JPH06153327A - 列車自動運転システム - Google Patents
列車自動運転システムInfo
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- JPH06153327A JPH06153327A JP4299777A JP29977792A JPH06153327A JP H06153327 A JPH06153327 A JP H06153327A JP 4299777 A JP4299777 A JP 4299777A JP 29977792 A JP29977792 A JP 29977792A JP H06153327 A JPH06153327 A JP H06153327A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鉄道車両における無人運転またはワンマン運
転を行なうのに適した列車自動運転システムを提供す
る。 【構成】 この発明の列車自動運転システムによれば、
最適運転指令装置から伝送ラインを経由してATO装置
に運転指令を伝えることにより、当該指令情報を伝送ラ
インを経由して駆動制御装置に伝達し、力行、回生ブレ
ーキ制御を行ない、この伝送ラインによる情報伝送を、
伝送制御中央装置と各車両ごとの伝送制御端末装置と駆
動制御装置内の伝送情報処理手段とによって制御するよ
うにして、データ伝送システムを利用して列車制御し、
艤装線を格段に少なくする。
転を行なうのに適した列車自動運転システムを提供す
る。 【構成】 この発明の列車自動運転システムによれば、
最適運転指令装置から伝送ラインを経由してATO装置
に運転指令を伝えることにより、当該指令情報を伝送ラ
インを経由して駆動制御装置に伝達し、力行、回生ブレ
ーキ制御を行ない、この伝送ラインによる情報伝送を、
伝送制御中央装置と各車両ごとの伝送制御端末装置と駆
動制御装置内の伝送情報処理手段とによって制御するよ
うにして、データ伝送システムを利用して列車制御し、
艤装線を格段に少なくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄道車両における無
人運転またはワンマン運転を行なうのに適した列車自動
運転システムに関する。
人運転またはワンマン運転を行なうのに適した列車自動
運転システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の列車運転システムは、図18、図
19に示す構成のものが主だったものである。すなわ
ち、マスコン1、ATO装置2、マスコン1を使用した
手動運転か、ATO装置2を使用した自動運転かを選択
する切替器3、駆動電動機10を制御する駆動制御装置
4が備えられている。そして、駆動制御装置4は、図1
9に示すように、その基本機能を果たす無接点制御装置
5、駆動電動機10に対する駆動電力を生成する主回路
インバータ6、ブレーキ制御ユニット(BCU)7、こ
のBCU7の指令によりブレーキを作動させるブレーキ
作用装置8、列車の応荷重を検知する応荷重検知装置9
を備えている。ここで、BCU7は、応荷重検知装置9
の入力に基づいて列車の乗車率などを判断し、適切なブ
レーキパターンを選定し、これに基づいてブレーキ作用
装置8がブレーキをかけるようになっている。
19に示す構成のものが主だったものである。すなわ
ち、マスコン1、ATO装置2、マスコン1を使用した
手動運転か、ATO装置2を使用した自動運転かを選択
する切替器3、駆動電動機10を制御する駆動制御装置
4が備えられている。そして、駆動制御装置4は、図1
9に示すように、その基本機能を果たす無接点制御装置
5、駆動電動機10に対する駆動電力を生成する主回路
インバータ6、ブレーキ制御ユニット(BCU)7、こ
のBCU7の指令によりブレーキを作動させるブレーキ
作用装置8、列車の応荷重を検知する応荷重検知装置9
を備えている。ここで、BCU7は、応荷重検知装置9
の入力に基づいて列車の乗車率などを判断し、適切なブ
レーキパターンを選定し、これに基づいてブレーキ作用
装置8がブレーキをかけるようになっている。
【0003】従来の列車運転システムはまた、モニタ端
末装置11を備え、無接点制御装置5と直列伝送ライン
で結合されていて、無接点制御装置5から故障情報や動
態情報を収集するようになっている。
末装置11を備え、無接点制御装置5と直列伝送ライン
で結合されていて、無接点制御装置5から故障情報や動
態情報を収集するようになっている。
【0004】図19の編成列車の構成に示すように、モ
ニタ中央装置12が、情報伝送ライン13を通じてモニ
タ端末装置11に接続されている。このモニタ端末装置
11は、駆動制御装置4に接続されていて、故障情報、
動作情報を得るようにしている。またモニタ中央装置1
2には、表示器15が接続されていて、マスコン1の情
報、ATO装置2の情報など、モニタ中央装置12に集
められた情報も含めて、編成列車の情報を監視できるよ
うに構成されている。
ニタ中央装置12が、情報伝送ライン13を通じてモニ
タ端末装置11に接続されている。このモニタ端末装置
11は、駆動制御装置4に接続されていて、故障情報、
動作情報を得るようにしている。またモニタ中央装置1
2には、表示器15が接続されていて、マスコン1の情
報、ATO装置2の情報など、モニタ中央装置12に集
められた情報も含めて、編成列車の情報を監視できるよ
うに構成されている。
【0005】マスコン1、またATO装置2の指令は、
制御指令線14を通じて直接駆動制御装置4に伝達され
る。この制御指令線14は、従来、20本以上の電線で
あり、編成列車内を通して艤装配線されている。
制御指令線14を通じて直接駆動制御装置4に伝達され
る。この制御指令線14は、従来、20本以上の電線で
あり、編成列車内を通して艤装配線されている。
【0006】ATC装置16は速度制御情報をATO2
装置に与え、ATO装置2はこの制限速度内で走行制御
する。なお、マスコン1を扱う手動運転においても、A
TC装置16の速度制限の作用は同じである。
装置に与え、ATO装置2はこの制限速度内で走行制御
する。なお、マスコン1を扱う手動運転においても、A
TC装置16の速度制限の作用は同じである。
【0007】駆動制御装置4内の無接点制御装置5は図
20に示すような構成であり、マスコン1またはATO
装置2からのノッチ指令、力行・ブレーキ指令を受ける
運転指令入力部20、応荷重指令、ブレーキ力指令など
のブレーキ関係の信号、駆動電動機のモータ電流、およ
びフィルタコンデンサ電圧などの主回路インバータのフ
ィードバック信号のようなアナログ信号を受けるアナロ
グ入力部22、速度センサ出力を受けて周波数変換する
周波数変換部25、この周波数変換部25が出力するパ
ルス信号からモータ回転周波数Frを求めるモータ回転
周波数演算部26、さらに空転滑走を検知すると共に再
粘着制御を行なう空転滑走検知・再粘着制御部27を備
えている。
20に示すような構成であり、マスコン1またはATO
装置2からのノッチ指令、力行・ブレーキ指令を受ける
運転指令入力部20、応荷重指令、ブレーキ力指令など
のブレーキ関係の信号、駆動電動機のモータ電流、およ
びフィルタコンデンサ電圧などの主回路インバータのフ
ィードバック信号のようなアナログ信号を受けるアナロ
グ入力部22、速度センサ出力を受けて周波数変換する
周波数変換部25、この周波数変換部25が出力するパ
ルス信号からモータ回転周波数Frを求めるモータ回転
周波数演算部26、さらに空転滑走を検知すると共に再
粘着制御を行なう空転滑走検知・再粘着制御部27を備
えている。
【0008】また、運転指令入力部20が受けたノッチ
指令N、アナログ入力部22が受けた応荷重指令VL 、
モータ回転周波数演算部26からのモータ回転数信号F
rに基づいて適切な力行トルクを選定し、それと対応す
る力行モータ電流パターンIMPを出力する力行パターン
発生器21、ブレーキ時に回生ブレーキモータ電流IMB
を算出する回生ブレーキパターン発生器23、そして力
行・回生ブレーキ切替器24を備えている。さらに、定
電流制御部28を備えていて、切替器24の出力として
のモータ電流基本パターン値ICOと、再粘着制御部27
の出力としての再粘着電流パターンISLを加算した値I
C がモータ電流目標パターン値として入力され、これと
共に、モータ実電流IM が入力され、この2つの入力を
演算して、すべり周波数Fsを出力するようになってい
る。
指令N、アナログ入力部22が受けた応荷重指令VL 、
モータ回転周波数演算部26からのモータ回転数信号F
rに基づいて適切な力行トルクを選定し、それと対応す
る力行モータ電流パターンIMPを出力する力行パターン
発生器21、ブレーキ時に回生ブレーキモータ電流IMB
を算出する回生ブレーキパターン発生器23、そして力
行・回生ブレーキ切替器24を備えている。さらに、定
電流制御部28を備えていて、切替器24の出力として
のモータ電流基本パターン値ICOと、再粘着制御部27
の出力としての再粘着電流パターンISLを加算した値I
C がモータ電流目標パターン値として入力され、これと
共に、モータ実電流IM が入力され、この2つの入力を
演算して、すべり周波数Fsを出力するようになってい
る。
【0009】そして、このすべり周波数Fsはモータ回
転周波数Frと加算され、その結果が無接点制御装置5
からのインバータ出力周波数FI として主回路インバー
タ6へ与えられ、誘導電動機10の制御が行なわれる。
転周波数Frと加算され、その結果が無接点制御装置5
からのインバータ出力周波数FI として主回路インバー
タ6へ与えられ、誘導電動機10の制御が行なわれる。
【0010】このような制御を行なうことにより、列車
が(A)駅から(B)駅へ向かう場合、力行、惰行、回
生ブレーキで走行して停止するまで、図21に示すよう
な代表的なトルク特性T、モータ電流IM 、インバータ
電圧特性V、すべり周波数特性FS の制御モードで走行
停止制御がなされる。
が(A)駅から(B)駅へ向かう場合、力行、惰行、回
生ブレーキで走行して停止するまで、図21に示すよう
な代表的なトルク特性T、モータ電流IM 、インバータ
電圧特性V、すべり周波数特性FS の制御モードで走行
停止制御がなされる。
【0011】そして、このような制御方式を用いて、従
来は、ATC装置16、ATO装置2による図22に例
示するような運転方法で運転制御がなされていた。そし
て、ATO装置2は、従来、次の4つの基本的な制御機
能を有していた。
来は、ATC装置16、ATO装置2による図22に例
示するような運転方法で運転制御がなされていた。そし
て、ATO装置2は、従来、次の4つの基本的な制御機
能を有していた。
【0012】(1) 出発制御 (2) 定速制御 (3) 減速制御 (4) 定位置停止制御 上記(1)の出発制御は、列車が走行可能な条件、例え
ば、ドア閉条件、運転台の選定条件、前後切替スイッチ
が前位置となっている条件などを満たしているときに出
力されるものであり、いわば、列車走行時の安全条件、
走行準備条件の確認機能である。
ば、ドア閉条件、運転台の選定条件、前後切替スイッチ
が前位置となっている条件などを満たしているときに出
力されるものであり、いわば、列車走行時の安全条件、
走行準備条件の確認機能である。
【0013】(2)の定速制御は、ATC装置16の速
度制限に対して一定速度だけ低い値を保ちながら走行す
る制御で、列車の平均速度、表示速度を守るための基本
制御となる。
度制限に対して一定速度だけ低い値を保ちながら走行す
る制御で、列車の平均速度、表示速度を守るための基本
制御となる。
【0014】(3)の減速制御は、特に速度制限に対し
て、常にその制限速度を下まわる速度で走行するように
事前にブレーキをかける制御である。そして、この制御
を行なうためには、ATO装置2が事前に路線情報を記
憶しておくなどの機能を有することが必要になる。
て、常にその制限速度を下まわる速度で走行するように
事前にブレーキをかける制御である。そして、この制御
を行なうためには、ATO装置2が事前に路線情報を記
憶しておくなどの機能を有することが必要になる。
【0015】(4)の定位置停止制御は、プラットホー
ムの定まった位置へ停止させる停止制御であり、図22
における(B)駅近くの斜線部は定位置停止可能範囲を
表わしており、この定位置停止制御範囲に入っていれ
ば、停止精度を基準内に収めることができる。なお、図
22においてP1,P2は地上子を表わし、列車を最終
点へ精度よく停止させるための地点信号を与えるもので
ある。
ムの定まった位置へ停止させる停止制御であり、図22
における(B)駅近くの斜線部は定位置停止可能範囲を
表わしており、この定位置停止制御範囲に入っていれ
ば、停止精度を基準内に収めることができる。なお、図
22においてP1,P2は地上子を表わし、列車を最終
点へ精度よく停止させるための地点信号を与えるもので
ある。
【0016】次に、ATC装置16の速度制限とATO
装置2によるATO走行の関係について、図23に基づ
いて説明すると、列車がCポイントで速度制限をオーバ
ーすれば、ATC装置16はブレーキ指示を出し、列車
を減速させる。また、Dポイントは、ATC装置16の
階段パターンであり、ATC速度段に当たって段階的に
ブレーキをかけ、最終の定位置停止制御範囲の中に導か
れていくように制御するようになっている。
装置2によるATO走行の関係について、図23に基づ
いて説明すると、列車がCポイントで速度制限をオーバ
ーすれば、ATC装置16はブレーキ指示を出し、列車
を減速させる。また、Dポイントは、ATC装置16の
階段パターンであり、ATC速度段に当たって段階的に
ブレーキをかけ、最終の定位置停止制御範囲の中に導か
れていくように制御するようになっている。
【0017】この図23において、先行列車が何らかの
トラブルなどで故障し、停止していたとすれば、ATC
地上システムにより停止のためのパターンが通常時の減
速停止パターンAではなく、減速停止パターンBに切り
替わり、A,B区間で先行列車な衝突しないように停止
制御する。
トラブルなどで故障し、停止していたとすれば、ATC
地上システムにより停止のためのパターンが通常時の減
速停止パターンAではなく、減速停止パターンBに切り
替わり、A,B区間で先行列車な衝突しないように停止
制御する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の列車運転システムでは、次のような問題点があっ
た。
来の列車運転システムでは、次のような問題点があっ
た。
【0019】まず、マスコン関連、ATO出力の力行、
ブレーキ指令関連の艤装配線が多く、特に運転室に多く
の艤装線が集中し、列車そのものの製造に困難を来す問
題点があり、多すぎる配線が他の機器へのノイズ源とも
なる問題点もあった。
ブレーキ指令関連の艤装配線が多く、特に運転室に多く
の艤装線が集中し、列車そのものの製造に困難を来す問
題点があり、多すぎる配線が他の機器へのノイズ源とも
なる問題点もあった。
【0020】また、モニタ情報とATO自動運転での情
報の結合がなく、先行列車の情報や当日のダイヤ変更な
どに応じられず、多くの場合、ATO機能を完全に活用
しきれず、運転士の支援機能にレベルダウンして運用さ
れることが多い問題点があった。さらに、高密度運転に
は十分対応することができない問題点があった。
報の結合がなく、先行列車の情報や当日のダイヤ変更な
どに応じられず、多くの場合、ATO機能を完全に活用
しきれず、運転士の支援機能にレベルダウンして運用さ
れることが多い問題点があった。さらに、高密度運転に
は十分対応することができない問題点があった。
【0021】またさらに、主回路インバータとしてのV
VVFインバータに理想的な機能を有する個別制御VV
VF駆動装置を採用しても、編成全体として効率を上げ
るような制御ができない問題点があった。
VVFインバータに理想的な機能を有する個別制御VV
VF駆動装置を採用しても、編成全体として効率を上げ
るような制御ができない問題点があった。
【0022】加えて、特に主回路システム、駆動制御装
置の走行前の出庫診断が望まれるが、現状のシステムで
は自動診断に対応することができない問題点があった。
置の走行前の出庫診断が望まれるが、現状のシステムで
は自動診断に対応することができない問題点があった。
【0023】この発明は、このような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、運転室の艤装線を大幅に減少する
ことができ、モニタ情報、運転指令情報、運転フィード
バック情報、地上システムからの路線情報、保安信号情
報などを結合して先行列車、ダイヤ変動に応じて最適な
制御を行なうことができ、高密度運転が実現でき、個別
インバータ制御装置より構成される駆動制御装置を列車
編成状況に応じて効率よく制御することができ、出庫点
検を自動的に行なうことができる列車自動運転システム
を提供することを目的とする。
みてなされたもので、運転室の艤装線を大幅に減少する
ことができ、モニタ情報、運転指令情報、運転フィード
バック情報、地上システムからの路線情報、保安信号情
報などを結合して先行列車、ダイヤ変動に応じて最適な
制御を行なうことができ、高密度運転が実現でき、個別
インバータ制御装置より構成される駆動制御装置を列車
編成状況に応じて効率よく制御することができ、出庫点
検を自動的に行なうことができる列車自動運転システム
を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
列車自動運転システムは、ATC装置、ATO装置、最
適運転指令装置、および列車車上無線装置と、これらの
各装置間で情報を伝送するための伝送ラインと、伝送制
御のための、表示器付きの伝送制御中央装置と、各車両
ごとに設置される伝送制御端末装置と、この伝送制御端
末装置と接続して情報伝送を行なう伝送処理機能を内蔵
する、駆動電動機の駆動制御装置とを備え、最適運転指
令装置からATO装置に運転指令を伝えることにより、
当該指令情報を伝送制御中央装置から伝送ライン、伝送
制御端末装置を経由して駆動制御装置に伝達し、力行、
回生ブレーキ制御を行なうようにしたものである。
列車自動運転システムは、ATC装置、ATO装置、最
適運転指令装置、および列車車上無線装置と、これらの
各装置間で情報を伝送するための伝送ラインと、伝送制
御のための、表示器付きの伝送制御中央装置と、各車両
ごとに設置される伝送制御端末装置と、この伝送制御端
末装置と接続して情報伝送を行なう伝送処理機能を内蔵
する、駆動電動機の駆動制御装置とを備え、最適運転指
令装置からATO装置に運転指令を伝えることにより、
当該指令情報を伝送制御中央装置から伝送ライン、伝送
制御端末装置を経由して駆動制御装置に伝達し、力行、
回生ブレーキ制御を行なうようにしたものである。
【0025】請求項2に記載の発明の列車自動運転シス
テムは、請求項1に記載の発明の列車自動運転システム
において、最適運転指令装置が、可搬記憶媒体に記憶さ
れた予定走行路線情報を収集する予定走行路線情報読込
手段と、現在の自列車の走行状態を把握する自列車状態
把握手段と、列車車上無線装置が受け取る地上装置から
送られてきた列車運行情報に基づき、予定走行路線情報
に対する変更部分を把握する変更部分把握手段と、これ
らの各手段からの諸情報に基づき、自列車の現在時点の
最適運転情報を求め、これをATC装置、ATO装置に
与える総合判断指令手段とを備えたものである。
テムは、請求項1に記載の発明の列車自動運転システム
において、最適運転指令装置が、可搬記憶媒体に記憶さ
れた予定走行路線情報を収集する予定走行路線情報読込
手段と、現在の自列車の走行状態を把握する自列車状態
把握手段と、列車車上無線装置が受け取る地上装置から
送られてきた列車運行情報に基づき、予定走行路線情報
に対する変更部分を把握する変更部分把握手段と、これ
らの各手段からの諸情報に基づき、自列車の現在時点の
最適運転情報を求め、これをATC装置、ATO装置に
与える総合判断指令手段とを備えたものである。
【0026】請求項3に記載の発明の列車自動運転シス
テムは、請求項1または2に記載の発明の列車自動運転
システムにおいて、伝送制御中央装置と伝送制御端末装
置との間の伝送系統をフェイルセーフ構成とし、送信側
で指令情報とモニタ情報を重畳して、受信側でこの情報
を再び指令情報とモニタ情報に分離するようにしたもの
である。
テムは、請求項1または2に記載の発明の列車自動運転
システムにおいて、伝送制御中央装置と伝送制御端末装
置との間の伝送系統をフェイルセーフ構成とし、送信側
で指令情報とモニタ情報を重畳して、受信側でこの情報
を再び指令情報とモニタ情報に分離するようにしたもの
である。
【0027】請求項4に記載の発明の列車自動運転シス
テムは、請求項1乃至3のいずれかに記載の列車自動運
転システムにおいて、駆動制御装置が、最適運転指令装
置からの運転指令の伝送受信処理を行なう伝送情報処理
手段と、この伝送情報処理手段が受信した運転指令情報
に基づいて、駆動電動機を駆動するインバータ装置のゲ
ート信号を生成する無接点制御手段とを備えたものであ
る。
テムは、請求項1乃至3のいずれかに記載の列車自動運
転システムにおいて、駆動制御装置が、最適運転指令装
置からの運転指令の伝送受信処理を行なう伝送情報処理
手段と、この伝送情報処理手段が受信した運転指令情報
に基づいて、駆動電動機を駆動するインバータ装置のゲ
ート信号を生成する無接点制御手段とを備えたものであ
る。
【0028】請求項5に記載の列車自動運転システム
は、請求項1乃至4のいずれかに記載の列車自動運転シ
ステムにおいて、最適運転指令装置が、列車の加速時、
減速時それぞれに発生する軸重移動現象に対して、軸重
が減少する駆動電動機の駆動制御装置、軸重が増加する
駆動電動機の駆動制御装置それぞれに対して、そのノッ
チ指令を適切なトルクが発生するものに補正し、編成列
車全体での各駆動電動機の負担分担を調整する軸重移動
制御手段を備えたものである。
は、請求項1乃至4のいずれかに記載の列車自動運転シ
ステムにおいて、最適運転指令装置が、列車の加速時、
減速時それぞれに発生する軸重移動現象に対して、軸重
が減少する駆動電動機の駆動制御装置、軸重が増加する
駆動電動機の駆動制御装置それぞれに対して、そのノッ
チ指令を適切なトルクが発生するものに補正し、編成列
車全体での各駆動電動機の負担分担を調整する軸重移動
制御手段を備えたものである。
【0029】請求項6に記載の列車自動運転システム
は、請求項1乃至5のいずれかに記載の列車自動運転シ
ステムにおいて、最適運転指令装置が、空転発生の駆動
電動機に対する駆動制御装置に対して、ノッチ指令を低
く設定し、再空転を未然に防止する編成列車効率制御手
段を備えたものである。
は、請求項1乃至5のいずれかに記載の列車自動運転シ
ステムにおいて、最適運転指令装置が、空転発生の駆動
電動機に対する駆動制御装置に対して、ノッチ指令を低
く設定し、再空転を未然に防止する編成列車効率制御手
段を備えたものである。
【0030】請求項7に記載の列車自動運転システム
は、請求項1乃至6のいずれかに記載の列車自動運転シ
ステムにおいて、最適運転指令装置が、走行抵抗の少な
い走行状態で、全駆動電動機のうち、一部を休止させる
選択駆動制御手段を備えたものである。
は、請求項1乃至6のいずれかに記載の列車自動運転シ
ステムにおいて、最適運転指令装置が、走行抵抗の少な
い走行状態で、全駆動電動機のうち、一部を休止させる
選択駆動制御手段を備えたものである。
【0031】請求項8に記載の列車自動運転システム
は、請求項1乃至7のいずれかに記載の列車自動運転シ
ステムにおいて、最適運転指令装置が、列車の高速、高
密度運転を必要とするときに、高密度運転指令をATC
装置に与える高密度運転指令手段を備え、ATC装置
が、高密度運転指令に対応して、高密度運転のためのブ
レーキパターンを発生する高密度ブレーキパターン発生
手段を備えたものである。
は、請求項1乃至7のいずれかに記載の列車自動運転シ
ステムにおいて、最適運転指令装置が、列車の高速、高
密度運転を必要とするときに、高密度運転指令をATC
装置に与える高密度運転指令手段を備え、ATC装置
が、高密度運転指令に対応して、高密度運転のためのブ
レーキパターンを発生する高密度ブレーキパターン発生
手段を備えたものである。
【0032】請求項9に記載の列車自動運転システム
は、請求項1乃至8のいずれかに記載の列車自動運転シ
ステムにおいて、最適運転指令装置が、出庫点検のため
に空ノッチ指令および模擬試験指令を出力する出庫点検
指示手段を備え、駆動制御装置が、出庫点検指示手段の
指令に応答して出庫点検に必要な模擬信号を出力する模
擬信号発生手段と、模擬信号に対して各部の機器からの
制御応答信号を受信して前記伝送制御中央装置の表示器
に表示させる制御指令手段とを備えたものである。
は、請求項1乃至8のいずれかに記載の列車自動運転シ
ステムにおいて、最適運転指令装置が、出庫点検のため
に空ノッチ指令および模擬試験指令を出力する出庫点検
指示手段を備え、駆動制御装置が、出庫点検指示手段の
指令に応答して出庫点検に必要な模擬信号を出力する模
擬信号発生手段と、模擬信号に対して各部の機器からの
制御応答信号を受信して前記伝送制御中央装置の表示器
に表示させる制御指令手段とを備えたものである。
【0033】請求項10に記載の列車自動運転システム
は、請求項1乃至9のいずれかに記載の列車自動運転シ
ステムにおいて、駆動制御装置が自装置の受け持つ駆動
系の故障データを収集して記憶し、伝送制御中央装置か
らの伝送要求に応答して記憶データを出力する故障デー
タ記憶手段を備えたものである。
は、請求項1乃至9のいずれかに記載の列車自動運転シ
ステムにおいて、駆動制御装置が自装置の受け持つ駆動
系の故障データを収集して記憶し、伝送制御中央装置か
らの伝送要求に応答して記憶データを出力する故障デー
タ記憶手段を備えたものである。
【0034】
【作用】請求項1に記載の発明の列車自動運転システム
では、最適運転指令装置から伝送ラインを経由してAT
O装置に運転指令を伝えることにより、当該指令情報を
伝送ラインを経由して駆動制御装置に伝達し、力行、回
生ブレーキ制御を行なう。そして、この伝送ラインによ
る情報伝送を、伝送制御中央装置と各車両ごとの伝送制
御端末装置と駆動制御装置内の伝送情報処理手段とによ
って制御する。こうして、データ伝送システムを利用し
て列車制御し、艤装線を少なくすることができる。
では、最適運転指令装置から伝送ラインを経由してAT
O装置に運転指令を伝えることにより、当該指令情報を
伝送ラインを経由して駆動制御装置に伝達し、力行、回
生ブレーキ制御を行なう。そして、この伝送ラインによ
る情報伝送を、伝送制御中央装置と各車両ごとの伝送制
御端末装置と駆動制御装置内の伝送情報処理手段とによ
って制御する。こうして、データ伝送システムを利用し
て列車制御し、艤装線を少なくすることができる。
【0035】請求項2に記載の発明の列車自動運転シス
テムでは、最適運転指令装置における予定走行路線情報
読込手段によって、可搬記憶媒体に記憶された予定走行
路線情報を読み込んで収集し、自列車状態把握手段によ
って、現在の自列車の走行状態を把握し、変更部分把握
手段によって、列車車上無線装置が受け取る地上装置か
ら送られてきた列車運行情報に基づき、予定走行路線情
報に対する変更部分を把握し、これらの各手段からの諸
情報に基づき、総合判断指令手段が自列車の現在時点の
最適運転情報を求め、これをATC装置、ATO装置に
与えることにより、実路線の諸事情に応じて柔軟な列車
運転制御を行なう。
テムでは、最適運転指令装置における予定走行路線情報
読込手段によって、可搬記憶媒体に記憶された予定走行
路線情報を読み込んで収集し、自列車状態把握手段によ
って、現在の自列車の走行状態を把握し、変更部分把握
手段によって、列車車上無線装置が受け取る地上装置か
ら送られてきた列車運行情報に基づき、予定走行路線情
報に対する変更部分を把握し、これらの各手段からの諸
情報に基づき、総合判断指令手段が自列車の現在時点の
最適運転情報を求め、これをATC装置、ATO装置に
与えることにより、実路線の諸事情に応じて柔軟な列車
運転制御を行なう。
【0036】請求項3に記載の発明の列車自動運転シス
テムでは、伝送制御中央装置と伝送制御端末装置との間
の伝送系統をフェイルセーフ構成とすることによって、
信頼度を向上させることができる。
テムでは、伝送制御中央装置と伝送制御端末装置との間
の伝送系統をフェイルセーフ構成とすることによって、
信頼度を向上させることができる。
【0037】請求項4に記載の発明の列車自動運転シス
テムでは、駆動制御装置における伝送情報処理手段によ
って、最適運転指令装置からの運転指令の伝送受信処理
を行ない、無接点制御手段によって、この伝送情報処理
手段が受信した運転指令情報に基づいて、駆動電動機を
駆動するインバータ装置のゲート信号を生成することに
より、最適運転制御が可能となる。
テムでは、駆動制御装置における伝送情報処理手段によ
って、最適運転指令装置からの運転指令の伝送受信処理
を行ない、無接点制御手段によって、この伝送情報処理
手段が受信した運転指令情報に基づいて、駆動電動機を
駆動するインバータ装置のゲート信号を生成することに
より、最適運転制御が可能となる。
【0038】請求項5に記載の発明の列車自動運転シス
テムでは、最適運転指令装置における軸重移動制御手段
によって、列車の加速時、減速時それぞれに発生する軸
重移動現象に対して、軸重が減少する駆動電動機の駆動
制御装置、軸重が増加する駆動電動機の駆動制御装置に
対して、それぞれのノッチ指令を適切なトルクが発生す
るものに補正し、編成列車全体での各駆動電動機の負担
分担を調整することができる。
テムでは、最適運転指令装置における軸重移動制御手段
によって、列車の加速時、減速時それぞれに発生する軸
重移動現象に対して、軸重が減少する駆動電動機の駆動
制御装置、軸重が増加する駆動電動機の駆動制御装置に
対して、それぞれのノッチ指令を適切なトルクが発生す
るものに補正し、編成列車全体での各駆動電動機の負担
分担を調整することができる。
【0039】請求項6に記載の発明の列車自動運転シス
テムでは、最適運転指令装置における編成列車効率制御
手段によって、空転発生の駆動電動機に対する駆動制御
装置に対して、ノッチ指令を低く設定し、再空転を未然
に防止することができる。
テムでは、最適運転指令装置における編成列車効率制御
手段によって、空転発生の駆動電動機に対する駆動制御
装置に対して、ノッチ指令を低く設定し、再空転を未然
に防止することができる。
【0040】請求項7に記載の発明の列車自動運転シス
テムでは、最適運転指令装置における選択駆動制御手段
によって、走行抵抗の少ない走行状態で、全駆動電動機
のうち、一部を休止させることができ、各駆動系の負担
を軽減し、長寿命化が図れる。
テムでは、最適運転指令装置における選択駆動制御手段
によって、走行抵抗の少ない走行状態で、全駆動電動機
のうち、一部を休止させることができ、各駆動系の負担
を軽減し、長寿命化が図れる。
【0041】請求項8に記載の発明の列車自動運転シス
テムでは、最適運転指令装置における高密度運転指令手
段によって、列車の高速、高密度運転を必要とするとき
に、高密度運転指令をATC装置に与え、またATC装
置における高密度ブレーキパターン発生手段によって、
高密度運転指令に対応して高密度運転のためのブレーキ
パターンを発生することができ、高密度運転ができる。
テムでは、最適運転指令装置における高密度運転指令手
段によって、列車の高速、高密度運転を必要とするとき
に、高密度運転指令をATC装置に与え、またATC装
置における高密度ブレーキパターン発生手段によって、
高密度運転指令に対応して高密度運転のためのブレーキ
パターンを発生することができ、高密度運転ができる。
【0042】請求項9に記載の発明の列車自動運転シス
テムでは、最適運転指令装置における出庫点検指示手段
によって、出庫点検のために空ノッチ指令および模擬試
験指令を出力し、駆動制御装置における模擬信号発生手
段によって、出庫点検指示手段の指令に応答して出庫点
検に必要な模擬信号を出力し、制御指令手段によって、
模擬信号に対して各部の機器からの制御応答信号を受信
して伝送制御中央装置の表示器に表示させることができ
る。
テムでは、最適運転指令装置における出庫点検指示手段
によって、出庫点検のために空ノッチ指令および模擬試
験指令を出力し、駆動制御装置における模擬信号発生手
段によって、出庫点検指示手段の指令に応答して出庫点
検に必要な模擬信号を出力し、制御指令手段によって、
模擬信号に対して各部の機器からの制御応答信号を受信
して伝送制御中央装置の表示器に表示させることができ
る。
【0043】請求項10に記載の発明の列車自動運転シ
ステムでは、駆動制御装置における故障データ記憶手段
によって、自装置の受け持つ駆動系の故障データを収集
して記憶し、伝送制御中央装置からの伝送要求に応答し
て記憶データを出力することができ、故障管理が容易と
なる。
ステムでは、駆動制御装置における故障データ記憶手段
によって、自装置の受け持つ駆動系の故障データを収集
して記憶し、伝送制御中央装置からの伝送要求に応答し
て記憶データを出力することができ、故障管理が容易と
なる。
【0044】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。
する。
【0045】図1および図2はこの発明の一実施例のシ
ステム構成を示しており、この実施例の列車自動運転シ
ステムは、運転指令ブロック(マスコン1、ATO装置
2A、ATC装置16A、最適運転指令装置(SDC)
31、列車無線装置32)、指令状況伝送ブロック(伝
送制御中央装置30、伝送制御端末装置33)、駆動制
御ブロック(駆動制御装置4A、無接点制御装置5A、
伝送情報処理部55)の3つのブロックから成り立って
いる。
ステム構成を示しており、この実施例の列車自動運転シ
ステムは、運転指令ブロック(マスコン1、ATO装置
2A、ATC装置16A、最適運転指令装置(SDC)
31、列車無線装置32)、指令状況伝送ブロック(伝
送制御中央装置30、伝送制御端末装置33)、駆動制
御ブロック(駆動制御装置4A、無接点制御装置5A、
伝送情報処理部55)の3つのブロックから成り立って
いる。
【0046】ATC装置16AはATO装置2Aに対し
て速度制限情報を与えるようになっている。また、伝送
系を制御するための伝送制御中央装置30には表示器1
5Aが接続されている。
て速度制限情報を与えるようになっている。また、伝送
系を制御するための伝送制御中央装置30には表示器1
5Aが接続されている。
【0047】最適運転指令装置(SDC)31は列車無
線装置32から無線情報を受け、ATO装置2A、AT
C装置16A、伝送制御中央装置30それぞれと相互に
情報の授受を行なうようになっている。
線装置32から無線情報を受け、ATO装置2A、AT
C装置16A、伝送制御中央装置30それぞれと相互に
情報の授受を行なうようになっている。
【0048】上記の伝送制御中央装置30にはフェイル
セーフのために用意された1,2系統の伝送ライン3
4,34Aが接続されており、この伝送ライン34,3
4Aは先頭車から後尾車まで通して配線されている。伝
送ライン34,34Aそれぞれには、各車両ごとに伝送
制御端末装置33が接続されており、この伝送制御端末
装置33各々には、伝送ライン34,34Aを通じて補
助電源、空調装置などの種々の機器(図示せず)が接続
され、また誘導電動機10の駆動制御をなす駆動制御装
置4Aが接続されている。
セーフのために用意された1,2系統の伝送ライン3
4,34Aが接続されており、この伝送ライン34,3
4Aは先頭車から後尾車まで通して配線されている。伝
送ライン34,34Aそれぞれには、各車両ごとに伝送
制御端末装置33が接続されており、この伝送制御端末
装置33各々には、伝送ライン34,34Aを通じて補
助電源、空調装置などの種々の機器(図示せず)が接続
され、また誘導電動機10の駆動制御をなす駆動制御装
置4Aが接続されている。
【0049】また、図2に詳しく示すように、マスコン
1はATO装置2Aに対して自動・手動モード切替器3
を介して接続され、また伝送制御中央装置30にも接続
されている。ATC装置16Aには、ATC受電器51
を通じて地上軌道回路に流れる速度制限信号が入力され
るようになっている。また、速度発電機のようなスピー
ドセンサ(SG)52がその速度信号をATC装置16
AとATO装置2Aに入力するようになっている。
1はATO装置2Aに対して自動・手動モード切替器3
を介して接続され、また伝送制御中央装置30にも接続
されている。ATC装置16Aには、ATC受電器51
を通じて地上軌道回路に流れる速度制限信号が入力され
るようになっている。また、速度発電機のようなスピー
ドセンサ(SG)52がその速度信号をATC装置16
AとATO装置2Aに入力するようになっている。
【0050】ATO装置2Aには、定位置停止制御を行
なう際に必要となる位置信号を地上子P1,P2(図1
4参照)から受け取るためのトランスポンダ受信アンテ
ナ53が接続されている。
なう際に必要となる位置信号を地上子P1,P2(図1
4参照)から受け取るためのトランスポンダ受信アンテ
ナ53が接続されている。
【0051】最適運転指令装置31は、列車無線装置3
2、伝送制御中央装置30、ATO装置2A、ATC装
置16Aから各種の必要情報を収集できるようにこれら
の機器と接続されている。
2、伝送制御中央装置30、ATO装置2A、ATC装
置16Aから各種の必要情報を収集できるようにこれら
の機器と接続されている。
【0052】列車無線装置32にはLCXアンテナ50
が設けられていて、地上からの列車走行情報を収集でき
るようにしてある。
が設けられていて、地上からの列車走行情報を収集でき
るようにしてある。
【0053】各車両ごとに備えられている伝送制御端末
装置33には、その車両に設置されている複数の駆動電
動機10各々の駆動制御装置4Aが接続されていて、こ
れらが伝送制御端末装置33と伝送ライン34,34A
を通じて伝送制御中央装置30に情報を伝送し、最適運
転指令装置31に認識されるようになっている。なお、
実施例の場合には、駆動車(M車)1両当たり、4台の
駆動電動機10と駆動制御装置4Aが設置されている。
装置33には、その車両に設置されている複数の駆動電
動機10各々の駆動制御装置4Aが接続されていて、こ
れらが伝送制御端末装置33と伝送ライン34,34A
を通じて伝送制御中央装置30に情報を伝送し、最適運
転指令装置31に認識されるようになっている。なお、
実施例の場合には、駆動車(M車)1両当たり、4台の
駆動電動機10と駆動制御装置4Aが設置されている。
【0054】この最適運転指令装置31は、図3に示す
ような構成である。可搬記憶媒体としてのICカード4
0は、運転士が当日に列車で走行する路線情報、例え
ば、閉塞数、各閉塞長、路線の勾配、分岐曲線、速度制
限情報、停車駅情報などがメモリされている。そして、
最適運転指令装置31には、このICカード40の情報
を読み取り、また書き込むICカードリードライタ41
と、この読み込んだ情報を受ける予定走行路線情報収集
部42と、現在走行中の運転制御データ、例えば、速
度、キロ程、ATC速度制限、力行・ブレーキ情報、各
種機器の動作情報などを収集する自列車制御情報収集部
43と、車上の列車無線装置32を通じて先行列車情
報、当日の遅延、回復を示すダイヤ情報、臨時速度制限
情報、地上の運行管理システムより指令される運転指令
情報などの各種の実走行変動情報を収集する実走行変動
情報収集部44と、これらの各情報収集部42,43,
44が収集した情報に基づいてATC装置16AやAT
O装置2Aに対して最適運転指令を与える総合判断指令
部45を備えている。なお、このICカード40とその
リーダライタ41に代えて、フロッピディスクとそのド
ライブのような可搬記憶媒体を利用することもできる。
ような構成である。可搬記憶媒体としてのICカード4
0は、運転士が当日に列車で走行する路線情報、例え
ば、閉塞数、各閉塞長、路線の勾配、分岐曲線、速度制
限情報、停車駅情報などがメモリされている。そして、
最適運転指令装置31には、このICカード40の情報
を読み取り、また書き込むICカードリードライタ41
と、この読み込んだ情報を受ける予定走行路線情報収集
部42と、現在走行中の運転制御データ、例えば、速
度、キロ程、ATC速度制限、力行・ブレーキ情報、各
種機器の動作情報などを収集する自列車制御情報収集部
43と、車上の列車無線装置32を通じて先行列車情
報、当日の遅延、回復を示すダイヤ情報、臨時速度制限
情報、地上の運行管理システムより指令される運転指令
情報などの各種の実走行変動情報を収集する実走行変動
情報収集部44と、これらの各情報収集部42,43,
44が収集した情報に基づいてATC装置16AやAT
O装置2Aに対して最適運転指令を与える総合判断指令
部45を備えている。なお、このICカード40とその
リーダライタ41に代えて、フロッピディスクとそのド
ライブのような可搬記憶媒体を利用することもできる。
【0055】伝送制御中央装置30と伝送制御端末装置
33の詳しい構成が図4に示してある。伝送制御中央装
置30は、1系指令情報処理ボード(FSC1)61、
2系指令情報処理ボード(FSC2)62を備えてい
る。これらの情報処理ボード61,62はフェイルセー
フマイクロコンピュータで構成することによって、いつ
でも正しい値を出力するようになっている。すなわち、
対称的な2つのマイクロコンピュータシステムを同一の
プログラム、同一クロックで動作させ、2つの演算結果
を密結合することによって照合し、エラーが発生すれば
直ちにアラームを出力して停止する構成としたものであ
る。
33の詳しい構成が図4に示してある。伝送制御中央装
置30は、1系指令情報処理ボード(FSC1)61、
2系指令情報処理ボード(FSC2)62を備えてい
る。これらの情報処理ボード61,62はフェイルセー
フマイクロコンピュータで構成することによって、いつ
でも正しい値を出力するようになっている。すなわち、
対称的な2つのマイクロコンピュータシステムを同一の
プログラム、同一クロックで動作させ、2つの演算結果
を密結合することによって照合し、エラーが発生すれば
直ちにアラームを出力して停止する構成としたものであ
る。
【0056】また伝送制御中央装置30は、1系用の送
受信モデム(MDM1)63、2系用の送受信モデム
(MDM2)64を備えていて、これらのモデム63,
64と前述の情報処理ボード61,62の間は、1系、
2系それぞれに情報の正確さと伝送速度の向上を図るた
めにバスライン65,66で相互に結合されている。さ
らに、伝送制御中央装置30は、情報監視を行なうため
のモニタ情報用処理ボード(CPU)67を備えてい
て、1,2系両方のモデム63,64と接続されてお
り、また表示器15Aの表示情報を制御するために表示
制御部68が備えられていて、モニタ情報と指令制御情
報との両方の情報を表示するようになっている。
受信モデム(MDM1)63、2系用の送受信モデム
(MDM2)64を備えていて、これらのモデム63,
64と前述の情報処理ボード61,62の間は、1系、
2系それぞれに情報の正確さと伝送速度の向上を図るた
めにバスライン65,66で相互に結合されている。さ
らに、伝送制御中央装置30は、情報監視を行なうため
のモニタ情報用処理ボード(CPU)67を備えてい
て、1,2系両方のモデム63,64と接続されてお
り、また表示器15Aの表示情報を制御するために表示
制御部68が備えられていて、モニタ情報と指令制御情
報との両方の情報を表示するようになっている。
【0057】他方、各伝送制御端末装置33は、伝送制
御中央装置30と同じく1系,2系それぞれの指令情報
処理ボード61A,62Aを備えており、また1系用送
受信モデム63A、2系用送受信モデム64Aを備えて
おり、これらのモデム63A,64Aと情報処理ボード
61A,62Aの間は、1系、2系それぞれに情報の正
確さと伝送速度の向上を図るためにバスライン65A,
66Aで相互に結合されている。
御中央装置30と同じく1系,2系それぞれの指令情報
処理ボード61A,62Aを備えており、また1系用送
受信モデム63A、2系用送受信モデム64Aを備えて
おり、これらのモデム63A,64Aと情報処理ボード
61A,62Aの間は、1系、2系それぞれに情報の正
確さと伝送速度の向上を図るためにバスライン65A,
66Aで相互に結合されている。
【0058】また伝送制御端末装置33は、1,2系の
いずれかを使用するため選択機能を有する伝送ライン選
択回路71を備えていて、この伝送ライン選択回路71
から制御伝送ライン35を通じて駆動制御装置4Aの伝
送情報処理部55と結合される。
いずれかを使用するため選択機能を有する伝送ライン選
択回路71を備えていて、この伝送ライン選択回路71
から制御伝送ライン35を通じて駆動制御装置4Aの伝
送情報処理部55と結合される。
【0059】また伝送制御端末装置33は、端末用モニ
タ情報処理ボード67Aを備えていて、直列伝送入力ボ
ード(SIO)69やアナログディジタル入出力ボード
(AIO,DIO)70と結合されている。なお、直列
伝送入力ボード69は空調装置72A、補助電源装置7
2Bと伝送ラインを通じて情報授受を行ない、アナログ
ディジタル入出力ボード70は各種機器72A,72
B,…の動作情報のようなディジタル情報や電流、電
圧、温度といったアナログ情報の授受を行なうものであ
る。
タ情報処理ボード67Aを備えていて、直列伝送入力ボ
ード(SIO)69やアナログディジタル入出力ボード
(AIO,DIO)70と結合されている。なお、直列
伝送入力ボード69は空調装置72A、補助電源装置7
2Bと伝送ラインを通じて情報授受を行ない、アナログ
ディジタル入出力ボード70は各種機器72A,72
B,…の動作情報のようなディジタル情報や電流、電
圧、温度といったアナログ情報の授受を行なうものであ
る。
【0060】こうして構成される伝送制御系は、フェイ
ルセーフマイクロコンピュータを多用することによって
情報の誤りを直ちに検出することができ、制御の信頼性
を向上させることができ、また指令伝送ラインを34,
34Aと2系統設け、通常はいずれか1系統を使用し、
他方の系統は待機予備系として使用することによって、
伝送ラインの信頼性も向上させることができ、さらに、
モニタ情報もこの伝送ライン34,34Aを通じて行な
うことにより、艤装線を少なくすることができるといっ
た特徴がある。
ルセーフマイクロコンピュータを多用することによって
情報の誤りを直ちに検出することができ、制御の信頼性
を向上させることができ、また指令伝送ラインを34,
34Aと2系統設け、通常はいずれか1系統を使用し、
他方の系統は待機予備系として使用することによって、
伝送ラインの信頼性も向上させることができ、さらに、
モニタ情報もこの伝送ライン34,34Aを通じて行な
うことにより、艤装線を少なくすることができるといっ
た特徴がある。
【0061】次に、駆動電動機10の駆動制御をなす駆
動制御装置4Aの内部構成要素をなす伝送情報処理部5
5と無接点制御装置5Aについて、図5に基づいて説明
する。伝送情報処理部55は、伝送制御端末装置33に
接続された伝送ライン35を通じて「ノッチ指令」、
「力行・ブレーキ指令」、「運転開始指令」、「空ノッ
チ試験指令」、「故障情報要求」などの指令を最適運転
指令装置31より受け取るようになっている。また伝送
情報処理部55は、無接点制御装置5Aと接続されてい
て、この無接点制御装置5Aから「フィルタコンデンサ
電圧EC 」、「モータ電流IM 」、「モータ電流目標パ
ターン値IC 」、「モータ回転数Fr」、「すべり周波
数Fs」などのアナログ情報を受け取るようになってい
る。また、「インバータ動作可能」、「インバータ故
障」、「インバータ開放中」、「空転検知」などの状態
信号を無接点制御装置5Aより受け取り、伝送制御端末
装置33、伝送ライン34,34A、伝送制御中央装置
30を通じて最適運転指令装置31へ伝送するようにな
っている。
動制御装置4Aの内部構成要素をなす伝送情報処理部5
5と無接点制御装置5Aについて、図5に基づいて説明
する。伝送情報処理部55は、伝送制御端末装置33に
接続された伝送ライン35を通じて「ノッチ指令」、
「力行・ブレーキ指令」、「運転開始指令」、「空ノッ
チ試験指令」、「故障情報要求」などの指令を最適運転
指令装置31より受け取るようになっている。また伝送
情報処理部55は、無接点制御装置5Aと接続されてい
て、この無接点制御装置5Aから「フィルタコンデンサ
電圧EC 」、「モータ電流IM 」、「モータ電流目標パ
ターン値IC 」、「モータ回転数Fr」、「すべり周波
数Fs」などのアナログ情報を受け取るようになってい
る。また、「インバータ動作可能」、「インバータ故
障」、「インバータ開放中」、「空転検知」などの状態
信号を無接点制御装置5Aより受け取り、伝送制御端末
装置33、伝送ライン34,34A、伝送制御中央装置
30を通じて最適運転指令装置31へ伝送するようにな
っている。
【0062】前述のノッチ指令は、従来は、図6(a)
に示すように、マスコン1より20,21 ,22 ,…と
いうコードが送られてくると、これに対応してノッチ指
令として1〜7N程度の力行またはブレーキノッチに変
換していたが、本実施例では、図6(b)に示すよう
に、伝送ライン35を通してノッチ指令が与えられる
と、25 ,26 という細かなノッチに変換することがで
きる。実施例は25 の例であり、すなわち、31ノッチ
まで再分化した指令に変換することができる。図7の場
合は、図6(b)の多段ノッチに対応した力行モータ電
流パターンIMPと速度特性を示している。なお、無接点
制御装置5Aは、従来例で示した図20とほぼ同じ構成
であるので、その説明を省略する。
に示すように、マスコン1より20,21 ,22 ,…と
いうコードが送られてくると、これに対応してノッチ指
令として1〜7N程度の力行またはブレーキノッチに変
換していたが、本実施例では、図6(b)に示すよう
に、伝送ライン35を通してノッチ指令が与えられる
と、25 ,26 という細かなノッチに変換することがで
きる。実施例は25 の例であり、すなわち、31ノッチ
まで再分化した指令に変換することができる。図7の場
合は、図6(b)の多段ノッチに対応した力行モータ電
流パターンIMPと速度特性を示している。なお、無接点
制御装置5Aは、従来例で示した図20とほぼ同じ構成
であるので、その説明を省略する。
【0063】こうして、図5に示した力行パターン発生
部21Aでは、図7に示すようにきわめて木目の細かい
トルク制御ができる。同じようにして、回生ブレーキパ
ターン発生器23Aも図8のように多段ノッチにするこ
とにより、従来のように同図(a)のような6〜7のス
テップに対応した粗い回生ブレーキ電流パターンIMBに
比して、同図(b)に示すように木目の細かなパターン
IM を得ることができる。
部21Aでは、図7に示すようにきわめて木目の細かい
トルク制御ができる。同じようにして、回生ブレーキパ
ターン発生器23Aも図8のように多段ノッチにするこ
とにより、従来のように同図(a)のような6〜7のス
テップに対応した粗い回生ブレーキ電流パターンIMBに
比して、同図(b)に示すように木目の細かなパターン
IM を得ることができる。
【0064】次に、上記実施例の列車自動運転システム
による列車制御について、以下の5つの場合に分けて説
明する。
による列車制御について、以下の5つの場合に分けて説
明する。
【0065】1.自動運転制御 1−1 最適運転指令装置による回復運転 1−2 最適運転指令装置による省エネルギ運転 2.編成列車制御 2−1 軸重移動制御 2−2 編成効率制御 2−3 稼働率制御 1.自動運転制御 1−1 最適運転指令装置による回復運転 図14は回復運転走行機能の説明図であり、列車の走行
条件成立、出発制御が行なわれた後、加速制御を経て定
速制御に入る。この状態で、臨時速度制限情報が、図3
に示す列車無線車上装置32に伝達され、この情報が直
ちに実走行変動情報収集部44に入力される。そして、
この実走行変動情報は総合判断指令部45に伝えられ、
総合判断指令部45よりATO装置2Aに対して、臨時
速度制限の少し手前の減速制御を行なうための地点情報
と、減速度、目標速度などが与えられる。このATO装
置2Aに与えられる指令は、ATO装置2Aから伝送制
御中央装置30を通じて伝送制御端末装置33に伝達さ
れる。
条件成立、出発制御が行なわれた後、加速制御を経て定
速制御に入る。この状態で、臨時速度制限情報が、図3
に示す列車無線車上装置32に伝達され、この情報が直
ちに実走行変動情報収集部44に入力される。そして、
この実走行変動情報は総合判断指令部45に伝えられ、
総合判断指令部45よりATO装置2Aに対して、臨時
速度制限の少し手前の減速制御を行なうための地点情報
と、減速度、目標速度などが与えられる。このATO装
置2Aに与えられる指令は、ATO装置2Aから伝送制
御中央装置30を通じて伝送制御端末装置33に伝達さ
れる。
【0066】伝送制御端末装置33では、図4に示すモ
デム63A、指令情報処理ボード61A、伝送ライン選
択回路70を通じて駆動制御装置4Aの伝送処理部55
に伝送され、ここから図2に示す無接点制御装置5A、
ブレーキ制御ユニット7Aに伝えられ、減速制御に入る
ことになる。
デム63A、指令情報処理ボード61A、伝送ライン選
択回路70を通じて駆動制御装置4Aの伝送処理部55
に伝送され、ここから図2に示す無接点制御装置5A、
ブレーキ制御ユニット7Aに伝えられ、減速制御に入る
ことになる。
【0067】図14に示す臨時速度制限を通過した後、
最適運転指令装置31の総合判断指令部45は、予定走
行時分と実走行時分の差から回復運転走行パターンを選
択し、高速で走行させる。この場合、1駅までの区間で
回復ができないようであれば、2駅あるいは3駅までの
区間を走行しながら順次回復するように演算し、指示す
る機能を備えている。
最適運転指令装置31の総合判断指令部45は、予定走
行時分と実走行時分の差から回復運転走行パターンを選
択し、高速で走行させる。この場合、1駅までの区間で
回復ができないようであれば、2駅あるいは3駅までの
区間を走行しながら順次回復するように演算し、指示す
る機能を備えている。
【0068】1−2 最適運転指令装置による省エネル
ギ走行 図15は省エネルギ運転走行の説明図であり、この図に
示す省エネルギ運転走行曲線に従った走行を実施するか
どうかは最適運転指令装置31内の総合判断指令部45
の指示による。この場合、総合判断指令部45は必要な
全情報を得ることができるので、状況判断の上で、図示
する省エネルギ運転指示をATO装置2Aに与えること
により、この指令が最終的に駆動制御装置4Aに伝達さ
れ、省エネルギ走行を実施する。
ギ走行 図15は省エネルギ運転走行の説明図であり、この図に
示す省エネルギ運転走行曲線に従った走行を実施するか
どうかは最適運転指令装置31内の総合判断指令部45
の指示による。この場合、総合判断指令部45は必要な
全情報を得ることができるので、状況判断の上で、図示
する省エネルギ運転指示をATO装置2Aに与えること
により、この指令が最終的に駆動制御装置4Aに伝達さ
れ、省エネルギ走行を実施する。
【0069】なお、これらの回復運転や省エネルギ運転
の速度制御はすべてATO装置2Aからのノッチ指令に
より実現される。
の速度制御はすべてATO装置2Aからのノッチ指令に
より実現される。
【0070】2.編成列車制御について 最適運転指令装置31、ATO装置2A、伝送制御中央
装置30、伝送制御端末装置33、駆動制御装置4Aの
組合せによって構成される自動運転システムにおいて
は、1つの駆動制御装置4Aが1台の誘導電動機10を
コントロールする個別制御方式であり、最適運転指令装
置31が編成全駆動制御装置4Aの状態を把握できる構
成になっており、これによって、次のような新しい列車
走行制御を実現させることができる。
装置30、伝送制御端末装置33、駆動制御装置4Aの
組合せによって構成される自動運転システムにおいて
は、1つの駆動制御装置4Aが1台の誘導電動機10を
コントロールする個別制御方式であり、最適運転指令装
置31が編成全駆動制御装置4Aの状態を把握できる構
成になっており、これによって、次のような新しい列車
走行制御を実現させることができる。
【0071】2−1 軸重移動制御 図9は加速時の軸重移動に関する説明図であり、列車が
加速中は特に先頭車MCの駆動軸M1,M3の受ける荷
重が少なく、駆動軸M2,M4の受ける荷重が重くなる
傾向にある。3両目の車両M1においても、駆動軸M
1,M3の受ける荷重が少なく、駆動軸M2,M4の受
ける荷重が重くなる。そしてこの傾向は、高加速、高減
速を目指した車体重量が軽量化されている列車ほど顕著
となる。これは、車両が浮力を受けるためであり、特に
先頭車MCの駆動軸M1,M3には、この軸重移動のた
めに空転が発生しやすくなる。このような軸重移動量
は、車両の種類、走行状況によって大幅に異なるもので
あるが、約5〜10%の変動が発生し、その分、軸重移
動が発生するのである。
加速中は特に先頭車MCの駆動軸M1,M3の受ける荷
重が少なく、駆動軸M2,M4の受ける荷重が重くなる
傾向にある。3両目の車両M1においても、駆動軸M
1,M3の受ける荷重が少なく、駆動軸M2,M4の受
ける荷重が重くなる。そしてこの傾向は、高加速、高減
速を目指した車体重量が軽量化されている列車ほど顕著
となる。これは、車両が浮力を受けるためであり、特に
先頭車MCの駆動軸M1,M3には、この軸重移動のた
めに空転が発生しやすくなる。このような軸重移動量
は、車両の種類、走行状況によって大幅に異なるもので
あるが、約5〜10%の変動が発生し、その分、軸重移
動が発生するのである。
【0072】そこで、個別制御の駆動制御装置4Aを有
するこの実施例のシステムでは、図5、図6におけるノ
ッチ指令を各電動機ごとに変更できるので、結果的に、
図13に示すように各軸のモータトルクやモータ電流を
コントロールできることになる。すなわち、駆動軸M
1,M3は力行モータ電流パターンIMPを低く抑えるた
めにI′M ,T′の値に設定し、駆動軸M2,M4は5
〜10%の軸重増加があるためにIM ,Tの値に設定す
る。こうして、図7に示すように多段制御でのモータ電
流IMPを得ることができ、軸重移動量が多くても少なく
ても、空転のない荷重適応運転ができるのである。
するこの実施例のシステムでは、図5、図6におけるノ
ッチ指令を各電動機ごとに変更できるので、結果的に、
図13に示すように各軸のモータトルクやモータ電流を
コントロールできることになる。すなわち、駆動軸M
1,M3は力行モータ電流パターンIMPを低く抑えるた
めにI′M ,T′の値に設定し、駆動軸M2,M4は5
〜10%の軸重増加があるためにIM ,Tの値に設定す
る。こうして、図7に示すように多段制御でのモータ電
流IMPを得ることができ、軸重移動量が多くても少なく
ても、空転のない荷重適応運転ができるのである。
【0073】また、図10に示す減速時の軸重移動を示
しているが、高減速で停止させる最近の車両では特に、
この軸重移動の傾向が著しく、駆動軸M1,M3の軸重
が増加し、駆動軸M2,M4の軸重が軽減する傾向とな
るが、これは車両の「つんのめり」現象に起因するもの
であり、これによって生じた駆動軸M1,M3の増加分
は図13の回生時のモータ電流I′M 、トルクT′を選
定することにより、同様に駆動軸M2,M4の軸重軽減
分はモータ電流IM 、トルクTを選定することにより荷
重適応運転ができるようになる。
しているが、高減速で停止させる最近の車両では特に、
この軸重移動の傾向が著しく、駆動軸M1,M3の軸重
が増加し、駆動軸M2,M4の軸重が軽減する傾向とな
るが、これは車両の「つんのめり」現象に起因するもの
であり、これによって生じた駆動軸M1,M3の増加分
は図13の回生時のモータ電流I′M 、トルクT′を選
定することにより、同様に駆動軸M2,M4の軸重軽減
分はモータ電流IM 、トルクTを選定することにより荷
重適応運転ができるようになる。
【0074】2−2 編成効率制御 図11は編成効率制御の方法を示してある。特に加速中
の軸重移動時や雨天でレールが濡れ始めた時などに空転
が発生しやすい。図11において先頭車MCの駆動軸M
1,M2、2番目の駆動車M1の駆動軸M1において空
転が発生したことを示しているが、この空転は図5の無
接点制御装置5Aの空転滑走検知回路27で直ちにSL
信号として伝送情報処理部55を通して最終的に最適運
転指令装置31まで伝送される。同時に、空転滑走の再
粘着制御部27は直ちに再粘着電流パターン(−ISL)
を発生させ、モータ電流目標パターンICOを減少させ、
再粘着するまでモータ電流IM を絞り込む制御を行な
う。
の軸重移動時や雨天でレールが濡れ始めた時などに空転
が発生しやすい。図11において先頭車MCの駆動軸M
1,M2、2番目の駆動車M1の駆動軸M1において空
転が発生したことを示しているが、この空転は図5の無
接点制御装置5Aの空転滑走検知回路27で直ちにSL
信号として伝送情報処理部55を通して最終的に最適運
転指令装置31まで伝送される。同時に、空転滑走の再
粘着制御部27は直ちに再粘着電流パターン(−ISL)
を発生させ、モータ電流目標パターンICOを減少させ、
再粘着するまでモータ電流IM を絞り込む制御を行な
う。
【0075】しかしながら、これと共に、最適運転指令
装置31は、空転軸をあらかじめ記憶し、空転しやすい
車軸の誘導電動機10の力行モータ電流パターンIMPの
値を事前に絞り込む制御を行なうことによって、フィー
ドフォワード的な予防保全を行ない、無接点制御装置5
A内のフィードバック制御よりも一歩進んだ制御を実現
している。なお、この場合、車軸全体の速度低下を防止
するために、空転していない他の誘導電動機に対して
は、ノッチ指令を上昇させることによってトルク変化分
を補償する。
装置31は、空転軸をあらかじめ記憶し、空転しやすい
車軸の誘導電動機10の力行モータ電流パターンIMPの
値を事前に絞り込む制御を行なうことによって、フィー
ドフォワード的な予防保全を行ない、無接点制御装置5
A内のフィードバック制御よりも一歩進んだ制御を実現
している。なお、この場合、車軸全体の速度低下を防止
するために、空転していない他の誘導電動機に対して
は、ノッチ指令を上昇させることによってトルク変化分
を補償する。
【0076】2−3 稼働率制御 図12は稼働率制御の方法を示している。列車が長い下
り勾配に入ったり、平坦路線を高速走行している時に
は、必ずしも全駆動制御装置4Aや誘導電動機10に通
電しておく必要はなく、積極的に最適運転指令装置31
より指示して開放指令を出し、一部を休ませることも可
能である。そこで、図12(a)に示すように、駆動軸
M2,M4の駆動制御装置4Aと誘導電動機10を休止
させ、また図12(b)に示すように、駆動軸M1,M
3の駆動制御装置4Aと誘導電動機10を休止させてい
ることを示している。
り勾配に入ったり、平坦路線を高速走行している時に
は、必ずしも全駆動制御装置4Aや誘導電動機10に通
電しておく必要はなく、積極的に最適運転指令装置31
より指示して開放指令を出し、一部を休ませることも可
能である。そこで、図12(a)に示すように、駆動軸
M2,M4の駆動制御装置4Aと誘導電動機10を休止
させ、また図12(b)に示すように、駆動軸M1,M
3の駆動制御装置4Aと誘導電動機10を休止させてい
ることを示している。
【0077】このようにして通電不要の主回路装置を休
止させることにより、そして休止させる装置を交代交代
にして全体としてすべての装置を平均して運転、また休
止させるように制御することにより、装置の寿命を延長
させたり、メンテナンス期間を延長させたりすることが
できるようになる。
止させることにより、そして休止させる装置を交代交代
にして全体としてすべての装置を平均して運転、また休
止させるように制御することにより、装置の寿命を延長
させたり、メンテナンス期間を延長させたりすることが
できるようになる。
【0078】なお、図14および図15には、これらの
2−1の軸重移動制御、2−2の編成効率制御、2−3
の稼働率制御がそれぞれ、走行曲線上のどの位置で行な
われるかを( )で囲んで示してある。そして、これら
の図14、図15から分かるように、軸重移動制御は加
減速時、編成効率制御は加速時、移動率制御は高速定速
走行時に行なわれる場合が多い。
2−1の軸重移動制御、2−2の編成効率制御、2−3
の稼働率制御がそれぞれ、走行曲線上のどの位置で行な
われるかを( )で囲んで示してある。そして、これら
の図14、図15から分かるように、軸重移動制御は加
減速時、編成効率制御は加速時、移動率制御は高速定速
走行時に行なわれる場合が多い。
【0079】このようにして、この実施例によれば、 (1)自動運転における回復運転 (2)自動運転における省エネルギ運転 (3)軸重移動制御、編成効率制御および稼働率制御の
3種類の編成効率制御の新しい制御が実現できるのであ
る。
3種類の編成効率制御の新しい制御が実現できるのであ
る。
【0080】なお、この発明は上記の実施例に限定され
ることはなく、次のような態様で実施することもでき
る。
ることはなく、次のような態様で実施することもでき
る。
【0081】<<高密度運転機能>>図16はATC装
置16A、ATO装置2A、最適運転指令装置31の相
互の関連を示している。ATC装置16Aでは、ATC
受電器51が地上軌道回路から受電した制限速度信号を
ATC受信部80に取り込み、条件収集部81を経由し
て選択部82に伝える。この選択部82では、従来から
知られている階段パターン発生部83と走行する列車の
ブレーキ特性より演算したブレーキパターン発生部84
のいずれかを選択し、照査部85において、実速度と選
択されたパターンとの比較照査を行ない、 パターン速度>実速度ならば、ブレーキなし パターン速度<実速度ならば、ATCブレーキ作動 の基本動作指令を出力する。
置16A、ATO装置2A、最適運転指令装置31の相
互の関連を示している。ATC装置16Aでは、ATC
受電器51が地上軌道回路から受電した制限速度信号を
ATC受信部80に取り込み、条件収集部81を経由し
て選択部82に伝える。この選択部82では、従来から
知られている階段パターン発生部83と走行する列車の
ブレーキ特性より演算したブレーキパターン発生部84
のいずれかを選択し、照査部85において、実速度と選
択されたパターンとの比較照査を行ない、 パターン速度>実速度ならば、ブレーキなし パターン速度<実速度ならば、ATCブレーキ作動 の基本動作指令を出力する。
【0082】この実施例において追加されている条件収
集部81、選択部82、ブレーキパターン発生部84の
機能は、次の通りである。以下、図22の従来の走行パ
ターンと図14に示すこの発明の実施例の走行パターン
を比較しながら説明する。
集部81、選択部82、ブレーキパターン発生部84の
機能は、次の通りである。以下、図22の従来の走行パ
ターンと図14に示すこの発明の実施例の走行パターン
を比較しながら説明する。
【0083】最適運転指令装置31から図22に示す従
来パターンの指示が出されたとすると、選択部82はこ
の情報を基にして階段パターン発生部83を選択指定
し、この指示がATO装置2Aに与えられ、図22のよ
うな階段パターンに合わせてブレーキ制御を行なう。
来パターンの指示が出されたとすると、選択部82はこ
の情報を基にして階段パターン発生部83を選択指定
し、この指示がATO装置2Aに与えられ、図22のよ
うな階段パターンに合わせてブレーキ制御を行なう。
【0084】ところが、最適運転指令装置31が回復運
転あるいは高密度運転の必要性からブレーキパターン発
生部84を選択する指示を条件収集部81に対して与え
ると、選択部82はブレーキパターン発生部84を選択
し、ATO装置2Aにこのブレーキパターン発生部84
からブレーキパターンを出力する。そこで、ATO装置
2Aは、与えられるATCブレーキパターンの下で列車
を走行させることになる。この結果、図14に示すよう
に、速度制限パターンを停止点により接近するように寄
せることができ、列車を高密度で運転できるようにな
る。すなわち、迅速加速、迅速減速停止の制御を行なう
ことにより、先行列車との距離をより短くして運転で
き、その結果として、高密度自動運転ができるようにな
るのである。
転あるいは高密度運転の必要性からブレーキパターン発
生部84を選択する指示を条件収集部81に対して与え
ると、選択部82はブレーキパターン発生部84を選択
し、ATO装置2Aにこのブレーキパターン発生部84
からブレーキパターンを出力する。そこで、ATO装置
2Aは、与えられるATCブレーキパターンの下で列車
を走行させることになる。この結果、図14に示すよう
に、速度制限パターンを停止点により接近するように寄
せることができ、列車を高密度で運転できるようにな
る。すなわち、迅速加速、迅速減速停止の制御を行なう
ことにより、先行列車との距離をより短くして運転で
き、その結果として、高密度自動運転ができるようにな
るのである。
【0085】<<自動出庫点検機能>>上記の実施例の
列車自動運転システムは、個別制御の駆動制御装置4A
の情報を伝送制御端末装置33、伝送ライン34,34
A、伝送制御中央装置30を通じて表示器15Aに表示
する構成にしている。そこで、これを利用して、各駆動
制御装置4Aごとの出庫点検機能および故障記録機能が
実現できる。
列車自動運転システムは、個別制御の駆動制御装置4A
の情報を伝送制御端末装置33、伝送ライン34,34
A、伝送制御中央装置30を通じて表示器15Aに表示
する構成にしている。そこで、これを利用して、各駆動
制御装置4Aごとの出庫点検機能および故障記録機能が
実現できる。
【0086】図14に示すように、駆動制御装置4Aの
内部要素である伝送情報処理部55は、伝送インターフ
ェース・選択部90、制御指令部91、模擬信号発生部
92、故障データ収集部93より構成されている。
内部要素である伝送情報処理部55は、伝送インターフ
ェース・選択部90、制御指令部91、模擬信号発生部
92、故障データ収集部93より構成されている。
【0087】通常の列車走行制御はすべて、制御指令部
91を通して行なわれ、制御応答信号もこの制御指令部
91に入ることになる。模擬信号発生部92は、無接点
制御装置5Aに対して速度信号やアナログ入力信号、空
ノッチ指令などを与える。
91を通して行なわれ、制御応答信号もこの制御指令部
91に入ることになる。模擬信号発生部92は、無接点
制御装置5Aに対して速度信号やアナログ入力信号、空
ノッチ指令などを与える。
【0088】そこで、この模擬信号発生部92から模擬
信号を出力させ、図5における力行パターン発生器21
Aの出力IMP、回生ブレーキパターン発生器23Aの出
力IMB、モータ回転周波数演算部26の出力Fr、空転
滑走検知部27の出力ISLなどの基本機能をアクセス
し、制御指令部91に入力されてくる制御応答信号を伝
送制御端末装置33、伝送ライン34,34A、伝送制
御中央装置30を経て最適運転指令装置31に入力し、
ここでその結果を総合判断し、表示器15Aに表示させ
ることにより、列車内の全駆動制御装置4Aの出庫点検
を自動的に行なわせる。こうして、従来はインバータ動
作可能信号のみをチェックして検査良としていたのが、
誘導電動機10に通電することなしに、無接点制御装置
5Aの内部の基本構成要素の機能まで点検することがで
きるようになり、メンテナンスフリー化に大きな効果を
上げることができるようになる。
信号を出力させ、図5における力行パターン発生器21
Aの出力IMP、回生ブレーキパターン発生器23Aの出
力IMB、モータ回転周波数演算部26の出力Fr、空転
滑走検知部27の出力ISLなどの基本機能をアクセス
し、制御指令部91に入力されてくる制御応答信号を伝
送制御端末装置33、伝送ライン34,34A、伝送制
御中央装置30を経て最適運転指令装置31に入力し、
ここでその結果を総合判断し、表示器15Aに表示させ
ることにより、列車内の全駆動制御装置4Aの出庫点検
を自動的に行なわせる。こうして、従来はインバータ動
作可能信号のみをチェックして検査良としていたのが、
誘導電動機10に通電することなしに、無接点制御装置
5Aの内部の基本構成要素の機能まで点検することがで
きるようになり、メンテナンスフリー化に大きな効果を
上げることができるようになる。
【0089】さらに、故障情報の読出機能については、
図17に示すように、無接点制御装置5A内に新しく故
障記録用メモリ94を設けることにより、スタート信号
として無接点制御装置5A内部の動作正常信号を用い、
各種のアナログ信号、速度信号、ディジタル信号などを
故障メモリ94内に記憶させていき、そして、故障信号
によるストップ信号がメモリ94に加圧されない限り、
情報は次々と記録され、メモリ94が満杯になったな
ら、最初の番地から更新していき、ストップ信号が加圧
されると、故障メモリ94は記録をストップするように
している。
図17に示すように、無接点制御装置5A内に新しく故
障記録用メモリ94を設けることにより、スタート信号
として無接点制御装置5A内部の動作正常信号を用い、
各種のアナログ信号、速度信号、ディジタル信号などを
故障メモリ94内に記憶させていき、そして、故障信号
によるストップ信号がメモリ94に加圧されない限り、
情報は次々と記録され、メモリ94が満杯になったな
ら、最初の番地から更新していき、ストップ信号が加圧
されると、故障メモリ94は記録をストップするように
している。
【0090】そこで、故障表示が必要になれば、最適運
転指令装置31から故障メモリ94に蓄えられている故
障信号の読出要求があれば、伝送制御端末装置33を通
じて故障データ収集部93に指令が与えられ、故障メモ
リ94の内容を経時データに従って読み出し、これを同
じく伝送制御端末装置33を通じて伝送制御中央装置3
0に伝送し、表示器15Aに表示させることにより、故
障情報の提供を行なうのである。
転指令装置31から故障メモリ94に蓄えられている故
障信号の読出要求があれば、伝送制御端末装置33を通
じて故障データ収集部93に指令が与えられ、故障メモ
リ94の内容を経時データに従って読み出し、これを同
じく伝送制御端末装置33を通じて伝送制御中央装置3
0に伝送し、表示器15Aに表示させることにより、故
障情報の提供を行なうのである。
【0091】こうして、列車の全駆動制御装置4Aの故
障データの読出ができる。
障データの読出ができる。
【0092】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、最適運転指令装置から伝送ラインを経由してAT
O装置に運転指令を伝えることにより、当該指令情報を
伝送ラインを経由して駆動制御装置に伝達し、力行、回
生ブレーキ制御を行ない、この伝送ラインによる情報伝
送を、伝送制御中央装置と各車両ごとの伝送制御端末装
置と駆動制御装置内の伝送情報処理手段とによって制御
するようにしているので、データ伝送システムを利用し
て列車制御することができ、艤装線を格段に少なくする
ことができる。
れば、最適運転指令装置から伝送ラインを経由してAT
O装置に運転指令を伝えることにより、当該指令情報を
伝送ラインを経由して駆動制御装置に伝達し、力行、回
生ブレーキ制御を行ない、この伝送ラインによる情報伝
送を、伝送制御中央装置と各車両ごとの伝送制御端末装
置と駆動制御装置内の伝送情報処理手段とによって制御
するようにしているので、データ伝送システムを利用し
て列車制御することができ、艤装線を格段に少なくする
ことができる。
【0093】請求項2に記載の発明によれば、最適運転
指令装置における予定走行路線情報読込手段によって、
可搬記憶媒体に記憶された予定走行路線情報を読み込ん
で収集し、自列車状態把握手段によって、現在の自列車
の走行状態を把握し、変更部分把握手段によって、列車
車上無線装置が受け取る地上装置から送られてきた列車
運行情報に基づき、予定走行路線情報に対する変更部分
を把握し、これらの各手段からの諸情報に基づき、総合
判断指令手段が自列車の現在時点の最適運転情報を求
め、これをATC装置、ATO装置に与えるようにして
いるので、実路線の諸事情に応じて柔軟な列車運転制御
を行なうことができる。
指令装置における予定走行路線情報読込手段によって、
可搬記憶媒体に記憶された予定走行路線情報を読み込ん
で収集し、自列車状態把握手段によって、現在の自列車
の走行状態を把握し、変更部分把握手段によって、列車
車上無線装置が受け取る地上装置から送られてきた列車
運行情報に基づき、予定走行路線情報に対する変更部分
を把握し、これらの各手段からの諸情報に基づき、総合
判断指令手段が自列車の現在時点の最適運転情報を求
め、これをATC装置、ATO装置に与えるようにして
いるので、実路線の諸事情に応じて柔軟な列車運転制御
を行なうことができる。
【0094】請求項3に記載の発明によれば、伝送制御
中央装置と伝送制御端末装置との間の伝送系統をフェイ
ルセーフ構成としているので、伝送系統の信頼度を向上
させることができる。
中央装置と伝送制御端末装置との間の伝送系統をフェイ
ルセーフ構成としているので、伝送系統の信頼度を向上
させることができる。
【0095】請求項4に記載の発明のよれば、駆動制御
装置における伝送情報処理手段によって、最適運転指令
装置からの運転指令の伝送受信処理を行ない、無接点制
御手段によって、この伝送情報処理手段が受信した運転
指令情報に基づいて、駆動電動機を駆動するインバータ
装置のゲート信号を生成するようにしているので、最適
運転制御が可能となる。
装置における伝送情報処理手段によって、最適運転指令
装置からの運転指令の伝送受信処理を行ない、無接点制
御手段によって、この伝送情報処理手段が受信した運転
指令情報に基づいて、駆動電動機を駆動するインバータ
装置のゲート信号を生成するようにしているので、最適
運転制御が可能となる。
【0096】請求項5に記載の発明によれば、最適運転
指令装置における軸重移動制御手段によって、列車の加
速時、減速時それぞれに発生する軸重移動現象に対し
て、軸重が減少する駆動電動機の駆動制御装置、軸重が
増加する駆動電動機の駆動制御装置に対して、それぞれ
のノッチ指令を適切なトルクが発生するものに補正する
ようにしているので、編成列車全体での各駆動電動機の
負担分担を調整することができる。
指令装置における軸重移動制御手段によって、列車の加
速時、減速時それぞれに発生する軸重移動現象に対し
て、軸重が減少する駆動電動機の駆動制御装置、軸重が
増加する駆動電動機の駆動制御装置に対して、それぞれ
のノッチ指令を適切なトルクが発生するものに補正する
ようにしているので、編成列車全体での各駆動電動機の
負担分担を調整することができる。
【0097】請求項6に記載の発明によれば、最適運転
指令装置における編成列車効率制御手段によって、空転
発生の駆動電動機に対する駆動制御装置に対して、ノッ
チ指令を低く設定するようにしているので、再空転を未
然に防止し、空転滑走の発生を抑制することができる。
指令装置における編成列車効率制御手段によって、空転
発生の駆動電動機に対する駆動制御装置に対して、ノッ
チ指令を低く設定するようにしているので、再空転を未
然に防止し、空転滑走の発生を抑制することができる。
【0098】請求項7に記載の発明によれば、最適運転
指令装置における選択駆動制御手段によって、走行抵抗
の少ない走行状態で、全駆動電動機のうち、一部を休止
させるようにしているので、各駆動系の負担を軽減し、
長寿命化が図れる。
指令装置における選択駆動制御手段によって、走行抵抗
の少ない走行状態で、全駆動電動機のうち、一部を休止
させるようにしているので、各駆動系の負担を軽減し、
長寿命化が図れる。
【0099】請求項8に記載の発明によれば、最適運転
指令装置における高密度運転指令手段によって、列車の
高速、高密度運転を必要とするときに、高密度運転指令
をATC装置に与え、またATC装置における高密度ブ
レーキパターン発生手段によって、高密度運転指令に対
応して高密度運転のためのブレーキパターンを発生する
ようにしているので、高密度運転ができ、特に過密ダイ
ヤでの運行に威力を発揮することができる。
指令装置における高密度運転指令手段によって、列車の
高速、高密度運転を必要とするときに、高密度運転指令
をATC装置に与え、またATC装置における高密度ブ
レーキパターン発生手段によって、高密度運転指令に対
応して高密度運転のためのブレーキパターンを発生する
ようにしているので、高密度運転ができ、特に過密ダイ
ヤでの運行に威力を発揮することができる。
【0100】請求項9に記載の発明によれば、最適運転
指令装置における出庫点検指示手段によって、出庫点検
のために空ノッチ指令および模擬試験指令を出力し、駆
動制御装置における模擬信号発生手段によって、出庫点
検指示手段の指令に応答して出庫点検に必要な模擬信号
を出力し、制御指令手段によって、模擬信号に対して各
部の機器からの制御応答信号を受信して伝送制御中央装
置の表示器に表示させるようにしているので、実電流を
流すことなく、出庫点検が自動的に行なえる。
指令装置における出庫点検指示手段によって、出庫点検
のために空ノッチ指令および模擬試験指令を出力し、駆
動制御装置における模擬信号発生手段によって、出庫点
検指示手段の指令に応答して出庫点検に必要な模擬信号
を出力し、制御指令手段によって、模擬信号に対して各
部の機器からの制御応答信号を受信して伝送制御中央装
置の表示器に表示させるようにしているので、実電流を
流すことなく、出庫点検が自動的に行なえる。
【0101】請求項10に記載の発明によれば、駆動制
御装置における故障データ記憶手段によって、自装置の
受け持つ駆動系の故障データを収集して記憶し、伝送制
御中央装置からの伝送要求に応答して記憶データを出力
するようにしているので、故障管理が容易に行なえる。
御装置における故障データ記憶手段によって、自装置の
受け持つ駆動系の故障データを収集して記憶し、伝送制
御中央装置からの伝送要求に応答して記憶データを出力
するようにしているので、故障管理が容易に行なえる。
【図1】この発明の一実施例のシステム構成を示すブロ
ック図。
ック図。
【図2】上記実施例における自動運転制御部分と駆動制
御装置の詳しい内部構成を示すブロック図。
御装置の詳しい内部構成を示すブロック図。
【図3】上記実施例における最適運転指令装置の詳しい
内部構成を示すブロック図。
内部構成を示すブロック図。
【図4】上記実施例における伝送制御中央装置と伝送制
御端末装置との詳しい内部構成を示すブロック図。
御端末装置との詳しい内部構成を示すブロック図。
【図5】上記実施例における駆動制御装置の詳しい内部
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
【図6】上記実施例における伝送情報処理部のノッチ変
換動作を示す説明図。
換動作を示す説明図。
【図7】上記実施例における無接点制御装置の力行パタ
ーン発生器の動作を示す説明図。
ーン発生器の動作を示す説明図。
【図8】上記実施例における無接点制御装置の回生ブレ
ーキパターン発生器の動作を示す説明図。
ーキパターン発生器の動作を示す説明図。
【図9】上記実施例による加速時の軸重移動制御の説明
図。
図。
【図10】上記実施例による減速時の軸重移動制御の説
明図。
明図。
【図11】上記実施例による編成効率制御の説明図。
【図12】上記実施例による稼働率制御の説明図。
【図13】上記実施例における駆動制御装置と誘導電動
機による性能特性図
機による性能特性図
【図14】上記実施例による回復運転その他の運転例を
示す説明図。
示す説明図。
【図15】上記実施例による省エネ運転その他の運転例
を示す説明図。
を示す説明図。
【図16】この発明の他の実施例のATC装置の詳しい
内部構成を示すブロック図。
内部構成を示すブロック図。
【図17】この発明のさらに他の実施例の駆動制御装置
の詳しい内部構成を示すブロック図。
の詳しい内部構成を示すブロック図。
【図18】従来例のシステム構成を示すブロック図。
【図19】従来例における駆動制御装置の内部構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図20】従来例における無接点制御装置の内部構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図21】従来例における駆動制御装置と駆動電動機の
性能特性図。
性能特性図。
【図22】従来例におけるATO装置による走行曲線を
示すグラフ。
示すグラフ。
【図23】従来例におけるATO装置による走行曲線を
示すグラフ。
示すグラフ。
1 マスコン 2A ATO装置 4A 駆動制御装置 5A 無接点制御装置 6 主回路インバータ 7A ブレーキ制御ユニット 10 誘導電動機 15A 表示器 16A ATC装置 21A 力行パターン発生器 22 アナログ入力部 23A 回生ブレーキパターン発生器 24 力行回生切替器 25 周波数変換器 26 モータ回転周波数演算部 27 空転滑走・再粘着制御部 28 定電流制御部 30 伝送制御中央装置 31 最適運転指令装置 32 列車無線装置 33 伝送制御端末装置 34,34A 伝送ライン 40 ICカード 41 ICカードリーダライタ 42 予定走行路線情報収集部 43 自列車制御情報 44 実走行変動情報収集部 45 総合判断指令部 55 伝送情報処理部 61,61A 指令情報処理ボード 62,62A 指令情報処理ボード 80 ATC受信部 81 条件収集部 82 選択部 83 階段パターン発生部 84 ブレーキパターン発生部 85 照査部 90 伝送インターフェース・選択部 91 制御指令部 92 模擬信号発生部 93 故障データ収集部 94 故障メモリ
Claims (10)
- 【請求項1】 ATC装置、ATO装置、最適運転指令
装置、および列車車上無線装置と、これらの各装置間で
情報を伝送するための伝送ラインと、伝送制御のため
の、表示器付きの伝送制御中央装置と、各車両ごとに設
置される伝送制御端末装置と、前記伝送制御端末装置と
接続して情報伝送を行なう伝送処理機能を内蔵する、駆
動電動機の駆動制御装置とを備え、 前記最適運転指令装置からATO装置に運転指令を伝え
ることにより、当該指令情報を前記伝送制御中央装置か
ら伝送ライン、伝送制御端末装置を経由して駆動制御装
置に伝達し、力行、回生ブレーキ制御を行なうようにし
て成る列車自動運転システム。 - 【請求項2】 前記最適運転指令装置が、可搬記憶媒体
に記憶された予定走行路線情報を収集する予定走行路線
情報読込手段と、現在の自列車の走行状態を把握する自
列車状態把握手段と、列車車上無線装置が受け取る地上
装置から送られてきた列車運行情報に基づき、予定走行
路線情報に対する変更部分を把握する変更部分把握手段
と、前記各手段からの諸情報に基づき、自列車の現在時
点の最適運転情報を求め、これをATC装置、ATO装
置に与える総合判断指令手段とを備えていることを特徴
とする請求項1に記載の列車自動運転システム。 - 【請求項3】 前記伝送制御中央装置と伝送制御端末装
置との間の伝送系統をフェイルセーフ構成とし、送信側
で指令情報とモニタ情報を重畳して、受信側でこの情報
を再び指令情報とモニタ情報に分離することを特徴とす
る請求項1または2に記載の列車自動運転システム。 - 【請求項4】 前記駆動制御装置が、最適運転指令装置
からの運転指令の伝送受信処理を行なう伝送情報処理手
段と、前記伝送情報処理手段が受信した運転指令情報に
基づいて、前記駆動電動機を駆動するインバータ装置の
ゲート信号を生成する無接点制御手段とを備えているこ
とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の列車
自動運転システム。 - 【請求項5】 前記最適運転指令装置が、列車の加速
時、減速時それぞれに発生する軸重移動現象に対して、
軸重が減少する駆動電動機の駆動制御装置、軸重が増加
する駆動電動機の駆動制御装置それぞれに対して、その
ノッチ指令を適切なトルクが発生するものに補正し、編
成列車全体での各駆動電動機の負担分担を調整する軸重
移動制御手段を備えていることを特徴とする請求項1乃
至4のいずれかに記載の列車自動運転システム。 - 【請求項6】 前記最適運転指令装置が、空転発生の駆
動電動機に対する駆動制御装置に対して、ノッチ指令を
低く設定し、再空転を未然に防止する編成列車効率制御
手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のい
ずれかに記載の列車自動運転システム。 - 【請求項7】 前記最適運転指令装置が、走行抵抗の少
ない走行状態で、全駆動電動機のうち、一部を休止させ
る選択駆動制御手段を備えていることを特徴とする請求
項1乃至6のいずれかに記載の列車自動運転システム。 - 【請求項8】 前記最適運転指令装置が、列車の高速、
高密度運転を必要とするときに、高密度運転指令をAT
C装置に与える高密度運転指令手段を備え、前記ATC
装置が、前記高密度運転指令に対応して、高密度運転の
ためのブレーキパターンを発生する高密度ブレーキパタ
ーン発生手段を備えていることを特徴とする請求項1乃
至7のいずれかに記載の列車自動運転システム。 - 【請求項9】 前記最適運転指令装置が、出庫点検のた
めに空ノッチ指令および模擬試験指令を出力する出庫点
検指示手段を備え、前記駆動制御装置が、前記出庫点検
指示手段の指令に応答して、出庫点検に必要な模擬信号
を出力する模擬信号発生手段と、前記模擬信号に対して
各部の機器からの制御応答信号を受信して前記伝送制御
中央装置の表示器に表示させる制御指令手段とを備えて
いることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載
の列車自動運転システム。 - 【請求項10】 前記駆動制御装置が自装置の受け持つ
駆動系の故障データを収集して記憶し、伝送制御中央装
置からの伝送要求に応答して記憶データを出力する故障
データ記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1
乃至9のいずれかに記載の列車自動運転システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4299777A JPH06153327A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 列車自動運転システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4299777A JPH06153327A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 列車自動運転システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06153327A true JPH06153327A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=17876834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4299777A Pending JPH06153327A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 列車自動運転システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06153327A (ja) |
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-
1992
- 1992-11-10 JP JP4299777A patent/JPH06153327A/ja active Pending
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