JPH06159263A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JPH06159263A
JPH06159263A JP31023492A JP31023492A JPH06159263A JP H06159263 A JPH06159263 A JP H06159263A JP 31023492 A JP31023492 A JP 31023492A JP 31023492 A JP31023492 A JP 31023492A JP H06159263 A JPH06159263 A JP H06159263A
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JP
Japan
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frame
fitting
shrink
scroll
fixed
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Application number
JP31023492A
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English (en)
Inventor
Masaaki Sugawa
昌晃 須川
Hiroshi Nakajima
浩史 中島
Minoru Ishii
稔 石井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレーム焼きばめ、圧入等の圧入固着時に、
フレームの変形によるフレーム焼きばめ面、スラスト
面、リーマ穴の傾斜、変形を最少限に押さえ、組立容易
とし、かつ信頼性を高くする。 【構成】 台板上に形成した渦巻部を互いに組み合わせ
ることで、圧縮室を形成する固定スクロール及び揺動ス
クロールと、固定スクロールをリーマ穴により位置決め
固定し、かつ、揺動スクロールを軸方向に支持するスラ
スト面を有し、その外周部で焼きばめ、圧入等によりシ
ェルに固定される焼きばめ面を有するフレームからなる
スクロール圧縮機において、フレームの開口端面から圧
入シール面までの距離を、設計上の前記リーマ穴傾度の
変形度許容値以下となる最小の値と、設計上の前記スラ
スト面の変形度許容値以下となる値との間に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固定スクロール及び
揺動スクロールを有するスクロール圧縮機に関するもの
で、特に、その組立精度を向上させたスクロール圧縮機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は第一の従来のスクロール圧縮機の
縦断面図である。図において、1は台板1aと渦巻部1
bからなる固定スクロール、2は台板2a、渦巻部2
b、軸受部2cからなる揺動スクロールであり、固定ス
クロール1及び揺動スクロール2は、互いに組め合わさ
れて圧縮室45を形成している。3は固定スクロール1
の台板1aに設けられた吐出孔、4は揺動スクロール2
に作用するスラスト方向力を支えるスラスト面4gを有
し、かつ、リーマピン(図示せず)等により回転方向の
位置決めをなされた固定スクロール1をボルト等で固定
配置するフレーム、13はフレーム4の中心部に位置す
る主軸受、6は電動機ロータ8のシャフトと共用され、
フレーム4の主軸受13に回転可能に支持されたクラン
ク軸、5はフレーム4を上端部の焼きばめにより固定配
置し、中間部に電動機ステータ9を支持するシェル、1
1はシェル5の下端に固定配置され、中心部にクランク
軸6の下端を支持する軸受39を有するサブフレーム、
12はシェル5の下端を封止し、他の部材に固定するベ
ース、20は固定スクロール1の背面側に設けられた吐
出チャンバーである。10は電動機ステータ9に接続さ
れ、電力を供給するリード線のコネクタである。また、
40は低圧室、41は高圧室であり、シェル5に設けた
段部5aと、フレーム4に設けた段部4bの接触面、及
びシェル5とフレーム4を固定配置するフレーム焼きば
め段部外周部4aにより、低圧室40と高圧室41が区
劃されている。
【0003】図5は特開昭62−126205号公報に
示された第二の従来のスクロール圧縮機の部分断面図で
ある。なお、図中、前記従来例と同一符号及び記号は前
記従来例の構成部分と同一または相当する構成部分を示
すものである。図において、401は揺動スクロール2
のスラスト方向力を支持するスラスト軸受4d、主軸受
13、及び固定スクロール1の周方向の位置決めを行な
うリーマ穴(図示せず)を有する第一のフレーム、40
2は第一のフレーム401と嵌合され、かつ、焼きばめ
等によりシェル5に固定配置される第二のフレーム、4
03は第二のフレーム402の焼ばめの外周部、407
は第二のフレーム402の焼きばめ外周部403の第一
のフレーム401側に設けられた逃がし部であり、40
5は第二のフレーム402の凹部、406は第二のフレ
ーム402のいんろう部である。焼ばめ外周部403の
軸方向の中心は、第二のフレーム402の凹部405の
外周面から離れた位置に設けられている。
【0004】図6は特開昭61−286597号公報に
示された第三の従来のロータリー圧縮機の断面図であ
る。なお、図中、前記各従来例と同一符号及び記号は前
記各従来例の構成部分と同一または相当する構成部分を
示すものである。図において、404は円筒状密閉シェ
ル5の内壁に圧入、焼きばめ等により固定され、その中
心部に圧縮室を構成し、かつ、回転するシャフト6を支
持する軸受を有するシリンダーブロックであり、シェル
5の内壁に設けられた段部5aで位置決めされている。
【0005】次に、図4を用いて従来のロータリー圧縮
機の動作を説明する。シェル5の中間部に固定された電
動機ステータ9の中間部に固定された電動機ロータ8に
より駆動されるクランク軸6は、フレーム4の軸受13
とサブフレーム11の軸受39に支持されて回転し、ク
ランク軸6の上部に軸受2cを偏心支持された揺動スク
ロール2は旋回運動し、固定スクロール1と揺動スクロ
ール2との間に圧縮室45を形成する。低圧室40内の
低圧冷媒ガスは固定スクロール1と揺動スクロール2と
の圧縮作用により圧縮室45内に吸い込まれ、高圧冷媒
ガスに圧縮された後、吐出口3より高圧室41内に吐出
される。低圧室40内の低圧冷媒ガスと高圧室41内の
高圧冷媒ガスは、フレーム4とシェル5間のシール面と
なる段部5aと段部4b、フレーム焼きばめ段部外周部
4aにより仕切られ気密が保たれる。また、フレーム4
のいんろう部4cはフレーム4の軸受13に対して、同
軸度、直角度、真円度及び平面度が機械加工精度により
保障されている。また、サブフレーム11のいんろう部
11aはサブフレーム11の軸受39に対して同軸度、
直角度、真円度及び平面度が機械加工精度により保障さ
れており、シェル5の両端面の平行度、平面度及び内周
面の真円度も機械加工精度により保障されている。した
がって、フレーム4の軸受13とサブフレーム11の軸
受39との同軸度及び直角度は保障され、クランク軸6
は両軸受13,39間でスムーズに回転する。
【0006】また、圧縮過程において、揺動スクロール
2に作用するスラスト方向力はフレーム4に設けたスラ
スト軸受4dにより支えられる。揺動運動を行なう揺動
スクロール2の軸方向移動(バタツキ)をできる限り小
さくするため、フレーム4のスラスト面4gは平面度、
及びフレーム上端面4eに対する平行度が機械加工精度
により保障されている。また、固定スクロール1の台板
1aの圧縮室側面の平面度が機械加工精度により保障さ
れている。したがって、組立時にスラスト面4gと固定
スクロール1の台板1aの平行度、平面度が保障され
る。フレーム4とシェル5の軸方向の位置決め方法とし
ては、一般に、図6に示すようにシェル5に段部5aを
設け、その段部5aでフレーム4を固定配置されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール圧縮
機は、前述のように構成されており、フレーム4をシェ
ル5に焼きばめ、圧入等の圧入固着手段により固着して
いることから、焼きばめ、圧入等によりフレーム4が変
形する。図7,図8は従来の焼きばめによるフレーム変
形の事例を示すものである。図7は従来のスクロール圧
縮機の一例によるフレーム焼きばめ前後のフレーム変形
を示す概略説明図で、図8は従来のスクロール圧縮機の
他の事例によるフレーム焼きばめ前後のフレーム変形を
示す概略説明図である。図7に示すように、フレーム4
の上端で圧入または焼きばめをした場合、フレーム4の
リーマ穴4fの傾斜が大となり、リーマピン挿入時に固
定スクロール1のリーマ穴4fに入らず組立ができなく
なったり、図8に示すように、フレーム4の下端で圧入
または焼きばめをした場合は、スラスト面4gの変形が
大となり、性能、信頼性の低下が生じたりする。したが
って、フレーム単体では、固定スクロール1の回転方向
位置決用のリーマ穴4fの傾斜及びスラスト面4gの平
面度、平行度が機械精度により保障されていても、焼き
ばめ等によるフレーム4の変形により精度が悪化し、信
頼性低下や性能低下、更には、リーマ穴4fの傾斜が大
きくて組立できなくなるという問題点が生じる。
【0008】また、フレーム4の焼きばめ面で高圧室4
1と低圧室40を分離し、両者間をシールしているた
め、圧入、焼きばめ等によりフレーム4の焼きばめ面が
傾斜して焼きばめされるとシール長さが短くなりそのた
め必要十分なシール長さが得られず、高圧室41から低
圧室40へのガス漏れが生じ、性能低下及び信頼性が低
下するという問題点が生じていた。そして、フレーム4
に設けられたスラスト面4gの変形防止に関しては、図
5に示すように、第二のフレーム402に設けた焼きば
め外周部403の第一のフレーム401の側端に逃がし
部407を設け、焼ばめ外周部403の軸方向の中心を
第二のフレーム402の凹部405の外周面から外れた
位置に設けることにより、第二のフレーム402のいん
ろう部の変形を防止し、それによって嵌合される第一の
フレーム401の変形を小さくすることで第一のフレー
ム401に設けられたスラスト面4gの変形を防止する
ものである。この場合、構造上、第二のフレーム402
の焼きばめ外周部403で高圧側と低圧側をシールする
必要がないものであるが、第二のフレーム402の焼き
ばめ外周部403が傾斜していても、第二のフレーム4
02のいんろう部の変形が小さければ良く、焼きばめ外
周部403が傾斜した場合、第二のフレーム402の焼
きばめ外周部403の長さが短くなり必要十分なシール
長を得ることができない。
【0009】そこで、この発明は上記のような問題点を
解消するためになされたもので、焼きばめまたは圧入等
の圧入固着により生ずるスラスト面の変形量、リーマ穴
の傾斜、焼きばめ面の傾斜をできる限り小さくし、組立
性、信頼性が高く、かつ、性能の良いスクロール圧縮機
の提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスクロー
ル圧縮機は、固定スクロールを径方向に位置決めするリ
ーマ穴を用いて取付け、前記揺動スクロールの軸方向の
移動を規制するスラスト面と中央部に軸受を有し、か
つ、その外周部にシェルに固定される圧入固着シール面
を有し、その圧入固着シール面で高圧室と低圧室を分離
するフレームが、前記フレームの開口端面から圧入シー
ル面までの距離を、設計上の前記リーマ穴傾度の変形度
許容値以下となる最小の値と、設計上の前記スラスト面
の変形度許容値以下となる値との間に設定したものであ
る。
【0011】
【作用】この発明においては、フレームの開口端面から
圧入シール面までの距離を、設計上の前記リーマ穴傾度
の変形度許容値以下となる最小の値と、設計上の前記ス
ラスト面の変形度許容値以下となる最小の値との間に設
定することにより、フレームとシェルの焼きばめ等の圧
入固着部で、高圧側と低圧側をシールするとともに、フ
レーム上端面とスラスト面の間のリーマ穴が焼きばめ等
の圧入固着した後も傾斜せず、平行に変形するから、フ
レームのスラスト面の変形が最少限におさえられ、か
つ、リーマ穴の傾斜、圧入固着シール面の傾斜をできる
限り小さくすることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。図1は
この発明の一実施例によるスクロール圧縮機の要部断面
図で、図2はこの発明の一実施例によるスクロール圧縮
機のフレーム焼きばめ位置とリーマ穴の傾斜、スラスト
面の変形度の関係を示す特性図である。また、図3はこ
の発明の一実施例によるフレーム焼きばめ段部に上端逃
がしを設けた場合の焼きばめ前後のフレーム変形を示す
概略説明図である。なお、図中、前記各従来例と同一符
号及び記号は前記各従来例の構成部分と同一または相当
する構成部分を示すものである。
【0013】図1において、1cは固定スクロール1に
設けたリーマ穴である。また、4aはフレーム焼きばめ
段部外周部、4bはフレーム4に設けた焼きばめ用段部
の位置決め端となる段部、4eはフレーム上端面、4f
はフレーム4に設けたリーマ穴、5aはシェル5に設け
シール面となる焼きばめ位置決め用の段部、15はリー
マピンである。また、フレーム4の開口端部、即ち、開
口する上端から焼きばめ圧入固着シール面、即ち、フレ
ーム焼ばめ段部外周部4a上端の位置までの距離をLと
し、その距離Lを変化させると、スラスト面4gの変形
度とリーマ穴4fの傾斜は、図2に示すような特性で変
化することが実験の結果から認められた。
【0014】図2の特性からもわかるように、フレーム
4の焼きばめ位置をフレーム4の上端側に設定すればス
ラスト面4gの変形は小さいがリーマ穴4fが大きく傾
斜するため、結果的に、そこに挿入したリーマピン15
も傾斜し、固定スクロール1に設けたリーマ穴1cに挿
入して固着できなくなり、フレーム4の開口側に対して
固定スクロール1が組立不可になる。また、フレーム焼
きばめ段部外周部4aの位置をフレーム4の上端面から
離し、距離Lを大きくし、スラスト面4gの近くに位置
させると、スラスト面4gの傾斜が大となる。
【0015】したがって、フレーム焼きばめ段部外周部
4aの位置は、フレーム4の上端からスラスト面4gの
間で、かつ、リーマ穴4fの傾斜とスラスト面4gの変
形が共に計算上許容値以下になるような距離、即ち、設
計上の前記リーマ穴傾度の変形度許容値以下となる距離
Lの最小値L1 、設計上の前記スラスト面4gの変形度
許容値以下となる距離Lの値L2 との関係において、距
離Lが最小値L1 から値L2 の間(L1 −L2 =ΔL)
の領域になるよう設定する。
【0016】このように、本実施例のスクロール圧縮機
は、台板1a,2a上に形成した渦巻部1b,2bを組
み合わせることにより両渦巻間に圧縮室45を形成する
固定スクロール1及び揺動スクロール2と、固定スクロ
ール1を径方向に位置決めするリーマ穴4fを用いて取
付け、揺動スクロール2の軸方向の移動を規制するスラ
スト面4gと中央部に主軸受13を有し、かつ、その外
周部にシェル5に固定されるフレーム焼きばめ段部外周
部4aを有し、そのフレーム焼きばめ段部外周部4aで
高圧室41と低圧室40を分離するフレーム4と、前記
フレーム4に設けた前記主軸受13で回転自在に支持さ
れるとともに、電動機ロータ8の回転力を前記揺動スク
ロール2に伝達するクランク軸6と、電動機ステータ9
を固着したシェル5とを具備し、前記フレーム4の開口
端面からフレーム焼きばめ段部外周部4aまでの距離
L、設計上の前記リーマ穴4の傾度の変形度許容値以下
となる距離Lの最小値L1 、設計上の前記スラスト面4
gの変形度許容値以下となる距離Lの値L2 との関係
を、L1 ≦L≦L2 に設定したものである。
【0017】フレーム焼きばめ段部外周部4aの位置
を、設計上の前記リーマ穴傾度の変形度許容値以下とな
る距離Lの最小値L1 から設計上の前記スラスト面4g
の変形度許容値以下となる距離Lの値L2 の間(=Δ
L)になるように設定したときのリーマ穴4fの変化
は、図3に示すような変形をすることになる。焼きばめ
前の形状に対し、焼きばめ後は、焼きばめ位置を設計上
の前記リーマ穴傾度の変形度許容値以下となる距離Lの
最小値L1 から設計上の前記スラスト面4gの変形度許
容値以下となる距離Lの値L2 の範囲にすることによ
り、リーマ穴4fの傾斜は改善され、リーマ穴4fが軸
方向に対し、平行移動するように変形する。焼きばめ面
についても同様に、焼きばめ面の傾斜は軸方向に対し、
平行移動するように変形する。
【0018】したがって、固定スクロール1に設けたリ
ーマ穴1cのピッチをフレーム4のリーマ穴4fのピッ
チよりあらかじめ変形度部だけ小さく設定しておくこと
により、焼きばめでフレーム4が変形しても、リーマピ
ン15が挿入可能であり、かつ、固定スクロール1と位
置決めされた状態で組立可能になる。また、高圧室40
と低圧室41を遮断するフレーム焼きばめ段部外周部4
aは焼きばめにより変形しても平行移動するように変形
して焼きばめされるので、フレーム焼きばめ圧入固着シ
ール面4gが傾斜せず、シール長さが短くならない。よ
って、所定のシール長さが得られる。更に、焼きばめ位
置をスラスト面4gより上方に位置させているため、ス
ラスト面4gの変形は最小限に押さえられる。
【0019】ところで、前記実施例の高圧室41と低圧
室40を分離するフレーム4の外周部でシェル5に固定
されるフレーム焼きばめ段部外周部4aは、焼きばめに
よる圧入固着を前提としているが、本発明を実施する場
合には、焼きばめに限定されるものでなく、圧力によっ
て強制的に圧入固着するものでもよい。したがって、本
発明を実施する場合のシェル5に固定されるフレーム焼
きばめ段部外周部4aは、フレーム4の開口端面から圧
入され、固着され、シールされる圧入固着シール面であ
ればよい。
【0020】また、前記フレーム4の開口端面から圧入
固着シール面までの距離Lは、フレーム焼きばめ段部外
周部4aの上端部としたが、そのフレーム焼きばめ段部
外周部4aの幅の大きいものにおいては、前記フレーム
焼きばめ段部外周部4aの幅の中心を採用したりするも
のも存在する。しかし、通常の、圧入、固着、シールを
満たすフランジ部分としては、フレーム焼きばめ段部外
周部4aの上端部が設計上の前記リーマ穴4の傾度の変
形度許容値以下となる距離Lの最小値L1 を左右する影
響力が大きく、フレーム焼きばめ段部外周部4aの下端
部が設計上の前記スラスト面4gの変形度許容値以下と
なる距離Lの値L2 を左右する影響力が大きくなり、結
果的に、フレーム焼きばめ段部外周部4aの上端部、下
端部または中間部の距離で算出可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明のスクロール圧
縮機は、台板上に形成した渦巻部を互いに組み合わせて
圧縮室を形成する固定スクロール及び揺動スクロール
と、前記固定スクロールをリーマ穴により位置決め固定
し、かつ、揺動スクロールを軸方向に支持するスラスト
面を有し、その外周部で焼きばめ、圧入等によりシェル
に圧入固着されるシール面を有するフレームを具備する
スクロール圧縮機において、前記フレームの開口端面か
ら圧入固着シール面までの距離L、設計上の前記リーマ
穴傾度の変形度許容値以下となる最小の値、設計上の前
記スラスト面の変形度許容値以下となる値との間に設定
したものである。したがって、圧入固着シール面をフレ
ーム上端面とスラスト面の間の圧入固着により、リーマ
穴が傾斜せず平行に変形する位置となり、圧入固着によ
りフレームが変形しても圧入固着シール面の傾斜による
シール長さの減少をなくし、かつスラスト面の変形、リ
ーマ穴の傾斜を最小限にすることができるので、組立可
能で、高圧室と低圧室のシールが確実になされ、かつ性
能、信頼性の高い圧縮機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例によるスクロール圧
縮機の要部断面図である。
【図2】図2はこの発明の一実施例によるスクロール圧
縮機のフレーム焼きばめ位置とリーマ穴の傾斜、スラス
ト面の変形度の関係を示す特性図である。
【図3】図3はこの発明の一実施例によるフレーム焼き
ばめ段部に上端逃がしを設けた場合の焼きばめ前後のフ
レーム変形を示す概略説明図である。
【図4】図4は第一の従来のスクロール圧縮機を示す断
面図である。
【図5】図5は第二の従来のスクロール圧縮機の部分断
面図である。
【図6】図6は第三の従来のロータリー圧縮機の断面図
である。
【図7】図7は従来のスクロール圧縮機の一例によるフ
レーム焼きばめ前後のフレーム変形を示す概略説明図で
ある。
【図8】図8は従来のスクロール圧縮機の他の例による
フレーム焼きばめ前後のフレーム変形を示す概略説明図
である。
【符号の説明】
1 固定スクロール 1c リーマ穴 2 揺動スクロール 4 フレーム 4e フレーム上端面 4f リーマ穴 4g スラスト面 5 シェル 15 リーマピン L フレームの開口端面から圧入固着シール面まで
の距離 L1 設計上の前記リーマ穴傾度の変形度許容値以下
となる距離Lの最小値 L2 設計上の前記スラスト面の変形度許容値以下と
なる距離Lの値

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台板上に形成した渦巻部を組み合わせる
    ことにより両渦巻間に圧縮室を形成する固定スクロール
    及び揺動スクロールと、前記固定スクロールを径方向に
    位置決めするリーマ穴を用いて取付け、前記揺動スクロ
    ールの軸方向の移動を規制するスラスト面と中央部に軸
    受を有し、かつ、その外周部にシェルに固定される圧入
    固着シール面を有し、その圧入固着シール面で高圧室と
    低圧室を分離するフレームと、前記フレームの軸受で回
    転自在に支持されるとともに、電動機ロータの回転力を
    前記揺動スクロールに伝達するクランク軸と、電動機ス
    テータを固着したシェルとを具備するスクロール圧縮機
    において、 前記フレームの開口端面から圧入固着シール面までの距
    離を、設計上の前記リーマ穴傾度の変形度許容値以下と
    なる最小の値と、設計上の前記スラスト面の変形度許容
    値以下となる値との間に設定したことを特徴とするスク
    ロール圧縮機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6017203A (en) * 1995-07-25 2000-01-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Scroll compressor having separation plate between high and low pressures
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