JPH0615541A - 直動軸受を用いた工作機械滑り面の振動吸収装置 - Google Patents
直動軸受を用いた工作機械滑り面の振動吸収装置Info
- Publication number
- JPH0615541A JPH0615541A JP19785792A JP19785792A JPH0615541A JP H0615541 A JPH0615541 A JP H0615541A JP 19785792 A JP19785792 A JP 19785792A JP 19785792 A JP19785792 A JP 19785792A JP H0615541 A JPH0615541 A JP H0615541A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machine tool
- acting bearing
- direct
- sliding
- grinding
- Prior art date
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- Pending
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- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高精度を必要とする研削ならびに精密切削に
使用できる、工作機械の滑り面に直動軸受を採用したと
きに発生する微振動を吸収する装置の提供。 【構成】 直動軸受3を用いた両側ガイドレール4の中
間におけるスライドベース1と移動テーブル2との間に
介在された摺動部Rの摺動面に潤滑性樹脂7を設けて弾
性体が構成され、潤滑性樹脂7を介して下向き方向に計
算された予圧を与えることにより直動軸受3が発生する
微振動を吸収抑制させるようにしたことを特徴としてい
る。 【効果】 工作機械の滑り面に予圧を与えた直動軸受を
採用する場合において、高精度を必要とする研削ならび
に精密切削に使用できる。
使用できる、工作機械の滑り面に直動軸受を採用したと
きに発生する微振動を吸収する装置の提供。 【構成】 直動軸受3を用いた両側ガイドレール4の中
間におけるスライドベース1と移動テーブル2との間に
介在された摺動部Rの摺動面に潤滑性樹脂7を設けて弾
性体が構成され、潤滑性樹脂7を介して下向き方向に計
算された予圧を与えることにより直動軸受3が発生する
微振動を吸収抑制させるようにしたことを特徴としてい
る。 【効果】 工作機械の滑り面に予圧を与えた直動軸受を
採用する場合において、高精度を必要とする研削ならび
に精密切削に使用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直動軸受を用いた工作
機械滑り面の振動吸収装置に関するものである。
機械滑り面の振動吸収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の単なる“平ー平”摺動面の構造
は、図1に示すようにスライドベース1aと移動テーブ
ル2aの案内面にシム(調整板)10をはさみ、摺動間
隙Sに数μm〜数10μmのすきまを設けて作動させる
構造であるため、NC(数値制御)により1μm単位の
直進指令を出しても“すきま量”の範囲で蛇行送りB
し、目的の送り方向Cの動きが一定せず、とくにテーブ
ル上面Aにワークがセットされ、切削あるいは研削荷重
がかかると、方向性が定まらず高精度加工に必要な1μ
m〜2μmの定量送りができなくなり、同時2軸制御に
おける円弧切削や研削精度に影響を及ぼし、真円度など
に高精度が得られなかった。なお8aはボールねじ、9
aはサーボモータである。
は、図1に示すようにスライドベース1aと移動テーブ
ル2aの案内面にシム(調整板)10をはさみ、摺動間
隙Sに数μm〜数10μmのすきまを設けて作動させる
構造であるため、NC(数値制御)により1μm単位の
直進指令を出しても“すきま量”の範囲で蛇行送りB
し、目的の送り方向Cの動きが一定せず、とくにテーブ
ル上面Aにワークがセットされ、切削あるいは研削荷重
がかかると、方向性が定まらず高精度加工に必要な1μ
m〜2μmの定量送りができなくなり、同時2軸制御に
おける円弧切削や研削精度に影響を及ぼし、真円度など
に高精度が得られなかった。なお8aはボールねじ、9
aはサーボモータである。
【0003】このため追従性向上策として、図3のよう
にスライドベース1aと移動テーブル2aとの間に予圧
を与えた直動軸受3aを採用することにより図1の摺動
間隙Sのすきまがなくなり、また摩擦係数が“V−平”
または“平−平”の場合、潤滑良好な状態で通常0.1
〜0.05であるのに対し0.03と小さくなってNC
の指令数値に忠実かつ正確に目的の送り方向Cに移動で
きるようになった。即ち工作機械の滑り面に直動軸受を
利用できるようになると、追従性がよくなり、加工精度
が向上する。
にスライドベース1aと移動テーブル2aとの間に予圧
を与えた直動軸受3aを採用することにより図1の摺動
間隙Sのすきまがなくなり、また摩擦係数が“V−平”
または“平−平”の場合、潤滑良好な状態で通常0.1
〜0.05であるのに対し0.03と小さくなってNC
の指令数値に忠実かつ正確に目的の送り方向Cに移動で
きるようになった。即ち工作機械の滑り面に直動軸受を
利用できるようになると、追従性がよくなり、加工精度
が向上する。
【0004】また、従来、高精度を必要とする研削盤で
は、滑らかな摺動を得るために、“V−平”構造を採用
せざるを得なかったが、直動軸受を利用することにより
高度な技能を要する“きさげ作業”が不要となり、製作
コストの低減につながる。
は、滑らかな摺動を得るために、“V−平”構造を採用
せざるを得なかったが、直動軸受を利用することにより
高度な技能を要する“きさげ作業”が不要となり、製作
コストの低減につながる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、直動軸受はボ
ールの場合は点接触、ローラーの場合は線接触で減衰能
力が低いことによる微振動が発生し、高精度を必要とす
る研削ならびに精密旋削には使用できなかった。
ールの場合は点接触、ローラーの場合は線接触で減衰能
力が低いことによる微振動が発生し、高精度を必要とす
る研削ならびに精密旋削には使用できなかった。
【0006】また切削または研削加工時に発生する振動
と、回転駆動部より発生する振動とが共振しやすくなる
ため、重切削時や断続切削時には“たたき現象”によっ
て刃具を損傷させ、剛性が低いと判断されている。研削
では、砥石が高速で回転し“たたき現象”によりチャタ
ーマークがみられ、重研削では目的どおりの切り込みが
出来ないとされている。
と、回転駆動部より発生する振動とが共振しやすくなる
ため、重切削時や断続切削時には“たたき現象”によっ
て刃具を損傷させ、剛性が低いと判断されている。研削
では、砥石が高速で回転し“たたき現象”によりチャタ
ーマークがみられ、重研削では目的どおりの切り込みが
出来ないとされている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、その要旨とするとこ
ろは、直動軸受を用いた両側ガイドレールの中間におけ
るスライドベースと移動テーブルとの間に介在された摺
動部の摺動面に潤滑性樹脂を設けて弾性体が構成され、
潤滑性樹脂を介して下向き方向に計算された予圧を与え
ることにより直動軸受が発生する微振動を吸収抑制させ
るようにしたことを特徴とする直動軸受を用いた工作機
械滑り面の振動吸収装置である。
するためになされたものであって、その要旨とするとこ
ろは、直動軸受を用いた両側ガイドレールの中間におけ
るスライドベースと移動テーブルとの間に介在された摺
動部の摺動面に潤滑性樹脂を設けて弾性体が構成され、
潤滑性樹脂を介して下向き方向に計算された予圧を与え
ることにより直動軸受が発生する微振動を吸収抑制させ
るようにしたことを特徴とする直動軸受を用いた工作機
械滑り面の振動吸収装置である。
【0008】次に本発明を以下実施例について図4,5
を参照しながら詳しく説明する。
を参照しながら詳しく説明する。
【0009】
【実施例】先ず直動軸受(リニアウエイ)3を用いた2
本のガイドレール4の中間に、ボールねじ8を挾んで切
込台上面の移動テーブル2を支える形で、移動テーブル
2にL字型の2本のサブスライドレール5を固定し、ス
ライドベース1に固定した2本のプレート6を組み合わ
せた構造の摺動部Rを設ける。そこでその摺動部Rの摺
動面に潤滑性樹脂7を介在して弾性体を構成する。そし
てプレート6により下向き矢印方向イに計算された予圧
を与えることによって直動軸受3が発生する微振動を吸
収,抑制させるようにしたことを特徴としている。また
摺動部Rの摺動面には高粘度の潤滑油を強制的に供給し
て効果を高めているため、特に切込み移動テーブルに採
用した場合、剛性が高まり高精度研削が可能となる。な
お図中、9はサーボモータである。また上記の潤滑性樹
脂7としては例えば商品名ターカイトまたはルーロンな
どの摺動材(エンジニアリング・プラスチック)が使用
される。
本のガイドレール4の中間に、ボールねじ8を挾んで切
込台上面の移動テーブル2を支える形で、移動テーブル
2にL字型の2本のサブスライドレール5を固定し、ス
ライドベース1に固定した2本のプレート6を組み合わ
せた構造の摺動部Rを設ける。そこでその摺動部Rの摺
動面に潤滑性樹脂7を介在して弾性体を構成する。そし
てプレート6により下向き矢印方向イに計算された予圧
を与えることによって直動軸受3が発生する微振動を吸
収,抑制させるようにしたことを特徴としている。また
摺動部Rの摺動面には高粘度の潤滑油を強制的に供給し
て効果を高めているため、特に切込み移動テーブルに採
用した場合、剛性が高まり高精度研削が可能となる。な
お図中、9はサーボモータである。また上記の潤滑性樹
脂7としては例えば商品名ターカイトまたはルーロンな
どの摺動材(エンジニアリング・プラスチック)が使用
される。
【0010】
【発明の効果】次に本発明の効果を実施例を挙げて説明
する。図6においては、CNC内面研削盤(大成機械製
GRI−1000N2)の切込台Hの摺動面(滑り面)
に直動軸受(リニアウエイ)を用いているが、これに本
発明の振動吸収装置を組み込んだ場合の発生振動と、同
装置を取り外した場合の発生振動とを切込台H上の測定
位置Pにおいて測定してみて、表1の結果を得た。ちな
みに機械静止時の外部(工場環境)振動は、最大0.8
μmまである。
する。図6においては、CNC内面研削盤(大成機械製
GRI−1000N2)の切込台Hの摺動面(滑り面)
に直動軸受(リニアウエイ)を用いているが、これに本
発明の振動吸収装置を組み込んだ場合の発生振動と、同
装置を取り外した場合の発生振動とを切込台H上の測定
位置Pにおいて測定してみて、表1の結果を得た。ちな
みに機械静止時の外部(工場環境)振動は、最大0.8
μmまである。
【0011】
【表1】
【0012】上記の測定結果から、サブミクロンの加工
精度(とくに面粗さ、及び同時2軸制御によるテーパー
研削面の真直度)が要求される内面研削盤の摺動部への
同装置の採用の効用は十分に認められる。また切込台上
の振動は、機械の動的精度に影響するが、とくに砥石ス
ピンドルを介して砥石に振動を伝播し、砥石のワークへ
の当たりが一定せず加工寸法精度のバラツキ、真円度、
ビビリマーク、チャターマークの発生など面性状に悪影
響を及ぼすが、本発明の使用によりこれらの問題を解
消、加工精度が向上した。
精度(とくに面粗さ、及び同時2軸制御によるテーパー
研削面の真直度)が要求される内面研削盤の摺動部への
同装置の採用の効用は十分に認められる。また切込台上
の振動は、機械の動的精度に影響するが、とくに砥石ス
ピンドルを介して砥石に振動を伝播し、砥石のワークへ
の当たりが一定せず加工寸法精度のバラツキ、真円度、
ビビリマーク、チャターマークの発生など面性状に悪影
響を及ぼすが、本発明の使用によりこれらの問題を解
消、加工精度が向上した。
【図1】従来技術の説明図である。
【図2】従来技術の説明図である。
【図3】従来技術の説明図である。
【図4】本発明装置の正面図である。
【図5】本発明装置の平面図である。
【図6】本発明実施例の説明図である。
【符号の説明】 1 1a スライドベース 2 2a 移動テーブル 3 3a 直動軸受 4 ガイドレール 5 サブスライドレール 6 プレート 7 潤滑性樹脂 8 8a ボールねじ 9 9a サーボモーター 10 シム A テーブル上面 B 蛇行送り C 目的の送り方向 H 切込台 P 測定位置 R 摺動部 S 摺動間隙 イ 矢印方向
Claims (1)
- 直動軸受を用いた両側ガイドレールの中間におけるスラ
イドベースと移動テーブルとの間に介在された摺動部の
摺動面に潤滑性樹脂を設けて弾性体が構成され潤滑性樹
脂を介して下向き方向に計算された予圧を与えることに
より直動軸受が発生する微振動を吸収抑制させるように
したことを特徴とする直動軸受を用いた工作機械滑り面
の振動吸収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19785792A JPH0615541A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 直動軸受を用いた工作機械滑り面の振動吸収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19785792A JPH0615541A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 直動軸受を用いた工作機械滑り面の振動吸収装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0615541A true JPH0615541A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16381490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19785792A Pending JPH0615541A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 直動軸受を用いた工作機械滑り面の振動吸収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615541A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101008079B1 (ko) * | 2008-07-30 | 2011-01-13 | 김기태 | 서보 톰슨 프레스의 이송 테이블 |
| JP2011251629A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Mitsubishi Electric Corp | 可動ホーム柵 |
| JP2017140943A (ja) * | 2016-02-10 | 2017-08-17 | 株式会社東海理化電機製作所 | バックル装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0245497B2 (ja) * | 1982-05-19 | 1990-10-09 | Inoue Japax Res |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP19785792A patent/JPH0615541A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0245497B2 (ja) * | 1982-05-19 | 1990-10-09 | Inoue Japax Res |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101008079B1 (ko) * | 2008-07-30 | 2011-01-13 | 김기태 | 서보 톰슨 프레스의 이송 테이블 |
| JP2011251629A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Mitsubishi Electric Corp | 可動ホーム柵 |
| JP2017140943A (ja) * | 2016-02-10 | 2017-08-17 | 株式会社東海理化電機製作所 | バックル装置 |
| CN107054284A (zh) * | 2016-02-10 | 2017-08-18 | 株式会社东海理化电机制作所 | 扣环装置 |
| CN107054284B (zh) * | 2016-02-10 | 2019-03-12 | 株式会社东海理化电机制作所 | 扣环装置 |
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