JPH06160961A - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JPH06160961A
JPH06160961A JP31058292A JP31058292A JPH06160961A JP H06160961 A JPH06160961 A JP H06160961A JP 31058292 A JP31058292 A JP 31058292A JP 31058292 A JP31058292 A JP 31058292A JP H06160961 A JPH06160961 A JP H06160961A
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JP
Japan
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data
film
microcomputer
mode
process proceeds
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Withdrawn
Application number
JP31058292A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Ito
順一 伊藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP31058292A priority Critical patent/JPH06160961A/ja
Publication of JPH06160961A publication Critical patent/JPH06160961A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Landscapes

  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、途中取り出しを行ったフィルムを
再度使用する場合に、二重露出と既に記録されているデ
ータの破壊を防止するために、フィルムの0駒目に撮影
済み駒数を記録し、この駒数に基いて露光されている駒
に対する露出動作とデータの記録動作を禁止することを
特徴とする。 【構成】磁気記録部1aを有したフィルム1は、フィル
ム給送部2により巻上げ、巻戻しされる。上記フィルム
1の近傍には、磁気記録部1aにデータを記録、再生す
べく磁気ヘッド3が配置されている。データ記録再生部
4は、上記磁気ヘッド3にデータの記録、再生を行わせ
ると共に、記録されたデータを記憶部5に送る。撮影済
み駒検出部6は、記憶部5に記憶されたデータに基いて
撮影済みの駒の有無を検出する。露出禁止部7及びデー
タ記録禁止部8は、フィルム給送部2及びデータ記録再
生部4にそれぞれの処理動作を禁止させる信号を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気記録媒体を付与さ
れたフィルムを使用して各種データを記録するカメラシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フィルムの一部に撮影環境等
のデータを記録することが行われている。例えば、フィ
ルムに設けられた磁気トラックに、各種のデータを記録
することにより、データの写し込み等を行うことを可能
にしている。
【0003】これによって、写真に日付を写し込む以外
に、フィルムを現像した後、その中から必要なものだけ
を撮影環境等に関するメモを保存することができる。ま
た、複数のフィルムの中から顧客の依頼に応じたフィル
ムを検索する場合にも、フィルムの一部に情報が記録さ
れていれば整理しやすく、検索も容易になる。
【0004】例えば、特開平3−223737号公報に
は、フィルムへ露出する動作に連動して、磁気トラック
に記録するデータを記憶回路に記憶し、フィルムをパト
ローネに巻戻す動作に連動して上記記憶回路に記憶され
たデータを上記磁気トラックに記録するカメラが開示さ
れている。
【0005】このように、フィルムに設けられた磁気ト
ラックに多種多量のデータを記録することが可能である
ことにより、カメラへの応用範囲が広がる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−223737号公報に開示された技術では、最
終駒まで撮影せずに途中取り出しを行ったフィルムを、
再度使用するときに問題が生じる。すなわち、既に露光
が終了した駒があるか否かを判定する手段を有していな
いため、二重露光を防止することができない。これは、
フィルムの巻戻し動作に連動してデータを磁気トラック
に記録するときに、既にデータが記録された領域にも記
録動作を実行してしまうため、既に書込まれたデータを
破壊してしまうものであった。
【0007】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、最終駒まで撮影せずに途中取り出しを行ったフィル
ムを再度使用する場合にも、二重露出を防止すると共に
既に記録されているデータを破壊することのないカメラ
システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、露
出動作に連動してデータを記憶し、磁性媒体を有したフ
ィルムをパトローネへ巻戻す動作に連動して上記データ
を上記磁性媒体に記録するカメラシステムに於いて、途
中まで露光されたフィルムが装填されたときに該フィル
ムの露光済み領域を検出する検出手段と、この検出手段
により検出されたフィルムの露光済み領域への露出動作
を禁止する第1の禁止手段と、上記検出手段により検出
されたフィルムの露光済み領域に対応する磁性媒体にデ
ータを記録する動作を禁止する第2の禁止手段とを具備
することを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明のカメラシステムにあっては、露出動
作に連動してデータを記憶し、磁気トラックを付与した
フィルムをパトローネへ巻戻すときに、撮影済み駒数を
上記磁気トラックに記録する。そして、途中まで露光さ
れたフィルムが装填されたときには、既に記録された情
報に基いて、フィルムを未露光領域まで巻上げてから露
出動作を許可するので、二重露出を防止することができ
る。また、フィルムをパトローネに巻戻す動作に連動し
てデータを磁気トラックに記録するとき、上記情報に基
いて既にデータが記録されている領域への記録動作を禁
止させる。これにより、既に記録されているデータを破
壊することを防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0011】図1は、この発明のカメラシステムに従っ
た第1の実施例で、概略を示すブロック図である。
【0012】同図に於いて、磁気記録部1aが付与され
たフィルム1は、フィルム給送部2により所定方向に駆
動される。上記フィルム1の近傍には、磁気記録部1a
にデータを記録またはデータを再生すべく磁気ヘッド3
が配置されている。データ記録再生部4は、上記磁気ヘ
ッド3にデータの記録または再生を行わせると共に、記
録されたデータを記憶部5に送る。
【0013】撮影済み駒検出部6は、記憶部5に記憶さ
れたデータに基いて撮影済みの駒の有無を検出する。そ
して、それぞれフィルム給送部2及びデータ記録再生部
4と接続した露出禁止部7及びデータ記録禁止部8に動
作を禁止させる信号を出力する。
【0014】このような構成に於いて、図示されないカ
メラに装填されたフィルム1は、フィルム巻戻しの際、
磁気ヘッド3及びデータ記録再生部4によって、その磁
気記録部1aにデータが記録される。このフィルム1を
フィルム給送部2により途中巻戻しを行う際は、その0
駒目に撮影済み駒数を記録する。
【0015】そして、この途中まで使用されたフィルム
1か再びカメラに装填された場合は、磁気ヘッド3及び
データ記録再生部4により、0駒目の撮影済みの駒数に
関するデータを再生し、記憶部5に記憶する。この記憶
部5に記憶されたデータに基き、撮影済み駒検出部6が
撮影済みの駒の有無を検出する。そして、撮影済み駒が
あるときは、該当する駒数を巻上げて露光することがで
きないように、露出禁止部7を動作させてフィルム給送
部2を制御する。また、このフィルム1を巻戻すとき
は、新たに露光された領域以外の磁気記録部1aにデー
タを記録させないよう、データ記録禁止部8がデータ記
録再生部4によるデータ記録動作を禁止させる。
【0016】これにより、途中まで露光されたフィルム
がカメラに装填された場合でも、露出禁止部7によりフ
ィルムの未露光領域まで巻上げてから露出可能とするの
で二重露出を防止することができ、更にデータ記録禁止
部8の動作によりデータの二重の書込みを防止する。
【0017】次に、この発明のカメラシステムに従った
第2の実施例を説明する。
【0018】図2は、この発明が適用されたカメラシス
テムの鳥瞰図であり、カメラ本体10の上部には、レリ
ーズスイッチ11が設けられている。また、カメラ本体
10の背面部には、フィルムのパトローネを収納するた
めのパトローネ収納室12、装填されたフィルムを巻上
げるための巻取りスプール13、裏蓋モジュール14と
の通信を行うためのコネクタ15が設けられている。
【0019】裏蓋モジュール14は、カメラ本体10に
着脱可能である。この裏蓋モジュール14には、データ
記録を行うための各種の操作スイッチ16と、データの
表示を行う表示部15が設けられている。また、この裏
蓋モジュール14は、上記コネクタ15を介してカメラ
本体10と電気的に接続される。カメラ本体10からの
指令に基いて、裏蓋モジュール14は、フィルムへの日
付の写し込み動作、磁気トラックへのデータ記録動作を
行う。
【0020】図3は、同実施例に於けるカメラシステム
全体のブロック構成図である。カメラ本体10に内蔵さ
れているボディ用マイクロコンピュータ(B_μCO
M;以下Bマイコンと略記する)18は、カメラ本体の
全体の制御を行うためのマイクロコンピュータである。
このBマイコン18には、公知の測光回路19、測距回
路20、シャッタ制御機構21、絞り制御機構22、焦
点調節機構23が結合されている。
【0021】表示回路24は、Bマイコン18の指令に
基いて撮影駒数、露出条件等の表示を行うものである。
記憶回路25は、撮影駒数、カメラの調整データ等を記
憶している。この記憶回路25は、EEPROM等の不
揮発性メモリで構成される。また、ストロボ制御回路2
6は、Bマイコン18の指令に基いて、図示されないメ
インコンデンサの電荷チャージ、Xe(キセノン)管の
発光制御を行う。DXコード読出し回路27は、フィル
ム1の感度と撮影枚数を読出すものである。
【0022】駆動回路28は、Bマイコン18の指示に
より、フィルム給送機構29を駆動するモータを制御し
て、フィルム1の巻上げ、巻戻しを行う。バッテリチェ
ック回路30は、カメラ本体10の電池電圧を測定する
ときに使用される回路である。信号処理回路31は、ホ
トインタラプタ(PI)32の、フィルム1の移動に連
動して発生する信号をパルス信号に変換するものであ
る。
【0023】一方、裏蓋モジュール14は、上述したよ
うに、カメラ本体10に着脱可能となっている。そし
て、この裏蓋モジュール14には、モジュール用マイク
ロコンピュータ(M_μCOM;以下Mマイコンと略記
する)33が取付けられている。Mマイコン33は、こ
の裏蓋モジュール14を制御するためのマイクロコンピ
ュータである。データ記録回路34は、フィルム1に設
けられた磁気トラックへデータを記録するためのもので
ある。データ写し込み回路35は、日付データをフィル
ム1へ光学的に記録するためにある。
【0024】更に、BK SW(裏蓋スイッチ)は裏蓋
の開状態でオンとなるスイッチである。このBK SW
の状態変化(オンからオフ)を検出することで、Bマイ
コン18はパトローネが装填されたことがわかる。PW
SW(パワースイッチ)は、カメラの電源に連動した
スイッチである。POP UP SW(ポップアップス
イッチ)は、ストロボを使用する時に操作されるスイッ
チである。RELSW(レリーズスイッチ11は、露出
動作を開始させるためのスイッチである。また、REW
SW(リワインドスイッチ)は、途中巻戻しスイッチ
である。このスイッチが操作されると、露出したフィル
ム1がパトローネへ収納される。
【0025】次に、図4を参照して、図3の駆動回路2
8とバッテリチェック回路30について説明する。
【0026】上記Bマイコン18が決定したフィルム移
動速度は、Bマイコン18内のD/Aコンバータ36で
アナログ信号に変換され、差動増幅器37の一方の入力
端子へ出力される。この差動増幅器37の他方の入力端
子には、f/v変換器38が出力するアナログ信号が入
力される。
【0027】上記f/v変換器38には、PI32が出
力する信号を信号処理回路31により変換したパルス信
号が入力される。このパルス信号の周波数は、フィルム
1の移動速度に比例する。上記パルス信号は、Bマイコ
ン18へも出力される。また、Bマイコン18は、この
パルス信号をカウントすることで、フィルム移動量を検
出する。
【0028】したがって、上記差動増幅器37は、D/
Aコンバータ36の出力とf/v変換器38の出力との
差、すなわちフィルム移動速度の誤差信号をコンパレー
タ39へ出力する。このコンパレータ39は、差動増幅
器37からの誤差信号を判定レベルとして三角波発振器
40の出力と比較し、PWM(パルス幅変調)信号を生
成する。
【0029】そして、PWM信号により、トランジスタ
Q1をオン/オフ制御する。このトランジスタQ1を通
って、電池41から出力される電力は、ダイオード4
2、チョークコイル43、コンデンサ44より構成され
る平滑回路45を通して、フィルム巻上げ巻戻しモータ
46(M1)を駆動するためのトランジスタQ2、Q
3、Q4、Q5で構成されるブリッジ47へ供給され
る。
【0030】上記平滑回路45の出力電圧は、トランジ
スタQ1のオン/オフ比に比例している。そして、トラ
ンジスタQ6、Q7、Q8、Q9で構成されるブリッジ
48は、フィルム送出しモータ49(M2)を駆動す
る。
【0031】デコーダ50は、Bマイコン18からのモ
ータ駆動信号に基いて、上記ブリッジ47、48の何れ
かを選択する。そして、上記モータ46、49を制御す
るための4つの信号(オフ、ブレーキ、時計方向(C
W)回転、反時計方向(CCW)回転)の1つが選択さ
れたブリッジへ出力される。
【0032】このようなフィルム巻上げ巻戻しモータの
駆動回路に、フィルム移動速度を一定にするための機能
を追加した理由は、フィルムの磁気トラックへデータを
記録するとき、フィルムの移動速度が一定でないと記録
密度にむらが生じるからである。記録密度にむらが生じ
ると、データを正確に再生することが困難になる。トラ
ンジスタQ10のコレクタ抵抗RLは、バッテリチェッ
ク時に必要な負荷抵抗である。電池電圧を測定すると
き、Bマイコン18はP_RLを、ハイレベル)Hi)
からローレベル(Low)へセットする。すると、トラ
ンジスタQ10がオンして、負荷抵抗RLに電池からの
電流が流れる。
【0033】尚、抵抗R1及びR2は、上記電池の電圧
を分圧するためのものである。分圧された電池の電圧
は、Bマイコン18内のA/Dコンバータ51に入力さ
れる。次に、図5を参照して、図2に示された測光回路
19の詳細を説明する。
【0034】同図に於いて、受光素子52は、A_SP
D、B_SPD、C_SPD、D_SPD及びE_SP
Dの5つの素子で構成されている。それぞれの素子は、
撮影範囲の中の対応する部位の輝度を光電流として出力
する。この光電流は、対応する圧縮回路53a〜53e
へ入力される。
【0035】これらの圧縮回路53a〜53eに於い
て、光電流は、対数圧縮されてBマイコン18のA/D
コンバータ51に供給される。Bマイコン18は、A/
Dコンバータが出力する輝度データと、記憶回路25の
調整データとから、5つの測光値(BvA、BvB、B
vC、BvD、BvE)を算出する。
【0036】図6は、裏蓋モジュール14について説明
する。
【0037】コネクタ15を通して、Bマイコン18と
Mマイコン33の2つのマイコンの通信ラインが接続さ
れる。ここでは、コネクタ15は11個の端子を有して
いる。端子T1へは、カメラ本体10の電池電圧
(VEE) が出力されている。端子T2へは、DC/DC
コンバータ54の出力電圧(VCC) が出力される。端子
T3〜T9は、Bマイコン18とMマイコン33が通信
を行う時に使用される。端子T3のRQには、通信要求
信号が出力される。端子T4のENには、通信許可信号
が出力される。端子T5のDLには、データのラッチ信
号が出力される。また、データは、端子T6〜T9のD
3〜D0へ出力される。Bマイコン18とMマイコン3
3の通信方法については後述する。
【0038】同実施例に於いて、データは4ビット単位
でD3〜D0上に出力されるが、高速にデータを転送す
るためには、8ビット単位でパラレル通信する必要があ
る。また、マイコンの通信ラインを減らす必要があるな
らば、シリアル通信によりデータを転送しなければなら
ない。
【0039】信号処理回路31の出力するパルス信号
は、端子T11を通してMマイコン33へ供給される。
このパルス信号は、フィルム1の移動に応じて発生す
る。Bマイコン18は、P_PIからこの信号を入力し
てフィルム駆動量を検出する。Mマイコン33はP_p
iからこの信号を入力する。そしてこの信号に同期し
て、フィルム1へのデータの写し込みと磁気トラック5
5へのデータの記録動作及び磁気トラック55からデー
タを再生する動作を実行する。
【0040】上記Mマイコン33の電力は、カメラ本体
10のDC/DCコンバータ54とバックアップ電池5
6から供給される。ダイオードD1とD2は、2つの電
源が干渉することを防止するためのものである。カメラ
本体10のDC/DCコンバータ54が起動している時
は、DC/DCコンバータ54の電力がMマイコン33
へ供給される。しかし、PW SWがオフしてDC/D
Cコンバータ54が停止すると、バックアップ電池56
の電力がMマイコン33へ供給される。Mマイコン33
は時計機能を有するため、動作を停止することはできな
い。そこで、バックアップ電池56が必要となる。
【0041】発振子X1は、時計用のクロック信号を発
生する。Mマイコン33は、このクロックをカウントす
ることにより、“年”、“月”、“日”、“時”、
“分”の写し込み用のデータを作成する。また、発振子
X2は、発振子X1より速いクロック信号を発生する。
DC/DCコンバータ54から電力が供給されている時
は、発振子X2の発生するクロックが、Mマイコン33
の動作クロックとして使用される。
【0042】磁気ヘッド3は、フィルム1上の磁気トラ
ック55へデータを記録するために使用される。データ
の記録動作は、トランジスタQ20がオンならば可能で
ある。Q20の制御は、Mマイコン33の出力ポートP
_DTENにより行われる。記録するデータは、P_D
Tからシリアルデータに変換されて出力される。P_D
TがLowならば、トランジスタQ21がオンして磁気
ヘッド3に電流が流れ、磁性体を所定の方向へ磁化す
る。P_DTがHiならば、インバータ57がトランジ
スタQ22をオンする。そして磁性体の磁化の向きは反
転する。したがって、フィルム1を移動しながらP_D
Tへデータを出力することで、磁性体上にデータは記録
される。
【0043】磁気ヘッド3に流れる電流は、カメラ本体
10のDC/DCコンバータ54から供給される。この
DC/DCコンバータ54から供給することにより、電
池電圧が変動しても安定した電流を磁気ヘッド3に流す
ことができる。したがって、確実にデータを記録するこ
とができる。
【0044】再生回路58は、磁気トラック55に記録
されたデータに応じて磁気ヘッド3が発生する信号を、
Mマイコン33が入力可能な信号に変換する。Mマイコ
ン33は、この信号をP_RECDTから入力し、デー
タを再生する。
【0045】写し込みLED59は、日付データをフィ
ルム上へ写し込むためのものである。各セグメントを構
成するLEDは、トランジスタQ11〜Q18がオンす
ると点灯できる。各トランジスタは、出力ポートP_A
〜P_G、P_DPがHiにセットされるとオンする。
トランジスタQ30は、ソレノイド60を駆動するため
のものである。出力ポートP_HGがHiになると、ソ
レノイド60に電流が流れる。そして、ソレノイド60
は、磁気ヘッド3をフィルム1へ当て付ける。
【0046】EEPROM61は、磁気ヘッド3へ記録
するデータを一時的に記憶する。データの記録動作は、
フィルム1の巻き戻し動作に連動して実行される。した
がって、この動作が開始されるまで、データは不揮発性
のメモリに記憶する必要がある。
【0047】裏蓋表示回路62は、Mマイコン33の指
令に基いて動作モード、EEPROM61のデータ等の
表示を行う。操作SW(スイッチ)16は、動作モード
の設定、EEPROM61のデータ操作等に使用される
スイッチである。
【0048】図7及び図8は、同実施例に於けるカメラ
のフィルム給送機構及びその周辺部を後方より透視した
斜視図であり、図7はフィルム給送機構をカメラ本体の
後方より透視した斜視図であり、図8は裏蓋モジュール
がカメラ本体に装着された状態での斜視図である。ま
た、図9はフィルムパトローネを示す斜視図である。
【0049】カメラ本体10に設けられたフィルム巻上
げ巻戻しモータ46(M1)の出力軸には、ピニオンギ
ヤ63が設けられており、このピニオンギヤ63は太陽
ギヤ64と噛合している。この太陽ギヤ64は遊星ギヤ
65と噛合しており、更にこの遊星ギヤ65は、ギヤア
ーム66を介して太陽ギヤ64の回転軸回りに公転され
るように支持されている。
【0050】また、カメラ本体の後方より向かって右側
に設けられたフィルム巻取室(図示せず)には、フィル
ムを巻取るための巻取りスプール13が回転自在に設け
られている。この巻取りスプール13の上端面には、上
記遊星ギヤ65が反時計方向に公転した際に、遊星ギヤ
65と噛合するスプールギヤ67が一体的に設けられて
いる。更に、巻取りスプール13の下方外周面より、後
述するフィルムのパーフォレーションに係合する係止爪
68が突出形成されている。
【0051】また、上記遊星ギヤ65が時計方向に公転
した際に該遊星ギヤ65と噛合する位置には、アイドル
ギヤ69が設けられている。この際、遊星ギヤ65は、
図示の如くアイドルギヤ69、70、71、72を介
し、後述するカプラギヤ73に連結される。
【0052】一方、カメラ本体の後方より向かって左側
には、パトローネ74を収納するためのパトローネ収納
室12(図2参照)が設けられている。そして、パトロ
ーネ74の上方には、その先端がマイナス(−)形状に
突出して形成された、カプラ75を有するカプラギヤ7
3が回転自在に設けられている。このカプラ75は、図
8に示されるように、フィルムパトローネ74の上端面
に設けられたスプール溝76と係合し、該スプール溝7
6と軸回りに一体にされる。
【0053】また、カメラ本体10には、フィルム送出
しモータ49(M2)が設けられている。このフィルム
送出しモータ49の出力軸には、ピニオンギヤ77が設
けられており、このピニオンギヤ77は太陽ギヤ78と
噛合している。遊星ギヤ79は太陽ギヤ78と噛合する
と共に、ギヤアーム80を介して太陽ギヤ78の回転軸
周りに公転されるように支持されている。ギヤアーム8
0にはばね81の張力が働くため、フィルム送出しモー
タ49(M2)が反時計方向に回転した時のみ、遊星ギ
ヤ79とアイドルギヤ72が噛合する。
【0054】更に、フィルム1はカメラ本体10に形成
されている開口部82からの光で露光される。開口部8
2の近傍には、スプロケット83が配置されている。こ
のスプロケット83は、フィルム1のパーフォレーショ
ン1bと噛合し、フィルム1の移動に連動して回転す
る。また、スプロケット83は圧接ローラ84と一体化
されている。スプロケット83の回転軸には、ギヤ85
が一体化されている。このギア85は、ギア86と噛合
する。更に、ギア86の回転軸には、スリットのついた
円板87が一体化されている。
【0055】上記スプロケット83が回転すると、ギア
85及び86で拡大された回転速度で円板87が回転す
る。そして、円板87のスリットがPI32を横切る毎
に、PI32は信号を出力する。この信号は、信号処理
回路31でパルス信号に変換される。
【0056】また、裏蓋モジュール14には、磁気ヘッ
ド3をフィルム1へ圧接するための機構を有している。
磁気ヘッド3は、圧接ローラ84と対向する位置に、フ
ィルム1を挟むことができるように配置される。尚、磁
気ヘッド3は、図8に於いて図示矢印A及びB方向に摺
動可能な基板88に固定されている。ソレノイド60が
駆動されていない時、基板88に対してばね89の張力
が働き、磁気ヘッド3はフィルム1を圧接しない。
【0057】ソレノイド60の出力軸は、図示矢印C及
びD方向に摺動可能な基板90に固定されている。この
基板90に固定されたピン91は、ばね92の張力が基
板90に働くため、図8に示される位置にある。しか
し、ソレノイド60が駆動されると基板90が図示矢印
D方向へ摺動し、ピン91は基板88の側面93に沿っ
て摺動する。すると、基板88はばね89の張力に逆ら
って図示矢印A方向へ摺動し、磁気ヘッド3はフィルム
1を圧接する。
【0058】次に、図10乃至図16のタイムチャート
を参照して、Bマイコン18とMマイコン33との通信
方法について説明する。
【0059】通信の主導権はBマイコン18が持つ。し
たがって、通信要求はBマイコン18から発生する。B
マイコン18は、P_RQをHiからLowへセットし
て、Mマイコン33へ通信を要求する。Mマイコン33
は、通信ができる状態になると、P_enをHiからL
owへセットして、Bマイコン18の通信を許可する。
するとBマイコン18は、P_D3〜P_D0へコマン
ドデータを出力する。通信のデータは8ビット構成であ
るが、データバスラインは4ビットなので、Hiニブル
とLowニブルに分割されて出力される。
【0060】P_DLには、このニブルデータをラッチ
するためのラッチ信号が出力される。最初に出力される
データは、コマンドデータである。Mマイコン33はこ
のコマンドデータにより通信モードを識別する。そし
て、通信モードに応じた動作を実行する。動作が終了す
ると、P_enをLowからHiへセットする。P_e
nの変化を検出したBマイコン18は、P_RQをLo
wからHiへセットして通信動作は終了する。
【0061】図10は、Aモード〜Eモードに於ける通
信動作時のタイムチャートである。
【0062】初めにAモードについて説明する。Mマイ
コン33はコマンドAを入力すると、発振子X2の発振
動作を許可し、この発振子X2のクロック信号を動作ク
ロックとして使用する。このことで、発振子X2のクロ
ックによる低速動作から高速動作へ移行する。
【0063】Bモードに於いては、Mマイコン33はコ
マンドBを入力すると、発振子X2の発振動作を禁止す
る。そして発振子X1のクロック信号を動作クロックと
して使用する。このことで、発振子X2のクロックによ
る高速動作から低速動作へ移行する。
【0064】Cモードでは、Mマイコン33はコマンド
Cを入力すると、ソレノイド60へ電流を流して磁気ヘ
ッド3をフィルム1へ圧接する。
【0065】また、Dモードでは、Mマイコン33はコ
マンドDを入力すると、ソレノイド60へ電流を流すこ
とを止める。このことで、磁気ヘッド3はフィルム1か
ら離れる。
【0066】またEモードでは、Bマイコン18は、露
出動作が終了後、Eモードの通信を行う。そして、Bマ
イコン18は1駒分フィルム1を巻上げる。この巻上げ
動作に連動して、Mマイコン33は日付データをフィル
ム1へ写し込む。Mマイコン33は、コマンドEを写し
込み許可信号として認識する。
【0067】次に、図11のタイムチャートを参照し
て、Gモードについて説明する。このGモードは、Bマ
イコン18がMマイコン33の動作状態を検出するため
に使用されるものである。Mマイコン33は、コマンド
Gを入力すると、モードデータをBマイコン18へ出力
する(図11に於いて斜線部分のデータは、Mマイコン
33が出力するデータである)。モードデータには、ト
リミングモードに関する情報が含まれる。
【0068】図12は、Hモードのタイムチャートを示
したものである。Hモードは、磁気トラック55へ記録
するデータを裏蓋モジュール14のEEPROM61へ
格納するモードである。Bマイコン18はコマンドHの
出力後、記録するデータDT1〜DT(n)をMマイコ
ン33へ出力する。駒数は、DT1〜DT(n)を格納
するEEPROM61の領域を指定するためのものであ
る。データ数(n)は、Mマイコン33がデータを入力
する時の便宜を考えてつけ加えられている。
【0069】図13は、Iモードのタイムチャートを示
したものである。Bマイコン18はコマンドIの出力
後、4つのパラメータを出力する。このパラメータは、
Mマイコン33が写し込み動作及びデータの記録動作を
実行する時に必要なパラメータである。
【0070】次に、図14のタイムチャートを参照し
て、Jモードについて説明する。Jモードは、磁気トラ
ック55へデータを記録するためのモードである。Jモ
ードの通信は、撮影したフィルム1をパトローネ74へ
巻戻す動作と並行して実行される。Bマイコン18はコ
マンドJを出力後、記録開始信号を出力する。この記録
開始信号とは、同図のタイムチャート上の駒数データ
(※部)である。Mマイコン33は、駒数データを入力
すると、この駒数に対応するEEPROM61の領域か
らデータを読出す。そして、この1駒分のデータを、P
I32のパルス信号を同期信号として、磁気トラック5
5上へ記録する。
【0071】図15は、Kモードのタイムチャートを示
したものである。Kモードは、Mマイコン33に磁気ト
ラック55からデータを再生させるためのモードであ
る。Bマイコン18は、コマンドKを出力後、駒数を出
力する。この駒数は、Mマイコン33が再生したデータ
を格納すべきEEPROM61の領域を示している。M
マイコン33は、1駒分のデータを磁気トラック55か
ら再生して、指定されたEEPROM61の領域へ記憶
する。
【0072】また、図16は、Lモードのタイムチャー
トを示したものである。Lモードに於いて、Bマイコン
18は、EEPROM61のデータを読出すことができ
る。Bマイコン18は、コマンドLを出力後、駒数を出
力する。Mマイコン33は、駒数で指定されるEEPR
OM61の領域のデータを読出し、Bマイコン18へ転
送する。図中、DT1〜DTnがこのデータである。デ
ータ数(n)は、Bマイコン18がデータを入力すると
きの便宜を考えて付け加えられている。
【0073】図17は、Mマイコン33に接続されたE
EPROM61のメモリマップを示したものである。E
EPROM61は、複数の領域に区分けされ、各領域に
対応する駒のデータが記憶される。これらの記憶された
データは、フィルム1をパトローネ74へ巻戻す動作に
連動して、フィルム1の磁気トラック55に記憶され
る。
【0074】同図に於いて、アドレスAD0_0〜AD
0_Nには、0駒目に対応するデータが記憶される。フ
ィルム上の0駒は、露光されない領域である。0駒に対
しては、磁気トラック55の利用のみが許される。0駒
の領域は、フィルム処理業者がフィルム管理のために利
用することが可能となる。
【0075】カメラは、二重露光防止のために必要なデ
ータ(撮影済み駒数)を0駒に記憶する。0駒以外の駒
には、撮影条件が撮影毎に記憶される。記憶されるデー
タは、例えば図示されるようなものがある。データ開始
識別コード及びデータ終了識別コードは、磁気トラック
55からデータを再生するときの便宜を考えて設けられ
たものである。このコードにより、隣合う駒のデータを
分離することができる。
【0076】次に、図18乃至図26のフローチャート
を参照して、Bマイコン18の動作を説明する。
【0077】初めに、図18を参照して、メインルーチ
ンを説明する。
【0078】PW SWがオンすると、Bマイコン18
はパワーオンリセットされ、動作を開始する。ステップ
S1ではDC/DCコンバータ54の起動、I/Oポー
トの初期化、メモリの初期化等を実行する。ステップS
2では、Aモードの通信を行う。ここで裏蓋モジュール
14がカメラ本体10に装着されていれば、Mマイコン
33は低速動作から高速動作に動作モードを変更する。
【0079】ステップS3にて通信ができないときは、
ステップS3からステップS6へ移行して、Mフラグを
クリアする。このMフラグが“0”である限り、裏蓋モ
ジュール14との通信は行わない。つまり、カメラ本体
10は、フィルム1の磁気トラック55を利用できない
モードになる。上記ステップS3にて、通信が成功する
と、ステップS4に移行して、カメラ本体10はフィル
ム1の磁気トラック55を利用可能な動作モードとな
る。ステップS5では、Iモードの通信を実行する。こ
の通信で、Mマイコン33は、写し込み動作とデータ記
録動作を実行する際に必要なパラメータを入力する。
【0080】次に、ステップS7に於いて、BK SW
の状態を判定する。BK SWがオフからオンへ変化す
れば、ステップS8へ移行する。この変化は、フィルム
パトローネ74がパトローネ収納室12に装填され、カ
メラの裏蓋が開から閉へ変化したことを意味する。そし
て、ステップS8では、サブルーチン“初期巻上げ”が
実行される。また、上記ステップS7にて、BK SW
の状態に変化がなければ、ステップS9に進む。
【0081】このステップS9では、REW SWの状
態を判定する。ここで、REWSWが操作されている時
は、ステップS10へ移行する。そして、サブルーチン
“巻戻し”が実行される。フィルム1の巻戻し動作に連
動して、Mマイコン33は、フィルム1の磁気トラック
55へデータを記録する。この後、ステップS7に戻
る。
【0082】一方、上記ステップS9に於いて、REW
SWに変化がなければ、ステップS11に進んで、P
W SWの状態を判定する。PW SWがオフならばカ
メラの動作は、禁止され、ステップS12に移行する。
このステップS12では、Mフラグの状態を判定する。
Mフラグが“0”であれば、DC/DCコンバータ54
の動作を停止して、Bマイコン18は動作を終了する。
Mフラグ“1”であれば、ステップS13に進んで、B
モードの通信を実行してから動作を終了する。このステ
ップS13の処理により、Mマイコン33は高速動作か
ら低速動作へ移行する。このとき、カメラ本体10から
電力は供給されなくなるので、Mマイコン33はバック
アップ電池56で動作する。
【0083】上記ステップS11に於いて、PW SW
がオンであれば、ステップS14へ進んでPOP UP
SWの状態を判定する。ここで、スイッチがオンして
ストロボが使用できる状態ならば、ステップS15へ移
行する。このステップS15では、ストロボ制御回路2
6へメインコンデンサを充電するための指令を出す。
【0084】続いて、ステップS16では、Mフラグの
状態を判定する。ここで、フラグが“1”であればステ
ップS17に移行して、Gモードの通信を実行する。こ
の処理により、Bマイコン18は、Mマイコン33から
のモードデータを入力する。Gモードの通信は、メイン
ルーチンの中で周期的に実行される。したがって、Bマ
イコン18は、Mマイコンの動作状態をリアルタイムに
検出することができる。
【0085】ステップS18では、サブルーチン“測光
演算”が実行される。次いで、ステップS19にて、露
出条件、フィルムの駒数等の表示を行う。また、Mマイ
コン33がトリミングモードである時は、モードに応じ
てトリミング範囲をファインダに表示する。
【0086】図32は、ファインダの表示の一例を示し
たものである。同図(a)は、トリミングモードでない
時の表示であり、同図(b)はトリミングモード1に於
ける表示である。括弧94の範囲が、印画紙にプリント
される。このトリミングの範囲は、フィルム1の磁気ト
ラック55上へトリミングデータとして記憶される。ま
た、同図(c)はトリミングモード2に於ける表示であ
る。
【0087】図18に戻り、ステップS20に於いて、
REL SWの状態を判定する。ここで、スイッチがオ
フしている時はステップS7へ移行し、スイッチがオン
ならばステップS21に進んで、測距回路20からのデ
ータに基いて被写体までの距離データを算出する。続い
て、ステップS22では、上記距離データに基いて焦点
調整機構を制御する。
【0088】そして、ステップS23では、サブルーチ
ン“バッテリチェック”を実行する。次いで、ステップ
S24に於いて、Mフラグの状態を判定し、”フラグが
“1”ならばステップS25へ移行する。このステップ
S25では、Mマイコン33へ転送するデータを作成す
る。このデータは、フィルム1の磁気トラック55へ記
録されるものである。次いで、ステップS26では、H
モードの通信により、このデータをMマイコン33へ転
送する。
【0089】一方、ステップS24にてMフラグが
“0”であった場合は、ステップS27に進み、上記ス
テップS18に於いて算出された絞り値とシャッタ秒時
に基いて、フィルム1を露光する。そして、ステップS
28では、サブルーチン“1駒巻上げ”を実行する。
【0090】次に、図19及び図20を参照して、サブ
ルーチン“初期巻上げ”について説明する。このサブル
ーチンでは、カメラ本体10に装填されたフィルムのパ
トローネ74からフィルム1を送出して、該フィルム1
を巻取りスプール13に巻付ける動作を行う。また、裏
蓋モジュール14が装着されているときは、上記動作に
連動して、フィルム1の磁気トラック55に記録された
データを再生する。そして、この再生されたデータを利
用して、撮影者が誤って二重露光することを防止する。
【0091】初めに、ステップS31では、サブルーチ
ン“パッテリチェック”を実行する。次いで、ステップ
S32にてレジスタPICOをクリアする。このPIC
Oは、入力ポートP_PIへ入力されるPIのパルス信
号をカウントするために使用するものである。そして、
ステップS33にて、フィルム送出しモータ49(M
2)を、反時計方向に回転駆動させる。この動作によ
り、フィルム1がパトローネ74から巻取りスプール1
3へ向けて送出される。上記フィルム1が送出されると
き、パトローネ1bとスプロケット83が噛合する。こ
の状態でスプロケット83が回転すると、P_PIへP
I32のパルス信号が入力されることになる。
【0092】ステップS34では、PI32のパルス信
号が入力されているかを判定する。PI32のパルス信
号が入力されると、ステップS35に移行してPICO
がインクリメントれる。そして、ステップS36に於い
て、PICOがPIX1に一致しているかを判定する。
ここで、一致していない場合は動作を続けるため、ステ
ップS34へ戻る。上記PIX1は、フィルム1の先端
が巻取りスプール13に達するために必要なPI32の
パルス信号の数を表している。
【0093】上記ステップS36にて、PICOがPI
X1に一致すると、ステップS37に進んでフィルム送
出しモータ49(M2)にブレーキをかける。次いで、
ステップS38にてモータM2への給電を止める。
【0094】この後、ステップS39に於いて、Mフラ
グの状態を判定する。ここで、Mフラグが“1”であれ
ば、裏蓋モジュール14がカメラ本体10に装着されて
いることになる。この場合は、ステップS39からS4
0へ移行する。ステップS40では、上述したCモード
の通信を実行する。このことで、磁気ヘッド3がフィル
ム1に当て付けられ、Mマイクロコンピュータ33はデ
ータを再生する動作を実行することができる。データの
再生動作は、フィルム1を巻取りスプール13へ巻付け
る動作に並行して実行される。
【0095】ステップS41では、Mマイクロコンピュ
ータ33にコマンドKを出力する。このことにより、K
モードの通信が開始される。次いで、ステップS42に
て、駒数(0)を出力する。Mマイクロコンピュータ3
3は、データを再生するとEEPROM61の0駒目の
データを記憶するための領域へ格納する。
【0096】次に、ステップS43にてPICOをクリ
アする。そして、ステップS44にて、フィルム1の移
動速度を設定するべく、D/Aコンバータ36にv0
セットする。このv0 は、フィルム1が巻取りスプール
13に巻付く動作に適した値である。その後、ステップ
S45では、フィルム巻上げ巻戻しモータ46(M1)
を時計方向に回転駆動させる。
【0097】そして、ステップS46に於いて、PI3
2のパルス信号が入力されているかを判定する。パルス
信号が入力された場合は、ステップS47に並行して、
PICOをインクリメントする。この後、ステップS4
8にて、PICOがPIX2と一致しているかを判定す
る。このPIX2は、フィルム1を巻取りスプール13
に巻付ける量を表している。
【0098】上記ステップS48に於いて、PICOが
PIX2と一致しないときは、動作を続けるため、ステ
ップS46へ移行する。一方、PICOがPIX2と一
致したときは、ステップS49に進んでフィルム巻上げ
巻戻しモータ46(M1)にブレーキをかける。次い
で、ステップS50にてモータM2への給電を止める。
そして、ステップS51に於いて、Mフラグの状態を判
定する。ここで、フラグが“0”であれば、ステップS
52に進んでフィルムカウンタFCOに“1”をセット
した後、リターンする。また、上記ステップS51に
て、フラグが“1”であれば、ステップS53へ移行す
る。
【0099】このステップS53では、Kモードの通信
を終了させる。そして、ステップS54にて、Dモード
の通信を実行する。この通信により、Mマイコン33は
磁気ヘッド3をフィルム1から離す。
【0100】次いで、ステップS55では、Lモードの
通信を行う。この通信により、Bマイコン18は、EE
PROM61の0駒目に対応する領域に記憶されたデー
タを入力する。そして、ステップS56に於いて、入力
したデータに撮影済み駒数に関するデータが存在するか
否かを判定する。ここで、存在するデータがなければ、
初めてカメラに装填されたフィルムであることになり、
1駒も撮影がされていないことになる。この場合は、ス
テップS57に移行して、FCOに“1”をセットす
る。そして、ステップS58にて、レジスタEXPXへ
“0”をセットしてリターンする。このEXPXは、後
述するサブルーチン“巻戻し”に於いて使用される。
【0101】上記ステップS56にて、撮影済み駒数に
関するデータが存在する場合は、ステップS59に進
む。そして、このステップS59に於いて、撮影済み駒
数がEXPnと一致しているか否かを判定する。このE
XPnは、カメラ本体10に装填されているフィルムの
撮影枚数である。
【0102】ステップS59にて一致しているときは、
ステップS60に進んで警告表示を行う。これは、装填
されたフィルムには、未露光の駒が全く存在しないため
に行われる。したがって、このまま露出動作を実行する
と、フィルムは二重露光されることになるが、露出動作
は禁止しない。何故ならば、意図をもって二重露光を実
行する撮影者も存在するためである。故に、ここでは警
告動作のみ行う。
【0103】上記ステップS59にて、撮影済み駒数と
EXPnが一致しないときは、ステップS61に進んで
EXPXに撮影済み駒数を格納する。次いで、ステップ
S63でFCOに“1”をセットして、ステップS64
でフィルム1の移動速度を設定するD/Aコンバータ3
6へMAXを設定する。このMAXは、DAコンバータ
36に設定可能な最大値である。このことで、トランジ
スタQ2〜Q5によるブリッジ47に電力を供給するト
ランジスタQ1は、常にオン状態になる。
【0104】ステップS64では、モータM1を時計方
向に回転させる。これにより、フィルム1は巻取りスプ
ール13に巻上げられる。そして、ステップS65にて
PICOに“0”をセットした後、ステップS66に於
いて、P_PIへPI32のパルス信号が入力していな
いかを判定する。ここで、パルス信号が入力されると、
ステップS67へ進んでPICOをインクリメントす
る。
【0105】次いで、ステップS68にて、PICOが
PIWに一致しているかを判定する。このPIWは、フ
ィルム1を1駒分巻上げるために必要なPI32のパル
ス信号の数である。ここで、PICOとPIWが一致し
ていないときは、ステップS66へ移行する。また、一
致しているときはステップS69に移行して、フィルム
カウンタFCOをインクリメントする。
【0106】そして、ステップS70に於いて、FCO
が「撮影済み駒数+1」の値と一致しているかを判定す
る。一致すれば、フィルム1の未露光部分が開口部82
に設定されたことになる。したがって、ステップS71
に移行してモータM1にブレーキをかけ、更にステップ
S72にてモータM1への給電を止める。また、上記ス
テップS70にて、FCOが「撮影済み駒数+1」の値
と一致しないときは、巻上げ動作を続けなければならな
いので、ステップS64に戻る。
【0107】次に、図21を参照して、サブルーチン
“1駒巻上げ”を説明する。
【0108】先ず、ステップS81にて、Mフラグの状
態を判定する。裏蓋モジュール14がカメラ本体10に
装着されている時は、ステップS82へ移行してEモー
ドの通信を行う。ここで、Mマイコン33は、この通信
により1駒巻上げの動作が実行されることを検知する。
そして、写し込み動作を準備する。
【0109】ステップS83では、タイマカウンタをク
リアする。そして、ステップS84では、タイマカウン
タのカウント動作を開始する。タイマカウンタは、フィ
ルム1の終端検出のために使用される。1駒巻上げの動
作が処理時間(Tw)が経過しても終了しない時に、フ
ィルム1が終端まで巻上げられたものと判定する。次い
で、ステップS85にてレジスタPICOをクリアした
後、ステップS86ではフィルムの移動速度を設定する
D/Aコンバータ36に最大値を設定する。上記PIC
Oは、信号処理回路31が出力するパルス信号をカウン
トするために使用される。その後、ステップS87で、
モータM1を時計方向へ回転させる。このことにより、
巻取りスプール13はフィルム1を巻上げる。
【0110】そして、ステップS88に於いて、タイマ
カウンタの値がTw以上であるか否かを判定する。ここ
で、Tw以上の場合はステップS89へ進んで、モータ
M1にブレーキをかけ、ステップS90でモータM1へ
の給電を停止する。この後、“巻戻し”へ移行する。
【0111】一方、上記ステップS88に於いて、Tw
以下の場合はステップS91へ進む。このステップS9
1では、入力ポートP_PIに信号処理回路31からの
PI32のパルス信号が入力したかを判定する。PI3
2のパルス信号の入力がなければステップS88へ移行
し、入力があった場合はステップS92へ進む。このス
テップS92では、PICOをインクリメントする。
【0112】次いで、ステップS93に於いて、PIC
OがPIWと一致しているかを判定する。PIWは、フ
ィルム1を1駒分巻上げた時、PI32が発生するパル
ス信号の数を示す。PICOがPIWと一致していない
場合は、巻上げ動作を続けるため、ステップS88へ移
行する。1駒分のフィルム1が巻上げられると、ステッ
プS94へ移行して、モータM1へショートブレーキを
かける。そして、ステップS95ではモータM1への給
電を止める。
【0113】そして、ステップS96に於いて、フィル
ムカウンタFCOの値がEXPnであるかを判定する。
EXPnは装填されているフィルム1の撮影枚数であ
る。EXPnは、DXコード読出し回路27から入力す
る。FCOがEXPnと一致していない場合は、ステッ
プS98に進んでFCOをインクリメントする。その
後、リターンする。
【0114】上記ステップS96に於いて、FCOがE
XPnと一致している場合は、ステップS97へ移行す
る。このステップS97では、Mフラグの状態を判定す
る。ここで、裏蓋モジュール14が無い時はステップS
98へ移行する。モジュールがある時は、サブルーチン
“巻戻し”へ進む。モジュールが装着されていない場
合、フィルム1が終端に達するまで撮影動作が実行され
る。したがって、ステップS97からステップS98へ
移行する。
【0115】しかしながら、モジュールが有る時、フィ
ルム1の終端まで撮影することはできない。何故なら
ば、巻上げ動作に連動してフィルム1へ日付データの写
し込み動作を行うからである。フィルム1が完全に巻上
げられないと、データを完全に写し込める保障がなくな
る。例えば24EXPのフィルムに於いては、25枚の
撮影は可能である。したがって、24枚目の駒は必ず1
駒分の巻上げが可能である。以上の理由により、ステッ
プS96及びS97の処理が加えられた。
【0116】次に、図22及び図23を参照して、サブ
ルーチン“巻戻し”について説明する。
【0117】初めに、ステップS101では、サブルー
チン“バッテリチェック”を実行する。次いで、ステッ
プS102にて、Mフラグの状態を判定する。ここでフ
ラグが“0”ならばステップS103へ移行する。この
場合、モジュールが無いことになり、フィルム1を単に
パトローネ74へ巻戻すだけでよい。したがって、フィ
ルム1の移動速度は早いほうがよい。また、移動速度に
むらが生じても問題はない。そこで、ステップS103
では、フィルムの移動速度を決定するD/Aコンバータ
36に最大値を設定する。
【0118】ステップS104では、タイマカウンタを
クリアする。そして、ステップS105では、タイマカ
ウンタのカウント動作を開始する。このタイマカウンタ
により、巻戻し動作が完全に終了したかを判定する。ス
テップS106では、モータM1を反時計方向に回転さ
せる。このことで、フィルム1はパトローネ74へ巻戻
される。
【0119】次いで、ステップS107では、入力ポー
トP_PIにPI32のパルス信号が入力したかを判定
する。信号が入力している時は、ステップS108に進
んでタイマカウンタをクリアする。そして、ステップS
109では、タイマカウンタの値が所定値(TINT )以
上であるかを判定する。フィルム1が完全にパトローネ
74に収納されると、スプロケット83の回転は止ま
り、PI32のパルス信号は発生しなくなる。すると、
タイマカウンタのカウントアップが進行して、ステップ
S109からステップS110へ動作が移行する。上記
ステップS110では、モータM1を止めるためブレー
キをかけ、その後ステップS111にてモータM1への
給電を止める。
【0120】上記ステップS102に於いて、モジュー
ルがある場合はステップS112へ移行する。このステ
ップS112では、EEPROM61のアドレス、AD
0_0〜AD0_Nのデータを作成する。次いで、ステ
ップS113にて、Hモードの通信を行う。この通信に
より作成されたデータが、EEPROM61へ格納され
る。このとき、撮影が終了した駒数を表すデータも記憶
される。上述したように、このデータを用いて、二重露
光防止のための動作を実行する(図19及び図20の説
明参照)。
【0121】ステップS114では、Cモードの通信を
行う。この通信により、Mマイコン33は、ソレノイド
60へ電流を流し、磁気ヘッド3をフィルム1へ当て付
ける。データの記録動作は、フィルム1を巻戻す動作に
並行して行われる。そこで、ステップS115では、J
モードの通信を開始するため、コマンドJをMマイコン
33へ出力する。
【0122】ステップS116では、フィルム1の移動
速度を決定するD/Aコンバータ36にv0 をセットす
る。このv0 は、磁気トラック55にデータを記録する
動作に適したフィルム1の移動速度である。次いで、ス
テップS117で、モータM1を反時計方向へ回転させ
る。このことで、フィルム1はパトローネ74へ巻戻さ
れる。
【0123】そして、ステップS118では、レジスタ
PICOをクリアする。このPICOは、入力ポートP
_PIへ入力されるPI32のパルス信号をカウントす
るために使用される。ステップS119では、PI32
のパルス信号が入力したか否かを判定する。ここで、信
号が入力した時は、ステップS120へ移行してPIC
Oをインクリメントする。次いで、ステップS121で
は、PICOの値がPIW+PI△と一致しているかを
判定する。一致していない時は、ステップS119へ移
行してパルスのカウント動作を続ける。一致すると、ス
テップS122へ進む。
【0124】上記ステップS119〜S121の処理に
より、フィルム1が動き出してからデータの記録動作が
開始されるまでに、所定時間tD (図14参照)の遅延
が生じることになる。
【0125】ここで、図36を参照して、上記ステップ
S119〜S121の処理が存在する理由について説明
する。
【0126】同図にに示されるように、カメラの開口部
82からパトローネ74へ向けて磁気ヘッド3が△だけ
オフセットされて配置されているものとする。このオフ
セット量△をパルス信号の数に換算したものが、PI△
である。また、Wはフィルムを1駒分巻上げる時のフィ
ルム1の移動量である。このWをパルス信号の数に換算
したものが、PIWである。
【0127】ステップS119〜S121の処理によ
り、△+Wで示される区間には、データの記録動作が実
行されない。この動作により、撮影駒と対応するデータ
が記録される磁気トラックの位置が一致する。撮影駒と
データ記録位置がずれていると、フィルム1をカットす
る際に不都合が生じる。
【0128】ステップS122では、FCOの値がEX
PXの値より大きいか否かを判定する。このEXPXに
は、撮影済み駒数がセットされている(図19及び図2
0の説明参照)。ここで、FCOの値がEXPXの値よ
り大きければ、ステップS124へ移行する。そして、
記録開始信号をMマイコン33へ出力する。Bマイコン
18は、FCOの値を記録開始信号として出力する。F
COの値がEXPX以下のときは、FCOの値をMマイ
コン33に出力することを禁止する。以下、この理由に
ついて述べる。
【0129】一度使用されたことがあるフィルムに於い
ては、1駒目からEXPXが示す駒数に対応する磁気ト
ラック上には、既にデータが記録されている。したがっ
て、既に記録がなされている磁気トラックにデータを記
録する必要はない。敢えてデータ記録動作を実行すれ
ば、EEPROMに残っている不明なデータが記録され
てしまう。データの記録動作が可能な範囲は、今回新た
に露光された駒に対応した範囲である。
【0130】上記ステップS122に於いて、FCOの
値がEXPXの値より大きくなければ、ステップS12
3に進んでFCOが“0”であるか否かを判定する。こ
こで“0”であるときは、ステップS124へ移行し
て、FCOの値をMマイコン33へ出力する。0駒目の
磁気トラックには、撮影済み駒数を記録する必要があ
る。したがって、既にデータが記録されているときは、
データを更新するために記録動作を実行する。
【0131】次いで、ステップS125ではPICOを
クリアする。そして、ステップS126に於いて、PI
32のパルス信号が入力されているかを判定する。PI
32のパルス信号が入力された時は、ステップS127
に移行してPICOをインクリメントする。そして、ス
テップS128では、PICOがPIWと一致している
かを判定する。こうして、フィルム1が1駒分巻戻され
るまで上記ステップS126〜S128の処理が続く。
こうして、1駒分巻戻されると、ステップS129へ進
む。
【0132】ステップS129では、フィルムカウンタ
FCOが“0”であるか否かを判定する。ここで“0”
であれば、ステップS131に移行してJモードの通信
を終了させる。そして、ステップS132でDモードの
通信を行う。この通信により、Mマイコン33はソレノ
イド60への通信を止める。したがって、磁気ヘッド3
は、フィルム1から離れる。
【0133】次いで、ステップS133ではモータM1
へブレーキをかける。続いて、ステップS134ではモ
ータM1への給電を止める。その後、メインルーチンへ
リターンする。
【0134】一方、上記ステップS129にて、FCO
が“0”でなければステップS130に移行する。そし
て、FCOをデクリメントした後、巻戻し動作を続ける
ため、ステップS122へ戻る。
【0135】次に、図24を参照して、サブルーチン
“測光演算”の動作を説明する。
【0136】初めに、ステップS141にて、図5に示
されたような5つのSPDそれぞれに対応する輝度デー
タであるBvA、BvB、BvC、BvD、BvEを算
出する。次いで、ステップS142にて、これら5つの
輝度データから平均の輝度データ(BvAVE)を算出
する。そして、ステップS143では、5つの輝度デー
タから1つの輝度データを選択してBvXに格納する。
このBvXは、主要被写体の輝度を示すデータである。
この後、ステップS144にて、BvXとBvAVEか
らBv値を算出する。
【0137】このステップS144の式に於けるKは、
1〜0の適当な値を使用すればよい。BvXをそのまま
Bv値として使用すると、主要被写体以外の被写体に露
出が全く合わない可能性もある。そこで、BvAVEも
考慮してBv値を決定する。
【0138】ステップS145では、Mフラグの状態を
判定する。ここで、Mフラグが“0”であればステップ
S146に進み、“1”であればステップS147に進
む。上記ステップS146では、上記Bv値から、絞り
値とシャッタ秒時を算出する。その後、リターンする。
【0139】一方、ステップS147では、Mマイコン
33がトリミングモード1であるかを判定する。Mマイ
コン33の動作モードに関する情報は、Gモードの通信
に於いて、Bマイコン18に伝達されている。上記Mマ
イコン33がトリミングモード1の場合は、ステップS
148に移行してBv値を算出する。トリミングモード
1では、図32(a)に示される範囲が印画紙にプリン
トされる。したがって、プリントされる範囲が適性露出
となるように、Bv値を算出しなければならない。図5
に示されたSPDの形状と、図32(b)のトリミング
範囲を考慮して、Bv値を決定する。
【0140】図5に示されるA_SPDの測光範囲は、
トリミング範囲に完全に含まれるが、その他のSPDは
部分的にトリミング範囲となる。そこで、BvAの1/
3をBv値に関与させる。そして、BvB、BvC、B
vD、BvEには、それぞれ1/6をBv値に関与させ
る。
【0141】上記ステップS147にて、トリミングモ
ード1でない場合は、ステップS150に移行して、M
マイコン33がトリミングモード2であるかを判定す
る。ここで、トリミングモード2であれば、ステップS
151に移行する。
【0142】このステップS151に於いて、SPDの
形状と、図32(c)に示されるトリミング範囲を考慮
してBv値を決定する。すなわち、BvAの1/2をB
v値に関与させ、BvB、BvC、BvD、BvEに
は、それぞれ1/8をBv値に関与させる。
【0143】尚、上記ステップS148及びS151に
示された式は仮のものである。実際には、使用するSP
Dの形状とトリミング範囲を考慮して、適当な式を決定
する必要がある。そして、ステップS148及びS15
1が終了すると、ステップS149へ移行して、BvΔ
へ“0”をセットする。このBvΔは、プリント時の補
正量を示すデータであり、磁気トラック55に記録され
るデータである。
【0144】また、上記ステップS150に於いて、M
マイコン33がトリミングモード2でない場合は、ステ
ップS152へ移行して、算出したBvAVEと上記ス
テップS144で算出したBvの差分をBvΔに格納す
る。そして、ステップS153にて、BvにBvAVE
を格納する。
【0145】モジュールが装着されている場合は、磁気
トラック55に印画紙へプリントするときの補正量を記
録することができる。この補正量として、BvΔを利用
することができる。露出は、BvAVEに基いて行われ
る。したがって、BvΔが、撮影者の意図した値と異な
る場合は、印画紙へプリントするときの補正量を変化さ
せればよい。しかし、ステップS144で決定したBv
に基いて露出してしまうと、Bマイコン18が決定した
主要被写体にのみ適性露出になる。しかし、Bマイコン
18が決定した被写体が、必ずしも撮影者の意図した被
写体とは限らない。また、上記ステップS144で決定
したBvが適当であるとは限らない。このような問題点
を考慮して、ステップS153に於いて、BvとしてB
vAVEを使用する。
【0146】モジュールが装着されている場合は、印画
紙へプリントするときの補正量を記録することができな
いので、ステップS144で決定したBvに基いて露出
動作を実行する。
【0147】次に、図25を参照して、サブルーチン
“バッテリチェック”について説明する。
【0148】ステップS161では、先ずMフラグの状
態を判定する。ここで、フラグが“0”であればステッ
プS162に、“1”であればステップS164に移行
する。そして、このステップS162にて、Bマイコン
18に接続された記憶回路25からVWR1 を読出して、
レジスタVREF1に格納する。次いで、ステップS163
では、記憶回路25からVLOCK1 を読出してレジスタV
REF2に格納する。
【0149】ここでは、VREF1とVREF2に設定された2
つの基準電圧に基いて、電池電圧の状態を判定する。V
REF1>VREF2の関係が成立している。そして、電池電圧
>VREF1であれば、カメラの動作は問題なく実行でき
る。また、VREF1≧電池電圧≧VREF2であれば、カメラ
の動作に支障はないが、電池の電力供給能力はかなり落
ちている。したがって、撮影者に対して警告を与える必
要がある。更に、VREF2≧電池電圧のときは、カメラの
動作を保障できるだけの電力供給能力を電池は有してい
ない。したがって、動作を禁止する必要がある。
【0150】上記VWR1 は、モジュールが装着されてい
ないとき、撮影者に警告を与えるか否かの判定をするた
めの電池電圧である。モジュールが装着されているとき
は、電池にかかる負荷が大きくなるため、同じ電圧を判
定レベルに使用することはできない。したがって、ステ
ップS164では、VREF2をVREF1にセットする。すな
わち、VREF2>VREF1である。尚、このVREF2も記憶回
路25に記憶されている。
【0151】上記VLOCK1 は、カメラの動作を許可する
か否かを判定するための電圧である。モジュールが装着
されているときは、VLOCK1 は使用できない。そこで、
ステップS165に於いて、VLOCK2 をVREF2へセット
する。すなわち、VLOCK2 >VLOCK1 であり、VLOCK2
も記憶回路25に記憶されている。VREF1とVREF2に判
定電圧がセットされると、ステップS166へ動作が移
行する。
【0152】このステップS166では、出力ポートP
_RLをHiからLowへセットする。すると、トラン
ジスタQ10がオンして、負荷抵抗RLに電流が流れ
る。次いで、ステップS167にて、電池電圧が安定す
るまで、20msec待機する。そして、ステップS1
68にて、A/Dコンバータ51により電池電圧を測定
して、レジスタVBAT へセットする。電池電圧の測定が
終了すると、ステップS169に於いて、P_RLをL
owからHiにセットする。そして、トランジスタQ1
0はオフする。
【0153】ステップS170では、VBAT がVREF1
り大きいかを判定する。VBAT がVREF1より大きいとき
は、全く問題はないのでリターンする。一方、VBAT
REF1以下のときは、次のステップS171に於いて、
BAT がVREF2より大きいかを判定する。ここで、V
BAT がVREF2より大きいときは、ステップS172に移
行して警告表示を行った後、リターンする。上記ステッ
プS171にてVBAT がVREF2以下のときは、ステップ
S173に移行して、カメラが動作できない状態である
ことを示す表示を行う。そして、撮影者がPW SWを
オフにするまで、ステップS174で待機する。
【0154】ここで、PW SWがオフになると、ステ
ップS175に移行して、Mフラグの状態を判定する。
Mフラグが“0”であれば、Bマイコン18は動作を停
止する。また、Mフラグが“1”であれば、ステップS
176にて、Bモードの通信を実行した後、Bマイコン
18は動作を停止する。
【0155】図26は、サブルーチン“バッテリチェッ
ク”の第2の実施例を示すフローチャートである。
【0156】VREF1に設定する判定電圧と、VREF2に設
定する判定電圧は、1種類だけである。そして、ステッ
プS181及びS182では、それぞれのレジスタにV
WRとVLOCKが設定される。次いで、ステップS183で
Mフラグの有無を判定する。ここで、フラグが“1”な
らば、ステップS184へ移行してCモードの通信を行
う。これにより、Mマイコン33はソレノイド60に電
流を流す。そして、ステップS185〜S188の処理
は、図25のフローチャートのステップS166〜S1
69と全く同じ処理である。
【0157】ステップS189では、Mフラグの有無を
判定し、フラグが“1”ならばステップS190に移行
して、Dモードの通信を行う。これにより、Mマイコン
33はソレノイド60に電流を流すことを止める。そし
て、ステップS191〜S197の処理は、図25のフ
ローチャートのステップS170〜S176と全く同じ
処理である。
【0158】この図26のフローチャートの例では、モ
ジュールがあるか否かに応じて、電池電圧を測定すると
きに電池に与える負荷を変化させている。したがって、
判定電圧を2種類にする必要はない。この例では、電池
に与える負荷を変化させるためにモジュールのソレノイ
ドを利用したが、これに限られずに、例えばカメラ本体
側の負荷抵抗を2種類設けてもよい。そして、モジュー
ルの有無に応じて切換えて使用すればよい。
【0159】次に、図27乃至図31のフローチャート
を参照して、Mマイコン33の動作を説明する。
【0160】初めに、図27を参照して、メインルーチ
ンを説明する。
【0161】バックアップ電池56が装着されると、M
マイコン33はパワーオンリセットされる。ステップS
201では、I/Oポートの初期化、メモリの初期化等
を実行する。続いて、ステップS202では、発振子X
1の発振動作のみを許可し、発振子X2の発振動作を禁
止する。このことで、Mマイコン33は、発振子X1の
クロック信号を動作クロックに使用する低速動作モード
になる。低速動作モードになることで、Mマイコン33
の消費電力は最低になり、バックアップ電池56による
動作が可能になる。
【0162】次いで、ステップS203では、発振子X
1のクロック信号をカウントすることで、「年」、
「月」、「日」、「時」、「分」の写し込みデータを作
成する。そして、ステップS204に於いて、Mマイコ
ン33からの通信要求がないかを判定する。この通信要
求がなければステップS203へ移行する。ここで、P
_yqがHiからLowに変化すると、ステップS20
6へ移行して、サブルーチン“通信”を実行する。
【0163】当サブルーチンは、Bマイコン18とMマ
イコン33間の通信を実行するルーチンである。ステッ
プS207では、Mマイコン33の動作モードが低速モ
ードであるかを判定する。通信の結果、Mマイコン33
が低速モードに設定されると、ステップS203へ移行
する。
【0164】PW SWがオフしてBマイコン18の動
作が止まる時、Bマイコン18はモードBの通信を行
う。この通信が行われると、Mマイコン33は高速動作
モードから低速動作モードに移行する。Bマイコン18
の動作中は、ステップS207からステップS203へ
移行することはない。したがって、Bマイコン33の動
作中は、ステップS205〜S213の処理ループが実
行される。
【0165】ステップS208では、Mマイコン33に
接続された操作スイッチ16の状態を入力する。次い
で、ステップS209では、モード変更に関係したスイ
ッチが操作されているかを判定する。スイッチが操作さ
れている時は、ステップS210へ移行してサブルーチ
ン“モード変更”が実行される。
【0166】ステップS211では、EEPROM61
のデータ変更に関連したスイッチが操作されているかを
判定する。スイッチが操作されている時は、ステップS
212へ移行してサブルーチン“データ変更”が実行さ
れる。次いで、ステップS213にて、「年」、
「月」、「日」、「時」、「分」のカウンタの更新動作
を周期的に行う。その後、ステップS205にて、Mマ
イコン33からの通信要求がないかを判定する。そし
て、P_rqがLowならばステップS206へ移行
し、HiならばステップS208へ移行する。
【0167】次に、図28を参照して、サブルーチン
“モード変更”について説明する。
【0168】ステップS221では、操作スイッチ16
内の図示されないDATE MODSWが操作されてい
るかを判定する。スイッチの操作がある時は、ステップ
S222へ移行する。このステップS222では、4つ
の写し込みモードの1つが選択される。スイッチが操作
される毎に、図33に示されるようにモードは変化す
る。モードの状態は、ステップS229に於いて、表示
回路に表示される。
【0169】ステップS223では、SEL SWが操
作されているかを判定する。スイッチの操作がある時
は、ステップS224へ移行して、修正する「桁」を選
択する。スイッチが操作される毎に、図34に示される
ように表示は変化する。尚、図中「 」で示した「桁」
が選択された桁である。この桁は点滅することで操作者
に修正桁であることを告知する。
【0170】また、ステップS225では、ADJ S
Wが操作されているかを判定する。このスイッチが操作
されると、ステップS226へ移行する。そして、選択
された桁は、スイッチが操作される毎にアップカウント
する。そして表示される。
【0171】ステップS227では、TRIM MOD
SWが操作されているかを判定する。このスイッチが
操作されると、ステップS229へ移行してトリミング
モードの変更を行う。トリミングモードは2つあり、ス
イッチが操作される毎に、図35に示されるように変化
する。そして表示される。
【0172】各トリミングモードに於けるプリント時の
範囲は、図32に示されている。プリント範囲は、磁気
トラック55へデータとして記録する必要がある。ここ
で、EEPROM61のデータを各プリント範囲に合わ
せて変更する。トリミングモードの情報はBマイコン1
8へ、モードデータとして転送する必要がある。上述し
たように、モードデータは、Gモードの通信によりBマ
イコン18へ転送される。そこで、モードデータもトリ
ミング情報に応じて変更する。
【0173】次に、図29を参照して、サブルーチン
“データ変更”について説明する。当ルーチンでは、ス
イッチの操作に応じてEEPROM61のデータを変更
することかできる。このデータは、フィルム1の磁気ト
ラック55へ記録されるデータである。
【0174】先ず、ステップS231では、UP SW
が操作されているかを判定する。スイッチが操作されて
いる時は、ステップS232へ移行してアドレスをイン
クリメントする。そして、ステップS233に於いて、
このアドレスにより指定されるEEPROM61のデー
タを読出す。次いで、ステップS273では、アドレス
とデータを表示する。
【0175】一方、上記ステップS233に於いて、U
P SWが操作されていない時は、ステップS234に
進んで、DOWN SWが操作されているかを判定す
る。ここで、スイッチが操作されている時は、ステップ
S235へ移行してアドレスをデクリメントする。そし
て、ステップS233及びS273によりアドレスと対
応するデータが表示される。このとき、操作者はUP
SWとDOWN SWを操作することで、磁気トラック
55に記録されるデータを確認することができる。
【0176】そして、ステップS236、S237〜S
261では、アルファベットスイッチが操作されている
かを判定する。次いで、ステップS262、S263〜
S271では、数字スイッチが操作されているかを判定
する。これらアルファベットスイッチ及び数字スイッチ
が操作されている時は、何れもステップS272へ移行
する。そして、アドレスにより指定されたEEPROM
61のデータを変更する。
【0177】EEPROM61に記憶されているデータ
は、ASCIIコードに基いて記憶される。尚、図29
のフローチャート上ではアルファベットと数字しか入力
できない構成になっているが、実際にはアルファベット
と数字以外の特殊な記号を入力することも可能である。
【0178】次に、図30及び図31を参照して、サブ
ルーチン“通信”について説明する。Bマイコン18か
らの通信要求をP_rqから入力すると、当サブルーチ
ンがコールされる。
【0179】ステップS281では、P_enをHiか
らLowへ設定し、Bマイコン18へ対して通信を許可
する。次いで、ステップS282では、Bマイコン18
の出力するコマンドを入力する。そして、ステップS2
83に於いて、コマンドがコマンドAであるかを判定す
る。
【0180】ここで、コマンドがコマンドAならばステ
ップS284へ進み、発振子X2の発振動作を開始す
る。そして、発振子X2のクロックをMマイコン33の
動作クロックとして使用する。この後、ステップS28
5へ進み、P_enをLowからHiへセットして通信
は終了する。
【0181】一方、上記ステップS283に於いてコマ
ンドAでない場合は、ステップS286へ移行して、コ
マンドがコマンドBであるかを判定する。コマンドがコ
マンドBならばステップS287へ移行する。このステ
ップS287では、発振子X2の発振動作を禁止する。
動作クロックは発振子X1のクロックを使用する。その
後、ステップS285へ移行する。
【0182】また、上記ステップS286からステップ
S288へ移行すると、コマンドがコマンドCであるか
を判定する。ここで、コマンドがコマンドCならばステ
ップS289へ移行する。このステップS289では、
P_MGをLowからHiへセットする。すると、トラ
ンジスタQ30がオンしてソレノイド60へ電流が流れ
る。次いで、ステップS290で50msec待機した
後、ステップS285へ移行する。上記ステップS29
0は、ソレノイド60が磁気ヘッド3をフィルム1へ当
て付けるために必要な時間である。尚、この待機時間5
0msecは、一例としての仮の値であり、これに限ら
れるものではない。
【0183】上記ステップS288からステップS29
1へ移行すると、コマンドがコマンドDであるかを判定
する。ここで、コマンドがコマンドDならばステップS
292へ移行する。このステップS292では、P_M
GをHiからLowへセットする。すると、上記トラン
ジスタQ30がオフしてソレノイド60の電流は止ま
る。次いで、ステップS293で50msec待機した
後、ステップS285へ移行する。ここで、上記ステッ
プS293は、磁気ヘッド3をフィルム1から完全に離
すために必要な時間である。
【0184】また、ステップS291からステップS2
94へ移行すると、コマンドがコマンドEであるかを判
定する。コマンドがコマンドEならば、ステップS29
5へ移行して、日付データをフィルム1へ写し込む。そ
の後、ステップS285へ移行する。
【0185】ここで、図37のタイムチャートを参照し
て、上記ステップS295の写し込み動作について説明
する。
【0186】フィルム1の巻上げが始まると、入力ポー
トのP_piには、PI32のパルス信号が入力され
る。Mマイコン33は、PI32のパルス信号に同期し
て日付データをフィルム1に写し込む。ここでPOFFSET
は、パラメータ1により決定される値である。POFFSET
によりフィルム1に写し込まれる先頭の文字の位置が決
定される。また、PINT は、パラメータ2により決定さ
れる値である。PINT によりフィルム1に写し込まれる
文字の間隔が決定される。更に、TONは、パラメータ3
により決定される値である。写し込み発光LEDの発光
時間は、フィルム1の移動速度とフィルム感度を考慮し
て決定しなければならない。これら3つのパラメータ
は、Iモードの通信により、Bマイコン18から転送さ
れるデータである。
【0187】上記ステップS294からステップS29
6へ移行すると、コマンドがコマンドGであるかを判定
する。ここで、コマンドがコマンドGならば、ステップ
S297へ移行して、モードデータをBマイコン18へ
出力する。このモードデータには、トリミングモードを
示す情報が含まれている。
【0188】ステップS296からS298へ移行する
と、コマンドがコマンドHであるかを判定する。ここ
で、コマンドがコマンドHの時は、ステップS299へ
移行し、駒数を入力する。この駒数により、データを格
納するEEPROM61の領域が決定される。次いで、
ステップS300でデータ数(n)を入力し、ステップ
S301でEEPROM61のアドレスを、駒数に基い
て決定する。そして、ステップS302〜S305で
は、入力したデータを順番にEEPROM61に格納す
る。その後、ステップS285へ移行する。
【0189】上記ステップS298からステップS30
6に移行すると、コマンドがコマンドIであるかを判定
する。ここで、コマンドがコマンドIならばステップS
307へ移行する。そして、ステップS307〜S31
0に於いて、4つのパラメータを入力し、その後ステッ
プS285へ移行する。
【0190】また、ステップS306からステップS3
11へ移行すると、コマンドがコマンドJであるかを判
定する。コマンドがコマンドJならば、ステップS31
2に於いて、EEPROM61に格納されたデータを磁
気トラック55に記録する。その後、ステップS285
へ移行する。
【0191】ここで、図38のタイムチャートを参照し
て、データの記録動作について説明する。
【0192】ビットの「0」に対しては、周期Tの間隔
で記録信号上にHiからLow(若しくはLowからH
i)の変位を発生させる。ビットの「1」に対しては、
周期Tの中央にHiからLow(若しくはLowからH
i)の変位を発生させる。つまり、周期Tで定まる周波
数と、T/2で定まる周波数によって、ビットの「0」
と「1」を表していることになる。周期Tを決定するク
ロックの数は、Bマイコン18がMマイコン33に転送
するパラメータ4に設定されている。クロック信号とし
て、入力ポートP_pi上に入力されるPI32のパル
ス信号が利用される。このパラメータ4の値は、フィル
ム1の単位長さに記録するデータ数と、単位長さに対す
るPI32のパルス信号の数を考慮して決定する。
【0193】次に、図39のタイムチャートを参照し
て、上記ステップS312の処理動作を説明する。
【0194】Bマイコン18がフィルム1の巻戻し動作
を開始すると、入力ポートP_piには、PI32のパ
ルス信号が入力される。ここで、Mマイコン33が出力
ポートP_DTENをLowからHiへセットすると、
磁気ヘッド3に電流を流すことができる。出力ポートP
_DTの状態に応じて、磁気ヘッド3には磁性体が飽和
するために十分な電流が流れる。P_DTのHiに対し
て、磁化のNの飽和値(若しくはSの飽和値)が対応
し、Lowに対しては磁化のSの飽和値(若しくはNの
飽和値)が対応する。
【0195】入力ポートP_dl及びP_d3〜P_d
0上の※印で示された信号は、Bマイコン18からの記
録開始信号である。Mマイコン33は、記録開始信号と
して駒数を出力する。そして、Mマイコン33は、この
駒数に対応するEEPROM61の領域からデータを読
出す。このデータは、P_DTから、上述した方法に従
って出力される。
【0196】上記ステップS311からステップS31
3へ移行すると、コマンドがコマンドKであるかを判定
する。ここで、コマンドKならばステップS314へ移
行する。このステップS314では、入力ポートP_R
ECDTから入力される信号からデータを再生する。そ
して、Bマイコン18からの駒数に対応するEEPRO
M61の領域に、再生したデータを格納する。その後、
ステップS285へ移行する。
【0197】ステップS313からステップS315へ
移行すると、コマンドがコマンドLであるかを判定す
る。ここで、コマンドLならばステップS316へ移行
する。このステップS316では、駒数を入力する。そ
して、ステップS317では、データを読出すEEPR
OM61のアドレスを決定する。このアドレスは、駒数
に対応する領域の先頭アドレスを示す。次いで、ステッ
プS318では、Bマイコン18にデータ数(n)を出
力する。ステップS319〜S322では、n個のデー
タをEEPROM61から読出して、Bマイコン18へ
出力する。その後、ステップS285へ移行する。
【0198】このように構成することにより、途中まで
露光されたフィルムがカメラに装填された場合でも、二
重露出を防止することができ、またフィルムの磁気トラ
ックに既に記録されているデータを破壊することを防止
することができる。
【0199】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、最終駒
まで撮影せずに途中取り出しを行ったフィルムを再度使
用する場合にも、二重露出を防止すると共に既に記録さ
れているデータを破壊することのないカメラシステムを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカメラシステムに従った第1の実施
例で、概略を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用されたカメラシステムの鳥瞰図
である。
【図3】図2のカメラシステム全体のブロック構成図で
ある。
【図4】図3の駆動回路とバッテリチェック回路の詳細
を示したブロック構成図である。
【図5】図2の測光回路の詳細を示した構成図である。
【図6】裏蓋モジュールの構成と、ボディ用マイクロコ
ンピュータ(Bマイコン)とモジュール用マイクロコン
ピュータ(Mマイコン)の制御ラインを示した図であ
る。
【図7】フィルム給送機構をカメラ本体の後方より透視
した斜視図である。
【図8】カメラのフィルム給送機構及びその周辺部を後
方より透視したもので、裏蓋モジュールがカメラ本体に
装着された状態での斜視図である。
【図9】フィルムパトローネを示す斜視図である。
【図10】Aモード〜Eモードに於ける通信動作時のタ
イムチャートである。
【図11】Gモードに於ける通信動作時のタイムチャー
トである。
【図12】Hモードに於ける通信動作時のタイムチャー
トである。
【図13】Iモードに於ける通信動作時のタイムチャー
トである。
【図14】Jモードに於ける通信動作時のタイムチャー
トである。
【図15】Kモードに於ける通信動作時のタイムチャー
トである。
【図16】Lモードに於ける通信動作時のタイムチャー
トである。
【図17】EEPROMのメモリマップを示した図であ
る。
【図18】Bマイコンの動作を説明するフローチャート
である。
【図19】“初期巻上げ”の動作を説明するサブルーチ
ンである。
【図20】“初期巻上げ”の動作を説明するサブルーチ
ンである。
【図21】“1駒巻上げ”の動作を説明するサブルーチ
ンである。
【図22】“巻戻し”の動作を説明するサブルーチンで
ある。
【図23】“巻戻し”の動作を説明するサブルーチンで
ある。
【図24】“測光演算”の動作を説明するサブルーチン
である。
【図25】“バッテリチェック”を説明するサブルーチ
ンである。
【図26】“バッテリチェック”の他の例を説明するサ
ブルーチンである。
【図27】Mマイコンの動作を説明するフローチャート
である。
【図28】“モード変更”について説明するサブルーチ
ンである。
【図29】“データ変更”について説明するサブルーチ
ンである。
【図30】“通信”の動作を説明するサブルーチンであ
る。
【図31】“通信”の動作を説明するサブルーチンであ
る。
【図32】トリミングモードに於けるプリント時の範囲
を示した図である。
【図33】写し込みモードの変化の状態を示した図であ
る。
【図34】修正する「桁」の表示の変化の状態を示した
図である。
【図35】トリミングモードの変化の状態を示した図で
ある。
【図36】図22のサブルーチンのステップS119〜
S121の処理が存在する理由について説明する図であ
る。
【図37】図30のサブルーチンのステップS295の
写し込み動作について説明するタイムチャートである。
【図38】データの記録動作について説明するタイムチ
ャートである。
【図39】図31のサブルーチンのステップS312の
処理動作について説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1…フィルム、1a…磁気記録部、1b…パーフォレー
ション、2…フィルム給送部、3…磁気ヘッド、4…デ
ータ記録再生部、5…記憶部、6…撮影済み駒検出部、
7…露出禁止部、8…データ記録禁止部、10…カメラ
本体、11…レリーズスイッチ、12…パトローネ収納
室、13…巻取りスプール、14…裏蓋モジュール、1
5…コネクタ、16…操作スイッチ、17…表示部、1
8…ボディ用マイクロコンピュータ(Bマイコン)、1
9…測光回路、20…測距回路、21…シャッタ制御機
構、22…絞り制御機構、23…焦点調節機構、24…
表示回路、25…記憶回路、26…ストロボ制御回路、
27…DXコード読出し回路、28…駆動回路、29…
フィルム給送機構、30…バッテリチェック回路、31
…信号処理回路、32…ホトインタラプタ(PI)、3
3…モジュール用マイクロコンピュータ(Mマイコ
ン)、34…データ記録回路、35…データ写し込み回
路、36…D/Aコンバータ、46…フィルム巻上げ巻
戻しモータ(M1)、49…フィルム送出しモータ(M
2)、51…A/Dコンバータ。
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】図1は、この発明のカメラシステム概略
を示すブロック図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】次に、この発明のカメラシステムに従っ
施例を説明する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正内容】
【0091】初めに、ステップS31では、サブルーチ
ン“ッテリチェック”を実行する。次いで、ステップ
S32にてレジスタPICOをクリアする。このPIC
Oは、入力ポートP_PIへ入力されるPIのパルス信
号をカウントするために使用するものである。そして、
ステップS33にて、フィルム送出しモータ49(M
2)を、反時計方向に回転駆動させる。この動作によ
り、フィルム1がパトローネ74から巻取りスプール1
3へ向けて送出される。上記フィルム1が送出されると
き、パトローネ1bとスプロケット83が噛合する。こ
の状態でスプロケット83が回転すると、P_PIへP
I32のパルス信号が入力されることになる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0150
【補正方法】変更
【補正内容】
【0150】上記VWR1 は、モジュールが装着されてい
ないとき、撮影者に警告を与えるか否かの判定をするた
めの電池電圧である。モジュールが装着されているとき
は、電池にかかる負荷が大きくなるため、同じ電圧を判
定レベルに使用することはできない。したがって、ステ
ップS164では、V WR2 をVREF1にセットする。すな
わち、V WR2 >V WR1 である。尚、このV WR2 も記憶回
路25に記憶されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0162
【補正方法】変更
【補正内容】
【0162】次いで、ステップS203では、発振子X
1のクロック信号をカウントすることで、「年」、
「月」、「日」、「時」、「分」の写し込みデータを作
成する。そして、ステップS204に於いて、Mマイコ
ン33からの通信要求がないかを判定する。この通信要
求がなければステップS203へ移行する。ここで、P
_qがHiからLowに変化すると、ステップS20
6へ移行して、サブルーチン“通信”を実行する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図29
【補正方法】変更
【補正内容】
【図29】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露出動作に連動してデータを記憶し、磁
    性媒体を有したフィルムをパトローネへ巻戻す動作に連
    動して上記データを上記磁性媒体に記録するカメラシス
    テムに於いて、 途中まで露光されたフィルムが装填されたときに該フィ
    ルムの露光済み領域を検出する検出手段と、 この検出手段により検出されたフィルムの露光済み領域
    への露出動作を禁止する第1の禁止手段と、 上記検出手段により検出されたフィルムの露光済み領域
    に対応する磁性媒体にデータを記録する動作を禁止する
    第2の禁止手段とを具備することを特徴とするカメラシ
    ステム。
JP31058292A 1992-11-19 1992-11-19 カメラシステム Withdrawn JPH06160961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31058292A JPH06160961A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 カメラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31058292A JPH06160961A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 カメラシステム

Publications (1)

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JPH06160961A true JPH06160961A (ja) 1994-06-07

Family

ID=18006981

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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