JPH0616105B2 - 多チャンネル電離箱型x線検出器 - Google Patents

多チャンネル電離箱型x線検出器

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JPH0616105B2
JPH0616105B2 JP63263629A JP26362988A JPH0616105B2 JP H0616105 B2 JPH0616105 B2 JP H0616105B2 JP 63263629 A JP63263629 A JP 63263629A JP 26362988 A JP26362988 A JP 26362988A JP H0616105 B2 JPH0616105 B2 JP H0616105B2
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JP
Japan
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ionization chamber
chamber type
ray detector
insulating layer
channel ionization
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JP63263629A
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治夫 黒地
誠 郷野
茂 渡邉
教郎 新井
克典 新田
清一 西川
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Fujikura Ltd
GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
Fujikura Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、X線CT装置等に用いられる多チャンネル電
離箱型X線検出器に関するものである。さらに詳しく
は、ベースとなる金属モリブデン板と導体箔との間の絶
縁層の改良に関するものである。
[従来の技術] X線CT装置に用いられる多チャンネル電離箱型X線検
出器は、第4図に示すようにキセノンガスを封入した容
器50の中に信号検出用の電極板51とバイアス電圧印
加用の電極板52が交互に配置されている。これらの電
極板51,52は共に金属モリブデン等のX線遮蔽性金
属で構成される。電極板51の両面には信号を検出する
ための絶縁された電極が形成されている。電極板51
は、第2図に断面図で示すように、ポリイミド樹脂等の
フィルム2上に銅箔3をエポキシ樹脂41で接着してな
るフレキシブル銅張板を、金属モリブデン板1にエポキ
シ樹脂42で接着して構成される。
[発明が解決しようとする課題] しかし、接着剤として用いられるエポキシ樹脂に起因し
て次のような不都合が生じる。すなわち、まず銅箔3の
エッチングなどによってエポキシ樹脂層41の表面が露
出するのが避けられないので、エポキシ樹脂の誘電率が
大きいことに基づき電離イオンの吸着現象が生じ、入射
X線に対する多チャンネル電離箱型X線検出器の出力信
号の応答が遅くなり、最終的に再構成画像の品質を劣化
させる。次に、接着剤の層の厚みが加わることにより電
極板全体の厚みが厚くなるので、多数の電極板が厚みの
方向に一定の狭い間隔で配置され、電極板同士の間隔が
X線の入射窓の有効幅を決めている多チャンネル電離箱
型X線検出器においては、電極板の厚みが厚いとX線の
利用効率が悪くなる。さらにエポキシ樹脂自体の絶縁性
があまり良くないので、信号電流の集電用に高電圧が印
加される多チャンネル電離箱型X線検出器においては、
エポキシ樹脂露出面を流れる沿面の漏洩電流が問題とな
る。
本発明の目的は、入射X線に対する出力信号の応答が速
く、X線の利用効率が良い多チャンネル電離箱型X線検
出器を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決する本発明の多チャンネル電離箱型X
線検出器は、絶縁層を介在して金属モリブデン板の少な
くとも1つの面に導体箔を形成して構成された複数の電
極板を備えるものであって、前記電極板の絶縁層は比誘
電率が3.5以下の合成樹脂の層であることを特徴とす
る。
又、前記電極板の絶縁層は比誘電率が3.5以下、ガラ
ス転移温度が180℃以上の合成樹脂の層であることを
特徴とする。
又、これらの電極板は、その両面に絶縁層を介して導体
箔を形成したものであることが好ましい。
又、これらの電極板の合成樹脂の層は、ポリイミド系樹
脂、フッ素系樹脂及び珪素樹脂のうちのいずれか1つ又
は複数のものからなることが好ましい。
[作用] 本発明によれば、電極板の絶縁層がエポキシ樹脂による
装着層を含まず、誘電率が小さく、接着層による厚みの
増加がなく、かつ沿面の絶縁性の良好なものとなる。
[実施例] 本発明の実施例を説明する。多チャンネル電離箱型X線
検出器の概要は第4図に示した従来のものと同様である
が、電極板51の構造が異なっている。その電極板を第
1図に断面図で示して説明する。第1図において、1は
ベースとなる金属モリブデン板、2は絶縁層、3は銅な
どの導体箔の層である。ここで、絶縁層2は、比誘電率
が3.5以下、ガラス転移温度が180℃以上の合成樹
脂材料からなることを特徴とする。比誘電率が3.5を
越えるとこの値はエポキシ樹脂の比誘電率4.0に近く
なり、特性改善の効果が出ない。またガラス転移温度が
180℃を下回ると、はんだ付けなどによって熱が加わ
るときに絶縁層が歪んで、金属モリブデン板との接着が
弱くなったり基板が反ったりするおそれがある。なお、
はんだ付けなどによる熱が加わる可能性がない場合には
ガラス転移温度はこれより低くてもよい。これらの条件
を満たし、金属モリブデンとの接着性、耐電圧性、耐放
射線性、耐環境性に優れた絶縁材料としては、1つには
ポリイミド系樹脂すなわち、例えば、ポリアミック酸よ
り縮合反応によって形成される全芳香族ポリイミド、ポ
リアミノビスマレイド、ポリケトンイミド、ポリイミド
変成したエポキシ樹脂やフェノール樹脂などが適当であ
り、次にはフッ素系樹脂すなわち、例えば、ポリテトラ
フルオロエチレン、ポリビニリデンフロライド、テトラ
フルオロエチレンヘキサフルオロプロピレン コポリマ
ーなどが適当であり、その他には珪素樹脂ポリマーなど
を使用することができる。これらの樹脂は、絶縁層の厚
さを5μmないし60μmにすることが可能である。絶
縁層は、上記材料のいずれか1つによる単一の層ばかり
でなく、それぞれ異なる材料の複数の層からなるように
してもよい。このような樹脂層と金属モリブデン板との
接着の信頼性を高めるためには、金属モリブデン板の表
面を機械的な表面処理であるサンドブラスト処理や化学
的な表面処理を施して、表面積を大きくしたり表面を活
性化したりするとよい。絶縁層の上に設ける導体層は、
適宜のパターンをサブトラクティブ法あるいはアディテ
ィブ法によって形成することができる。導体層の材料と
しては銅を用いるのが普通であるが、それに限るもので
はない。このような本発明の多チャネル電離箱型X線検
出器用電極板は、絶縁層がエポキシ樹脂による接着層を
含まず、誘電吸収が小さく、接着層による厚みの増加が
なく、かつ沿面の絶縁性の良好なとののなる。
次に、金属モリブデンベース導体張板の具体的な製作方
法を3つの実施例について説明する。これらの方法によ
って制作される金属モリブデンベース導体張板は、本発
明の多チャンネル電離箱型X線検出器に適用されるもの
である。
例1 ポリアミノビスマレイドのプレポリマーを、N−メチル
−2−ピロリドンとN,N′,ジメチルホルムアミドの
混合溶剤(1:1)に溶解して20%溶液とする。この
溶液を、厚さ18μmの電解銅に塗布し180℃で10
分間乾燥する。また同溶液を、10%硫酸と過酸化水素
水で表面処理した厚さ150μmの金属モリブデン板の
両面に塗布して250℃で20分間乾燥する。次に、こ
れら塗工済の銅箔と金属モリブデン板とを300℃で1
50kg/cm2の条件で1時間プレスして、両面銅張板を
形成する。このとき、絶縁層2の厚さは約40μmとな
り、比誘電率は3.1であった。銅張板全体の厚さは2
70μmであった。
例2 ポリパラバン酸(30%のN,N′ジメチルホルムアミ
ド溶液)を圧延銅箔(厚さ18μm)の片面に塗布し、
160℃で10分間乾燥する。また、同溶液を厚さ15
0μmのサンドブラスト処理した表面粗さ約3μmの金
属モリブデン板の両面に塗布し、160℃×10分間乾
燥する。両者を熱ラミネーター(温度設定190℃)で
圧着後、真空プレスにより、320℃×100km/cm2
×2時間の条件で貼り合わせて、両面銅張板を作成す
る。このときの絶縁層の厚さは約40μmとなり比誘電
率は3.0であった。銅張板全体の厚さは270μmで
あった。
例3 ポリアミノビスマレイドのプレポリマーを、N−メチル
−2−ピロリドンとN,N′,ジメチルホルムアミドの
混合溶剤(1:1)に溶解して、20%溶液とする。こ
の溶液を、厚さ150μmのサンドブラスト処理した表
面粗さ約3μmの金属モリブデン板の両面に塗布し、3
00℃で2時間乾燥して絶縁層を形成する。そしてこの
絶縁層の上に銀ペーストでスクリーン印刷して導体の層
を形成する。このときの絶縁層2の厚さは約30μmと
なり、比誘電率は3.1であった。
以上の実施例と対比するために、第2図の従来例の製作
方法を説明すれば、まず厚さ25μmのポリイミドフィ
ルム2の片面に厚さ18μmの電解銅箔3をエポキシ樹
脂系の接着剤41で接着する。次に、このポリイミドベ
ース銅張板を、厚さ150μmのサンドブラスト処理し
た表面粗さ約3μmの金属モリブデン板1の両面に、厚
さ20μmのエポキシ樹脂系接着剤42を用いて、16
0℃×100kg/cm2×2時間の条件で貼り合わせる。
このときの絶縁層41−2−42の厚さは約70μm
で、比誘電率は4.0であった。銅張板全体の厚さは3
40μmであった。この従来例と比較すると、上記3つ
の実施例は、銅張板全体の厚さが70μm(約20%)
減少し、かつ比誘電率がほぼ1.0(約25%)減少し
ていることがわかる。
また、誘電吸収の差異をグラフで示せば第3図のように
なる。第3図は電極板に吸収された電離イオンの放出に
伴って対抗電極との間に生じる電圧を示すもので、対抗
電極との間に一定の電荷を充電した状態からそれを一旦
放電しその後に電極板間に現れる電圧の推移を示してい
る。電圧の値は充電の初期値で正規化されている。一旦
の放電によってその後の電極板間電圧は零になるべきで
あるが、誘導体に吸収された電離イオンの”湧き出し”
により電圧が発生する。そのような電圧が従来例におい
ては曲線aのようになり、これに対して本発明において
曲線bのように大幅に減少したものになる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、入射X線に対する出力信
号の応答が速く、X線の利用効率が良い多チャンネル電
離箱型X線検出器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の断面図、第2図は従来例の断面
図、第3図は誘電吸収の影響を示すグラフ、第4図は本
発明の実施例及び従来例を示す構成図である。 1:金属モリブデン板、2:絶縁層、3:導体箔層、4
1,42:エポキシ樹脂系接着層、51:電極板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 教郎 東京都立川市栄町6丁目1番3号 横河メ ディカルシステム株式会社内 (72)発明者 新田 克典 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内 (72)発明者 西川 清一 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内 審査官 石井 良和

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁層を介在して金属モリブデン板の少な
    くとも1つの面に導体箔を形成して構成された複数の電
    極板を備えた多チャンネル電離箱型X線検出器におい
    て、前記電極板の絶縁層は比誘電率が3.5以下の合成
    樹脂の層であることを特徴とする多チャンネル電離箱型
    X線検出器。
  2. 【請求項2】絶縁層を介在して金属モリブデン板の少な
    くとも1つの面に導体箔を形成して構成された複数の電
    極板を備えた多チャンネル電離箱型X線検出器におい
    て、前記電極板の絶縁層は比誘電率が3.5以下、ガラ
    ス転移温度が180℃以上の合成樹脂の層であることを
    特徴とする多チャンネル電離箱型X線検出器。
  3. 【請求項3】電極板は導体箔が絶縁層を介在して金属モ
    リブデン板の両面に形成されたものであることを特徴と
    する請求項(1)又は(2)記載の多チャンネル電離箱型X
    線検出器。
  4. 【請求項4】合成樹脂の層は、ポリイミド系樹脂、フッ
    素系樹脂及び珪素樹脂のうちのいずれか1つ又は複数の
    ものからなることを特徴とする請求項(1),(2)又は
    (3)記載の多チャンネル電離箱型X線検出器。
JP63263629A 1988-10-19 1988-10-19 多チャンネル電離箱型x線検出器 Expired - Lifetime JPH0616105B2 (ja)

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JPH02108529A JPH02108529A (ja) 1990-04-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CA1198662A (en) * 1980-09-22 1985-12-31 National Aeronautics And Space Administration Process for preparing high temperature polyimide film laminates
JPS58165689U (ja) * 1982-03-26 1983-11-04 横河電機株式会社 X線検出器
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JPS63116491A (ja) * 1986-11-05 1988-05-20 松下電工株式会社 金属ベ−ス配線基板

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