JPH06150408A - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
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- JPH06150408A JPH06150408A JP4293193A JP29319392A JPH06150408A JP H06150408 A JPH06150408 A JP H06150408A JP 4293193 A JP4293193 A JP 4293193A JP 29319392 A JP29319392 A JP 29319392A JP H06150408 A JPH06150408 A JP H06150408A
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- magnetic layer
- layer
- magneto
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Abstract
(57)【要約】
【目的】
【構成】 基板上に第1磁性層及び第2磁性層が積
層され、第1磁性層が希土類遷移金属系の垂直磁化膜で
構成され、その補償温度が室温とキュリ−温度との間に
あり、第2磁性層が少なくともFeとSiからなる磁性
膜で構成され、第1磁性層、第2磁性層それぞれのキュ
リ−温度をTc1、Tc2とすると、Tc1−50℃<
Tc2<Tc1+250℃である光磁気記録媒体。 【効果】 磁界感度が高く、磁界変調による高速記
録に適し、保磁力が大きい記録の安定性にすぐれた媒体
である。
層され、第1磁性層が希土類遷移金属系の垂直磁化膜で
構成され、その補償温度が室温とキュリ−温度との間に
あり、第2磁性層が少なくともFeとSiからなる磁性
膜で構成され、第1磁性層、第2磁性層それぞれのキュ
リ−温度をTc1、Tc2とすると、Tc1−50℃<
Tc2<Tc1+250℃である光磁気記録媒体。 【効果】 磁界感度が高く、磁界変調による高速記
録に適し、保磁力が大きい記録の安定性にすぐれた媒体
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書き換えが可能な光磁
気記録媒体に関する。更に詳しくは、磁界変調オ−バ−
ライトに適した光磁気記録媒体に関し、高い磁界感度と
記録安定性を両立を可能とするものである。
気記録媒体に関する。更に詳しくは、磁界変調オ−バ−
ライトに適した光磁気記録媒体に関し、高い磁界感度と
記録安定性を両立を可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体は書き換え可能な光記録
媒体であり、相変化型光記録媒体などと比較して繰り返
し消去/書き込み耐久性や消去比率に優れ、可搬型大容
量の記録媒体として注目されている。
媒体であり、相変化型光記録媒体などと比較して繰り返
し消去/書き込み耐久性や消去比率に優れ、可搬型大容
量の記録媒体として注目されている。
【0003】光磁気記録媒体に記録する場合、従来、レ
−ザ−の連続光を照射しながら一定の値の消去磁界をか
けて消去した後、レ−ザ−パワ−を記録パタ−ンに従っ
て変調しながら一定の値の記録磁界をかけて記録する方
式がとられていた。この方式では、消去した後、記録す
るため記録に時間がかかる。
−ザ−の連続光を照射しながら一定の値の消去磁界をか
けて消去した後、レ−ザ−パワ−を記録パタ−ンに従っ
て変調しながら一定の値の記録磁界をかけて記録する方
式がとられていた。この方式では、消去した後、記録す
るため記録に時間がかかる。
【0004】この問題を解決する為、近年、レ−ザ−の
連続光を照射しながら磁界に記録パタ−ンに従った変調
をかけて消去と記録を同時に行なう、つまり先の記録上
に重ね書き(オ−バ−ライト)を行なう方式が開発さ
れ、磁界変調オ−バ−ライト方式とよばれている。ま
た、さらに記録時間を短縮するために媒体の回転数を大
きくすることも試みられているが、記録周波数も同時に
あげる必要があり、磁界変調オ−バ−ライト方式では、
磁気ヘッドの電流のスイッチング速度を向上させる必要
がある。ピ−ク電流が小さいほどスイッチング速度を向
上させることは容易になるので、より小さな記録変調磁
界でオ−バ−ライトできる光磁気記録媒体が求められて
いる。
連続光を照射しながら磁界に記録パタ−ンに従った変調
をかけて消去と記録を同時に行なう、つまり先の記録上
に重ね書き(オ−バ−ライト)を行なう方式が開発さ
れ、磁界変調オ−バ−ライト方式とよばれている。ま
た、さらに記録時間を短縮するために媒体の回転数を大
きくすることも試みられているが、記録周波数も同時に
あげる必要があり、磁界変調オ−バ−ライト方式では、
磁気ヘッドの電流のスイッチング速度を向上させる必要
がある。ピ−ク電流が小さいほどスイッチング速度を向
上させることは容易になるので、より小さな記録変調磁
界でオ−バ−ライトできる光磁気記録媒体が求められて
いる。
【0005】一方、光磁気記録媒体の磁界感度の向上に
関しては、例えば、第15回日本学術講演概要集(19
91年)第430〜440頁に報告されているように、
反射型構造の媒体で磁性膜をGdFeCoとTbFeC
oの積層とした媒体や、同講演概要集の第306頁に報
告されているように、TbFeCoにPtCoの面内膜
を積層とした媒体が知られいる。また、特開平3−95
741号公報でTbFeCoの一部を酸化してTbFe
Co/TbFeCo:O面内膜の構造で磁界感度が向上
することが開示されている。いずれも磁性層に積層膜を
用いたものである。
関しては、例えば、第15回日本学術講演概要集(19
91年)第430〜440頁に報告されているように、
反射型構造の媒体で磁性膜をGdFeCoとTbFeC
oの積層とした媒体や、同講演概要集の第306頁に報
告されているように、TbFeCoにPtCoの面内膜
を積層とした媒体が知られいる。また、特開平3−95
741号公報でTbFeCoの一部を酸化してTbFe
Co/TbFeCo:O面内膜の構造で磁界感度が向上
することが開示されている。いずれも磁性層に積層膜を
用いたものである。
【0006】これらの積層媒体は、磁気異方性の小さな
GdFeCoやPtCo、TbFeCo:O面内膜のス
ピンが外部磁界方向に向きやすいことを利用している
が、記録のためにTbFeCoに交換結合をしていると
いう特徴を有する。磁気異方性の小さな層はTbFeC
oと十分な交換結合をするためにいずれもGd,Tb,
Fe,Coのような磁性原子あるいは磁気モ−メントが
誘起されやすい貴金属のPtなどが主成分であった。
GdFeCoやPtCo、TbFeCo:O面内膜のス
ピンが外部磁界方向に向きやすいことを利用している
が、記録のためにTbFeCoに交換結合をしていると
いう特徴を有する。磁気異方性の小さな層はTbFeC
oと十分な交換結合をするためにいずれもGd,Tb,
Fe,Coのような磁性原子あるいは磁気モ−メントが
誘起されやすい貴金属のPtなどが主成分であった。
【0007】複雑な組成の磁性膜を積層していくとき、
それぞれの層に対して合金タ−ゲットを用いてスパッタ
すると装置が簡単になり望ましいが、希土類遷移金属系
の膜は希土類遷移金属合金タ−ゲットの組成と膜の組成
が一致しなかったり、合金タ−ゲットの製法に特別な工
夫をする必要があったりと難しく、装置が複雑になる同
時スパッタを用いることが多い。そのため、積層膜のう
ち希土類遷移金属系のものを減らすことが望まれてい
る。
それぞれの層に対して合金タ−ゲットを用いてスパッタ
すると装置が簡単になり望ましいが、希土類遷移金属系
の膜は希土類遷移金属合金タ−ゲットの組成と膜の組成
が一致しなかったり、合金タ−ゲットの製法に特別な工
夫をする必要があったりと難しく、装置が複雑になる同
時スパッタを用いることが多い。そのため、積層膜のう
ち希土類遷移金属系のものを減らすことが望まれてい
る。
【0008】PtCoは合金タ−ゲットでのスパッタに
よる製造は容易であるが、貴金属のPtが80at%以
上の成分であることが実用上問題である。
よる製造は容易であるが、貴金属のPtが80at%以
上の成分であることが実用上問題である。
【0009】TbFeCoの一部を酸化する方法は簡単
ではあるが、最適特性を得るための微妙な組成の調整が
難しく、再現性にも乏しかった。
ではあるが、最適特性を得るための微妙な組成の調整が
難しく、再現性にも乏しかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、外部磁界方向に向きやすい磁気異方性の小
さな層の主成分が貴金属のPt,Auや希土類を含まな
いように構成しても、磁気異方性の大きな垂直磁化膜で
あるTbFeCoやDyFeCoなどに十分な交換結合
をして、その結果高い磁界感度をもつ新規光磁気記録媒
体を得ることである。
する課題は、外部磁界方向に向きやすい磁気異方性の小
さな層の主成分が貴金属のPt,Auや希土類を含まな
いように構成しても、磁気異方性の大きな垂直磁化膜で
あるTbFeCoやDyFeCoなどに十分な交換結合
をして、その結果高い磁界感度をもつ新規光磁気記録媒
体を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を重ねた結果、磁気異方性の小さな層の主成分を、Fe
のような磁性原子のほかに非磁性であるSiで構成し、
磁気異方性の大きな垂直磁化膜と積層することにより、
高い磁界依存特性が得られることを見出した。すなわ
ち、本発明は、少なくとも基板上に磁気記録層を積層し
てなる光磁気記録媒体において、前記磁気記録層が、第
1磁性層、第2磁性層からなり、各磁性層として、第1
磁性層が希土類遷移金属系の垂直磁化膜で構成され、そ
の補償温度が室温とキュリ−温度との間にあり、第2磁
性層が少なくともFeとSiからなる磁性膜で、第1磁
性層、第2磁性層それぞれのキュリ−温度をTc1、T
c2とすると、 Tc1−50℃<Tc2<Tc1+250℃ であることを特徴とする光磁気記録媒体に関する。
を重ねた結果、磁気異方性の小さな層の主成分を、Fe
のような磁性原子のほかに非磁性であるSiで構成し、
磁気異方性の大きな垂直磁化膜と積層することにより、
高い磁界依存特性が得られることを見出した。すなわ
ち、本発明は、少なくとも基板上に磁気記録層を積層し
てなる光磁気記録媒体において、前記磁気記録層が、第
1磁性層、第2磁性層からなり、各磁性層として、第1
磁性層が希土類遷移金属系の垂直磁化膜で構成され、そ
の補償温度が室温とキュリ−温度との間にあり、第2磁
性層が少なくともFeとSiからなる磁性膜で、第1磁
性層、第2磁性層それぞれのキュリ−温度をTc1、T
c2とすると、 Tc1−50℃<Tc2<Tc1+250℃ であることを特徴とする光磁気記録媒体に関する。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の光磁気記録媒体の一例であ
り、基板1上に誘電体層2、第1磁性層3、第2磁性層
4、誘電体層5及び反射膜6をこの順に積層した状態を
示している。
り、基板1上に誘電体層2、第1磁性層3、第2磁性層
4、誘電体層5及び反射膜6をこの順に積層した状態を
示している。
【0014】基板1の材料としては、ポリカ−ボネ−ト
等の透明樹脂、ガラス等の透明材料を例示することがで
きる。誘電体層2の材料としては、窒化ケイ素、窒化ア
ルミニウム等を例示することができ、膜厚としては、5
00オングストローム以上1500オングストローム以
下が好ましい。また、もう一方の誘電体層5の材料とし
ては、窒化ケイ素、窒化アルミニウム等を例示すること
ができ、膜厚としては150オングストローム以上10
00オングストローム以下が好ましい。反射膜6として
は、アルミニウム、アルミニウムと、Ti、Ta、Cr
等との合金、プラチナ等を例示することができ、膜厚と
しては、300オングストローム以上1000オングス
トローム以下が好ましい。ただし、磁性層全体の膜厚が
600オングストローム以上の場合は反射膜6の膜厚は
300オングストローム未満あるいは無くてもよい。
等の透明樹脂、ガラス等の透明材料を例示することがで
きる。誘電体層2の材料としては、窒化ケイ素、窒化ア
ルミニウム等を例示することができ、膜厚としては、5
00オングストローム以上1500オングストローム以
下が好ましい。また、もう一方の誘電体層5の材料とし
ては、窒化ケイ素、窒化アルミニウム等を例示すること
ができ、膜厚としては150オングストローム以上10
00オングストローム以下が好ましい。反射膜6として
は、アルミニウム、アルミニウムと、Ti、Ta、Cr
等との合金、プラチナ等を例示することができ、膜厚と
しては、300オングストローム以上1000オングス
トローム以下が好ましい。ただし、磁性層全体の膜厚が
600オングストローム以上の場合は反射膜6の膜厚は
300オングストローム未満あるいは無くてもよい。
【0015】又、第1磁性層は、補償温度が室温とキュ
リ−温度の間にある希土類遷移金属系の垂直磁化膜で、
具体的には、TbFeCo、DyFeCo、TbDyF
eCoあるいは他の希土類をさらに含んだ、Tbあるい
はDyとFeとCoとを主成分とした希土類遷移金属系
の垂直磁化膜である。十分な垂直磁気異方性を得るため
に、第1磁性層を構成する希土類成分の50at%以上
がTb及び/又はDyで構成されることが好ましい。
リ−温度の間にある希土類遷移金属系の垂直磁化膜で、
具体的には、TbFeCo、DyFeCo、TbDyF
eCoあるいは他の希土類をさらに含んだ、Tbあるい
はDyとFeとCoとを主成分とした希土類遷移金属系
の垂直磁化膜である。十分な垂直磁気異方性を得るため
に、第1磁性層を構成する希土類成分の50at%以上
がTb及び/又はDyで構成されることが好ましい。
【0016】第2磁性層は、少なくともFeとSiから
なる磁性膜である。この層はFeとSiのみの合金で構
成してもよいし、Feに対してCo、Niなどの磁性元
素を30at%以下含んでいてもよい。
なる磁性膜である。この層はFeとSiのみの合金で構
成してもよいし、Feに対してCo、Niなどの磁性元
素を30at%以下含んでいてもよい。
【0017】特にFe、SiにさらにCoを含んだ系で
は、組成式を(Fe1-x2Cox2)1-y2Siy2とした場
合、Tc1が約200℃であれば、0.25+x2/2
<y2<0.39+x2/2を満たすことが好ましい。
は、組成式を(Fe1-x2Cox2)1-y2Siy2とした場
合、Tc1が約200℃であれば、0.25+x2/2
<y2<0.39+x2/2を満たすことが好ましい。
【0018】Tc2の範囲についてさらに好ましくはT
c1+20℃<Tc2<Tc1+200℃である。
c1+20℃<Tc2<Tc1+200℃である。
【0019】第1、第2磁性層の積層の順番は基板側か
らこの順であってもよいし、あるいは反射膜側からこの
順であっても良い。また第1磁性層を第2磁性層ではさ
んだり、第1、第2磁性層の積層を多数回くりかえした
ような構造も本発明に含まれる。
らこの順であってもよいし、あるいは反射膜側からこの
順であっても良い。また第1磁性層を第2磁性層ではさ
んだり、第1、第2磁性層の積層を多数回くりかえした
ような構造も本発明に含まれる。
【0020】上述の誘電体層2から反射膜6までの各層
は、例えば、スパッタリング法により形成するのが好ま
しい。例えば、第1磁性層は、Tbスパッタリングター
ゲットとFeCoスパッタリングターゲットなどから形
成することができる。
は、例えば、スパッタリング法により形成するのが好ま
しい。例えば、第1磁性層は、Tbスパッタリングター
ゲットとFeCoスパッタリングターゲットなどから形
成することができる。
【0021】第2磁性層の製法としては、FeSi主成
分の合金ターゲットから形成することも容易であるし、
あるいは第1磁性層と共通のFeCoタ−ゲットとSi
の同時スパッタで形成することも可能である。実施例1
〜4では、同時スパッタを用いた。
分の合金ターゲットから形成することも容易であるし、
あるいは第1磁性層と共通のFeCoタ−ゲットとSi
の同時スパッタで形成することも可能である。実施例1
〜4では、同時スパッタを用いた。
【0022】なお、上記した各磁性層の成分に、耐久性
向上等を目的として、Cr、Ti、Taなどの他の成分
を15at%以下添加してもよい。第2磁性層について
はCr、Ti、Taなどの添加でキュリ−温度が下がる
のでTc1、Tc2の関係が請求項1の条件を満たすよ
うに組成を決める必要がある。
向上等を目的として、Cr、Ti、Taなどの他の成分
を15at%以下添加してもよい。第2磁性層について
はCr、Ti、Taなどの添加でキュリ−温度が下がる
のでTc1、Tc2の関係が請求項1の条件を満たすよ
うに組成を決める必要がある。
【0023】たとえばCrの場合、Tc1が約200℃
であれば (Fe1-x2Cox2)1-y2Siy2Crz2 とすると、0.25+x2/2−z2/3<y2<0.
39+x2/2−z2/3が、Tc1−50℃<Tc2
<Tc1+250℃を満たす範囲である。
であれば (Fe1-x2Cox2)1-y2Siy2Crz2 とすると、0.25+x2/2−z2/3<y2<0.
39+x2/2−z2/3が、Tc1−50℃<Tc2
<Tc1+250℃を満たす範囲である。
【0024】磁性層全体の厚みは、160オングストロ
ーム以上1000オングストローム以下が好ましく、各
層の厚さは、それぞれ第1磁性層を150オングストロ
ーム以上800オングストローム以下、第2磁性層を1
0オングストローム以上500オングストローム以下と
するのが、高磁界感度を発現させる上で好ましい。
ーム以上1000オングストローム以下が好ましく、各
層の厚さは、それぞれ第1磁性層を150オングストロ
ーム以上800オングストローム以下、第2磁性層を1
0オングストローム以上500オングストローム以下と
するのが、高磁界感度を発現させる上で好ましい。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0026】光磁気記録媒体の構造としては、図1に示
したような構造とした。即ち、ポリカ−ボネ−ト基板1
上に、膜厚900オングストロームの窒化ケイ素よりな
る誘電体層2、TbFeCoあるいはDyFeCoから
なる第1磁性層3、FeCoSiからなる第2磁性層
4、膜厚300オングストロームの窒化ケイ素よりなる
誘電体層5及び膜厚500オングストロームのアルミニ
ウムからなる反射膜6をこの順に積層した。なお、各層
はすべてスパッタリング法により形成した。以下、この
構造で、磁性層の組成、膜厚などを変化させた。
したような構造とした。即ち、ポリカ−ボネ−ト基板1
上に、膜厚900オングストロームの窒化ケイ素よりな
る誘電体層2、TbFeCoあるいはDyFeCoから
なる第1磁性層3、FeCoSiからなる第2磁性層
4、膜厚300オングストロームの窒化ケイ素よりなる
誘電体層5及び膜厚500オングストロームのアルミニ
ウムからなる反射膜6をこの順に積層した。なお、各層
はすべてスパッタリング法により形成した。以下、この
構造で、磁性層の組成、膜厚などを変化させた。
【0027】実施例1 第1磁性層をTb0.23(Fe0.92Co0.08)0.77(Tc
1=210℃、補償温度=80℃)で膜厚を200オン
グストローム、第2磁性層を(Fe0.92Co0.08)1-y2
Siy2(キュリ−温度:Tc2)で膜厚を25オングス
トロームとした。
1=210℃、補償温度=80℃)で膜厚を200オン
グストローム、第2磁性層を(Fe0.92Co0.08)1-y2
Siy2(キュリ−温度:Tc2)で膜厚を25オングス
トロームとした。
【0028】この媒体を8m/secの線速度で回転さ
せながら、780nmのレ−ザ−光を8mWのパワ−で
連続照射し、浮上型磁気ヘッドからの磁界を50%のデ
ュ−ティ−で4.9MHzで変調させながら、変調磁界
の値を300、100Oeと変化させて記録した後、
1.5mWのレ−ザ−ビ−ムを照射して再生を行ないC
/Nを測定した。
せながら、780nmのレ−ザ−光を8mWのパワ−で
連続照射し、浮上型磁気ヘッドからの磁界を50%のデ
ュ−ティ−で4.9MHzで変調させながら、変調磁界
の値を300、100Oeと変化させて記録した後、
1.5mWのレ−ザ−ビ−ムを照射して再生を行ないC
/Nを測定した。
【0029】図2にSi濃度y2に対するC/Nの変化
を示す。
を示す。
【0030】0.30≦y2≦0.41の範囲でいずれ
も100OeでのC/Nが第1磁性層だけのときと比較
して改善され、とくに0.33≦y2≦0.38で効果
が最大となった。なお、0.30≦y2≦0.41のと
き、Tc2は、170℃≦Tc2≦450℃であった。
も100OeでのC/Nが第1磁性層だけのときと比較
して改善され、とくに0.33≦y2≦0.38で効果
が最大となった。なお、0.30≦y2≦0.41のと
き、Tc2は、170℃≦Tc2≦450℃であった。
【0031】また、Si濃度y2=0.34のときの第
1磁性層と第2磁性層との交換結合エネルギーをVSM
で測定したところ、約2.6erg/ccであった。T
bFeCo/GdFeCoの交換結合エネルギ−が、2
〜3erg/ccであることと比較して同程度の良好な
交換結合をしていることが確認された。
1磁性層と第2磁性層との交換結合エネルギーをVSM
で測定したところ、約2.6erg/ccであった。T
bFeCo/GdFeCoの交換結合エネルギ−が、2
〜3erg/ccであることと比較して同程度の良好な
交換結合をしていることが確認された。
【0032】実施例2 第1磁性層をTbx1(Fe0.92Co0.08)1-x1(Tc1
=220〜200℃)で膜厚を200オングストロー
ム、第2磁性層を(Fe0.92Co0.08)0.65Si
0.35(Tc2=300℃)で膜厚を25オングストロー
ムとした。ここで、第1磁性層の補償温度が、室温とT
c1との間に入っているx1の範囲は、0.21<x1
<0.27である。
=220〜200℃)で膜厚を200オングストロー
ム、第2磁性層を(Fe0.92Co0.08)0.65Si
0.35(Tc2=300℃)で膜厚を25オングストロー
ムとした。ここで、第1磁性層の補償温度が、室温とT
c1との間に入っているx1の範囲は、0.21<x1
<0.27である。
【0033】記録再生の評価は実施例1と全く同じ条件
で行なった。
で行なった。
【0034】図3にTb濃度x1に対するC/Nの変化
を示す。第1磁性層だけのときはx1=0.19で最も
C/Nがよいが、積層膜ではx1=0.22〜0.25
のときが最もC/Nがよく、100OeでのC/Nの最
大値は積層膜が優れている。積層膜の場合、C/Nが良
好な領域で第1磁性層の補償温度は40〜180℃であ
った。
を示す。第1磁性層だけのときはx1=0.19で最も
C/Nがよいが、積層膜ではx1=0.22〜0.25
のときが最もC/Nがよく、100OeでのC/Nの最
大値は積層膜が優れている。積層膜の場合、C/Nが良
好な領域で第1磁性層の補償温度は40〜180℃であ
った。
【0035】さらに100OeでのC/Nがもっとも高
い組成で積層膜と単層膜で保磁力を比較すると積層膜で
15kOe以上、単層膜で6kOeと明らかに記録の保
存性は積層膜が優れる。
い組成で積層膜と単層膜で保磁力を比較すると積層膜で
15kOe以上、単層膜で6kOeと明らかに記録の保
存性は積層膜が優れる。
【0036】実施例3 第1磁性層をTb0.23(Fe0.92Co0.08)0.77(Tc
1=210℃)で膜厚を200オングストローム、第2
磁性層を(Fe0.92Co0.08)0.65Si0.35(Tc2=
300℃)で膜厚を0〜100オングストロームで変化
させた。
1=210℃)で膜厚を200オングストローム、第2
磁性層を(Fe0.92Co0.08)0.65Si0.35(Tc2=
300℃)で膜厚を0〜100オングストロームで変化
させた。
【0037】この一連の媒体は磁性層の膜厚が異なるの
で光学的なエンハンス効果がことなるために光変調の磁
界依存性で比較した。
で光学的なエンハンス効果がことなるために光変調の磁
界依存性で比較した。
【0038】すなわち、この媒体を5.5m/secの
線速度で回転させながら、780nmのレ−ザ−光を
3.7MHz(デュ−ティ−比33%)で変調させなが
ら5〜6mWの最適パワ−で照射し、記録磁界の値を−
500〜+500Oeまで変化させて記録した後、1.
5mWのレ−ザ−ビ−ムを照射して再生を行ないC/N
を測定した。
線速度で回転させながら、780nmのレ−ザ−光を
3.7MHz(デュ−ティ−比33%)で変調させなが
ら5〜6mWの最適パワ−で照射し、記録磁界の値を−
500〜+500Oeまで変化させて記録した後、1.
5mWのレ−ザ−ビ−ムを照射して再生を行ないC/N
を測定した。
【0039】結果を図4に示すがFeCoSi膜厚15
〜100オングストロームで消去磁界、飽和磁界の値は
変わらず磁界依存性がFeCoSi膜厚15オングスト
ローム以上で変わらないことを示す。
〜100オングストロームで消去磁界、飽和磁界の値は
変わらず磁界依存性がFeCoSi膜厚15オングスト
ローム以上で変わらないことを示す。
【0040】実施例4 第1磁性層をDy0.26(Fe0.82Co0.18)0.74(Tc
1=200℃、補償温度=100℃)で膜厚を200オ
ングストローム、第2磁性層を(Fe0.82Co0.18)
0.60Si0.40(Tc2=300℃)で25オングストロ
ームとした。
1=200℃、補償温度=100℃)で膜厚を200オ
ングストローム、第2磁性層を(Fe0.82Co0.18)
0.60Si0.40(Tc2=300℃)で25オングストロ
ームとした。
【0041】記録再生の評価は実施例3と全く同じ条件
で行なった。
で行なった。
【0042】結果を図5に示す。比較のために第1磁性
層単層の結果も示すが、DyFeCoは単層でもTbF
eCoより磁界依存性は良好であるが、FeCoSiの
積層により、消去、飽和磁界ともに100Oe以下とな
り、さらに良好な結果が得られた。
層単層の結果も示すが、DyFeCoは単層でもTbF
eCoより磁界依存性は良好であるが、FeCoSiの
積層により、消去、飽和磁界ともに100Oe以下とな
り、さらに良好な結果が得られた。
【0043】実施例5 第1磁性層を、Tb0.23(Fe0.92Co0.08)0.77(T
c1=210℃、補償温度=80℃)で膜厚を200オ
ングストローム、第2磁性層をFe0.70Si0.30(Tc
2=290℃)で膜厚を25オングストロームとした。
この第2磁性層は、FeSiの合金ターゲットより形成
した。
c1=210℃、補償温度=80℃)で膜厚を200オ
ングストローム、第2磁性層をFe0.70Si0.30(Tc
2=290℃)で膜厚を25オングストロームとした。
この第2磁性層は、FeSiの合金ターゲットより形成
した。
【0044】実施例1と同様の条件で、300Oeと1
00Oeの変調磁界で磁界変調により書き込みを行って
C/Nを測定したところ、300Oeでは48dB、1
00Oeでは47dBとなり、良好な磁界感度が得られ
た。
00Oeの変調磁界で磁界変調により書き込みを行って
C/Nを測定したところ、300Oeでは48dB、1
00Oeでは47dBとなり、良好な磁界感度が得られ
た。
【0045】
【発明の効果】本発明の光磁気記録媒体により、磁界感
度が高く、磁界変調による高速記録に適した媒体を得る
ことができる。この媒体は保磁力が大きく記録の安定性
にすぐれている。また、FeとSiを主成分とした第2
磁性層は製法として、FeSi主成分の合金ターゲット
から形成することも容易であるし、あるいは第1磁性層
と共通のFeCoタ−ゲットとSiの同時スパッタで形
成することも可能であるなど積層膜形成のためのスパッ
タリングタ−ゲットの個数を減らし、装置を簡単化す
る。さらに、FeとSiを主成分とした第2磁性層は貴
金属を含まず、資源としてありふれたFe、Siで磁界
感度を高める効果が得られることも特徴である。
度が高く、磁界変調による高速記録に適した媒体を得る
ことができる。この媒体は保磁力が大きく記録の安定性
にすぐれている。また、FeとSiを主成分とした第2
磁性層は製法として、FeSi主成分の合金ターゲット
から形成することも容易であるし、あるいは第1磁性層
と共通のFeCoタ−ゲットとSiの同時スパッタで形
成することも可能であるなど積層膜形成のためのスパッ
タリングタ−ゲットの個数を減らし、装置を簡単化す
る。さらに、FeとSiを主成分とした第2磁性層は貴
金属を含まず、資源としてありふれたFe、Siで磁界
感度を高める効果が得られることも特徴である。
【図1】 本発明の光磁気記録媒体の構造の一例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】 実施例1における光磁気記録媒体の第2磁性
層のSi濃度とC/N(dB)との関係を示す図であ
る。
層のSi濃度とC/N(dB)との関係を示す図であ
る。
【図3】 実施例2における光磁気記録媒体の第1磁性
層のTb濃度とC/N(dB)との関係を示す図であ
る。
層のTb濃度とC/N(dB)との関係を示す図であ
る。
【図4】 実施例3における光磁気記録媒体の第2磁性
層の膜厚とC/N(dB)との関係を示す図である。
層の膜厚とC/N(dB)との関係を示す図である。
【図5】 実施例4における光磁気記録媒体のC/N
(dB)と磁界依存性との関係を示す図である。
(dB)と磁界依存性との関係を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも基板上に磁気記録層を積層し
てなる光磁気記録媒体において、前記磁気記録層が、第
1磁性層、第2磁性層からなり、各磁性層として、 第1磁性層が、希土類遷移金属系の垂直磁化膜で構成さ
れ、その補償温度が室温とキュリ−温度との間にあり、 第2磁性層が、少なくともFeとSiからなる磁性膜
で、第1磁性層、第2磁性層それぞれのキュリ−温度を
Tc1、Tc2とすると、 Tc1−50℃<Tc2<Tc1+250℃ であることを特徴とする光磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4293193A JPH06150408A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 光磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4293193A JPH06150408A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 光磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06150408A true JPH06150408A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=17791624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4293193A Pending JPH06150408A (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 光磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06150408A (ja) |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP4293193A patent/JPH06150408A/ja active Pending
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