JPH0615686A - 空洞体の外側面加工方法 - Google Patents
空洞体の外側面加工方法Info
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- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14336—Coating a portion of the article, e.g. the edge of the article
- B29C45/14344—Moulding in or through a hole in the article, e.g. outsert moulding
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】合成樹脂材射出切断跡を見せないように加工品
の外観を改良し、加工コストが低く加工時間を短縮す
る。 【構成】空洞体1の外側面11に溶融した合成樹脂材5
を供給し、硬化した合成樹脂材5によって空洞体1の外
側面11に非連続的な複数個の模様部分2を形成する方
法において、空洞体1の模様部分2を形成する箇所に内
側面12から外側面11へ貫通する合成樹脂材供給孔7
を穿孔しておき、空洞体1の外側面11を金型3で囲み
空洞体1の中空部13へ硬化して接着しない性質を有す
る合成樹脂材5を溶融して注入することにより、合成樹
脂材供給孔7を介して空洞体1の外側面11に合成樹脂
材5を供給し、合成樹脂材5が硬化した後に空洞体1の
中空部13の内部にある合成樹脂材5のみを除去する。
の外観を改良し、加工コストが低く加工時間を短縮す
る。 【構成】空洞体1の外側面11に溶融した合成樹脂材5
を供給し、硬化した合成樹脂材5によって空洞体1の外
側面11に非連続的な複数個の模様部分2を形成する方
法において、空洞体1の模様部分2を形成する箇所に内
側面12から外側面11へ貫通する合成樹脂材供給孔7
を穿孔しておき、空洞体1の外側面11を金型3で囲み
空洞体1の中空部13へ硬化して接着しない性質を有す
る合成樹脂材5を溶融して注入することにより、合成樹
脂材供給孔7を介して空洞体1の外側面11に合成樹脂
材5を供給し、合成樹脂材5が硬化した後に空洞体1の
中空部13の内部にある合成樹脂材5のみを除去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒形部材の外側面加工
方法に関する。さらに詳しくは、ボールペン等の筆記具
の胴体部の滑止め突起加工等のように、合成樹脂材の供
給により筒形部材の外側面に非連続的な複数個の模様部
分を形成する加工方法において、その加工コスト,加工
速度等に係る改良に関する。
方法に関する。さらに詳しくは、ボールペン等の筆記具
の胴体部の滑止め突起加工等のように、合成樹脂材の供
給により筒形部材の外側面に非連続的な複数個の模様部
分を形成する加工方法において、その加工コスト,加工
速度等に係る改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筒形部材の外側面加工方法として
は、例えば、図7に示すものが知られている。
は、例えば、図7に示すものが知られている。
【0003】この従来の筒形部材の外側面加工方法は、
ボールペン等の筆記具の胴体部の滑止め突起加工に実施
されるもので、図7(B)に示すように筒形部材1の外
側面11に非連続的な3個の突起リング形の模様部分2
を形成するものである。この方法では、図7(A)に示
すように、筒形部材1の外側面11を囲む金型3に模様
部分2を形成するためのリング形の3個の凹溝4を設
け、さらに凹溝4に夫々合成樹脂材5を供給するための
ゲート6を接続しておく。そして、図7(A)に示すよ
うに筒形部材1,金型3をセッティングした後に、各ゲ
ート6から金型3の凹溝4と筒形部材の外側面11とで
囲まれる空隙内に溶融した合成樹脂材5を次々に注入し
ていき、合成樹脂材5が硬化した後に、金型3を離型さ
せて図7(B)に示すような模様2を備えた筒形部材1
を取出すことになる。
ボールペン等の筆記具の胴体部の滑止め突起加工に実施
されるもので、図7(B)に示すように筒形部材1の外
側面11に非連続的な3個の突起リング形の模様部分2
を形成するものである。この方法では、図7(A)に示
すように、筒形部材1の外側面11を囲む金型3に模様
部分2を形成するためのリング形の3個の凹溝4を設
け、さらに凹溝4に夫々合成樹脂材5を供給するための
ゲート6を接続しておく。そして、図7(A)に示すよ
うに筒形部材1,金型3をセッティングした後に、各ゲ
ート6から金型3の凹溝4と筒形部材の外側面11とで
囲まれる空隙内に溶融した合成樹脂材5を次々に注入し
ていき、合成樹脂材5が硬化した後に、金型3を離型さ
せて図7(B)に示すような模様2を備えた筒形部材1
を取出すことになる。
【0004】このような従来の筒形部材の外側面加工方
法では、形成される模様部分2に対応した個数のゲート
6を金型3に設けなければならず金型3の製作費用が高
くなってしまい、また各ゲート6へ夫々合成樹脂材5を
注入する作業が要求され成形加工時間が長くなってしま
うため、加工コストが嵩み加工時間が掛かるという問題
点を有している。
法では、形成される模様部分2に対応した個数のゲート
6を金型3に設けなければならず金型3の製作費用が高
くなってしまい、また各ゲート6へ夫々合成樹脂材5を
注入する作業が要求され成形加工時間が長くなってしま
うため、加工コストが嵩み加工時間が掛かるという問題
点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
点を考慮してなされたもので、加工コストが低く加工時
間の掛からない筒形部材の外側面加工方法を提供するこ
とを課題とする。
点を考慮してなされたもので、加工コストが低く加工時
間の掛からない筒形部材の外側面加工方法を提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る筒形部材の外側面加工方法は、次のよ
うな手段を採用する。
め、本発明に係る筒形部材の外側面加工方法は、次のよ
うな手段を採用する。
【0007】即ち、請求項1では、筒形部材の外側面に
溶融した合成樹脂材を供給し、硬化した合成樹脂材によ
って筒形部材の外側面に非連続的な複数個の模様部分を
形成する筒形部材の外側面加工方法において、筒形部材
の模様部分を形成する箇所に内側面から外側面へ貫通す
る合成樹脂材供給孔を穿孔しておき、筒形部材の外側面
を金型で囲み筒形部材の中空部へ硬化して接着しない性
質を有する合成樹脂材を溶融して注入することにより、
合成樹脂材供給孔を介して筒形部材の外側面に合成樹脂
材を供給し、合成樹脂材が硬化した後に筒形部材の中空
部の内部にある合成樹脂材のみを除去することを特徴と
する。
溶融した合成樹脂材を供給し、硬化した合成樹脂材によ
って筒形部材の外側面に非連続的な複数個の模様部分を
形成する筒形部材の外側面加工方法において、筒形部材
の模様部分を形成する箇所に内側面から外側面へ貫通す
る合成樹脂材供給孔を穿孔しておき、筒形部材の外側面
を金型で囲み筒形部材の中空部へ硬化して接着しない性
質を有する合成樹脂材を溶融して注入することにより、
合成樹脂材供給孔を介して筒形部材の外側面に合成樹脂
材を供給し、合成樹脂材が硬化した後に筒形部材の中空
部の内部にある合成樹脂材のみを除去することを特徴と
する。
【0008】また、請求項2では、請求項1の筒形部材
の外側面加工方法において、筒形部材の外側面を金型で
囲む際に筒形部材の中空部の内部に中空部よりも細いピ
ンを挿入しておき、筒形部材の中空部のピン周りに硬化
して接着しない性質または硬化して接着する性質を有す
る合成樹脂材を溶融して注入し、合成樹脂材が硬化した
後に筒形部材の中空部からピンを引抜き中空部の内部に
ある合成樹脂材を残置することを特徴とする。
の外側面加工方法において、筒形部材の外側面を金型で
囲む際に筒形部材の中空部の内部に中空部よりも細いピ
ンを挿入しておき、筒形部材の中空部のピン周りに硬化
して接着しない性質または硬化して接着する性質を有す
る合成樹脂材を溶融して注入し、合成樹脂材が硬化した
後に筒形部材の中空部からピンを引抜き中空部の内部に
ある合成樹脂材を残置することを特徴とする。
【0009】
【作用】前述の手段によると、請求項1,請求項2共
に、筒形部材に設けられた合成樹脂材供給孔によって、
非連続的な複数個の模様部分が筒形部材の中空部を介し
て連通し合成樹脂材の供給ルートが共通単一化されるこ
とになることから、金型に設けられるゲートを1個に限
定することが可能となるため、加工コストが低く加工時
間の掛からない筒形部材の外側面加工方法を提供すると
いう課題が解決される。なお、請求項1では、使用され
る合成樹脂材が硬化して接着しない性質を有するため、
不要となる筒形部材の中空部の内部にある合成樹脂材は
簡単に除去することができる。また、請求項2では、ピ
ンにより後に必要となる中空部を確保してあるため、筒
形部材の中空部の内部にある合成樹脂材は除去する必要
がなくなる。
に、筒形部材に設けられた合成樹脂材供給孔によって、
非連続的な複数個の模様部分が筒形部材の中空部を介し
て連通し合成樹脂材の供給ルートが共通単一化されるこ
とになることから、金型に設けられるゲートを1個に限
定することが可能となるため、加工コストが低く加工時
間の掛からない筒形部材の外側面加工方法を提供すると
いう課題が解決される。なお、請求項1では、使用され
る合成樹脂材が硬化して接着しない性質を有するため、
不要となる筒形部材の中空部の内部にある合成樹脂材は
簡単に除去することができる。また、請求項2では、ピ
ンにより後に必要となる中空部を確保してあるため、筒
形部材の中空部の内部にある合成樹脂材は除去する必要
がなくなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る筒形部材の外側面加工方
法の実施例を図1〜図6に基いて説明する。
法の実施例を図1〜図6に基いて説明する。
【0011】この実施例では、前述の従来例と同様に、
ボールペン等の筆記具の胴体部の滑止め突起加工に実施
され、筒形部材1の外側面11に非連続的な多数個の突
起リング形の模様部分2を形成するものを示してある。
ボールペン等の筆記具の胴体部の滑止め突起加工に実施
され、筒形部材1の外側面11に非連続的な多数個の突
起リング形の模様部分2を形成するものを示してある。
【0012】この実施例の実施に際して、まず筒形部材
1自体について加工工作が行われる。
1自体について加工工作が行われる。
【0013】ボールペン等の筆記具の胴体部となる筒形
部材1は、一般に、硬質のスチロール樹脂,ABS樹脂
からなる合成樹脂材で金型成形により形成される。この
とき、図1(A)に示すように、模様部分2を形成しよ
うとする箇所に内側面12から外側面11へ貫通した合
成樹脂材供給孔7をも同時に形成しておく。この合成樹
脂材供給孔7は、筒形部材1が通常のボールペンの胴体
部の場合2.0mm 程度の幅の模様部分2の1個に対して直
径0.6mm 程度で2個設けるのが好ましいが、形成される
模様部分2の大きさ等に対応して適当な直径や模様部分
2の1個あたりの個数が選択される。
部材1は、一般に、硬質のスチロール樹脂,ABS樹脂
からなる合成樹脂材で金型成形により形成される。この
とき、図1(A)に示すように、模様部分2を形成しよ
うとする箇所に内側面12から外側面11へ貫通した合
成樹脂材供給孔7をも同時に形成しておく。この合成樹
脂材供給孔7は、筒形部材1が通常のボールペンの胴体
部の場合2.0mm 程度の幅の模様部分2の1個に対して直
径0.6mm 程度で2個設けるのが好ましいが、形成される
模様部分2の大きさ等に対応して適当な直径や模様部分
2の1個あたりの個数が選択される。
【0014】次に、このように加工された筒形部材1を
金型3を用いていわゆる2色成形手段により成形するこ
とになる。
金型3を用いていわゆる2色成形手段により成形するこ
とになる。
【0015】この成形に用いられる金型3は、図1
(B)に示すように、模様部分2を形成するための前述
の従来例と同様のリング形の凹溝4が多数個設けられて
いるが、合成樹脂材5を注入するためのゲート6が前述
の従来例とは異なり筒形部材1の中空部13に接続する
ように1個のみ設けられている。従って、ゲート6の個
数の多い前述の従来例に比し、金型3の製作費用がはる
かに少なくてすむことになる。
(B)に示すように、模様部分2を形成するための前述
の従来例と同様のリング形の凹溝4が多数個設けられて
いるが、合成樹脂材5を注入するためのゲート6が前述
の従来例とは異なり筒形部材1の中空部13に接続する
ように1個のみ設けられている。従って、ゲート6の個
数の多い前述の従来例に比し、金型3の製作費用がはる
かに少なくてすむことになる。
【0016】このような金型3を筒形部材1を介して型
合せし、ゲート6から合成樹脂材5を溶融して注入する
と、合成樹脂材5がまず筒形部材1の中空部13の内部
に充満し、続いて合成樹脂材供給孔7から筒形部材1の
外側面11と金型3の凹溝4とで囲まれた空隙内に流出
して充満することになる(図1(B)参照)。このと
き、合成樹脂材5を注入するゲート6が1個のみである
ことから、前述の従来例に比し、合成樹脂材5の注入作
業の時間がかなり短くなる。
合せし、ゲート6から合成樹脂材5を溶融して注入する
と、合成樹脂材5がまず筒形部材1の中空部13の内部
に充満し、続いて合成樹脂材供給孔7から筒形部材1の
外側面11と金型3の凹溝4とで囲まれた空隙内に流出
して充満することになる(図1(B)参照)。このと
き、合成樹脂材5を注入するゲート6が1個のみである
ことから、前述の従来例に比し、合成樹脂材5の注入作
業の時間がかなり短くなる。
【0017】なおこの成形に使用する合成樹脂材5は、
筒形部材1に硬化接着することのない(非接着性)の樹
脂を選択的に使用する。これは筒形部材1の材質によっ
て異なるが、例えば筒形部材1をスチロール樹脂とする
ときは、エラストマーまたはウレタン樹脂等を選択す
る。
筒形部材1に硬化接着することのない(非接着性)の樹
脂を選択的に使用する。これは筒形部材1の材質によっ
て異なるが、例えば筒形部材1をスチロール樹脂とする
ときは、エラストマーまたはウレタン樹脂等を選択す
る。
【0018】而後、注入された合成樹脂材5が硬化した
ならば、金型3を離型させて筒形部材1を取出し、図1
(C)に示すように筒形部材1の中空部13の内部にあ
る合成樹脂材5を除去する。
ならば、金型3を離型させて筒形部材1を取出し、図1
(C)に示すように筒形部材1の中空部13の内部にあ
る合成樹脂材5を除去する。
【0019】筒形部材1の中空部13の内部にある硬化
した合成樹脂材5は、その非接着性により筒形部材1の
内側面12には接着していないため、突出しピン8で突
出すと合成樹脂材供給孔7の内部にある部分と契れるよ
うに切断されて筒形部材1の外部へ突出され除去される
ことになる。なお、図3に示すように、合成樹脂材供給
孔7の径Sを筒形部材1の内側面12側の端口72で絞
って小さい径S’にしておくと、前記契れ切断が容易と
なる。
した合成樹脂材5は、その非接着性により筒形部材1の
内側面12には接着していないため、突出しピン8で突
出すと合成樹脂材供給孔7の内部にある部分と契れるよ
うに切断されて筒形部材1の外部へ突出され除去される
ことになる。なお、図3に示すように、合成樹脂材供給
孔7の径Sを筒形部材1の内側面12側の端口72で絞
って小さい径S’にしておくと、前記契れ切断が容易と
なる。
【0020】この結果、筒形部材1の外側面11に非連
続的な多数個の突起リング形の模様部分2を形成するこ
とができることになり、このように形成された模様部分
2は、非接着性の合成樹脂材5からなるものの、図2に
示すように合成樹脂材供給孔7の内部にある部分によっ
て回止めされ筒形部材1に確実に保持されることにる。
なお、図3に示すように、合成樹脂材供給孔7の筒形部
材1の外側面11側の端口71を突起形に形成しておく
と(逆に、凹溝形でも可能)、模様部分2の回止めがよ
り確実となる。
続的な多数個の突起リング形の模様部分2を形成するこ
とができることになり、このように形成された模様部分
2は、非接着性の合成樹脂材5からなるものの、図2に
示すように合成樹脂材供給孔7の内部にある部分によっ
て回止めされ筒形部材1に確実に保持されることにる。
なお、図3に示すように、合成樹脂材供給孔7の筒形部
材1の外側面11側の端口71を突起形に形成しておく
と(逆に、凹溝形でも可能)、模様部分2の回止めがよ
り確実となる。
【0021】また、このように形成された模様部分2
は、ボールペン等の筆記具の胴体部の滑止め突起として
機能させることの外に、クッション機能や装飾的機能を
奏させることができ、その必要に応じて形状,色彩等を
適宜変更することができるものである。即ち、例えば、
図4に示すように、筒形部材1の断面が6角形であるの
に対して模様部分2の断面を円形としたり、図5に示す
ように、筒形部材1の断面が円形であるのに対して模様
部分2の断面を6角形としたりすることができる。この
ような形状変更や模様部分2の間隔の変更等について
は、金型3側においてゲート6による制約がないため、
かなり自由に行うことができる。
は、ボールペン等の筆記具の胴体部の滑止め突起として
機能させることの外に、クッション機能や装飾的機能を
奏させることができ、その必要に応じて形状,色彩等を
適宜変更することができるものである。即ち、例えば、
図4に示すように、筒形部材1の断面が6角形であるの
に対して模様部分2の断面を円形としたり、図5に示す
ように、筒形部材1の断面が円形であるのに対して模様
部分2の断面を6角形としたりすることができる。この
ような形状変更や模様部分2の間隔の変更等について
は、金型3側においてゲート6による制約がないため、
かなり自由に行うことができる。
【0022】なお、形成される模様部分2は、筒形部材
1の軸方向へ非連続的な場合のみではなく、図6に示す
ように周方向へ非連続的とすることもできる。
1の軸方向へ非連続的な場合のみではなく、図6に示す
ように周方向へ非連続的とすることもできる。
【0023】以上、図示した実施例の外に、筒形部材1
の外側面11に合成樹脂材供給孔7と連通した凹溝を設
けておき、前記凹溝4を除去して面一としたりまた逆に
突起形とした金型3により、筒形部材1の外側面11と
面一または凹溝形の模様部分2を形成する実施例とする
ことも可能である。
の外側面11に合成樹脂材供給孔7と連通した凹溝を設
けておき、前記凹溝4を除去して面一としたりまた逆に
突起形とした金型3により、筒形部材1の外側面11と
面一または凹溝形の模様部分2を形成する実施例とする
ことも可能である。
【0024】さらに、本発明の実施用途としては、スポ
ーツ用品,日用雑貨類の把手部分や各種のチューブ,パ
イプ類等が考えられる。
ーツ用品,日用雑貨類の把手部分や各種のチューブ,パ
イプ類等が考えられる。
【0025】さらに、前述のように筒形部材1の外側面
11を金型3で囲む際に、筒形部材1の中空部13の内
部に中空部13よりも細いピンが金型3と連動挿入され
るようにし、筒形部材1の中空部11の断面がリング形
になるようにしておく実施例とすることもできる。
11を金型3で囲む際に、筒形部材1の中空部13の内
部に中空部13よりも細いピンが金型3と連動挿入され
るようにし、筒形部材1の中空部11の断面がリング形
になるようにしておく実施例とすることもできる。
【0026】このような実施例によると、ピンの太さを
後に必要となる中空部13の大きさに合わせておくこと
により、合成樹脂材5が硬化した後に筒形部材1の中空
部13からピンを引抜けば、中空部13の内部にある合
成樹脂材を一々除去せず残置することが可能となる。即
ち、消耗する合成樹脂材5の量を削減することができ、
合成樹脂材5の除去作業が不要となるため、前述の実施
例によりもはるかに加工コストが低くなり加工時間も掛
からなくなる。なお、筒形部材1の中空部13から合成
樹脂材5を除去しないことから、硬化して接着する性質
を有する合成樹脂材5を使用することもできる。
後に必要となる中空部13の大きさに合わせておくこと
により、合成樹脂材5が硬化した後に筒形部材1の中空
部13からピンを引抜けば、中空部13の内部にある合
成樹脂材を一々除去せず残置することが可能となる。即
ち、消耗する合成樹脂材5の量を削減することができ、
合成樹脂材5の除去作業が不要となるため、前述の実施
例によりもはるかに加工コストが低くなり加工時間も掛
からなくなる。なお、筒形部材1の中空部13から合成
樹脂材5を除去しないことから、硬化して接着する性質
を有する合成樹脂材5を使用することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明に係る筒形部材の外
側面加工方法は、請求項1,請求項2共に、合成樹脂材
供給孔によって非連続的な各模様部分が筒形部材の中空
部を介して連通されることから、合成樹脂材の供給ルー
トが共通単一化され金型に設けられるゲートを1個に限
定することが可能となるため、金型の製作費用が少なく
なりゲートからの合成樹脂材の注入作業の時間が短くな
り、加工コストが低くなり加工時間が掛からなくなる効
果がある。また、この効果により、量産化が可能になる
効果が生ずる。
側面加工方法は、請求項1,請求項2共に、合成樹脂材
供給孔によって非連続的な各模様部分が筒形部材の中空
部を介して連通されることから、合成樹脂材の供給ルー
トが共通単一化され金型に設けられるゲートを1個に限
定することが可能となるため、金型の製作費用が少なく
なりゲートからの合成樹脂材の注入作業の時間が短くな
り、加工コストが低くなり加工時間が掛からなくなる効
果がある。また、この効果により、量産化が可能になる
効果が生ずる。
【0028】さらに、請求項1,請求項2共に、金型の
ゲートが1個に限定されていることから、形成する模様
部分の形状等に対する金型側での制約が少なくなるた
め、模様部分の形状等に自由度が増す効果がある。
ゲートが1個に限定されていることから、形成する模様
部分の形状等に対する金型側での制約が少なくなるた
め、模様部分の形状等に自由度が増す効果がある。
【0029】さらに、請求項1,請求項2共に、形成さ
れた模様部分を構成する合成樹脂材が合成樹脂材供給孔
の内部の合成樹脂材と連通一体化しているため、模様部
分が回止めされ筒形部材に確実に保持される効果があ
る。
れた模様部分を構成する合成樹脂材が合成樹脂材供給孔
の内部の合成樹脂材と連通一体化しているため、模様部
分が回止めされ筒形部材に確実に保持される効果があ
る。
【0030】さらに、請求項2のみとして、ピンにより
消耗する合成樹脂材が削減され筒形部材の中空部からの
合成樹脂材の除去が不要となるため、請求項1よりも加
工コストが低くなり加工時間が掛からなくなる効果があ
る。
消耗する合成樹脂材が削減され筒形部材の中空部からの
合成樹脂材の除去が不要となるため、請求項1よりも加
工コストが低くなり加工時間が掛からなくなる効果があ
る。
【図1】本発明に係る筒形部材の外側面加工方法の実施
例を示す断面図であり、(A)〜(C)の順で工程順を
示してある。
例を示す断面図であり、(A)〜(C)の順で工程順を
示してある。
【図2】図1(C)のX−X線拡大断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】図2の変形例を示す断面図である。
【図5】図4のさらに変形例を示す断面図である。
【図6】図5のさらに変形例を示す断面図である。
【図7】(A)は従来例を示す断面図であり、(B)は
(A)によって加工された筒形部材を示す正面図であ
る。
(A)によって加工された筒形部材を示す正面図であ
る。
1 筒形部材 1
1 外側面 12 内側面 13 中空部 2 模様部分 3 金型 5 合成樹脂材 6 ゲート
1 外側面 12 内側面 13 中空部 2 模様部分 3 金型 5 合成樹脂材 6 ゲート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月29日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 空洞体の外側面加工方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空洞体の外側面加工方
法に関する。さらに詳しくは、ボールペン等の筆記具の
胴体部の滑止め突起加工等のように、合成樹脂材の供給
により空洞体の外側面に模様部分を形成する加工方法に
おいて、成型品の外観向上、加工コスト、加工速度の改
良に関する。
法に関する。さらに詳しくは、ボールペン等の筆記具の
胴体部の滑止め突起加工等のように、合成樹脂材の供給
により空洞体の外側面に模様部分を形成する加工方法に
おいて、成型品の外観向上、加工コスト、加工速度の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空洞体の外側面加工方法として
は、例えば、図7に示すものが知られている。
は、例えば、図7に示すものが知られている。
【0003】この従来の空洞体の外側面加工方法は、ボ
ールペン等の筆記具の胴体部の滑止め突起加工に実施さ
れるもので、図7(B)に示すように空洞体1の外側面
11に非連続的な3個の突起リング形の模様部分2を形
成するものである。この方法では、図7(A)に示すよ
うに、空洞体1の外側面11を囲む金型3に模様部分2
を形成するためのリング形の3個の凹溝4を設け、さら
に凹溝4に夫々合成樹脂材5を供給するためのゲート6
を接続しておく。そして、図7(A)に示すように空洞
体1,金型3をセッティングした後に、各ゲート6から
金型3の凹溝4と空洞体の外側面11とで囲まれる空隙
内に溶融した合成樹脂材5を次々に注入していき、合成
樹脂材5が硬化した後に、金型3を離型させて図7
(B)に示すような模様2を備えた空洞体1を取出すこ
とになる。
ールペン等の筆記具の胴体部の滑止め突起加工に実施さ
れるもので、図7(B)に示すように空洞体1の外側面
11に非連続的な3個の突起リング形の模様部分2を形
成するものである。この方法では、図7(A)に示すよ
うに、空洞体1の外側面11を囲む金型3に模様部分2
を形成するためのリング形の3個の凹溝4を設け、さら
に凹溝4に夫々合成樹脂材5を供給するためのゲート6
を接続しておく。そして、図7(A)に示すように空洞
体1,金型3をセッティングした後に、各ゲート6から
金型3の凹溝4と空洞体の外側面11とで囲まれる空隙
内に溶融した合成樹脂材5を次々に注入していき、合成
樹脂材5が硬化した後に、金型3を離型させて図7
(B)に示すような模様2を備えた空洞体1を取出すこ
とになる。
【0004】このような従来の空洞体の外側面加工方法
では、模様部分2が金型3のゲートから直接注入される
合成樹脂材5によって形成されるため、成型品にゲート
6の切断跡21が残ってしまい外観上問題があった。ま
た、形成される模様部分2に対応した個数のゲート6を
金型3に設けることになるため、多数のゲート6を設置
する分だけ金型3の製作費用が高くなるという問題もあ
った。さらに各ゲート6へ夫々合成樹脂材5を注入する
作業が要求されるため加工時間が長くなり、それゆえ加
工コストが嵩むという問題点もあった。
では、模様部分2が金型3のゲートから直接注入される
合成樹脂材5によって形成されるため、成型品にゲート
6の切断跡21が残ってしまい外観上問題があった。ま
た、形成される模様部分2に対応した個数のゲート6を
金型3に設けることになるため、多数のゲート6を設置
する分だけ金型3の製作費用が高くなるという問題もあ
った。さらに各ゲート6へ夫々合成樹脂材5を注入する
作業が要求されるため加工時間が長くなり、それゆえ加
工コストが嵩むという問題点もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1目的は、前
述の問題点を考慮してなされたもので、空洞体の外側面
加工方法において成型品に金型ゲートの切断跡21を見
えなくすることである。他の1目的は加工コストを下げ
ることである。さらにもう1つの目的は加工時間を短縮
することである。
述の問題点を考慮してなされたもので、空洞体の外側面
加工方法において成型品に金型ゲートの切断跡21を見
えなくすることである。他の1目的は加工コストを下げ
ることである。さらにもう1つの目的は加工時間を短縮
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る空洞体の外側面加工方法は、次のよう
な手段を採用する。
め、本発明に係る空洞体の外側面加工方法は、次のよう
な手段を採用する。
【0007】即ち、請求項1では、空洞体の外側面に溶
融した合成樹脂材を供給し、硬化した合成樹脂材によっ
て空洞体の外側面に非連続的な複数個の模様部分を形成
する空洞体外側面加工方法において、空洞体の模様部分
を形成する箇所に空洞体の壁面を貫通する合成樹脂材供
給孔を穿孔しておき、空洞体の外側面を金型で囲み空洞
体の中空部へ硬化して接着しない性質を有する合成樹脂
材を溶融して注入することにより、合成樹脂材供給孔を
介して空洞体の外側面に合成樹脂材を供給し、合成樹脂
材が硬化した後に空洞体の中空部の内部にある合成樹脂
材のみを除去することを特徴とする。
融した合成樹脂材を供給し、硬化した合成樹脂材によっ
て空洞体の外側面に非連続的な複数個の模様部分を形成
する空洞体外側面加工方法において、空洞体の模様部分
を形成する箇所に空洞体の壁面を貫通する合成樹脂材供
給孔を穿孔しておき、空洞体の外側面を金型で囲み空洞
体の中空部へ硬化して接着しない性質を有する合成樹脂
材を溶融して注入することにより、合成樹脂材供給孔を
介して空洞体の外側面に合成樹脂材を供給し、合成樹脂
材が硬化した後に空洞体の中空部の内部にある合成樹脂
材のみを除去することを特徴とする。
【0008】また、請求項2では、請求項1の空洞体の
外側面加工方法において、空洞体の中空部の内部に中空
部よりも細いピンを挿入しておき、空洞体の中空部のピ
ン周りに硬化して接着しない性質または硬化して接着す
る性質を有する合成樹脂材を溶融して注入し、合成樹脂
材が硬化した後に空洞体の中空部からピンを引抜き中空
部の内部にある合成樹脂材を残置することを特徴とす
る。
外側面加工方法において、空洞体の中空部の内部に中空
部よりも細いピンを挿入しておき、空洞体の中空部のピ
ン周りに硬化して接着しない性質または硬化して接着す
る性質を有する合成樹脂材を溶融して注入し、合成樹脂
材が硬化した後に空洞体の中空部からピンを引抜き中空
部の内部にある合成樹脂材を残置することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】前述の手段によると、請求項1,請求項2共
に、合成樹脂材供給孔が模様部分の内側に設けられるた
め、金型ゲートの切断跡は必ず空洞体の内側面に出るこ
とになり外側には見せないことができる。また、合成樹
脂材供給孔によって、非連続的な複数個の模様部分が空
洞体の中空部を介して連通し合成樹脂材の供給ルートが
共通単一化されることになることから、金型に設けられ
るゲートを1個に限定することが可能となるため、加工
コストが低く加工時間のかからない空洞体の外側面加工
方法を提供するという課題が解決される。なお、請求項
1では、使用される合成樹脂材が硬化して接着しない性
質を有するため、不要となる空洞体の中空部の内部にあ
る合成樹脂材は簡単に除去することができる。また、請
求項2では、引き抜いてしまうピンにより必要となる中
空部を確保してあるため、中空部のピン周りにある合成
樹脂材は除去する必要がなくなる。さらに請求項2で
は、空洞体の中空部からピンおよび合成樹脂材を共に引
き抜いてしまうため、請求項1に比べ筒形部分の中空部
中のピン存在部分だけ合成樹脂材を節約することができ
る。
に、合成樹脂材供給孔が模様部分の内側に設けられるた
め、金型ゲートの切断跡は必ず空洞体の内側面に出るこ
とになり外側には見せないことができる。また、合成樹
脂材供給孔によって、非連続的な複数個の模様部分が空
洞体の中空部を介して連通し合成樹脂材の供給ルートが
共通単一化されることになることから、金型に設けられ
るゲートを1個に限定することが可能となるため、加工
コストが低く加工時間のかからない空洞体の外側面加工
方法を提供するという課題が解決される。なお、請求項
1では、使用される合成樹脂材が硬化して接着しない性
質を有するため、不要となる空洞体の中空部の内部にあ
る合成樹脂材は簡単に除去することができる。また、請
求項2では、引き抜いてしまうピンにより必要となる中
空部を確保してあるため、中空部のピン周りにある合成
樹脂材は除去する必要がなくなる。さらに請求項2で
は、空洞体の中空部からピンおよび合成樹脂材を共に引
き抜いてしまうため、請求項1に比べ筒形部分の中空部
中のピン存在部分だけ合成樹脂材を節約することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る空洞体の外側面加工方法
の実施例を図1〜図6および図8に基いて説明する。
の実施例を図1〜図6および図8に基いて説明する。
【0011】この実施例では、前述の従来例と同様に、
ボールペン等の筆記具の胴体部の滑止め突起加工に実施
され、空洞体1の外側面11に非連続的な多数個の突起
リング形の模様部分2を形成するものを示してある。な
おここに空洞体とは外形の如何を問わず本実施例に示す
ような筒形体に限られない。外側面と内側面とがある内
部が空洞なものであって、筒形体のように開口部を有す
るものであれば何でもよい。また材質に限定はない。
ボールペン等の筆記具の胴体部の滑止め突起加工に実施
され、空洞体1の外側面11に非連続的な多数個の突起
リング形の模様部分2を形成するものを示してある。な
おここに空洞体とは外形の如何を問わず本実施例に示す
ような筒形体に限られない。外側面と内側面とがある内
部が空洞なものであって、筒形体のように開口部を有す
るものであれば何でもよい。また材質に限定はない。
【0012】この実施例の実施に際して、まず空洞体1
自体について加工工作が行われる。
自体について加工工作が行われる。
【0013】ボールペン等の筆記具の胴体部となる空洞
体1は、一般に、硬質のスチロール樹脂,ABS樹脂か
らなる合成樹脂材で金型成形により形成される。このと
き、図1(A)に示すように、模様部分2を形成しよう
とする箇所に空洞体1の壁面を貫通する合成樹脂材供給
孔7をも同時に形成しておく。この合成樹脂材供給孔7
は、空洞体1が通常のボールペンの胴体部の場合2.0mm
程度の幅の模様部分2の1個に対して直径0.6mm 程度で
2個設けるのが好ましいが、形成される模様部分2の大
きさ等に対応して適当な直径や模様部分2の1個あたり
の個数が選択される。
体1は、一般に、硬質のスチロール樹脂,ABS樹脂か
らなる合成樹脂材で金型成形により形成される。このと
き、図1(A)に示すように、模様部分2を形成しよう
とする箇所に空洞体1の壁面を貫通する合成樹脂材供給
孔7をも同時に形成しておく。この合成樹脂材供給孔7
は、空洞体1が通常のボールペンの胴体部の場合2.0mm
程度の幅の模様部分2の1個に対して直径0.6mm 程度で
2個設けるのが好ましいが、形成される模様部分2の大
きさ等に対応して適当な直径や模様部分2の1個あたり
の個数が選択される。
【0014】次に、このように加工された空洞体1を金
型3を用いていわゆる2色成形手段により成形すること
になる。
型3を用いていわゆる2色成形手段により成形すること
になる。
【0015】この成形に用いられる金型3は、図1
(B)に示すように、模様部分2を形成するための前述
の従来例と同様、リング形の凹溝4が多数個設けられる
が、合成樹脂材5を注入するためのゲート6は、従来例
と異なり、空洞体1の軸端(開口部)に1箇所設ければ
足りる。すなわち図7の従来例のように各凹溝4に連通
するゲートは設けられず、それに代わるものとして空洞
体1の内側面12に合成樹脂材供給孔7が設けられてい
る。したがって注入後、中空部13形成のため合成樹脂
材5を除去しても切断跡が外側面11に来ず、外観を害
する心配がない。また、ゲート6は中空部13に接続し
て1個設けられるだけなので、ゲート6の個数の多い前
述の従来例に比し、金型3の製作費用がはるかに少なく
てすむ。
(B)に示すように、模様部分2を形成するための前述
の従来例と同様、リング形の凹溝4が多数個設けられる
が、合成樹脂材5を注入するためのゲート6は、従来例
と異なり、空洞体1の軸端(開口部)に1箇所設ければ
足りる。すなわち図7の従来例のように各凹溝4に連通
するゲートは設けられず、それに代わるものとして空洞
体1の内側面12に合成樹脂材供給孔7が設けられてい
る。したがって注入後、中空部13形成のため合成樹脂
材5を除去しても切断跡が外側面11に来ず、外観を害
する心配がない。また、ゲート6は中空部13に接続し
て1個設けられるだけなので、ゲート6の個数の多い前
述の従来例に比し、金型3の製作費用がはるかに少なく
てすむ。
【0016】このような金型3を空洞体1を介して型合
せし、ゲート6から合成樹脂材5を溶融して注入する
と、合成樹脂材5がまず空洞体1の中空部13の内部に
充満し、続いて合成樹脂材供給孔7から空洞体1の外側
面11と金型3の凹溝4とで囲まれた空隙内に流出して
充満することになる(図1(B)参照)。このとき、合
成樹脂材5を注入するゲート6が1個のみであることか
ら、前述の従来例に比し、合成樹脂材5の注入作業の時
間を短縮できる。
せし、ゲート6から合成樹脂材5を溶融して注入する
と、合成樹脂材5がまず空洞体1の中空部13の内部に
充満し、続いて合成樹脂材供給孔7から空洞体1の外側
面11と金型3の凹溝4とで囲まれた空隙内に流出して
充満することになる(図1(B)参照)。このとき、合
成樹脂材5を注入するゲート6が1個のみであることか
ら、前述の従来例に比し、合成樹脂材5の注入作業の時
間を短縮できる。
【0017】なおこの成形に使用する合成樹脂材5は、
空洞体1に硬化接着することのない(非接着性)の樹脂
を選択的に使用する。これは空洞体1の材質によって異
なるが、例えば空洞体1をスチロール樹脂とするとき
は、エラストマーまたはウレタン樹脂等を選択する。
空洞体1に硬化接着することのない(非接着性)の樹脂
を選択的に使用する。これは空洞体1の材質によって異
なるが、例えば空洞体1をスチロール樹脂とするとき
は、エラストマーまたはウレタン樹脂等を選択する。
【0018】而後、注入された合成樹脂材5が硬化した
ならば、金型3を離型させて空洞体1を取出し、図1
(C)に示すように空洞体1の中空部13の内部にある
合成樹脂材5を除去する。
ならば、金型3を離型させて空洞体1を取出し、図1
(C)に示すように空洞体1の中空部13の内部にある
合成樹脂材5を除去する。
【0019】空洞体1の中空部13の内部にある硬化し
た合成樹脂材5は、その非接着性により空洞体1の内側
面12には接着していないため、突出棒8で突出すと合
成樹脂材供給孔7の内部にある部分とちぎれるように切
断されて空洞体1の外部へ突出され除去されることにな
る。なお図3に示すように、合成樹脂材供給孔7の径S
を空洞体1の内側面12側の端口72で絞って小さい径
S’にしておくと、前記ちぎれ切断が容易となる。
た合成樹脂材5は、その非接着性により空洞体1の内側
面12には接着していないため、突出棒8で突出すと合
成樹脂材供給孔7の内部にある部分とちぎれるように切
断されて空洞体1の外部へ突出され除去されることにな
る。なお図3に示すように、合成樹脂材供給孔7の径S
を空洞体1の内側面12側の端口72で絞って小さい径
S’にしておくと、前記ちぎれ切断が容易となる。
【0020】この結果、空洞体1の外側面11に非連続
的な多数個の突起リング形の模様部分2を形成すること
ができることになり、このように形成された模様部分2
は、非接着性の合成樹脂材5からなるものの、図2に示
すように合成樹脂材供給孔7の内部にある部分によって
回止めされ空洞体1に確実に保持されることになる。な
お、図3に示すように、合成樹脂材供給孔7の空洞体1
の外側面11側の端口71を突起形に形成しておくと
(逆に、凹溝形でも可能)、模様部分2の回止めがより
確実となる。
的な多数個の突起リング形の模様部分2を形成すること
ができることになり、このように形成された模様部分2
は、非接着性の合成樹脂材5からなるものの、図2に示
すように合成樹脂材供給孔7の内部にある部分によって
回止めされ空洞体1に確実に保持されることになる。な
お、図3に示すように、合成樹脂材供給孔7の空洞体1
の外側面11側の端口71を突起形に形成しておくと
(逆に、凹溝形でも可能)、模様部分2の回止めがより
確実となる。
【0021】また、このように形成された模様部分2
は、ボールペン等の筆記具の胴体部の滑止め突起として
機能させることの外に、クッション機能や装飾的機能を
奏させることができ、目的に応じて形状,色彩等を適宜
変更することができるものである。即ち、例えば、図4
に示すように、空洞体1の断面が6角形であるのに対し
て模様部分2の断面を円形としたり、図5に示すよう
に、空洞体1の断面が円形であるのに対して模様部分2
の断面を6角形としたりすることができる。このような
形状変更や模様部分2の間隔の変更等については、金型
3側にゲート6による制約がないため、かなり自由に行
うことができる。
は、ボールペン等の筆記具の胴体部の滑止め突起として
機能させることの外に、クッション機能や装飾的機能を
奏させることができ、目的に応じて形状,色彩等を適宜
変更することができるものである。即ち、例えば、図4
に示すように、空洞体1の断面が6角形であるのに対し
て模様部分2の断面を円形としたり、図5に示すよう
に、空洞体1の断面が円形であるのに対して模様部分2
の断面を6角形としたりすることができる。このような
形状変更や模様部分2の間隔の変更等については、金型
3側にゲート6による制約がないため、かなり自由に行
うことができる。
【0022】なお、形成される模様部分2は、空洞体1
の軸方向へ非連続的な場合のみではなく、図6に示すよ
うに周方向へ非連続的とすることもできる。
の軸方向へ非連続的な場合のみではなく、図6に示すよ
うに周方向へ非連続的とすることもできる。
【0023】さらに、空洞体1の中空部13内にピン3
0を金型3と連動もしくは非連動で挿入されるように
し、空洞体1の中空部13の中空部分が少なくなるよう
にしておく実施例とすることもできる。さらにピン30
にその軸に沿って溝31を穿設し、合成樹脂材5のガイ
ドにしておいてもよい。
0を金型3と連動もしくは非連動で挿入されるように
し、空洞体1の中空部13の中空部分が少なくなるよう
にしておく実施例とすることもできる。さらにピン30
にその軸に沿って溝31を穿設し、合成樹脂材5のガイ
ドにしておいてもよい。
【0024】このような実施例によると、ピン30の太
さを後に必要となる中空部13の大きさに合わせておく
ことにより、合成樹脂材5が硬化した後に空洞体1の中
空部13からピン30を引抜くだけで、中空部13の内
部にある合成樹脂材を一々除去せず残置しても構わなく
なる。これによりピン30の分だけ消耗する合成樹脂材
5の量を削減することができる。また、合成樹脂材5の
除去作業が不要となるため、前述の実施例よりもさらに
加工コストが低くなり加工時間もからなくてすむ。な
お、空洞体1の中空部13から合成樹脂材5を除去しな
いことから、硬化して接着する性質を有する合成樹脂材
5を使用することもできる。硬化して付着しない性質の
合成樹脂材5を使用して、硬化後に中空部13からピン
30と共に合成樹脂材5を除去することも可能である。
さを後に必要となる中空部13の大きさに合わせておく
ことにより、合成樹脂材5が硬化した後に空洞体1の中
空部13からピン30を引抜くだけで、中空部13の内
部にある合成樹脂材を一々除去せず残置しても構わなく
なる。これによりピン30の分だけ消耗する合成樹脂材
5の量を削減することができる。また、合成樹脂材5の
除去作業が不要となるため、前述の実施例よりもさらに
加工コストが低くなり加工時間もからなくてすむ。な
お、空洞体1の中空部13から合成樹脂材5を除去しな
いことから、硬化して接着する性質を有する合成樹脂材
5を使用することもできる。硬化して付着しない性質の
合成樹脂材5を使用して、硬化後に中空部13からピン
30と共に合成樹脂材5を除去することも可能である。
【0025】以上の実施例のほかに、図8に示すように
空洞体1の外側面11に凹み15を設けておき、この凹
み15中の任意の箇所に合成樹脂材供給孔7を空洞体1
の壁面を貫通して設け、凹み15内に合成樹脂材5を充
填することで空洞体1の他の部分と面一とするように金
型3を外側面11と同一面D上に形成したり、あるいは
凹み15内に金型3が突出Eするように形成して、空洞
体1の外側面11と面一にするか、または凹み15内に
さらに模様部分2を形成する実施例とすることも可能で
ある。
空洞体1の外側面11に凹み15を設けておき、この凹
み15中の任意の箇所に合成樹脂材供給孔7を空洞体1
の壁面を貫通して設け、凹み15内に合成樹脂材5を充
填することで空洞体1の他の部分と面一とするように金
型3を外側面11と同一面D上に形成したり、あるいは
凹み15内に金型3が突出Eするように形成して、空洞
体1の外側面11と面一にするか、または凹み15内に
さらに模様部分2を形成する実施例とすることも可能で
ある。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明に係る空洞体の外側
面加工方法は、請求項1,請求項2共に、合成樹脂材が
空洞体の内側面から注入され内側面で切断されるため、
金型ゲートの切断跡が外側面に残らず外観上の問題がな
い。また合成樹脂材供給孔によって非連続的な各模様部
分が空洞体の中空部を介して連通されることから、合成
樹脂材の供給ルートが共通単一化され金型に設けられる
ゲートを1個に限定することが可能となるため、金型の
製作費用が少なくなりゲートからの合成樹脂材の注入作
業の時間が短くなる効果がある。
面加工方法は、請求項1,請求項2共に、合成樹脂材が
空洞体の内側面から注入され内側面で切断されるため、
金型ゲートの切断跡が外側面に残らず外観上の問題がな
い。また合成樹脂材供給孔によって非連続的な各模様部
分が空洞体の中空部を介して連通されることから、合成
樹脂材の供給ルートが共通単一化され金型に設けられる
ゲートを1個に限定することが可能となるため、金型の
製作費用が少なくなりゲートからの合成樹脂材の注入作
業の時間が短くなる効果がある。
【0027】さらに、請求項1、請求項2共に、金型の
ゲートが1個に限定されていることから、形成する模様
部分の形状等に対する金型側での制約が少なくなるた
め、模様部分の形状等の選択範囲を格段に広げる効果が
ある。
ゲートが1個に限定されていることから、形成する模様
部分の形状等に対する金型側での制約が少なくなるた
め、模様部分の形状等の選択範囲を格段に広げる効果が
ある。
【0028】さらに、請求項1,請求項2共に、形成さ
れた模様部分を構成する合成樹脂材が合成樹脂材供給孔
内に脚を入れた格好で合成樹脂材と連通一体化するた
め、模様部分が回止めされ空洞体に確実に保持される効
果がある。
れた模様部分を構成する合成樹脂材が合成樹脂材供給孔
内に脚を入れた格好で合成樹脂材と連通一体化するた
め、模様部分が回止めされ空洞体に確実に保持される効
果がある。
【0029】さらに、請求項2は、中空部から合成樹脂
材を除去する手間を省くことができるから、その分加工
時間を短縮し、また加工費用を下げる効果がある。また
硬化して付着する合成樹脂材でも用いることができると
いう効果もある。
材を除去する手間を省くことができるから、その分加工
時間を短縮し、また加工費用を下げる効果がある。また
硬化して付着する合成樹脂材でも用いることができると
いう効果もある。
【0030】さらに、請求項2は、ピンの存在部分だけ
消耗する合成樹脂材が節約され、したがって材料費が安
くなるという効果がある。
消耗する合成樹脂材が節約され、したがって材料費が安
くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空洞体の外側面加工方法の実施例
を示す断面図であり、(A)〜(C)の順で工程順を示
してある。
を示す断面図であり、(A)〜(C)の順で工程順を示
してある。
【図2】図1(C)のX−X線拡大断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】図2の変形例を示す断面図である。
【図5】図4のさらに変形例を示す断面図である。
【図6】図5のさらに変形例を示す断面図である。
【図7】(A)は従来例を示す断面図であり、(B)は
(A)によって加工された空洞体を示す正面図である。
(A)によって加工された空洞体を示す正面図である。
【図8】本発明に係る空洞体の外側面加工方法の他の実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【符号の説明】 1 空洞体 1
1 外側面 12 内側面 13 中空部 2 模様部分 3 金型 5 合成樹脂材 6 ゲート 7 合成樹脂材供給孔 30 ピン
1 外側面 12 内側面 13 中空部 2 模様部分 3 金型 5 合成樹脂材 6 ゲート 7 合成樹脂材供給孔 30 ピン
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】追加
【補正内容】
【図8】
Claims (2)
- 【請求項1】 筒形部材の外側面に溶融した合成樹脂材
を供給し、硬化した合成樹脂材によって筒形部材の外側
面に非連続的な複数個の模様部分を形成する筒形部材の
外側面加工方法において、筒形部材の模様部分を形成す
る箇所に内側面から外側面へ貫通する合成樹脂材供給孔
を穿孔しておき、筒形部材の外側面を金型で囲み筒形部
材の中空部へ硬化して接着しない性質を有する合成樹脂
材を溶融して注入することにより、合成樹脂材供給孔を
介して筒形部材の外側面に合成樹脂材を供給し、合成樹
脂材が硬化した後に筒形部材の中空部の内部にある合成
樹脂材のみを除去することを特徴とする筒形部材の外側
面加工方法。 - 【請求項2】 請求項1の筒形部材の外側面加工方法に
おいて、筒形部材の外側面を金型で囲む際に筒形部材の
中空部の内部に中空部よりも細いピンを挿入しておき、
筒形部材の中空部のピン周りに硬化して接着しない性質
または硬化して接着する性質を有する合成樹脂材を溶融
して注入し、合成樹脂材が硬化した後に筒形部材の中空
部からピンを引抜き中空部の内部にある合成樹脂材を残
置することを特徴とする筒形部材の外側面加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19289592A JPH07119024B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 空洞体の外側面加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19289592A JPH07119024B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 空洞体の外側面加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0615686A true JPH0615686A (ja) | 1994-01-25 |
| JPH07119024B2 JPH07119024B2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=16298765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19289592A Expired - Lifetime JPH07119024B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 空洞体の外側面加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07119024B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000015406A1 (en) * | 1998-09-10 | 2000-03-23 | Mold Research Institute Co., Ltd. | Insert pipe for injection molding, insert pipe processing method, and molded article |
| WO2001051269A1 (de) * | 2000-01-10 | 2001-07-19 | Merz & Krell Gmbh & Co. Kgaa | Herstellung eines schreibegeräte-vorderteils mit einstückigem vorformling |
| EP2468473A1 (de) * | 2010-12-23 | 2012-06-27 | REHAU AG + Co | Verfahren zur Herstellung eines Verbundbauteils und Verbundbauteil |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110509490B (zh) * | 2019-09-05 | 2021-03-02 | 江苏中科光电有限公司 | 一种二次成型高精度陶瓷插芯的生产工艺 |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP19289592A patent/JPH07119024B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000015406A1 (en) * | 1998-09-10 | 2000-03-23 | Mold Research Institute Co., Ltd. | Insert pipe for injection molding, insert pipe processing method, and molded article |
| US6511232B1 (en) | 1998-09-10 | 2003-01-28 | Kabushiki Kaisha Act One | Insert pipe for injection molding, insert pipe processing method, and molded article |
| WO2001051269A1 (de) * | 2000-01-10 | 2001-07-19 | Merz & Krell Gmbh & Co. Kgaa | Herstellung eines schreibegeräte-vorderteils mit einstückigem vorformling |
| US6802664B2 (en) | 2000-01-10 | 2004-10-12 | Merz & Krell Gmbh & Co., Kgaa | Production of a front portion of a writing instrument, comprising a one-piece preform |
| EP2468473A1 (de) * | 2010-12-23 | 2012-06-27 | REHAU AG + Co | Verfahren zur Herstellung eines Verbundbauteils und Verbundbauteil |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07119024B2 (ja) | 1995-12-20 |
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