JPH0615764Y2 - クローラベルト式車両 - Google Patents

クローラベルト式車両

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JPH0615764Y2
JPH0615764Y2 JP13890688U JP13890688U JPH0615764Y2 JP H0615764 Y2 JPH0615764 Y2 JP H0615764Y2 JP 13890688 U JP13890688 U JP 13890688U JP 13890688 U JP13890688 U JP 13890688U JP H0615764 Y2 JPH0615764 Y2 JP H0615764Y2
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孝 源
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、クローラベルト式車両に関し、特にそのクロ
ーラベルト式走行装置の補強構造と独立懸架式サスペン
ションとの連結構造に関するものである。
[従来の技術] 本出願人は特願昭62-132389号において、独立懸架式フ
ロントサスペンションを有する市販車両に前輪と後輪と
の間にクローラベルトを配設して成る走行装置を左右両
側に備えたクローラベルト式車両を提案している。
[考案が解決しようとする課題] このように後付け方式によるクローラベルト式車両にお
いては、走行安定性及び強度上の面から左右の走行装置
の間を連結して補強する必要がある。
ところが、左右の走行装置の間を連結して補強した場
合、独立懸架式サスペンションは左右個別に動く機能を
持つため、左右を連結した走行装置との間には、バン
プ、リバウンドに伴う車体巾方向の相対位置変化(スラ
イド)が生じるものとなる。
そこで本考案の目的は、左右の走行装置の間を連結して
補強することにより走行安定性及び強度向上を図るとと
もに、独立懸架式サスペンションと走行装置間に生じる
バンプ、リバウンドに伴う車体巾方向の相対位置変化
(スライド)を吸収できるようにしたクローラベルト式
車両を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を達成すべく本考案は、少なくとも四輪を有
する車両1の少なくとも前後一方の車輪側を独立懸架式
サスペンションFにより支持し、前後輪を回動自在に支
持するとともに、前輪と後輪との間にクローラベルト2
9を配設して成る走行装置20を車体の左右両側に有す
るクローラベルト式車両において、左右の走行装置20
の間を車体巾方向に延びる補強材27,28により連結
するとともに、独立懸架式サスペンションFと走行装置
20とを車体巾方向に変形可能な板バネ26にて連結し
たことを特徴とする。
[作用] 左右のクローラベルト式走行装置20の間を車体巾方向
の補強材27,28で連結したので、走行安全性を良く
しても強度も向上できる。
そして独立懸架式サスペンションFと走行装置20とを
車体巾方向に変形可能な板バネ26にて連結しているの
で、独立懸架式サスペンションFと走行装置20間のバ
ンプ、リバウンドに伴う車体巾方向の相対位置変化(ス
ライド)をスムーズに吸収でき、乗り心地を改善でき
る。
[実施例] 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図において、1は市販の四輪車両、20はクローラ
ベルト式走行装置であり、図示ではワンボックスタイプ
の四輪車両1であるが、トラックや乗用車等にも適用で
きる。そして第2図及び第3図において、Fはフロント
サスペンション、Rはリヤサスペンションである。フロ
ントサスペンションFはナックル2、ロアーアーム3、
コイルスプリング4及びダンパ5の一体物等から成る独
立懸架式のもので、ナックル2に前車輪ハブ6が支持さ
れている。リヤサスペンションRはアクスルビーム7、
アクスルチューブ8、リーフスプリング9、ダンパ10
等から成り、11は推進軸、12はリヤデフハウジング
であり、第4図に後車軸13を示す。
以上の車軸懸架装置を持った四輪車両1の左右両側に装
着されるクローラベルト式走行装置20はフレーム21
の前後に夫々回転自在に軸承した従動スプロケット31
と駆動スプロケット41とにクローラベルト29を掛装
して成る。フレーム21下方のスカート部22に前後六
個の転輪23…が支持され、フレーム21上には図示の
如くステイを介して前後二個の案内輪24が支持されて
いる。
そしてフレーム21前部の内側に突出して設けたブラケ
ット25に板面が垂直方向で前方へ延びる二枚重ねの板
バネ26をボルト結合するとともに、左右の両ブラケッ
ト25,25間に補強パイプ27を前記ボルトにより共
締めして架設し、更に前記板バネ26の前部を前車輪ハ
ブ6にボルト結合して取り付けている。またフレーム2
1後部に支持される駆動スプロケット軸42は後述する
第4図のように減速機を介して後車軸13に連結されて
おり、更に左右のフレーム21,21の後端間にも補強
パイプ28を架設する。
以上のように特に独立懸架式フロントサスペンションF
のナックル2に支持される車輪ハブ6とクローラベルト
式走行装置20のフレーム21に設けたブラケット25
とを板面が垂直方向で前後方向に延在する二枚重ねの板
バネ26により連結しているので、左右のフレーム2
1,21を前後の補強パイプ27,28で連結していて
も、独立懸架式フロントサスペンションFとクローラベ
ルト式走行装置20間のバンプ、リバウンドに伴う車体
巾方向の相対位置変化(スライド)は板バネ26の車巾
方向の弾性変形によりスムーズに吸収される。
ここで、第5図は独立懸架式フロントサスペンションF
のナックル2と車輪ハブ6との分解状態を示しており、
前記の如きクローラベルト式走行装置20の装着に先立
って車輪ハブ6から内方へ一体に突設した車軸16とナ
ックル2との間に弾性体であるゴムブッシュ15を介装
しておく。即ち通常は車軸16をナックル2に対しベア
リングを介装して回転自在に組み付けているが、前記の
如き走行装置フレーム21(ブラケット25及び板バネ
26)を車輪ハブ6に固定することから、ベアリングが
不要になり、こじりや多少のスライドを吸収できるゴム
ブッシュ15を介装して車軸16をナックル2に組み付
けている。尚、17はサークリップ、18は平ワッシ
ャ、19はナットであり、これらは通常部品である。
次に第4図の構造を説明する。
駆動スプロケット軸42の内端にキャリヤ51がスプラ
イン嵌合され、キャリヤ51に回転自在に支持した複数
のプラネタリーギヤ52に噛合するサンギヤ53とリン
グギヤ54を設け、これにより遊星歯車式減速機55を
構成する。また駆動スプロケット軸42はリングギヤ5
4を固定した減速機ケース56にベアリング57を介し
て支持され、減速機ケース56はフレーム21にベアリ
ング58を介して支持されている。
そして減速機ケース56を後車軸13上にベアリング5
9を介して組み付けるとともに、その際にサンギヤ53
を後車軸13先端にスプライン嵌合する。以上の組付状
態において、後車軸13,減速機ケース56、駆動スプ
ロケット軸42及びフレーム21の各部の抜け止めは図
示の如くベアリング両端のスナップリングによって行わ
れる。また減速機ケース56内には潤滑油が封入され、
図示の如くオイルシールが設けられている。
更に駆動スプロケット軸42の突出部にはブレーキディ
スク43を固設し、このブレーキディスク43を挟圧制
動するブレーキキャリパ44を設け、これにより駆動ス
プロケット41を停止可能とするブレーキ装置45を構
成する。また減速機ケース56の内側端にはクラッチデ
ィスク46を固設し、このクラッチディスク46を挟圧
制動するクラッチキャリパ47を設け、これにより後車
軸13から駆動スプロケット41への駆動力伝達を遮断
可能とするクラッチ装置48を構成する。
ここで、減速機ケース56より内側位置の後車軸13上
には軸受パイプ61がベアリング62を介して組み付け
られており、この軸受パイプ61は第2図及び第3図の
ように減速機ケース56を前方及び内側方から囲むよう
にしてフレーム21と補強パイプ28との間に架設した
補強プレート63に固設されている。
第4図において、クラッチ装置48をON状態、即ちディ
スク46をキャリパ47により挟圧制動すると、減速機
ケース56と一体のリングギヤ54が固定状態となるの
で、後車軸13と一体に回転するサンギヤ53廻りにプ
ラネタリーギヤ52が公転し、キャリヤ51を介してス
プロケット軸42から駆動スプロケット41を減速して
駆動力が伝達される。この時、ブレーキ装置45はOFF
状態に保持される。逆にクラッチ装置48をOFFにして
ブレーキ装置45をON状態、即ちディスク43をキャリ
パ44により挟圧制動すると、スプロケット軸42が固
定状態となり、キャリヤ51も固定となるので、後車軸
13と一体のサンギヤ53の回転がプラネタリーギヤ5
2の自転のみを介してリングギヤ54と一体の減速機ケ
ース56に伝達され、従って減速機ケース56が遊転状
態となる。
ここで、従動スプロケット31のスプロケット軸32に
もブレーキディスク33とブレーキキャリパ34から成
るブレーキ装置35が設けられている。このブレーキ装
置35は、ブレーキペダルの踏み込みでマスターシリン
ダ(ともに不図示)の油圧が左右のブレーキキャリパ3
4に送られてブレーキディスク33を左右同時に挟圧制
動し、スプロケット軸32の回転を停止して左右の従動
スプロケット31を同時に停止させる。
以上において、車両1に元々あった通常のステアリング
リンク機構はステアリングシャフトから切り離され、新
たにステアリングシャフトと連動するブレーキ用及びク
ラッチ用の各マスターシリンダが設けられている(以
上、図示せず)。
以上のクローラベルト式車両の旋回制御は以下の如くで
ある。
先ずステアリングハンドルの操舵操作に連動して旋回内
側のクラッチキャリパ47にかけていた油圧をマスター
シリンダに戻し、これにより旋回内側のクラッチ装置4
8をOFFにする。次に別のマスターシリンダから油圧を
旋回内側のブレーキキャリパ44に送ってブレーキディ
スク43を挟圧制動し、旋回内側のブレーキ装置45を
遅れてONにする。
このようにして旋回時に旋回内側の駆動スプロケット4
1への駆動力伝達を遮断した後、制動による停止を行う
ため、旋回内側のクローラベルト29の停止を確実に行
って旋回性能を高めることができる。
尚、実施例では後輪駆動方式の四輪車両としたが、前輪
駆動方式のものに前後逆にしてクローラベルト式走行装
置を装備でき、また後輪側が独立懸架のもの及び前後輪
とも独立懸架の車両にも本考案は適用でき、更に独立懸
架方式も実施例のみに限られるものではない。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、左右のクローラベルト式
走行装置の間を車体巾方向の補強材で連結したことから
走行安定性を良くして強度も向上できるとともに、特に
独立懸架式サスペンションと走行装置とを車体巾方向に
変形可能な板バネにて連結しているため、この板バネの
作用により独立懸架式サスペンションと走行装置間のバ
ンプ、リバウンドに伴う車体巾方向の相対位置変化(ス
ライド)をスムーズに吸収することができ、従って乗り
心地を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したクローラベルト式車両の概略
側面図、第2図と第3図は本考案に係る車軸懸架装置と
クローラベルト式走行装置との関係を示す透視的平面図
及び斜視図、第4図は駆動軸部分の構造を示す半截断面
図、第5図はナックル及び車軸部分の分解斜視図であ
る。 尚、図面中、1は車両、Fは独立懸架式サスペンショ
ン、20はクローラベルト式走行装置、21はフレー
ム、26は板バネ、27,28は補強材、29はクロー
ラベルトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも四輪を有する車両の少なくとも
    前後一方の車輪側を独立懸架式サスペンションにより支
    持し、前後輪を回動自在に支持するとともに、前輪と後
    輪との間にクローラベルトを配設して成る走行装置を車
    体の左右両側に有するクローラベルト式車両において、 左右の走行装置の間を車体巾方向に延びる補強材により
    連結するとともに、独立懸架式サスペンションと走行装
    置とを車体巾方向に変形可能な板バネにて連結したこと
    を特徴とするクローラベルト式車両。
JP13890688U 1988-10-25 1988-10-25 クローラベルト式車両 Expired - Lifetime JPH0615764Y2 (ja)

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JP13890688U JPH0615764Y2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 クローラベルト式車両

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JPH0259087U JPH0259087U (ja) 1990-04-27
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