JPH0615515A - 傾動刃物付きばり取り工具 - Google Patents
傾動刃物付きばり取り工具Info
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- JPH0615515A JPH0615515A JP3076859A JP7685991A JPH0615515A JP H0615515 A JPH0615515 A JP H0615515A JP 3076859 A JP3076859 A JP 3076859A JP 7685991 A JP7685991 A JP 7685991A JP H0615515 A JPH0615515 A JP H0615515A
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Abstract
物が僅かな摩耗現象で傾動することができ又傾動刃物が
その動作運動範囲内で一定の小さな揺動運動を行い、非
円形の穴縁も加工できるようにする。 【構成】 穴縁をばり取りする傾動刃物付きばり取り工
具であり、傾動刃物1は穴を垂直方向に通過するとき工
具ホルダ40内に旋回進入する。このため係止装置が設
けてあり、これが棒ばね12として形成してあり、ばり
取り刃物1又は刃物ホルダの外周面に設けた曲線状凹部
5に係合し、ばり取り刃物1又は刃物ホルダは本体の傾
動ボルトで支承してある。
Description
状の穴縁をばり取りする傾動刃物付きばり取り工具に関
する。
より知られているこの種の傾動刃物付きばり取り工具が
既にドイツ特許明細書第931024号により開示され
ており、そこでは突き棒状溝ガイドにより傾動刃物が制
御される。しかし傾動刃物の制御は比較的繁雑であり、
更にこの溝制御は傾動刃物の一定の揺動角度を考慮して
非円形の穴縁をも微妙な仕方でばり取りするのに適して
はいない。別の傾動刃物付きばり取り工具が米国特許明
細書第3008360号により開示されており、この刃
物は切削刃物に係合するピンを介し傾動する。しかし傾
動刃物のこの制御はやはり比較的繁雑であり、溝ガイド
の範囲が急激に摩耗する虞がある。更に前記と別のばり
取り工具が東ドイツ特許第236272号により知られ
ており、そこでは回動可能な被筒のカムで傾動刃物が傾
動する。しかしその際カムに比較的大きな摩耗現象も発
生する。
前記種類の傾動刃物付きばり取り工具を改良し、傾動刃
物が僅かな摩耗現象で傾動することができ又傾動刃物が
その動作運動範囲内で一定の小さな揺動運動を行い、非
円形の穴縁も加工できるようにすることである。すなわ
ち、直線形状又は非円形形状の穴縁をばり取りする傾動
刃物付きばり取り工具の、長手軸を中心に回転可能に駆
動される工具ホルダを有し、この工具ホルダ内に単数又
は複数のばり取り刃物が係止装置と結合して垂直方向に
傾動可能に配置してあり、工具ホルダが進入するとばり
取り刃物が貫通孔に傾動進入して切れ刃が穴縁から外れ
るようになした構成において、係止装置が棒ばね(1
2)として形成してあり、この装置が、ばり取り刃物
(1)又は刃物ホルダ(40)の外周面に設けた曲線状
凹部(5)に係合し、ばり取り刃物(1)又は刃物ホル
ダ(40)が本体(2)内の傾動ボルト(24)(4
1)で支承してなることを特徴とするばり取り工具であ
る。
説明する。本発明の本質的利点として構造的に簡単な方
式で大きな摩耗現象もなしに傾動刃物は工具ホルダ又は
刃物ホルダ内でばり取り操作のため制御することができ
る。係止結合はばり取り刃物が特に非円形穴縁の場合一
定の範囲内で上下に弾力案内され得るよう形成してあ
り、作業範囲が拡大する。傾動刃物の回転方向で傾動刃
物を制御するため棒ばねは傾動刃物又は工具ホルダの凹
部に弾性係合し、これにより一定の範囲内で傾動刃物の
弾性切削特性が達成され、その際、特に非円形穴縁の場
合上下動時に係止装置が傾動刃物を係合解除することも
ない。突き棒ガイドの場合、軸方向弾性突き棒が傾動刃
物又は工具ホルダの凹部に係合し、これにより一定の範
囲内で傾動刃物は係止装置が感応することなく係合解除
方向に弾性切削を行うことができる。棒ばね又は軸方向
弾性突き棒又は弾性支承された玉が傾動刃物の凹部に突
き棒状に係合することによる傾動運動の制御は設計上き
わめて単純となり、僅かな摩耗が現れ得るだけである。
又傾動刃物の凹部に突き棒状に係合する代わりに、係止
装置として働く別のロック装置、特に外部から制御され
且つその遊端が一種の係止部として凹部に係合する単腕
レバーの採用も可能である。
り、その際凹部は切削刃物の円形物体そのものに設けて
あり、又は切削刃物は刃物ホルダと2部材構成で設けて
あり、その際凹部は刃物ホルダ本体に配置してある。本
発明では切削刃物又は刃物ホルダが本体の内部の傾動ボ
ルトで支承してあり、本体内での切削刃物又は刃物ホル
ダの案内と合わせて切削方向にかなりの力を伝達するこ
とができる。
刃物ホルダ内に単一のばり取り刃物を使用した例のみ説
明する。工具ホルダ又は刃物ホルダ内に2個の相対向し
相互に立てた同一のばり取り刃物を使用する場合も本発
明の保護範囲に含まれることが勿論である。同様に、単
数又は複数のばり取り刃物が1ばり取り面(又は切削面
とも呼ぶ)に設けてあるだけでなく、軸方向で重なった
複数の切削面はばり取り面が工具ホルダ又は刃物ホルダ
内に設けてある場合も本発明の保護範囲に含まれる。こ
の場合各ばり取り面又は切削面に単数又は複数のばり取
り刃物が配置される。つまり本発明の主要な特徴はごく
単純に突き棒状に形成した係止装置を介し工具ホルダ又
は刃物ホルダ内でばり取り刃物が制御されて揺動するこ
とにある。静止状態又は動作状態のときばり取り刃物が
工具ホルダの側面凹部から旋回進出しており、前側及び
後側に設けた切れ刃は切削位置にある。工具ホルダは回
転駆動され、ばり取り刃物は前側切れ刃が、ばり取りす
べき穴縁に突接する。
取りを妨げるのでなく、ばり取り操作の間、ばり取り刃
物が係止装置のばね特性と合わせて係止装置の力に抗し
て一定角度範囲の揺動を実行できることが大切である。
その際工具ホルダ又は刃物ホルダは回転可能にその回転
軸上で保持してあり、ばり取り操作の間、工具ホルダ内
で例えば±10°の揺動角度範囲内でばり取り刃物の一
定の揺動運動が可能となるようばり取り刃物は工具ホル
ダ内で弾性係止装置で保持される。こうして穴縁の例え
ば±2mmの穴の凸凹を調整することが可能である。穴
が大きく又それに応じてばり取り刃物が大きく形成して
ある場合には、当然かなり大きな調整遊びを克服しなけ
ればならず、従って例えば±4mmの穴隆起部を調整す
ることができる。
揺動角度範囲を可能とし、他方でばり取り刃物に、穴縁
のばり取り時にばり取り刃物が切削位置に留まるような
係止圧力を加えるよう形成してある。ばり取り刃物切削
部の前側及び後側切れ刃に半径方向外側でいわゆる玉部
とそれに付属した滑り部が続くことが大切である。ばり
取り刃物が更に穴に進入すると切れ刃は前記滑り部に移
行する。従ってもはやばり取り行為に関与せず、滑り部
はこの場合穴縁に接触する。これにより、工具ホルダが
ばり取り刃物上に一定して押し進められるとき、反作用
が強く、係止装置が感応して又ばり取り刃物は場合によ
っては刃物ホルダも含めて送り方向とは逆に工具ホルダ
内に旋回する。こうして係止装置は凹部に設けたカムの
曲線部分に達し、そこでは反作用が比較的小さく、ばり
取り刃物の滑り部は僅かな反作用で穴内を通過する。ば
り取り刃物が貫通孔内を通過するとき滑り部に加わる反
作用が無くなると、つまりばり取り刃物が後側穴から進
出すると、係止装置が再びスナップ復帰し、ばり取り刃
物を再び旋回進出した動作位置に移動させる。この位置
において、次に工具ホルダの送りが反転し、工具ホルダ
は軸方向を逆方向に送られ、こうしてばり取り刃物切削
部の後側切れ刃が後側穴縁に当接し、刃物は再びその揺
動角度範囲を利用して貫通孔の後側穴の凸凹な穴縁でも
ばり取りすることができる。
ことさえ可能であり、その場合前側穴は平穴として、そ
して後側穴は斜穴として形成してあり、斜穴平面は前記
平穴に対し或る角度を成す。この斜角も、揺動可能に支
承されたばり取り刃物が理想的に調整する。同様の仕方
で、斜めに配置した穴に代え、任意に成形した波部と谷
部とを有する穴縁もばり取りすることができる。本発明
を同様に適用して貫通孔をばり取りするだけでなく、貫
通孔の範囲に拡張穴として配置された穴もばり取りする
ことも勿論可能である。同様に、例えば管内の多段穴を
ばり取りすることができる。
係止装置として複数の異なる実施態様が可能である。ま
ず重要なのは、ばり取り刃物又は刃物ホルダを傾動ボル
ト上で揺動可能に工具ホルダ内で保持しておくことであ
る。この場合ボルトは必ずしも工具ホルダの軸上になく
てもよく、回転軸からずらして配置しておくこともでき
る。これに伴う諸利点については後述する。この場合係
止装置として本発明により利用するのはばね荷重を受け
た係止装置であり、これがばり取り刃物の外周面に作用
する。この場合ばり取り刃物の外周面は係止装置の範囲
でカムとして形成してあり、このカムの範囲に本発明に
よる係止装置が係合する。係止装置はこの場合さまざま
な実施態様を含むことができる。
単純なばね脚が設けてあり、その一部が直線的曲げばね
又は棒ばねであり、このばね脚が好ましくは板ばねとし
て形成してある。このばね脚は前側ばね部がばり取り刃
物のカムの付属した凹部に係合する。カムは、好ましく
は、ばり取り刃物がばり取り位置にあるとき、ばね脚か
らばり取り刃物に強い反作用が加わるよう形成してあ
り、ばり取り刃物は好ましくはばり取り位置に留まり、
ばね脚は凸凹の穴縁を調整するため先に説明した揺動角
度にみを可能とする。しかし滑り部が穴に進入すること
により、ばり取り刃物に加わる圧力が過度に強くなると
ばね脚はカムとの係合位置から外れ、ばり取り刃物に一
層小さな反作用が加わる別のカム分岐部に達する。この
一層小さな反作用はこの場合貫通孔を通過する間ばり取
り刃物に加わる。以上係止装置として直線的曲げばねの
単純なばね脚に代え、軸方向でばね荷重を受けてばり取
り刃物外周面の付属のカムに係合する突き棒を使用する
ことも同様に可能であり、この場合同一のカムをばり取
り刃物に設けておくことができる。又後述する第3実施
態様では係止装置がばね荷重を受けた玉として形成して
あり、これが付属のカムに係合する。更に別の実施例で
は切削刃物が傾動体も含め凹部と一体に形成してあるの
でなく、切削刃物と刃物ホルダとが互いに分離してい
る。このため本発明によれば切削刃物が刃物ホルダの横
向き穴のなかに配置してあり、凹部は刃物ホルダの外周
面に設けてある。従ってこの実施例では切削刃物を工具
からきわめて容易に取り出すことができ、その際傾動ボ
ルトだけを本体から取り出し、次に刃物が刃物ホルダの
穴から引き出される。
明する。ばり取り刃物1は工具ホルダ2に設けた溝孔状
凹部22内で回転可能に支承してあり、凹部22は下部
開口23を有する。ばり取り刃物1の切削部30が矢印
27,28(図6も参照)方向に完全に凹部22内に旋
回進入できるほどに凹部22が大きいことを前提に、工
具ホルダ2は開口23に代えこの箇所も閉じておくこと
ができる。ばり取り刃物1を揺動支承するために、刃物
には穴3を設け、これにボルト24が挿通してある。ボ
ルトは工具ホルダ2の側部穴内で固定支承してある。工
具ホルダ2の中心軸4は必ずしも穴3の中心軸と一致し
なくてもよい。本発明によれば、穴3を付属のボルト2
4と一緒に矢印25,26方向にずらして工具ホルダ2
内に配置できるようになっており、こうして切削位相を
調整することができる。ばり取り刃物1は実質的に平ら
な部材からなり、これは片側が稜19,20を介し、丸
く形成した切削部30へのびていく。
この凹部の縁にカム6が形成してある。カムの細部は図
4を参照して詳しく説明する。カムは中央の丸み曲線部
9からなり、これに稜10,11を介しそれぞれ互いに
正確に対称な曲線部7が形成されている。各曲線部7は
急峻な曲線分岐部8と平坦な曲線分岐部8aとからな
る。曲線部7は鏡像対称的に中央の丸み曲線部9に続
き、両曲線部7間に距離34を形成する。この様にして
曲線部が凹部5を形成し、これに工具ホルダ側に配置し
た係止装置が係合する。係止装置は図1の実施例によれ
ば、曲げばね又は棒ばね12からなり、これは板ばねと
して形成してあり、前側遊端が凹部5内に係合する。図
7ではこの曲げばねがばね突き棒12aとして図示して
ある。重要なのは中央の接触点33が丸み曲線部9に形
成してあり、ばね突き棒12aの正面側端がその横に続
く曲線部7に対し遊隙31,32を有することである。
それに関連して、図1,図8に示すように突き棒12a
又は棒ばね12を凹部5内で傾くことなく保持すること
ができる。従って棒ばね12は矢印13方向に揺動する
ことができ、つまり曲げばねのばね荷重を受けて凹部5
内に係合する。
形成する代わりに、矢印14方向にばね荷重を受けた突
き棒配置も使用することができ、この場合剛性突き棒1
2aはばね荷重を受けて矢印14方向に凹部5内に係合
する。図1と図7にはばり取り刃物がばり取り位置にあ
るときの棒ばね12と突き棒との係合が示してある。こ
の場合図7の図示で明白のように、突き棒は前縁が中央
の接触点33に接触する。ところでばり取り刃物1が穴
35に進入すると、切削部30の前面に設けられた切れ
刃17が穴縁36に突接し、丸縁が非円形で波状であっ
てもこれをばり取りする。つまり、棒ばね12の曲げ特
性に基づき又は矢印14方向で突き棒12aの軸方向ば
ね特性に基づき、ばり取り刃物1に一定の揺動角度が可
能となり、その切れ刃17が非円形丸縁36にも形状嵌
合式に着座し、係止装置のばね力に抗して僅かに揺動し
ながらこの丸縁をばり取りする点が重要である。その際
突き棒12aは図7によれば、中央の丸み曲線部9の範
囲に留まり、突き棒の側縁は遊隙31,32を克服して
曲線部7の急峻な曲線分岐部8に突接し、それ故ばり取
り刃物1がそれ以上揺動することはできない。
限界内で変更可能である。穴縁36での切削動作を保証
するため最低条件として比較的小さな角度を設けておく
だけでよい。ばり取り工具が矢印37方向を穴35内に
更に進入すると、切れ刃17の末端に配置した滑り部1
6が穴縁36に突接して、切削動作が終了する。ばり取
り工具が更に進入すると、玉部15として形成した滑り
部が穴の内縁に沿って滑動し、これによりあらゆる切削
動作が妨げられる。この反作用が発生してばり取り刃物
に加わることにより、突き棒12は曲線部7の急峻な側
部曲線分岐部8との係合から外れ、平坦な曲線分岐部8
a内に達する。しかしてこの分岐部8aは曲線部7の急
峻な曲線分岐部8に連続的に形成してある。曲線分岐部
8aが急峻な曲線分岐部8より平坦に形成してあるの
で、ばり取り刃物に加わる反作用が比較的小さく、滑り
部16は穴の内縁を破損することなく貫通孔内を通過す
ることができる。つまりここでも玉部15が穴の内面に
当接する。
5の範囲にスナップインし、従って再び急峻な曲線分岐
部8内に達し、これによりばり取り刃物は再び出発位置
に移動し、工具は図示矢印37方向とは逆方向の上方に
移動することができ、これにより切削部の後端に配置し
た切れ刃18が貫通穴の後側部分をばり取りする。更に
詳細に説明すれば切れ刃17,18は互いに対称に配置
されて稜19に移行している。切れ刃17,18は丸み
を付けて研削してあり、これにより、より低い位置に溝
38が生じ、これが切削案内として働く。切れ刃17,
18は半径方向内側が各1つの稜19となっており、稜
19自身は稜20に移行し、稜20はばり取り刃物の円
板状円周溝21に移行している。
具29に取り付けてある。取付具29自体は工具ホルダ
と強固に結合してある。つまり上述のばり取り工具は単
純な構造を有し、凸凹の穴縁にも適合しながら自動ばり
取りが可能である。上述の配置により穴径約2mmまで
の小径の穴も、又大きい方では無制限の直径までの大径
穴をばり取りすることができる。この場合工具ホルダは
合成樹脂又は金属から構成することができ、同様にばり
取り刃物は合成樹脂から構成することができ、その場合
切れ刃に代え適宜な切削板片が使用されであろう。
9〜図18の実施例においては、刃物ホルダと切削刃物
との間に2部材が存在する。ばり取り刃物39は変換可
能に刃物ホルダ40内に配置してあり、刃物ホルダは図
1〜図7の実施例において、先に説明したような同一形
状の係止凹部を有している。この場合刃物ホルダ40は
工具ホルダ2の凹部内で回転可能に支承してあり、傾動
ボルト41を中心に回転可能である。傾動ボルト41は
この場合本体2の穴43にねじ込んであり、軸方向摺動
に備えた固定部としてこれに対し横に延びたねじ42に
より保護される。ねじ42はこの場合独自の穴44にね
じ込んであり、穴44が穴43と交差する。従って固定
ねじ42のボルトは傾動ボルト41の一方の端面で支え
られる。傾動ボルトをこのように支承する代わりにここ
に述べたボルトと合わせて別の実施態様も勿論選択する
ことができる。傾動ボルト41は例えばダウエルピンと
して、又は適宜なねじ穴43にねじ込まれる単純なねじ
として形成しておくことができる。棒ばね12は本体2
内でばねホルダ45により保持され、ばねホルダ45は
筒形部品であり、その中心穴が棒ばね12の上端を受容
する。棒ばね12はこの穴のなかで締付け、溶接し又は
接着してある。ばねホルダ45はこの場合円周溝46を
有し、これに固定ねじ47が係合する。こうしてばねホ
ルダ45及び棒ばね12が本体2内で明確に固定される
ように構成してある。つまり棒ばね12の軸方向長さは
この棒ばね12が刃物ホルダ40の凹部5範囲に正確に
係合するのを保証する点できわめて重要である。つまり
ばねホルダ45は棒ばね12全体を本体2内で軸方向摺
動に備えて固定する。
刃物ホルダ40内を横に延びた穴48のなかで交換可能
に保持してあることである。この場合刃物39の保持
は、図16〜図18に示すように刃物ホルダ40が穴4
8を有し、そのなかに切削刃物39を挿入することによ
り行われる。このため穴48のなかで切削刃物39の長
さを固定するのに役立つのが横穴50であり、この穴は
図17に示すように、大穴48と交差する。この横穴5
0に同時に傾動ボルト41が挿入され、このボルト自体
は本体2の穴43のなかで保持されている。この様に、
刃物39が単一の傾動ボルト41により刃物ホルダ40
内で保持され又傾動ボルト41が同時に本体2内の刃物
ホルダ40用回転軸受を形成することができるので、コ
ストの低減を計ることができる。同時に、傾動ボルト4
1が刃物ホルダ40用回転軸受を形成し又刃物39を中
心で支承するのに役立つことが確保される。刃物39は
刃物ホルダ40の穴48のなかで最適状態で支えられて
おり、従って強い力も受容して刃物ホルダ40に伝達す
ることができる。
を置いて配設してあり、組立補助手段として、即ち刃物
39の組立を容易にするのに役立つ。つまり刃物39は
図13に示すように後側端面に角柱状凹部52を有す
る。刃物を組立てるにはまず横穴51に止めピン54を
打ち込む。次に刃物は端面と角柱状凹部52を後方に向
けて穴48に挿入され、止めピン54の外周面を角柱状
凹部52にぴったり当接させて調心される。これによ
り、同時に刃物39の穴53と刃物ホルダ40の穴50
とが一直線に並んで配設できる。こうして予備組立てを
行った刃物を刃物ホルダ40と一緒に本体2内に挿入
し、次に傾動ボルト41を、互に一直線上に並んだ穴4
3,50,53に挿入し、その後固定ねじ42で固定が
行われる。つまり止めピン54が角柱状凹部52に当接
するとこの当接は、それに続いて穴43,50,53を
一直線上で対置させて傾動ピン41を追い入れるため刃
物39を刃物ホルダ40内で調心するのに役立つ。なお
付記しておくならばばり取り刃物39を収納する大穴4
8は貫通孔として形成してあるが、それはこの方が製造
技術上の理由から簡単であるからである。
て、図9〜図18の実施例では、ばり取り刃物39の切
削部の構成が異なる。図1の実施例では2つの斜め切れ
刃17,18が相対向しているが、図13の実施例では
直線的に形成した切れ刃57,58が相対向している。
ばり取り刃物39の端面の構成には何ら変更がなく、即
ち玉部15が設けてあり、外周面に形成した滑り部16
を有し、その機能は図1〜図7の実施例において既に説
明したとおりである。直線的に形成した互に平行な切れ
刃57,58を配置した場合には、工作物に対する切れ
刃の作用が一層有効的となる利点がある。なぜなら斜め
に配置した切れ刃では傾動刃物がむしろ下方に傾きがち
であり、これにより傾動圧力が発生するが、互いに平行
に配置され直線的に延びた切れ刃57,58の場合に
は、この傾動圧力が先に述べた実施例の場合ほどには強
くないからである。つまり図13の刃物は、望ましくな
い大きな傾動圧力を係止機構に加えることなく一層効率
的に切削することができる。ちなみに直線的切れ刃は製
造技術上の理由から、先に述べた斜め切れ刃17,18
よりも容易に加工することができる。
い面59とその後方にある逃げ面60の形状がなお明ら
かとなり、この逃げ面が図14に示すように逃げ角61
を形成する。更に図11と図12が示すように、僅かに
傾動したばり取り刃物39も、図11,図12により詳
しく説明するように、なお切削能力がある。ばり取り刃
物39が図11,図12似示す傾動位置にあるとき切削
面57又は58は尚且つ工作物と係合している。しかし
図11,図12の実施例が、図8〜図10の実施例と相
違する点として、図11,図12の実施例では、変形態
様が示してある。図8によればその傾動刃物の箇所に傾
動ボルト41用中心穴が図示してある。即ち棒ばね12
の作用線は傾動ボルト41用穴の中心線と正確に交差す
る。それに対し図11,図12の実施例では傾動ボルト
41が棒ばね12の作用線を基準に偏心配置して図示し
てある。この図面で判明するように傾動ボルト41は棒
ばね12の中心作用線から前方に、即ちばり取り刃物3
9の相対向した切れ刃57,58の方向に距離64だけ
ずれている。従って、刃物ホルダ40が本体2の横中心
線に対し偏心に配置してあり、それ故本体2の凹部内で
偏心で揺動可能であることも本発明の特徴に含まれてい
る。
物ホルダ全体を本体内で偏心支承するときに、実施に応
じて、種々異なる径の穴をばり取りすることができる。
例えば径13mmの穴をばり取りする場合には刃物ホル
ダ40を本体2内で正確に中心に配置するのを選択す
る。だが径14mmの穴をばり取りする場合には傾動ボ
ルト41を穴と一緒に刃物ホルダ内で距離64(0.5
mm)だけ右にずらして例えば径14mmの穴をばり取
りし、又例えば径12mmの穴をばり取りする場合には
左に半mmずれた距離64を選択する。即ち傾動ボルト
41は本体2内で左に偏心配置され、こうして常に同じ
刃物で径12mmの穴をばり取りすることができる。又
従って交換部品の需要が本質的に減少する。というのは
刃物ホルダ40とばり取り刃物39は常に同様に使用す
ることができ、本体2は穴43の配置を除けばやはり常
に同様に使用することができ、穴はその都度の事情に応
じて、本体内で中心に配置されるか又は前方又は後方に
ずらして配置される。
平面図。
図。
印V方向に見た図。
に見た側面図。
の拡大図。
なるばり取り工具を図8から90°回転させて示す側面
断面図。
おける図8のばり取り刃物の断面図。
平面図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 直線形状又は非円形形状の穴縁をばり取
りする傾動刃物付きばり取り工具の長手軸を中心に回転
可能に駆動される工具ホルダを有し、その工具ホルダ内
に単数又は複数のばり取り刃物が係止装置と結合して垂
直方向に傾動可能に配置してあり、工具ホルダが進入す
るとばり取り刃物が貫通孔に傾動進入して切れ刃が穴縁
から外れるようになした構成において、係止装置が棒ば
ね(12)として形成してあり、この装置が、ばり取り
刃物(1)又は刃物ホルダ(40)の外周面に設けた曲
線状凹部(5)に係合し、ばり取り刃物(1)又は刃物
ホルダ(40)が本体(2)内の傾動ボルト(24),
(41)で支承してなることを特徴とする傾動刃物付き
ばり取り工具。 - 【請求項2】 切れ刃(1)又は刃物ホルダ(40)が
本体(2)内部の揺動範囲内で、ほぼ円形に形成してな
ることを特徴とする請求項1記載の傾動刃物付きばり取
り工具。 - 【請求項3】 ばり取り刃物(1),(39)が前側切
れ刃(17),(57)と後側切れ刃(18),(5
8)とを有することを特徴とする請求項1記載の傾動刃
物付きばり取り工具。 - 【請求項4】 工具ホルダ又は本体(2)内に2つのば
り取り刃物(1),(39)が共通の傾動ボルト(2
4),(41)上に揺動可能に相対向して配置してなる
ことを特徴とする請求項1記載の傾動刃物付きばり取り
工具。 - 【請求項5】 ばり取り刃物(1)の外周面に設けた係
止凹部(5)が丸み曲線部(9)からなり、その中央範
囲に突き棒(12a)用接触点(33)が限定してあ
り、丸み曲線部(9)の両側に鏡像対称な曲線部(7)
が続き、この曲線部が相対向し、曲線部(7)が中央の
丸み曲線部(9)と一緒に突き棒(12a)係合用の係
止凹部(5)を形成することを特徴とする請求項1記載
の傾動刃物付きばり取り工具。 - 【請求項6】 各曲線部(7)が稜(10),(11)
を介し直接続いた急峻な曲線分岐部(8)からなり、こ
の分岐部が連続的にそれぞれより平坦な曲線分岐部(8
a)に移行することを特徴とする請求項5記載の傾動刃
物付きばり取り工具。 - 【請求項7】 係止装置が、軸方向(14)でばね荷重
を受けて係止凹部(5)内に係合する突き棒(12a)
からなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又
は6記載の傾動刃物付きばり取り工具。 - 【請求項8】 係止装置が、ばね荷重を受けて工具ホル
ダ(2)内に配置された玉からなり、これが係止凹部
(5)内に係合することを特徴とする請求項1〜6のい
づれかに記載の傾動刃物付きばり取り工具。 - 【請求項9】 曲線状凹部(5)が、ばり取り位置のと
き強い反作用がばり取り刃物(1),(39)に加わる
ようカムを形成し、凸凹の穴縁を補償するため係止装置
が棒ばね(12)又は突き棒(12a)のばね特性に基
づき所定の小さな揺動角度の内部で弾性揺動することを
特徴とする請求項1記載の傾動刃物付きばり取り工具。 - 【請求項10】 切削刃物(39)が刃物ホルダ(4
0)の横に延びた穴(48)のなかに配置してあり、凹
部(5)が刃物ホルダ(40)の外周面に設けてなるこ
とを特徴とする請求項1記載の傾動刃物付きばり取り工
具。 - 【請求項11】 傾動ボルト(41)が、横に延びたね
じ(42)により、軸方向に摺動しないよう固定してな
ることを特徴とする請求項1記載の傾動刃物付きばり取
り工具。 - 【請求項12】 棒ばね(12)が本体(2)のばねホ
ルダ(45)内で支承してあり、固定ねじ(47)がば
ねホルダ(45)の円周溝(46)に係合することを特
徴とする請求項1記載の傾動刃物付きばり取り工具。 - 【請求項13】 切削刃物(39)が後端面に凹部(5
2)を有し、これが刃物ホルダ(40)の内部で止めピ
ン(54)に当接することを特徴とする請求項10記載
の傾動刃物付きばり取り工具。 - 【請求項14】 切削刃物(39)が、直線的に形成さ
れ相対向した平行な切れ刃(57),(58)を有する
ことを特徴とする請求項10記載の傾動刃物付きばり取
り工具。 - 【請求項15】 傾動ボルト(41)又は刃物ホルダ
(40)が距離(64)を置いて係止装置の作用線上に
偏心に配置してなることを特徴とする請求項1記載の傾
動刃物付きばり取り工具。
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