JPH0616280Y2 - 流動床燃焼装置 - Google Patents

流動床燃焼装置

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JPH0616280Y2
JPH0616280Y2 JP8999488U JP8999488U JPH0616280Y2 JP H0616280 Y2 JPH0616280 Y2 JP H0616280Y2 JP 8999488 U JP8999488 U JP 8999488U JP 8999488 U JP8999488 U JP 8999488U JP H0616280 Y2 JPH0616280 Y2 JP H0616280Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばコーヒー粕,ビール粕などの高含水残
渣物を燃焼させる残渣物燃焼装置などの流動床燃焼装置
に関するものであり、詳しくは流動床を複数備えた流動
床燃焼装置の上流側流動床と下流側流動床との間に設け
られるガス分散板のガス噴出ノズルの閉塞がなくなるよ
うに改良した流動床燃焼装置に関するものである。
[従来の技術] 本出願人は先に特願昭63−26628号において高水
分を含有した廃棄物である例えばコーヒー粕,ビール粕
などの高含水残渣物用の燃焼装置として第8図に示すよ
うな2段式の流動床燃焼装置を提案した。この流動床燃
焼装置の概略を第8図に基づいて説明すると、流動床燃
焼装置は最下段に空気室1、中段に1次流動燃焼室2、
最上段に2次流動燃焼室3が備えられて全体が構成され
ている。空気室1の側方には助燃用バーナ4と燃焼用兼
流動化用空気の導入口7が設けられている。この空気室
1と1次流動燃焼室2の間には、垂直方向に多数の空気
噴出ノズル10が水冷管12の間に位置して並置されて
設けられたガス分散板11が設けられており、空気噴出
ノズル1のガス分散板11を貫通した上端部にはキャッ
プ13が設けられている。1次流動燃焼室2は前記空気
室1から空気噴出ノズル10を通して供給される空気に
よって砂などの流動媒体14を流動化させて形成させる
1次燃焼流動床15とその上部の1次燃焼空間16とで
構成され、さらに1次流動燃焼室2には流動床15中に
開口されて、残渣物17を空気輸送させる残渣物供給管
18が設けられている。なお、19は残渣物供給装置で
ある。
一方、1次流動燃焼室2と2次流動燃焼室3との間にも
水冷管24を付設したガス分散板25が設けられてお
り、この分散板25を貫通して垂直方向に水冷管12の
間には多数のガス噴出ノズル23が設けられている。ガ
ス噴出ノズル23の上端部にはキャップ26が設けられ
ている。
2次流動燃焼室3は1次流動燃焼室2から前記ガス分散
板25のガス噴出ノズル23を通して供給される1次流
動燃焼室2での燃焼廃ガスによって砂などの流動媒体2
8を流動化させて形成させる2次燃焼流動床27と、そ
の上部の2次燃焼空間29および燃焼ガスの熱回収を行
なう伝熱チューブ30から構成されており、その上部に
は廃ガス出口31が設けられている。
一方、この燃焼装置の前記ガス分散板25に設けられる
ガス噴出ノズル23は第9図にその詳細を示すように、
分散板25から突出した部分の上端にキャップ26が設
けられ、その下方には水平方向にガス噴出穴23aが穿
設され、キャップ26はこの噴出穴23a内に流動媒体
28が流入して下方の1次流動燃焼室2内に落下しない
ようにして構成される。
このような構造の高含水残渣物用の燃焼装置の作動を説
明すると、空気室1から助燃用バーナ4からの燃焼ガス
と流動化用空気を空気分散板11の空気噴出ノズル10
から1次流動燃焼室2内に供給して1次燃焼流動床15
を形成させ、残渣物供給管18からコーヒー粕などの高
含水残渣物17を流動床15中に供給すると、1次燃焼
流動床15と1次燃焼空間16で残渣物17は例えば約
70%燃焼され、残りの約30%の未燃分の残渣物およ
び1次流動燃焼室2で発生した灰は上部のガス分散板2
5のガス噴出ノズル23に入り、その噴出穴23aから
2次流動燃焼室3内に導入されて、この2次流動燃焼室
では2次流動床27が形成され、この2次流動床27と
2次燃焼空間29で前記約30%の残りの残渣物が燃焼
される。そして、燃焼廃ガスの保有熱は伝熱チューブ3
0により吸収されて回収され、蒸気ボイラあるいは温水
ボイラとしても有効に利用される。
[考案が解決しようとする課題] 1次流動燃焼室2でコーヒー粕などの高含水残渣物や石
炭などの固体燃料を燃焼させると、1次流動燃焼室2で
の未燃物や灰は燃焼廃ガスと共に、前記1次流動燃焼室
2と2次流動燃焼室3の間にあるガス分散板25のガス
噴出ノズル23内を高速で通過して2次流動燃焼室3内
に流入するが、この過程において第9図に示すように、
ガス噴出ノズル23内では灰を同伴した燃焼廃ガスがノ
ズル23頂部のキャップ26の下面にまず直角方向に高
速流で衝突し、その後、ガス流が反転してキャップ26
下方のノズル23の噴出穴23aから2次流動燃焼室3
内へ噴出するため、前記キャップ26の下面への灰の衝
突によりキャップ26下面に灰の溶着,固着が起こりこ
れが漸次積層していき、ついにはガス噴出穴23aを塞
いでしまい、ガスの流れが妨げられて、ガス分散板25
における差圧が大きくなって燃焼装置の運転ができなく
なるという問題があった。このような灰の溶着は灰の溶
融点が低い残渣物や固定燃料を燃焼させる場合に特に著
しい。また、低燃焼負荷時には、下流側流動床の流動媒
体の流動状態がアンバランスになり、流動媒体の流動化
が悪く、ガスの流れの少ないガス噴出ノズル23内に灰
がたまり易くなり、その結果高負荷になった時も灰がた
まったままなのでガス分散板25における差圧が大きく
なって運転できなくなるという問題があった。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであ
り、ガス分散板のガス噴出ノズルの灰の付着や溶着によ
る閉塞をなくし、安定した運転が行なえる流動床燃焼装
置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の流動床燃焼装置
は、上流側の流動床と下流側の流動床の間に、水冷管を
付設し、ガス噴出ノズルを有するガス分散板を備えた流
動床燃焼装置において、前記ガス分散板のガス噴出ノズ
ルを直管で形成し、このガス噴出ノズルを、前記水冷管
の間で、下流側流動床の流動媒体の安息角よりも小さい
角度で傾斜させて多数並置して取付けた流動床燃焼装置
としたものである。
前記ガス噴出ノズルはその傾斜方向を互いに逆向きにし
て多数取付けても良い。
また、前記ガス噴出ノズルに圧縮ガス導入孔を設けると
後記するようにさらに効果的である。
また、前記ガス噴出ノズルの直管の途中に絞り部を形成
し、この絞り部よりもやや下流位置の管壁に圧縮ガス導
入孔を設けることもできる。
[作用] 上記のように構成された流動床燃焼装置の上流側流動床
からの灰などを伴った燃焼ガスは上流側流動床と下流側
流動床との間に備えられたガス分散板の多数のガス噴出
ノズルに流入してこの中を高流速で流れて下流側流動床
へ排出されるが、このとき各々のガス噴出ノズルは直管
で形成され、ガスとの衝突物がなく、ガスの方向転換が
ないので、灰のノズル内への付着が極力防止され、ガス
がガス噴出ノズル内を円滑に流れ、燃焼装置が安定して
運転される。そして、燃焼装置を休止した時などでもガ
ス噴出ノズルが下流側流動床の流動媒体の安息角よりも
小さい角度で傾斜させて取付けたことにより、ノズル内
を通って下方の上流側流動床へ落下することがなく、上
流側および下流側の流動床の流動媒体も正規の量が維持
され、再稼動が円滑に行なわれる。
また、多数のガス噴出ノズルはその傾斜方向を互いに逆
向きに取付けると、ガスが一方方向にのみ流れて偏流を
起こして下流側流動床の流動媒体の流動化が不均一にな
ることなく、互いに逆向きのノズルから噴出されるガス
が上記流動媒体を均等に吹き上げるので流動化が均等化
され、下流側流動床における燃焼作用などの作用が効率
的に行なわれる。
また、前記ガス噴出ノズルに圧縮ガス導入孔から圧縮空
気などを供給すれば、特に低負荷時には流動化の悪い灰
はノズル内にたまり易くなるが、このような場合でも灰
を圧縮ガスにより容易に吹きとばして清掃することがで
き、安定した運転が行なわれる。
さらに、ガス噴出ノズルの直管の途中に絞り部を形成
し、この絞り部よりも下流位置の管壁に圧縮ガス導入孔
を設けると、ガス噴出ノズルの絞り部より下流側はベン
チュリ効果により負圧となり、圧縮ガス導入孔部の圧力
は常にノズル管外よりも管内の方が低くなるので、下流
側流動床の圧力変動(所謂、息をする現象)による灰の
ガス噴出孔からの排出現象が阻止され、圧縮ガスの供給
をしない時でも灰がガス噴出孔に入って来ることはな
く、ガス噴出孔に灰が付着して噴出孔を閉塞することが
なく、燃焼装置は円滑に運転される。
[実施例] 以下、第1図〜第7図に基づいて本考案の実施例を説明
する。なお、本実施例においては前記第8図と同一部分
あるいは相当する部分には同一符号を用い、その説明は
省略する。
第1図に示すように、本実施例の流動床燃焼装置は、上
流側の1次流動燃焼室2と下流側の2次流動燃焼室3と
の間に設けるガス分散板35の構成において、および1
次流動燃焼室2内へ供給する残渣物供給装置をスクリュ
フィーダ32とした点において第8図に示した例と異な
るものである。
ガス分散板35は、第2,3図にその要部を示すように
構成されている。すなわち、燃焼装置の側壁44外側に
各々側壁に沿って延設させて配置された給水集合管40
および排出集合管41との間に、上下に間隔をおいて上
側水冷管36と下側水冷管37を前記給水集合管40あ
るいあは排出集合管41の長手方向に略等間隔で多数並
置させて、燃焼室を横断させて設け、上側水冷管36と
下側水冷管37とをそれぞれその水平方向に隣接する水
冷管同士の間を複数枚の上側平板42および複数枚の下
側平板43によって連結させ、かつ、最も外側の水冷管
42,43と燃焼装置側壁44との間を平板42a,4
3aによって連結して多数の水冷管36,37群を支持
固定している。したがって上下の平板42,42a,4
3,43aおよび水冷管36,37および側壁44で包
囲される空間は密閉させた圧縮ガス室45を形成してい
る(第6図も参照)。一方、平面視で水冷管36,37
と水冷管36,37の間には上側平板42と下側平板4
3とを貫通して水冷管36,37の長手方向に等ピッチ
で多数本(本実施例では5本)のガス噴出ノズル38,
39が傾斜されて取付けられており、水冷管36,37
と水冷管36,37の間に、全て同一方向に傾斜された
ガス噴出ノズル38の列と、この列とは全て逆方向に傾
斜されたガス噴出ノズル39の列が配置されている。こ
のガス噴出ノズル38,39は詳細を第4,5図に示す
ように、上段側の2次流動燃焼室3の2次流動床27の
流動媒体28の安息角RAよりも小さい角度Sで傾斜さ
せて取付けられている。この安息角RAは砂の場合で約
40度であり、石灰石の場合では約32度である。各々
のガス噴出ノズル38,39には前記圧縮ガス室45に
位置する部分の管壁に圧縮ガス導入孔46が設けられて
いる。また、圧縮ガス室45の側壁には第2,3図に示
すように、圧縮ガス供給管49が取付けられており、こ
の供給管49にはフランジを介して自動開閉弁50が設
置され、さらにこの自動開閉弁50は空気タンク51に
接続されている。
なお、図中48は燃焼装置の側壁44の内面に施される
キャスタブルなどの耐火断熱部材、47は燃焼室の内壁
を示す。
このような構成とされたガス分散板35を有する燃焼装
置の作動を説明すると、空気室1の助燃用バーナ4を点
火し流動化用空気を空気分散板11から1次流動燃焼室
2に供給すると、1次流動燃焼室2ではスクリュフィダ
ー残渣物供給装置32から供給されるコーヒー粕などの
例えば水分を60〜70%含む高含水残渣物17は1次
燃焼流動床15を主体として乾燥後、燃焼され、1次燃
焼空間16でも燃焼され、この1次流動燃焼室2で供給
残渣物17の約70%が燃焼される。なお、1次燃焼流
動床15では水分を乾燥させた後、燃焼させるので温度
は800〜900℃に保持される。この燃焼廃ガスや灰
や未燃の残渣物はその上部のガス分散板35に至り、そ
の多数のガス噴出ノズル38,39内を通り、2次流動
燃焼室3内に導入される。ガス分散板35においては、
給水集合管40から多数の上側水冷管36内と下側水冷
管37内に給水され、ガス分散板35の上側平板42,
42a、下側平板43,43a、ガス噴出ノズル38,
39を冷却した後、排出集合管41に送出される。ガス
噴出ノズル38,39は直管で形成されているのでノズ
ル内での流れがスムーズであり、灰のノズル内への付着
が極力防止され、1次流動燃焼室2から2次流動燃焼室
3内へ未燃物などが円滑に送られる。2次流動燃焼室3
に導入された残りの約30%の未燃物は砂からなる流動
媒体28で形成される2次燃焼流動床27中で完全燃焼
され、その燃焼熱は伝熱チューブ30により吸収されて
回収され、蒸気ボイラまたは温水ボイラとして有効に利
用される。熱交換を終えた廃ガスは廃ガス出口31から
排出される。
なお、この実施例のようにガス噴出ノズル28とガス噴
出ノズル29とを逆向きの傾斜をもたせてガスを2次流
動燃焼室3内に導入するようにすれば、流動媒体28の
流動方向の一方への偏りが極力防止されて流動化が均一
にされ、2次燃焼流動床においてより効率の良い燃焼作
用が行なわれる。そして、第4図に示すようにガス噴出
ノズル28,29を2次燃焼流動床27の流動媒体28
(本実施例では砂)の安息角RAよりも小さくした角度
Sで傾斜させて取付けられているので、運転休止中など
でも砂がガス噴出ノズル28,29内を通って下方の1
次燃焼空間16へ落下することがない。なお、第4図に
示すように、砂はガス噴出ノズル38の上方位置のA点
において落下を阻止され、それ以降に落ちることはな
い。
一方、運転停止後、自動開閉弁50を開いて空気タンク
51から圧縮空気などの圧縮ガスを供給管49を介して
ガス室45に供給すると、全てのガス噴出ノズル38,
39の圧縮ガス導入孔46からノズル38,39内に圧
縮ガスが導入され、ノズル38,39内の灰などの残留
物を吹きとばしてノズル38,39内が清掃される。
この作動は運転停止時に行なう場合に限らず、通常の運
転中でも一定時間毎に自動開閉弁50を開いて瞬間的に
圧縮空気を供給することにより、常にノズル38,39
内をきれいに保った運転をするようにすることもできる
し、また、低負荷運転中にこのような作動を行なえば、
流動化の悪い灰のノズル38,39内への滞留を防止す
ることができ、安定して運転が行なわれ、特に効果的で
ある。
特に、コーヒー粕,ビール粕などの残渣物を燃焼させる
場合には、これらの灰(K2Oが多い)は融点が低く固
着しやすい性質を有しているが、このようなガス噴出ノ
ズル38,39の構造を採用したことによって、ノズル
内の灰の付着がなく、長期安定運転が可能になった。
なお、以上の実施例では圧縮ガス室45は周囲が燃焼装
置の側壁44で囲まれる1個の室で形成した場合を示し
たが、このガス室45は上側水冷管36と下側水冷管3
7の間に上下方向に平板を入れて連結し、これを上側,
下側水冷管36,37の長手方向と直角方向に一定間隔
で施して区画された複数のガス室45として形成し、各
々のガス室45に圧縮ガス供給管や自動開閉弁を設けて
空気タンクなどの圧縮ガス供給源と接続させて構成して
も良い。このようにすれば、特に大型の燃焼装置におい
てはガス噴出ノズル38,39の圧縮ガス導入孔46へ
の圧縮ガスの供給がより均等に行なえ、確実な作動が行
なえる。
また、水冷管36,37は集合給水管40と集合排出管
41との間を一本ずつ個々に連結して配設した場合を示
したが、この代りに、例えば第2図において二点鎖線U
で示すように、平面視で相隣る水冷管36の端部を順次
異なる側で交互U字状管Uで接続してジグザグ状の水冷
管とし、1本の水冷管から導入される給水が順次ガス分
散板35内でジグザグ状に循環されて、1本の水冷管か
ら排出させるように構成しても良い。
第7図は、ガス噴出ノズルを、直管の途中に絞り部55
aを形成し、この絞り部55aよりもガス流の下流側に
圧縮ガス導入孔55bを形成したガス噴出ノズル55と
した場合を示すものである。絞り部55aおよび圧縮ガ
ス導入孔55bは圧縮ガス室45内に位置している。
このようにガス噴出ノズル55を構成すると、圧縮ガス
導入孔55b部におけるノズル55内のB点の圧力はベ
ンチュリ効果によりノズル55外のC点の圧力よりも低
く保つことが可能となるので、すなわち、圧力はC点が
高くB点が低くなるので、圧縮空気の供給を行なってい
ない時でも、灰が圧縮ガス導入孔55bを通ってノズル
55内から外へ排出されることが防止され、このため圧
縮ガス導入孔55bの灰の溶着による閉塞を防止するこ
とができる。このような構成のノズル55を採用する
と、2次燃焼流動床27の圧力変動による灰のノズル5
5内への浸入に伴なう圧縮ガス導入孔55bの閉塞防止
に効果的である。すなわち、1次流動燃焼室2の圧力は
例えば+400〜500mmAqであり、ノズル55出
口の圧力は例えば+300〜400mmAqであるが、
ここでは、例えば±50〜100mmAqの数ヘルツの
圧力変動がおこり、灰が圧縮ガス導入孔55bを出入り
するような状況になって圧縮ガス室45内に溜まり易く
なる状態となるが、このような現象が発生しても灰の圧
縮ガス導入孔55b内への浸入を防止することができ
る。
以上の実施例においては、流動床燃焼装置が、上流側流
動床を1次燃焼流動床15とし、下流側流動床を2次燃
焼流動床27とした高含水残渣物用の燃焼装置である場
合について説明したが、本考案は上流側流動床で石炭な
どの固形燃料を燃焼させると共に、ここに伝熱チューブ
を配置して流動床との接触により熱を有効に吸収しうる
ようにし、かつ、下流側流動床を石灰石などの脱硫剤か
らなる流動媒体で形成される脱硫床とし、この脱硫床で
上流側流動床での燃焼廃ガスの脱硫を行ないうるように
した流動床ボイラであっても良い。
また、前記のガス噴出ノズル38,39,55の圧縮ガ
ス導入孔46,55bに供給する圧縮ガスとしては燃焼
用空気導入口7から一部を取出した2次空気であっても
良く、これを圧縮ガス導入孔46,55bへ常時供給す
るようにしたり、また、圧縮空気と併用して供給するよ
うにしても良い。このように2次空気を供給すれば、ノ
ズル38,39,55の清掃のみならず、下流側流動床
の温度調整やNOxの調整などを同時に行なうことがで
きる。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案は次のような優れた効果を
有する。
請求項1の流動床燃焼装置においては上流側流動床の燃
焼廃ガスがガス分散板の直管で形成したガス噴出ノズル
内をスムーズに流れ、燃焼灰などがガス噴出ノズル内部
に付着固化してノズルを塞ぐことが極力阻止されると共
に、ガス噴出ノズルから下流側流動床の流動媒体が下方
の上流側流動床へ排出されることがないので、燃焼装置
を長期にわたって安定して運転することができる。
請求項2の流動床燃焼装置では、下流側流動床の流動化
状態をより均等にすることができるので、ここでの燃焼
作用や脱硫作用を一層良好に行なうことができる。・ 請求項3の流動床燃焼装置では、ガス噴出ノズル内へ浸
入しようとする灰を吹き飛ばして清掃することができる
ので灰が付着することがない。特に、低負荷運転時の流
動化の悪い部分のノズルへの灰の進入作用があっても効
率良く灰をノズル外へ排出させるので一層安定して運転
が行なえる。
請求項4の流動床燃焼装置では、運転中に自然にガス噴
出ノズルの圧縮ガス導入孔への灰の浸入が防止され、常
に圧縮ガス導入孔が開口された状態を維持することがで
きるので、確実に圧縮ガスによりノズル内を清掃するこ
とができ、ノズル内を常にスムーズにガスが流れる。し
たがって、長期にわたり安定して運転が行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図は本考案の実施例を示すものであり、
第1図は高含水残渣物用の燃焼装置の全体を示す概略縦
断面図、第2図はガス分散板を示す平面図、第3図は第
2図のIII〜III線矢視断面図、第4図はガス分散板の要
部拡大縦断正面図、第5図は第4図の平面図、第6図は
第5図のVI〜線断面図、第7図は絞り部を形成したガス
噴出ノズルを示す縦断正面図、第8図は従来の燃焼装置
を示す縦断面図、第9図は従来のガス噴出ノズルの構造
を示す縦断面図である。 1……空気室、2……1次流動燃焼室、 3……2次流動燃焼室、 15……1次燃焼流動床(上流側)、 27……2次燃焼流動床(下流側)、 28……流動媒体(下流側) 35……ガス分散板、36,37……水冷管、 38,39,55……ガス噴出ノズル、 45……圧縮ガス室、 55b,46……圧縮ガス供給孔、 RA……流動媒体安息角、 S……ガス噴出ノズル傾斜角。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上流側の流動床と下流側の流動床の間に、
    水冷管を付設し、ガス噴出ノズルを有するガス分散板を
    備えた流動床燃焼装置において、前記ガス分散板のガス
    噴出ノズルを直管で形成し、このガス噴出ノズルを、前
    記水冷管の間で、下流側流動床の流動媒体の安息角より
    も小さい角度で傾斜させて多数並置して取付けたことを
    特徴とする流動床燃焼装置。
  2. 【請求項2】前記ガス噴出ノズルはその傾斜方向を互い
    に逆向きにして多数取付けたことを特徴とする請求項1
    記載の流動床燃焼装置。
  3. 【請求項3】前記ガス噴出ノズルに圧縮ガス導入孔を設
    けたことを特徴とする請求項1または2記載の流動床燃
    焼装置。
  4. 【請求項4】前記ガス噴出ノズルの直管の途中に絞り部
    を形成し、この絞り部よりもやや下流位置の管壁に圧縮
    ガス導入孔を設けたことを特徴とする請求項1または2
    記載の流動床燃焼装置。
JP8999488U 1988-07-08 1988-07-08 流動床燃焼装置 Expired - Lifetime JPH0616280Y2 (ja)

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JP8999488U Expired - Lifetime JPH0616280Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08 流動床燃焼装置

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JP (1) JPH0616280Y2 (ja)

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JP2572398Y2 (ja) * 1993-08-24 1998-05-20 川崎重工業株式会社 流動層炉

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JPH0214531U (ja) 1990-01-30

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