JPH06155493A - ポリマーの遠心成形装置 - Google Patents
ポリマーの遠心成形装置Info
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- JPH06155493A JPH06155493A JP35438192A JP35438192A JPH06155493A JP H06155493 A JPH06155493 A JP H06155493A JP 35438192 A JP35438192 A JP 35438192A JP 35438192 A JP35438192 A JP 35438192A JP H06155493 A JPH06155493 A JP H06155493A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 遠心成形が非常に困難である内径の小さな弾
性体製品あるいは肉厚の大きな弾性体製品の成形、芯体
と弾性体との一体成形、さらには複雑な形状の芯体と弾
性体との一体成形を、遠心成形を利用して実施する。ま
た外周面だけでなく内周面も特殊な形状のベルトを遠心
成形法により製造する。かつすべての弾性体製品中の気
泡を有効に除去し、品質の向上を図る。量産により、安
価な弾性体製品を市場に供給する。 【構成】 液状ポリマー原料中の気泡の除去を、ケーシ
ング1内での遠心力による分離のみによって行うのでは
なく、ケーシング1上部の注入ポリマー原料受け板7の
上側に設けられた注入ポリマー圧縮流入空間部8内で遠
心力を利用して予め液状ポリマー原料中の気泡を除去し
たのち、脱泡されたポリマー原料のみを受け板7下側の
成形用空間部11内に注入し、さらに成形用空間部11
内でも遠心力を作用させながら気泡を除去して、いわば
2段階で気泡を除去する。
性体製品あるいは肉厚の大きな弾性体製品の成形、芯体
と弾性体との一体成形、さらには複雑な形状の芯体と弾
性体との一体成形を、遠心成形を利用して実施する。ま
た外周面だけでなく内周面も特殊な形状のベルトを遠心
成形法により製造する。かつすべての弾性体製品中の気
泡を有効に除去し、品質の向上を図る。量産により、安
価な弾性体製品を市場に供給する。 【構成】 液状ポリマー原料中の気泡の除去を、ケーシ
ング1内での遠心力による分離のみによって行うのでは
なく、ケーシング1上部の注入ポリマー原料受け板7の
上側に設けられた注入ポリマー圧縮流入空間部8内で遠
心力を利用して予め液状ポリマー原料中の気泡を除去し
たのち、脱泡されたポリマー原料のみを受け板7下側の
成形用空間部11内に注入し、さらに成形用空間部11
内でも遠心力を作用させながら気泡を除去して、いわば
2段階で気泡を除去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポリマーの遠心成形
装置、さらに詳しくは、液状のポリマー原料を遠心成形
法により成形して、ロール、ディスク、ベルト等の弾性
体製品を製造する装置に関するものである。
装置、さらに詳しくは、液状のポリマー原料を遠心成形
法により成形して、ロール、ディスク、ベルト等の弾性
体製品を製造する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、液状のポリマー原料を成形し
て、ロール、ディスク、ベルト等の弾性体製品を製造す
る方法として注型成形法が周知である。例えば芯体の表
面に弾性体を被覆した構造のロール、ディスク等を製造
するには、円筒状の金型内に芯体をセットして、注型空
間部を形成し、この注型空間部内に液状ポリマー原料を
流し込んで、ポリマー原料を硬化させている。ところ
で、上記弾性体製品にとっては、弾性体部分に気泡が含
まれていることが致命的な欠点となるが、上記のような
通常の注型成形法では、気泡を取り除くのが非常に困難
であった。
て、ロール、ディスク、ベルト等の弾性体製品を製造す
る方法として注型成形法が周知である。例えば芯体の表
面に弾性体を被覆した構造のロール、ディスク等を製造
するには、円筒状の金型内に芯体をセットして、注型空
間部を形成し、この注型空間部内に液状ポリマー原料を
流し込んで、ポリマー原料を硬化させている。ところ
で、上記弾性体製品にとっては、弾性体部分に気泡が含
まれていることが致命的な欠点となるが、上記のような
通常の注型成形法では、気泡を取り除くのが非常に困難
であった。
【0003】これに対し、液状のポリマー原料と、気泡
との比重差を利用して脱泡を行なう遠心成形法は、気泡
を取り除く手段として非常に有効であることが知られて
いる。例えば特公昭60−15454号公報には、遠心
成形による薄肉エンドレスベルトの製造法が示されてお
り、また、特開平2−73281号公報には、ロールの
胴部を遠心成形した後、これに芯金を嵌め込んだ電子写
真複写機等に使用される定着・加圧ロールが開示されて
いる。
との比重差を利用して脱泡を行なう遠心成形法は、気泡
を取り除く手段として非常に有効であることが知られて
いる。例えば特公昭60−15454号公報には、遠心
成形による薄肉エンドレスベルトの製造法が示されてお
り、また、特開平2−73281号公報には、ロールの
胴部を遠心成形した後、これに芯金を嵌め込んだ電子写
真複写機等に使用される定着・加圧ロールが開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の遠心成形法には、次のような問題があった。遠心
成形法では、まず第1に、回転遠心力の大きさは、回転
軸からの距離に比例するため、軸心に近い部分では遠心
力による分離作用はあまり働かない。このため内径の小
さなもの、あるいは肉厚の大きなものの成形のさいに
は、気泡を除去しきれない。
従来の遠心成形法には、次のような問題があった。遠心
成形法では、まず第1に、回転遠心力の大きさは、回転
軸からの距離に比例するため、軸心に近い部分では遠心
力による分離作用はあまり働かない。このため内径の小
さなもの、あるいは肉厚の大きなものの成形のさいに
は、気泡を除去しきれない。
【0005】第2に、遠心分離によって気泡を軸心側へ
集めるため、芯体の表面に弾性体を被覆したものを一体
成形することができない。このため、弾性ロールを作る
場合には、円筒状の弾性体(コット)を遠心成形した
後、これを芯体に嵌め合せなければならず、作業に手間
がかかった。
集めるため、芯体の表面に弾性体を被覆したものを一体
成形することができない。このため、弾性ロールを作る
場合には、円筒状の弾性体(コット)を遠心成形した
後、これを芯体に嵌め合せなければならず、作業に手間
がかかった。
【0006】第3に、例えば芯体と弾性体とを強固に結
合するために芯体表面を凹凸などの複雑な形状とし、そ
の上に弾性体を形成した構造の物品は、従来の遠心成形
法では成形できず、また通常の注型法では凹凸面にきわ
めて気泡が溜まりやすい。
合するために芯体表面を凹凸などの複雑な形状とし、そ
の上に弾性体を形成した構造の物品は、従来の遠心成形
法では成形できず、また通常の注型法では凹凸面にきわ
めて気泡が溜まりやすい。
【0007】第4に、遠心成形法では液体の界面となる
内周面は平滑となる。例えばケーシング周壁の内面を特
殊な形状とすれば、成形物品の外周面の形状をこれに対
応して特殊なものとすることはできるが、成形物品の内
周面まで特殊な形状とすることはできない。
内周面は平滑となる。例えばケーシング周壁の内面を特
殊な形状とすれば、成形物品の外周面の形状をこれに対
応して特殊なものとすることはできるが、成形物品の内
周面まで特殊な形状とすることはできない。
【0008】第5に、弾性ロール、ベルト等の弾性体製
品を一度に多数成形するには、従来,円筒状の成形物品
を遠心成形した後に、所望のサイズに切断する切断工程
が必要であり、作業に手間がかかるとともに、加工工数
が増大した。
品を一度に多数成形するには、従来,円筒状の成形物品
を遠心成形した後に、所望のサイズに切断する切断工程
が必要であり、作業に手間がかかるとともに、加工工数
が増大した。
【0009】この発明者らは、上記の点に鑑み鋭意研究
を重ねた結果、液状ポリマー原料中の気泡の除去をケー
シング内での遠心力による分離のみによって行なうので
はなく、予め圧縮注入部で遠心力を利用して気泡を除去
した液状ポリマー原料のみをケーシング内に注入し、さ
らにケーシング内でも遠心力を作用させながら注型する
ことにより、気泡の除去をいわば2段階で行ない得るこ
とを見い出し、この発明を完成させた。
を重ねた結果、液状ポリマー原料中の気泡の除去をケー
シング内での遠心力による分離のみによって行なうので
はなく、予め圧縮注入部で遠心力を利用して気泡を除去
した液状ポリマー原料のみをケーシング内に注入し、さ
らにケーシング内でも遠心力を作用させながら注型する
ことにより、気泡の除去をいわば2段階で行ない得るこ
とを見い出し、この発明を完成させた。
【0010】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、遠心成形が非常に困難であった種々の回転対
称物品の成形、すなわち内径の小さな物品あるいは肉厚
の大きな物品の成形、芯体と弾性体との一体成形、さら
には複雑な形状の芯体と弾性体との一体成形を遠心成形
を利用して実施することができ、またベルトの製造にお
いては、その外周面だけでなく内周面も特殊な形状のベ
ルトを、遠心成形法により製造することができ、かつす
べての製品中の気泡を有効に除去し得て、品質の向上に
寄与し得るとともに、量産性にすぐれていて、弾性体製
品を安価に市場に供給し得る、ポリマーの遠心成形装置
を提供しようとするものである。
を解決し、遠心成形が非常に困難であった種々の回転対
称物品の成形、すなわち内径の小さな物品あるいは肉厚
の大きな物品の成形、芯体と弾性体との一体成形、さら
には複雑な形状の芯体と弾性体との一体成形を遠心成形
を利用して実施することができ、またベルトの製造にお
いては、その外周面だけでなく内周面も特殊な形状のベ
ルトを、遠心成形法により製造することができ、かつす
べての製品中の気泡を有効に除去し得て、品質の向上に
寄与し得るとともに、量産性にすぐれていて、弾性体製
品を安価に市場に供給し得る、ポリマーの遠心成形装置
を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、まず第1発明は、上壁中央部に液状
ポリマー原料注入口を有しかつ底壁中央部の下面に回転
軸が取り付けられるとともに周壁に対して上壁および底
壁のうちの少なくとも一方が取り外し自在となされた有
底円筒状ケーシングと、ケーシング上壁の内側において
ポリマー原料注入口に対向するように配置された注入ポ
リマー原料受け板と、受け板およびケーシング底壁の中
間に配置された円筒状の成形物品用芯体とよりなり、ケ
ーシングの上壁の内面と注入ポリマー原料受け板との間
に、中央部のポリマー原料注入口を中心としてこれより
周縁に至るほど漸次先細となる断面略楔形のポリマー原
料圧縮流入空間部が形成され、受け板周縁の所要部分と
ケーシング周壁の内面の対応部分との間に、圧縮により
脱泡した液状ポリマー原料の流通用間隙が設けられ、受
け板の下側において成形物品用芯体の外周面とケーシン
グ周壁の内周面との間に、上記流通用間隙に連なるポリ
マー成形用空間部が設けられ、成形物品用芯体の周壁の
所要箇所に第1空気抜き孔があけられるとともに、ケー
シング底壁の所要箇所に第2空気抜き孔があけられてい
る、ポリマーの遠心成形装置を要旨としている。
を達成するために、まず第1発明は、上壁中央部に液状
ポリマー原料注入口を有しかつ底壁中央部の下面に回転
軸が取り付けられるとともに周壁に対して上壁および底
壁のうちの少なくとも一方が取り外し自在となされた有
底円筒状ケーシングと、ケーシング上壁の内側において
ポリマー原料注入口に対向するように配置された注入ポ
リマー原料受け板と、受け板およびケーシング底壁の中
間に配置された円筒状の成形物品用芯体とよりなり、ケ
ーシングの上壁の内面と注入ポリマー原料受け板との間
に、中央部のポリマー原料注入口を中心としてこれより
周縁に至るほど漸次先細となる断面略楔形のポリマー原
料圧縮流入空間部が形成され、受け板周縁の所要部分と
ケーシング周壁の内面の対応部分との間に、圧縮により
脱泡した液状ポリマー原料の流通用間隙が設けられ、受
け板の下側において成形物品用芯体の外周面とケーシン
グ周壁の内周面との間に、上記流通用間隙に連なるポリ
マー成形用空間部が設けられ、成形物品用芯体の周壁の
所要箇所に第1空気抜き孔があけられるとともに、ケー
シング底壁の所要箇所に第2空気抜き孔があけられてい
る、ポリマーの遠心成形装置を要旨としている。
【0012】この第1発明の装置により、円筒状の芯体
の表面にポリマー原料の硬化により形成された弾性体
(コット)を被覆した弾性ロールを製造し得る。
の表面にポリマー原料の硬化により形成された弾性体
(コット)を被覆した弾性ロールを製造し得る。
【0013】つぎに、第2発明は、リング状の芯体の表
面にポリマー原料の硬化により形成された弾性体(コッ
ト)を被覆した弾性ロールを製造する装置である。
面にポリマー原料の硬化により形成された弾性体(コッ
ト)を被覆した弾性ロールを製造する装置である。
【0014】ここで、上記第1発明の場合と異なる点
は、注入ポリマー原料受け板とケーシング底壁との中間
に、リング状の成形物品用芯体および鍔部を有するリン
グ状のスペーサとが交互に配置されている点にある。そ
して、リング状のスペーサは成形物品用芯体の上下両側
に配せられ、各リング状スペーサの鍔部周縁の所要部分
とケーシング周壁の内面の対応部分との間に、液状ポリ
マー原料の流通用間隙が設けられ、受け板の下側に、各
リング状成形物品用芯体の外周面と上下スペーサとケー
シング周壁の内周面とによって囲まれかつ上記流通用間
隙に連なる液状ポリマー成形用空間部が設けられ、リン
グ状の成形物品用芯体とリング状スペーサとの当接部分
の所要箇所に第1空気抜き孔があけられるとともに、ケ
ーシング底壁の所要箇所に第2空気抜き孔があけられて
いる。
は、注入ポリマー原料受け板とケーシング底壁との中間
に、リング状の成形物品用芯体および鍔部を有するリン
グ状のスペーサとが交互に配置されている点にある。そ
して、リング状のスペーサは成形物品用芯体の上下両側
に配せられ、各リング状スペーサの鍔部周縁の所要部分
とケーシング周壁の内面の対応部分との間に、液状ポリ
マー原料の流通用間隙が設けられ、受け板の下側に、各
リング状成形物品用芯体の外周面と上下スペーサとケー
シング周壁の内周面とによって囲まれかつ上記流通用間
隙に連なる液状ポリマー成形用空間部が設けられ、リン
グ状の成形物品用芯体とリング状スペーサとの当接部分
の所要箇所に第1空気抜き孔があけられるとともに、ケ
ーシング底壁の所要箇所に第2空気抜き孔があけられて
いる。
【0015】つぎに、第3発明は、横断面略L字形のリ
ング状成形物品用芯体の水平部外周面にポリマー原料の
硬化により形成された弾性体を被覆した弾性体被覆ディ
スク製品を製造する装置である。このような弾性体被覆
ディスク製品は、例えば合成繊維糸捲縮用摩擦仮撚りデ
ィスクとして用いることができる。
ング状成形物品用芯体の水平部外周面にポリマー原料の
硬化により形成された弾性体を被覆した弾性体被覆ディ
スク製品を製造する装置である。このような弾性体被覆
ディスク製品は、例えば合成繊維糸捲縮用摩擦仮撚りデ
ィスクとして用いることができる。
【0016】ここで、上記第1発明の場合と異なる点
は、注入ポリマー原料受け板とケーシング底壁との中間
に、横断面略L字形のリング状成形物品用芯体およびリ
ング状のスペーサとが交互に配置されている点にある。
そして、リング状スペーサは成形物品用芯体の上下両側
に配せられ、各リング状スペーサ周縁の所要部分とケー
シング周壁の内面の対応部分との間に、液状ポリマー原
料の流通用間隙が設けられ、受け板の下側に、各リング
状成形物品用芯体の水平部外周面と上下スペーサとケー
シング周壁の内周面とによって囲まれかつ上記流通用間
隙に連なる液状ポリマー成形用空間部が設けられ、リン
グ状の成形物品用芯体とリング状スペーサとの当接部分
の所要箇所に第1空気抜き孔があけられるとともに、ケ
ーシング底壁の所要箇所に第2空気抜き孔があけられて
いる。
は、注入ポリマー原料受け板とケーシング底壁との中間
に、横断面略L字形のリング状成形物品用芯体およびリ
ング状のスペーサとが交互に配置されている点にある。
そして、リング状スペーサは成形物品用芯体の上下両側
に配せられ、各リング状スペーサ周縁の所要部分とケー
シング周壁の内面の対応部分との間に、液状ポリマー原
料の流通用間隙が設けられ、受け板の下側に、各リング
状成形物品用芯体の水平部外周面と上下スペーサとケー
シング周壁の内周面とによって囲まれかつ上記流通用間
隙に連なる液状ポリマー成形用空間部が設けられ、リン
グ状の成形物品用芯体とリング状スペーサとの当接部分
の所要箇所に第1空気抜き孔があけられるとともに、ケ
ーシング底壁の所要箇所に第2空気抜き孔があけられて
いる。
【0017】最後に、第4発明は、ポリマー原料の硬化
により、例えば動力伝動用ベルト等に用いられる弾性体
ベルトを製造する装置である。
により、例えば動力伝動用ベルト等に用いられる弾性体
ベルトを製造する装置である。
【0018】ここで、上記第1発明の場合と異なる点
は、注入ポリマー原料受け板とケーシング底壁との中間
に、少なくとも3つのリング状スペーサが積み重ね状に
配置されている点にある。そして、積み重ね状態のリン
グ状スペーサのうち最上位のリング状スペーサの下面に
下向きに先細となるテーパ面が設けられ、最下位のリン
グ状スペーサの上面に上向きに先細となるテーパ面が設
けられ、中間のリング状スペーサの上下面に上向きおよ
び下向きにそれぞれ先細となるテーパ面が設けられ、各
リング状スペーサ周縁の所要部分とケーシング周壁の内
面の対応部分との間に、液状ポリマー原料の流通用間隙
が設けられ、受け板の下側に、上下に隣り合うリング状
スペーサとケーシング周壁の内周面とによって囲まれか
つ上記流通用間隙に連なる横断面略V字形のポリマー成
形用空間部が設けられ、上下に隣り合うリング状スペー
サの当接部分の所要箇所に第1空気抜き孔があけられる
とともに、ケーシング底壁の所要箇所に第2空気抜き孔
があけられている。
は、注入ポリマー原料受け板とケーシング底壁との中間
に、少なくとも3つのリング状スペーサが積み重ね状に
配置されている点にある。そして、積み重ね状態のリン
グ状スペーサのうち最上位のリング状スペーサの下面に
下向きに先細となるテーパ面が設けられ、最下位のリン
グ状スペーサの上面に上向きに先細となるテーパ面が設
けられ、中間のリング状スペーサの上下面に上向きおよ
び下向きにそれぞれ先細となるテーパ面が設けられ、各
リング状スペーサ周縁の所要部分とケーシング周壁の内
面の対応部分との間に、液状ポリマー原料の流通用間隙
が設けられ、受け板の下側に、上下に隣り合うリング状
スペーサとケーシング周壁の内周面とによって囲まれか
つ上記流通用間隙に連なる横断面略V字形のポリマー成
形用空間部が設けられ、上下に隣り合うリング状スペー
サの当接部分の所要箇所に第1空気抜き孔があけられる
とともに、ケーシング底壁の所要箇所に第2空気抜き孔
があけられている。
【0019】上記において、ロール、ディスクおよびベ
ルトの弾性体を構成するポリマーとしては、例えばエポ
キシ樹脂、ポリウレタン、フェノール樹脂、ユリア樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ケイ素樹脂、メタクリル
樹脂、ポリアミド樹脂などであって、注型成形に適用で
きるものであればいずれも使用可能である。
ルトの弾性体を構成するポリマーとしては、例えばエポ
キシ樹脂、ポリウレタン、フェノール樹脂、ユリア樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ケイ素樹脂、メタクリル
樹脂、ポリアミド樹脂などであって、注型成形に適用で
きるものであればいずれも使用可能である。
【0020】また、これらのポリマーの液状原料の粘度
は、例えば300〜150,000cps程度である。
は、例えば300〜150,000cps程度である。
【0021】
【作用】上記第1発明において、回転軸の回動により回
転するケーシングの上壁中央部の注入口より注入された
液状ポリマー原料は、注入口に対向する受け板で受けら
れた後、回転遠心力の作用によって受け板に沿って圧縮
流入空間部内を外周方向に移行する。圧縮流入空間部
は、中央部のポリマー原料注入口を中心としてこれより
周縁に至るほど漸次先細となる断面略楔形の形状を有し
ているため、液状ポリマー原料はここで、回転遠心力
と、これに対する抵抗力との相互作用を受け、圧縮脱泡
される。そして、液状ポリマー原料に対して比重の小さ
い気泡は、ケーシングの上壁中央部の注入口の方へ徐々
に集められるため、受け板周縁の流通用間隙へは、気泡
を含まない液状ポリマー原料のみが流れ込み、この流通
用間隙より下側のポリマー成形用空間部内へと流入す
る。
転するケーシングの上壁中央部の注入口より注入された
液状ポリマー原料は、注入口に対向する受け板で受けら
れた後、回転遠心力の作用によって受け板に沿って圧縮
流入空間部内を外周方向に移行する。圧縮流入空間部
は、中央部のポリマー原料注入口を中心としてこれより
周縁に至るほど漸次先細となる断面略楔形の形状を有し
ているため、液状ポリマー原料はここで、回転遠心力
と、これに対する抵抗力との相互作用を受け、圧縮脱泡
される。そして、液状ポリマー原料に対して比重の小さ
い気泡は、ケーシングの上壁中央部の注入口の方へ徐々
に集められるため、受け板周縁の流通用間隙へは、気泡
を含まない液状ポリマー原料のみが流れ込み、この流通
用間隙より下側のポリマー成形用空間部内へと流入す
る。
【0022】ここで、ポリマー原料圧縮流入空間部は、
例えば平面よりみて放射状に形成するのが望ましく、各
圧縮流入空間部は、ポリマー原料注入口を中心としてこ
れより周縁に至るほど上下幅が狭くなるばかりでなく、
左右幅も狭くなって、漸次先細となる断面略楔形を有し
ているのが好ましい。しかしながら、ポリマー原料圧縮
流入空間部は、注入口を中心としてこれより周縁に至る
ほど上下幅は狭くなるけれども、左右幅は広いままとな
されていても良い。そして、受け板周縁の流通用間隙
は、各圧縮流入空間部の先端部の左右幅に応じて、適宜
の幅を有するようにつくられる。
例えば平面よりみて放射状に形成するのが望ましく、各
圧縮流入空間部は、ポリマー原料注入口を中心としてこ
れより周縁に至るほど上下幅が狭くなるばかりでなく、
左右幅も狭くなって、漸次先細となる断面略楔形を有し
ているのが好ましい。しかしながら、ポリマー原料圧縮
流入空間部は、注入口を中心としてこれより周縁に至る
ほど上下幅は狭くなるけれども、左右幅は広いままとな
されていても良い。そして、受け板周縁の流通用間隙
は、各圧縮流入空間部の先端部の左右幅に応じて、適宜
の幅を有するようにつくられる。
【0023】なお実際には、ケーシングの周壁の内面
に、断面略楔形の各ポリマー原料圧縮流入空間部の先端
に連なるポリマー原料分配用凹溝を設けて、受け板周縁
とケーシングの周壁の内面との間に流通用間隙を形成す
るのが好ましい。平面よりみて放射状のポリマー原料圧
縮流入空間部とこれの先端に連なる分配用凹溝は等間隔
に配置されているため、注入ポリマー原料は、流通用間
隙よりケーシング周壁に沿ってポリマー成形用空間部内
へと均等に流入する。
に、断面略楔形の各ポリマー原料圧縮流入空間部の先端
に連なるポリマー原料分配用凹溝を設けて、受け板周縁
とケーシングの周壁の内面との間に流通用間隙を形成す
るのが好ましい。平面よりみて放射状のポリマー原料圧
縮流入空間部とこれの先端に連なる分配用凹溝は等間隔
に配置されているため、注入ポリマー原料は、流通用間
隙よりケーシング周壁に沿ってポリマー成形用空間部内
へと均等に流入する。
【0024】また、回転遠心力の作用により、注入口内
の液状ポリマー原料は次々にポリマー成形用空間部内に
送り込まれるため、ポリマー成形用空間部内の比重の小
さい空気は中央の成形物品用芯体の方へ押し込まれ、成
形物品用芯体にあけられた多数の第1空気抜き孔を通っ
て芯体の内部へと抜け出す。そしてまた芯体内の空気
は、ケーシング底壁にあけられた第2空気抜き孔を通っ
てケーシングの外へと排出される。
の液状ポリマー原料は次々にポリマー成形用空間部内に
送り込まれるため、ポリマー成形用空間部内の比重の小
さい空気は中央の成形物品用芯体の方へ押し込まれ、成
形物品用芯体にあけられた多数の第1空気抜き孔を通っ
て芯体の内部へと抜け出す。そしてまた芯体内の空気
は、ケーシング底壁にあけられた第2空気抜き孔を通っ
てケーシングの外へと排出される。
【0025】このように、この発明による遠心成形装置
では、圧縮流入空間部で予め気泡を取り除いた液状ポリ
マー原料のみをポリマー成形用空間部内に流入すること
ができる。そして、ポリマー成形用空間部内に流入した
液状ポリマー原料中にわずかな気泡が残っている場合で
も、ポリマー成形用空間部内で更に遠心分離作用が働く
ため、液状ポリマー原料中の気泡はここで完全に除去す
ることができる。そのうえ、ポリマー成形用空間部内の
空気は回転遠心力を利用して、遠心力が作用する方向と
は逆の芯体方向に向って徐々に押し出されるため、流
入、硬化時に成形用空間部内の空気を巻き込むこともな
い。
では、圧縮流入空間部で予め気泡を取り除いた液状ポリ
マー原料のみをポリマー成形用空間部内に流入すること
ができる。そして、ポリマー成形用空間部内に流入した
液状ポリマー原料中にわずかな気泡が残っている場合で
も、ポリマー成形用空間部内で更に遠心分離作用が働く
ため、液状ポリマー原料中の気泡はここで完全に除去す
ることができる。そのうえ、ポリマー成形用空間部内の
空気は回転遠心力を利用して、遠心力が作用する方向と
は逆の芯体方向に向って徐々に押し出されるため、流
入、硬化時に成形用空間部内の空気を巻き込むこともな
い。
【0026】このように、この発明によれば、液状ポリ
マー原料中の気泡の除去を、ケーシング内での遠心力に
よる分離のみによって行うのではなく、予め注入ポリマ
ー圧縮流入空間部で遠心力を利用して気泡を除去したの
ち、脱泡されたポリマー原料のみを成形用空間部内に注
入し、さらに成形用空間部内でも遠心力を作用させなが
ら気泡及び空気を除去して、いわば2段階で気泡を除去
しているため、内径の小さな物品、あるいは肉厚の大き
な物品を成形する場合でも、十分に気泡を除去して成形
することができる。
マー原料中の気泡の除去を、ケーシング内での遠心力に
よる分離のみによって行うのではなく、予め注入ポリマ
ー圧縮流入空間部で遠心力を利用して気泡を除去したの
ち、脱泡されたポリマー原料のみを成形用空間部内に注
入し、さらに成形用空間部内でも遠心力を作用させなが
ら気泡及び空気を除去して、いわば2段階で気泡を除去
しているため、内径の小さな物品、あるいは肉厚の大き
な物品を成形する場合でも、十分に気泡を除去して成形
することができる。
【0027】また、成形用空間部内の空気は、成形物品
用芯体に設けた第1空気抜き孔を通して除去しているた
め、芯体と弾性体との一体成形が可能であり、従来のよ
うに一旦円筒状ないしはリング状に成形した弾性体を芯
体に嵌め合せるといった手間がかからない。
用芯体に設けた第1空気抜き孔を通して除去しているた
め、芯体と弾性体との一体成形が可能であり、従来のよ
うに一旦円筒状ないしはリング状に成形した弾性体を芯
体に嵌め合せるといった手間がかからない。
【0028】つぎに、上記第2発明は、注入ポリマー原
料受け板とケーシング底壁との中間に、リング状の成形
物品用芯体および鍔部を有するリング状のスペーサが交
互に配置されているものである。従ってこの第2発明の
装置においても、液状ポリマー原料中の気泡の除去を、
注入ポリマー圧縮流入空間部での遠心力を利用した脱
泡、並びに成形物品用芯体の外周面と上下スペーサとケ
ーシング周壁の内周面とによって囲まれた成形用空間部
内での遠心力を利用した脱泡により、同様に、いわば2
段階で気泡を除去しているため、十分に気泡を除去して
成形することができ、芯体と弾性体とが強固に結合され
るものである。また、リング状の成形物品用芯体および
リング状スペーサを交互に多数積み重ねているので、リ
ング状の芯体の表面にポリマー原料の硬化により形成さ
れた弾性体(コット)を被覆した品質の良い芯体付きロ
ールを、一度に多数個製造することができる。
料受け板とケーシング底壁との中間に、リング状の成形
物品用芯体および鍔部を有するリング状のスペーサが交
互に配置されているものである。従ってこの第2発明の
装置においても、液状ポリマー原料中の気泡の除去を、
注入ポリマー圧縮流入空間部での遠心力を利用した脱
泡、並びに成形物品用芯体の外周面と上下スペーサとケ
ーシング周壁の内周面とによって囲まれた成形用空間部
内での遠心力を利用した脱泡により、同様に、いわば2
段階で気泡を除去しているため、十分に気泡を除去して
成形することができ、芯体と弾性体とが強固に結合され
るものである。また、リング状の成形物品用芯体および
リング状スペーサを交互に多数積み重ねているので、リ
ング状の芯体の表面にポリマー原料の硬化により形成さ
れた弾性体(コット)を被覆した品質の良い芯体付きロ
ールを、一度に多数個製造することができる。
【0029】また、上記第3発明は、注入ポリマー原料
受け板とケーシング底壁との中間に、横断面略L字形の
リング状成形物品用芯体およびリング状のスペーサが交
互に配置されているものである。従ってこの第3発明の
装置においても、液状ポリマー原料中の気泡の除去を、
注入ポリマー圧縮流入空間部での遠心力を利用した脱
泡、並びにリング状成形物品用芯体の水平部外周面と上
下スペーサとケーシング周壁の内周面とによって囲まれ
た成形用空間部内での遠心力を利用した脱泡により、同
様に、いわば2段階で気泡を除去しているため、十分に
気泡を除去して成形することができるとともに、芯体の
水平部外周面を凹凸などの複雑な形状とした場合でも、
十分に気泡を除去することができ、芯体と弾性体とが強
固に結合されるものである。また、横断面略L字形のリ
ング状成形物品用芯体およびリング状スペーサを交互に
多数積み重ねているので、横断面略L字形のリング状成
形物品用芯体の水平部外周面にポリマー原料の硬化によ
り形成された弾性体を被覆した品質の良い合成繊維糸捲
縮用摩擦仮撚りディスク等の弾性体被覆ディスク製品
を、一度に多数個製造することができる。
受け板とケーシング底壁との中間に、横断面略L字形の
リング状成形物品用芯体およびリング状のスペーサが交
互に配置されているものである。従ってこの第3発明の
装置においても、液状ポリマー原料中の気泡の除去を、
注入ポリマー圧縮流入空間部での遠心力を利用した脱
泡、並びにリング状成形物品用芯体の水平部外周面と上
下スペーサとケーシング周壁の内周面とによって囲まれ
た成形用空間部内での遠心力を利用した脱泡により、同
様に、いわば2段階で気泡を除去しているため、十分に
気泡を除去して成形することができるとともに、芯体の
水平部外周面を凹凸などの複雑な形状とした場合でも、
十分に気泡を除去することができ、芯体と弾性体とが強
固に結合されるものである。また、横断面略L字形のリ
ング状成形物品用芯体およびリング状スペーサを交互に
多数積み重ねているので、横断面略L字形のリング状成
形物品用芯体の水平部外周面にポリマー原料の硬化によ
り形成された弾性体を被覆した品質の良い合成繊維糸捲
縮用摩擦仮撚りディスク等の弾性体被覆ディスク製品
を、一度に多数個製造することができる。
【0030】さらに、上記第4発明は、注入ポリマー原
料受け板とケーシング底壁との中間に、下向きに先細と
なるテーパ面を有する最上位のリング状スペーサと、上
向きに先細となるテーパ面を有する最下位のリング状ス
ペーサと、上向きおよび下向きにそれぞれ先細となるテ
ーパ面を有する中間のリング状スペーサよりなる少なく
とも3つのリング状スペーサが積み重ね状に配置されて
いるものである。この第4発明の装置においても、液状
ポリマー原料中の気泡の除去を、注入ポリマー圧縮流入
空間部での遠心力を利用した脱泡、並びに上下に隣り合
うリング状スペーサとケーシング周壁の内周面とによっ
て囲まれた成形用空間部内での遠心力を利用した脱泡に
より、同様に、いわば2段階で気泡を除去しているた
め、十分に気泡を除去して成形することができるととも
に、リング状スペーサの形状を自由に設定することによ
って、内周面を特殊な形状とするベルトを簡単に製造す
ることができるものである。また、テーパ面を有するリ
ング状スペーサを多数積み重ねているので、例えば動力
伝動用ベルト等に用いられる品質の良い弾性体ベルト製
品を、一度に多数個製造することができる。
料受け板とケーシング底壁との中間に、下向きに先細と
なるテーパ面を有する最上位のリング状スペーサと、上
向きに先細となるテーパ面を有する最下位のリング状ス
ペーサと、上向きおよび下向きにそれぞれ先細となるテ
ーパ面を有する中間のリング状スペーサよりなる少なく
とも3つのリング状スペーサが積み重ね状に配置されて
いるものである。この第4発明の装置においても、液状
ポリマー原料中の気泡の除去を、注入ポリマー圧縮流入
空間部での遠心力を利用した脱泡、並びに上下に隣り合
うリング状スペーサとケーシング周壁の内周面とによっ
て囲まれた成形用空間部内での遠心力を利用した脱泡に
より、同様に、いわば2段階で気泡を除去しているた
め、十分に気泡を除去して成形することができるととも
に、リング状スペーサの形状を自由に設定することによ
って、内周面を特殊な形状とするベルトを簡単に製造す
ることができるものである。また、テーパ面を有するリ
ング状スペーサを多数積み重ねているので、例えば動力
伝動用ベルト等に用いられる品質の良い弾性体ベルト製
品を、一度に多数個製造することができる。
【0031】この発明の装置によれば、円筒状の芯体表
面の全体に弾性体が被覆された弾性ロール(第1発明お
よび第2発明)、あるいは芯体表面に部分的に弾性体が
被覆されたディスク等の回転対称物品(第3発明)、さ
らには内周面が特殊形状となされたベルト(第4発明)
等、さまざまなポリマー弾性体製品を成形することがで
きる。
面の全体に弾性体が被覆された弾性ロール(第1発明お
よび第2発明)、あるいは芯体表面に部分的に弾性体が
被覆されたディスク等の回転対称物品(第3発明)、さ
らには内周面が特殊形状となされたベルト(第4発明)
等、さまざまなポリマー弾性体製品を成形することがで
きる。
【0032】また、上記第2発明〜第4発明におけるよ
うに、リング状の成形物品用芯体およびリング状スペー
サを交互に多数積み重ねることにより、あるいはまたテ
ーパ面を有するリング状スペーサを多数積み重ねること
により、品質の良い成形品を、一度に多数個製造するこ
とができて、量産に適している。
うに、リング状の成形物品用芯体およびリング状スペー
サを交互に多数積み重ねることにより、あるいはまたテ
ーパ面を有するリング状スペーサを多数積み重ねること
により、品質の良い成形品を、一度に多数個製造するこ
とができて、量産に適している。
【0033】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
詳しく説明する。
詳しく説明する。
【0034】〔実施例1〕図1〜3は、この発明の第1
実施例を示すもので、円筒状の金属製芯体(10)の表
面にポリウレタンゴムにより形成された弾性体(コッ
ト)(14)を被覆した弾性ロール(18)を製造する
ものである。
実施例を示すもので、円筒状の金属製芯体(10)の表
面にポリウレタンゴムにより形成された弾性体(コッ
ト)(14)を被覆した弾性ロール(18)を製造する
ものである。
【0035】同図において、ポリマーの遠心成形装置
は、上壁(2)中央部に液状ポリマー原料注入口(5)
を有しかつ底壁(3)中央部の下面に回転軸(6)が取
り付けられるとともに周壁(4)に対して上壁(2)お
よび底壁(3)の両方が取り外し自在となされた有底円
筒状ケーシング(1)と、ケーシング上壁(2)の内側
においてポリマー原料注入口(5)に対向するように配
置された注入ポリマー原料受け板(7)と、受け板
(7)およびケーシング底壁(3)の中間に配置された
円筒状の成形物品用芯体(10)とよりなる。ケーシン
グ(1)の上壁(2)中央部のポリマー原料注入口
(5)の上方には、供給ノズル(16)の先端部がのぞ
ませられている。なお、ケーシング周壁(4)の上端部
に、図示しないボルトで上蓋が取り付けられることによ
り、上壁(2)が形成され、同ケーシング周壁(4)の
下端部に、図示しないボルトで底板が取り付けられるこ
とにより、底壁(3)が形成されている。
は、上壁(2)中央部に液状ポリマー原料注入口(5)
を有しかつ底壁(3)中央部の下面に回転軸(6)が取
り付けられるとともに周壁(4)に対して上壁(2)お
よび底壁(3)の両方が取り外し自在となされた有底円
筒状ケーシング(1)と、ケーシング上壁(2)の内側
においてポリマー原料注入口(5)に対向するように配
置された注入ポリマー原料受け板(7)と、受け板
(7)およびケーシング底壁(3)の中間に配置された
円筒状の成形物品用芯体(10)とよりなる。ケーシン
グ(1)の上壁(2)中央部のポリマー原料注入口
(5)の上方には、供給ノズル(16)の先端部がのぞ
ませられている。なお、ケーシング周壁(4)の上端部
に、図示しないボルトで上蓋が取り付けられることによ
り、上壁(2)が形成され、同ケーシング周壁(4)の
下端部に、図示しないボルトで底板が取り付けられるこ
とにより、底壁(3)が形成されている。
【0036】そして、ケーシング(1)の上壁(2)の
内面と注入ポリマー原料受け板(7)との間に、中央部
のポリマー原料注入口(5)を中心としてこれより周縁
に至るほど漸次先細となる断面略楔形のポリマー原料圧
縮流入空間部(8)が形成されている。ここで、ポリマ
ー原料圧縮流入空間部(8)は、図2に示すように、平
面よりみて放射状に形成されており、各圧縮流入空間部
(8)は、ポリマー原料注入口(5)を中心としてこれ
より周縁に至るほど上下幅が狭くなるばかりでなく、左
右幅も狭くなって、漸次先細となる断面略楔形を有して
いる。
内面と注入ポリマー原料受け板(7)との間に、中央部
のポリマー原料注入口(5)を中心としてこれより周縁
に至るほど漸次先細となる断面略楔形のポリマー原料圧
縮流入空間部(8)が形成されている。ここで、ポリマ
ー原料圧縮流入空間部(8)は、図2に示すように、平
面よりみて放射状に形成されており、各圧縮流入空間部
(8)は、ポリマー原料注入口(5)を中心としてこれ
より周縁に至るほど上下幅が狭くなるばかりでなく、左
右幅も狭くなって、漸次先細となる断面略楔形を有して
いる。
【0037】受け板(7)周縁の所要部分とケーシング
周壁(4)の内面の対応部分との間に、圧縮により脱泡
した液状ポリマー原料の流通用間隙(9)が設けられ、
この流通用間隙(9)は、各圧縮流入空間部(8)の先
端部の左右幅に応じた幅を有するようにつくられてい
る。
周壁(4)の内面の対応部分との間に、圧縮により脱泡
した液状ポリマー原料の流通用間隙(9)が設けられ、
この流通用間隙(9)は、各圧縮流入空間部(8)の先
端部の左右幅に応じた幅を有するようにつくられてい
る。
【0038】この実施例では、ケーシング(1)の周壁
(4)の内面に、断面略楔形の、各ポリマー原料圧縮流
入空間部(8)の先端に連なるポリマー原料分配用凹溝
(15)が設けられて、受け板(7)周縁とケーシング
周壁(4)の内面との間に流通用間隙(9)が形成され
ている。ポリマー原料分配用凹溝(15)の底部は、下
方に至るほど漸次外側に開くように傾斜せしめられてい
る。また、注入ポリマー原料受け板(7)の下面外周
に、下向きに先細となるテーパ面(17)が設けられ、
かつ同受け板(7)の下面中央部に、円筒状の成形物品
用芯体(10)の内径に等しい外径を有する芯体位置決
め用上部環状凸部(36)が下方突出状に設けられてい
る。さらにケーシング底壁(3)の上面中央部に、同じ
外径を有する芯体位置決め用下部環状凸部(37)が上
方突出状に設けられている。
(4)の内面に、断面略楔形の、各ポリマー原料圧縮流
入空間部(8)の先端に連なるポリマー原料分配用凹溝
(15)が設けられて、受け板(7)周縁とケーシング
周壁(4)の内面との間に流通用間隙(9)が形成され
ている。ポリマー原料分配用凹溝(15)の底部は、下
方に至るほど漸次外側に開くように傾斜せしめられてい
る。また、注入ポリマー原料受け板(7)の下面外周
に、下向きに先細となるテーパ面(17)が設けられ、
かつ同受け板(7)の下面中央部に、円筒状の成形物品
用芯体(10)の内径に等しい外径を有する芯体位置決
め用上部環状凸部(36)が下方突出状に設けられてい
る。さらにケーシング底壁(3)の上面中央部に、同じ
外径を有する芯体位置決め用下部環状凸部(37)が上
方突出状に設けられている。
【0039】そして、注入ポリマー原料受け板(7)と
ケーシング底壁(3)との間に、円筒状の成形物品用芯
体(10)が、これの上下両端部を芯体位置決め用環状
凸部(36)(37)に嵌め合せた状態で収められ、注
入ポリマー原料受け板(7)の下側において、成形物品
用芯体(10)の外周面とケーシング周壁(4)の内周
面との間に、上記流通用間隙(9)に連なるポリマー成
形用空間部(11)が設けられている。また、成形物品
用芯体(10)の周壁(10a)の所要箇所に第1空気
抜き孔(12)があけられるとともに、ケーシング底壁
(3)の所要箇所に第2空気抜き孔(13)があけられ
ている。
ケーシング底壁(3)との間に、円筒状の成形物品用芯
体(10)が、これの上下両端部を芯体位置決め用環状
凸部(36)(37)に嵌め合せた状態で収められ、注
入ポリマー原料受け板(7)の下側において、成形物品
用芯体(10)の外周面とケーシング周壁(4)の内周
面との間に、上記流通用間隙(9)に連なるポリマー成
形用空間部(11)が設けられている。また、成形物品
用芯体(10)の周壁(10a)の所要箇所に第1空気
抜き孔(12)があけられるとともに、ケーシング底壁
(3)の所要箇所に第2空気抜き孔(13)があけられ
ている。
【0040】上記において、回転軸(6)を回動させて
ケーシング(1)の遠心成形装置を回転させながら、供
給ノズル(16)によりケーシング上壁(2)中央部の
注入口(5)に液状のポリマー原料を上から注入した。
ここで、液状のポリマー原料として、ポリウレタンゴム
原料〔粘度600cps,商品名アジプレン(登録商
標)L−100,米国デュポン社製〕を使用した。
ケーシング(1)の遠心成形装置を回転させながら、供
給ノズル(16)によりケーシング上壁(2)中央部の
注入口(5)に液状のポリマー原料を上から注入した。
ここで、液状のポリマー原料として、ポリウレタンゴム
原料〔粘度600cps,商品名アジプレン(登録商
標)L−100,米国デュポン社製〕を使用した。
【0041】注入されたポリマー原料は、注入口(5)
に対向する受け板(7)で受けられた後、回転遠心力の
作用によって受け板(7)に沿って圧縮流入空間部
(8)内を外周方向に移行する。圧縮流入空間部(8)
は、中央部のポリマー原料注入口(5)を中心としてこ
れより周縁に至るほど漸次先細となる断面略楔形の形状
を有しているため、液状ポリマー原料はここで、回転遠
心力と、これに対する抵抗力との相互作用を受け、圧縮
脱泡される。そして、液状ポリマー原料に対して比重の
小さい気泡は、ケーシング(1)の上壁(2)中央部の
注入口(5)の方へ徐々に集められるため、受け板
(7)周縁の流通用間隙(9)へは、気泡を含まない液
状ポリマー原料のみが流れ込み、この流通用間隙(9)
より下側のポリマー成形用空間部(11)内へと均等に
流入する。
に対向する受け板(7)で受けられた後、回転遠心力の
作用によって受け板(7)に沿って圧縮流入空間部
(8)内を外周方向に移行する。圧縮流入空間部(8)
は、中央部のポリマー原料注入口(5)を中心としてこ
れより周縁に至るほど漸次先細となる断面略楔形の形状
を有しているため、液状ポリマー原料はここで、回転遠
心力と、これに対する抵抗力との相互作用を受け、圧縮
脱泡される。そして、液状ポリマー原料に対して比重の
小さい気泡は、ケーシング(1)の上壁(2)中央部の
注入口(5)の方へ徐々に集められるため、受け板
(7)周縁の流通用間隙(9)へは、気泡を含まない液
状ポリマー原料のみが流れ込み、この流通用間隙(9)
より下側のポリマー成形用空間部(11)内へと均等に
流入する。
【0042】そして、回転遠心力の作用により、注入口
(5)よりポリマー成形用空間部(11)内にポリマー
原料が次々と送り込まれ、ポリマー成形用空間部(1
1)内の空気は、比重が小さいため成形物品用芯体(1
0)の方へ押し込まれ、成形物品用芯体(10)にあけ
られた多数の第1空気抜き孔(12)を通って芯体(1
0)の内部へと抜け出す。そしてまた芯体(10)内部
の空気は、ケーシング底壁(3)にあけられた第2空気
抜き孔(13)を通ってケーシング(1)の底部より外
方へと排出される。
(5)よりポリマー成形用空間部(11)内にポリマー
原料が次々と送り込まれ、ポリマー成形用空間部(1
1)内の空気は、比重が小さいため成形物品用芯体(1
0)の方へ押し込まれ、成形物品用芯体(10)にあけ
られた多数の第1空気抜き孔(12)を通って芯体(1
0)の内部へと抜け出す。そしてまた芯体(10)内部
の空気は、ケーシング底壁(3)にあけられた第2空気
抜き孔(13)を通ってケーシング(1)の底部より外
方へと排出される。
【0043】成形用空間部(11)内がポリマー原料で
完全に満たされると、ケーシング(1)内を所定温度に
保ってポリマー原料を硬化させ、円筒状芯体(10)の
表面に弾性体(14)が被覆された弾性ロール(18)
を製造した。
完全に満たされると、ケーシング(1)内を所定温度に
保ってポリマー原料を硬化させ、円筒状芯体(10)の
表面に弾性体(14)が被覆された弾性ロール(18)
を製造した。
【0044】このように、この発明による遠心成形装置
では、圧縮流入空間部(8)で予め気泡を取り除いた液
状ポリマー原料のみをポリマー成形用空間部(11)内
に流入することができるとともに、液状ポリマー原料よ
り比重の小さいポリマー成形用空間部(11)内の空気
は、回転遠心力の作用により、遠心方向とは逆方向の芯
体(10)の内部へと徐々に押し出され、従ってポリマ
ー原料の流入、硬化のさいには、成形用空間部(11)
内の空気がポリマー中に巻き込まれることがない。
では、圧縮流入空間部(8)で予め気泡を取り除いた液
状ポリマー原料のみをポリマー成形用空間部(11)内
に流入することができるとともに、液状ポリマー原料よ
り比重の小さいポリマー成形用空間部(11)内の空気
は、回転遠心力の作用により、遠心方向とは逆方向の芯
体(10)の内部へと徐々に押し出され、従ってポリマ
ー原料の流入、硬化のさいには、成形用空間部(11)
内の空気がポリマー中に巻き込まれることがない。
【0045】成形後、図示しないボルトをゆるめてケー
シング底壁(3)が取り外され、図3に示す弾性ロール
(18)製品が、ケーシング(1)の底部より取り出さ
れる。こうして得られた弾性ロール(18)製品にシャ
フト(図示略)を嵌め込んで、繊維機械用弾性ロールと
して使用した。なお、この弾性ロール(18)製品は、
気泡を含まないのは勿論のこと、芯体(10)の第1空
気抜き孔(12)の内部にもポリマーが入り込んでいる
ため、芯体(10)とこれを被覆する弾性体(14)と
が一層強固に結合されているものである。
シング底壁(3)が取り外され、図3に示す弾性ロール
(18)製品が、ケーシング(1)の底部より取り出さ
れる。こうして得られた弾性ロール(18)製品にシャ
フト(図示略)を嵌め込んで、繊維機械用弾性ロールと
して使用した。なお、この弾性ロール(18)製品は、
気泡を含まないのは勿論のこと、芯体(10)の第1空
気抜き孔(12)の内部にもポリマーが入り込んでいる
ため、芯体(10)とこれを被覆する弾性体(14)と
が一層強固に結合されているものである。
【0046】なお、ケーシング底壁(3)に設ける第2
空気抜き孔(13)は、回転時にポリマー成形用空間部
(11)内の空気を排出しやすい形状とするのが望まし
く、具体的には下方外向きに傾斜した1つ以上の空気抜
き孔(13)を設けるほか、ケーシング底壁(3)の一
部をプロペラ状として、所要数の空気抜き孔(13)を
形成するようにしてもよい。
空気抜き孔(13)は、回転時にポリマー成形用空間部
(11)内の空気を排出しやすい形状とするのが望まし
く、具体的には下方外向きに傾斜した1つ以上の空気抜
き孔(13)を設けるほか、ケーシング底壁(3)の一
部をプロペラ状として、所要数の空気抜き孔(13)を
形成するようにしてもよい。
【0047】〔実施例2〕図4〜6は、この発明の第2
実施例を示すものである。ここで、上記第1実施例の場
合と異なる点は、リング状の金属製芯体(20)の表面
にポリウレタンゴムにより形成された弾性体(コット)
(29)を被覆した弾性ロール(28)(図6参照)を
一度に多数個製造する点にある。
実施例を示すものである。ここで、上記第1実施例の場
合と異なる点は、リング状の金属製芯体(20)の表面
にポリウレタンゴムにより形成された弾性体(コット)
(29)を被覆した弾性ロール(28)(図6参照)を
一度に多数個製造する点にある。
【0048】まず図4において,ポリマーの遠心成形装
置の有底円筒状ケーシング(1)、並びにポリマー原料
注入口(5)に対向するように配置された注入ポリマー
原料受け板(7)の構成は、上記第1実施例と同様であ
る。
置の有底円筒状ケーシング(1)、並びにポリマー原料
注入口(5)に対向するように配置された注入ポリマー
原料受け板(7)の構成は、上記第1実施例と同様であ
る。
【0049】そして,注入ポリマー原料受け板(7)と
ケーシング底壁(3)との中間に、リング状の4つの成
形物品用芯体(20)および鍔部(25)を有するリン
グ状の5つのスペーサ(23)とが交互にかつ同心状に
配置され、リング状のスペーサ(23)は、成形物品用
芯体(20)の上下両側に配せられている。各リング状
のスペーサ(23)は、中央の垂直状筒部(24)と、
これに連なる鍔部(25)とよりなるものであるが、積
み重ね状態のリング状のスペーサ(23)のうち、最上
位のリング状のスペーサ(23a)では、これの垂直状
筒部(24)の上端部に鍔部(25)が設けられ、かつ
垂直状筒部(24)の下半部に芯体(20)を受けるた
めの環状段部(26)が設けられている。最下位のリン
グ状のスペーサ(23b)では、これの垂直状筒部(2
4)の下端部に鍔部(25)が設けられ、かつ垂直状筒
部(24)の上半部に同じく環状段部(26)が設けら
れている。中間のリング状のスペーサ(23c)では、
これの中央部に鍔部(25)が設けられ、かつ垂直状筒
部(24)の鍔部(25)の上下両側に芯体(20)を
受けるための環状段部(26)(26)がそれぞれ設け
られている。
ケーシング底壁(3)との中間に、リング状の4つの成
形物品用芯体(20)および鍔部(25)を有するリン
グ状の5つのスペーサ(23)とが交互にかつ同心状に
配置され、リング状のスペーサ(23)は、成形物品用
芯体(20)の上下両側に配せられている。各リング状
のスペーサ(23)は、中央の垂直状筒部(24)と、
これに連なる鍔部(25)とよりなるものであるが、積
み重ね状態のリング状のスペーサ(23)のうち、最上
位のリング状のスペーサ(23a)では、これの垂直状
筒部(24)の上端部に鍔部(25)が設けられ、かつ
垂直状筒部(24)の下半部に芯体(20)を受けるた
めの環状段部(26)が設けられている。最下位のリン
グ状のスペーサ(23b)では、これの垂直状筒部(2
4)の下端部に鍔部(25)が設けられ、かつ垂直状筒
部(24)の上半部に同じく環状段部(26)が設けら
れている。中間のリング状のスペーサ(23c)では、
これの中央部に鍔部(25)が設けられ、かつ垂直状筒
部(24)の鍔部(25)の上下両側に芯体(20)を
受けるための環状段部(26)(26)がそれぞれ設け
られている。
【0050】上記第1実施例の場合と同様に,ケーシン
グ(1)の周壁(4)の内面にポリマー原料分配用凹溝
(15)が、断面略楔形のポリマー原料圧縮流入空間部
(8)に連なるように設けられていて、受け板(7)周
縁とケーシング周壁(4)の内面との間に流通用間隙
(9)が形成されているとともに、各リング状スペーサ
(23)の鍔部(25)周縁とケーシング周壁(4)内
面の分配用凹溝(15)の部分とで、液状ポリマー原料
の流通用間隙(19)が形成せられている。受け板
(7)の下側には、各リング状成形物品用芯体(20)
の外周面と上下スペーサ(23)(23)とケーシング
周壁(4)の内周面とによって囲まれかつ上記流通用間
隙(9)または(19)に連なるポリマー成形用空間部
(21)が設けられている。
グ(1)の周壁(4)の内面にポリマー原料分配用凹溝
(15)が、断面略楔形のポリマー原料圧縮流入空間部
(8)に連なるように設けられていて、受け板(7)周
縁とケーシング周壁(4)の内面との間に流通用間隙
(9)が形成されているとともに、各リング状スペーサ
(23)の鍔部(25)周縁とケーシング周壁(4)内
面の分配用凹溝(15)の部分とで、液状ポリマー原料
の流通用間隙(19)が形成せられている。受け板
(7)の下側には、各リング状成形物品用芯体(20)
の外周面と上下スペーサ(23)(23)とケーシング
周壁(4)の内周面とによって囲まれかつ上記流通用間
隙(9)または(19)に連なるポリマー成形用空間部
(21)が設けられている。
【0051】また図5に示すように、各リング状スペー
サ(23)の段部(26)とこれより上側もしくは下側
または上下両側の垂直状筒部(24)の部分の4か所に
おいて、半径方向の切欠き(27)が設けられて、成形
物品用芯体(20)とリング状スペーサ(23)とが組
み合わせられたさい、これらの当接部分に第1空気抜き
孔(22)が形成せられている。なお、ケーシング底壁
(3)の中央部に第2空気抜き孔(13)があけられて
いる点は、上記第1実施例の場合と同じである。
サ(23)の段部(26)とこれより上側もしくは下側
または上下両側の垂直状筒部(24)の部分の4か所に
おいて、半径方向の切欠き(27)が設けられて、成形
物品用芯体(20)とリング状スペーサ(23)とが組
み合わせられたさい、これらの当接部分に第1空気抜き
孔(22)が形成せられている。なお、ケーシング底壁
(3)の中央部に第2空気抜き孔(13)があけられて
いる点は、上記第1実施例の場合と同じである。
【0052】この遠心成形装置を回転させながら、供給
ノズル(16)によりケーシング上壁(2)中央部の注
入口(5)に液状のポリマー原料を上から注入した。こ
こで、液状のポリマー原料として、第1実施例の場合と
同じポリウレタンゴム原料を使用した。
ノズル(16)によりケーシング上壁(2)中央部の注
入口(5)に液状のポリマー原料を上から注入した。こ
こで、液状のポリマー原料として、第1実施例の場合と
同じポリウレタンゴム原料を使用した。
【0053】注入された液状のポリマー原料は、圧縮流
入空間部(8)において予め気泡が取り除かれ、気泡を
含まない液状ポリマー原料のみが受け板(7)下側の4
つのポリマー成形用空間部(21)内に流入する。また
各成形用空間部(21)内の空気は、第1空気抜き孔
(22)を通って芯体(20)の内部へと徐々に押し出
され、従ってポリマー原料の流入、硬化のさいには、成
形用空間部(21)内の空気がポリマー中に巻き込まれ
ることがない。
入空間部(8)において予め気泡が取り除かれ、気泡を
含まない液状ポリマー原料のみが受け板(7)下側の4
つのポリマー成形用空間部(21)内に流入する。また
各成形用空間部(21)内の空気は、第1空気抜き孔
(22)を通って芯体(20)の内部へと徐々に押し出
され、従ってポリマー原料の流入、硬化のさいには、成
形用空間部(21)内の空気がポリマー中に巻き込まれ
ることがない。
【0054】成形用空間部(21)内がポリマー原料で
完全に満たされると、ケーシング(1)内を所定温度に
保ってポリマー原料を硬化させ、リング状芯体(20)
の表面に弾性体(29)が被覆された弾性ロール(2
8)を製造した。
完全に満たされると、ケーシング(1)内を所定温度に
保ってポリマー原料を硬化させ、リング状芯体(20)
の表面に弾性体(29)が被覆された弾性ロール(2
8)を製造した。
【0055】成形後、ケーシング底壁(3)を取り外し
て、図6に示す4つの弾性ロール(28)をケーシング
(1)の底部より取り出すことができた。そして、この
ようにして得られた弾性ロール(28)の弾性体(2
9)部分の両端部および外周面を適宜研磨して、弾性ロ
ール(28)製品を得た。こうして得られた弾性ロール
(28)製品にシャフト(図示略)を嵌め込んで、繊維
機械用弾性ロールとして使用した。
て、図6に示す4つの弾性ロール(28)をケーシング
(1)の底部より取り出すことができた。そして、この
ようにして得られた弾性ロール(28)の弾性体(2
9)部分の両端部および外周面を適宜研磨して、弾性ロ
ール(28)製品を得た。こうして得られた弾性ロール
(28)製品にシャフト(図示略)を嵌め込んで、繊維
機械用弾性ロールとして使用した。
【0056】〔実施例3〕図7〜図9は、この発明の第
3実施例を示すものである。ここで、上記第1実施例の
場合と異なる点は、横断面略L字形のリング状成形物品
用芯体(30)の水平部(30a)外周面にポリウレタ
ンゴムにより形成された弾性体(39)を被覆した合成
繊維糸捲縮用摩擦仮撚りディスク(38)(図9参照)
を製造する点にある。なおここで、芯体(30)はポリ
アセタール樹脂(20重量%ガラスビーズ入り)製であ
り、摩擦仮撚り用ディスクの芯体をそのまま用いた。ま
た成形後、芯体(30)と弾性体(39)とのより強固
な結合を得るため、芯体(30)の水平部(30a)外
周面に幅狭の環状凸条(34)が設けられている。
3実施例を示すものである。ここで、上記第1実施例の
場合と異なる点は、横断面略L字形のリング状成形物品
用芯体(30)の水平部(30a)外周面にポリウレタ
ンゴムにより形成された弾性体(39)を被覆した合成
繊維糸捲縮用摩擦仮撚りディスク(38)(図9参照)
を製造する点にある。なおここで、芯体(30)はポリ
アセタール樹脂(20重量%ガラスビーズ入り)製であ
り、摩擦仮撚り用ディスクの芯体をそのまま用いた。ま
た成形後、芯体(30)と弾性体(39)とのより強固
な結合を得るため、芯体(30)の水平部(30a)外
周面に幅狭の環状凸条(34)が設けられている。
【0057】まず図7において、ポリマーの遠心成形装
置の有底円筒状ケーシング(1)、並びに液状ポリマー
原料注入口(5)に対向する注入ポリマー原料受け板
(7)の構成は、上記第1実施例と同様である。
置の有底円筒状ケーシング(1)、並びに液状ポリマー
原料注入口(5)に対向する注入ポリマー原料受け板
(7)の構成は、上記第1実施例と同様である。
【0058】そして、注入ポリマー原料受け板(7)と
ケーシング底壁(3)との中間に、横断面略L字形のリ
ング状の4つの成形物品用芯体(30)とリング状でか
つ横断面方形の5つのスペーサ(33)とが交互にかつ
同心状に配置されている。最下位リング状のスペーサ
(33b)を除いて、上から1番目〜4番目の残りのリ
ング状のスペーサ(33)は、成形物品用芯体(30)
の水平部(30a)の上面にのせられかつ同芯体(3
0)の垂直部(30b)の外周面に接している。最下位
リング状のスペーサ(33b)は、ケーシング底壁
(3)の上面にのせられかつ最下位の成形物品用芯体
(30)の水平部(30a)の下面に当接せしめられて
いる。
ケーシング底壁(3)との中間に、横断面略L字形のリ
ング状の4つの成形物品用芯体(30)とリング状でか
つ横断面方形の5つのスペーサ(33)とが交互にかつ
同心状に配置されている。最下位リング状のスペーサ
(33b)を除いて、上から1番目〜4番目の残りのリ
ング状のスペーサ(33)は、成形物品用芯体(30)
の水平部(30a)の上面にのせられかつ同芯体(3
0)の垂直部(30b)の外周面に接している。最下位
リング状のスペーサ(33b)は、ケーシング底壁
(3)の上面にのせられかつ最下位の成形物品用芯体
(30)の水平部(30a)の下面に当接せしめられて
いる。
【0059】上記第1実施例の場合と同様に、ケーシン
グ(1)の周壁(4)の内面にポリマー原料分配用凹溝
(15)が、断面略楔形のポリマー原料圧縮流入空間部
(8)に連なるように設けられていて、受け板(7)周
縁とケーシング周壁(4)の内面との間に流通用間隙
(9)が形成されるとともに、各リング状スペーサ(3
3)周縁とケーシング周壁(4)内面の分配用凹溝(1
5)の部分とで、液状ポリマー原料の流通用間隙(1
9)が形成せられている。そして受け板(7)の下側に
は、各リング状成形物品用芯体(30)の水平部(30
a)外周面と上下スペーサ(33)(33)とケーシン
グ周壁(4)の内周面とによって囲まれかつポリマー原
料流通用間隙(9)(19)に連なるポリマー成形用空
間部(31)が設けられている。
グ(1)の周壁(4)の内面にポリマー原料分配用凹溝
(15)が、断面略楔形のポリマー原料圧縮流入空間部
(8)に連なるように設けられていて、受け板(7)周
縁とケーシング周壁(4)の内面との間に流通用間隙
(9)が形成されるとともに、各リング状スペーサ(3
3)周縁とケーシング周壁(4)内面の分配用凹溝(1
5)の部分とで、液状ポリマー原料の流通用間隙(1
9)が形成せられている。そして受け板(7)の下側に
は、各リング状成形物品用芯体(30)の水平部(30
a)外周面と上下スペーサ(33)(33)とケーシン
グ周壁(4)の内周面とによって囲まれかつポリマー原
料流通用間隙(9)(19)に連なるポリマー成形用空
間部(31)が設けられている。
【0060】また図8に示すように、積み重ね状態のリ
ング状スペーサ(33)のうち、最上位のリング状スペ
ーサ(33a)の内周面および下面部分の4箇所におい
て、半径方向および垂直方向に切欠き(35)が設けら
れ、また最下位のリング状スペーサ(33b)の内周面
および上面部分の4箇所において、同様に半径方向およ
び垂直方向に切欠き(35)が設けられ、さらに中間の
リング状スペーサ(33c)の内周面および上下両面部
分の4箇所において、それぞれ半径方向および垂直方向
に切欠き(35)が設けられ、成形物品用芯体(30)
とリング状スペーサ(33)とが組み合わせられたさ
い、これらの当接部分に第1空気抜き孔(32)が形成
せられている。なお、ケーシング底壁(3)の中央部に
第2空気抜き孔(13)があけられている点は、上記第
1実施例の場合と同じである。
ング状スペーサ(33)のうち、最上位のリング状スペ
ーサ(33a)の内周面および下面部分の4箇所におい
て、半径方向および垂直方向に切欠き(35)が設けら
れ、また最下位のリング状スペーサ(33b)の内周面
および上面部分の4箇所において、同様に半径方向およ
び垂直方向に切欠き(35)が設けられ、さらに中間の
リング状スペーサ(33c)の内周面および上下両面部
分の4箇所において、それぞれ半径方向および垂直方向
に切欠き(35)が設けられ、成形物品用芯体(30)
とリング状スペーサ(33)とが組み合わせられたさ
い、これらの当接部分に第1空気抜き孔(32)が形成
せられている。なお、ケーシング底壁(3)の中央部に
第2空気抜き孔(13)があけられている点は、上記第
1実施例の場合と同じである。
【0061】この遠心成形装置を回転させながら、供給
ノズル(16)によりケーシング上壁(2)中央部の注
入口(5)に液状のポリマー原料を上から注入した。こ
こで、液状のポリマー原料として、ポリウレタンゴム原
料〔粘度800cps,商品名ヴルコラン(登録商
標),西独バイエル社製〕を使用した。
ノズル(16)によりケーシング上壁(2)中央部の注
入口(5)に液状のポリマー原料を上から注入した。こ
こで、液状のポリマー原料として、ポリウレタンゴム原
料〔粘度800cps,商品名ヴルコラン(登録商
標),西独バイエル社製〕を使用した。
【0062】注入された液状のポリマー原料は、圧縮流
入空間部(8)において予め気泡が取り除かれ、気泡を
含まない液状ポリマー原料のみが受け板(7)下側の4
つのポリ7ー成形用空間部(31)内に流入する。また
各成形用空間部(31)内の空気は、第1空気抜き孔
(32)を通って芯体(30)の内部へと徐々に押し出
され、従ってポリマー原料の流入、硬化のさいには、成
形用空間部(31)内の空気がポリマー中に巻き込まれ
ることがない。
入空間部(8)において予め気泡が取り除かれ、気泡を
含まない液状ポリマー原料のみが受け板(7)下側の4
つのポリ7ー成形用空間部(31)内に流入する。また
各成形用空間部(31)内の空気は、第1空気抜き孔
(32)を通って芯体(30)の内部へと徐々に押し出
され、従ってポリマー原料の流入、硬化のさいには、成
形用空間部(31)内の空気がポリマー中に巻き込まれ
ることがない。
【0063】成形用空間部(31)内がポリマー原料で
完全に満たされると、ケーシング(1)内を所定温度に
保ってポリマー原料を硬化させ、横断面略L字形のリン
グ状成形物品用芯体(30)の水平部(30a)外周面
にポリウレタンゴムにより形成された弾性体(39)を
被覆した合成繊維糸捲縮用摩擦仮撚りディスク(38)
を製造した。
完全に満たされると、ケーシング(1)内を所定温度に
保ってポリマー原料を硬化させ、横断面略L字形のリン
グ状成形物品用芯体(30)の水平部(30a)外周面
にポリウレタンゴムにより形成された弾性体(39)を
被覆した合成繊維糸捲縮用摩擦仮撚りディスク(38)
を製造した。
【0064】成形後、ケーシング底壁(3)を取り外し
て、図9に示す仮撚りディスク(38)をケーシング
(1)の底部より一度に4つ取り出すことができた。な
お、このようにして得られた摩擦仮撚りディスク(3
8)の弾性体(39)部分を研摩して、摩擦仮撚りディ
スク(38)製品を得た。この場合、芯体(30)の水
平部(30a)外周面に幅狭の環状凸条(34)が設け
られており、弾性体(39)中に気泡を含まないのは勿
論のこと、芯体(30)と弾性体(39)との結合部分
にも気泡を含んでおらず、芯体(30)と弾性体(3
9)とのより強固な結合が得られ、摩擦仮撚りディスク
(38)製品はすぐれた品質を有していた。
て、図9に示す仮撚りディスク(38)をケーシング
(1)の底部より一度に4つ取り出すことができた。な
お、このようにして得られた摩擦仮撚りディスク(3
8)の弾性体(39)部分を研摩して、摩擦仮撚りディ
スク(38)製品を得た。この場合、芯体(30)の水
平部(30a)外周面に幅狭の環状凸条(34)が設け
られており、弾性体(39)中に気泡を含まないのは勿
論のこと、芯体(30)と弾性体(39)との結合部分
にも気泡を含んでおらず、芯体(30)と弾性体(3
9)とのより強固な結合が得られ、摩擦仮撚りディスク
(38)製品はすぐれた品質を有していた。
【0065】〔実施例4〕図10〜図12は、この発明
の第4実施例を示すものである。ここで、上記第1実施
例の場合と異なる点は、ポリウレタンゴムにより形成さ
れた動力伝動用Vベルト(48)(図12参照)を製造
する点にある。
の第4実施例を示すものである。ここで、上記第1実施
例の場合と異なる点は、ポリウレタンゴムにより形成さ
れた動力伝動用Vベルト(48)(図12参照)を製造
する点にある。
【0066】まず図10において、ポリマーの遠心成形
装置の有底円筒状ケーシング(1)、並びに液状ポリマ
ー原料注入口(5)に対向するように配置された注入ポ
リマー原料受け板(7)の構成は、上記第1実施例と同
様である。
装置の有底円筒状ケーシング(1)、並びに液状ポリマ
ー原料注入口(5)に対向するように配置された注入ポ
リマー原料受け板(7)の構成は、上記第1実施例と同
様である。
【0067】そして、注入ポリマー原料受け板(7)と
ケーシング底壁(3)との中間に、合計5つのリング状
スペーサ(43)が積み重ね状に配置されている。積み
重ね状態のリング状スペーサ(43)のうち、最上位の
リング状スペーサ(43a)の下面に下向きに先細とな
るテーパ面(46)が設けられ、最下位リング状スペー
サ(43b)の上面に上向きに先細となるテーパ面(4
7)が設けられ、中間の3つのリング状スペーサ(43
C)の上下面に上向きおよび下向きにそれぞれ先細とな
るテーパ面(46)(47)が設けられている。
ケーシング底壁(3)との中間に、合計5つのリング状
スペーサ(43)が積み重ね状に配置されている。積み
重ね状態のリング状スペーサ(43)のうち、最上位の
リング状スペーサ(43a)の下面に下向きに先細とな
るテーパ面(46)が設けられ、最下位リング状スペー
サ(43b)の上面に上向きに先細となるテーパ面(4
7)が設けられ、中間の3つのリング状スペーサ(43
C)の上下面に上向きおよび下向きにそれぞれ先細とな
るテーパ面(46)(47)が設けられている。
【0068】また上記第1実施例の場合と同様に、ケー
シング(1)の周壁(4)の内面にポリマー原料分配用
凹溝(15)が、断面略楔形のポリマー原料圧縮流入空
間部(8)に連なるように設けられていて、受け板
(7)周縁とケーシング周壁(4)の内面との間に流通
用間隙(9)が形成されるとともに、各リング状スペー
サ(43)周縁とケーシング周壁(4)内面の分配用凹
溝(15)の部分とで、液状ポリマー原料の流通用間隙
(19)が形成せられている。そして受け板(7)の下
側には、上下に隣り合うリング状スペーサ(43)(4
3)とケーシング周壁(4)の内周面とによって囲まれ
かつ上記流通用間隙(9)(19)に連なる横断面略V
形のポリマー成形用空間部(41)が設けられている。
シング(1)の周壁(4)の内面にポリマー原料分配用
凹溝(15)が、断面略楔形のポリマー原料圧縮流入空
間部(8)に連なるように設けられていて、受け板
(7)周縁とケーシング周壁(4)の内面との間に流通
用間隙(9)が形成されるとともに、各リング状スペー
サ(43)周縁とケーシング周壁(4)内面の分配用凹
溝(15)の部分とで、液状ポリマー原料の流通用間隙
(19)が形成せられている。そして受け板(7)の下
側には、上下に隣り合うリング状スペーサ(43)(4
3)とケーシング周壁(4)の内周面とによって囲まれ
かつ上記流通用間隙(9)(19)に連なる横断面略V
形のポリマー成形用空間部(41)が設けられている。
【0069】また図11に示すように、積み重ね状態の
リング状スペーサ(43)のうち、最上位のリング状ス
ペーサ(43a)の下面部分の4箇所において、半径方
向に切欠き(45)が設けられ、また最下位のリング状
スペーサ(43b)の上面部分の4箇所において、同様
に半径方向に切欠き(45)が設けられ、さらに中間の
リング状スペーサ(43c)の上下両面部分の4箇所に
おいて、それぞれ半径方向に切欠き(45)が設けら
れ、これらのリング状スペーサ(43)が重ね合わせら
れたさい、上下に隣り合うリング状スペーサ(43)
(43)同志の間に,横断面円形の第1空気抜き孔(4
2)が形成せられている。なお、ケーシング底壁(3)
の中央部に第2空気抜き孔(13)があけられている点
は、上記第1実施例の場合と同じである。
リング状スペーサ(43)のうち、最上位のリング状ス
ペーサ(43a)の下面部分の4箇所において、半径方
向に切欠き(45)が設けられ、また最下位のリング状
スペーサ(43b)の上面部分の4箇所において、同様
に半径方向に切欠き(45)が設けられ、さらに中間の
リング状スペーサ(43c)の上下両面部分の4箇所に
おいて、それぞれ半径方向に切欠き(45)が設けら
れ、これらのリング状スペーサ(43)が重ね合わせら
れたさい、上下に隣り合うリング状スペーサ(43)
(43)同志の間に,横断面円形の第1空気抜き孔(4
2)が形成せられている。なお、ケーシング底壁(3)
の中央部に第2空気抜き孔(13)があけられている点
は、上記第1実施例の場合と同じである。
【0070】この遠心成形装置を回転させながら、供給
ノズル(16)によりケーシング上壁(2)中央部の注
入口(5)に液状のポリマー原料を上から注入した。こ
こで、液状のポリマー原料として、ポリウレタンゴム原
料〔粘度800cps,商品名ハイプレン(登録商標)
L−100,三井東圧化学工業株式会社製〕を使用し
た。
ノズル(16)によりケーシング上壁(2)中央部の注
入口(5)に液状のポリマー原料を上から注入した。こ
こで、液状のポリマー原料として、ポリウレタンゴム原
料〔粘度800cps,商品名ハイプレン(登録商標)
L−100,三井東圧化学工業株式会社製〕を使用し
た。
【0071】注入された液状のポリマー原料は、圧縮流
入空間部(8)において予め気泡が取り除かれ、気泡を
含まない液状ポリマー原料のみが受け板(7)下側の4
つのポリマー成形用空間部(41)内に流入する。また
各成形用空間部(41)内の空気は、第1空気抜き孔
(42)を通ってリング状スペーサ(43)の内部へと
徐々に押し出され、従ってポリマー原料の流入、硬化の
さいには、成形用空間部(41)内の空気がポリマー中
に巻き込まれることがない。
入空間部(8)において予め気泡が取り除かれ、気泡を
含まない液状ポリマー原料のみが受け板(7)下側の4
つのポリマー成形用空間部(41)内に流入する。また
各成形用空間部(41)内の空気は、第1空気抜き孔
(42)を通ってリング状スペーサ(43)の内部へと
徐々に押し出され、従ってポリマー原料の流入、硬化の
さいには、成形用空間部(41)内の空気がポリマー中
に巻き込まれることがない。
【0072】成形用空間部(41)内にポリマー原料が
所定量流入されると、ケーシング(1)内を所定温度に
保ってポリマー原料を硬化させ、このようにして内周面
をV字形状とした動力伝動用のVベルト(48)を製造
した。成形後、ケーシング底壁(3)を取り外して、図
12に示すVベルト(48)をケーシング(1)の底部
より一度に4本取り出すことができた。
所定量流入されると、ケーシング(1)内を所定温度に
保ってポリマー原料を硬化させ、このようにして内周面
をV字形状とした動力伝動用のVベルト(48)を製造
した。成形後、ケーシング底壁(3)を取り外して、図
12に示すVベルト(48)をケーシング(1)の底部
より一度に4本取り出すことができた。
【0073】なお、上記第2実施例〜第4実施例のその
他の点は、第1実施例の場合と同様であるので、図面に
おいて同一のものには同一の符号を付した。また、上記
第2実施例〜第4実施例は、弾性ロール(28)、合成
繊維糸捲縮用摩擦仮撚りディスク(38)、およびVベ
ルト(48)を量産するためのものであるので、芯体あ
るいはスペーサは、これらの製品を複数個製造し得るよ
うに配置すれば良いものである。なお、上記第1実施例
〜第4実施例においては、ケーシング(1)が垂直方向
に配置されているが、ケーシング(1)は、水平方向に
配置されるようにしても、勿論差支えない。また、第2
実施例および第3実施例においては、第1空気抜き孔
(22)(32)が、リング状スペーサ(23)(3
3)に切欠き(27)(35)を設けることによって形
成されているが、これらの空気抜き用の切欠きは、芯体
(20)(30)側に設けるようにしても勿論差支えな
い。なお、この発明のポリマーの遠心成形装置によれ
ば、上記実施例に示したロール、ディスク、ベルトの他
に、チューブ、シート、コット等の各種用途に使用され
る弾性体を製造することができるものである。
他の点は、第1実施例の場合と同様であるので、図面に
おいて同一のものには同一の符号を付した。また、上記
第2実施例〜第4実施例は、弾性ロール(28)、合成
繊維糸捲縮用摩擦仮撚りディスク(38)、およびVベ
ルト(48)を量産するためのものであるので、芯体あ
るいはスペーサは、これらの製品を複数個製造し得るよ
うに配置すれば良いものである。なお、上記第1実施例
〜第4実施例においては、ケーシング(1)が垂直方向
に配置されているが、ケーシング(1)は、水平方向に
配置されるようにしても、勿論差支えない。また、第2
実施例および第3実施例においては、第1空気抜き孔
(22)(32)が、リング状スペーサ(23)(3
3)に切欠き(27)(35)を設けることによって形
成されているが、これらの空気抜き用の切欠きは、芯体
(20)(30)側に設けるようにしても勿論差支えな
い。なお、この発明のポリマーの遠心成形装置によれ
ば、上記実施例に示したロール、ディスク、ベルトの他
に、チューブ、シート、コット等の各種用途に使用され
る弾性体を製造することができるものである。
【0074】
【発明の効果】この発明の第1発明によるポリマーの遠
心成形装置は、上述のように、上壁中央部に液状ポリマ
ー原料注入口を有しかつ底壁中央部の下面に回転軸が取
り付けられるとともに周壁に対して上壁および底壁のう
ちの少なくとも一方が取り外し自在となされた有底円筒
状ケーシングと、ケーシング上壁の内側においてポリマ
ー原料注入口に対向するように配置された注入ポリマー
原料受け板と、受け板およびケーシング底壁の中間に配
置された円筒状の成形物品用芯体とよりなり、ケーシン
グの上壁の内面と注入ポリマー原料受け板との間に、中
央部のポリマー原料注入口を中心としてこれより周縁に
至るほど漸次先細となる断面略楔形のポリマー原料圧縮
流入空間部が形成され、受け板周縁の所要部分とケーシ
ング周壁の内面の対応部分との間に、圧縮により脱泡し
た液状ポリマー原料の流通用間隙が設けられ、受け板の
下側において成形物品用芯体の外周面とケーシング周壁
の内周面との間に、上記流通用間隙に連なるポリマー成
形用空間部が設けられ、成形物品用芯体の周壁の所要箇
所に第1空気抜き孔があけられるとともに、ケーシング
底壁の所要箇所に第2空気抜き孔があけられているもの
である。
心成形装置は、上述のように、上壁中央部に液状ポリマ
ー原料注入口を有しかつ底壁中央部の下面に回転軸が取
り付けられるとともに周壁に対して上壁および底壁のう
ちの少なくとも一方が取り外し自在となされた有底円筒
状ケーシングと、ケーシング上壁の内側においてポリマ
ー原料注入口に対向するように配置された注入ポリマー
原料受け板と、受け板およびケーシング底壁の中間に配
置された円筒状の成形物品用芯体とよりなり、ケーシン
グの上壁の内面と注入ポリマー原料受け板との間に、中
央部のポリマー原料注入口を中心としてこれより周縁に
至るほど漸次先細となる断面略楔形のポリマー原料圧縮
流入空間部が形成され、受け板周縁の所要部分とケーシ
ング周壁の内面の対応部分との間に、圧縮により脱泡し
た液状ポリマー原料の流通用間隙が設けられ、受け板の
下側において成形物品用芯体の外周面とケーシング周壁
の内周面との間に、上記流通用間隙に連なるポリマー成
形用空間部が設けられ、成形物品用芯体の周壁の所要箇
所に第1空気抜き孔があけられるとともに、ケーシング
底壁の所要箇所に第2空気抜き孔があけられているもの
である。
【0075】つぎに、この発明の第2発明は、上記注入
ポリマー原料受け板とケーシング底壁との中間に、リン
グ状の成形物品用芯体および鍔部を有するリング状のス
ペーサとが交互に配置されるとともに、リング状のスペ
ーサは成形物品用芯体の上下両側に配せられ、各リング
状スペーサの鍔部周縁の所要部分とケーシング周壁の内
面の対応部分との間に、液状ポリマー原料の流通用間隙
が設けられ、受け板の下側に、各リング状成形物品用芯
体の外周面と上下スペーサとケーシング周壁の内周面と
によって囲まれかつ上記流通用間隙に連なるポリマー成
形用空間部が設けられ、リング状の成形物品用芯体とリ
ング状スペーサとの当接部分の所要箇所に第1空気抜き
孔があけられるとともに、ケーシング底壁の所要箇所に
第2空気抜き孔があけられているものである。
ポリマー原料受け板とケーシング底壁との中間に、リン
グ状の成形物品用芯体および鍔部を有するリング状のス
ペーサとが交互に配置されるとともに、リング状のスペ
ーサは成形物品用芯体の上下両側に配せられ、各リング
状スペーサの鍔部周縁の所要部分とケーシング周壁の内
面の対応部分との間に、液状ポリマー原料の流通用間隙
が設けられ、受け板の下側に、各リング状成形物品用芯
体の外周面と上下スペーサとケーシング周壁の内周面と
によって囲まれかつ上記流通用間隙に連なるポリマー成
形用空間部が設けられ、リング状の成形物品用芯体とリ
ング状スペーサとの当接部分の所要箇所に第1空気抜き
孔があけられるとともに、ケーシング底壁の所要箇所に
第2空気抜き孔があけられているものである。
【0076】また、この発明の第3発明は、上記注入ポ
リマー原料受け板とケーシング底壁との中間に、横断面
略L字形のリング状成形物品用芯体およびリング状のス
ペーサとが交互に配置されるとともに、リング状スペー
サは成形物品用芯体の上下両側に配せられ、各リング状
スペーサ周縁の所要部分とケーシング周壁の内面の対応
部分との間に、液状ポリマー原料の流通用間隙が設けら
れ、受け板の下側に、各リング状成形物品用芯体の水平
部外周面と上下スペーサとケーシング周壁の内周面とに
よって囲まれかつ上記流通用間隙に連なるポリマー成形
用空間部が設けられ、リング状の成形物品用芯体とリン
グ状スペーサとの当接部分の所要箇所に第1空気抜き孔
があけられるとともに、ケーシング底壁の所要箇所に第
2空気抜き孔があけられているものである。
リマー原料受け板とケーシング底壁との中間に、横断面
略L字形のリング状成形物品用芯体およびリング状のス
ペーサとが交互に配置されるとともに、リング状スペー
サは成形物品用芯体の上下両側に配せられ、各リング状
スペーサ周縁の所要部分とケーシング周壁の内面の対応
部分との間に、液状ポリマー原料の流通用間隙が設けら
れ、受け板の下側に、各リング状成形物品用芯体の水平
部外周面と上下スペーサとケーシング周壁の内周面とに
よって囲まれかつ上記流通用間隙に連なるポリマー成形
用空間部が設けられ、リング状の成形物品用芯体とリン
グ状スペーサとの当接部分の所要箇所に第1空気抜き孔
があけられるとともに、ケーシング底壁の所要箇所に第
2空気抜き孔があけられているものである。
【0077】最後に、この発明の第4発明は、上記注入
ポリマー原料受け板とケーシング底壁との中間に、少な
くとも3つのリング状スペーサが積み重ね状に配置され
るとともに、積み重ね状態のリング状スペーサのうち最
上位のリング状スペーサの下面に下向きに先細となるテ
ーパ面が設けられ、最下位のリング状スペーサの上面に
上向きに先細となるテーパ面が設けられ、中間のリング
状スペーサの上下面に上向きおよび下向きにそれぞれ先
細となるテーパ面が設けられ、各リング状スペーサ周縁
の所要部分とケーシング周壁の内面の対応部分との間
に、液状ポリマー原料の流通用間隙が設けられ、受け板
の下側に、上下に隣り合うリング状スペーサとケーシン
グ周壁の内周面とによって囲まれかつ上記流通用間隙に
連なる横断面略V字形のポリマー成形用空間部が設けら
れ、上下に隣り合うリング状スペーサの当接部分の所要
箇所に第1空気抜き孔があけられるとともに、ケーシン
グ底壁の所要箇所に第2空気抜き孔があけられているも
のである。
ポリマー原料受け板とケーシング底壁との中間に、少な
くとも3つのリング状スペーサが積み重ね状に配置され
るとともに、積み重ね状態のリング状スペーサのうち最
上位のリング状スペーサの下面に下向きに先細となるテ
ーパ面が設けられ、最下位のリング状スペーサの上面に
上向きに先細となるテーパ面が設けられ、中間のリング
状スペーサの上下面に上向きおよび下向きにそれぞれ先
細となるテーパ面が設けられ、各リング状スペーサ周縁
の所要部分とケーシング周壁の内面の対応部分との間
に、液状ポリマー原料の流通用間隙が設けられ、受け板
の下側に、上下に隣り合うリング状スペーサとケーシン
グ周壁の内周面とによって囲まれかつ上記流通用間隙に
連なる横断面略V字形のポリマー成形用空間部が設けら
れ、上下に隣り合うリング状スペーサの当接部分の所要
箇所に第1空気抜き孔があけられるとともに、ケーシン
グ底壁の所要箇所に第2空気抜き孔があけられているも
のである。
【0078】上記のこの発明によれば、いずれの場合
も、液状ポリマー原料中の気泡の除去を、ケーシング内
での遠心力による分離のみによって行うのではなく、予
め注入ポリマー圧縮流入空間部で遠心力を利用して気泡
を除去したのち、脱泡されたポリマー原料のみを成形用
空間部内に注入し、さらに成形用空間部内でも遠心力を
作用させながら気泡及び空気を除去して、いわば2段階
で気泡を除去しているため、十分に気泡を除去してポリ
マーを成形することができるものである。
も、液状ポリマー原料中の気泡の除去を、ケーシング内
での遠心力による分離のみによって行うのではなく、予
め注入ポリマー圧縮流入空間部で遠心力を利用して気泡
を除去したのち、脱泡されたポリマー原料のみを成形用
空間部内に注入し、さらに成形用空間部内でも遠心力を
作用させながら気泡及び空気を除去して、いわば2段階
で気泡を除去しているため、十分に気泡を除去してポリ
マーを成形することができるものである。
【0079】従って、この発明によれば、従来遠心成形
が非常に困難であった種々の回転対称物品の成形、すな
わち内径の小さな物品あるいは肉厚の大きな物品の成
形、芯体と弾性体との一体成形、さらには複雑な形状の
芯体と弾性体との一体成形を遠心成形を利用して実施す
ることができる。また第4発明のベルトの製造において
は、その外周面だけでなく内周面も特殊な形状のベルト
を、遠心成形法により製造することができるものであ
る。
が非常に困難であった種々の回転対称物品の成形、すな
わち内径の小さな物品あるいは肉厚の大きな物品の成
形、芯体と弾性体との一体成形、さらには複雑な形状の
芯体と弾性体との一体成形を遠心成形を利用して実施す
ることができる。また第4発明のベルトの製造において
は、その外周面だけでなく内周面も特殊な形状のベルト
を、遠心成形法により製造することができるものであ
る。
【0080】また、この発明によれば、すべての製品中
の気泡を有効に除去し得て、品質の向上に寄与し得ると
ともに、量産性にすぐれていて、弾性ロール、合成繊維
糸捲縮用摩擦仮撚りディスク、あるいはベルト等の弾性
体製品を安価に市場に供給し得るという効果を奏するも
のである。
の気泡を有効に除去し得て、品質の向上に寄与し得ると
ともに、量産性にすぐれていて、弾性ロール、合成繊維
糸捲縮用摩擦仮撚りディスク、あるいはベルト等の弾性
体製品を安価に市場に供給し得るという効果を奏するも
のである。
【図1】この発明の第1実施例の弾性ロール製造用ポリ
マー遠心成形装置の概略縦断面図である。
マー遠心成形装置の概略縦断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図3】第1実施例において製造された弾性ロール製品
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図4】この発明の第2実施例の弾性ロール製造用ポリ
マー遠心成形装置の概略縦断面図である。
マー遠心成形装置の概略縦断面図である。
【図5】図4において用いた鍔部付きスペーサの拡大斜
視図である。
視図である。
【図6】第2実施例において製造された弾性ロール製品
の部分拡大斜視図である。
の部分拡大斜視図である。
【図7】この発明の第3実施例の合成繊維糸捲縮用摩擦
仮撚りディスクを製造するポリマー遠心成形装置の概略
縦断面図である。
仮撚りディスクを製造するポリマー遠心成形装置の概略
縦断面図である。
【図8】図7において用いたリング状スペーサの拡大斜
視図である。
視図である。
【図9】第3実施例において製造された合成繊維糸捲縮
用摩擦仮撚りディスク製品の部分拡大斜視図である。
用摩擦仮撚りディスク製品の部分拡大斜視図である。
【図10】この発明の第4実施例のベルト製造用ポリマ
ー遠心成形装置の概略縦断面図である。
ー遠心成形装置の概略縦断面図である。
【図11】図10において用いたリング状中間スペーサ
の部分拡大斜視図である。
の部分拡大斜視図である。
【図12】第4実施例において製造されたベルト製品の
部分拡大斜視図である。
部分拡大斜視図である。
1 有底円筒状ケーシング 2 上壁 3 底壁 4 周壁 5 液状ポリマー原料注入口 6 回転軸 7 注入ポリマー原料受け板 8 断面略楔形のポリマー原料圧縮流入空間部 9 脱泡済み液状ポリマー原料の流通用間隙 10 円筒状の成形物品用芯体 10a 周壁 11 ポリマー成形用空間部 12 第1空気抜き孔 13 第2空気抜き孔 18 弾性ロール 19 液状ポリマー原料の流通用間隙 20 リング状の成形物品用芯体 21 ポリマー成形用空間部 22 第1空気抜き孔 23 リング状のスペーサ 25 鍔部 28 弾性ロール 30 横断面略L字形のリング状の成形物品用芯体 30a 水平部 31 ポリマー成形用空間部 32 第1空気抜き孔 33 リング状のスペーサ 38 仮撚りディスク 41 ポリマー成形用空間部 42 第1空気抜き孔 43 リング状スペーサ 43a 最上位のリング状スペーサ 43b 最下位のリング状スペーサ 43c 中間のリング状スペーサ 46 下面に下向きに先細となるテーパ面 47 上向きに先細となるテーパ面 48 Vベルト
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 29:00 4F
Claims (4)
- 【請求項1】 上壁(2)中央部に液状ポリマー原料注
入口(5)を有しかつ底壁(3)中央部の下面に回転軸
(6)が取り付けられるとともに周壁(4)に対して上
壁(2)および底壁(3)のうちの少なくとも一方が取
り外し自在となされた有底円筒状ケーシング(1)と、
ケーシング上壁(2)の内側においてポリマー原料注入
口(5)に対向するように配置された注入ポリマー原料
受け板(7)と、受け板(7)およびケーシング底壁
(3)の中間に配置された円筒状の成形物品用芯体(1
0)とよりなり、ケーシング(1)の上壁(2)の内面
と注入ポリマー原料受け板(7)との間に、中央部のポ
リマー原料注入口(5)を中心としてこれより周縁に至
るほど漸次先細となる断面略楔形のポリマー原料圧縮流
入空間部(8)が形成され、受け板(7)周縁の所要部
分とケーシング周壁(4)の内面の対応部分との間に、
圧縮により脱泡した液状ポリマー原料の流通用間隙
(9)が設けられ、受け板(7)の下側において成形物
品用芯体(10)の外周面とケーシング周壁(4)の内
周面との間に、上記流通用間隙(9)に連なるポリマー
成形用空間部(11)が設けられ、成形物品用芯体(1
0)の周壁(10a)の所要箇所に第1空気抜き孔(1
2)があけられるとともに、ケーシング底壁(3)の所
要箇所に第2空気抜き孔(13)があけられている、ポ
リマーの遠心成形装置。 - 【請求項2】 上壁(2)中央部に液状ポリマー原料注
入口(5)を有しかつ底壁(3)中央部の下面に回転軸
(6)が取り付けられるとともに周壁(4)に対して上
壁(2)および底壁(3)のうちの少なくとも一方が取
り外し自在となされた有底円筒状ケーシング(1)と、
ケーシング上壁(2)の内側においてポリマー原料注入
口(5)に対向するように配置された注入ポリマー原料
受け板(7)と、受け板(7)およびケーシング底壁
(3)の中間に交互に配置されたリング状の成形物品用
芯体(20)および鍔部(25)を有するリング状のス
ペーサ(23)とよりなり、ケーシング(1)の上壁
(2)の内面と注入ポリマー原料受け板(7)との間
に、中央部のポリマー原料注入口(5)を中心としてこ
れより周縁に至るほど漸次先細となる断面略楔形のポリ
マー原料圧縮流入空間部(8)が形成され、受け板
(7)周縁の所要部分とケーシング周壁(4)の内面の
対応部分との間に、圧縮により脱泡した液状ポリマー原
料の流通用間隙(9)が設けられ、リング状のスペーサ
(23)は成形物品用芯体(20)の上下両側に配せら
れ、各リング状スペーサ(23)の鍔部(25)周縁の
所要部分とケーシング周壁(4)の内面の対応部分との
間に、液状ポリマー原料の流通用間隙(19)が設けら
れ、受け板(7)の下側に、各リング状成形物品用芯体
(20)の外周面と上下スペーサ(23)(23)とケ
ーシング周壁(4)の内周面とによって囲まれかつ上記
流通用間隙(9)(19)に連なるポリマー成形用空間
部(21)が設けられ、リング状の成形物品用芯体(2
0)とリング状のスペーサ(23)との当接部分の所要
箇所に第1空気抜き孔(22)があけられるとともに、
ケーシング底壁(3)の所要箇所に第2空気抜き孔(1
3)があけられている、ポリマーの遠心成形装置。 - 【請求項3】 上壁(2)中央部に液状ポリマー原料注
入口(5)を有しかつ底壁(3)中央部の下面に回転軸
(6)が取り付けられるとともに周壁(4)に対して上
壁(2)および底壁(3)のうちの少なくとも一方が取
り外し自在となされた有底円筒状ケーシング(1)と、
ケーシング上壁(2)の内側においてポリマー原料注入
口(5)に対向するように配置された注入ポリマー原料
受け板(7)と、受け板(7)およびケーシング底壁
(3)の中間に交互に配置された横断面略L字形のリン
グ状成形物品用芯体(30)およびリング状のスペーサ
(33)とよりなり、ケーシング(1)の上壁(2)の
内面と注入ポリマー原料受け板(7)との間に、中央部
のポリマー原料注入口(5)を中心としてこれより周縁
に至るほど漸次先細となる断面略楔形のポリマー原料圧
縮流入空間部(8)が形成され、受け板(7)周縁の所
要部分とケーシング周壁(4)の内面の対応部分との間
に、圧縮により脱泡した液状ポリマー原料の流通用間隙
(9)が設けられ、リング状のスペーサ(33)は成形
物品用芯体(30)の上下両側に配せられ、各リング状
スペーサ(33)周縁の所要部分とケーシング周壁
(4)の内面の対応部分との間に、液状ポリマー原料の
流通用間隙(19)が設けられ,受け板(7)の下側
に、各リング状成形物品用芯体(30)の水平部(30
a)外周面と上下スペーサ(33)(33)とケーシン
グ周壁(4)の内周面とによって囲まれかつ上記流通用
間隙(9)(19)に連なるポリマー成形用空間部(3
1)が設けられ、リング状の成形物品用芯体(30)と
リング状スペーサ(33)との当接部分の所要箇所に第
1空気抜き孔(32)があけられるとともに、ケーシン
グ底壁(3)の所要箇所に第2空気抜き孔(13)があ
けられている、ポリマーの遠心成形装置。 - 【請求項4】 上壁(2)中央部に液状ポリマー原料注
入口(5)を有しかつ底壁(3)中央部の下面に回転軸
(6)が取り付けられるとともに周壁(4)に対して上
壁(2)および底壁(3)のうちの少なくとも一方が取
り外し自在となされた有底円筒状ケーシング(1)と、
ケーシング上壁(2)の内側においてポリマー原料注入
口(5)に対向するように配置された注入ポリマー原料
受け板(7)と、受け板(7)およびケーシング底壁
(3)の中間に積み重ね状に配置された少なくとも3つ
のリング状スペーサ(43)とよりなり、ケーシング
(1)の上壁(2)の内面と注入ポリマー原料受け板
(7)との間に、中央部のポリマー原料注入口(5)を
中心としてこれより周縁に至るほど漸次先細となる断面
略楔形のポリマー原料圧縮流入空間部(8)が形成さ
れ、受け板(7)周縁の所要部分とケーシング周壁
(4)の内面の対応部分との間に、圧縮により脱泡した
液状ポリマー原料の流通用間隙(9)が設けられ、積み
重ね状態のリング状スペーサ(43)のうち最上位のリ
ング状スペーサ(43a)の下面に下向きに先細となる
テーパ面(46)が設けられ、最下位のリング状スペー
サ(43b)の上面に上向きに先細となるテーパ面(4
7)が設けられ、中間のリング状スペーサ(43c)の
上下面に上向きおよび下向きにそれぞれ先細となるテー
パ面(46)(47)が設けられ、各リング状スペーサ
(43)周縁の所要部分とケーシング周壁(4)の内面
の対応部分との間に、液状ポリマー原料の流通用間隙
(19)が設けられ、受け板(7)の下側に、上下に隣
り合うリング状スペーサ(43)(43)とケーシング
周壁(4)の内周面とによって囲まれかつ上記流通用間
隙(9)(19)に連なる横断面略V字形のポリマー成
形用空間部(41)が設けられ、上下に隣り合うリング
状スペーサ(43)(43)の当接部分の所要箇所に第
1空気抜き孔(42)があけられるとともに、ケーシン
グ底壁(3)の所要箇所に第2空気抜き孔(13)があ
けられている、ポリマーの遠心成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35438192A JPH06155493A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ポリマーの遠心成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35438192A JPH06155493A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ポリマーの遠心成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06155493A true JPH06155493A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18437178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35438192A Pending JPH06155493A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | ポリマーの遠心成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06155493A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001081684A (ja) * | 1999-07-28 | 2001-03-27 | Advanced Materials Corp | 樹脂注入繊維強化下層および高分子上層によってロールコアを被覆する方法および装置であり、該方法は改良された成形テープおよび他の要素の使用を含む。 |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP35438192A patent/JPH06155493A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001081684A (ja) * | 1999-07-28 | 2001-03-27 | Advanced Materials Corp | 樹脂注入繊維強化下層および高分子上層によってロールコアを被覆する方法および装置であり、該方法は改良された成形テープおよび他の要素の使用を含む。 |
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