JPH0616287B2 - マスク付きベクトル演算処理装置 - Google Patents

マスク付きベクトル演算処理装置

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JPH0616287B2
JPH0616287B2 JP57168358A JP16835882A JPH0616287B2 JP H0616287 B2 JPH0616287 B2 JP H0616287B2 JP 57168358 A JP57168358 A JP 57168358A JP 16835882 A JP16835882 A JP 16835882A JP H0616287 B2 JPH0616287 B2 JP H0616287B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はベクトルデータを高速に演算する装置に関す
る。
〔従来技術〕
ベクトルプロセサのより高速な処理を達成するには、よ
り多くの種類の処理をベクトルプロセサにより高速に処
理可能とすることが課題となつている。中でも、FOR
TRANブログラムで、IF文を含むDOループを高速
に処理にするには、より高度の処理装置が必要とされる
が、第1図に示すようなDOループの従来技術による処
理手順を第2図と第3図を用いて説明する。
第1図に示すDOループでは、式(1)にあるような論理
演算の結果の値が“真”であり、かつ、式(2)に示す論
理演算結果が“真”である場合に限り、対応するインデ
クス値:Iを持つエレメント間で、式(3)の加算及び代
入を行い、式(1)か、式(2)のいづれかが成立しないよう
なインデクス値を持つエレメント間での式(3)の加算及
び代入は行わない。このような処理をN組のエレメント
について繰り返す。
第2図は、エレメント数:Nが6で、オペランドA(1
〜6),B(1〜6),C(1〜6),D(1〜6),
F(1〜6),G(1〜6)に適当な数値を仮定し、第
1図の演算を行なつた場合のデータの流れを示したもの
である。
第2図で値“X”はこれらの処理により変更を受けず、
また、この処理に関与しないことを示す。
以下に、その処理手順を示す。
ステツプ1:オペランドA(1〜6)とB(1〜6)の
対応するエレメン同志を、それぞれ比較してベクトルマ
スク:VM(1〜6)を作成する。この場合、対応する
両エレメントの値が一致して論理演算結果が“真”とな
るとき、VMには値“1”を書き、一致しないときVM
には値“0”を書くものとする。従つて本例ではVM
(1〜6)の値はそれぞれ、0,1,0,1,1,0と
なる。
ステツプ2:次のステツプ3で、ベクトルマスク:VM
を格納している、ベクトルマスクレジスタを、再度書込
みに使用する為に、VM(1〜6)の内容を、別のレジ
スタSR1に退避させる。なお、このSR1は、ベクト
ルマスク専用のレジスタではなく、保持データの全エレ
メント分を一括して処理することしか出来ない。その為
に、このステツプは、ステツプ1が全て終了してから行
われる。
ステツプ3:ステツプ(1)と同様に第1図の式(2)の演算
を行い、結果をVM(1〜6)に書込む。ここでも、論
理演算値“真”に対して値“1”,“為”に対して値
“0”を対応させると、この場合のVM(1〜6)の値
は、それぞれ0,1,1,1,0,1となる。
ステツプ4:次のステツプ5で、全エレメント分の一括
処理しか出来ない汎用の演算器を用いて汎用のレジスタ
間の論理演算を行うため、VM(1〜6)の値を汎用の
レジスタSR2に退避する。このステツプもステツプ2
と同じ理由で、ステツプ3が全て終了してから行われ
る。
ステツプ5:SR1とSR2のビツト毎の論理積をSR
3に求める。このステツプはステツプ4が終了してから
行われる。
ステツプ6:ステツプ5で求めたSR3の値をVM(1
〜6)に転送する。
ステツプ7:ステツプ6で得られたVM(1〜6)の値
にをもとに、第1図の式(3)に示す加算と代入を行う。
その際、対応するベクトルマスクVM(I)の値が
“0”のエレメントについては演算の結果を無効とす
る。すなわち、その時のE(I)の値を変更しない。本
例では、第2及び第4エレメントについてのみ演算結果
が主記憶上のE(I)の値を変更するように動作する。
以上の処理の様子を、第3図のタイムチヤートで示す。
タイムチヤートの縦軸は各ステツプを示し、横軸は時間
を示す。各番号は、そのエレメント番号の処理の最初の
サイクルを示しており、ステツプ間の時間的ずれは、起
動時間のずれを示している。
以上述べてきたように、従来技術による複雑な条件文を
含むDOループのベクトルプロセサでの処理は、ベクト
ルマスクレジスタが1つしかない為、一括処理用のレジ
スタに移動して、一括処理による演算処理を行い、出来
あがつた最終的なベクトルマスクを、再びベクトルマス
クレジスタに転送しなければ、条件付きの演算処理が出
来ない。従つて、第3図に見るように、従来技術ではベ
クトル処理が、ステツプ1と、ステツプ3、ステツプ7
に、それぞれ処理時間帯を分けられ、これらのステツプ
間では、処理の並列・高速化ができないという問題があ
つた。
一般に、ベクトルプロセサでは複数ベクトル演算の異な
るエレメントについての処理を、同時並行に処理するこ
とで高速性を達成しているが、ステツプ2,4,5,6
の処理がベクトルプロセサ向きでない為に、第4図のよ
うに、ステツプ1,3,7を並列に処理することを妨げ
ている。
〔発明の目的〕 本発明の目的は、ベクトルマスクの生成、ベクトルマス
ク間の演算処理、及び条件付きベクトル演算処理を、全
て同時並行して処理可能とするベクトル演算処理装置を
提供することにある。
〔発明の概要〕
このため、本発明による装置では、 (1)同時に書込み・読出し可能な複数のベクトルマスク
専用レジスタ。
(2)ベクトルマスク専用レジスタ中のデータを入力とし
て新しいベクトルマスクの値を算出する、1個以上のベ
クトルマスク専用演算器。
(3)ベクトルマスクの書込みと、ベクトルマスク専用演
算器への読出しを同期させる手段。
(4)ベクトルマスクの書込みと、マスク付きベクトル演
算処理用演算器への読出しを同期させる手段。
とを、新たに設けることにより、ベクトルマスクの生
成,ベクトルマスク間演算,条件付きベクトル演算処理
を、全て同時並行して処理することを可能としたもので
ある。
ただし、本明細書では“演算処理”という言葉により、
主記憶参照,ベクトル間の加減算等の演算,結果の主記
憶への格納の全てのものをさし、本明細書の実施例では
マスク付き主記憶格納を例にとる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例を参照して詳細に説明する。第5
図は本発明の一実施例を示す。
本発明に直接関連しない装置部分は、通常のベクトルプ
ロセサと同じ構成を有するものとし、その部分の説明は
簡単にするに止める。
第5図において、101は主記憶装置、102は主記憶
制御装置、103はスカラ処理装置であり、104はそ
の一部であるスカラ命令制御装置、105はベクトル命
令制御装置である。
スカラ命令制御装置104では主記憶制御装置102と
信号線201を介して主記憶装置101から順次読出し
た命令を解読し、これが通常のスカラ命令であるとき
は、スカラ処理装置103にて通常のスカラ演算処理を
行い、信号線202を介し結果を主記憶装置101に書
込む。スカラ命令制御装置104で解読した命令が、ベ
クトル命令列の起動を指示する命令であれば、信号線2
03を介して、ベクトル命令列の主記憶装置101上で
の先頭アドレスと、処理すべきベクトルエレメント数
と、起動信号をベクトル命令制御装置105へ渡す。引
続き、ベクトル命令制御装置105は与えられたアドレ
スに従い、信号線201,204を介してベクトル命令
列を主記憶装置101から順次読出し、ベクトル命令を
解読し、命令中で指定された、レジスタ,演算器,メモ
リリクエタ等が使用可能な状態にあると判断した命令か
ら、それぞれ信号線205,206,207を介して命
令に必要なリソースを起動すると共に、同時に、処理す
べきベクトルエレメント数を含めた制御情報を転送す
る。ベクトル命令のエレメント個々に対する処理は、ベ
クトルレジスタ制御装置110や、ベクトルマスクレジ
スタ制御装置120の送出する。1エレメント毎の処理
の許可信号に従つて進められる。以下、第1図に示した
DOループの処理を行う場合を例にとり、本発明による
ベクトル命令の実行を説明する。本例では、ベクトルレ
ジスタと呼ぶバツフア記憶を用いており、それぞれNエ
レメントからなる一連のデータ、A(1〜N),B(1
〜N),C(1〜N),D(1〜N),E(1〜N),
G(1〜N)を信号線211〜216をを介し、ベクト
ルレジスタ111〜116にそれぞれ格納することが必
要であるが、この間の処理は通常のベクトルプロセツサ
による処理に従うものとする。
第1図の処理を実行するには、上記の処理を行う6つの
命令の他に、A(I)とB(I)を要素ごとに比較し、
比較結果をベクトルマスクレジスタに書込む第7の命
令。同じく、C(I)とD(I)の値の要素ごとの比較
結果を第7の命令で書込んだのとは別のマスクレジスタ
に書込む第8の命令。第7の命令と第8の命令により得
られる2つのベクトルマスク間で論理演算を行い、結果
を第3のベクトルマスクレジスタに書込む第9の命令。
F(I)とG(I)を要素毎に加算し、結果をベクトル
レジスタに格納する第10の命令と、第10の命令によ
つて得られた加算結果を、第9の命令によつて得られた
ベクトルマスクが“1”をとる場合のみ(もしくは、
“0”をとる場合のみ)、E(I)に相当するメモリア
ドレスに書込む、第11の命令が用いられる。
以下第5図に用いて、第1図の処理を説明する。第7の
命令に応答してベクトル命令制御装置は、演算器131
に、ベクトルレジスタ111,112中の値を送り、式
(1)の比較を行なう。この場合、等しいという関係が成
立する場合には、値“1”を、成立しない場合には値
“0”を、信号線231を介し、ベクトルマスクレジス
タ122に書込むものとする。この比較演算は、131
にパイプライン演算器を用いることで、1サイクルに1
エレメントのピツチで進めることができる。第8の命令
は、同様に式(2)の比較を行い、成立に対し“1”を、
不成立に対しては“0”を、パイプライン演算器132
から信号線232を介して、ベクトルマスクレジスタ1
23に書込む。
122と123に書込まれた値の間で、今度は第9の命
令によつて論理積をとる演算が行われる。これは、従来
技術で述べたような、一括処理しか出来ないレジスタ及
び演算器ではなく、ベクトルマスクの専用レジスタ12
1〜123、及び専用のパイプライン演算器141を用
いているため、必要なデータが揃つたエレメント間で
は、ただちに論理積をとる処理に移るように同期され
る。
また、第9の命令で作成されたベクトルマスクの値を、
第11の命令で参照する場合も、メモリに格納するデー
タと、ベクトルマスクが揃つたエレメント間では、直ち
に処理が行われるように同期される。
前者のベクトルマスクレジスタ間の同期機構を第6図で
説明し、後者のベクトルマスクレジスタとベクトルレジ
スタの間での同期機構を、条件付きベクトル演算を例
に、第7図で説明する。
第7,第8の命令で書込まれたベクトルマスクレジスタ
の値は、書込みが全エレメントにわたつて終了していれ
ば、どこから読んでも良いが、途中のエレメントを書き
込んでいる途中なら、書込む前の値を読むと、第1図の
処理が正しく実行されない。この書込み済の範囲を知る
目的で、例えば、比較演算結果を書き込んでから、論理
積をとるため読出されるベクトルマスクレジスタ122
(以下VMR2と呼ぶ)に対応して、書き込み済みエレ
メント数が、どれだけ読み出しエレメント数を上回つて
いるかを蓄える、アツプダウンカウンタ322と、書込
み中であるとか読出し中であるという状態を蓄えるレジ
スタ321を用意する。VMR2から1エレメント読み
出す為の許可信号404は、VMR2が書込み中でない
場合か、書込み中だがこれから読み出そうとするエレメ
ントが書込み済である場合に発行される。カウンタ32
2は書込みエレメント数から読出しエレメント数(もし
くは読出し予定エレメント数)を引いた差を保持してい
るので、このカウンタの値が正であることを示す信号4
01、VMR2が書込み中かつ、読出し中であることを
示す信号402、VMR2が書込み中ではない、単純な
読み出し状態にあることを示す信号403に、AND回
路323、OR回路324の論理をとることで、信号4
04を得ることができる。
また、VMR2とベクトルマスクレジスタ123(以
下、VMR3と呼ぶ)の間で演算をして良いのは、VM
R2も、VMR3も、どちらも1エレメント読み出す許
可信号が揃つている場合に限る。1エレメントの演算許
可信号406は、VMR2の1エレメント読出し許可信
号404と、VMR3の1エレメント読出し許可信号4
05をAND回路301を用いてANDすることにより
得られる。この1エレメントの演算許可信号406によ
つてVMR2と3の読出しアドレス302の値が1追加
され、未処理エレメント数を蓄えたカウンタ303の値
が1でないなら、1減じて、次のエレメント処理へと進
む。この論理積演算はパイプライン演算器141の各ス
テージ、1411〜1413を経て、ベクトルマスクレ
ジスタ121(以下VMR1と呼ぶ)に書込まれる。こ
の際、書込み側のアドレス304やアツプダウンカウン
タ312への加算は、306〜307に示す同期フリツ
プフロツプを適当に追加することで、データの処理の同
期がとられる。VMR1に書き込んだエレメントデータ
を、必要な場合に、書込みと同時に読み出すには、アツ
プダウンカウンタ312への+1動作が行われてから、
実際にデータが122へ書込まれるまでの時間差を、ア
ツプダウンカウンタ312の−1動作が行われてから、
読出しが行われるまでの時間差に等しく設計することが
必要である。本例ではそのために、信号407は307
のフリツプフロツプ群をバイパスしてアツプダウンカウ
ンタ312へ送られている。この307のフリツプフロ
ツプのうち最初のもの3071から、VMR1までの信
号の伝達時間と、312から、第6図では省略されてい
るVR1の読出しアドレス(第7図503)までの伝達
時間を等しくすることによつて、VMR1に書込まれた
データを直ちに読出すことが可能となつている。
第6図で、WTと書かれているのは、それぞれのベクト
ルマスクレジスタへの書込み命令により発行される信号
である。本例では、第1図の式(1)の処理の始まりと共
に、信号421により、VMR2の状態321を、書込
み状態にセツトし、アツプダウンカウンタ322を0に
リセツトする。そして、1エレメント毎の書込み信号4
22により、書き込み数をカウントアツプさせると共に
信号423により、結果をVMR1に書込む。そして、
全エレメント分の処理の終了をカウンタ303の値が1
であるという信号424により検出し、書込み状態にあ
るという記録を311から、読出し状態にあるという記
録を321〜331から解除する。
以上の動作は、第6図で説明しているベクトルマスクレ
ジスタ間演算によるVMR1の書き込み制御方式と同じ
ため、第6図ではVMR2及びVMR3の書込み側の制
御回路は省略してある。
第1図の式(1),式(2)が全エレメント処理されるのを待
たず、式(1)と式(2)のベクトルマスク間演算命令が起動
されると、iNiTと書かれた信号207により、ま
ず、VMR1の状態311が書き込み状態にセツトされ
ると共に、アツプダウンカウンタ312が0にリセツト
されるのは、先に述べた式(1)の処理と同様であるが、
さらにVMR2及びVMR3の状態か、読み出し状態に
セツトされる。従つて本例で第1図のプログラムの処理
を行つた場合、VMR2は読み出しかつ書込み中の状態
となり、信号401がオンで信号403がオフのため、
書き込み済のエレメントのみについて読み出しの許可を
与える制御を行う。
前述の式(1)の命令により1エレメントの書き込みがあ
る度に、カウンタ322は+1されるから、その結果を
使うベクトルマスク間演算では、カウンタ322の値が
正である限り、読み出し許可信号404を発行し、カウ
ンタ322から−1する。例では、簡単の為に408に
より−1しているが、406により−1してもよい。
この408により−1した場合は406により−1した
場合に比べ性能の劣化する場合があるが、この劣化は3
91〜394にある回路により回避できる。信号406
により−1する場合391〜394の回路は不要であ
る。以下では、簡単のため、ベクトルレジスタ,ベクト
ルマスクレジスタの読出し許可信号作成及び、演算許可
信号作成時の391〜394に相当する回路は図面中で
は省略する。
VMR2と同様にVMR3も、読み出し許可信号を作成
し、両者のAND条件をとつた406が最終的な演算許
可信号となつて読み出しアドレス302の値を進め、読
み出し用セレクタ326,336を介して、ベクトルマ
スク専用演算器305にデータを送ると共に、書込み許
可信号としてカウンタ312の値に+1を行い、書込み
アドレス304の値を進める。ここで、演算器141を
ベクトルマスクレジスタ間演算専用とすることで、僅か
なコストの追加により、処理の高速化が可能となつてい
る。第5図では、ベクトルレジスタ用演算器3個、ベク
トルマスク専用演算器1個の構成となつているが、ベク
トルマスク専用演算器は入力データ巾が、前者の32〜
64ビツト/エレメントに対し、後者は1ビツト/エレ
メントであり、コストもそれに順じて少なく出来る。
第6図の制御により、第7〜8の命令と第9の命令が同
期されることが判るが、第7図は、第11の命令と第1
2の命令の同期方法を示したものである。VR2とVR
3の読み出し制御回路は、第6図のベクトルマスクレジ
スタのVMR2とVMR3のそれと同様のものを採用し
ている為、ここでは説明を省く。VMR1の読み出し制
御回路と第6図の読出し制御回路との相違は、502の
フリツプフロツプを条件付き命令でないことを記録させ
るよう、新たに設け、その場合、演算器等に送るベクト
ルマスク値603を、信号602を介して常に“1”に
していることである。このフリツプフロツプにより、条
件付きベクトル演算命令以外にも、同じ演算器505を
使用できる。
また、第6図でVMR2とVMR3の読出し許可信号間
のANDをとつた信号406に相当して、第7図での演
算処理許可(本例では1エレメントの主記憶格納許可)
信号606は、ベクトルマスクレジスタVMR1の読出
し許可信号644と、ベクトルレジスタVR1の読出し
許可信号634と、主記憶書込み制御回路1021から
の受付け許可信号601との間でANDをとつたものと
している。条件付き命令以外の主記憶書込み命令の処理
の場合は、信号207によりレジスタ502に1を格納
し、信号602とOR回路543により、信号644を
常に1に設定する。
〔発明の効果〕
以上のようにして、第4図のタイムチヤートに示したよ
うに従来は3N+3サイクルかかつた処理を、本特許に
よりN+3サイクルで処理できる。この短縮された2N
サイクルの内訳は、ベクトルマスク生成の比較演算命令
と、ベクトルマスク間の論理積演算命令との間での処理
の非並列化による従来方式での損失がNサイクル、論理
積演算命令と、条件付きベクトル演算処理(本例では条
件付き主記憶格納)命令との間での処理の非並列化によ
る従来方式での損失がNサイクルであり、両損失の改善
には、第6図と第7図に示した2通りの同期機構がそれ
ぞれ寄与している。両改善とも、専用のベクトルマスク
レジスタと演算器を使用せずに、通常のベクトルレジス
タを拡張して使用しても可能であるが、専用化すること
により、同じ性能を得る上で、コスト的に32〜64倍
有利であることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図はマスク付きベクトル処理を含むFORTRAN
ブログラム例。第2図は従来技術による第1図ブログラ
ムの処理手順。第3図は、従来技術による図1の処理の
タイムチヤート。第4図は本発明による図1の処理のタ
イムチヤート。第5図は、本発明による処理装置の一構
成例を示す。第6図は、ベクトルマスクレジスタ間の演
算実行制御の一実施例、第7図は条件付きベクトル主記
憶格納処理実行制御の一実施例を示す。121〜123
はベクトルマスク専用レジスタ。 141はベクトルマスク専用演算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 仁 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所神奈川工場内 (56)参考文献 特開 昭57−23174(JP,A) 特開 昭56−22168(JP,A) 特開 昭56−88562(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のベクトルレジスタと、それらに保持
    されたベクトルデータに演算処理を施す複数の演算処理
    手段と、該複数の演算処理手段のいずれかにより使用さ
    れるベクトルマスクをそれぞれ保持する複数のマスクレ
    ジスタと、それらのマスクレジスタに保持されたベクト
    ルマスクに演算を施し、結果をいずれかのマスクレジス
    タに供給するマスク演算器と、第1、第2のマスクレジ
    スタに保持された第1、第2のベクトルマスクを読み出
    し、該マスク演算器に供給し、その結果得られる第3の
    ベクトルマスクを第3のマスクレジスタに書き込んでい
    るときに、その書き込みに並行して、いずれかのベクト
    ルレジスタに保持されたベクトルデータにいずれか一つ
    の演算処理手段によりマスク付き演算を行うために、該
    第3のベクトルマスクの書き込み済の要素と該ベクトル
    データの対応する要素の対を順次読み出す同期手段とを
    有するマスク付きベクトル演算処理装置。
  2. 【請求項2】複数のベクトルレジスタと、それらに保持
    されたベクトルデータに演算処理を施す複数の演算処理
    手段であって、ベクトルマスク作成のための第1、第2
    の演算を実行可能な第1、第2の演算処理手段を含むも
    のと、該複数の演算処理手段のいずれかにより使用され
    るベクトルマスクをそれぞれ保持する複数のマスクレジ
    スタと、それらのマスクレジスタに保持されたベクトル
    マスクに演算を施し、結果をいずれかのマスクレジスタ
    に供給するマスク演算器と、第1、第2の演算処理手段
    により並行して該第1、第2の演算が実行され、結果と
    して得られる第1、第2のベクトルマスクをそれぞれ第
    1、第2のマスクレジスタに書き込まれるときに、第3
    のベクトルマスクの生成のために、その書き込みに並行
    して、該第1、第2のベクトルマスクの互いに対応する
    書き込み済の要素の対を順次読み出し、該マスク演算器
    に供給する第1の同期手段と、いずれかのベクトルレジ
    スタに保持されたベクトルデータにいずれか一つの演算
    処理手段によりマスク付き演算を行うために、第3のマ
    スクレジスタへ該第3のベクトルマスクを書き込むのと
    並行して、該第3のベクトルマスクの書き込み済の要素
    と該マスク付きの演算を受けるべきベクトルデータの対
    応する要素との対を順次読み出す第2の同期手段とを有
    するマスク付きベクトル演算処理装置。
JP57168358A 1982-09-29 1982-09-29 マスク付きベクトル演算処理装置 Expired - Lifetime JPH0616287B2 (ja)

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