JPH06162929A - カラーブラウン管の製造方法 - Google Patents
カラーブラウン管の製造方法Info
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- JPH06162929A JPH06162929A JP4310667A JP31066792A JPH06162929A JP H06162929 A JPH06162929 A JP H06162929A JP 4310667 A JP4310667 A JP 4310667A JP 31066792 A JP31066792 A JP 31066792A JP H06162929 A JPH06162929 A JP H06162929A
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- JP
- Japan
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- sealing
- valve
- funnel
- exhausting
- electron gun
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 内面に蛍光体スクリーンが形成されかつこの
蛍光体スクリーンに対向してシャドウマスクが装着され
たパネルと内面に炭素を主成分とする導電膜の形成され
たファンネルとを封着してバルブを形成する封着工程
と、封着されたファンネルのネック内に電子銃を封止す
る封止工程と、電子銃の封止されたバルブを排気する排
気工程とを備えるカラーブラウン管の製造方法におい
て、封着、封止、排気の各工程間でバルブの温度をほぼ
100℃以上に保持するようにした。 【効果】 バルブおよび管内部材のガス放出を安定にし
てカソードの電子放出特性を良好にしかつ長寿命のカラ
ーブラウン管とすることができる。また加熱時の熱応力
によるバルブのクラックを低減することができる。
蛍光体スクリーンに対向してシャドウマスクが装着され
たパネルと内面に炭素を主成分とする導電膜の形成され
たファンネルとを封着してバルブを形成する封着工程
と、封着されたファンネルのネック内に電子銃を封止す
る封止工程と、電子銃の封止されたバルブを排気する排
気工程とを備えるカラーブラウン管の製造方法におい
て、封着、封止、排気の各工程間でバルブの温度をほぼ
100℃以上に保持するようにした。 【効果】 バルブおよび管内部材のガス放出を安定にし
てカソードの電子放出特性を良好にしかつ長寿命のカラ
ーブラウン管とすることができる。また加熱時の熱応力
によるバルブのクラックを低減することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラーブラウン管の
製造方法に係り、特に安定した品質のカラーブラウン管
が得られるカラーブラウン管の製造方法に関する。
製造方法に係り、特に安定した品質のカラーブラウン管
が得られるカラーブラウン管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラーブラウン管は、図4に示す
ように、ガラス製パネル1 およびこのパネル1 に一体に
接合されたガラス製ファンネル2 からなるバルブを有
し、そのパネル1 の内面に3色蛍光体層からなる蛍光体
スクリーン3 が形成され、この蛍光体スクリーン3 に対
向して、その内側にシャドウマスク4 が装着されてい
る。一方、ファンネル2 のネック5 内に3電子ビーム6
を放出する電子銃7 が封止され、またファンネル2 の径
大部8 内面からネック5 の径大部7 に隣接する部分の内
面にかけて、炭素を主成分とする内面導電膜9 が形成さ
れている。そして、上記電子銃7 から放出される3電子
ビーム6 をファンネル2 の外側に装着された偏向ヨーク
11の発生する磁界により偏向して、上記蛍光体スクリー
ン3 を水平、垂直走査することにより、カラー画像を表
示する構造に形成されている。
ように、ガラス製パネル1 およびこのパネル1 に一体に
接合されたガラス製ファンネル2 からなるバルブを有
し、そのパネル1 の内面に3色蛍光体層からなる蛍光体
スクリーン3 が形成され、この蛍光体スクリーン3 に対
向して、その内側にシャドウマスク4 が装着されてい
る。一方、ファンネル2 のネック5 内に3電子ビーム6
を放出する電子銃7 が封止され、またファンネル2 の径
大部8 内面からネック5 の径大部7 に隣接する部分の内
面にかけて、炭素を主成分とする内面導電膜9 が形成さ
れている。そして、上記電子銃7 から放出される3電子
ビーム6 をファンネル2 の外側に装着された偏向ヨーク
11の発生する磁界により偏向して、上記蛍光体スクリー
ン3 を水平、垂直走査することにより、カラー画像を表
示する構造に形成されている。
【0003】従来、このようなカラーブラウン管は、つ
ぎのように製造されている。
ぎのように製造されている。
【0004】パネルの内面に蛍光体スクリーンを形成
し、この蛍光体スクリーンの形成されたパネルにシャド
ウマスクを装着する。一方、ファンネルの径大部内面か
らネックの径大部隣接部分の内面にかけて内面導電膜を
塗布形成する。つぎにこの内面導電膜の塗布形成された
ファンネルの封着面(径大部側端面)にフリットガラス
を塗布し、このフリットガラスの塗布されたファンネル
と上記蛍光体スクリーンが形成されかつシャドウマスク
の装着されたパネルとを組合わせて加熱し、これらパネ
ルとファンネルとをフリットガラスにより一体に封着
(接合)し、パネルおよびファンネルからなるバルブを
形成する(封着工程)。つぎにそのファンネルのネック
内に電子銃を挿入し、電子銃に取付けられているステム
をネックに加熱溶着して、ネック内に電子銃を封止する
(封止工程)。その後、この電子銃の封止されたバルブ
を加熱し、バルブおよび管内部材からのガス放出を促進
しながら排気する。そしてバルブ内の真空度が十分に上
がった段階で、電子銃のカソードを活性化する(排気工
程)ことにより製造されている。
し、この蛍光体スクリーンの形成されたパネルにシャド
ウマスクを装着する。一方、ファンネルの径大部内面か
らネックの径大部隣接部分の内面にかけて内面導電膜を
塗布形成する。つぎにこの内面導電膜の塗布形成された
ファンネルの封着面(径大部側端面)にフリットガラス
を塗布し、このフリットガラスの塗布されたファンネル
と上記蛍光体スクリーンが形成されかつシャドウマスク
の装着されたパネルとを組合わせて加熱し、これらパネ
ルとファンネルとをフリットガラスにより一体に封着
(接合)し、パネルおよびファンネルからなるバルブを
形成する(封着工程)。つぎにそのファンネルのネック
内に電子銃を挿入し、電子銃に取付けられているステム
をネックに加熱溶着して、ネック内に電子銃を封止する
(封止工程)。その後、この電子銃の封止されたバルブ
を加熱し、バルブおよび管内部材からのガス放出を促進
しながら排気する。そしてバルブ内の真空度が十分に上
がった段階で、電子銃のカソードを活性化する(排気工
程)ことにより製造されている。
【0005】図5に上記封着、封止、排気の各工程の一
例を示す。図において、13は封着工程の封着炉、14は封
着されたバルブの検査装置、15は封止工程の封止機、16
は排気工程の排気炉であり、17は封着〜封止工程間の搬
送コンベア、18は封止〜排気工程間の搬送コンベアであ
る。
例を示す。図において、13は封着工程の封着炉、14は封
着されたバルブの検査装置、15は封止工程の封止機、16
は排気工程の排気炉であり、17は封着〜封止工程間の搬
送コンベア、18は封止〜排気工程間の搬送コンベアであ
る。
【0006】上記のように従来のカラーブラウン管の製
造方法では、封着、封止、排気の各工程では加熱される
が、これら各工程間では、加熱されず、自然冷却となっ
ており、カラーブラウン管は、加熱、冷却を繰返しなが
ら製造されている。しかしこのように加熱、冷却を繰返
しながら製造されると、その都度、バルブおよび管内部
材は、ガス放出、吸着を繰返すことになる。
造方法では、封着、封止、排気の各工程では加熱される
が、これら各工程間では、加熱されず、自然冷却となっ
ており、カラーブラウン管は、加熱、冷却を繰返しなが
ら製造されている。しかしこのように加熱、冷却を繰返
しながら製造されると、その都度、バルブおよび管内部
材は、ガス放出、吸着を繰返すことになる。
【0007】この場合、吸着、放出されるガスは、ファ
ンネルの内面に塗布形成された炭素を主成分とする内面
導電膜が最も多く、たとえばガス放出量は、全ガス放出
量の約90%を占めている。しかもそのガス放出は、図
6に曲線20に示すように、150〜180℃付近をピー
クとしている。このうち、カソードを被毒するH2 O
は、曲線21に示すように160℃付近にピークがある。
CO2 については、曲線22で示すように150℃付近と
280〜300℃付近にピークがある。なお、曲線23は
H2 、曲線24はCOのガス放出曲線である。
ンネルの内面に塗布形成された炭素を主成分とする内面
導電膜が最も多く、たとえばガス放出量は、全ガス放出
量の約90%を占めている。しかもそのガス放出は、図
6に曲線20に示すように、150〜180℃付近をピー
クとしている。このうち、カソードを被毒するH2 O
は、曲線21に示すように160℃付近にピークがある。
CO2 については、曲線22で示すように150℃付近と
280〜300℃付近にピークがある。なお、曲線23は
H2 、曲線24はCOのガス放出曲線である。
【0008】またバルブなどのガラスからは、図7に曲
線25に示すガス放出がおこる。このガス放出は、曲線26
に示すようにガラス表面からのH2 Oが主であり、15
0〜170℃付近に第1次のピークがある。なお、曲線
27はCO2 、曲線28はその他ガスの放出曲線である。
線25に示すガス放出がおこる。このガス放出は、曲線26
に示すようにガラス表面からのH2 Oが主であり、15
0〜170℃付近に第1次のピークがある。なお、曲線
27はCO2 、曲線28はその他ガスの放出曲線である。
【0009】したがって所定の電子放出特性を備えかつ
長寿命のカラーブラウン管を得るためには、排気工程に
おいて、上記バルブおよび各種管内部材から放出される
各ガスを十分に除去することが必要であるが、製造中に
加熱、冷却を繰返すと、バルブおよび各種管内部材から
放出されるガスが安定しなくなる。たとえば真空技術:
上田良二著,岩波全書204 ,p131〜132 によれば、図8
に示すように排気効率が変化する。すなわち、ガラスを
400℃でベーキングし、ついで3分間乾燥空気に接触
させたのちに排気すると、曲線29に示すようになるが、
400℃でベーキングし、ついで大気中に15時間放置
したのちに排気すると、曲線30に示すように排気効率が
低下する。
長寿命のカラーブラウン管を得るためには、排気工程に
おいて、上記バルブおよび各種管内部材から放出される
各ガスを十分に除去することが必要であるが、製造中に
加熱、冷却を繰返すと、バルブおよび各種管内部材から
放出されるガスが安定しなくなる。たとえば真空技術:
上田良二著,岩波全書204 ,p131〜132 によれば、図8
に示すように排気効率が変化する。すなわち、ガラスを
400℃でベーキングし、ついで3分間乾燥空気に接触
させたのちに排気すると、曲線29に示すようになるが、
400℃でベーキングし、ついで大気中に15時間放置
したのちに排気すると、曲線30に示すように排気効率が
低下する。
【0010】そのため、排気においては、バルブの加熱
温度をCO2 の第2次ピークである280〜310℃以
上に設定し、時間を十分に保持しておこなう必要があ
り、排気効率が低下する。また加熱、冷却の繰返しは、
加熱時の熱応力によるクラックにつながり、カラーブラ
ウン管の品質、歩留を低下する。
温度をCO2 の第2次ピークである280〜310℃以
上に設定し、時間を十分に保持しておこなう必要があ
り、排気効率が低下する。また加熱、冷却の繰返しは、
加熱時の熱応力によるクラックにつながり、カラーブラ
ウン管の品質、歩留を低下する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来カ
ラーブラウン管の製造は、封着、封止、排気の各工程に
おいて加熱するが、これら工程間では冷却し、加熱、冷
却を繰返しながら製造されている。しかしこのように加
熱、冷却を繰返しながら製造すると、ガラスからなるバ
ルブおよび管内部材から放出されるガスが安定しなくな
る。そのため、排気においては、バルブの加熱温度をC
O2 の第2次ピークである280〜310℃以上に設定
し、時間を十分に保持しておこなう必要があり、そのた
めに排気効率が低下する。また加熱、冷却の繰返しは、
加熱時の熱応力によるクラックにつながり、カラーブラ
ウン管の品質、歩留を低下するという問題がある。
ラーブラウン管の製造は、封着、封止、排気の各工程に
おいて加熱するが、これら工程間では冷却し、加熱、冷
却を繰返しながら製造されている。しかしこのように加
熱、冷却を繰返しながら製造すると、ガラスからなるバ
ルブおよび管内部材から放出されるガスが安定しなくな
る。そのため、排気においては、バルブの加熱温度をC
O2 の第2次ピークである280〜310℃以上に設定
し、時間を十分に保持しておこなう必要があり、そのた
めに排気効率が低下する。また加熱、冷却の繰返しは、
加熱時の熱応力によるクラックにつながり、カラーブラ
ウン管の品質、歩留を低下するという問題がある。
【0012】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、バルブおよび管内部材からのガス放出特性
を安定させ、かつ加熱時の熱応力によるクラックを軽減
できるカラーブラウン管の製造方法を得ることを目的と
する。
ものであり、バルブおよび管内部材からのガス放出特性
を安定させ、かつ加熱時の熱応力によるクラックを軽減
できるカラーブラウン管の製造方法を得ることを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】内面に蛍光体スクリーン
が形成されかつこの蛍光体スクリーンに対向してシャド
ウマスクが装着されたパネルと内面に炭素を主成分とす
る導電膜の形成されたファンネルとを封着してバルブを
形成する封着工程と、封着されたファンネルのネック内
に電子銃を封止する封止工程と、電子銃の封止されたバ
ルブを排気する排気工程とを備えるカラーブラウン管の
製造方法において、封着工程、封止工程、排気工程の各
工程間でバルブの温度をほぼ100℃以上に保持するよ
うにした。
が形成されかつこの蛍光体スクリーンに対向してシャド
ウマスクが装着されたパネルと内面に炭素を主成分とす
る導電膜の形成されたファンネルとを封着してバルブを
形成する封着工程と、封着されたファンネルのネック内
に電子銃を封止する封止工程と、電子銃の封止されたバ
ルブを排気する排気工程とを備えるカラーブラウン管の
製造方法において、封着工程、封止工程、排気工程の各
工程間でバルブの温度をほぼ100℃以上に保持するよ
うにした。
【0014】
【作用】上記のように、封着、封止、排気の各工程間で
バルブの温度をほぼ100℃以上に保持すると、バルブ
および管内部材、特にファンネルの内面に塗布形成され
ている炭素を主成分とする導電膜からのガス放出を安定
にすることができ、かつ加熱時の熱応力によるバルブの
クラックを低減することができる。
バルブの温度をほぼ100℃以上に保持すると、バルブ
および管内部材、特にファンネルの内面に塗布形成され
ている炭素を主成分とする導電膜からのガス放出を安定
にすることができ、かつ加熱時の熱応力によるバルブの
クラックを低減することができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0016】図1に示すように、ガラス製パネルの内面
に写真印刷法により蛍光体スクリーンを形成する。たと
えば光吸収層を備える蛍光体スクリーンについては、パ
ネルの内面にポリビニルアルコール(PVA)と重クロ
ム酸アンモニウム(ADC)を主成分とする感光膜を塗
布形成し、この感光膜をシャドウマスクを介して露光
し、現像して、パネルの内面にシャドウマスクの電子ビ
ーム通過孔に対応するパターンからなるレジスト膜を形
成する。つぎにそのレジスト膜上に黒色光吸収塗料層を
塗布形成したのち、レジスト膜とともに、その上に塗布
形成された光吸収塗料を剥離して、レジスト膜を反転し
たパターンからなる光吸収層を形成する。その後、この
光吸収層の形成されたパネルの内面に、蛍光体、PVA
およびADCを主成分とする蛍光体スラリ層を塗布形成
し、この蛍光体スラリ層をシャドウマスクを介して露光
し、現像して、任意1色の蛍光体層を形成する。この蛍
光体層の形成を3色蛍光体について繰返すことにより、
3色蛍光体層を形成する。さらに上記光吸収層および3
色蛍光体層上にアルミニウムの蒸着膜を被着形成して蛍
光体スクリーンを形成する。また光吸収層をもたない蛍
光体スクリーンについては、上記3色蛍光体層形成以後
の工程により形成される。
に写真印刷法により蛍光体スクリーンを形成する。たと
えば光吸収層を備える蛍光体スクリーンについては、パ
ネルの内面にポリビニルアルコール(PVA)と重クロ
ム酸アンモニウム(ADC)を主成分とする感光膜を塗
布形成し、この感光膜をシャドウマスクを介して露光
し、現像して、パネルの内面にシャドウマスクの電子ビ
ーム通過孔に対応するパターンからなるレジスト膜を形
成する。つぎにそのレジスト膜上に黒色光吸収塗料層を
塗布形成したのち、レジスト膜とともに、その上に塗布
形成された光吸収塗料を剥離して、レジスト膜を反転し
たパターンからなる光吸収層を形成する。その後、この
光吸収層の形成されたパネルの内面に、蛍光体、PVA
およびADCを主成分とする蛍光体スラリ層を塗布形成
し、この蛍光体スラリ層をシャドウマスクを介して露光
し、現像して、任意1色の蛍光体層を形成する。この蛍
光体層の形成を3色蛍光体について繰返すことにより、
3色蛍光体層を形成する。さらに上記光吸収層および3
色蛍光体層上にアルミニウムの蒸着膜を被着形成して蛍
光体スクリーンを形成する。また光吸収層をもたない蛍
光体スクリーンについては、上記3色蛍光体層形成以後
の工程により形成される。
【0017】一方、ガラスからなる漏斗状のファンネル
の径大部内面およびネックの径大部に隣接する内面に、
炭素を主成分とする導電膜を塗布形成する。さらにこの
ファンネルの封着面(径大部側端面)にフリットガラス
を塗布する。
の径大部内面およびネックの径大部に隣接する内面に、
炭素を主成分とする導電膜を塗布形成する。さらにこの
ファンネルの封着面(径大部側端面)にフリットガラス
を塗布する。
【0018】つぎに上記蛍光体スクリーンが形成されパ
ネルと導電膜の形成されたファンネルとを組合わせて封
着炉に入れて加熱し、上記ファンネルの封着面に塗布さ
れたフリットガラスによりパネルとファンネルとを封着
(接合)する(封着工程)。つぎに上記フリットガラス
により封着されたパネルとファンネルとからなるバルブ
のネック内に、別途組立てられた電子銃を挿入し、ネッ
クと電子銃に取付けられているステムとを溶着して電子
銃を封止する(封止工程)。つぎにこの電子銃の封止さ
れたバルブを排気炉に入れて加熱しながら排気する(排
気工程)。そして排気の後段でバルブ内が高真空度に達
した時点で電子銃のカソードを活性化する。その後、上
記排気されたカラーブラウン管について、ゲッターフラ
ッシュ、カソードのエージング、耐電圧処理、試験調整
などをおこなって製品とする。
ネルと導電膜の形成されたファンネルとを組合わせて封
着炉に入れて加熱し、上記ファンネルの封着面に塗布さ
れたフリットガラスによりパネルとファンネルとを封着
(接合)する(封着工程)。つぎに上記フリットガラス
により封着されたパネルとファンネルとからなるバルブ
のネック内に、別途組立てられた電子銃を挿入し、ネッ
クと電子銃に取付けられているステムとを溶着して電子
銃を封止する(封止工程)。つぎにこの電子銃の封止さ
れたバルブを排気炉に入れて加熱しながら排気する(排
気工程)。そして排気の後段でバルブ内が高真空度に達
した時点で電子銃のカソードを活性化する。その後、上
記排気されたカラーブラウン管について、ゲッターフラ
ッシュ、カソードのエージング、耐電圧処理、試験調整
などをおこなって製品とする。
【0019】図2に特に上記製造方法における封着、封
止、排気の各工程間のバルブの流れを示す。この図にお
いて、40は封着炉、41は電子銃を封止する封止機、42は
排気炉であり、バルブは、搬送コンベア43により封着工
程から封止工程に、また搬送コンベア44により封止工程
から排気工程に搬送される。この場合、この例の製造方
法では、その搬送コンベア43,44に沿って加熱装置を設
置し、封着炉から取出したのち、封止機に供給するまで
の間、および封止機により電子銃を封止したのち、排気
炉に入れるまでの間、搬送コンベア43,44により搬送さ
れるバルブを100〜150℃に保持している。
止、排気の各工程間のバルブの流れを示す。この図にお
いて、40は封着炉、41は電子銃を封止する封止機、42は
排気炉であり、バルブは、搬送コンベア43により封着工
程から封止工程に、また搬送コンベア44により封止工程
から排気工程に搬送される。この場合、この例の製造方
法では、その搬送コンベア43,44に沿って加熱装置を設
置し、封着炉から取出したのち、封止機に供給するまで
の間、および封止機により電子銃を封止したのち、排気
炉に入れるまでの間、搬送コンベア43,44により搬送さ
れるバルブを100〜150℃に保持している。
【0020】表1に封着〜封止工程間および封止〜排気
工程間を100℃に保温してバルブを搬送した場合の各
種バルブ(59cm、66cm、68cmフラットスクエア
管)の温度を示す。また比較のために、表2にその各工
程間を保温することなくおこなっていた従来の場合のバ
ルブ温度を示す。これら表1,2における測定点a,
b,cは、それぞれ図3に示すバルブ46の外表面の温度
であり、a点はパネル47中央部上の点、b点はパネル47
とファンネル48との封着部上の点、c点はファンネル28
の径大部49上の点である。
工程間を100℃に保温してバルブを搬送した場合の各
種バルブ(59cm、66cm、68cmフラットスクエア
管)の温度を示す。また比較のために、表2にその各工
程間を保温することなくおこなっていた従来の場合のバ
ルブ温度を示す。これら表1,2における測定点a,
b,cは、それぞれ図3に示すバルブ46の外表面の温度
であり、a点はパネル47中央部上の点、b点はパネル47
とファンネル48との封着部上の点、c点はファンネル28
の径大部49上の点である。
【0021】
【表1】
【表2】 表1に示したようにバルブの外表面の温度は、位置によ
り若干異なる。概してパネルの温度が最も高く、封着部
およびファンネルの径大部は、それよりも低い。また封
着〜封止工程間および封止〜排気工程間を100℃に保
温してバルブを搬送しても、バルブの外表面の温度は、
工程の進行にともなって若干低下する。しかし封着〜封
止工程間および封止〜排気工程間を100℃に保温して
バルブを搬送すると、表2に示した従来の場合よりもバ
ルブを高い温度に保つことができ、最も温度が低下する
排気炉入口でも、ほぼ100℃に近い温度に保つことが
できる。
り若干異なる。概してパネルの温度が最も高く、封着部
およびファンネルの径大部は、それよりも低い。また封
着〜封止工程間および封止〜排気工程間を100℃に保
温してバルブを搬送しても、バルブの外表面の温度は、
工程の進行にともなって若干低下する。しかし封着〜封
止工程間および封止〜排気工程間を100℃に保温して
バルブを搬送すると、表2に示した従来の場合よりもバ
ルブを高い温度に保つことができ、最も温度が低下する
排気炉入口でも、ほぼ100℃に近い温度に保つことが
できる。
【0022】このようにバルブをほぼ100℃に近い温
度に保持すると、ファンネルの径大部内面およびネック
の径大部に隣接する部分の内面にかけて形成されている
最もガス放出量の多い導電膜からのガス放出が少なくな
り安定化する。またつぎにガス放出量の多いバルブ内面
からのガス放出も少なくなり安定化する。さらにその他
管内部材からのガス放出も少なくなり安定化する。その
結果、排気工程において、バルブおよび各種管内部材か
らの放出ガスを有効に排除して、容易に管内真空度を高
めることができる。これは、バルブを外気よりも高温に
保つことによりバルブ内が+圧となり、外気、特にカソ
ードの電子放出特性に悪影響を及ぼすH2 OやCO2 な
どのガスの進入が防止され、かつ高温のため、各種管内
部材へのガス吸着が低減するためである。その結果、カ
ソードの電子放出特性が良好となり、かつ長寿命のカラ
ーブラウン管とすることができる。
度に保持すると、ファンネルの径大部内面およびネック
の径大部に隣接する部分の内面にかけて形成されている
最もガス放出量の多い導電膜からのガス放出が少なくな
り安定化する。またつぎにガス放出量の多いバルブ内面
からのガス放出も少なくなり安定化する。さらにその他
管内部材からのガス放出も少なくなり安定化する。その
結果、排気工程において、バルブおよび各種管内部材か
らの放出ガスを有効に排除して、容易に管内真空度を高
めることができる。これは、バルブを外気よりも高温に
保つことによりバルブ内が+圧となり、外気、特にカソ
ードの電子放出特性に悪影響を及ぼすH2 OやCO2 な
どのガスの進入が防止され、かつ高温のため、各種管内
部材へのガス吸着が低減するためである。その結果、カ
ソードの電子放出特性が良好となり、かつ長寿命のカラ
ーブラウン管とすることができる。
【0023】さらに上記のように封着−封止および封止
−排気の各工程間を100℃に保温すると、封着後の封
止工程、封止後の排気工程での温度変化を小さくでき、
温度差によるバルブのクラックを軽減できるという効果
が得られる。
−排気の各工程間を100℃に保温すると、封着後の封
止工程、封止後の排気工程での温度変化を小さくでき、
温度差によるバルブのクラックを軽減できるという効果
が得られる。
【0024】
【発明の効果】カラーブラウン管の製造方法において、
封着、封止、排気の各工程間でバルブの温度を100℃
以上に保持すると、バルブおよび管内部材、特にファン
ネルの内面に塗布形成されている炭素を主成分とする導
電膜からのガス放出を安定にすることができる。その結
果、排気工程において、バルブおよび各種管内部材から
の放出ガスを有効に排除して、管内真空度を容易に高め
ることができ、カソードの電子放出特性が良好であり、
かつ長寿命のカラーブラウン管とすることができる。ま
た加熱時、温度差により生ずる熱応力によるバルブのク
ラックを低減することができる、などの効果が得られ
る。
封着、封止、排気の各工程間でバルブの温度を100℃
以上に保持すると、バルブおよび管内部材、特にファン
ネルの内面に塗布形成されている炭素を主成分とする導
電膜からのガス放出を安定にすることができる。その結
果、排気工程において、バルブおよび各種管内部材から
の放出ガスを有効に排除して、管内真空度を容易に高め
ることができ、カソードの電子放出特性が良好であり、
かつ長寿命のカラーブラウン管とすることができる。ま
た加熱時、温度差により生ずる熱応力によるバルブのク
ラックを低減することができる、などの効果が得られ
る。
【図1】この発明の一実施例であるカラーブラウン管の
製造方法を説明するためのフローチャートである。
製造方法を説明するためのフローチャートである。
【図2】その封着、封止、排気の各工程間のバルブの流
れを示す図である。
れを示す図である。
【図3】カラーブラウン管のバルブ外表面の温度測定点
を示す図である。
を示す図である。
【図4】カラーブラウン管の構成を示す図である。
【図5】従来のカラーブラウン管の製造方法における封
着、封止、排気の各工程間のバルブの流れを示す図であ
る。
着、封止、排気の各工程間のバルブの流れを示す図であ
る。
【図6】ファンネルの内面に塗布形成された内面導電膜
のガス放出特性を示す図である。
のガス放出特性を示す図である。
【図7】ガラス製バルブのガス放出特性を示す図であ
る。
る。
【図8】バルブおよび管内部材のガス放出の変化による
排気効率の変化を示す図である。
排気効率の変化を示す図である。
43…搬送コンベア 44 搬送コンベア 46…バルブ 47…パネル 48…ファンネル
Claims (1)
- 【請求項1】 内面に蛍光体スクリーンが形成されかつ
この蛍光体スクリーンに対向してシャドウマスクが装着
されたパネルと内面に炭素を主成分とする導電膜の形成
されたファンネルとを封着してバルブを形成する封着工
程と、上記封着されたファンネルのネック内に電子銃を
封止する封止工程と、上記電子銃の封止されたバルブを
排気する排気工程とを備えるカラーブラウン管の製造方
法において、 上記封着、封止、排気の各工程間でバルブの温度をほぼ
100℃以上に保持することを特徴とするカラーブラウ
ン管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4310667A JPH06162929A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | カラーブラウン管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4310667A JPH06162929A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | カラーブラウン管の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06162929A true JPH06162929A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=18008013
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4310667A Pending JPH06162929A (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | カラーブラウン管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06162929A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09149441A (ja) * | 1995-11-27 | 1997-06-06 | Nec Shizuoka Ltd | 表示機能付無線呼出受信機 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP4310667A patent/JPH06162929A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09149441A (ja) * | 1995-11-27 | 1997-06-06 | Nec Shizuoka Ltd | 表示機能付無線呼出受信機 |
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