解析時間が要らないから再生時間の短縮が実現できる。
その解析の詳細については後述する。
【0018】記録装置102としては、Compact
Disc(CD)装置、Mini−Disc(MD)
装置などに例示されるような大容量、小型の再生専用記
憶装置としての再生専用光ディスク装置が好適である。
あるいは、上記記憶装置として、MD装置などの録音再
生用ディスク装置に代表される光磁気ディスク装置と別
種の原理を用いた録音再生用ディスク装置、たとえば、
相変化型光ディスク装置などのディスク装置、ROM
RAMフラッシュメモリー等の半導体メモリーも利用し
うる。光磁気ディスク装置は、光スポットでディスクの
極小エリアの温度を高めて磁化しやすくしておき、磁界
をかけて「1」または「0」のディジタルを記憶方式の
記録媒体である。相変化型ディスク装置は、光スポット
により金属膜に相変化を起こして情報を記録する方式の
記録媒体である。フラッシュメモリは、FETゲート上
の絶縁膜に電荷を蓄積させまたは除去してFETをオン
・オフして記憶する記録媒体であり、情報記録する面積
が小さく経済的であること、高速動作可能であること、
記憶状態保持に電源が不要であることなどの特徴があ
る。ただし、光ディスク装置に比較すると、記憶容量が
少なく、高価格になるという不利益を有する。
【0019】音声発音記号情報103に記憶されている
音声発音記号情報103のオフライン作成の詳細につい
て図2を参照して述べる。図2は全体として演算処理装
置構成の音声合成装置201の概略構成を示しており、
この音声合成装置201は、音声単位記憶部202、文
章解析部203、音声合成規則部204および音声合成
部205に分割される。図1に示した音声再生装置10
1が車両などに搭載されてオンライン的に実時間で動作
するのに対して、図2に示した音声合成装置201は、
オフライン的に事前に処理して、再生した音声発音記号
情報103を記録装置102に記憶する。
【0020】文章解析部203は、所定の入力装置から
入力された『テキスト入力(文字の系列で表された文章
等で構成されている)』を所定の『辞書』を基準にして
テキスト解析し、仮名文字列に変換した後、単語、文節
毎に分解する。日本語においては、英語のように単語が
分かち書きされていないことから、例えば「米国産業
界」のような言葉を分析すると、「米国/産業・界」、
「米/国産/業界」のように2種類に区分化し得る。文
章解析部203は、『辞書』を参考にしながら、言葉の
連続関係および単語の統計的性質を利用して、テキスト
入力された、たとえば、「米国産業界」という言葉を、
単語、文節毎に分解し、これにより単語、文節の境界を
検出する。文章解析部203は、このように各単語毎に
基本アクセントを検出した後、その検出したものを音声
合成規則部204に出力する。
【0021】音声合成規則部204は、日本語の特徴に
基づいて設定された所定の『音韻規則』に従つて、文章
解析部203の上記検出結果およびテキスト入力を処理
する。日本語の自然な音声は、言語学的特性に基づいて
区別すると、約100程度の発声の単位に区分すること
ができる。たとえば、「さくら」という単語を発声の単
位に区分すると、「sa」+「ku」+「ra」の3つのCV
単位に分割することができる。さらに日本語は、単語が
連続する場合、連なった後ろの語の語頭音節が濁音化し
たり(すなわち、続濁となる)、語頭以外のガ行音が鼻
音化したりして、単語単体の場合と発声が変化するとい
う特徴がある。音声合成規則部204は、これら日本語
の特徴に従つて『音韻規則』が設定されるように処理
し、当該規則に従つて文章解析部203におけるテキス
ト入力を『音韻記号列』、たとえば、上述の「sa」+
「ku」+「ra」の連続する列で構成される記号に変換す
る。さらに音声合成規則部204は、当該『音韻記号
列』に基づいて、音声単位記憶部202から各音声単位
のデータをロードする。
【0022】音声合成装置201は、波形編集の手法を
用いて合成音を発声するように処理する。音声単位記憶
部202からロードされるデータは、各CV単位で表さ
れる合成音を生成する際に用いられる波形データで構成
される。波形合成に用いられる音声単位データは次のよ
うな構成からなる。音声単位データの有声部は、実音声
の有声部分において複素ケプストラム分析を用いて抽出
された1ピッチに対応するインパルスと単位応答波形を
1組として、この組を1つの音声単位データとして必要
なピッチ分だけ貯えたものからなり、また音声単位デー
タの無声部に関しては、実音声の無声部分の波形を切り
出してそのまま貯えたものからなる。よって、音声単位
データがCV単位である場合には、1つの音声単位CV
の子音部Cが無声子音である時には無声部分の切り出し
波形と、インパルスと単位応答波形からなる複数組によ
って1つの音声単位データが構成され、また1つの音声
単位CVの子音部Cが有声子音である時にはインパルス
と単位応答波形からなる複数組のみによって1つの音声
単位データが構成されることとなる。
【0023】音声合成規則部204は、音声単位記憶部
202からロードされた音声単位データをテキスト入力
に応じた順序(以下、このデータを合成波形データと呼
ぶ)で合成し、かくして抑揚のない状態で、テキスト入
力を読み上げた合成音声波形を得ることができる。さら
に音声合成規則部204は、所定の『韻律規則』に基づ
いて、文章解析部203におけるテキスト入力を適切な
長さで分割して、切れ目(すなわちポーズでなる)を検
出する。その結果、図3(A)に示すように、たとえ
ば、テキスト入力として文章「きれいな花を山田さんか
らもらいました」が入力された場合は、図3(B)に示
すように、当該テキスト入力は、「きれいな」、「はな
を」、「やまださんから」、「もらいました」に分解さ
れた後、「はなを」と「やまださんから」との間に、ポ
ーズが検出される。
【0024】さらに音声合成規則部204は、『韻律規
則』および各単語の基本アクセントに基づいて、各文節
のアクセントを検出する。日本語の文節単体のアクセン
トは、感覚的に仮名文字を単位(以下、モーラと呼ぶ)
として、高低の2レベルで表現することができる。この
とき、文節の内容などに応じて、文節のアクセント位置
を区別することができる。たとえば、端、箸、橋は、い
ずれも「ハシ」とする2モーラの単語で、それぞれアク
セントのない0型、アクセントの位置が先頭のモーラに
ある1型、アクセントの位置が2モーラ目にある2型に
分類することができる。この実施例において音声合成規
則部204は、図3(C)に図解したように、『テキス
ト入力』の各文節を、モーラ1型、2型、0型、4型と
分類し、文節単位でアクセントおよびポーズを検出す
る。
【0025】さらに音声合成規則部204は、アクセン
トおよびポーズの検出結果に基づいて、テキスト入力全
体の抑揚を表す基本ピツチパターンを生成する。日本語
においては、文節のアクセントは、感覚的に2レベルで
表し得るのに対し、実際の抑揚は、図3(D)に図解し
たように、アクセントの位置が徐々に低下するという特
徴がある。さらに日本語においては、文節が連続して1
つの文章になると、ポーズから続く,次のポーズに向か
つて、図3(D)に図解したように、抑揚が徐々に低下
するという特徴がある。音声合成規則部204は、かか
る日本語の特徴に基づいて、テキスト入力全体の抑揚を
表すパラメータを各モーラ毎に生成した後、人間が発声
した場合と同様に抑揚が滑らかに変化するように、モー
ラ間の補間によりパラメータを設定する。以上から、音
声合成規則部204は、テキスト入力に応じた順序で、
各モーラのパラメータおよび補間したパラメータを合成
し(以下ピツチパターンと呼ぶ)、テキスト入力を読み
上げた音声の抑揚を表すピツチパターン(図3(F))
を得る。
【0026】音声合成部205は、合成波形データおよ
びピツチパターンに基づいて波形合成処理を行ない、合
成音を生成する。この波形合成処理は、下記に述べる方
法で行う。合成音声の有声部分においては、合成波形デ
ータ内のインパルスをピッチパターンに基づいて並べ、
その並べられたインパルスそれぞれに対応する単位応答
波形を各インパルスに重畳する。また合成音声の無声部
分においては、合成波形データ内の切り出し波形をその
まま所望の合成音声の波形とする。これにより、ピツチ
パターンの変化に追従して抑揚の変化する合成音を得る
ことができる。したがって、合成音において音源情報に
インパルスを用いているため合成音のピッチ周期が伸縮
してもそれによる音源情報への影響はほとんどなく、ピ
ッチパターンが大きく変化するような場合でもスペクト
ル包絡に歪みが生じることなく、人間の音声に近い高品
質な任意合成音が得られる。
【0027】以上の構成において、所定の入力装置から
入力されたテキスト入力は、文章解析部203で、所定
の辞書を基準にして解析され、単語、文節の境界及び基
本アクセントが検出される。単語、文節の境界および基
本アクセントの検出結果は、音声合成規則部204で、
上述した所定の音韻規則に従つて処理され、抑揚のない
状態でテキスト入力を読み上げた音声を表す合成波形デ
ータが生成される。さらに単語、文節の境界および基本
アクセントの検出結果は、音声合成規則部204で、所
定の韻律規則に従つて処理され、テキスト入力全体の抑
揚を表すピツチパターンが生成される。ピツチパターン
は、合成波形データと共に音声合成部205に出力さ
れ、ここでピツチパターン及び合成波形データに基づい
て合成音が生成される。以上の構成によれば、音声の合
成に用いる音声単位データそれぞれ1つにおいて、その
有声部分においては音源情報としてのインパルスと声道
特性としての単位応答波形の必要複数組を持ち、その無
声部分においては実音声の切り出し波形を持つことによ
って、ピッチパターンの変化によるスペクトル包絡の歪
みを生じることなく、人間の音声に近い高品質な合成音
声を任意に生成することができる。
【0028】なお上述の第1実施例においては、音源情
報としてインパルスを用いて単位応答波形と重畳するこ
とによって波形合成を行なっているが、このインパルス
を理想的なインパルスとみなすことによって、インパル
スをピッチ周期間隔に並べて重畳することなく、直接単
位応答波形をピッチパターンに対応するように並べるこ
とで、所望の合成音を生成するようにしてもよい。さら
に上述の実施例においては、音声単位記憶部202にお
いて音声単位データをCV単位で保持しているが、これ
はCV単位のみではなく、CVC単位など別の音声単位
でデータを保持してもよい。
【0029】図1に示す音声発音記号情報103は、上
述した音声合成規則部204で作られる音韻記号列に文
節アクセント、ポーズ情報を付加したものであり、記録
装置102に記憶される。読み出し回路104は音声発
音記号情報103を記憶している記録装置102から音
声発音記号情報103を読み出す。音声合成装置105
は、図2に示した音声合成部205と同等の機能を有
し、読み出し回路104で読み出した音声発音記号情報
103をもとにして、合成音声出力を得る。
【0030】第1実施例によれば、記録装置102に記
憶される音声発音記号情報103が、図2に示した音声
合成装置201によで事前に文章解析されているから、
記録装置102の記憶容量を低減することができる。ま
た第1実施例においては、音声合成装置201において
事前に文章解析された音声情報が音声発音記号情報10
3として記録装置102に記憶されているから、再生時
に文章解析する必要がなく、再生時間が短縮できる。な
お、第1実施例においては、音声の再生を例示したが、
本実施例においは、音声に限らず、広く音響をも再生の
対象にすることができる。音響については、音声のよう
に文章解析、音声合成規則に従う処理を行う必要は必ず
しもない。
【0031】第1実施例としての音声再生装置を車両に
搭載して、再生した音声、または、再生した音声と音響
を自動車などの車両の交通誘導情報として提供すること
ができる。特に、車両などのように、空間的、価格的、
電源容量的に制限された条件のもとで、しかも、迅速に
動作させなければならない場合には、記録装置102の
記憶容量の低減、再生時間の短縮は実益がある。
【0032】記録装置102の種類は、音声発音記号情
報103の記憶容量、再生時間の迅速性、さらに場合に
よっては、修正の可能性を考慮して決定する。迅速性と
いう観点からは、半導体メモリが好適であるが、容量と
価格に制限が生ずる可能性がある。CD、MDなどを用
いると、再生速度の低下があるが、価格の点では、問題
が少ない。また車両に搭載する場合を考慮すると、車両
は振動の影響を受けるから、記録装置102としては、
振動に対して影響を受けない、半導体メモリが好適であ
る。
【0033】図4は本発明の信号再生装置の第2実施例
としての関連づけられた合成音とテキスト情報を出力す
る音声再生装置401の全体を示す。音声再生装置40
1は、記憶装置402、第1の読み出し回路405、音
声合成装置406、第2の読み出し回路407、およ
び、表示装置408を有する。記憶装置402には、音
声発音記号情報404とそれと関係づけられたテキスト
情報403とが記憶されている。テキスト情報403
は、ASCIIコードなどで表されたテキスト情報であ
る。音声再生装置401は、対になった音声発音記号情
報404とテキスト情報403をほぼ同じ時刻に再生す
る。
【0034】音声発音記号情報404とテキスト情報4
03の内容は全く同じ文章である場合もあるが、表示装
置408に表示されるテキスト情報403が書き言葉で
あり、音声合成装置406から出力される音声発音記号
情報404が話し言葉であるという違いはあり得る。ま
た、テキスト表示と音声再生にそれぞれ別の事を再生さ
せる事も有効である。たとえば、テキスト表示はくわし
く数字を表示し、音声では包括的な説明だけを行なう。
【0035】第1の読み出し回路405は図1に示した
読み出し回路104と同様であり、記憶装置402から
音声発音記号情報404を読み出す。第2の読み出し回
路407は記憶装置402からテキスト情報403を読
み出す。音声合成装置406は図1に示した音声合成装
置105と同様である。表示装置408は、テキスト情
報403を読み出す第2の読み出し回路407で読み出
したテキスト情報を表示する。たとえば、表示装置40
8としては、液晶ディスプレイ、ブラウン管表示装置等
が使用できる。対になった音声発音記号情報404とテ
キスト情報403をほぼ同じ時刻に出力するには、記憶
装置402に各テキスト情報に対になった音声発音記号
情報の記録されている場所を示すアドレス情報を付加し
ておく事ができる。また、対になった音声発音記号情報
404とテキスト情報403とを記憶装置402内の連
続した記録エリアに記録しておく事でも可能であり、こ
の場合にはアドレス動作のために無駄時間が要らないと
いう利点がある。
【0036】図5には新たに地図情報が付加された本発
明の信号再生装置の第3実施例を示す。この再生装置5
01は、音声発音記号情報404に対応する音声発音記
号情報504、テキスト情報403に対応するテキスト
情報503に加えて地図情報509を記憶している記憶
装置502を有し、第1の読み出し回路405に対応す
る第1の読み出し回路505が記憶装置502から音声
発音記号情報504を読み出して音声合成装置406に
対応する音声合成装置506に出力する。第2の読み出
し回路507は、記憶装置502がらテキスト情報50
3の他、地図情報509を読み出し、表示装置408に
相当する表示装置508に出力する。記憶装置502に
地図情報509を記録するには,各座標点の信号値
「1」または「0」、および、テキストを表示する位置
情報とテキスト内容が判ればよい。これは、地図情報5
09が白黒の場合であるが、地図情報509をカラー化
するには各座標点につき、R、G、Bを示す3個ずつの
信号値が、与えられれば良い。記憶装置502に記憶さ
れた地図情報509、音声発音記号情報504、テキス
ト情報503の3つから、同時に車両を誘導する音声、
車両を誘導する地図としての絵、テキスト出力を出す事
により、車両用誘導情報装置として望ましいものとな
る。
【0037】図6に本発明の信号再生装置の第4実施例
を示す。再生装置601は、記憶装置602、第1の読
み出し回路605、音声合成装置606、第2の読み出
し回路607、および、表示装置608を有する。図2
を参照して音声単位記憶部202をどこへ記録するかに
ついては述べなかったが、音質を向上させてゆくために
は、このためのデータ量が増加してゆくので、これらデ
ータを、図6の再生装置601においては、単位情報当
たりの記録コストの安いディスク装置などに記録してお
き、必要に応じて取り出すのが望ましい音声を合成する
のに時間はかかるが、時間的に前もって作製を開始して
おく事で実用上、不便とはならない。図6に示した再生
装置601においては、記憶装置602内に音声発音記
号情報604、テキスト情報603、地図情報609に
加えて、音声合成用素片610を記憶しておき、第1の
読み出し回路605で音声発音記号情報604と音声合
成用素片610を読み出し、音声合成装置606で音声
合成用素片610をもとに音声発音記号情報604を合
成するように構成している。地図情報609およびテキ
スト情報603の表示装置608への再生は、図5を参
照して述べた第2実施例と同様である。音声合成用素片
610は半導体メモリに記憶すると、再生速度を短縮す
る上で好適である。
【0038】図7に本発明の信号再生装置の第5実施例
を示す。図7に示した再生装置701は、記憶装置70
2、第1の読み出し回路705、音声合成装置706、
第2の読み出し回路707、表示装置708を有する。
記憶装置702には音声発音記号情報704、音声合成
用素片710、テキスト情報703および地図情報70
9が記憶されている。これらの構成は図6に図解した再
生装置601と同じである。図7に示した再生装置70
1にはさらに、内部コントロール装置712、判別装置
711および入力装置710が設けられている。さらに
再生装置701には外部コントロール装置713が接続
されている。入力装置710はシステムの音声出力もし
くはテキスト情報出力を知ってから使用者がシテスムの
指示を行なう為の入力装置であり、最も簡単には、イエ
ス/ノーに対応するスイッチがこれに相当する。判別装
置711はシステムの音声出力、もしくは、テキスト情
報出力と、入力装置からの入力信号とを対応させる為の
判別装置である。
【0039】図8に示すように時間軸上の窓を利用する
ことにより対応関係得ることができる。入力時間窓は入
力装置710からの信号を判別装置711で、内部コン
トロール装置712または外部コントロール装置713
に窓が開いている時のみ通す事ができ、それ以外の時間
は拒絶する。入力時間窓の方が、テキスト情報703も
しくは音声発音記号情報704の出力の提示時間の終了
後もしばらく、たとえば、ほぼ10秒程度以内、接続状
態にあるのは、利用者の判断および動作がテキストもし
くは音声の提示より遅れる可能性があるためである。も
ちろんこの事により、利用者からの入力はこの超過時間
以上の時間差を次の入力に与えなければいけないことに
なる。車両用誘導情報装置においては、利用者への負担
軽減のため、あまり速い動作はシステムには必要ではな
い事からほぼ10秒程度以内のこの超過時間は許容し得
る。
【0040】内部コントロール装置712は判別装置7
11から、有効とみなされた入力装置710からの入力
信号を受け付け、次の動作を決定して、記憶装置702
をコントロールする。たとえば、 (1)システムが利用者に表示されている地図情報に関
連するテキスト情報を表示するか否かを音声で聞く。 (2)使用者がイエスの応答をスイッチにて行なう。 (3)判別装置711が音声合成装置706からの信号
で、音声発声時間巾を知り、入力時間窓を作製して、内
部コントロール装置712にイエスの信号を出力する。 (4)内部コントロール装置712は、記録装置702
より対応するテキスト情報703を出力する。外部コン
トロール装置713は、再生装置701内の記憶装置7
02以外をコントロールする回路であり、たとえば、音
声合成装置706のの発声音声のスピードコントロール
などを行う。
【0041】図9に記憶装置702としてCDなどのデ
ィスクを用いた場合の記録状態を示す。図9(A)にお
いて、符号901はテキスト情報703の記憶領域を示
し、符号902はテキスト情報703とほぼ同時刻に出
力する音声発音記号情報704の記憶領域を示す。図9
(B)は図9(A)に対比した記憶方式を示しており、
テキスト情報703の記憶領域と音声発音記号情報70
4の記憶領域を異なる位置にまとめた例を示す。テキス
ト情報703は符号903、904で示した領域に記憶
され、音声発音記号情報704は符号905、906で
示した領域に記憶されている。
【0042】図10に本発明の信号再生装置の第6実施
例を示す。図10に示した信号再生装置は特に、車両用
誘導情報装置として好適な信号再生装置の例を示す。こ
の車両用誘導情報装置1001は、記憶装置1002、
第1の読み出し回路1005、音声合成装置1006、
バッファメモリ1016、第2の読み出し回路100
7、表示装置1008、入力装置1010、判別装置1
011、第1のコントロール装置1012、第2のコン
トロール装置1013を有する。これらの構成自体は、
バッファメモリ1016が設けられている点を除き、図
7に図解した再生装置701および外部コントロール装
置713の構成に類似しており、その基本処理動作は図
7に図解した信号再生装置と同様である。
【0043】車両用誘導情報装置1001はさらに、プ
リセット入力装置1014を有し、第1のコントロール
装置1012には選択情報記憶装置1015が設けられ
ている。プリセット入力装置1014は、車両用誘導情
報装置1000を使用するときに、車両が通過する経路
(コース)を考慮して再生音声を組をあらかじめ選択し
ておく、選択信号用入力装置である。選択情報記憶装置
1015は、プリセット入力装置1014および入力装
置1010からの入力信号によって、そのコンテキスト
にあった再生音声の組を選択するための選択情報記憶装
置入力に対応した音声の発音記号のアドレス情報を保持
する。第2の読み出し回路1007と表示装置1008
との間に設けられたバッファメモリ1016は、コンテ
キストに合致した音声発音記号の組を記憶して、音声合
成装置1006を介して音声出力させる。この構成によ
り、車両用誘導情報装置1000が搭載された車両のド
ライバは車両の通過コースを考慮した音声出力を音声合
成装置1006から、そして、図形情報を表示装置10
08から入手することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、数百bps程度のビッ
トレ−トで表示するテキストと関連ある内容の音声を得
ることができる。本発明によればまた、オフラインで文
章解析および音声合成規則処理を行っているので、再生
時間が短縮できる。さらに文章解析部および辞書を有す
ることなしにオンラインシステムを構成できるので低価
格に信号再生装置を製造できる。また本発明によれば、
利用者が音声出力に反応して入力する時の音声出力と入
力との対応を付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号再生装置の第1実施例としての音
声再生装置の構成図である。
【図2】図1に示した音声再生装置の記憶装置に記憶さ
れるテキスト音声合成処理を行う音声合成装置の処理形
態図である。
【図3】図2に示した音声合成装置における基本ピッチ
パタ−ンの生成を説明する図である。
【図4】本発明の信号再生装置の第2実施例としての音
声再生装置の構成図である。
【図5】本発明の信号再生装置の第3実施例としての音
声再生装置の構成図である。
【図6】本発明の信号再生装置の第4実施例としての音
声再生装置の構成図である。
【図7】本発明の信号再生装置の第5実施例としての音
声再生装置の構成図である。
【図8】図7に示した判別装置の動作を説明する図であ
る。
【図9】本発明の音声再生装置における記憶装置として
ディスク装置を用いた場合における音声発音記号情報と
テキスト情報の記憶形態を図解する図である。
【図10】本発明の信号再生装置の第6実施例としての
車両用誘導情報装置の構成図である。
【符号の説明】
101、401、501、601、701・・再生装置 102、402、502、602、702、1002
記録装置 103、404、504、604、704、1004・
・音声発音記号情報 403、503、603、703、1003・・テキス
ト情報 104、405、505、605、705、1005・
・第1の読み出し回路 105、406、506、606、706、1006・
・音声合成装置 407、507、607、707、1007・・第2の
読み出し回路 408、508、608、708、1008・・表示装
置 509、609、709、1009・・地図情報 610・・・・・・・・・・・音声合成用素片 201・・音声合成装置 202・・音声単位記憶部 203・・文章解析部 204・・音声合成規則部 205・・音声合成部 710・・入力装置 711・・判別装置 712・・内部コントロール装置 713・・外部コントロール装置 1001・・車両用誘導情報装置 1014・・プリセット入力装置 1015・・選択情報記憶装置 1016・・バッファメモリ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め再生処理に適した文章解析処理が行わ
    れた音声情報を含む音響情報を記録している記録装置
    と、 前記記録装置から前記音響情報を読みだす第1の読みだ
    し回路と、 該読み出した音響情報から音響再生信号を作り出す音響
    合成装置とを備え、前記記録された音響情報を音響とし
    て再生する信号再生装置。
  2. 【請求項2】前記記憶装置にはさらに前記記録された音
    響情報に対応するテキスト情報が記録されており、 該信号再生装置は、 前記記憶装置に接続され前記テキスト情報を読み出す第
    2の読みだし回路と、 該読みだされたテキスト情報を表示する表示装置とをさ
    らに有する請求項1記載の信号再生装置。
  3. 【請求項3】前記記録装置にはさらに地図情報などの画
    像情報が記録されており、 前記テキスト情報は前記画像情報に関連した情報を含
    み、 前記第2の読み出し回路は前記テキスト情報と前記画像
    情報を読み出し、 該読み出された画像情報を表示する表示装置をさらに有
    する請求項2記載の信号再生装置。
  4. 【請求項4】前記記録装置に前記文章解析する前に使用
    する音響合成用素片信号を記録し、 前記第1の読み出し回路が前記音響用素片信号を読み出
    し、 前記音響合成装置は該読み出した音響用素片を用いて前
    記記憶媒体に記憶された音声情報を合成する請求項1〜
    3いずれか記載の信号再生装置。
  5. 【請求項5】前記音響情報が音声情報を含む請求項1〜
    4いずれか記載の信号再生装置。
  6. 【請求項6】前記記録装置が、再生専用光ディスク、記
    録再生用光磁気ディスクまたは記録再生相変化形光ディ
    スクである請求項5記載の信号再生装置。
  7. 【請求項7】前記記録装置が、コンパクトディスクもし
    くはミニディスクである請求項6記載の信号再生装置。
  8. 【請求項8】前記記録装置が、半導体メモリである請求
    項5記載の信号再生装置。
  9. 【請求項9】前記音響合成装置の音響出力開始時間およ
    び音響出力が終了してから所定時間以内に信号再生装置
    に与えた指示により、前記音響合成装置の発生内容と関
    連付けた動作を行なわせることを特徴とする、請求項1
    〜8いずれか記載の信号再生装置。
  10. 【請求項10】前記音響情報が、 (a)入力された文字の系列を解析して、単語、文節の
    境界および基本アクセントを検出する文章解析部と、
    (b)個々の音声単位毎に、前記音声単位内において周
    期性を有する有声部分に関しては実音声の分析処理によ
    って得られた各1ピッチ周期分に対応する音声波形デー
    タを前記音声単位として必要フレーム数だけ記憶装置に
    貯え、また前記音声単位内における周期性のない無声部
    分に関しては実音声をそのまま音声波形データとして記
    憶装置に貯えた音声単位記憶部と、(c)前記文章解析
    部の検出結果に基づいて、所定の音韻規則及び韻律規則
    に従つてピツチパターンを生成する音声合成規則部と、
    (d)前記音声単位およびピツチパターンに基づいて合
    成音を生成する音声合成部とを具える音声合成装置のた
    めの音声発声記号情報であることを特徴とする、請求項
    1〜9いずれか記載の信号再生装置。
  11. 【請求項11】前記記憶媒体には、内容が関連する前記
    テキスト情報と前記音声発声記号情報を連続した位置に
    記録することを特徴とする請求項6または7記載の信号
    再生装置。
  12. 【請求項12】前記音声合成用素片のうち、使用頻度の
    高い素片を半導体メモリに記録することを特徴とする請
    求項6または7記載の信号再生装置。
  13. 【請求項13】前記記録装置に記録された前記音声発音
    記号情報のうち、限られた音声発音記号情報の選択情報
    を記録する装置を持つことを特徴とする、請求項1〜1
    0いずれか記載の信号再生装置。
  14. 【請求項14】音声単位データの有声部に関しては、実
    音声の有声部分において複素ケプストラム分析を用いて
    抽出された。1ピッチに対応するインパルスと単位応答
    波形を一組として、この組を1つの音声単位データとし
    て必要なピッチ分だけ貯えたものからなり、また音素単
    位データの無声部に関しては、実音声の無声部分の波形
    を切り出して、そのまま貯えたものである請求項10記
    載の信号再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003511884A (ja) * 1999-10-05 2003-03-25 オーボ・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 出力オーディオ信号が生ずる間に入力音声信号を処理する方法および装置

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