JPH0616491A - シリコン単結晶引上げ装置 - Google Patents
シリコン単結晶引上げ装置Info
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- JPH0616491A JPH0616491A JP9704393A JP9704393A JPH0616491A JP H0616491 A JPH0616491 A JP H0616491A JP 9704393 A JP9704393 A JP 9704393A JP 9704393 A JP9704393 A JP 9704393A JP H0616491 A JPH0616491 A JP H0616491A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シリコン単結晶引上げ装置内の黒鉛製部品に
SiO起因物質が析出するのを防止して黒鉛部品の劣化
を防止し、引上げ装置の使用継続期間を大幅に延ばすこ
とができ、装置の解体・再組立が簡略化できる装置を提
供する。 【構成】 チョクラルスキー法により不活性ガス雰囲気
中でシリコン単結晶を引上げる装置であって、シリコン
溶融体2を収容するルツボ1と、ルツボ1の外周に設け
られたヒーター3と、ルツボ1を収納する引上げ室6を
形成する外装体14と、引上げ室6の上方に設けられた
不活性ガス導入部15と、前記不活性ガス導入部15か
ら離隔しかつ引上げ室6上方の位置に設けられた不活性
ガス排気部16とを有することを特徴とする。
SiO起因物質が析出するのを防止して黒鉛部品の劣化
を防止し、引上げ装置の使用継続期間を大幅に延ばすこ
とができ、装置の解体・再組立が簡略化できる装置を提
供する。 【構成】 チョクラルスキー法により不活性ガス雰囲気
中でシリコン単結晶を引上げる装置であって、シリコン
溶融体2を収容するルツボ1と、ルツボ1の外周に設け
られたヒーター3と、ルツボ1を収納する引上げ室6を
形成する外装体14と、引上げ室6の上方に設けられた
不活性ガス導入部15と、前記不活性ガス導入部15か
ら離隔しかつ引上げ室6上方の位置に設けられた不活性
ガス排気部16とを有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコン単結晶引上げ
装置に関し、より詳しくは、長期間に亘る引上げ操業に
よっても引上げ装置内において汚染がきらわれる部材へ
の不要物質の析出をなくし、該部材を使用可能な期間を
延長させ、清掃・解体作業が簡略できるシリコン単結晶
引上げ装置に関する。
装置に関し、より詳しくは、長期間に亘る引上げ操業に
よっても引上げ装置内において汚染がきらわれる部材へ
の不要物質の析出をなくし、該部材を使用可能な期間を
延長させ、清掃・解体作業が簡略できるシリコン単結晶
引上げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子は、高純度シリコン単結晶棒
より得られる基板から作られることは良く知られてい
る。高純度単結晶棒は、ダイヤモンド刃により、スライ
シングされ、さらにはラッピング、化学薬品によるエッ
チング、次いで鏡面仕上げ加工を経て、例えば、半導体
集積回路等の始発材料基板として使われる。
より得られる基板から作られることは良く知られてい
る。高純度単結晶棒は、ダイヤモンド刃により、スライ
シングされ、さらにはラッピング、化学薬品によるエッ
チング、次いで鏡面仕上げ加工を経て、例えば、半導体
集積回路等の始発材料基板として使われる。
【0003】近年、半導体技術の進歩に伴って、ドーパ
ント濃度、ドーパント以外の不純物の濃度、格子欠陥密
度等をより精密に制御する必要性が増大し、それに伴
い、半導体単結晶引上げ装置も上記精密な制御が可能で
あるとともに、そのような精密制御を長期に亘って行な
え、清掃・解体等の作業ができるだけ少ないものが要求
されるようになってきている。
ント濃度、ドーパント以外の不純物の濃度、格子欠陥密
度等をより精密に制御する必要性が増大し、それに伴
い、半導体単結晶引上げ装置も上記精密な制御が可能で
あるとともに、そのような精密制御を長期に亘って行な
え、清掃・解体等の作業ができるだけ少ないものが要求
されるようになってきている。
【0004】従来より、シリコン単結晶の引上げにはチ
ョクラルスキー法が採用されており、その一例を図2に
示す。図2において、1はシリコン溶融体2を収容する
ルツボであり、3はルツボ1の外周に設けられたヒータ
ー、4はヒーター3の外周に設けられた断熱シールド、
5は引上げられつつあるシリコン単結晶である。
ョクラルスキー法が採用されており、その一例を図2に
示す。図2において、1はシリコン溶融体2を収容する
ルツボであり、3はルツボ1の外周に設けられたヒータ
ー、4はヒーター3の外周に設けられた断熱シールド、
5は引上げられつつあるシリコン単結晶である。
【0005】チョクラルスキー法によりシリコン単結晶
を製造する際、ルツボ1として石英製のルツボが用いら
れるため、石英製のルツボからシリコン溶融体中に酸素
が溶解し、それがシリコン単結晶中に取込まれることが
知られている。これは、石英ルツボ中に収容されたシリ
コン溶融体の熱対流や引上げ中のルツボの回転により生
じる強制対流により、シリコン溶融体が石英ルツボに作
用し、石英ルツボを形成するSiO2 とSiとの反応を
起こし、この反応によりSiOが発生し、このSiOが
一旦溶融体中に取り込まれ、SiOの大部分が溶融体表
面より蒸発し、残分がシリコン単結晶中に取り込まれる
ことにより生じるものである。
を製造する際、ルツボ1として石英製のルツボが用いら
れるため、石英製のルツボからシリコン溶融体中に酸素
が溶解し、それがシリコン単結晶中に取込まれることが
知られている。これは、石英ルツボ中に収容されたシリ
コン溶融体の熱対流や引上げ中のルツボの回転により生
じる強制対流により、シリコン溶融体が石英ルツボに作
用し、石英ルツボを形成するSiO2 とSiとの反応を
起こし、この反応によりSiOが発生し、このSiOが
一旦溶融体中に取り込まれ、SiOの大部分が溶融体表
面より蒸発し、残分がシリコン単結晶中に取り込まれる
ことにより生じるものである。
【0006】このSiOは、生成するシリコン単結晶中
の格子間酸素濃度を引き上げ、ある場合は欠陥の原因と
なり、他の場合はゲッター効果を発現することとなるた
め、結晶中に取り込まれる酸素濃度は高精度でコントロ
ールされる必要性がある。
の格子間酸素濃度を引き上げ、ある場合は欠陥の原因と
なり、他の場合はゲッター効果を発現することとなるた
め、結晶中に取り込まれる酸素濃度は高精度でコントロ
ールされる必要性がある。
【0007】そこで、引上げ室6を完全密閉系とすると
シリコン溶融体から蒸発したSiOは、シリコン溶融体
中に再融解するし、また、引上げ室6内のSiO濃度が
刻々と変化するため、一定酸素濃度の単結晶を引上げる
ことは困難になる。そのため、引上げ室6内に不活性ガ
ス7を導入し、引上げ室6内のSiOを同伴させて流出
させ、引上げ室6内のSiO濃度を定常状態にすること
が行なわれている。
シリコン溶融体から蒸発したSiOは、シリコン溶融体
中に再融解するし、また、引上げ室6内のSiO濃度が
刻々と変化するため、一定酸素濃度の単結晶を引上げる
ことは困難になる。そのため、引上げ室6内に不活性ガ
ス7を導入し、引上げ室6内のSiOを同伴させて流出
させ、引上げ室6内のSiO濃度を定常状態にすること
が行なわれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図2に示す
従来のシリコン単結晶引上げ装置においては、引上げ室
6の上方から不活性ガス7を流し、シリコン溶融体2表
面に接融させた後は、ルツボ1とヒーター3との間に形
成された間隙9a、ヒーター3と断熱シールド4との間
に形成された間隙9bを通り、排気孔10、バルブ11
を経て真空ポンプ12により系外に放出され、この際、
ヒーター3、断熱シールド4の表面にSiOに起因する
析出物が多量に付着することとなる。
従来のシリコン単結晶引上げ装置においては、引上げ室
6の上方から不活性ガス7を流し、シリコン溶融体2表
面に接融させた後は、ルツボ1とヒーター3との間に形
成された間隙9a、ヒーター3と断熱シールド4との間
に形成された間隙9bを通り、排気孔10、バルブ11
を経て真空ポンプ12により系外に放出され、この際、
ヒーター3、断熱シールド4の表面にSiOに起因する
析出物が多量に付着することとなる。
【0009】ここで、ヒーター3や断熱シールド4は、
黒鉛製であり、SiO起因物質の析出により劣化した
り、あるいは操業終了後の析出物除去作業を行なわなけ
ればならなかったりし、その場合、引上げ装置の解体・
再組立を行なわねばならず、そのために多くの人手と時
間を要するという問題があった。
黒鉛製であり、SiO起因物質の析出により劣化した
り、あるいは操業終了後の析出物除去作業を行なわなけ
ればならなかったりし、その場合、引上げ装置の解体・
再組立を行なわねばならず、そのために多くの人手と時
間を要するという問題があった。
【0010】本発明は、上記の点を解決しようとするも
ので、その目的は、黒鉛製の部品にSiO起因物質が析
出するのを防止して黒鉛部品のSiO起因物質の析出に
よる劣化を防止し、また、黒鉛部品からの析出物除去作
業をなくすか、あるいは極端に少なくすることができ、
さらには、黒鉛製部品の解体・再組立を行なわずに、操
業できる期間を大幅に延ばすことができ、また、黒鉛製
部品への析出物が少ないため、解体・再組立が簡略化さ
れ、大型化が可能になり、引上げ可能なシリコン単結晶
棒の径も大型化することができるシリコン単結晶の引上
げ装置を提供することにある。
ので、その目的は、黒鉛製の部品にSiO起因物質が析
出するのを防止して黒鉛部品のSiO起因物質の析出に
よる劣化を防止し、また、黒鉛部品からの析出物除去作
業をなくすか、あるいは極端に少なくすることができ、
さらには、黒鉛製部品の解体・再組立を行なわずに、操
業できる期間を大幅に延ばすことができ、また、黒鉛製
部品への析出物が少ないため、解体・再組立が簡略化さ
れ、大型化が可能になり、引上げ可能なシリコン単結晶
棒の径も大型化することができるシリコン単結晶の引上
げ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のシリコン単結晶
引上げ装置は、チョクラルスキー法により不活性ガス雰
囲気中でシリコン単結晶を引上げる装置であって、シリ
コン溶融体を収容するルツボと、ルツボの外周に設けら
れたヒーターと、ルツボを収納する引上げ室を形成する
外装体と、引上げ室の上方に設けられた不活性ガス導入
部と、前記不活性ガス導入部から離隔しかつ引上げ室上
方の位置に設けられた不活性ガス排気部とを有すること
を特徴とする。
引上げ装置は、チョクラルスキー法により不活性ガス雰
囲気中でシリコン単結晶を引上げる装置であって、シリ
コン溶融体を収容するルツボと、ルツボの外周に設けら
れたヒーターと、ルツボを収納する引上げ室を形成する
外装体と、引上げ室の上方に設けられた不活性ガス導入
部と、前記不活性ガス導入部から離隔しかつ引上げ室上
方の位置に設けられた不活性ガス排気部とを有すること
を特徴とする。
【0012】次に、図面に従い、より詳細に本発明を説
明する。図1は本発明に係るシリコン単結晶引上げ装置
の概略の構成を示す説明図である。図1において、2は
シリコン溶融体、1はシリコン溶融体2を収容するルツ
ボ、3はルツボ1の外周に設けられたヒーター、6は引
上げ室、14は引上げ室6を形成する外装体、15は引
上げ室6内上方に設けられた不活性ガス導入部、16は
前記不活性ガス導入部15から離隔し、かつ引上げ室6
の上方の位置に設けられた不活性ガス排気部、4はヒー
ター3の外周に設けられた断熱シールドである。
明する。図1は本発明に係るシリコン単結晶引上げ装置
の概略の構成を示す説明図である。図1において、2は
シリコン溶融体、1はシリコン溶融体2を収容するルツ
ボ、3はルツボ1の外周に設けられたヒーター、6は引
上げ室、14は引上げ室6を形成する外装体、15は引
上げ室6内上方に設けられた不活性ガス導入部、16は
前記不活性ガス導入部15から離隔し、かつ引上げ室6
の上方の位置に設けられた不活性ガス排気部、4はヒー
ター3の外周に設けられた断熱シールドである。
【0013】不活性ガス排気部16は、排気孔20と真
空ポンプ12とバルブ11により構成され、引上げ室6
内の気圧よりも僅かに低く目になるように、制御してあ
る。これにより引上げ室6から不活性ガス排気部16へ
の気流が生じる。
空ポンプ12とバルブ11により構成され、引上げ室6
内の気圧よりも僅かに低く目になるように、制御してあ
る。これにより引上げ室6から不活性ガス排気部16へ
の気流が生じる。
【0014】石英製のルツボ1に収容したシリコン溶融
体2に種結晶(図示せず)を浸漬し、ルツボ1と種結晶
を回転しつつ、種結晶にシリコンを析出させて結晶成長
を行う。ここで、ルツボ1内のシリコン溶融体2は、加
熱による温度差に基づく密度の偏りにより熱対流を生
じ、またルツボ1及びシリコン単結晶5の回転に伴う強
制対流も生じる。そして、これらの対流によりシリコン
溶融体2はルツボ1の壁面を摩擦し、石英製のルツボ1
を溶解して酸素を取り込む。ここで、引上げ室6内は1
00mbar以下の減圧にされ、かつ引上げ室の上方に
設けられた不活性ガス導入部からアルゴンガスのごとき
不活性ガス7が流される。
体2に種結晶(図示せず)を浸漬し、ルツボ1と種結晶
を回転しつつ、種結晶にシリコンを析出させて結晶成長
を行う。ここで、ルツボ1内のシリコン溶融体2は、加
熱による温度差に基づく密度の偏りにより熱対流を生
じ、またルツボ1及びシリコン単結晶5の回転に伴う強
制対流も生じる。そして、これらの対流によりシリコン
溶融体2はルツボ1の壁面を摩擦し、石英製のルツボ1
を溶解して酸素を取り込む。ここで、引上げ室6内は1
00mbar以下の減圧にされ、かつ引上げ室の上方に
設けられた不活性ガス導入部からアルゴンガスのごとき
不活性ガス7が流される。
【0015】シリコン溶融体2に取り込まれた酸素は、
SiOとなって蒸発する。引上げ室6上方から導入され
た不活性ガス7は、引上げ室6内のSiOとともに不活
性ガス排気部16から排出される。
SiOとなって蒸発する。引上げ室6上方から導入され
た不活性ガス7は、引上げ室6内のSiOとともに不活
性ガス排気部16から排出される。
【0016】
【作用】引上げ室の上方に不活性ガス導入部が設けら
れ、前記不活性ガス導入部から離隔し、かつ引上げ室上
方の位置に設けられた不活性ガス排気部が設けられてい
るために、不活性ガス導入部から不活性ガス排気部に至
る不活性ガスの気流が引上げ室上方に形成され、かつ、
この気流は引上げ室内の汚染がきらわれる部材に接触す
るものではないので、ルツボ中のシリコン溶融体から発
生し、引上げ室上方に拡散してきたSiOは上記気流に
伴われて、不活性ガス排気部より排出される。ここで、
SiOはシリコン溶融体より静かに蒸発し、しかも引上
げ室上方へ向かう経路の断面積は非常に大きいために、
SiOが引上げ室上方に行くまでに引上げ室内の部材表
面に衝突する確率は非常に小さく、よって、引上げ室内
の黒鉛製部材等へのSiO起因物質の析出は非常に低く
抑えられる。
れ、前記不活性ガス導入部から離隔し、かつ引上げ室上
方の位置に設けられた不活性ガス排気部が設けられてい
るために、不活性ガス導入部から不活性ガス排気部に至
る不活性ガスの気流が引上げ室上方に形成され、かつ、
この気流は引上げ室内の汚染がきらわれる部材に接触す
るものではないので、ルツボ中のシリコン溶融体から発
生し、引上げ室上方に拡散してきたSiOは上記気流に
伴われて、不活性ガス排気部より排出される。ここで、
SiOはシリコン溶融体より静かに蒸発し、しかも引上
げ室上方へ向かう経路の断面積は非常に大きいために、
SiOが引上げ室上方に行くまでに引上げ室内の部材表
面に衝突する確率は非常に小さく、よって、引上げ室内
の黒鉛製部材等へのSiO起因物質の析出は非常に低く
抑えられる。
【0017】
【実施例】次に、実施例を挙げてさらに詳細に本発明を
説明する。 実施例1 図1に示した単結晶引上げ装置を用いて、直径4イン
チ、軸方位〈100〉のシリコン単結晶棒を引上げた。
石英製のルツボ1の内径は14インチ、引上げ室6内の
気圧は100mbarとし、石英製のルツボ1を8rp
m、種結晶を25rpmで互いに逆方向に回転しつつシ
リコン単結晶5を引上げた。また、不活性ガスとして
は、アルゴンガスを110Nl/minの流速で引上げ
室6内に流入した。また、SiOの析出量を比較するた
め、図1中A及びBに直径100mm、厚み5mmの黒
鉛板を放置した。この条件で、69.67時間引上げ操
作を行い、図1における黒鉛板A,B及びヒーター3の
重量増加を調べた。黒鉛板A,B及びヒーター3のいず
れも重量の増加がなく、SiOが析出していないことが
わかった。また、引上げられたシリコン単結晶中の酸素
濃度をFT−IR法(フーリエ変換赤外分光法)により
測定したところ、下記比較例1に比べ約0.5ppma
低いことがわかった。さらに、シリコン単結晶中の欠陥
(OSF密度)は比較例1に比較して同等かやや少な
く、カーボン濃度についても、比較例1と比較して特に
差は認められなかった。
説明する。 実施例1 図1に示した単結晶引上げ装置を用いて、直径4イン
チ、軸方位〈100〉のシリコン単結晶棒を引上げた。
石英製のルツボ1の内径は14インチ、引上げ室6内の
気圧は100mbarとし、石英製のルツボ1を8rp
m、種結晶を25rpmで互いに逆方向に回転しつつシ
リコン単結晶5を引上げた。また、不活性ガスとして
は、アルゴンガスを110Nl/minの流速で引上げ
室6内に流入した。また、SiOの析出量を比較するた
め、図1中A及びBに直径100mm、厚み5mmの黒
鉛板を放置した。この条件で、69.67時間引上げ操
作を行い、図1における黒鉛板A,B及びヒーター3の
重量増加を調べた。黒鉛板A,B及びヒーター3のいず
れも重量の増加がなく、SiOが析出していないことが
わかった。また、引上げられたシリコン単結晶中の酸素
濃度をFT−IR法(フーリエ変換赤外分光法)により
測定したところ、下記比較例1に比べ約0.5ppma
低いことがわかった。さらに、シリコン単結晶中の欠陥
(OSF密度)は比較例1に比較して同等かやや少な
く、カーボン濃度についても、比較例1と比較して特に
差は認められなかった。
【0018】比較例1 図2に示したような従来のシリコン単結晶引上げ装置を
用いた以外は実施例1と同様にして、シリコン単結晶を
引上げた。26.67時間引上げ操作を行い、図2にお
ける黒鉛板A,B及びヒーター3の重量増加を調べたと
ころ、ヒーター3の重量増加はなかったが、黒鉛板Aは
46.4mgの増加、黒鉛板Bは3.3mgの増加を示
した。
用いた以外は実施例1と同様にして、シリコン単結晶を
引上げた。26.67時間引上げ操作を行い、図2にお
ける黒鉛板A,B及びヒーター3の重量増加を調べたと
ころ、ヒーター3の重量増加はなかったが、黒鉛板Aは
46.4mgの増加、黒鉛板Bは3.3mgの増加を示
した。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係るシリコン単結晶引上げ装置によれば、引上げ室の上
方に設けられた不活性ガス導入部と、前記不活性ガス導
入部から離隔し、かつ引上げ室上方の位置に設けられた
不活性ガス排気部を有するため、不活性ガス導入部から
不活性ガス排気部に至る不活性ガスの気流が引上げ室上
方に形成され、かつ、この気流は引上げ室内の汚染がき
らわれる部材に接触するものではないので、ルツボ中の
シリコン溶融体から発生し、引上げ室上方に拡散してき
たSiOは上記気流に伴われて、不活性ガス排気部より
排出され、黒鉛製部材のような引上げ装置内の各部材へ
のSiO起因物質の析出が防止されるとともに、SiO
起因物質の析出による劣化を防止し、また、引上げ装置
内の各部材からの析出物除去作業をなくすか、あるいは
極端に少なくすることができ、さらには引上げ装置の解
体・再組立を行なわずに操業できる期間を大幅に延長す
ることができ、また、SiO起因物質が析出する部材が
少ないため、解体・再組立の作業が簡略化され、大型化
が可能となり、引上げ可能なシリコン単結棒の径も大型
化することができる。そして、このような利点は、引上
げられる単結晶棒の品質を良好に保ったまま可能であ
る。
係るシリコン単結晶引上げ装置によれば、引上げ室の上
方に設けられた不活性ガス導入部と、前記不活性ガス導
入部から離隔し、かつ引上げ室上方の位置に設けられた
不活性ガス排気部を有するため、不活性ガス導入部から
不活性ガス排気部に至る不活性ガスの気流が引上げ室上
方に形成され、かつ、この気流は引上げ室内の汚染がき
らわれる部材に接触するものではないので、ルツボ中の
シリコン溶融体から発生し、引上げ室上方に拡散してき
たSiOは上記気流に伴われて、不活性ガス排気部より
排出され、黒鉛製部材のような引上げ装置内の各部材へ
のSiO起因物質の析出が防止されるとともに、SiO
起因物質の析出による劣化を防止し、また、引上げ装置
内の各部材からの析出物除去作業をなくすか、あるいは
極端に少なくすることができ、さらには引上げ装置の解
体・再組立を行なわずに操業できる期間を大幅に延長す
ることができ、また、SiO起因物質が析出する部材が
少ないため、解体・再組立の作業が簡略化され、大型化
が可能となり、引上げ可能なシリコン単結棒の径も大型
化することができる。そして、このような利点は、引上
げられる単結晶棒の品質を良好に保ったまま可能であ
る。
【図1】本発明に係るシリコン単結晶引上げ装置の概略
構成を示す縦断面図である。
構成を示す縦断面図である。
【図2】従来のシリコン単結晶引上げ装置の概略構成を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
1 ルツボ 2 シリコン溶融体 3 ヒーター 4 断熱シールド 5 シリコン単結晶 6 引上げ室 7 不活性ガス 9a,9b 間隙 10 排気孔 11 バルブ 12 真空ポンプ 14 外装体 15 不活性ガス導入部 16 不活性ガス排気部 20 排気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庭山 正 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越半 導体株式会社磯部工場内 (72)発明者 小田 哲宏 福井県武生市北府2丁目13番50号 信越半 導体株式会社武生工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 チョクラルスキー法により不活性ガス雰
囲気中でシリコン単結晶を引上げる装置であって、シリ
コン溶融体を収容するルツボと、ルツボの外周に設けら
れたヒーターと、ルツボを収納する引上げ室を形成する
外装体と、引上げ室の上方に設けられた不活性ガス導入
部と、前記不活性ガス導入部から離隔しかつ引上げ室上
方の位置に設けられた不活性ガス排気部とを有すること
を特徴とするシリコン単結晶引上げ装置。 - 【請求項2】 不活性ガス導入部が引上げ室上方の中央
に設けられ、不活性ガス排気部が引上げ室上方の隅に設
けられることを特徴とする請求項1に記載のシリコン単
結晶引上げ装置。 - 【請求項3】 不活性ガス導入部が引上げ室に設けら
れ、不活性ガス排気部が引上げ室の2箇所以上に設けら
れることを特徴とする請求項2に記載のシリコン単結晶
引上げ装置。 - 【請求項4】 引上げ室の2箇所以上に設けられた不活
性ガス排気部が、引上げ室の中央軸心の略対称位置に配
置され、複数組の2個の該不活性ガス排気部対を形成す
ることを特徴とする請求項3に記載のシリコン単結晶引
上げ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9704393A JPH0616491A (ja) | 1992-03-31 | 1993-03-31 | シリコン単結晶引上げ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10555692 | 1992-03-31 | ||
| JP4-105556 | 1992-03-31 | ||
| JP9704393A JPH0616491A (ja) | 1992-03-31 | 1993-03-31 | シリコン単結晶引上げ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0616491A true JPH0616491A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=26438245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9704393A Pending JPH0616491A (ja) | 1992-03-31 | 1993-03-31 | シリコン単結晶引上げ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616491A (ja) |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP9704393A patent/JPH0616491A/ja active Pending
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